秋季リーグ戦開幕! 幸先よく筑波大に快勝/秋季関東学生1部リーグ戦

2015.09.08
秋季リーグ戦開幕! 幸先よく筑波大に快勝/秋季関東学生1部リーグ戦
秋季リーグ戦が開幕し、初戦は筑波大との対戦となった。1番手を任された町飛鳥(商3=青森山田)が先陣を切り勝利を収めると、続く2番手松下海輝(商4=希望が丘)、3番手酒井明日翔(政経1=帝京)もその勢いに乗り3連勝。最後は初ペアとなった有延大夢(商3=野田学園)・渡辺裕介(商1=明徳義塾)組が勝利し、ストレート勝ちといういい形で次戦につないだ。

 重要な役目を見事果たした。リーグ戦の初戦のトップに起用された町。調子が良いとは言えず、1ゲーム目こそ苦しむもののなんとか粘り勝ち。それから尻上がりに調子を上げ、終わってみればストレートでの勝利。チームを勢いづかせた。今夏の団体インカレでは町の不調が響き優勝を逃した。だからこそ基礎練習からやり直し、今大会までに不振を脱却。「今年1年はエース格として扱う」と髙山幸信監督は期待を寄せている。特に今大会は丹羽孝希(政経3=青森山田)、森薗政崇(政経2=青森山田)が国際大会とのスケジュールの関係で出場せず「僕がしっかりしていないといけない」と町。責任感を胸にチームをけん引する。

 2番手は松下。1セット目にシーソーゲームを制すと、2セット目でも15-13の熱戦を制した。3セット目こそ落とすが、4セット目をきっちり取り勝利。雄叫びやガッツポーズなど、気迫を全面に押し出すプレースタイルでチームを鼓舞した。4年生のため、今大会が最後のリーグ戦となる。「何度出ても緊張する」という松下だが、現在積み重ねてきた勝数は堂々の26勝。28勝すると貰える特別賞まであと2勝と迫った。
 圧巻の試合運びだった。「今までより全然(調子が)いい」と話した酒井。その言葉通りフォア、バックともに抜群の精度で、相手につけ入るスキを与えずストレートでの勝利。打てば決まるとさえ思える破壊力抜群のプレーをしてみせた。

 公式戦で初のペアとなった有延・渡辺組だったが、抜群のコンビネーションを見せた。特に両者ともにバックハンドが冴え、相手が打ちづらいところへ狙い打ちし得点を重ねていった。出だしから主導権を握り、終わってみれば危なげなく勝利。チームのストレート勝ちの締めを飾った。今季の明大は、団体でのダブルスがほとんど急造ペアだった。だが春リーグ、インカレとは違い、有延・渡辺組には2週間以上の準備期間があった。今日の勝利は練習通りの成果。ダブルスという重要な役割を担う2人の活躍が優勝へのカギとなる。

 2日目は埼玉工大と駒大との対戦だ。「ここからどんどん相手が強くなっていく」と監督、選手は口をそろえ、気を引き締めた。今日の快勝で気を抜かず、春に達成した全勝優勝を秋季リーグ戦でも飾ってみせる。

[木村亮]