日女体大に力負け リーグ戦2敗目を喫す/関東大学女子2部リーグ戦

日女体大に力負け リーグ戦2敗目を喫す/関東大学女子2部リーグ戦
 前日に待望の2部初勝利を挙げ臨んだこの日。出だしでつまずくと日女体大のプレスに飲まれ、なかなかペースをものにできない。北浦彩加(国際4=大津)の1対1やチームディフェンスで盛り返しを図るが、結局一度もリードを奪えないまま45―66で日女体大に敗戦。ここまで3戦を終えて1勝2敗とした。

1対1で得点を量産した北浦<
1対1から得点を量産した北浦

 スターターは、川副舞主将(理工4=富士学苑)、藤野希生(国際1=埼玉栄)、伴真衣香(文4=東京成徳)、北浦、萱沼史織(情コミ3=埼玉栄)。

 上位校の圧力に圧倒された。立ち上がりから粘り強いディフェンスでボールを奪いゴールに向かったが、相手の強いプレスを受け自分たちのペースに持ち込めず単発なシュートが増える。一方、日女体大には合わせやゴール下での自由なプレーを許してしまい、開始5分で2―10と大きくリードされてしまう。第2クオーターこそ、北浦のパワープレーもあり相手を上回ったが、リバウンドや1対1で完全に上回られ、その後もリズムをつかめない。そのまま相手の強いフィジカルに屈することとなった。
 ミスのない戦いがカギとなる。この日も相手のプレッシャーに苦しみ、自分たちのオフェンスの形に持っていくことができなかった。前日の学芸大戦でもオールコートプレスの対応に苦しみ、リズムを崩す場面が見られた。強いプレッシャーの中でもミスを減らし、落ち着いて自分たちのペースをつくることが上位校との戦いでは求められる。

 力と技で大暴れした。16点のビハインドを抱え、迎えた第2クオーター。北浦が得意の1対1で魅せた。45度でのジャンプシュートに、ゴール下でパスを受けてのフックシュート。このピリオド11点中9点を北浦の左手が生み出した。「一番のキープレーヤーだった」と川副は絶賛。本人も「1対1で結構通用する部分があるなと感じたのでもっともっと頑張っていきたい」と納得の表情を見せた。

 1次リーグ7戦中3戦を終え2勝1敗。Aブロックは3勝が3校、1勝2敗が明大を含め3校、3敗が2校だ。このうち4校が2次リーグで上位リーグに進むことができる。目標の「2部上位」を果たすため、もう負けは許されない。「全員で残り4戦勝ちに行きたい」(川副)。全勝で残り試合を終え、悲願の2部上位を手繰り寄せる。

[吉川真澄]

試合後のコメント
平田HC

「出だしのタイムアウトのタイミングをミスってしまった。あのミスが最後まで尾を引いてしまって自分たちのペースに持っていくことが厳しかった。あとリバウンドが取れなかったし向こうは1対1のあとの処理がうまくてそこの対処がうまくできたなかったのが今日の敗因だと思う。リバウンドをぴしっと取っていければいい試合はできたはずだった。なかなか失点を1桁に持っていくことができなかったので、1桁に持っていければ向こうも焦り出すしいい展開になったと思う。向こうがミスしてくれてもそのチャンスを生かせなかったのがこっちのペースに持っていくことができなかった原因の一つでもある。プレッシャーが強かった。1対1で抜けきれないから合わせで入ってくるようにとは言ったんだけどそれもなかなかできなかった。もう切り替えるしかない。(来週は)勝ちますよ。当然全勝、それぐらいの気持ちでやっていきます」

川副主将
「出だしで8―2まで行ったのがちょっと痛かったと思う。やっぱり自分たちを流れをつくるには先取点だったり自分たちがシュートを打つことだと思うんですけど今日はそれができなくて最初から相手のペースで4ピリまで終わった感じがする。ディフェンスは今日は悪くなかったと思う。1対1も簡単に抜かれるということは昨日より減ったと思うし、24秒で止めたりもできたのでディフェンスは今日は良かった。本人のペースが良かったのか(シュートが)入ってたので使ってあげようかなと思ったんですけど中に入れるのが難しかった。相手の寄りが速くてドライブしてもすぐ寄ってきたりしたのでパスをうまくさばけなかった。でも今日は北浦に救われたと思う。要所要所で決めてくれていたので一番のキープレーヤーだった。飛び込みのリバウンドが向こうは強くてガードでも誰でも飛び込んできた。残り4試合は全部自分たちが勝つんだという気持ちでやらないといけないし、全員で残り4戦勝ちに行きたい。今日みたいな出だしだと駄目だと思うのでどれだけ自分たちのペースで試合ができるかというのと、オフェンスの時間をできるだけ長くとって、今まで自分たちがやってきた明治のバスケを40分間やることがキーポイントだと思うので、明治のバスケをとにかくやりたい」

北浦
「当たりが強くてハイポストでなかなか前に入れなかったりしたので当たり負けしていたなと思う。でもやっぱりワンテンポ遅かったりしてパスカットしてファウルになっちゃったりというのも多かったのでワンテンポ遅れないようにやっていかなきゃいけない。ゴリゴリで。ディフェンスもオフェンスも。やっぱりコウがすごい中やられないように守ってくれたりオフェンスで面取ってたりしたのでそれを見習わないといけないと思う。(第2クオーターは)結構点差が開いていたので絶対詰めてやるという気持ちで1対1をやった。強気でやればちゃんと決められるということが分かったので今後も試合も強気を忘れずにやっていきたい。1対1で結構通用する部分があるなと感じたのでもっともっと頑張っていきたい。(残り4戦)もう絶対落とせない。上位を狙っていきたいので明後日からの練習でスクリーンアウトを徹底するだとかディフェンスのローテーションとか昨日今日出た反省点を修正していきたい」