慶大に攻守に圧倒され秋季リーグ黒星発進/関東学生1部秋季リーグ戦

 秋季リーグ開幕戦は慶大に10-34と大敗を喫した。第1Q(クオーター)に相手のパスを通されTD(タッチダウン)を許し先制される。その後も相手のパスとランを織り交ぜた攻撃の前にDFが翻弄(ほんろう)され31点差まで広げられた。最後にQB#18南卓真(政経3=日大三)のランでTDを奪うも時すでに遅し。最後まで流れをつかみきれず開幕戦を落とした。

 攻守において相手に圧倒された。先制を許すも、FG(フィールドゴール)で4点差に詰め寄った直後だった。残り41ヤード地点から田中(慶大)にDFの右サイドを崩され41ヤードのTDランを奪われ、流れは一気に慶大へ。「チーム全体として流れに乗れなかった」(OL#43神保春風・商4=足立学園)とその後も攻守においてミスも重なり、完全に押し切られた。

 最後に意地を見せた。第4Q終盤。自陣13ヤード地点から怒涛の攻撃を仕掛ける。南を中心に長短のパス、WR#11阪本真一朗(政経2=駒場学園)のランなどを織り交ぜ1thダウンをテンポよく更新。最後は残り3ヤード地点から南が相手守備の隙間を縫ってこの試合初めてのTDを奪った。「テンポよくつなぐことができたというのは今後においても収穫になる」(神保)と次につながる攻撃だった。

 「あと6試合全部勝とうということは伝えてある」とDL#90渡邊健太郎主将(営4=法政二)。昨年は開幕戦を落としてからモチベーション維持ができず、そのままリーグ戦5試合目で負け越しを確定させてしまった。「今日負けてもまだ優勝の可能性が残っているのでモチベーションを切らさずに」と岩崎恭之監督。昨年と同じ過ちは繰り返さない。まずは次戦の早大戦でリーグ戦初勝利を勝ち取る。

[常光純弘]

試合後のコメント
岩崎監督

「完全に力負け。スタッフ、私の責任だと思う。TOP8の中でうちだけが普段から見れていない。全体的な組織力不足が露呈してしまった。慶大は普段からコーチが付いて四六時中ずっとフットボールを考えられる環境がある。やはり組織力は向こうのほうが高かった。李選手は普通のプレーができれば止めることができていたので、細かいタックルミスであったりそういうところをDF陣は直さないといけない。全体的に力負けなので2週間後までに何とかしないといけない。最後のTDはミスさえなければそこまではいけると思っている。今日負けてもまだ優勝の可能性が残っているのでモチベーションを切らさずに。早稲田も組織力は高いので挑戦者という気持ちで。ロースコアゲームに持ち込んでいきたい」

渡邊主将
「負けは負けなのでそれを全員で受け止めて、あと6試合全部勝とうと伝えました。初戦ということでカッチカチでしたね。試合前から特に下級生は固まってるなと、4年も固まってるなと感じてました。試合始まってからも、動きが固いと見てわかる、それをすぐ切り替えられるか、それをやっていつもの練習通りやれてれば十分戦える相手でした。まだまだ自分たちの甘さがありました。李選手は倒れない、学生屈指のRBだと思っていて、その分、彼を抑えることができれば勝てると思っていました。でも、守備の甘さが出て、そういうところが負けにつながったと思います。最後だけはいいテンポだったと思うので、それを最初から出せれば勝てる相手が続いていくので、きつくても誰が盛り上げるのか、誰が引っ張るのかということは全員ができることなので意識してやっていきたいです。あと6試合全部勝とうということは伝えてあるので、みんながそれを意識してくれれば必ず勝てるので、しっかりあと6試合勝ち切って笑って引退したいです。とにかく次の早稲田戦までの2週間は勝つといつ気持ちの面を突き詰めてやっていきたいです」

神保
「準備はしてきたが、それ以上に相手が強く自分たちの自滅も多くそこを詰め切れなかった。春のオープン戦から今日に向けてパッシングと各ポジションのスキル強化を行ってきたが、その軸がまだ合ってないこととチーム全体として流れをつかめなかったことが敗因だと思う。慶大のDFというより自分たちの自滅が多かったことが得点につながらなかった原因。最後のTDは時間が迫っていたので長いパスをテンポよく出していこうという作戦。テンポよくつなぐことができたというのは今後においても収穫になる。これからはチーム全体で早稲田戦に向けて集中して準備していくしかない。技術どうこうよりも気持ちで先につくっていかないと。今後強いチームとしかやっていかないのでそこに向けて一戦一戦準備するしかない。早稲田は例年に比べて強いので、1対1で負けずチーム全体で相手を倒したい」

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
慶大 1Q9:51 6yds  PASS #5小田→#81八木 K #11手塚 G 0―7
明大 1Q10:29 27yds FG #19山田 ――― 3―7
慶大 1Q11:46 41yds RUN #5小田 K #11手塚 G 3―14
慶大 2Q6:14 37yds RUN #29李 K #11手塚 G 3―21
慶大 3Q2:00 9yds RUN #29李 K #11手塚 G 3―28
慶大 4Q3:02 1yd RUN #29李 R チーム NG 3―34
明大 4Q11:02 3yds RUN #18南 K #19山田 G 10―34

明大 慶大
◆慶大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 1-1 4-4
(2点)回数-成功 0-0 1-0
フィールドゴール 回数-成功 1-1 0-0
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 11(5-6-0) 16(10-6-0)
パス 試投-成功-INT 34-14-2 19-11-1
獲得ヤード 116 147
ラン 回数-獲得ヤード 26-84 39-238
攻撃 回数-獲得ヤード 60-200 58-385
反則 回数-喪失ヤード 4-25 2-15
ファンブル 回数-喪失回数 2-0 2-0
3rd DOWN CONV. 25% 4/16 50% 5/10
4th DOWN CONV. 100% 1/1 0% 0/1
ボール所有時間 25:47 22:13