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年度初の団体戦 国士大を破りベスト4/東京学生優勝大会
柔道 2023.05.29新体制となって初めて迎えた団体戦。シードで迎えた2、3回戦はほとんど相手にポイントを取らせず、勝利を挙げた。準々決勝では昨年同大会で敗れた国士大との死闘を制す。続く準決勝は日大と接戦の末、惜しくも1-2で敗北。それでも全日本学生優勝大会(以下、全日本)に向けて勢い付く試合となった。 ◆5・28 第72回東京学生優勝大会(日本武道館)▼男子明大――ベスト4 来月行われる全日本へつながる今大会。シード権を得て迎えた2、3回戦。日本文化大、帝京大と対峙するも、ルーキーを当用するなどして順当に勝ち進めた。そして、準々決勝で立ちはだかったのは、昨年3回戦で敗れた国士大だった。 「国士館を倒すのが目標だった」と森健心主将(政経4=大牟田)。先鋒の福永夏生(政経4=崇徳)、次鋒の朝廣隆翔(商4=延岡学園)は激しい攻防をしたが、引き分けに終わる。続く五将の高橋麟大郎(商2=延岡学園)が残り1分45秒、ビデオ判定で相手に技ありを与え、そのまま敗北。そんな悪い雰囲気を断ち切ったのは、中堅の竹村虎之(政経3=大成)だった。「自分が取り返したことによって、流れがまた明治に回ってくる」(竹村)。その発言の通り、試合では粘り強く攻撃的なプレーで畳を支配する。そして遂に相手に3度目の指導を与え、見事に反則勝ちをつかみ取った。流れをつかみ出した明大の三将は黒川響(政経3=習志野)。相手の高橋翼(国士館大)は今年の全日本選手権で5位の実力者。それでも4分間の激しい攻防の末、引き分けに持ち込むことに成功した。副将戦は3回戦までは大将だった森を登用し見事勝利を収める。「作戦ですね。ずっと大将で来ていて、向こうも大将をぶつけてくると思っていたので、こちらが1つずらしました」(中濱真吾監督)。大将戦では徳持英隼(政経3=崇徳)が引き分けに持ち込み、2―1で国士大に勝利した。 決勝を懸けて挑んだ準決勝の相手は日大。先鋒の高橋、五将の黒川が技あり一本でポイントを取られる中、中堅の徳持が反則勝ちを収める。流れが明大に来たようにも思えたが、福永、朝廣、森と3人連続の引き分けで1-2の惜敗に終わった。しかし、この結果について森は「自分の内容的には、次に生かせる内容だったと思う」と前向きに捉えていた。 宿敵・国士大に勝利したとはいえ、ベスト4という結果で終わった今大会。来月の全日本に向けては「1カ月しかないので、あまり大きなことは変えられない。やはり小さなミスを減らすための練習をしていく必要があると思う」(森)。全日本に向けてより一層の期待がかかる。 [大橋英晃] 試合後のコメント中濱監督――全体を振り返っていかがですか。 「一つの山は国士舘大だと思っていました。国士舘大に勝てて、チームが勢い付くかなと思ったのですけど、そう甘くはありませんでした。日大戦も2失点して、追いつけなかったので、そこでは力不足を感じました」 ――1年生も起用していたことについてはいかがですか。 「全日本に向けてやっぱ経験を積ませたいという思いがありました。練習でやっていたことをそのまま出せていたので、負けることはないだろうと思って見ていました」 森――帝京大戦を振り返ってどう思いますか。 「自分の柔道のスタイル的に投げることが得意ではないで、立技から寝技の移行を中心にやってきました」 ――新主将としての立場として一言お願いします。 「大学は強制できない部分があるので、みんなの意見を尊重しつつ、その中でもメリハリをつけてチームを引っ張っていきたいです」 竹村――大会全体を振り返っていかがでしたか。 「全体的に、団体戦では流れを作るのが大事です。やっぱ自分とか黒川と徳持、この3年生メンバーが流れを作って、試合に勝っているというのが、ここ最近の試合でよく多いです。今回で団体1、2、3回戦と、自分たちの学年で流れを作って勝つことができています。全日本も、3年生を筆頭に、4年生は支えてくれているので、このまま全国も頑張りたいなと思います」 ――開始直後に大声を上げる姿が印象的でした。 「自分は、今までの柔道人生で、一つとしては、自分を奮い立たせる気持ちでやります。それぞれの大学にはいろんなルーティンを持つ人がいたり、応援からルーティンがあったりするんですけど、やっぱり自分は自分の中で(奮い立たせる気持ちを)作るしかないです」READ MORE -
藤鷹 悔しい引退試合 卒業後もさらなる飛躍を目指す/講道館杯全日本体重別選手権
柔道 2022.10.31千葉ポートアリーナで行われた講道館杯全日本体重別選手権。2023年の世界選手権選考会も兼ねる今大会に明大からは9人が出場した。格上相手に真っ向勝負を挑むも2回戦の間に5人が敗退する事態に。続く3回戦でも本来の力を発揮できず次々と敗北。引退試合に臨んだ藤鷹裕大(政経4=愛知県私立大成)も惜しくも敗北し、明大勢は3回戦で姿を消した。 ◆10・30講道館杯全日本体重別選手権(千葉ポートアリーナ)▼60キロ級関本――3回戦敗退▼66キロ級平山――3回戦敗退光岡――3回戦敗退河村――2回戦敗退▼73キロ級平野――2回戦敗退▼90キロ級黒川――2回戦敗退森――2回戦敗退▼100キロ級藤鷹――3回戦敗退▼100キロ超級甲木――2回戦敗退 今大会が引退試合となる藤鷹は2回戦から出場。試合は拮抗(きっこう)した状態が続いていた。それでも試合時間残り1分、体格差のある相手をものともせず背負い投げで技ありを奪い取る。そのまま勝利を収め、危なげなく3回戦に勝ち進んだ。そして迎えた3回戦。序盤から藤鷹は積極的に攻め続け、自分のペースで試合を運んでいた。試合中盤、両者共に2つ目の指導をもらうも「何回もあと一回技をかければ良い場合があったが、そこを決めきれなかった」と決定打を出すことができず、そのままGS(ゴールデンスコア)へ。しかしGSに突入して約1分、藤鷹は背負投げを仕掛けるも相手にそのスキを突かれ送襟絞により一本負け。藤鷹の大学柔道人生は終わりを告げた。 今大会では思うような結果が出なかったが、1年生から活躍を続け今までチームを支えてきた藤鷹。明大での4年間を振り返ると「コロナの時期の全国大会で優勝を狙っているものがあったので(中止になったことは)悔しかった。それでも柔道部の中でオンラインの会議やトレーニングをしていたので意味のない時間ではなかった」と新型コロナウイルスの影響を受け思うような活動ができないシーズンを長く過ごす中、懸命に努力をし続け結果を残してきた。卒業後も引き続き競技に取り組む予定である。「この大会(講道館杯)で勝つことに意味があるのでまずは小さなことから、この大会で今年以上の結果を出せるように頑張りたい」と前向きに来年度の大会を見据える。彼の柔道人生はまだまだこれからだ。 [戸部匡貴] 試合後のコメント 藤鷹――明治大学の4年間はいかがでしたか。 「絶対にステップアップしないといけない時期を明大に押し上げてもらったと感じているので意味のある4年間だったと思います」 ――応援してくださった方々に何かメッセージをお願いします。 「柔道は応援の力がすごく背中を押してくれます。記事を見て応援してくれる人には感謝していますし、これからも柔道を続けていくので名前を見かけることがあればぜひ応援してほしいです」READ MORE -
日体大に敗北 昨年度の悔しさを晴らせず/全日本学生体重別団体優勝大会
柔道 2022.10.172日目を迎えた全日本学生体重別団体優勝大会。3回戦の相手である山梨学大を4―0で打ち破り準々決勝に進む。ヤマ場となる日体大戦。先鋒が敗北するも次鋒、三将が取り返し2-1とリードを奪う。そのまま明大の勝利かと思われたが大将戦でまさかの敗北。決着を決める代表戦でも敗北し、明大はベスト8で尼崎の地を後にした。 ◆10・16全日本学生体重別団体優勝大会(ベイコム総合体育館)▼明大――ベスト8 優勝を目指していた明大にとって、まさかの幕切れだった。3回戦の山梨学大を順当に打ち破り迎えた日体大戦。先鋒の光岡岳人(商2=大牟田)は試合終盤、一本背負いを食らい敗北。続いて次鋒の平山舞人(商2=新田)は3分近く膠着(こうちゃく)した状態が続くも、合わせ技で勝利を収め試合を振り出しに戻した。 五将、中堅を引き分けにとどめ迎えた三将戦。中濱真吾監督がキーマンに挙げた関本賢太(商2=習志野)が出場。関本は序盤で技ありを取られてしまい苦しい展開に。それでも「最初に組んだ瞬間から絶対に勝てると思っていた」(関本)と自信を持って攻め続け、腕挫十字固で見事一本勝ち。自身の役割を果たした。副将戦では藤鷹祐大(政経4=愛知県私立大成)がグリーン(日体大)と相まみえる。相手のポイントゲッターに対し見事な粘りを見せ引き分けに。明大の勝利は確実に近づいていた。 ところが、大将戦で平野龍也(政経4=習志野)が相手の猛攻に耐えるも、残り48秒で指導を三つもらってしまいまさかの反則負け。「平野は一つ階級が下で体力負けしてしまったという部分はある」(中濱監督)。これで2―2となり決着は代表戦へ。運命を託された黒川響(政経2=習志野)は「自分の力不足だった」(黒川)と仕掛けた技を返され技ありを取られてしまい敗北。明大はベスト8で姿を消すこととなった。 「リードして平野で引き分けて終わる予定だったが追い付かれてしまった。試合終盤で我慢できなかったことが敗因だと思う」(中濱監督)。明大の勝利の可能性は十分にあった今試合。昨年度の舞台にも立つことができず悔しい結果となった。次回の大会は10月30日に開催される講道館杯全日本体重別選手権だ。個人戦の大会ではあるが、今大会で悔しい思いをした平野、黒川を含む6名の選手が出場する。この悔しさを胸に好成績を残せるか期待がかかる。 [戸部匡貴] 試合後のコメント中濱監督――チーム1年の総括をお願いします。「キャプテンの大西(陸斗・政経4=愛知県私立大成)が良くまとめていました。全日本学生優勝大会では中大に負け、今回どうにか巻き返そうと頑張ってきましたがチームの流れや2日目に配列が変わったところは少し厳しかったです」 黒川――リードしているときのチームの雰囲気はいかがでしたか。「同級生が頑張ってくれてチームに貢献してくれましたが自分が最後決め切ることができなくて申し訳ないですね」 ――今後の課題についてお願いします。「自分より強い人に勝つためにも、もっと練習量を積んで相手をしっかり投げられる技を見つけたいと思います」 関本――中濱監督がキーマンとして名前を挙げていましたがその役割を果たせたと思いますか。「結果だけ見たら今日の試合は自分のやることができましたが、先にポイントを取られるなど危ないシーンがあったので、そこを改善しないとまだ明大のポイントゲッターになれないと思います」 ――今後の目標をお願いします。「まだ早いですけど、自分が出られる団体戦はこの大会だけなので、今回の負けを生かして来年度の全日本学生体重別団体優勝大会に向けてチームで詰めて優勝したいです」READ MORE -
初戦を快勝し2日目につなげる/全日本学生体重別団体優勝大会
柔道 2022.10.15明大はベイコム総合体育館で行われた全日本学生体重別団体優勝大会に出場した。初戦は日本文理大。先鋒から相手を圧倒して順当に勝利を重ね、終始明大のペースで試合が進む。結果は6ー0と快勝し、初戦を白星で飾った。 ◆10・15全日本学生体重別団体優勝大会(ベイコム総合体育館)▼明大――1回戦突破 ついに団体日本一を決める大会が始まった。初戦の相手は1回戦で京都産大との死闘を勝ち抜いた日本文理大。勢いそのまま明大に食らいつくかと思われたがその心配は無用だった。先鋒の竹村虎之(政経2=大成)が試合終盤に合わせ技で一本勝ちをしたことを契機に副将戦まで明大が次々に勝利を収める。明大は6―0と日本文理大に一度も勝利を与えず圧倒した。 しかし「最後、ポイントゲッターである関本(賢太・商2=習志野)が引っかかってしまった」(中濱真吾監督)と決して納得のいく結果ではなかった。大将の関本は相手を完全に攻めきれず引き分けに終わり、完全勝利とはならず。「団体戦はポイントを取るべきところを取り、相手のポイントゲッターを止めることが重要となるが、そこが団体戦の難しいところ」(中濱監督)。今大会では関本をはじめ、光岡岳人(商2=大牟田)や平山舞人(商2=新田)など、軽量級の選手たちが優勝へのキーマン。ここでいかに勝ち星を重ねられるかが次戦以降のカギとなってくる。 昨年度、準優勝に終わり辛酸をなめた今大会。「選手たちも悔しい思いもしており、絶対に勝つという気持ちと共に乗り越えてきているので、優勝を目指して頑張りたいと思う」(中濱監督)。次戦以降はさらなる強敵との試合が予想されるが、明大の柔道を貫き昨年度の悔しさの払拭を目指す。 [戸部匡貴] 試合後のコメント中濱監督――試合前の選手がリラックスしていたがどう思いますか。 「今日は初戦でそんなに固くなるようなところではないですし、選手たちも気楽にやれていました。また、ここまでしっかりと稽古を積んできた自信は絶対にあると思います」 ――2週間前からはどのような準備をされていましたか。 「選手たちと相手チームの戦力を見ながら話し合いをしました。そして団体戦には選手それぞれの役割があります。負けないことと取りにいくところは取る、そのメリハリをつける必要はありますね」READ MORE -
森、黒川が3位入賞 3人が講道館杯へ/全日本学生体重別選手権
柔道 2022.10.02学生体重別日本一を決める今大会。2日目は重量級で、明大からは6人が出場した。90キロ級の森健心(政経3=大牟田)と黒川響(政経2=習志野)が準決勝で惜しくも敗北し3位入賞。また、100キロ超級の甲木碧(政経1=木更津総合)がベスト8に入った。これにより、森、黒川、甲木の3人が10月末に開催される講道館杯全日本体重別選手権(以下、講道館杯)への出場権を獲得した。 ◆10・2全日本学生体重別選手権(日本武道館)▼90キロ級大西――ベスト16森――3位黒川――3位▼100キロ級藤鷹――2回戦不戦敗▼100キロ超級福永――ベスト16甲木――ベスト8 東京学生体重別選手権では2位だった黒川。今大会も準々決勝まで順当に勝ち進んだ。迎えた準決勝では相手のスキを突き、背負い投げ。審判の手が真っすぐ上がり勝負が決まったかと思われたが一本は取消しに。するとその後、相手の支えつり込みで技ありを献上。「準々決勝までは自分の良さを出し切ることができたが、それが準決勝ではできなかった」(黒川)。ポイントを稼げず時間切れとなり、惜しくも3位入賞で終えた。 森は「今大会は調子が良かった」と技を決めてしっかりとポイントを取り、準々決勝まで駒を進めた。準々決勝でも開始早々、投げ技で技ありを取ると一気に森のペースに。最後は抑え込みで技ありを取り一本を獲得した。続く、準決勝の相手は昨年度、優勝者の押領司(国学院大)。「勝てると思ったが、その油断から防御がおろそかになってしまった」(森)と相手に投げられ技ありを献上。攻めるしかなくなった森は果敢に攻め込み、残り30秒時点で相手の指導を二つに増やすも攻め切れず惜しくも敗戦。3位入賞を果たした。 次の大会は、1年を通じて柔道部が目標にしてきた全日本学生体重別団体優勝大会。昨年度は準決勝という結果を残している。個人戦では、軽量級も重量級も好調な明大。初戦は、日本文理大と京都産大の勝者との対戦だ。「昨年度の悔しさを晴らすためにもしっかりと準備していきたい」(中濱真吾監督)。あと1歩届かなかった日本一の座を今年度こそ、つかみ取りに行く。 [正野真由夏] 試合後のコメント中濱監督――全日本学生体重別団体優勝大会に向けて今のチームの状態はいかがですか。 「昨日も軽量級で優勝した光岡(岳人・商2=大牟田)をはじめ3人が表彰台に上がり、今日の重量級でも2人が3位とすごくチームの状態はいいと思います。大会まで残り2週間という少ない中、やれることは限られていますが、しっかりと試合に向けた準備をしていきたいと思います」 森――準々決勝までを振り返っていかがでしたか。 「あまり自分は技を決めて勝つタイプではないのですが、今日は結構技が掛かりました」 ――講道館杯に向けた意気込みをお願いします。 「自分よりも格上の選手しかいない中で、一つ一つ丁寧に勝ちを取っていくしかないと思っています」 黒川――準決勝で一本が取り消しになってしまった理由は何だったのでしょうか。 「最後まで手を持ち決めの形を作っていなかったことが大きいと思います」 ――全日本学生体重別団体優勝大会に向けて意気込みをお願いします。 「しっかりと自分の力を発揮してチームに貢献して、昨年度は準優勝だったので今年度は日本一になれるようにまた頑張っていきます」 READ MORE -
光岡が全国初優勝 明大からは3人が入賞/全日本学生体重別選手権
柔道 2022.10.02全日本学生体重別選手権が、日本武道館にて開催された。1日目は明大から4名が出場。66キロ級の光岡岳人(商2=大牟田)が優勝を成し遂げ、同じく66キロ級の河村烈(政経4=国学院栃木)と73キロ級の平野龍也(政経4=習志野)は3位入賞を果たした。これにより、3名は10月に開催される講道館杯全日本体重別選手権(以下、講道館杯)への出場権を獲得した。 ◆10・1 全日本学生体重別選手権(日本武道館)▼66キロ級 光岡――1位河村――3位佐藤大――3回戦敗退▼73キロ級平野――3位 「投げよりも勝つことにこだわった」。明大の副主将・河村は1回戦を抑え込み一本で勝利し順当に駒を進める。2回戦は九州2位の相手に反則勝ち。3回戦はGS(ゴールデンスコア)に突入したが、最後は相手に指導を与え反則勝ち。準決勝では一方の山から勝ち上がった光岡と対戦。「(光岡との対戦が)一つの目標だった」としていたが、歴戦の疲れもあってか開始約1分で一本を取られ、敗退を喫した。 73キロ級の平野はシード権により2回戦から出場。2回戦、3回戦を共に抑え込みの一本勝ちで順当に勝ち進む。準決勝の相手は「ずっと一緒に練習してきた高校の後輩」。しかし、特徴を知られているが故に「自分の柔道をさせてもらえなかった」と相手に主導権を握られ、敗北。惜しくも決勝進出を逃した。 圧倒的な強さだった。シード権により光岡は2回戦から出場。初戦でいきなり北海道学生体重別選手権王者を相手にするも、得意の組み手でペースを握り反則勝ちで突破。3回戦、準々決勝はともにGSにもつれ込む展開に。しかし「今日はチャンスを伺えたときに自分から技を仕掛けられたのでそこが良かった」。それぞれ一本、技ありで勝ち進む。準決勝は1回戦から勝ち進んできた河村との明大対決。光岡は手の内を知られた状態での戦いでも、集中を切らさず相手の一瞬のスキを突き、投げ技で一本勝ち。決勝へと駒を進めた。そして迎えた決勝。大勢の観客や報道陣が畳を見つめる張り詰めた雰囲気の中で行われた。「決勝の前から足をつるなど違和感があり、なるべく早い段階で決着をつけたいと思っていた」。開始約1分に両者が指導を受けるも、攻めの姿勢を崩さなかった光岡が最後は相手を勢いよく投げ、一本勝ちで優勝。これまでに出場した全国大会の最高成績は3位。優勝を目前にして何度も辛酸をなめ続けてきた光岡が、ついに全国の頂に登り詰めた。 ベスト8以上の成績を収めた光岡、河村、平野は30日に開催される講道館杯への出場権を獲得。「学生のタイトルは取ることができたので、シニアの大会で結果を残して、国際大会でも活躍できる選手になれればいいなと思います」(光岡)。今大会の勢いそのままに、さらなる大舞台での彼らの挑戦に注目だ。 [長﨑昇太] 試合後のコメント河村――今大会を振り返っていかがですか。 「なかなか組み手が思うようにいかなかったのですが、その中でも自分の良さである図太さを出していけたので、投げよりも勝つことにこだわって貪欲に戦いました」 ――全日本学生体重別団体優勝大会(以下、団体戦)に副主将として意気込みをお聞かせください。 「チームとしては去年決勝で負けて悔しい思いをしたので、今年は日本一になって、みんなで喜び合いたいと思います。個人的には1階級下げて戦うので、減量をしっかり行ってチームに迷惑をかけないように。まずは出ることが目標です」 平野――今大会のよかった点をお聞かせください。 「寝技が得意で、技をかけてポイントが取れなくても、潰れたらそのまま寝技という形で、東京都学生体重別選手権からほとんど寝技で勝っているので、ここにきてやっと力を出せてきたと思います」 ――団体戦に向けての意気込みをお聞かせください。 「昨年は2位だったので今年は優勝できるように、今大会の借りも返せるようにしっかり優勝できればいいと思います」 光岡――GSを戦う試合が続きましたが、いかがでしたか。 「組み手が得意なので、その部分は相手より優位に立てているなと思い、その長所で勝負していくことを考えていました」 ――講道館杯に向けて修正点はありますか。 「相手がシニアの選手になるとチャンスが少なくなってくるので、その少ないチャンスをモノにすることや、チャンスを多くする組み手などを見直していければいいと思います」READ MORE -
平山が優勝、甲木は3位 講道館杯への出場権を獲得/全日本ジュニア体重別選手権
柔道 2022.09.1220歳以下のジュニア世代の日本一を決める、全日本ジュニア体重別選手権が開催された。明大からは3名が出場。73キロ級の松原咲人(政経1=愛知県私立大成)は2回戦敗退に終わるも、66キロ級の平山舞人(商2=新田)は優勝を果たし、100キロ超級の甲木碧(政経1=木更津総合)も3位と結果を残し表彰台に立った。これにより、明大からは2人が講道館杯全日本体重別選手権(以下、講道館杯)へ出場する。 ◆9・11 全日本ジュニア体重別選手権(埼玉県立武道館)▼66キロ級 平山――1位▼73キロ級 松原――2回戦敗退▼100キロ超級 甲木――3位 集中を切らさず安定した戦いを見せた。シード権により平山は2回戦から出場。2回戦を内股の一本で難なく通過。苦戦したと語る3回戦も「自分の柔道を信じて勝負に出て投げ切れることができて良かった」と大内刈りの一本で勝利し順当に駒を進める。準決勝は延長戦に突入するも、大内返しを決め技ありで勝利。そして迎えた決勝も延長戦にもつれ込む膠着(こうちゃく)した戦いとなった。しかし、今年度の東京都ジュニア体重別選手権でも対戦した相手に粘り強さを見せつけ、最後は体落の一本で勝負あり。「大学に入学して環境が変わり、厳しい稽古を積んできたことが優勝という結果で報われてうれしかった」(平山)。ベスト16が最高成績だった全国の舞台で見事初優勝に輝いた。 期待のルーキーが今大会も躍動した。甲木は1回戦を開始15秒で一本勝ちを収めるなど危なげなく勝ち進んで行く。「気が抜けない対戦が続いていた中で自分の柔道をやろうと思って臨んだ」(甲木)。そう意気込んで迎えた準決勝は苦戦を強いられた。100キロ超級ならではの体格差にも苦しみ、守りの姿勢を変えられず指導を受ける。流れを変えるべく攻撃を仕掛けるも、逆に相手に小外刈で技ありを決められ判定負け。「絶対に3位に入らなければいけないという気持ちがあった」(甲木)。悔しさを退けて挑んだ3位決定戦では、対戦前に研究した相手にスキを与えず、隅落で一本勝ち。悔いが残るも堂々の3位入賞を果たした。 今大会の結果により、平山と甲木は10月に2年振りに開催される講道館杯への出場権を獲得した。国内のビッグタイトルの1つに数えられ、シニア世代の柔道家としのぎを削る大会。学生日本一となって大会に臨む平山は「チャレンジャー精神を全面に出し自分の柔道を出し切り、勝ち切りたい」と闘志を燃やす。甲木も「大人もいるが、優勝を目指す」と強く意気込んだ。全国の猛者らに立ち向かう彼らの姿に目が離せない。 [長﨑昇太] 試合後のコメント平山――決勝に向かう前の気持ちをお聞かせください。 「ここまできたら泥臭くなってもいいので、何が何でも優勝するぞという気持ちで挑みました。また、約2年振りに両親が試合を見にきてくれたので、優勝して恩返しをしようと思って挑みました」――後輩の活躍はご自身にどう影響していますか。 「甲木と松原はいつも稽古を真面目に取り組んでいて、学ぶことがたくさんあります。後輩には負けられないという気持ちになり、とても良い刺激になりました。また、先日の東京都学生体重別選手権での同級生の活躍もとても刺激になりました」 甲木――準決勝での戦いを振り返っていただけますか。 「相手の選手はフェイントが上手く、払い腰という足技に反応しきれず、技ありを取られてしまいました」 ――今大会の結果をどう受け止めていますか。 「優勝を狙っていたので、そこは何とも言えない気持ちです。悔しい反面、人生初の講道館杯に出場できるということはうれしいです」READ MORE -
光岡が優勝 10人が全国大会へ/東京学生体重別選手権
柔道 2022.09.05全日本学生体重別選手権(以下、全日本)の出場選手を決める大会が日本武道館で行われた。藤鷹祐大(愛知県私立大成)、黒川響(政経2=習志野)は惜しくも準優勝となったが、光岡岳人(商2=小牟田)が我慢強い柔道を見せ、1位に輝いた。10人が全国大会への出場権を獲得し、日本一に向けての一ステップを踏み出した。 ◆9・4東京学生体重別選手権(日本武道館)▼66キロ級光岡――1位河村、佐藤――ベスト16 大久保――2回戦敗退▼73キロ級平野――ベスト4松原――1回戦敗退▼81キロ級徳持――2回戦敗退小川――1回戦敗退▼90キロ級黒川――2位大西、森――ベスト16 高橋――2回戦敗退▼100キロ級藤鷹――2位朝廣、竹村――2回戦敗退田川――1回戦敗退▼100キロ超級甲木――3位福永――ベスト8 全日本への切符を懸けた今大会。明大からは18人が出場した。注目は、昨年度の100キロ級優勝者、藤鷹とオーストリアジュニア国際大会で2位となった光岡。今大会も100キロ級で出場した藤鷹は、準決勝まで圧倒的な強さで勝ち進んだ。しかし、決勝戦では反則負けを喫し2位。また今大会頭角を現したのは黒川。「自分の柔道をするということを目標にしていた」という黒川は、得意の大内刈りでポイントを獲得していき着実に駒を進める。迎えた決勝戦では準決勝と同様GSまでもつれ込んだ。「最後は体力勝負になったので、勝ち切れなかった。決勝まではしぶとくいけたのにもったいなかった」(黒川)と相手に攻撃のスキを突かれ、技ありを献上。準優勝という悔しい結果で終えた。 光岡は準決勝、決勝とGSにもつれ込む接戦を繰り広げた。「相手の方が先に準決勝を終わらせていて、自分の方がインターバルも短かったので、(試合が)長くなれば不利になるなと考えていた」(光岡)。決勝戦試合開始早々、お互い迫力ある攻防を展開し、光岡は倒されても絶対に相手にポイントを取らせない粘り強さで試合を進めていく。しかし2分経過後、お互いに積極的戦意に欠けると指導を取られてしまうが、試合終了間際、相手に指導を取らせ、光岡が有利な展開に。GS突入後も、自信のある組み手と夏に強めたスタミナを武器に力戦奮闘を続ける。「最初は左技で攻めて、延長戦のここぞという時に右の逆技を使おうと決めていた」(光岡)。最後はやぐら投げを決め、大きなガッツポーズを見せた。7月の東京都ジュニア体重別選手権では悔い残るベスト8に終わったが「今大会で負けたら今年度の個人戦がなくなってしまうので絶対に勝たないといけないという状況で、しっかり結果を残せて良かった」(光岡)と強い気持ちでつかみ取った優勝。講道館杯では、さらに成長を遂げた姿を見せてくれるに違いない。 今大会の結果から、明大からは10人の選手が全日本に出場が決まった。「(藤鷹と黒川は)競った試合で勝ち切れなかったので、最後の最後まで我慢が出来る柔道を目指さなければいけない」(中濱真吾監督)。1か月間で今大会の課題を修正し成長につなげる。目指すは全国の舞台での表彰台だ。 [森口絵美理] 試合後のコメント中濱監督――優勝した光岡選手はいかがでしたか。 「7月にあった東京ジュニア体重別選手権で思うような結果が出せなかったので、この大会に懸ける思いが強く出ていたと思います」 ――この夏はどういったことに力を入れて練習していたのですか。 「個人戦がこれから続くのですが、延長戦が個人戦はあるので、我慢することや辛抱することが多くなってきます。そのため、実際に練習からそういったシーンを作ってあげて、我慢や辛抱することを練習の中に取り入れていました。きつい稽古になったと思うのですが、それを学生が取り組んだ結果が今日の結果につながったのだと思います。 黒川――準優勝という結果を振り返っていかがでしたか。 「決勝の相手は以前高校生の時に戦い一度勝ったことがあったので、優勝しなければいけなかったなと思います。決勝までいくことができたので、優勝が一番大事だったと思います」 ――決勝での敗因はありますか。 「自分の柔道を貫けなかったということと、しぶとく(プレーを)出来なかったことです」 光岡――全日本に向けて意気込みをお願いします。 「全日本も優勝する気でいるので、優勝することを当たり前だと思って頑張ります」READ MORE -
甲木、平山が準優勝 悔しさは全国大会で晴らす/東京都ジュニア体重別選手権
柔道 2022.07.11 東京武道館で行われた今大会。明大からは16人が出場した。その中で、66キロ級の平山舞人(商2=新田)、100キロ超級の甲木碧(政経1=木更津総合)が躍動。両者とも、決勝まで勝ち進んだが惜しくも敗北。準優勝を果たした平山、甲木に加えて73キロ級の松原が9月に行われる全日本学生体重別選手権への出場切符を獲得した。 ◆7・10 東京都ジュニア体重別選手権(東京武道館)▼60キロ級天野――2回戦敗退▼66キロ級平山――2位光岡――ベスト8大久保――2回戦敗退▼73キロ級松原――3位藤本――ベスト16▼81キロ級徳持――ベスト16▼90キロ級黒川、髙橋、田中――ベスト16片山――2回戦敗退▼100キロ級田川――ベスト16岩本――2回戦敗退竹村――1回戦不戦敗▼100キロ超級甲木――2位中村――2回戦敗退 堂々とした個人戦初陣となった。「全日本学生優勝大会に出場した経験を生かすことができた」(甲木)と緊張せず大会に臨めた甲木。準々決勝までは順当に勝ち進むが、準決勝では苦戦を強いられた。それでも、GS(ゴールデンスコア)突入直後、払い腰により一本で勝利。決勝に駒を進めた。決勝は膠着(こうちゃく)状態が続きそのままGSへ。「前半は自分のペースで試合が展開できたが、後半は相手のペースに合わせてしまった」(甲木)。指導を三つもらい惜しくも反則負け。目標にはあと一歩及ばなかった。 66キロ級の平山は粘り強い戦いを見せた。昨年度の結果は3回戦進出と振るわず、今年度は「今大会に出場できる最後の年だったので、何としてでも全国大会に出ようとした」(平山)。GSに突入することが多く苦しい展開が続くが、攻めの柔道を続け着実に勝ち進んでいった。ついに迎えた決勝戦。開始1分に相手の投げ技で危機を迎えるが、これを回避。安心したその直後、相手の背負い投を食らってしまう。審判から技ありの判定がでたが、判定は取り消され一本に変更。準優勝と悔しい結果に終わった。 下級生の選手が出場した今大会。「本番は全日本学生体重別団体優勝大会」(中濱真吾監督)。昨年度、惜しくも決勝で敗れリベンジに燃える今年度。まずは、次の大会である全日本学生体重別選手権に向けて、今大会で見つかった課題を修正する。次回の大会では優勝することに期待したい。 [戸部匡貴] 試合後のコメント中濱監督――今大会で出た課題と次への目標お願いします。 「普段の練習通りにいかなかったということが課題です。相手の動きや試合を想定した練習が必要だと思いました。反省点を自分で考える必要もあります。一人一人が団体に向けて成長していければいいと思います」 平山――今大会の目標はどのようなものでしたか。 「全国大会への出場を決めたいなという気持ちで臨みました」 ――今後の課題はどういった部分ですか。 「自分は右組なので、左組の相手との組手が雑になってしまうことが課題としてあります。そこを改善したいと思っています」 甲木――次の大会までに改善したい部分はどういったところですか。 「体重アップと筋力アップをして、また技数を増やしてきたいと思っています。次は、優勝できるように頑張ります」 READ MORE -
13年ぶりにベスト8入りを逃す/全日本学生優勝大会
柔道 2022.06.26無差別の団体学生日本一を決める全日本学生優勝大会。1、2回戦は相手に全くポイントを取らせず、試合を優位に進め勝利を挙げた。しかし3回戦、中大戦で痛恨の逆転負け。ベスト16となり、13年ぶりにベスト8入りを逃す結果となった。 ◆6・26 第71回全日本学生優勝大会(日本武道館)▼明大――ベスト16 「一つのヤマ場は中大になると思った」(中濱真吾監督)。1、2回戦を難なく勝ち進んだ明大の前に立ちはだかったのは中大だった。先鋒・平野龍也(政経4=習志野)が抑え込みで一本を取る幸先のいいスタートを切る。しかし、五将・朝廣陸翔(商3=延丘学園)が抑え込みで一本を献上し、同点に追い付かれた。続く中堅・森健心(政経3=大牟田)が引き分け、同点で迎えた三将・藤鷹裕大(政経4=大成)。「ここはしっかりとポイントを取る場面だと考えていた」(藤鷹)。積極的に組み、相手に指導三つを取らせて反則勝ち。狙い通りに試合を進めエースの貫録を見せ付けた。残る対戦カードは2枚となり、リードしている明大が有利になったと思われたが、ここから中大の逆襲が始まった。副将・福永夏生(政経3=崇徳)が相手と一進一退の攻防を繰り広げるも、最後は合わせ技で一本負け。勝負が決まる大将戦では黒川響(政経2=習志野)が開始早々に相手の大腰で一本負け。接戦を繰り広げた3回戦だったが、軍配は中大に上がった。 優勝を目指して挑んだ今大会だったが、結果は無念のベスト16。課題は「一人一人の役割を果たすことができていなかった」(中濱監督)ことだ。次の団体戦は、10月に行われる全日本学生体重別団体優勝大会。この大会が今年度最後の団体戦となる。目標は「優勝すること」(大西陸斗主将・政経4=大成)。昨年度は決勝戦まで勝ち進み、惜しくも東海大に敗れ準優勝。昨年度の悔しさを晴らし強豪復活となるか。今後の柔道部の活躍に期待がかかる。 [正野真由夏] 試合後のコメント中濱監督――結果を振り返っていかがですか。 「最初に組み合わせを見た時に一つのヤマ場は中大になると分かっていました。オーダーを見て極力失点をなくし、取るところをしっかり取れば勝てると思ったのですが、やはり3点も失点して次鋒・甲木(碧・政経1=木更津総合)が最後取れなかったところが敗因かなと思います」 大西――敗因はどのような部分にあったと思いますか。 「今日のうまくいかなかった要因の一つとして、指導を最初に取られてしまうというところが負けた試合に関してはあると思います」 ――大会を通して見えた課題はどんな部分ですか。 「一つ失点してしまうと二つ取らなければいけないことになってくるので、ただ守るだけではなく攻めることを忘れずにどんどん流れを展開にしていけるような柔道をしていくことが大事かと思います」 藤鷹――ベンチから後輩に声を掛けていましたが、どういったことを声掛けされたのですか。 「初めて団体戦に出場すると焦りや緊張があるので、後ろに自分たちがいるから落ち着いて試合をしてほしいということを伝えました。4年生が積極的に声を出していくことが、チームとしても雰囲気が良くなると思ったので、意識的にやっていました」 ――4年生になり、何か意識は変わりましたか。 「昨年度は頼れる先輩たちがいた中で、自分もポイントを取るという役割を任されていました。今年度は頼れる人がいない中で、大げさに言えば、明治を一人で背負っているくらいの気持ちでやるという覚悟を決めていました。技術的なこともありますが、気持ちの面でも自分が支えなければいけないということを強く思うようになりました」 ――大会を通して見つけた個人の課題はありますか。 「個人的には投げることができなかったのですが、それができていればもう少し流れが変わっていたと思うので、次は投げて一本取るということを意識したいと思います」 READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
明治38年創部。110年を超える歴史と伝統を持つ。第1回全日本学生優勝大会を制して以来、学生柔道界の一翼を担っている。個人のタイトルはもちろん、団体日本一、国際大会での活躍を目指し日々の稽古に励んでいる。1964年の東京五輪で金メダルを獲得した中谷雄英氏(昭40営卒)以来、学生時代に活躍した多くの選手が、五輪や世界選手権の代表選手としてその名をとどろかせている。近年ではリオデジャネイロ五輪で海老沼匡選手(平24営卒・現パーク24)が銅メダルを獲得するなど、重量級、軽量級ともに国内外での活躍が目覚ましい。