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決勝進出ならず 慶大に逆転負け/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2022.10.15予選リーグを2位で終え、ファイナル4進出を決めた明大。勝てば決勝進出そして全国大学選手権(以下、インカレ)出場となる一戦の相手は慶大となった。開始直後から攻守共に粘り強さを見せ、主導権を握る。着実に得点を重ね、第2Q終了時点で3点差をつけた。しかし、後半はディフェンスのスキを突かれる場面が増え、徐々に相手ペースに。最後は連続失点で逆転を許し敗戦。2年ぶりの決勝進出とはならなかった。 ◆8・7〜11・6 関東学生リーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)▼10・15 対慶大戦 (駒沢オリンピック公園第一球技場)明大5{2-1、2-0、1-2、0-3}6慶大○ 明大は開始直後から絶好の滑り出しを見せた。ゴール前で粘り強く守り切り、そこからの速い攻撃で相手ゴールを脅かす。MD(ミディー)隅千春(農4=岩国)が押し込んで先制すると、その勢いのまま第1Qを1点のリードで終えた。「前半は明治の流れだった」(MD藤村麻伊・農4=川和)。続く第2Qも明大ペースは変わらず。MD柳井華(農3=東大教育学部付)の2得点を筆頭に慶大を圧倒。3点のリードを持って試合を折り返した。 迎えた第3Q、前半と同じく優位に試合を進めたかった明大だが、徐々に劣勢となる。オフェンスでなかなか決め切れず、慶大のパス回しに翻弄(ほんろう)される展開に。第3Q終了間際には鋭い突破から残り6秒のところでスーパーゴールを決められ、リードは2点に。最終の第4Qは勝利に向け逃げ切りたいところだった。しかし、際どいボールを全て慶大に回収され、主導権を握られ続ける。「後半はプレッシャーをかけられなかった」(藤村)。素早い連携にゴール前で粘り切れず、立て続けに3失点。逆転を喫した明大だったが、その後は試合終了まで果敢に相手ゴールに迫った。しかし、決定機を決め切ることはできず。「最後の部分で決め切れなかったのが敗因」(中村みずほ主将・農4=明大明治)。2年連続でファイナル4初戦敗退となった。 あと一歩のところで決勝進出、そしてインカレ出場を逃す結果となった。4年生は今試合を持って引退となる。「下級生には自分たちが見られなかった景色を見てほしい」(中村主将)。この悔しさを胸に、後輩たちが1年後のリベンジを誓う。 [細田裕介] 試合後のコメント中村――4年間を振り返っていかがですか。 「つらい時期もたくさんありました。今年が始まった時は不安も多かったですが、そこから伸びしろしかないと思って全員成長してきたので、最後まで目標を持ち続けられて良かったです」 藤村――今日に向けて準備してきたことはありますか。 「立教戦が個人技術のところで課題に上がったので、個人個人の技術の面でシュートだったりをこだわって練習してきました」 柳井――来年度の目標を教えてください。 「来年も全員でこの舞台に戻ってきて勝ち切ってファイナルに進んで、絶対に日本一を取るので来年も応援よろしくお願いします」READ MORE -
キッズラクロス 運営インタビュー
ラクロス(女子) 2022.10.10日本初の小学生ラクロスチーム「BABYLAX」によるトレーニングマッチがこどもの国で開催。心地よい秋晴れの中、子どもたちによる熱戦が繰り広げられた。明大女子ラクロス部も運営スタッフとして参加。受付や審判など、スムーズな運営に尽力する姿が見受けられた。本イベントに携わった選手たちの声をお届けする。 鎌田もも子(農3=山形商)――参加した理由を教えてください。 「ラクロスは大学生から始める人が多い中、小学生から始める子にはどういう子がいるのだろうという興味が単純にあったからです。小学生がプレーしている姿を見て、自分もいい刺激をもらいたい、ラクロスは楽しいということをもっと広めたいと思い、参加しました」 ――イベントを振り返っていかがですか。 「小学生はダイナミックなプレーや恐れのないプレーをしていました。純粋にラクロスを楽しんでいる姿を見ることができたので、自分たちにもいい刺激になりました。小学生から見習うことの多い、いいイベントだったと思います」 星合はな(政経3=白百合学園)――イベントに参加した経緯を教えてください。 「井川(裕之)コーチから紹介していただいて参加しました。ラクロスは日本の中ではマイナースポーツで、大学生がやるスポーツという印象が広まっていると思います。そうした中、小学生がラクロスをやっているということを聞き、子供たちが今後日本を担うラクロスターになってほしいと思いました。また単純にどのようなラクロスをやっているのか、興味を持ち、参加しました」 ――小学生のプレーを見ていかがでしたか。 「エネルギッシュなプレーが多かったです。小学生でそんなこともできるのだと思うこともありました。私たちは大学1年生から始めたので3年間しかやっていませんし、4年生までしかできないという限定的な中でやっています。しかし小学生には今後がたくさんあるので、生き生きとプレーしている印象がありました」 島葉月(商1=帯広南商)――参加した理由を教えてください。 「ソラさん(中村みずほ主将・農4=明大明治)からこういうものがあると教えてもらいました。実際に小さい子と関わる機会というのはラクロスをやっていてもないので、そこに参加して自分にできることがないかと思ったのが一番の理由です。ラクロスは大学のスポーツと言われていますが、小さい子たちにぜひ大学まで続けてもらい、よりラクロスを広めることに貢献できたらいいなと思っています」 ――大学生のプレーと小学生のプレーに違いはありますか。 「私たちになると楽しむというよりも勝ち負けしか見えなくなり、本来のスポーツの楽しさを忘れてしまっている部分があると思います。やはりまずは心から楽しむ気持ちが大切なので、何かが大きく違うなどはありませんが、子どもたちは純粋に楽しんでいると思いました」 ――ありがとうございました。 [牛嶋淳太郎、石井遥]READ MORE -
立大に敗戦 リーグ戦初黒星を喫する/関東学生リーグ
ラクロス(女子) 2022.09.25明大はリーグ最終戦に立大と対戦。第1Q(クオーター)序盤にいきなり先制を許すも、すぐに同点に追い付くなど前半は互角の戦いを見せる。しかし後半に入ると明大は決定機をつくるも決め切ることができず。立大に好機をモノにされてしまい力の差を見せつけられた。 ◆8・7~10・15 関東学生リーグ戦(大井ホッケー球技場メインピッチ他)▼9・24 対立大戦 (大井ホッケー球技場サブピッチ)明大4{1-1、1-2、1-2、1-2}7立大○ リーグ戦いまだ無敗同士の対戦となった紫合戦。明大は勝利すれば1位通過でファイナル4進出が確定する。第1Qに先制を許すも、今季絶好調のMD(ミディー)藤村麻伊(農4=川和)の得点で同点に追い付く。しかし第2Qはフリーシュートを決められ、さらにディフェンスをかいくぐる絶妙な縦パスから得点を奪われてしまう。それでもAT(アタッカー)吉田真裕子(農2=菊里)が得点を奪い1点差で前半を折り返す。 第3Qは序盤から明大が好機をつくり、ゴール前で攻め込む時間が続くと藤村がこの日2点目となる得点を決め再度同点に追い付く。「練習してきたことができた」(藤村)。頼れる4年生が試合の流れを変えたかに見えた。しかし立大の高い攻撃力を前に守り切ることができず逆転されてしまう。さらに第4Qではフリーシュートを阻まれると、立大の素早いカウンターやパス回しに対応できず点差を4に広げられた。その後、AT中村みずほ主将(農4=明大明治)のショットで1点を返し粘りを見せたが反撃はここまで。リーグ最終戦で初黒星となり無敗でリーグ戦を終えることはできなかった。 リーグ戦を4勝1敗1分で終えた明大。他大の結果次第ではあるが、ファイナル4への進出の可能性は十分高い。「一人一人が成長し続けてリーグ戦とは違う試合を見せられるように頑張りたい」(中村)。悲願の日本一に向けてはさらなるレベルアップが不可欠だ。 [久和野寛人] 試合後のコメント中村主将――立大戦を振り返っていかがですか。「ブロック1位通過するためにも絶対勝ちたい試合だったのですが、チームとしてボールを持ち続けるオフェンスをする、奪われないディフェンスをするという中で個人のミスというか個人技術のミスが目立ったなと思います」 ――立教大学はどのような相手でしたか。「明大のディフェンスもプレッシャーに行っていましたが、誰がボールを持っていても失わないところや、明大がミスしたところを突いてくることがすごいなと思いました」 藤村――どういう意識で立大戦に臨まれましたか。「最後この一戦に懸けてとにかく目の前の試合に勝つことや目の前のボールに勝負することをやろうという意識で臨みました」 ――チームとしてリーグ戦を振り返っていかがですか。「リーグ戦通して成長できたところはいいなと思っていて、課題としては個人個人のスキルをもっと上げたいと思っています」READ MORE -
青学大に圧勝 総合力の高さ見せつける/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2022.09.12 早大戦の反省を生かしてディフェンスから流れをつくることができた明大は、第1Q(クオーター)から主導権を握る。相手の少しのミスもすかさずオフェンスにつなげ、ポゼッションは常に明大優位に。AT(アタッカー)堀彩花(農4=駒場)の両チーム最多3得点を決める大活躍もあり、最終的に9―0とまさに圧勝と言うべき試合だった。 ◆8・7~10・15 関東学生リーグ戦(大井ホッケー場メインピッチ他)▼9・10 対青学大戦(大井ホッケー場メインピッチ)〇明大9{1―0、4―0、3―0、1―0}0青学大 この日はスタンドに保護者や応援団の応援が響く青学大戦。AT中村みずほ主将(農4=明大明治)がサイドから果敢に切り込み先制ゴールを決めると、明大の独壇場が始まる。第2Qは、堀が得意とする相手を押しのけ前に攻めるプレーがはまり、2得点をあげる。中村主将も堀を「彼女の一番の武器であるショットを3点取り、1週間で成長したことを発揮できている」とこの試合のMVPに選んだ。さらにMD(ミディ)柳井華(農3=東京大教育学部付)や中村らがショットを決め、5-0で前半を終える。 後半は相手のグラボミスやパスミスを逃さず、オフェンスが速攻につなげる展開が目立つ。決して緩むことなく攻め続け、ポゼッション時間をキープし、第3Qも得点ラッシュに。柳井、堀、AT高桑深緒(商2=川越女子)のショットがさく裂し、リードを8点に広げる。第4Qに入ると、ショットミスや青学大に押される場面が少し見られたものの、前回早大戦で本領を発揮できなかったディフェンス陣が修正した堅い守りを見せ、無失点で試合を終えた。 9-0と圧勝を収めたが、オフェンス面ではあと少し攻め切れない部分やミスがあったと振り返る。ここで強みである〝修正力〟を武器に常に高め合うチーム力は、今年のスローガン『DRIVE』を十分に体現しているだろう。日本一の頂へ、チームの成長は止まらない。 [杉田凜] 試合後のコメント中村主将――本日の試合に向けて強化してきた点や意気込みを教えてください。「ディフェンスを強化してきました。早大戦は自分たちがやりたいディフェンスがなかなかできなくてかなり相手にやられていましたが、今日は高いところから狙って、積極的に〝奪うディフェンス〟をやっていこうと決めていました。それが体現できたと思います」 ――女子ラクロス部の団結力の秘訣は何ですか。「練習場所はAチームBチーム1年生とバラバラになってしまうことも多いですが、しっかりと一人一人の頑張りや成長を互いに見ることができているからこそ、フィールドでもベンチでもスタンドでも一丸となって勝ちというところを狙っていけるのだと思います」 堀――圧勝できた要因を教えてください。「今までは藤村麻伊(農4=川和)と隅千春(農3=岩国)がキーマンとして点を取ってきてくれたので、そこだけでは勝っていけないと思いました。そこからアタッカーや他の3、4年などが得点しないと勝てないと予測したので、それがきいたと思います。藤村と隅には相手が集まってきてしまうので、彼女ら以外が遠くで決めるシーンをつくれて嬉しいです」 高桑――次の試合に向けて一言お願いします。 「次の試合に向けて今日あったミスや大事な場面でファールをしてしまう惜しい部分を修正して次の試合も勝てるように頑張ります」READ MORE -
1点差の激闘 明早戦制し今季2勝目/関東学生リーグ
ラクロス(女子) 2022.09.04第2戦をドロー決着となり、1勝1分という成績となった明大。折り返しとなる第3戦は明早戦に。試合は第1Qからペースをつかみ、いきなり3点のリードを奪う。しかし、第2Q以降は相手のディフェンスを崩せず、苦しい時間に。試合終了間際に1点差に迫られ窮地に立たされた明大だったが、最後は粘りのポゼッションで勝利。今リーグ戦2勝目を手にした。 ◆8・7〜10・15 関東学生リーグ戦▼9・3 対早大戦(大井ホッケー球技場サブピッチ) ○明大6{3―0、1―2、1―0、1―3}5早大 集客試合となり、スタンドにも多くの応援が駆け付けた中行われた早大との第3戦。試合は開始直後から明大が主導権を握った。第1Q、長くボールを保持し続けるとMD(ミディー)隅千春(農4=岩国)の単独突破から先制ゴールを奪う。その後もMD藤村麻伊(農4=川和)を中心とした鋭いオフェンスで2点を奪い、いきなり3点のリードを得た。流れを持ってくることができた」続く第2Q、勢いのままさらにリードを広げたいところだったが、相手の低く守るディフェンスを崩し切れず、徐々に苦しい展開に。1点こそ挙げたものの、一瞬のスキを突かれ連続失点。2点のリードで前半を折り返した。 迎えた第3Qも楽な試合運びとはならず、両チームなかなかスコアの動かない拮抗(きっこう)した展開となった。その中でもMD柳井華(農3=東大教育学部付)がフリースローで1点をもぎ取り、3点リードで勝負の第4Qへ。リーグ戦2勝目へ向けて、余裕を持って試合を締めたい明大だったが、早大の猛攻に晒される。ディフェンスの少しの連携ミスを突かれ、立て続けに失点。劣勢のまま1点差まで詰められてしまう。しかし、その後は今リーグ戦初スタメンとなるG(ゴーリー)野地咲良(営2=平塚江南)を中心とした粘り強い守備とパス回しで失点を許さず。価値のある勝利となった。 中大戦の悔しい引き分けから今試合に向けて時間を費やして対策に取り組んだ明大。「試合のラストは練習してきたポゼッションが出せた」(中村みずほ主将・農4=明大明治)。次戦も徹底した準備で勝利を手にする。 [細田裕介] 試合後のコメント中村――苦しい時間にチームのどのように声を掛けていましたか。 「追い上げられた時もどこかで絶対相手の流れになる時間はあるよねと想定していたので想定内だから大丈夫、今はボールを持てているから大丈夫と声を掛けて、コート内でも今何分ボール持てているよと声を掛けていました」 藤村――中大戦から2週間ありましたがどのような準備をしてきましたか。 「オフェンスが一番準備してきたことで、中央戦は自分たちのミスでオフェンス時間を持てずに相手ボールにしてしまい自分たちの流れにできませんでした。そこでまずは自分たちのボールにし続けて攻め続けるということを練習してきました」 野地――初スタメンの心境はいかがですか。 「初スタメン、初リーグ戦だったのでとても緊張しました。まだ自分自身完璧な状態ではない未完成な中でしたが、できる限り自分ができることをしてチームが勝つために何ができるかを考えて、今日は勝利することができたのでうれしいです」 READ MORE -
中大相手に引き分け 3点リードを守り切れず/関東学生リーグ
ラクロス(女子) 2022.08.23明大は初戦の勢いそのままに序盤から得点を重ね前半を3点リードで折り返す。しかし今季から1部昇格を果たした中大に追い付かれ苦しい展開に。第4Q(クオーター)では頼れるAT(アタッカー)中村みずほ主将(農4=明大明治)が勝ち越しとなる得点を奪うも、再度同点となり引き分け。勝ち点1を分け合う形となった。 ◆8・7~10・15 関東学生リーグ戦▼8・22 対中大戦 (駒沢オリンピック公園第一球技場)明大5{3-0、1-1、0-2、1-2}5中大 明大は第1Qから果敢に相手ゴールへ迫る。序盤から試合の主導権を握るとAT高桑深緒(商2=川越女子)が先制ゴールを決める。さらに前回の学習院大戦で3得点を挙げたMD(ミディー)藤村麻伊(農4=川和)、軽快なフットワークが武器のMD隅千春(農4=岩国)らが得点を奪い一気に差を広げる。第2Qでは中大に1点を返され、その後も攻められる時間が続いたがG(ゴーリー)・関沙織(法4=川越女子)の好セーブなどで粘りを見せるとAT堀彩花(農4=駒場)がゴールを決め4―1で前半を終える。 3点リードで迎えた第3Q。開始直後に1点返されるなど明大にとって粘りの時間が続く。さらに1点差まで詰められるも明大は得点を奪うことができず、勝負の行方は第4Qへ。ここでも中大の反撃は止まらず同点のゴールを決められる。勝ち越したい明大は中村が相手ディフェンスに囲まれながらも放ったショットが決まり勝ち越し。このまま逃げ切れるかと思われたがフリーシュートを決められ、またも追い付かれてしまう。その後は両者譲らず引き分け。明大は3点あったリードを守り切ることができなかった。 「この引き分けという結果をプラスに変えられるようにチーム全員でやっていきます」(中村)。明大にとっては痛い引き分けとなったが、ファイナル4に進むために「もう負けられないという部分を原動力にして頑張りたいと思います」(関)。悲願の日本一に向けた戦いはまだまだ続く。 [久和野寛人] 試合後のコメント井川裕之コーチ――修正すべき点はありますか。 「一人一人のパス能力やキャッチ能力は短期的には上がらないので、それでもこつこつやれることをやっていくしかないなと思います」 中村主将――中大の印象についていかがですか。 「1部に上がってきたチームでもあるし、中大にとって今年の初戦が明治だったということもあり、勢いのあるチームだからこそ自分たちが守り切って、自分たちの流れの時にしっかり勝ち切りたかったという印象はやはりありました」 ――中大戦に向けての準備について教えてください。 「前回の学習院大戦から1週間しか空いていませんでしたが、前回の学習院大戦ではクリアが一番の課題で、クリアミスから失点が重なったので、この1週間はそのクリアを一生懸命練習してきました」 関――ご自身のプレーの出来はいかがでしたか。 「危ないところのシュートを止められるシーンはあったのですが、セーブの前でディフェンスを動かす部分を修正できたらよりいい試合になれたと思います。しっかりコミュニケーションをとってシュートを打たせたないことができたら良かったと思います」 隅――引き分けという結果をどう思いますか。 「チームとしては勝ちたかった試合なので悔しいですが、あとの4戦を勝ちきれば自分たちも1位通過でファイナル4に行くことができます。中大戦で出た課題を次戦に向けてしっかり改善できれば、自分たちもあと4戦勝ち切ることができると思うので、引き続き課題を見直していきたいです」READ MORE -
果敢に攻め続け、学習院大との開幕戦に勝利/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2022.08.16チーム目標である日本一に向けて、好調な滑り出しを見せた。初戦の相手は学習院大。第2Q(クオーター)でMD(ミディー)藤村麻伊(農4=川和)が2連続得点。リードで折り返すと、その勢いのまま後半へ。第4Qで藤村の力強いシュートを皮切りに、一挙4得点。攻めの姿勢を貫き通し、見事開幕戦を制した。 ◆8・7~10・15 関東学生リーグ戦▼8・16 対学習院大戦(大井ホッケー競技場) ○明大8{1-1、2-1、1-0、4-2}4学習院大 思うような試合運びができず、苦戦した第1Q。MD柳井華(農3=東大教育学部付)がフリーシュートで先制点を決めるも、すかさず学習院大も得点を挙げる。さらなる得点がほしいところだが、学習院大の勢いに押され膠着(こうちゃく)状態に。そのまま試合は第2Qへ。流れを変えたのはMD藤村。「ここで自分が決めて、ちょっとでもリードで後半に持ち越したい」。そうした思いで打ったシュートは見事ゴールへ。3―1と点差を広げたがその後失点を許し、1点差に追いつかれる。残り数秒まで果敢にゴールを狙うも、学習院大の固い守りを崩すことは叶わず。勝負の行方は後半に持ち越された。 1点リードで迎えた第3Q。学習院大による追い上げを止めたのは、G(ゴーリー)・関沙織(法4=川越女子)。好セーブを連発し、相手に点を与えず。「負ける試合を勝てる試合に変えられた」(井川裕之コーチ)。その後、柳井が追加点を挙げ、2点リードで迎えた第4Q。藤村が1対1でシュートを放ち、この日3得点目を決める。勢いづいた明大は、立て続けにAT(アタッカー)中村みずほ主将(農4=明大明治)らが得点を重ね7―2に。学習院大も1点を返すが、柳井もこの日3得点目を挙げ、攻撃の手を緩めず。終了間際に1点許すも、8―4と快勝。「第4Qの最後は相手にやられたが、最後まで戦い抜くということはできたので良かったです」(中村)と満足のいく結果となった。 「奪うディフェンスと粘り強いオフェンスを今年のチームでやろう」(中村)。その言葉通り、第4Q後半の学習院大の流れの中でも臆することなく攻め続けた。明大の挑戦は始まったばかり。今後の展望にも期待がかかる。 [石井遥] 試合後のコメント井川コーチ――今日のチームの共通認識は何ですか。 「オフェンスでしぶとくいくということと、相手の方が力で上回る部分があってもこっちがボールを拾う、努力で頑張れる部分はしっかりやろうと話しました」 中村主将――今日の手応えはいかがでしたか。 「結構強い相手で山場だったので、そこを勝ち切れたことは今後のリーグ戦5試合ある中で自信につながったかなと思います」 ――反省点はありますか。 「後半でキーマンに対策をしていたとは言え2、3本決められたのでそこと、オフェンスでまだ粘れていないので、そこはもっと上げていける点だと思うので、一人一人の基礎力を上げてもっと明治として体現したいラクロスを体現できるようにしたいと思います」 藤村――今後の意気込みをお願いします。 「今後は本当にここから連戦で、次中央戦で、来週以降も早稲田戦などで試合も続きますが、もう一戦一戦どんどんパワーアップして成長した姿を見せたいなと思っています」 柳井――学習院大の印象はいかがでしたか。 「私はドロー上げていましたが、ドロー周りのグラボをとる速さや、グラボに走り込んでいって取る強さだったりは明治とは違うなと思って、そのグラボを取るというのは苦戦しました」READ MORE -
日体大に敗戦 ファイナル4で姿消す/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2021.10.17流れをつくることができなかった。ファイナル4の相手は日体大。第1Q(クオーター)から日体大ペースで試合が進む。明大は相手のディフェンス陣に阻まれなかなか自分たちのラクロスをさせてもらえない。その後第3Qに3失点と突き放されゲームセット。ファイナル4で敗退となり、昨年度決勝で敗れた立大へのリベンジはかなわなかった。 ◆9・11~12・27 関東学生リーグ戦※無観客試合のため、会場名は非公開。▼10・16 対日体大戦 明大4{2―3、1―2、0―3、1―2}10日体大◯ 第1Q。日体大が先制のショットを決めると、すかさず明大もAT(アタッカー)岡田茉桜(政経4=熊谷女子)のショットで流れをつくる。「やってきたことをやれば絶対に勝てる」(岡田)。しかし追い付いても日体大に追い越され明大にとっては苦しい展開に。「確実に点を取りたいというところで取れなかった」(AT内野彩香主将・営4=所沢北)。第2Qが終わって2点のビハインドで前半を折り返す。 ハーフタイム明けの第3Q。「守り切れなかった」(井川裕之コーチ)と立て続けに得点を許し、防戦一方に。「とにかく基礎技術に違いがあった」(内野)。第4QでMD(ミディー)小瀬かなえ(農4=帝京)が1点を返すも、反撃は続かず。「できないことがあるチームで勝ちにいくことの難しさを改めて感じた」(井川コーチ)。課題であったディフェンスがうまく機能せず、昨年度の決勝進出に並ぶことはできなかった。 この試合で4年生は引退となる。「自分の強みを伸ばそうと一人一人の持つ個性の中でやってきた選手たちだった」(井川コーチ)。個性が強く、勝ちに対する欲が強かった4年生。「自分がチームにどう貢献できるかを考えてほしい」(内野)。先輩が成し遂げられなかった日本一へ向かって。悲願への挑戦が始まる。 [桑原涼也] 試合後のコメント井川コーチ――今日の試合を振り返っていかがですか。 「日体大がミスがないチームで安定したゲームをつくっていたのに対して、こちらは1回のパンチ力がある選手はいたのですがミスが多かったなと思いますね」 ――4年生にどんな声を掛けたいですか。 「コーチになってくれと(笑)。今のコーチたちは日本一になったメンバーしかいないので、こういう悔しい終わり方をした代にこそ指導してほしいなと思いますね」 内野主将――この4年間の思い、振り返りをお願いします。 「日本一に憧れてこの部に入って、昨年一昨年と関東決勝で負けて今年こそは勝ってみんなと喜びたいと思ってずっとやってきました。組織に関しても技術に関しても共通認識ができていなくて、自分たちが伝えたいのはそこを変えないと勝てないということで、後輩たちに頑張ってもらいたいです」 ――後輩たちに期待することはありますか。 「とにかく基礎が大事なのでそこを徹底してほしいと思います。あとは後輩には欲を持ってほしくて、今の4年生は勝ちたいという欲を持っているのですが、3年生はまだ『いや自分じゃなくて』という感じで、自分がチームのためにどう貢献したいのかというのを考えてほしいなと思います」 岡田――今試合の日体大の強さを教えてください。 「奪いたいというところで自分たちが取り切れないということもありましたが、取り切って自分のボールにしてくるということが一人一人全員できるというのが日体大の強みだなと思います」READ MORE -
早大に競り勝ち ファイナル4進出/関東大学リーグ戦
ラクロス(女子) 2021.10.10開幕戦勝利の明大。第2戦は早大との対戦となった。立ち上がりから攻めのリズムをつかみ、第1Q(クオーター)だけで5点差をつける。その後はディフェンスに追われる時間が増えるも、粘り強く戦い勝利。チームは見事ファイナル4への進出を果たした。 ◆9・11〜12・27 関東学生リーグ戦▼10・9 対早大戦(江戸川区臨海球技場) ○明大10{6―1、0―2、2―0、2―3}7早大 第1Qは立ち上がりから怒涛(どとう)の攻撃を見せる。「自分たちのプレーができた」(AT岡田茉桜・政経4=熊谷女子)。開始直後にパス交換からAT(アタッカー)内野彩香主将(営4=所沢北)のゴール裏から回り込んで打ったシュートで先制。リズムをつかむと波状攻撃で相手のゴールに迫り、一方的な展開となる。勢いに乗ったチームは内野や岡田の得点で点差を広げ、6―1とリードした状況で第1Qを終えた。 第1Qの流れそのままに進むかに思われた第2Qだったが、試合は全く違う展開に。相手G(ゴーリー)やDF(ディフェンス)の堅い守備に阻まれ、攻めのリズムを思うようにつかめない。守備に回る時間も増え、思うような試合運びができなくなった。「自分たちのボールにできなかった」(内野)。相手に連続で得点を許し、2点差に追い上げられてしまう。しかし、苦しい展開になっても、焦ることはなかった。「想定はしていた」(岡田)。第3Q、チームはGを中心とした粘り強いディフェンスを見せ、拮抗(きっこう)した展開へ持ち込む。幾度なく相手にゴール前に攻められるが、得点は許さない。迎えた第4Qも流れは変わらず。「粘ることができた」(井川裕之ヘッドコーチ)。意地のディフェンスでリードを守り切り、10―7で勝利。接戦をモノにした。 これでチームはファイナル4へ進出。目標である日本一に向けて、重要な試合が続く。「一戦一戦を大事に勝ち切りたい」(内野)。次戦も粘り強いディフェンスを武器に、一丸となって勝利へ突き進む。 [細田裕介] 試合後のコメント井川コーチ——今日のテーマを教えてください。 「状況に応じたアクションが今日のテーマです。しかし、相手が緊張していたので第1Qで一気に練習してきた形が出せて6点取れたことが勝因だと思います」 内野——今日の試合の振り返りをお願いします。 「第1Qは調子が良かったのですが、第2、3Qでクリアミスが多く、なかなか自分たちのボールにできなかったのが反省で、最後持ち切れた点は良かったです」 岡田——自身のプレーの出来はいかがでしたか。 「自分なりの役割というか、最後シュートを決め切るというところとか、メーカーとしてゲームを作るという部分で役割を果たせたかなと思っているので、1点欲しい場面で決め切ることができたのは良かったと思います」 ——次戦までに今日の試合から高めたいことはありますか。 「クリアです。ボールを自分たちのままずっと持っているというのは大事だなと思うのと、簡単なパスミスで相手に攻められることがあったので、基礎基本というところ、1対1の対人というところでも上げていきたいと思います」READ MORE -
リーグ開幕 第3Qで突き放し東農大に快勝/関東学生リーグ戦
ラクロス(女子) 2021.09.21リーグ開幕戦は東農大との対戦。第1、2Q(クオーター)は流れをつかめず苦しんだものの第3Qで奮起し一挙5得点。流れをそのままに見事快勝し、チームの目標である日本一へ向けて着実に歩みを進めた。 ◆9・11~12・27 関東学生リーグ戦※無観客試合のため、会場名は非公開となっております。▼9・20 対東農大戦 〇明大14{4―2、1―1、5―1、4―0}4東農大 第1Q開始2分、MD(ミディ―)小瀬かなえ(農4=帝京)のパスからAT(アタッカー)吉岡真子(政経4=明大中野八王子)がシュートを決めて先制。1分後にはAT内野彩香主将(営4=所沢北)がシュートを決め、明大が完全に流れをつかんだかのように思われた。しかし「クリアで詰まっているシーンがあった」(内野)。なかなか点差を広げることができず第1、2Qは拮抗(きっこう)した試合展開となった。 第3Qは「とにかくボールを前に進めようと思った」(AT岡田茉桜・政経4=熊谷女子)。その言葉通り、速く確実にパスをつないで前に運び、最後は岡田がしっかりとシュートを決める。意識を変えたことで本来の動きを取り戻し最高の流れに乗った。勢いづいた今年度の明大は誰も止められない。その後も岡田や内野のシュートが決まり9-4と東農大を突き放す。第3Q残り2分を切った場面では、AT野村柚月(情コミ4=札幌手稲)が武器とするゴール裏から回り込んでのシュートでゴールネットを揺らす。 第4Qは第3Qの勢いそのままに小瀬らが得点を重ね14-4で試合終了。見事東農大に勝利し白星発進となった。 新型コロナウイルスの影響で1か月延期しての開幕となった今大会。「延期になった分まだまだ練習できる」(内野)と延期になったことを前向きにとらえ勝つための準備をしてきた。さらに練習を積み重ねチームで目指すのは日本一。今年度の明大の快進撃はまだ始まったばかりだ。 [堀純菜] 試合後のコメント井川裕之ヘッドコーチ――試合を振り返っていかがですか。 「前半は相手にドローを支配されて苦戦しましたし、あと1本というところで試合を決められず、ずっともつれてしまっていました。その中で第3Qは縦に速くつないで相手が戻ってくる前に仕留めるという作戦に切り替えました。第3Qでとどめを刺すような展開に持ち込めたのが良かったと思います」 内野主将――チームで意識したことは何ですか。 「今年のチームはきれいなラクロスというよりかはミスもたくさんするし、上手くないけれどもみんなで挑戦して暴れ続けるというのがチームのカラーだと思っていたので、何をしても想定内だと思って暴れてきました」 岡野――第3Qで大量得点されていましたがどのようなことを考えていましたか。 「シュートを決め切るというのが役割だと思っていたので、余裕を持ってここは決まるという自分のおはこのシュートを決めて、DFやゴーリーのポジショニングなどもよく見て、ただ決め切るということをやっていました」 野村――第3Q、裏から回り込んでのシュートを決められましたが、どのようなことを考えていましたか。 「自分のシュートコースが見えたときに『これは』と思いました。しかも相手ゴーリーもたまたま左手ゴーリーで明治が普段練習しているのと同じだったので、自分が信じたところに打ち込めば入るだろうって思ってやったら入りました」 小瀬――これからの意気込みをお願いします。 「ラストシーズンとなって緊張してしまうこともあると思うのですが、その緊張を自分にとってのプラスに捉えて、チームが一番ピンチの時にこそ活躍できる選手になってチームを勝たせたいと思います」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
ラクロス部は平成30年度より体育会に加盟した新興の部だ。歴史こそ浅いものの、2016年には全日本学生選手権を制し学生王者として君臨。その後の全日本選手権も制覇し正真正銘の日本一へと輝いた。関東屈指の強豪校としてその地位を築いている。スポーツ推薦での入学者はおらず、部員の大多数が大学からラクロスを始める。部員数は100名近くを誇り、その他の体育会各部と比べても群を抜いた大所帯だ。限られたポジションを獲得すべく、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられている。目標に掲げる日本一に向けて、選手は今日も練習に励む。