最新記事 RECENT ENTRIES
-
4選手が2得点挙げる活躍 10―3で日体大に圧勝/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2019.10.20各ブロックの上位2校が集まる〝ファイナル4〟が幕を開けた。準決勝の相手はBリーグ2位の強敵・日体大。接戦が予想された一戦は先制点こそ取られたものの、その後は最少失点に抑え二桁得点での勝利となった。 ◆8・11~11・9 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)▼10・20 準決勝 対日体大戦(駒沢オリンピック公園第一球技場) 〇明大10{2―1、4―1、1―0、3―1}3日体大 今試合はチーム力が光った。第2Q(クオーター)3分、ドローでペナルティを奪うと瞬く間に明大得意の攻撃パターンに。MF(ミットフィルダー)坂本季菜(農4=大和)が相手ディフェンスを引き付け、技ありのバックパス。AT(アタック)内野彩香(営2=所沢北)が厳しい態勢からも正確なシュートを決める。第2Q残り30秒では、G(ゴーリー)桃井美沙(農3=鶴嶺)からのロングパスが内野のスティックへ吸い込まれると、最後はMF岡田茉桜(政経2=熊谷女子)がノーディフェンスでネットを揺らす鮮やかな一撃。第2Qで一挙に4点を獲得し、6-2で前半を折り返す。その後第3、第4Qも攻撃の手を緩めることなく、7点という大差での勝利を遂げた。 無念の敗戦を喫した学習院戦から驚異の修正力を見せた。前回、課題として浮き彫りになったのは“基礎力の向上”。ポジションから見直したというディフェンス、パスカットに至るまで練習で得たものを遺憾なく発揮した。なかでも第3Qは桃井の好セーブが連発。俊足の相手選手の独走を許し、一対一の局面を迎えるも「自分の構えるべきところでセーブすることに集中した」(桃井)と相手コースを読み切りセーブ。その後も守護神の桃井をはじめ、一人一人がプレッシャーをかけることで相手のペナルティを誘発。流れを一度も渡さず、3失点に抑えた。 ゲームセットの笛とともに観客は総立ちとなった。下馬評では日体大の勝利を支持するものが多く、選手たちにもプレッシャーが押し寄せた。中には試合終了後、涙を流す選手もいた。「勝って井川ヘッドコーチを胴上げする」(平島千萌主将・営4=東京成徳)。関東制覇、そして悲願の日本一へ。まずは、昨年度王者・慶大を下した立大との決戦に備える。[中村奈々] 注(1)ドロー……各Qの最初や得失点後に行われる試合開始方法。 試合後のコメント平島――負けたら引退というプレッシャーからの緊張でしたか。 「自分のラクロス人生の中で1番印象に残っている試合がファイナル4なので、その舞台に自分が立っている特別感がありました」 ――結果的には圧勝でした。 「全員が想定外だったとみんなが思っています。昨日自分たちが話した時には9―8で勝つというスコアでした。かなり点差が開いた印象です。自分たちが取れた点数に関しては、想定通りでしたが、ヨサ(桃井)が止めてくれて、ディフェンス陣が守り切ってくれていました」 桃井――今日もナイスセーブが何度も出ました。 「日体大の選手がやってくるシュートの動画を見ました。プレイヤーに同じようにやってもらって、それを想定したシュート練習をしていました」 ――本日は誕生日だそうですね。 「最高の誕生日プレゼントになりました」 岡田――率直に今の感想をお願いします。 「日体大が勝つと多くの人が思っていた状況下で、勝利をあげられてうれしいです。全ては今年度のスローガンのチャレンジで、部員は自分たちが必ず勝つと信じてやってきました。試合を通して、チャレンジし続けてフォローしあえたことが勝利をつかめたポイントです」 ――日体大に向けての練習・戦略はどのような感じでしたか。 「今年も強いと言われていて、足も速く、一人一人の基礎力が高いチームという印象でした。強みのチーム力で勝つことと個々がグラウンドボールなど一対一の局面で競り勝つことを目標としました。ミスはありましたが、基礎的なことに特化して練習してきたことで、しっかりフォローしあえて、まさにチーム力で勝てました」 ――決勝に向けて一言お願いします。 「相手がミスしたところの寄りや寄れているが取り切れないところ、パスキャッチミスの部分など個人技術の向上はもちろん、継続が必要です。加えて、部員一人一人の力をチームでどのように生かしていくか、基礎的なラクロス戦術の理解とそれをチームに徹底させることが大事になると思います」READ MORE -
学習院大に一歩及ばず 逆転負けで全勝優勝を逃す/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2019.09.16悲願の全勝優勝とはならなかった。リーグ最終戦、相手は6位が確定している学習院大。順位が決まった中での試合だったが第4Q(クオーター)ラスト3分に逆転されると、そのまま追いつくことができずに試合終了。チームの課題を浮き彫りにしたゲームとなった。 ◆8・11~11・9 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)▼9・16 対学習院大戦(フクダ電子フィールド) 明大9{3―1、2―1、2―4、2―4}10学習院大○ 自分たちの技術がどこまで通用するのかを意識して臨んだ今回の学習院大戦。対策で固めるのではなく、今持つ技術だけで真っ向から勝負を挑んだ。試合開始後、AT(アタック)・平島千萌主将(営4=東京成徳)の先制シュートを皮切りに得点を重ね、5―2とリードした状態でゲームは後半戦へと突入した。第3Qでは平島に続き、MF(ミットフィルダー)・武者あさひ(情コミ4=中村)のシュートがさく裂。7―4と点差を広げたがその後失点を許し、1点差まで追い詰められた。第4QではG(ゴーリー)・越智日向子(政経4=基町)がナイスセーブを見せるも、相手の猛攻を防ぎ切れず、ラスト6分で8―8の同点に。その後2点を勝ち越されたが「最後1点取って終わるのが、自分ができること」(平島)。ラスト20秒で平島が執念のシュートを決めた。しかしあと1点を返すことができず、リーグ戦全勝優勝はかなわなかった。 悔しい結果の中でも光明が見えた。井川裕之ヘッドコーチから指摘されていた「4年生が頼りない」というウィークポイント。だが今試合では、9得点中6点が4年生のシュートによるものと、チームをけん引する姿が目立った。そして多くのドローを成功させたMF・佐藤啓(農3=星稜)を筆頭に2、3年生も活躍を見せている。来月に控える準決勝の相手は、昨年度もファイナル4に進出している強敵・日体大。ここから先は一つも落とせない試合が続く。「とにかく勝つ」(平島)という言葉通り、チーム一丸となって優勝をつかみに行く。 [上代梨加] 試合後のコメント井川ヘッドコーチ――本日の試合の振り返りをお願いします。 「今シーズンずっと感じていた課題ですが、自分たちのミスでゲームの流れを壊す、マイボールの時間にそれをすることが多かったです」 ――次戦に向けての課題はなんでしょうか。 「敵にやられるやられない関係なく、自分がフリーな場面で目の前のボールをとるといった基礎的な面を上げていかないといけないです」 平島――本日は4得点を挙げられました。 「自分のプレーについては前回の試合で結構ミスが多かったのでミスをした後に気にするのではなく次どうするか考えようと昨日ヘッドコーチと話していて、もうやるだけだなと思っていました。でもミスをすることは良くないのでそれを減らしつつ今後はできたらなと思います。 ――日体大戦への意気込みをお願いします。 「ここからは負けたら終わりの試合が続いていくので、一戦一戦自分たちの技術を上げつつ、相手のことも対策しつつ、とにかく勝つということに集中してやっていくだけかなと思っています。絶対勝ちます!」READ MORE -
東海大との競り合いを制し、ファイナル4進出決定!/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2019.09.09昨年度のリーグ戦で敗れた東海大に借りを返した。今大会好調のオフェンス陣が二桁得点の猛攻を見せ、10-8で勝利。開幕からの連勝を4に伸ばした。また今試合に勝利したことで、ファイナル4(各ブロック予選の上位2校が進出できる優勝決定トーナメント)の出場権を手にした。 ◆8・11~11・9 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)▼9・8 対東海大戦(千葉大西千葉キャンパス) 〇明大10{2ー3、3ー1、2ー3、3ー1}8東海大 シーソーゲームとはこのことだ。第1Q(クオーター) 3分、オフェンスのミスから相手にボールが渡り、早々に先制点を許す。 警戒していたゴール裏からの一対一のシュートを狙われ、開始7分で立て続けに3失点。「(相手にとって)いいやられ方をしてしまった」(MF(ミットフィルダー)佐藤啓・農3=星稜)。しかし、明大に焦りの色は無かった。守りではMF坂本季菜(農4=大和)が相手のボールを幾度となくカット。グラウンドボール(注1)でもフィジカルの強さを見せ、マイボールに持ち込む。さらに攻撃面では、相手ゴーリーの股を抜くシュートを決めるなど、プレーの要となるMFが活躍した。 手に汗握る展開が続き、7-7の同点で迎えた第4Qには執念の3得点。東海大を突き放しゲームセット。「試合が進むにつれて普段通りのプレーができていった」(井川裕之ヘッドコーチ)。試合後には台風をも吹き飛ばすようなはじける笑顔が見られた。 今日の勝利の立役者は何といっても佐藤だろう。彼女のクロスはチームの舵を取り勢いづけた。第2Q、ドロー(注2)をものにした佐藤はそのままゴールへ一直線。「ゴールまでの道が見えた」(佐藤)。チーム最多の5得点を挙げ、流れをつくる。「勝負強い」と井川ヘッドコーチも太鼓判を押す彼女は、慶大戦でも活躍を見せた重要人物として相手チームから分析される存在。空中戦では納得のいくプレーを随所に見せるも、グラウンドボールへの反応に課題を残す。ドローから一本。フリーの選手のみならず、練習中から見えているコースを試合でいかに使えるかがカギになる。 4年ぶり3度目の学生王者奪還へ。リーグ戦全勝でここまで来た明大。「応援の声は届いているし、自分たちのバックにはこれだけいると思うと力になる」(佐藤)。今日の勝利でファイナル4への進出を決め、さらに波に乗る。リーグ戦全勝で後味良く次へ。次週の学習院大戦からも目が離せない。 [中村奈々] 注(1)グラウンドボール……ボールが地面にあり、選手がボールを保持していない状態。(2)ドロー……各Qの最初や得失点後に行われる試合開始方法。 試合後のコメント井川ヘッドコーチ――試合を分けたポイントは。 「4年生のリョウ(坂本)の攻守にわたる活躍と、3年生のヤマト(佐藤)のシュートとドローが良かったところだと思います」 ――佐藤はチーム最多得点です。 「勝負強さが持ち味の選手なので、どんなに苦しい状況でも、またどんなに強い相手でも変わらずに自分のプレーをすることができるというのが今日の試合で改めて分かりました。普段は相手がそこまで強くなくて自分たちが流れに乗っている時は、周りの選手を生かすようなプレーをしてそこまで目立つタイプではないです。でも強い相手の時は自分で決めることができる強さがありますね。普通は逆のタイプの選手が多いですけど、ヤマト(佐藤)はここぞっていう時に力を発揮してくれますね」 ――ファイナル4に向けての課題を教えてください。 「一人一人がボールを持って、良いところにボールを動かす、ボールをコントロールすることですね。ボールを持つ力が弱いと相手に詰められて取られてしまったり、焦って敵がいるところに投げてしまうので。その弱さをなくしていって、自分たちがボールを持った時には相手にとって脅威となれるような選手がもっと出てくると上のステージでも戦えると思います」 佐藤――5得点決められました。 「練習以上の力が出せました。自分でカットして1on1でシュートを決めることが今日の仕事かなと思っていました。自分の持ち味であるカットであったり、空いたところで取ってシュートにつなげたのがよかったです」 ――ファイナル4に向けて課題は。 「ディフェンスだとゴール裏の1on1からの攻撃です。そこを止めようと言ってたのですが意識しても止めきれないシーンが多かったです。ドローは3対3のグラボ(ボールが落ちたときのグラボ)のグラブ使いだったり反応の速さなどを上げないといけないです。個人としては、練習中にはできているはずだけど試合になると見つけられていないコースやスペースが多いことです。ドローに関しては、相手に分析されるんだなっていうのが今日やっていてわかったので、どうやってスペースを取れるかっていうのをチームでやっていきたいです」READ MORE -
令和初の覇者へ! 昨年度王者の慶大に快勝/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2019.09.012年前の関東大会決勝で敗戦を喫した因縁の相手・慶大に同じ場所でリベンジを果たした。接戦が予想される中、AT・(アタック)の3選手が2得点を挙げる活躍を見せるなど一度もペースを渡さず、攻守の歯車がかみ合った。 ◆8・11~11・9 関東学生リーグ戦(富士通スタジアム川崎他)▼8・31 対慶大戦(駒沢第二球技場) 〇明大8{2―0、2―1、3―0、1―0}1慶大 MF・(ミッドフィルダー)佐藤啓(農3=星稜)の安定したドローがチームのかじを取る。第1Q(クオーター)序盤には佐藤からのロングパスにAT内野彩香(営2=所沢北)がうまく反応し先制点を挙げる。「自分が仕掛けて崩す」(内野)。空いたスペースを見逃さず、速い展開で攻撃の手を緩めない。第3Qでは、浮いた難しいボールに対応したAT・平島千萌主将(営4=東京成徳)が技ありのゴール。その後も各Qで着実に得点を重ね、気付けば7点差の大勝となった。 スピード・個々のスキルの高さを強みとする慶大相手に作戦がうまく型にはまった。「相手選手の特徴に合わせたディフェンス」(井川裕之ヘッドコーチ)を目標に挙げた今回。攻守でプレッシャーをかけ続け相手のファールを誘発。一対一での競り合いも制した。第2Q開始早々にはパスミスから一時的に攻め込まれたが、守護神であるG・(ゴーリー)桃井美沙(農3=鶴嶺)を中心に最少失点に抑えた。「練習で想定していたよりも走らなかった」(平島)。頼もしい言葉が聞こえた。 試合後の選手から出たのは意外にも「ほっとした」(平島、佐藤)という一言。日本一・そして関東大会進出へ。まずは各ブロックの上位2校が進出できるファイナル4に向け一つ駒を進めたことが大きい。また今回は超集客試合であったため、たくさんの観客がスタンドを埋め尽くした。スタンドが作り出した一体感はフィールドにもしっかり届いており、「みんなが歌う『明治時代の覇者』を聞いたら今日は勝てると思った」(平島)。一対一ではまだまだ課題が残ると口をそろえる精鋭たち。まずは次戦の東海大戦でリーグ戦4連勝を狙う。 [中村奈々] 試合後のコメント佐藤――ドローで流れをつくれていましたね。 「周りからも『今日すごく良かったよ』って言ってもらえてうれしいです。自分の中でも100%ではないですが50%以上は出せたかなと思います」 ――今日の試合までに意識して取り組んできたことはありますか。 「個人としてはドロー周りで慶大にグラブをかっさらわれるってことを最小限に抑えられたことです。意識して体現できたポイントです。チームとしては慶応ゾーンに対してオフェンスを作ってきたことです。前半はあまりできませんでしたが、後半とくに第3Qの得点はチームのみんなで出せました」 ――次戦に向けて一言お願いします。 「相手がドローからも流れを作れることがわかったと思うので、次の試合の方がドローに関しては分析力も上げて挑まないといけないです」 岡部夏奈子(農3=日大三)――試合の振り返りをお願いします。 「相手が思っていたよりも走ってはきませんでした。そこはヘッドコーチからの声掛けや自分たちで改善していこうと話し合いました。ライドに関してはうまくできだと思います。一対一はまだまだ課題がたくさんあって、止め切れていないシーンもたくさんあったので次の東海戦に向けて調整が必要かなと思います」 内野――チームとして意識したことを教えてください。 「外で崩してから空いたスペースを使って点を取っていこうという話をしました。なるべく相手ディフェンスとの間合いを取って、フリーになった人にボールをさばこうというのはチームで徹底していました」 ――グラウンドボールへの反応が速かったです。 「慶大の試合をビデオで見た時に、グラウンドボールへの寄りが速いのは分かっていたので、それに負けないようにこぼれた球への反応は速くしようという話をしていました」 ――ご自身は左利きですよね。 「自分は珍しく左利きですが、そこを生かしてシュートだったり崩しを自分の強みにしていければなって思っています」 READ MORE -
法大に快勝!リーグ戦2連勝を果たす/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2019.08.16初戦を勝利で収め、迎えた法大戦。法大のファウルから先制点を獲得すると明大のペースに。その後も得点を重ねていき、計11得点。守備ではゴーリー・桃井美沙(農3=鶴嶺)の好セーブもあり、11―3で法大に快勝。順調にリーグ戦2勝目をあげた。 ◆8・11~11・9 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)▼8・16 対法大戦(駒沢第一球技場) ○明大11{2─0、3─1、2─1、4─1}3法大 チャンスは逃さなかった。第1Q(クオーター)から積極的に攻め続け、法大のファウルを誘発。もらったチャンスに坂本季菜(農4=大和)がフリーシュートをしっかりと決め、首尾良く先制する。第2Q終了までに4点を追加し、5―1で迎えた第3Q。前試合で2得点をあげた岡部夏奈子(農3=日大三高)が裏からのシュートでこの日2点目を獲得すると、5分後にも立て続きにシュートを決め、3得点目で法大を突き放す。「良いイメージを持って臨めた」(岡部)と調子の良さを見せた。 その後は法大に攻められる展開が続き、明大のファウルでピンチを招くも「何が何でも止めようと思った」(桃井)。桃井がフリーシュートを2本連続で好セーブ。その他にも1on1のシュートを何度もセーブし、こちらも前試合に続いてチームの流れを引き寄せる活躍を見せた。 最終第4Qでもさらに4点を追加し「もう少し競った試合になると思っていた」(桃井)と11―3で法大に文句なしの勝利。次戦は昨年度優勝校・慶大。このままの勢いを保ち、3連勝を勝ち取りたい。 [岩田純] 試合後のコメント井川裕之ヘッドコーチ――課題を教えてください。 「オフェンス、ディフェンスともに1対1で勝てるようにというところが課題だと思います」 岡部――今回の試合を振り返っていかがですか。「前回の試合から期間がなくてあまり調整できず、厳しい戦いになると思いましたが勝てて良かったです」 ――桃井選手の好セーブが連発しましたがいかがでしたか。「チームに良い流れを呼んでくれたので次戦も期待しています」 桃井――第3Qでは1on1のシュートを何度もセーブしましたね。「すごく緊張しました。はじくでもなんでも良いから止めようと思い、フリーシュートに挑んでいました」 ――岡部選手が3得点をあげましたがいかがでしたか。 「いつもシュート練習を一緒にやっているので、誰が決めるよりうれしかったです」 READ MORE -
〝明治〟時代の幕開けへ リーグ戦初戦を白星で飾る/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2019.08.11王者奪還に向けてまずは一歩目だ。リーグ戦の初戦は成蹊大。序盤は互いに流れがつかめない展開が続いたが、岡部夏奈子(農3=日大三高)の先制シュートを皮切りに明大のペースを作り上げ、見事完封勝利。2015年度から遠ざかっている「学生王者」に向けて幸先の良いスタートを切った。 ◆8・11~11・9 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)▼対成蹊大戦 ○明大7{1ー0、4ー0、0ー0、2ー0}0成蹊大 初得点から流れを引き寄せた。試合が動いたのが第1Q(クオーター)残り5分の場面。リーグ戦初出場となる岡部が裏からの1on1でシュートを放ち、初得点を挙げる。その後もライドから平島千萌主将(営4=東京成徳大)が追加点を挙げると、試合の流れは明大に。計7点を獲得し勝利をたぐり寄せた。ディフェンスではゴーリー・桃井美沙(農3=鶴嶺)が好セーブを連発。「大事なところで何度も止めてくれたので、流れが持ってくることができた」(平島)。桃井を含むディフェンス陣の活躍で成蹊大に1点も許すことなく完封勝利を収めた。 今年度のチームのスローガンは〝チャレンジ〟。「新しい明治時代を築き上げるというテーマで、一人一人が昨日の自分を超えられるように挑戦していきます」(平島)。3度目の日本一へ。明大の〝挑戦〟は始まったばかりだ。 [岩田純] 試合後のコメント平島主将――今回の試合を振り返っていかがですか。「序盤はお互いにミスが続いて焦った部分もありましたが、自分たちがやってきたことをやろうということを思い出して、そこから点も決まり出して、こっちに流れを引き寄せられたのは良かったと思います」 ――試合のポイントを挙げるとしたらどこですか。「ゴーリーのセーブですね。本当に最高でした。こっちも心が湧きましたし、自分も頑張ろうと思えたので、それでチームに良い雰囲気が流れて、勝てたと思います」 ――次戦に向けて一言お願いします。「次戦の法大戦もファイナル4進出に向けて大事な試合になってくるので、この1週間で今日できなかったことをできるようにして、チーム全員で準備して勝ちたいと思います」 岡部――先制点と第4Qでもダメ出しの得点を挙げました。 「初めてのリーグ戦で初得点だったのですごくうれしくて、今まで練習してきたことが出せて良かったです」 READ MORE -
リーグ最終戦 学習院大相手に大量得点で白星/関東学生リーグ
ラクロス(女子) 2018.10.08真夏日に行われたリーグ最終戦。前半開始4分に平島千萌(営3=東京成徳大)が先制点を決める。そこから勢いは止まらず、失点は1点に留め、7ー1で終了。後半はさらに勢いが増し、10点を獲得。17ー1と今リーグ最多の得点数で最終戦を締めくくった。◆8・13~11・10 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)▼10・7 対学習院大戦(東洋大グラウンド) ○明大17{7─1、10─0}1学習院大 一人一人の得点力が光った。平島は前後半合わせて6点を獲得。「相手がディフェンスを組む前に攻めることができた」(平島)と喜びを表した。 リーグ初戦からの大成長がうかがえた。初戦は3得点、5失点という悔しさの残る試合であったが、今試合では17点を獲得。オフェンスの得点力が成長したと言える。江口菜々子主将(商4=横浜市立南)は「仲間のプレーを見て、安心感があった」と信頼関係が築けた様子であった。一番の課題となっていたドローに関しても全勝と言っていいほどの成長ぶり。また、ディフェンスは相手の強みを潰し、今シーズン初の1失点までに抑えることができた。「一人一人がやり切った今シーズン一番いいゲーム」(井川裕之ヘッドコーチ)と最終戦を振り返った。[竹下侑希]試合後のコメント井川ヘッドコーチ今日の試合を振り返っていかがでしたか。 ――「今日は組織で戦うよりも1人のミスで試合を崩してきたところがあるから、一人一人がボールを持つ、一人一人がしっかりと投げるというところをポイントにやりました。その点では一人一人のミスがなく、今までで一番いいゲームでした。いいオフェンスをしてくれたんじゃないかなって思います。ディフェンスも今まで一番集中してできていたのかな」江口主将今日のチームの雰囲気を教えてください。 ーー「とにかく勝つということが一番大事なこととしてありました。応援されるチームというのは今まで自分たちがやってきたことをやり切るというところと得点力とディフェンスでは奪うというところ。グラボはやりきるというところ。全部全力でやり切ろうという風に言っていて少しできていない部分があったり、自分たちがやろうとしている事じゃないところで点が取れたりそういうことがあったのですが、その中でも良いシーンというのもどんどん生まれてくるようになっていけるよねという雰囲気がチームの中にありました」平島今回の試合で良かった点を教えてください。 ーー「シュートをちゃんと決めきることができたことと、仲間のミスをフォローするというのをメインにしていたので、そこができたのは良かったと思います」READ MORE -
学芸大に7得点を挙げ勝利/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2018.09.24チーム全員でつかんだ勝利だ。前半は先制点を決めたものの、3―3のドローで終わったが、後半はスピード感のある本来のプレーを取り戻し、4点を獲得。チーム全体で攻めることで学芸大に競り勝つことができた。◆8・13~11・10 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他) ▼9・23 対学芸大戦(文教大第3グラウンド) ◯明大7{3─3、4─2}5学芸大 前戦の日体大戦では終盤に追い付かれてしまい痛恨のドロー。ファイナル4進出を逃した悔しさが残る中、迎えた今試合。AT畑田志帆(政経4=湘南)は「気を抜いて良い相手はいない」と自らに厳しく言い聞かせて挑んだ。試合開始と同時に攻め上がると、フリーシュートから幸先良く先制点を挙げる。しかし、その後は個の力がある学芸大にボールを保持される厳しい時間が続いた。主導権を相手に握られたまま前半が終了。チームにのしかかる重たい雰囲気を断ち切るため、ハーフタイムでは井川裕之ヘッドコーチが選手を鼓舞した。「一人一人の勝負では勝てない。全員で守って、全員で攻めていこう」。後半は一転して、相手より先に落ちたボールに反応。徐々にペースを取り戻し、後半は怒涛(どとう)のゴールラッシュとなった。2得点を挙げた畑田は、若手を交えたチームを先導し「集中できた良い試合だった」と勝利を笑顔で振り返った。 4年生にとってラストゲームとなる次戦。今回見つかった課題である「基礎技術」(畑田)を見直し、最後は全員の笑顔で締めくくりたい。[竹下侑希]試合後のコメント井川ヘッドコーチ――今回の試合を振り返っていかがでしたか。 「途中すごい危ないところもあって、今日負けたらほとんど下入替で2部に落ちる可能性もあるっていうプレッシャーは常に持ちながらの試合だったのですが、後半なんとか競り勝てたので良かったと思います」――勝敗を分けたポイントはどこですか。 「落ちたボールはこちらが先に取れていて、後半のボールへの執念でなんとか勝ち切ることができたのではないかと思います」――次戦に向けて一言お願いします。 「勝って最後の試合を締めくくる、2018年を締めくくるっていうのと同時に、次年度につながる若い選手の活躍を期待したいです。その二つを実現できる試合にしていきたいと思います」畑田――今日の試合で課題は見つかりましたか。 「課題は基礎技術です。今日出ていた新しい子が入ったからこそ、この前までは暗黙の了解で出来ていたことができなくてしまっていました。それはただ単純な2対1の理解だったりするのですが、人が変わったらそれができなくなってしまうチームは弱いなって思うので、みんながシンプルなことを同じ頭で出来るというのは次の課題ですし、来年の課題でもあるかなと思います」READ MORE -
心残りのあるドロー/ 関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2018.09.17悔しさが残る4戦目となった。前半は3─1と日体大に2点リードしていたものの、後半では両校の点の奪い合いの末に5─5の同点に終わった。ファイナル4進出のためには絶対に落としてはならない一戦。この敗北に、選手らは悔し涙に暮れた。◆8・13~11・10 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他) ▼9・16 対日体大戦(文教大第3グラウンド) 明大5{3─1、2─4}5日体大 手に汗を握る熱戦が繰り広げられた。前半は先制点を許したが、AT吉岡奈美(文4=川和)がシュートを決め試合の流れを変えた。「やってきたことは試合でも出し切れるものだ」と今回までの練習の成果を実感。「財産になった」と前向きに語った。2点リードのまま迎えた後半は、両校共に点を譲らない大接戦に。しかしここぞの1点が決まらず、引き分けのまま試合終了。ドローという結果には悔しさが残ったが、江口菜々子主将(商4=横浜市立南)からは「落ち込むのではなくラクロスの楽しさ、本気になる楽しさを伝えていく」と4年生としての責任感が感じられた。 一人一人の技術力の高さが目立った日体大。明大はその中でどう戦うかが肝になった。残り2戦となった今シーズン。課題となった一人一人の決定力を見直し、勝ち切って笑顔で締めるたい。ファイナル4進出を逃し、悔しさが残った本戦であったが、苦節を経てさらなる進化を遂げる。[竹下侑希]試合後のコメント井川裕之ヘッドコーチ──今日の試合を振り返って、いかがですか。 「選手たちはすごくよくやってくれて、今季ベストゲームをすることができたと思いましたが、一人一人の決定力で相手チームにはまったく及ばなかったなと思います」──山場の一戦でしたが、どう臨まれましたか。 「まずは基本的な、攻撃力の不足が今シーズンの特徴だったので、攻撃の練習をずっとしてきました」江口主将──ファイナル4出場を決め切れませんでした。 「チームを上げていくというところで、今日勝ってつなげるということをしたかったのですが、それができなかったことには悔しさしかないです。自分自身も点を取ったのですが、もっと点取らなきゃいけなかったとかいうのもありましたし、ベストは尽くしたのですが、その出し切る量が足りなかった。本当に悔しいです」吉岡──ナイターの試合はいかがでしたか。 「ボールが見づらいのはありました。ボールが見づらかったので見えなくて取れなそうという時は1回下に落として取るという風にちょっと工夫をしながらやりました。明治はナイター設備がないのですが、日体大はナイター慣れしているのでその中でどう戦うかという感じでした」READ MORE -
9得点で成蹊大に完全勝利 / 関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2018.09.09リーグ2戦連勝中の成蹊大の勢いを止めた。前半の切り返しは3─2と雲行きが怪しかったものの、後半で流れを変えた。6点の追加点を獲得し、明大の完全勝利。点数を取れるチームとしての実力差を見せつけ、ファイナル4進出への大きな一歩となった。◆8・13~11・10 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)▼9・8 対成蹊大戦(国際基督教大グラウンド) ◯明大9{3─2、6─2}4東海大 紫紺のユニホームが輝く快進撃であった。この日はATの平島千萌(営3=東京成徳大)が大活躍。前半2点後半2点の計4得点を獲得し、リーグ戦では自身初の快挙となった。「自分でもびっくりです。無心がテーマで、何も考えずやったら結構よかった」と明るく試合を振り返った。またMFの安達裕美(法4=松商学園)も前回に引き続き点数を獲得し会場を沸かせた。 前後半共にラスト1分以内で相手のゴールを許した。「あれは取られたくなかった」(安達)と歯痒さも残ったものの「次につなげられる試合ができた」(安達)と前向きの姿勢を見せた。「勝負は細部に宿る」(黒岩茜コーチ)という言葉を改めて実感し、相手の強弱に関係なくやり切ることを目標にしている。次回は一番山場の試合と意気込む選手たち。チーム一丸となり目指す先には勝利しか見えない。[竹下侑希]試合後のコメント黒岩茜コーチ──今日の試合運びはいかがでしたか。「前半でもうちょっと点が取りたいと思っていたので、相手に2点与えてしまったっていうことがあったのですが、相手チームも素晴らしいチームなのでこちらが分析をしている中で、このくらいの点差で競るだろうなというのは予想していました。今日の試合運び自体も、もうちょっと前半で点数を取りたいという欲はあったものの、想定内ではあるかなと思います」安達──チーム全体で9得点ということについて。「単純にうれしいです。8点を目標にしていたのですが、得点目標をしっかり達成して1点多く取れたのは良かったです。前回の試合が全然点が取れないチームだったので少しずつゴールに向かって点を取れるチームになれてきたなという実感があります。今日それがスコアに現れたので良かったと思います」平島──今日の試合を振り返って。「私はアタックなので点を決めることを目標にしていたので4点取れたということは素直に嬉しいです」──リーグ戦の目標は。「とりあえず全勝してファイナル4につなぐ。そしてその先の日本一をつかむ。それに尽きますね」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
ラクロス部は平成30年度より体育会に加盟した新興の部だ。歴史こそ浅いものの、2016年には全日本学生選手権を制し学生王者として君臨。その後の全日本選手権も制覇し正真正銘の日本一へと輝いた。関東屈指の強豪校としてその地位を築いている。スポーツ推薦での入学者はおらず、部員の大多数が大学からラクロスを始める。部員数は100名近くを誇り、その他の体育会各部と比べても群を抜いた大所帯だ。限られたポジションを獲得すべく、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられている。目標に掲げる日本一に向けて、選手は今日も練習に励む。