細田 4年ぶりの好タイム/日本学生選手権

2015.09.06
 男子総合3位からの巻き返しを計り、インカレ2日目が行われた。400mメドレーリレーは優勝を逃すも銅メダルを獲得。個人で表彰台に上がれなかったが、200m個人メドレーで川上真生(商2=筑陽学園)が自己ベストを更新し5位入賞と健闘した。初日に引き続き総合順位は3位だがトップとの差を8点までに追い上げ、優勝は射程圏内となった。
 一方女子は100mバタフライで細田梨乃(情コミ2=湘南工科大付)が58秒88という好タイムで2位に入賞した。

細田 レース後に満面の笑み
 見事、有言実行を果たした。インカレの1日目終了後、100mバタフライでは「インターナショナルCのタイム58秒89を超えたい」と細田。わずか0秒04差で優勝を逃すもタイムは58秒88。0秒01ではあるが目標とするタイムを割ることができ笑顔を見せた。
 50mの折り返し地点では27秒97で4位。トップとの差0秒30をラスト25m地点で追い上げると、隣のコースを泳ぐ小林(大阪教育大)と一騎打ちへ。タッチの差で負けるも「順位を悔しいと思わないといけないが、4年ぶりに58秒台が出て嬉しい」。インターナショナルの標準タイムを超えたことでオリンピックの選考会に向けても実りのあるレースとなった。
 インカレ最終日は個人種目の出場は無く、800mフリーリレーのみ出場の細田。ネイルを明大カラーにし気合いは十分。「チームのためだけに頑張る」と総合3位を目指す。

男子リレー3位にも笑顔なし
 昨年に続く銅メダル獲得も、悔しさの残るレースとなった。1泳の工藤優介(政経4=桐光学園)が3位で引き継ぐと、100m平泳ぎを制した小日向一輝(商3=千葉商科大付)の力泳で2位に浮上。だが、優勝した中京大との差はなかなか縮まらなかった。アンカー勝負では猛追してきた早大にかわされ3位に沈んだ。
 表彰台に上がり歓喜の輪ができた前回。それから同じメンバーで臨んだだけに、優勝の期待も高かった。「みんなの顔を見て、本当に優勝を狙っていたんだと伝わってきた」とバラフライを泳いだ平井健太(商3=千葉商科大付)は唇をかんだ。それでも総合優勝を狙う中で「3位という結果は決して悪くはない」(平井健)と前を向く。前日の400mリレーで失格していただけに、配点が倍となるリレーで最低限の役割を果たした。

関根理沙(営4=神奈川総合) B決勝進出も思うような結果は出せず
「久々の2回泳ぐチャンスだったが思うようにいかなかった。今年は男女ともに上を目指していてチーム一体となっている。(最終日の)100m自由形は女子の主将としてももっと上を目指して得点を入れたい」

松元克央(政経1=千葉商科大付) 力を出し切れず男子200m自由形8位に終わった
「雰囲気にのまれて力んだ。(7月の)ユニバに本調子を持っていったので、もう一回上げるのが難しい。(リレーで失格した)昨日から切り替えたつもりだが、できていないところがあったと思う」

川上 初の決勝に進むと、200m個人メドレーで5位と健闘
「もう少し緊張すると思ったが、落ち着いたレースができた。俺がヒーローになるという気持ちだった。(最終日の)400mは高3からベストが出ていないので、それを越
たい」

[村田萌衣子・坂本寛人]