【瓦版】昨年3位の雪辱果たす 王座へ/関東大学男子1部リーグ戦

2015.08.29
 男女そろって集大成のリーグ戦へ挑む。インカレで諱五貴(営3=松商学園)が準優勝を果たすなど、男女ともに昨年以上の実力がある。男子は王座、女子は1部昇格というそれぞれの目標へ。男子は複3組と単6人、女子は複2組と単5人で争う、1年間で唯一の団体戦であるリーグ戦をチーム一丸となって戦う。

 悲願だった王座進出は、もう手の届く所にある。リーグ戦2位以上に与えられる王座(全日本大学対抗王座決定試合)進出へ向け、今年は勝負の年だ。27日に行われた法大との開幕戦に勝利し、幸先の良いスタートを切ったチーム。残り4戦も、勝利だけを狙う。

誰もが主役

 直前のインカレで好成績を残した勢いそのままに、リーグ開幕戦も完勝した。法大には昨年も勝利したものの、5―4と紙一重の勝負だった。接戦を演じた難敵相手にダブルスで1―2と劣勢に立たされたが、シングルスで逆転。6―3で開幕白星発進を決め、王座進出に一歩近づいた。
 誰もが主役になれる実力を持っているチームだ。インカレでは諱五貴(営3=松商学園)がチーム最高の2位。5月の関東学生トーナメント大会では澁田大樹(商3=鳳凰) がチーム最高の成績を残した。さらに、新進優勝の実績を持  つ弓立祐生主将(政経4=新田)も「必ず一本取ってくる人でいたい」と主将として背負う重圧を力に変えている。「練習ではみんなが一番うまいと思ってやっている」(伊藤勇貴・営4=名経大市邨)。お互い競い合うようにして切磋琢磨(せっさたくま)してきた。「今年は絶対的なエースがいない分、選手に自分が、という思いがある」と上原真吾監督。リーグ戦最大のヤマ場・慶大戦、早大戦では、誰がチームを勝利へ導くのか。
 「目標は1位通過。そして、必ず王座への切符をつかみ取りたい」(弓立)。昨年は1セットの差が明暗を分けたともいえる。あと一歩届かなかった目標を、今年こそかなえる。     
            
【高田悠太郎・橋本杏菜】