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増山ら3選手が3位入賞/講道館杯全日本体重別選手権
柔道 2020.11.04明大から6名が出場した今大会。100キロ級からは神垣和他(商3=崇徳学園)、90キロ級からは増山香補(政経4=修徳)と森健心(政経1=大牟田)が3位入賞を果たした。 ◆10・31~11・1 講道館杯全日本体重別選手権(千葉ポートアリーナ)▼60キロ級末松――2回戦敗退▼90キロ級増山――3位入賞森――3位入賞清崎――2回戦敗退▼100キロ級神垣――3位入賞藤鷹――2回戦敗退 昨年の講道館杯から成長が感じられた。90キロ級の増山は3回戦でGS(ゴールデンスコア)にもつれ込むも一本背負投で一本負けをする。しかし敗者復活戦から勝ち上がり、3位決定戦では15分を超える長丁場を制し3位入賞。ベスト4に終わった昨年より1歩前進したが「優勝しか見ていなかったので納得はしていない」と無念の気持ちを口にした。同じ90キロ級には1年生の森も出場。2回戦では見事な送足払を決めて一本勝ち。3回戦で敗れてしまうものの増山同様3位決定戦へ駒を進める。3位決定戦では3回戦で増山を下した大町隆雄(山口県警察)と対戦。高校の先輩でもある大町に対して「前半を我慢して、後半のチャンスをものにできた」(森)。縦四方固で大町を押さえ込み、1年生ながら見事3位入賞を決めた。 神垣は一昨年、昨年と講道館杯は初戦で敗退し結果を出せずにいた。しかし「しぶとく戦い切ろうと考えていた」と2回戦、3回戦を相手の反則を誘うことで勝ち抜いた。準決勝では相手の技を受けた後の立て直しが遅れ寝技に持ち込まれ敗戦を喫するが、それでも「切り替えて勝つことができた」と3位決定戦を勝利し入賞を果たした。 約8カ月ぶりの今大会。新型コロナウイルスの影響で練習ができなかった期間もある中で、今回の入賞は大きな糧となる。「今回の講道館杯に出場できたことは自分の中で収穫が多かった」(増山)。4年生にとって今大会が最後の個人戦となった。明大での4年間を出せた者、出せなかった者それぞれに次のステップでの活躍を願っている。 [菊地秋斗] 試合後のコメント森――今回の3位という結果を受けてどうでしたか。 「3回戦で負けてその後も気持ちを切らさずに結果を出すにはここしかないと思って試合をしました。その気持ちが3位につながったのだと思います」 神垣――次戦に向けての課題を教えてください。 「まだまだこの階級で戦っていくには自力が足りていないのでそれをつけることと、1つ投げきれる技の習得です。また最近は担ぎ技を重点的に練習しているので試合で使えるまでに持って行きたいです」 増山――4年間を振り返っていかがですか。 「早かったですけれど濃い4年間でした。高校での全国大会には1回しか出場できず入賞もできなかった自分がこの4年間で人生を大きく変えることができました。自分自身が1番驚いています」 ――後輩たちに向けてメッセージをお願いします。 「自分の代は幻で終わってしまいましたが来年は団体戦2冠を達成してほしいです。今の状況では限られたことしかできませんができることを全力でやって数少ないチャンスをものにしてください」READ MORE -
西園、増山接戦を制せず あと一歩で入賞逃す/講道館杯全日本体重別選手権
柔道 2019.11.03国内最高峰の大会の一つでもある今大会。明大からは計8名が出場。90キロ級の増山香補(政経3=修徳)がベスト4、73キロ級の西園航太(法4=長崎日大)がベスト8と奮闘したが惜しくも入賞には及ばなかった。 ◆11・2〜3 講道館杯全日本体重別選手権(千葉ポートアリーナ)▼60キロ級末松――2回戦敗退▼73キロ級西園――ベスト8▼81キロ級山本――1回戦敗退▼90キロ級増山――ベスト4清崎――2回戦敗退神鳥――1回戦敗退▼100キロ級藤鷹――2回戦敗退神垣――1回戦敗退 悔しさがにじむ一戦となった。両膝のケガの影響もあり、十分に練習ができないまま今大会に挑んだ増山。初戦からGS(ゴールデンスコア)にもつれ込むも、相手の反則を誘い順調に勝ち進んだ。ヤマ場となった準決勝の相手は村尾三四郎(東海大)。過去に二度対戦し、勝利している相手だが「細かいところを積みきれなかった」(増山)。連戦による疲労と、村尾に両襟を持たれ、効果的な技をかけられない。GSに入り2分3秒。得意の背負い投げをかけようとしたところが仇となり大外刈で一本負け。今年度、講道館杯優勝を目指してきた増山にとって無念な結果に終わった。 西園も全試合GSにもつれ込み、一筋縄ではいかなかった。それでも、ケガに苦しみ、試合に出ることができなかった下級生時から大きく成長。「気持ちの部分で強くなった」(西園)。GSに入ってからも自身の強みでもある体力と気持ちの強さで相手と対峙(たいじ)。〝しぶとく戦う柔道〟でベスト8入りを果たした。 「今の監督、明大の同級生、後輩と出会えて良かった」(神鳥剛主将・政経4=愛知県私立大成)。今大会が4年生にとって実質最後。「垣根を越えた交流をよく見る」(神鳥)と学年にとらわれない、良好な関係を築き上げた今年のチーム。目標として掲げている団体日本一の夢は3年生以下に託された。「一番近くで一番応援している」(神鳥)。4年生の思いを胸に刻み、明大柔道部は進化し続ける。 [都甲可奈子] 試合後のコメント中濱監督――今日の試合を振り返ってみていかがですか。 「今日は5人出場して、特に増山は注目されていた中で世界ジュニアでケガをしたのが影響した部分もあって、ヒザに注射を打ちながら今日1日試合していたんですけど、やっぱり本来の背負い投げのキレっていうのはなかったと思います。初戦でヒジもケガをしていたのと、今までの試合から溜まっていた疲労もあるし、3位決定戦はあいつ(増山)の気持ちが切れたというのがあったので、そこを修正できなかったのは反省点だと思います」 神鳥――明大を選んで良かったですか。 「明治で良かったです。大きな怪我がある中で、この2シーズンやってきたんですけど、やっぱり思い通りにいかないことの方が多かったですし。キャプテンとしてしっかりできていたかと言われたら、至らない部分もたくさんあったと思います。監督もそうですし同級生、後輩に恵まれて 4年間は自分自身走り抜けれたと思うのですが、特にキャプテンとしての1年間、本当に柔道しんどいなとかキャプテンしんどいなと思うことはそれこそ何回もあったんですけど、やり切れたと思います。心残りがないかと言ったら、今日の試合にしろこの前の個人インカレにしろ、いろいろ4年前入ったときに思い描いていたビジョンとは全く別の形にはなってしまいましたが、それでも明治を選んだことに後悔はないし、今の監督と出会えて明治の同級生、後輩たちと出会えて良かったと思っています」 西園――今大会を振り返ってみていかがですか。 「2回戦が大きなヤマだったのですが、そこに勝ててベスト8になって来年の出場権を得られたことは良かったですが、欲を言えば3位決定戦も勝って次につなげたかったというのはあります」 増山――今日の調子はいかがでしたか。 「怪我をする前は自分の技に自信を持っていたのですが、世界ジュニア選手権で両膝を怪我して、あまり練習とかでも投げれていなかったので、ちょっと不安っていうのはあったんですけど、自分のベストの時と今回の差がありすぎて、自分でも驚きました。怪我をしている中で、今日の戦い方はできていたと思っています」READ MORE -
増山、個人インカレ初制覇! 清崎、西園も3位入賞/全日本学生体重別選手権
柔道 2019.09.29学生日本一を決める全日本学生体重別選手権。明大からは計10選手が出場。90キロ級の増山香補(政経3=修徳)が圧巻の柔道を披露し初優勝すると、同じく90キロ級の清崎竜平(政経3=鎮西)、73キロ級の西園航太(法4=長崎日大)がベスト4と大健闘。また81キロ級山の山本康生(商4=崇徳)、90キロ級の神鳥剛主将がベスト8と計5選手が講道館杯出場権を獲得した。 ◆9・28〜29 全日本学生体重別選手権(秋田県立武道館)▼60キロ級羽田野航――3回戦敗退末松――1回戦敗退▼66キロ級東――3回戦敗退▼73キロ級西園――ベスト4▼81キロ級山本――ベスト8森近――2回戦敗退▼90キロ級増山――1位清崎――ベスト4神鳥――ベスト8▼100キロ級藤鷹――2回戦敗退 学生柔道界にその名をとどろかせた。昨年度、ケガに苦しんだ増山にとって2年越しの出場となった今大会。1回戦こそGS(ゴールデンスコア)までもつれ込むも、得意技の背負投げがさく裂し、続く2回戦から決勝まで全て一本勝ちと向かう所敵なし。その連戦連勝ぶりに「学生のランクからは完全に頭一つ抜けている」と中濱真吾監督も大絶賛。目標である〝講道館杯優勝〟に向けて、着実に歩みを進めている。 一方、清崎は自身初の3位入賞を果たした。大学入学後、結果に恵まれない中での今大会は「柔道人生の中で一番成長できた」(清崎)。準々決勝以降は得意の背負投げを連発し、相手の技に動じない堂々とした柔道を披露してみせた。 各選手、試合が続く10月。増山、神垣和他(商2=崇徳)、末松賢(商2=愛知県私立大成)が世界ジュニア選手権を控える一方、部としては全日本学生体重別団体優勝大会も待ち構える。このチームでは最後の団体戦となる大会を前に「残り少ないができることをやって優勝を目指したい」(中濱監督)。新チーム発足時から、一味違う〝メイジ〟を見せてくれた神鳥率いる明大柔道部。個人戦で結果を残す選手の多くは、畳の外で見守る部員の声援を力に替えてきた。次こそ近年突破できていないベスト8の壁を乗り越え、絆と一体感の強さで優勝を勝ち取る。[荒川千那] 試合後のコメント中濱監督――今大会を振り返ってみていかがでしたか。「10人出て、優勝者1名、3位が2名、ベスト8が2名という状況で、特に初日に行われた軽量級についてはまだまだ強化をしていかないといけないと感じました」 ――90キロ級に関しては、増山、神鳥、清崎の3選手の入賞を期待されていましたか。「神鳥、増山は決勝で、清崎と神鳥は準決勝で戦って欲しいという気持ちはありましたけど、勝負の世界なので難しいのは分かっています。やはり神鳥の負けというのが、大きかったと思います。私の中では、神鳥と増山の決勝を想定していたので、神鳥自身もまだまだやることが見つかったと思います」 清崎――今後に向けて意気込みをお願いします。「注目されるような選手じゃないので、1つ1つ目先の試合を勝つことが目標です。その結果、上(のレベル)に上がっていくことができればいいと思います」READ MORE -
末松、神垣が初優勝! 増山が連覇を果たす/全日本ジュニア体重別選手権
柔道 2019.09.16明大から5名が出場した今大会。60キロ級の末松賢(営2=愛知県私立大成)、100キロ級の神垣和他(商2=崇徳)が初優勝し、90キロ級の増山香補(政経3=修徳)が2連覇を果たすなど大健闘した。また100キロ級の藤鷹裕大(政経1=愛知県私立大成)は3位入賞、100キロ超級の羽田野竜輝(政経2=延岡学園)は悔しくも1回戦敗退に終わった。 ◆9・14〜15 全日本ジュニア体重別選手権(埼玉県立武道館)▼60キロ級 末松――1位▼90キロ級 増山――1位▼100キロ級 神垣――1位 藤鷹――3位▼100キロ超級 羽田野竜――1回戦敗退 下馬評を覆した。14日の軽量級では60キロ級の末松が出場。昨年度から大きく躍進する活躍ぶりを披露した。準々決勝で今年度の選抜体重別選手権で3位入賞の実力者・市川龍之介(東海大)を下し、迎えた決勝。7月に行われた東京都ジュニア体重別選手権の準決勝でも戦い、勝利している上領教史郎(東洋大)と対戦した。対策をされている中でも「辛抱強く、自分の組手を貫いて投げることができた」(末松)と浮落で技ありを決め、初優勝を飾った。 大会2日目は重量級の4名が出場。連覇が懸かる90キロ級の増山は、攻めの姿勢を貫き「不利な体勢からでもしっかりと投げることができた」(増山)と決勝の舞台では背負い投げで一本。昨年度王者の意地を見せつけた。100キロ級の神垣は今大会に出場できる最後の年で昨年度3位のリベンジを図るためにも負けられない試合。その中で「しぶとく戦う柔道ができた」(神垣)。決勝では、GSに入ってからの体力と精神面の強さを発揮。相手が体力を消耗したところを大内刈で仕留め、優勢勝ち。見事初優勝に輝いた。 また、昨年度高校生ながら3位入賞を果たした100キロ級の藤鷹は、「プレッシャーもあり初戦から上手くいかなかった」と普段通りの柔道をすることができず昨年同様3位と悔しい結果に終わった。 今大会では、明大から3名が優勝を果たした。今回、表彰台に上がった4名は9月28〜29日に行われる全日本学生体重別選手権が控えている。さらにレベルの高い選手が出場する中で日頃の練習の成果を存分に出し切り、勢いそのままに次大会でも日本一を目指したい。 [都甲可奈子] 試合後のコメント中濱真吾監督――60キロ級の優勝が久しぶりです。 「明治大学といえば重量級のイメージがある中で、うちの柔道部は軽量級が少ないながらもここまでやれるということが示せたのでそこは収穫だと思います」 末松――試合を振り返っていかがですか。 「序盤は立ち上がりに苦労して勝ったんですけど、3回戦から優勝候補の市川選手と試合をして辛抱強く狙って勝ったことが優勝に1番つながったと思います」 ――今後目指すところはありますか。 「世界ジュニアも講道館杯も決まったので、1つ1つの試合に向けてしっかり頑張っていきたいと思います」 神垣――決勝戦でGSに入る時はどんなお気持ちでしたか。 「GSに入ったらいけると思っていたので、そこからギアを上げて攻め込むという気持ちで入りました」READ MORE -
ルーキー・藤鷹が3位入賞! 11人が全日学へ/東京学生体重別選手権
柔道 2019.08.189月に行われる全日本学生体重別選手権出場(全日学)を懸け戦った今大会。奮闘の末に、藤鷹祐大(政経1=愛知県私立大成)が3位入賞。明大からは18人中11人が出場権を獲得した。◆8・17 東京学生体重別選手権(日本武道館)▼60キロ級末松――ベスト8羽田野航――ベスト16▼66キロ級東――ベスト8▼73キロ級西園――ベスト8▼81キロ級森近、山本――ベスト16▼90キロ級神鳥――ベスト8清崎、増山――ベスト16▼100キロ級藤鷹――3位神垣――ベスト8※東、神垣、神鳥、清崎、末松、西園、羽田野、藤鷹、増山、森近、山本は全日本学生体重別選手権の出場権獲得 1年生ながら活躍が光った。藤鷹は、怪我の影響がありながら「1回戦から投げて勝つことができた」と上級生がいる中で実力を発揮。準決勝で当たった北山達也(東海大)に足技で優勢負けするも、明大で唯一の3位入賞を果たした。先月行われた東京都ジュニア体重別選手権に引き続きの活躍を見せた。「勝負どころで勝てるようにしたい」(藤鷹)という今大会で見えた課題を次回へ生かしていきたい。 一方、上級生は力が出し切れなかった。全日本学生体重別選手権への出場権は獲得できたものの、ベスト8、16止まりに終わった。「試合を自分で作れなかったことは敗因の1つ」(中濱慎吾監督)。4年生にとって、個人戦は最後の大会ということもあり「勝負に行けない部分があったのかもしれない」(中濱監督)。しかしまだ、団体戦などチャンスの場は残っている。心機一転して次への準備を進める。 気合を引き締め直して大舞台に挑む。個々の選手たちが見据えているものは、もちろん〝優勝〟。そのために「今までやってきたことをもう一回積み直す」(神鳥主将)。残り1ヶ月で心身ともにさらに磨きをかけ、次大会で目覚ましい活躍ぶりを見せる。[都甲可奈子]試合後のコメント中濱監督――全日本学生体重別選手権に出場する選手たちに試合までに伝えていきたいところはありますか。「出場する11名全員にチャンスはあるので、今大会の前にも必ず次につなげるようにということを話してきました。来月合宿にも行くので、しっかりと詰め込んだ練習をしていきたいです」神鳥主将――個人としての調子はいかがですか。「調子は良かったので優勝する気で挑んだけれど、順調に勝ちすぎて準々決勝でポカをしてしまったかなという感じです」藤鷹――来月までに詰めていきたい所はありますか。「組手の速さと競り合った時の勝負どころで発揮する力強さです」――来月への意気込みをお願いします。「ここでもう一踏ん張りして、明治を背負っているのでしっかり優勝したいと思います」末松賢(営2=愛知県私立大成)――今日の試合を振り返っていかがですか。「東京都ジュニアに続いて、もっと上に上がれたかなという感じです。自分の苦手なところが出てしまいました」READ MORE -
藤鷹が初優勝! 4選手が全日本ジュニア出場権獲得
柔道 2019.07.08全日本ジュニア体重別選手権の出場をかけ臨んだ東京都ジュニア体重別選手権。藤鷹裕大(政経1=愛知県私立大成)が100キロ級で優勝。藤鷹、末松賢(営2=愛知県私立大成)など4名が好成績を収め、全国への切符をつかんだ。 ◆7・7 東京都ジュニア体重別選手権(東京武道館)▼60キロ級 末松――2位▼73キロ級 平野――ベスト8▼100キロ級 神垣――ベスト4 藤鷹――1位▼100キロ超級 羽田野竜――ベスト4 見事に優勝を勝ち取った。明大生になり迎えた今大会は「練習で積んできた事を相手にもしっかりとぶつける」(藤鷹)。初戦から準決勝まで全て一本勝ちを決め迎えた決勝。「やってやろうという気持ちだった」(藤鷹)と内股刈りで技ありを決めそのまま優勢勝ち。男子100キロ級で見事優勝を収めた。昨年度は高校生ながら全日本ジュニアで3位に上り詰めた藤鷹。「今年こそは優勝を狙って戦いたい」(藤鷹)と意気込んだ。 一方昨年度は1回戦敗退を喫しリベンジを図った末松。「自分でもここまで上がれるとは思はなかった」(末松)と順調に勝ち進んだ。しかし「決勝で苦手な左組の選手にあたってしまった」(末松)と悔しい2位。課題を克服し、さらなる飛躍を誓う。 次戦は全日本ジュニア。明大からは藤鷹、末松に加え100キロ級の神垣和他(商2=崇徳)、100キロ超級の羽田野竜輝(政経2=延岡)、そして連覇をかけて増山香補(政経3=修徳)が出場する。「普段から試合を想定した練習ができていて、その結果が出た」(中濱真吾監督)。強豪が集う大会で、日々の練習の成果を見せつけたい。[菊池登志紀] 試合後のコメント中濱監督――この大会にかけていた思いはありますか。 「この間の団体戦(全日本学生優勝大会)が終わってから選手たちに辛い時は気持ちだぞと伝えてきました。2年生はこれが東京都ジュニアに出場する最後のチャンスなので、それなりに気持ちも入っていました。1年生については気持ちも入っていた部分もあると思うけど全体的に力不足というのが見えたので来年に向けてしっかりとやっていこうと思います」 末松――この大会に向けて意識してきたことはありますか。 「自分は試合中に体勢が高くなってしまうので、明大のレスリング部に通わせてもらいました。姿勢を意識できたので試合にも生きてきたのかなと思います」 藤鷹――試合前や試合中の上級生の声かけはいかがでしたか。 「声かけはすごく聞こえていて心強かったですし、気持ちを切らさずにできました」 ――決勝戦は緊張しましたか。 「決勝戦は緊張しましたが、逆にやってやろうという気持ちだけでした」READ MORE -
今年もベスト8の壁を超えれず 無念の涙/全日本学生優勝大会
柔道 2019.06.23強豪相手に悔しさの残る試合となった。3回戦まで順調に勝ち進み準々決勝で迎えた筑波大に2―3と惜敗。昨年度の同大会と並びベスト8と今年度もまた壁を乗り越えることができず日本一をつかみ取ることができなかった。 ◆6・23 第68回全日本学生優勝大会(日本武道館)▼明大――ベスト8 気合い十分で臨んだ今大会。3回戦で当たった国学院大は先月の東京学生優勝大会で代表戦までもつれ込んだ相手。「神鳥(剛・政経4=愛知県私立大成)と増山(香補・政経3=修徳)のポイントゲッターが必ずポイントを取る」(中濱真吾監督)ということを徹底してきた明大はその言葉通り流れをつかみ6―0で圧倒。「団体戦の強さ、長所である流れに乗れた」(神鳥主将)中で次に迎えるは準々決勝の筑波大。試合は2―2で五将・山本康生(商4=崇徳)が背負い投げで一本を献上。そのまま流れを変えることができずに3―2とわずか一点差で敗退。あと一歩が及ばず「自分たちの代で優勝を取れなかったというのが本当に悔しい」(山本)と試合後、目に涙を浮かべた。 今年のチームは一体感がある。前大会までは「誰かが取ってくれるとみんなが思っていた」(神鳥)とチーム全体が他人任せにする雰囲気に包まれていた。今大会では一変し「(雰囲気は)自分が明治に入って一番良かったんじゃないかなと思う」(山本)。昨年度の個々の勝敗に重きを置く柔道を貫く姿勢から一転し、一人一人がチームで勝つという意識を持つようになった。 このチームでの団体戦は10月の全日本学生体重別団体優勝大会が最後。「まだ終わりじゃない。しっかり1から追い込んでいきたい」(神鳥)。チーム一丸となって日本一を追い求める。[都甲可奈子]試合後のコメント中濱監督ーー試合を振り返っていかがですか。 「東京学生優勝大会があまり良い成績じゃなかったので今回の試合はみんなで一致団結してこの1カ月間苦しい練習をしてきて、結果的には負けたんですけど内容的にはみんな気持ちの入った柔道ができていたと思います」 神鳥ーー先月の大会の国学院大戦での課題は生きましたか。 「東京(学生優勝大会)の時は誰かが取ってくれると皆が思っていたので人に頼らず自分にできる仕事をするという課題をしっかりできたと思います」 山本ーー先月の大会よりも良い試合ができている印象でした。 「自分は体が小さいなりに精一杯頑張って技術面でも監督に指導していただいたり同級生や後輩からも分からないことは聞いていろいろ対策を練って自分の柔道人生で一番強い状態でこの試合に臨むことができたので負けてしまったのが本当に悔しいです」 ーー今日の課題は見つかりましたか。 「メンタルの強さだったり自分より強い相手をいかにどう止めるかということをもっと意識してやらないといけないなっていうのを痛感しました」READ MORE -
日体大に完敗 ベスト8で散る/東京学生優勝大会
柔道 2019.05.26悔しい結果となった。全日本学生優勝大会の予選にあたる今大会。準々決勝で日体大の前に敗れ、5年ぶりに入賞を逃した。 ◆5・26 第68回東京学生優勝大会(日本武道館) ▼明大――ベスト8 ベスト8の壁を超えられなかった。2回戦の国学院大に僅差で勝ち、望んだ準々決勝の相手は試合巧者の日体大。先鋒(せんぽう)は中村力也(政経2=修徳)。「練習試合から調子が良かった」(中濵真吾監督)と今大会初めて起用した。しかし、一本負けを喫し「追いかけないといけない状況になった」(中濵監督)。その後、0-2となり迎えた五将・神鳥剛主将(政経4=愛知県私立大成)は、大内刈りで一本勝ちし、1-2とする。その後も流れを変えられず1-4で完敗。1ヶ月後に控える全日本学生優勝大会へ不安の残る結果となった。 大黒柱として奮闘した。今大会は全勝した神鳥は、今年度からキャプテンを務める。「重量級を投げれる技を意識して練習してきた」と2回戦の国学院大戦では豪快な肩車で一本。「源大(田中源大選手・平31政経卒・現日本製鉄)さんの肩車が少しは参考になった」と、階級が上の選手にも通用する技を見事に決めた。しかし、「キャプテンとして勝利は必須条件。その上で他の選手へのサポートが出来なかった」と反省した神鳥。「全日本へ向けてもっと勝ちに行く意識を明確にしていきたい」と更なる飛躍を誓った。 [菊池登志紀] 試合後のコメント中濱監督――今大会の振り返りをお願いします。 「全体的に力不足というのは感じました。日体大戦については、最初の流れが先鋒が負けたので、流れが変わって追いかけないと行けない状況になりました」 ――日体大戦で先鋒に中村選手を起用した意図は何ですか。 「中村も今年の練習試合から気持ちも強いのでしっかりと仕事をして引き分け以上ということを本人には伝えました。一本取られるということは、まだまだ鍛えていかないといけないかなと思います」 神鳥――2回戦の代表戦での肩車は田中選手からの伝授ですか 「小さい選手が大きい選手を投げれるのは苦労するので、ああゆう奇襲技が有効的なのかなと思っていました。相手も気持ちが前のめりになって出てくる時が有効的かなと思って練習してきたので、源大(田中)先輩の肩車をみて研究してきたので、少しは参考になった部分もあります。」 ――格上戦が多い中全勝したことについて 「チームの勝利という目的でやってきたので、自分の勝利は必須条件でした。満足はしてないです。もっと他の選手のパフォーマンスを上げれるような準備はキャプテンとしてもう少し出来たかなと思います」 ――最後に全日本に向けて 「今日の負けは、実力的なところで負けました。自分が決めるっていう意識を全員に持たせてもっと攻撃的にいかないとと思います。その為にも、もっとミーティングをして、目的を明確にしてキャプテンとして最高の準備をして、最高のパフォーマンスをしたいと思います」READ MORE -
小川がベスト8 全日本選手権出場決める/東京都選手権
柔道 2019.03.11日本一を争う全日本選手権への切符をかけ、学生に限らず多くの強豪らが集う東京都選手権。出場した6人の内小川雄勢主将(政経4=修徳)のみが全日本の出場権獲得となったが、明大柔道部としては今後に向けて実のある大会となった。◆3・10 東京都選手権(東京武道館) 小川――ベスト8 原澤、神鳥――2回戦敗退 川田、清崎、神垣――1回戦敗退※小川は全日本選手権の出場権獲得 最後もやはり小川が魅せた。初戦を一本勝ちで決めると続く3回戦。全日本選手権出場の経験を持つ制野孝二郎(センコー)との一戦は「必ず組み勝っていた」(中濱真吾監督)と安定した組み手で圧倒。実力者相手に付け入るスキを与えず、着実に指導を与え続けた。最後は相手を掛け逃げで指導3にし、反則勝ち。次の4回戦でも積極的に攻撃を仕掛け、大内刈りで優勢勝ちと悠々と勝ち上がってみせた。準々決勝は昨年からのケガが完治しておらず棄権となったものの「実力はある。ケガをせずに4月まで乗り切って欲しい」と、中濱監督は日本代表に向け正念場を迎える小川にエールを送った。 新時代の幕開けとなる。小川に続く明大柔道部の主将は神鳥剛(政経3=愛知県私立大成)だ。4年生らには戦力的には劣るものの「チーム力でカバーしたい」と語る神鳥。長きに渡る伝統を守りつつも「明治っぽくない新しいメイジを」(神鳥)。意欲に満ちた部員らが作る〝新しいメイジ〟に乞うご期待だ。[荒川千那]試合後のコメント中濱監督――3年生以下は全日本選手権の出場権獲得ならずとなりましたが課題を教えて下さい。「パワー不足です。力が足りてないなということは感じています。柔道は力が大切ですけど、ウエイトトレーニングは他の大学も取り入れているので、他の大学に負けないようにしていきたいです」――新監督の抱負をお願いします。「6月の団体日本一と10月の体重別団体の日本一。そこを目標に頑張ります」小川――この大会はどのような位置付けで臨みましたか。「予選は予選なんだけど、全日本選手権は特に超級にとっては大事な試合になります。その本戦に出れないのは結構まずいことだったので、予選を通過できたのは良かったと思います」――今後の目標を教えて下さい。「もちろんパーク24という道着になりますが、明治大学で教えてもらったことは変わらず続けていってその上で世界選手権、オリンピックで活躍できればと思います」神鳥――昨年度のケガ明けから強化してきたことは何でしょうか。「膝は治っているんですけど、どこか怖くて踏み切れていない部分があったので、アグレッシブさを取り戻すために強い実業団とか(身体の)大きい選手と積極的に組み合うことで、そういう恐怖感は少しずつ無くしました。9月頭の東京学生で負けた相手に講道館杯では勝てたりもして、とにかく怖さを克服することに重きを置いてやっていました」READ MORE -
4人が出場するも無念の入賞者0/講道館杯全日本体重別選手権
柔道 2018.11.05強豪たちに阻まれた。全日本選手権に並ぶ国内ビックタイトルの一つである講道館杯。全国からの精鋭が日本一を目指すため、今年も千葉の地に顔をそろえた。明大からは4選手出場。組み合わせに恵まれなかったこともあったが2回戦までに全選手が敗退。勝利の女神が微笑むことはなかった。◆11・3~4 講道館杯全日本体重別選手権(千葉ポートアリーナ)▼90キロ級 神鳥――2回戦敗退▼100キロ級 川田――2回戦敗退 神垣――1回戦敗退▼100キロ超級 田中――2回戦敗退 4年間の集大成を見せることはできなかった。「人生が変わる大会。泥くさく勝っていきたい」。こう意気込んだ川田修平(政経4=愛知県私立大成)は2回戦で、世界選手権で2度準優勝している西山大希(新日鐵住金)と対戦。普段からよく一緒に練習をしている西山に対し、何重にも対策を練ったものの「うまさという部分で負けた」(川田)と反則負けに終わった。手の内を知り尽くした相手に「強い気持ちとどれだけ前に行けるか」(猿渡琢海監督)。川田の課題が顕著となった。 一方、田中源大(政経4=高川学園)も2回戦で東海大のエース・太田彪雅を相手に「相手の技を警戒して防御気味になった」(田中)と指導3で敗退。「力としては五分。ミスによる差になってしまった」(猿渡監督)と無念の結果となり、田中は「全然出し切れなかった」と悔しさで涙をにじませた。 「明治で良かった」(川田)。グランドスラム大阪に出場する小川雄勢主将(政経4=修徳)を除く4年生はもう明治の刺繍の入った道着で大会に臨む機会はない。「地道に頑張っていきたい」(田中)と今後の飛躍を誓う4年生に「学んだことを生かしていってほしい」(猿渡監督)。新たな舞台でも活躍に目が離せない。[荒川千那]試合後のコメント猿渡監督--今後のチームづくりについて教えて下さい。「これまでは上級生が柱になっていたのですが、重量級が2年生に多いという状況で若いチームになってくると思います。この状況は小川、川田、田中が1年生だった時と状況が似ているので、上級生が力で劣っても精神面では劣らないようにしなければいけないと思います。面白いチームにはなると思います」--4年生へメッセージをお願いします。「いろんなことがあって順調にはいかなかったけど、成長をしていった4年間ではあったと思います。田中、川田についてはタイトルに手が届かなかったですけど、学んだ4年間でそれを生かしていってほしいです」川田--社会人になってまず目指したいところを教えて下さい。「取り敢えず予選から勝ち抜くことと、団体戦が社会人はまずあるので、そこで僕も戦力として戦えるようになっていけたらなと思います」田中--今大会に向けてどう対策してきましたか。「相手は自分より実績が上なので、それに上手く対応できるように調整してきたんですけど、本番であまり出し切れなかったなと思います」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
明治38年創部。110年を超える歴史と伝統を持つ。第1回全日本学生優勝大会を制して以来、学生柔道界の一翼を担っている。個人のタイトルはもちろん、団体日本一、国際大会での活躍を目指し日々の稽古に励んでいる。1964年の東京五輪で金メダルを獲得した中谷雄英氏(昭40営卒)以来、学生時代に活躍した多くの選手が、五輪や世界選手権の代表選手としてその名をとどろかせている。近年ではリオデジャネイロ五輪で海老沼匡選手(平24営卒・現パーク24)が銅メダルを獲得するなど、重量級、軽量級ともに国内外での活躍が目覚ましい。