最新記事 RECENT ENTRIES
-
創部史上初の3連覇! 最強チームでつかんだ快挙/全日本学生選手権大学対抗戦
ボードセーリング 2021.03.21部の歴史に栄冠を刻む。緊急事態宣言の再発令に伴い、約2週間遅れで開催されたインカレ団体戦。チームから3人ずつ各レースに出場し、全7レースの合計得点で大学日本一を決める大会だ。卒業間近の池田健星主将(法4=逗子)を筆頭に、ずば抜けたチーム力を発揮。創部史上初となる3連覇を達成した。 ◆3・14~15 全日本学生選手権大学対抗戦(和歌山セーリングセンター)▼明大――1位 因縁のライバルを打ち破った。12月のインカレ個人戦で、優勝の池田に続き上位を占めた関東学大。2位の関港大、3位の池田拓海が今大会でも好敵手として立ちはだかる。「気の抜けない勝負が続いた」(池田)。それでも、池田と三浦圭(法3=光)は得意の強風域で実力を見せる。関東学大に1位フィニッシュを連発されるも安定して上位を守り抜き、1レースずつ着実に点差を広げていった。 そんな中で勝敗のカギを握ったのは、両チームの一般生。大学から競技を始めた鈴木考太(国際4=明大明治)が果敢に上位陣に食らいつく。「(推薦組ではない)3人目の戦いというのは意識していた」(鈴木)。6レース目では、関東学大の3番手・片岡千学と激しい競り合いを繰り広げるも、ゴール目前で追い抜いてみせた。その直後の最終レースでも得意の微風を味方に付け4位フィニッシュと大活躍。「めっちゃ楽しかった!」(鈴木)と笑顔で4年間の競技人生に幕を下ろした。 (写真:全レースを終えた3人のウイニングラン) セイルに結んだ部旗をなびかせ、仲間の待つ港へ。今年も最強のチームを築き上げた主将。「この人を信じて、考えが一つの方向にまとまっていた」(三浦)。明大を、平成7年の創部以来初となる団体戦3連覇に導いた。そんな頼もしい池田も、今大会で引退となる。これから次世代を率いる三浦も「4連覇目指します」と気合は十分だ。さらなる栄冠に向かって。最強のチーム明大は進化を続ける。 [金井遥香]※写真は明大ボードセーリング部提供※試合後のコメントは後ほどインタビュー記事として別に掲載しますREAD MORE -
池田がインカレV 団体戦へ弾みをつける/全日本学生選手権
ボードセーリング 2020.12.22例年よりも約1か月の延期で開催された今大会。日本代表強化選手である池田健星主将(法4=逗子)が見事、学生個人チャンピオンの座に輝いた。さらに内藤紳之介(法1=アサンプション国際)、鈴木考太(国際4=明大明治)も入賞を果たした。 ◆12・18~21 全日本学生選手権(沖縄県国郡字奥間海岸沖)▼メンズクラス池田――1位内藤――6位鈴木――7位相沢――25位中島――36位田中――69位川村――73位長井――77位小林――83位 周囲の選手を圧倒した。風が強かった初日、池田は「最も得意なコンディション」と、全レースで1位を獲得。2日目の4レース目、序盤は微風により20位台と危うい位置に付くも、後半に得意な強風を利用し5位に。「あそこで20番のままだったら優勝はなかった」と勝利を手繰り寄せるレースになった。総合順位1位で迎えた最終日。他大学の選手が追随を見せるも「ポイント差があったので何も気にならなかった」と勢いそのままに帆走。見事、優勝をつかみ取った。 1年生ながら入賞を成し遂げた内藤。1日目、課題であった「順位をまとめる」ことに成功し6位に付ける。2日目の5レース目では「いかにスタートで早く出られるか」を大切にする姿勢が実を結んで2位を獲得。総合5位で終えた。最終日、苦手とする微風が続き7レース目では60位に。しかし「良い順位を取るしかない」と奮闘し6位入賞。「めっちゃうれしいです」と白い歯を見せた。 次に迫るのは団体戦。明大は3連覇が懸かる大勝負だ。「この1年間は団体戦のためにやってきた」(鈴木)と勝利への思いが強い。それだけに今大会で見つかった課題を修正できるかが重要だ。インカレでつくった良い波に乗れるのか、悲願達成へ期待が高まる。 [出口千乃] 試合後のコメント池田主将――優勝を振り返ってみていかがですか。 「ほっとしています。今まで他の大会に出ていてこのインカレ個人戦は最初で最後なので優勝しないといけないプレッシャーが自分の中であって、そのプレッシャーから解放された安堵感があります」 鈴木――団体戦までに取り組んでいきたいことはありますか。 「チームをもっと一つにしなければ優勝はできないと考えていて去年、おととしと優勝はしているのですが団体戦優勝というのはすごく厳しい戦いになると思うので、特に今年は2、3、4位と関東学院大にやられているのでやはりその3人を倒さないと団体優勝はできないと思っています。その3人を倒せるようにチーム一丸となってレベルアップできるよう取り組みたいと思います」 内藤――カギとなったレースは。 「3日間あったのですがそのうちほぼ風が強い強風でのレースで、練習していたことが実際に生かされて、艇速というスピードで負けずにやれたので良かったと思います」READ MORE -
9人がインカレ出場へ 池田は1位通過/全日本学生選手権関東支部予選
ボードセーリング 2020.11.0312月に沖縄で行われる全日本学生選手権の出場権が懸かる今大会。天候により当初の日程から延期され調整が難しい中、3人が入賞。目標の全員出場は果たせなかったが、9人がインカレ出場を決めた。 ◆10・24~25 全日本学生選手権関東支部予選(鎌倉市材木座海岸沖) ▼メンズクラス池田――1位鈴木――5位内藤――6位中島――8位相沢―ー12位川村――14位田中――21位長井――35位小林――44位高橋――56位※44位以上がインカレ出場権を得る 池田健星主将(法4=逗子)は日本代表強化選手の風格を見せつけた。大会初日、2本目こそは「完全に風を読み間違えてしまった」と6位に悔いの残るレースに。しかしその後は1本目につかんだ流れに乗ることができ、トップフィニッシュを重ねた。2日目は得意とする微風の中、自身の体格を活かしたレースを展開し、全て1位で終える。「スピードでは負けることが無かった」と余裕を見せた。 鈴木考太(国際4=明大明治)も最高学年らしく安定したレース展開を繰り広げる。大会初日、1本目では池田に続き2位と好発進を見せるが2本目では18位。「最低でも入賞以上」という強い思いで切り替えられ、4位でフィニッシュした。「これ以上悪い順位は取れない」と臨んだ2日目。持ち味の堅実なスタイルがレースに生きた。1本目では3位、2本目、3本目では5位と安定した順位を維持し、最終結果は5位入賞。「明治大学の一員として最低限の成果を残せた」と手応えを感じられるレースであった。 今大会に向け実戦に近い練習を多く取り入れるなど確実に力を付けてきた。12月に行われるインカレまでの期間、今回見つかった課題を各自ここから詰めていく。目標は「入賞3人以上」と気合は十分。チームとしても3連覇が懸かる団体戦へ弾みを付けるためにインカレでの成績はカギとなる。[出口千乃] 池田主将――大会へ臨むにあたって主将としてなにを意識しましたか。 「大会では2つの事を強く意識しました。1つは最高学年であり、主将である以上、部に恥じないレースをすること。もう1つは部内の出場者全員を通過させることです」――インカレへの意気込みをお願いします。 「団体戦2連覇を達成しているこの部の主将として周りを圧倒する走りを見せ、優勝してきます。どうぞご声援のほど、よろしくお願いいたします!」 鈴木――インカレの意気込みをお願いします。 「明治は昨年、一昨年と日本一のチームとしてやっていて、今年は自分の代なので、池田もいますけど自分も負けずに明治の名を轟かせられるように、インカレも前を走りたいと思います」中島隼人(商3=暁星)――大会中の調子はいかがでしたか。 「初日は比較的調子が良かったですけど、2日目に重圧の中で安定して走れない場面が出てきてしまって、精神面の弱さとかが上位の選手とかなり違う部分となったかなと思って自分の中で反省して受け止めています」内藤紳之介(法1=アサンプション国際)――6位という結果を受け止めていかがですか。 「結構苦戦しました。これまで予選を一回も経験したことがなくて、インカレ本戦に向けたみんなの気持ちの入りようが他の大会と全然違ったからです。初めはみんなの熱意というか気持ちに圧倒されていたのですが、僕としてはずっと刺激的な2日間でした」 ※写真は明大ボードセーリング部提供READ MORE -
チーム力発揮 悲願の連覇達成/全日本学生選手権大学対抗戦
ボードセーリング 2020.03.03偉業を成し遂げた。初日から1位の座につくと2、3日目も勢いは衰えず首位を独走。「自信を持って試合に臨めた」(森平裕也主将・政経4=横須賀)と実力を大いに発揮。2位と大差をつけ、悲願の連覇に輝いた。 ◆2・29~3・2 全日本学生選手権大学対抗戦(和歌山セーリングセンター)▼明大――1位 最高の滑り出しを見せた。森平が第1レースで1位を獲得し、チームに勢いを付ける。さらに2日目、第4レースで上位3位全てを明大選手が独占し他大学を圧倒。2位の京大を大きく引き離し、優勝へつなげた。 10日前から和歌山での練習を始め、あらゆる海面の状況を想定した話し合いを積み重ねてきた。「話し合いのおかげで絶対的な指針ができた」(三浦)。普段の練習拠点の逗子とは異なり、波も風の入り方も違う和歌山の海だが全出場選手が適応。個人成績でも森平が優勝し、念入りな準備が好成績に結びついた。 最後は4年生3人で走り切った。「優勝が決まれば、最終レースでウイニングランすると決めていた」(市島将平・文4=牛久栄進)。主将・後輩の力で得た最高の機会。気合十分で走り抜いた。 森平・市島・松本隆永(情コミ4=立川)らチームを引っ張った3人の4年生は大学からボードセーリングを始めた。「スポーツを通して成長でき、知らなかったこともたくさん学べた」(市島)。大学に入学するまでは知りさえしなかったボードセーリング。偶然出会ったスポーツで、偶然出会った仲間たちに囲まれ過ごした日々は、全国優勝という最高の形で実を結んだ。 [下神大生] 試合後のコメント森平--最終レース、ゴール後のガッツポーズにはどんな思いが込められていましたか。 「この大会で優勝するとチームで決めて練習してきたので、それを達成することができた喜びは大きかったです」 市島--個人戦終わってから団体戦までに成長したことはありますか。 「主力の3人がかなり速かったので、彼らのペースについて行きつつ、追い込めるように意識して考えて練習してきました。切磋琢磨(せっさたくま)できる環境に恵まれていました」 --同期から見て森平選手はどうでしたか。 「ずっと速いなと思っていましたが、個人優勝するほど伸びるとは思っていなかったのですごいです」 三浦--4年生から学んだことはありますか。 「勝負への貪欲さや、アグレッシブさなど日々学ぶことばかりでした」READ MORE -
三浦無念の2位 惜しくも優勝ならず/全日本学生選手権
ボードセーリング 2019.11.18悔しさが残る結果となった。学生個人チャンピオンを決める今大会。最高成績は三浦圭(法2=光)の2位。森平裕也主将(政経4=横須賀)も3位で終え、目標として掲げていた優勝にはあと一歩届かなかった。 ◆11・16~18 全日本学生選手権(沖縄県国頭郡字奥間海岸沖)▼メンズクラス三浦――2位森平――3位市島――17位中島――34位相沢――39位松本――41位鈴木――53位 「優勝できる実力はあった」と三浦は2日目を2位で終え、優勝を狙える位置につける。しかし「風の変化にうまく対応できないと1位は取れない」(三浦)と慣れない沖縄の海に苦戦。関東と違い、変化の激しい南国の風にほんろうされ、実力を発揮することができない。順位を上げることができず、悔しい2位で終わった。 森平も沖縄の海でのコースの組み立てに課題が残った。大雨が降る中、視界が遮られ、波の強弱を見分けることができない。2日目以降トップとポイント差を縮めるも及ばず。「インカレでの優勝を目指してやってきたので達成できなくて悔しい」(森平)。3位と不本意な結果で幕を閉じた。 2連覇に期待がかかる。2月に控えるのはチームとして標準を合わせる全日本学生選手権大学対抗戦。「1年間、団体戦で優勝できるチームをつくってきた。さらにレベルアップして挑みたい」(森平)と意気込みは十分だ。それに加えて、本大会には未出場の日本代表強化選手・池田健星(法3=逗子)も出場予定。「団結力は明大が一番ある」(三浦)と自慢の団結力に切り札を合わせ、チーム森平の集大成を見せる。悲願の2連覇は絶対に譲らない。 [下神大生] 試合後のコメント森平――目標としていた優勝は果たせませんでした。 「率直にボードセーリングを始めてからインカレで日本一になることを目指してやってきたので、最後のインカレでそれが達成できなかったことは悔しいです」 ――団体戦での連覇のプレッシャーはありますか。 「プレッシャーは今のところはまだ感じてないですね。団体戦で優勝できるチームつくりはこの1年間してきたつもりです。優勝できるチームだと思っているので自信持って団体戦に向けて、あと3ヶ月チーム全体として練習してレベルアップして挑みたいです」 三浦――沖縄の海と関東の海で違いはありましたか。 「沖縄の海は透明度が高くて、風の強弱が見分けにくかったです。浜に近いと、風を見てから、動くまで早くしないといけなくて、それを見つけるのが遅かったです」 ――団体戦で優勝するためには何が必要ですか。 「もっとコースを選べるようにして、どういったコースを取れば良いのかを早く選択できるようにしないといけないです」READ MORE -
全員が予選突破! 総勢7人がインカレへ駒を進めた/全日本学生選手権関東支部予選
ボードセーリング 2019.09.1611月に沖縄で行われる全日本学生選手権の出場権が懸かった今大会は満足のいく結果で幕を閉じた。明大勢からは2人が入賞し、大会に出場した選手6人全員が予選を突破。昨年度シードを獲得した選手を含め7人がインカレへの切符を手に入れた。 ◆9・14~15 全日本学生選手権関東支部予選(逗子市逗子海岸沖) ▼メンズクラス森平――2位市島――6位 連覇を成し遂げることはできなかった。昨年度同大会で優勝している森平裕也(政経4=横須賀)は、大会初日、風の強弱を見極めることができない中思うように進めず、1位と大差をつけられることに。続く2日目は「得意の強風域だった」(森平)と4レース中3本で1位を獲得。差を大きく縮め2位を勝ち取った。 さらには「夏、関東のどこの大学よりも練習した」(市島将平・文4=牛久栄進)と膨大な練習量が実を結び6位に市島が入賞。2人の入賞者を出し、まずまずの結果を残した。それに加えて明大勢が続々上位に。出場した6人全員が予選突破圏内の42位までにランクインした。昨年度のインカレで入賞した三浦圭(法2=光)を加え、7人が11月の沖縄で全国レベルの選手たちとしのぎを削る。 今大会2位に終わった森平もインカレの目標は「やっぱり1位」と気合いは十分。個人戦では昨年度、明大勢は表彰台を逃している。インカレ団体戦王者として、プライドを懸けて栄冠をつかみ取る。 [下神大生] 森平――主将としてこの大会への想いはどのようなものでしたか。 「チームとしてはまず出場者全員で通過して、インカレに行こうというのを目標としてやってきました。全員通過することができて、チーム全体としては良かったと思います。でも、上位にもう少し入って欲しかったなと思います」 ――チームとしての目標はありますか。 「10位までの入賞者を3人出して、団体戦に繋げられたらいいなと思います」 ――インカレ意気込みお願いします。 「今年度が最後のインカレなのでしっかり最後優勝したいと思います」 市島――目標としていた4位になれなかった原因はなんですか。 「強風域苦手なのですが、今日は風が強くて、どんどんと順位を落としてしまったのが、原因なのかなと思います」 ――チーム全員通過という目標達成に関してはいかがでしたか。 「夏は関東のどこのチームよりも練習しているので、結果が出たと思います。2年生にとって苦手な風が来なかったというのも要因かなと思います」 ――他大より練習しているというのはどのような点においてですか。 「どれだけ風がなくても僕たちは海に出ますし、ちょっと根性論的なところもあるんですけど、どこの大学よりも練習してきた自負みたいなものはあります」READ MORE -
明スポ部員がボードセーリングやってみた!
ボードセーリング 2019.05.1822年ぶりに全国団体優勝を果たしたボードセーリング部。東京五輪でメダル獲得が期待されている池田健星(法3=逗子)などの活躍で名実ともに波に乗る。今回はその大注目のボードセーリングを体験するために、新入生向けの試乗会に明スポ記者がお邪魔した。 試乗会はセーリング競技の聖地・逗子海岸で行われた。今回参加するのは中高サッカー部の木田諒一朗(情コミ3=栄東)と元高校球児の下神大成(営1=済美平成中等教育)。まずは陸地で進む仕組みの説明や、安全面での注意がなされた。講義も終わり、いざ海に出てみると「ボッジャーン」。セールを立ち上げることさえできずに落水してしまう明スポ部員たち。「めちゃくちゃ難しい」(下神)と苦戦が続く。しかし、現役のボードセーリング部員につきっきりで教えていただいたかいもあり、1時間も経つと自然と進むように。大きなセールで風を操り進むボードセーリング。トップレベルになるとその速さは時速50キロを超える。「風を感じられるところが楽しかった」(下神)。自然を楽しめるのも魅力の一つだ。 試乗会終盤、木田は沖へと進み海面を滑走。「趣味で始めようかと思う」(木田)。ボードセーリングにはまってしまったようだ。 大学で新たにスポーツを始めるメリットは「高みを目指せること」と体験会に参加した田中翔さんは語ってくれた。現役の部員の大半が大学からボードセーリングを始めている。その中からインカレの舞台で活躍した選手も多い。明大の体育会45部の中にはマイナースポーツと呼ばれるものもあるが、その一つ一つに真剣に取り組む選手と応援している人がいる。観客としても、選手としても、あなたのまだ知らないスポーツに惹かれることがあるかもしれない。 [田北俊介] 体験者のコメント 田中さん――どこでボードセーリングを知りましたか。 「SNSで見て興味を持ちました。最初一人で試乗会に来たのですが、楽しくてもう3回試乗会に来ています」 ――ボードセーリングの魅力はどこですか。 「海が元から好きで、景色も綺麗でスピードに乗ると爽快な気分になるのがすごい好きです」READ MORE -
22年ぶり インカレ団体戦優勝/全日本学生選手権大学対抗戦
ボードセーリング 2019.02.26待望の瞬間が訪れた。「団体優勝のためにこの1年間やってきた」(庄野太朗・商4=桐蔭学園)と集大成を懸けた今大会。全員が実力を発揮し22年ぶりの優勝に輝いた。◆2・23~25 全日本学生選手権大学対抗戦(和歌山セーリングセンター)▼明大――1位 適材適所のチームワークだった。初日からエース・池田健星(法2=逗子)が絶好調。「お世話になった先輩たちに日本一を取ってもらいたい」(池田)。強い気持ちを胸に池田が得意な強風域の中、4レース連続トップを獲得し最高のスタートを切った。続く2日目は風が弱まる。すると微風域に強い平林亮太主将(農4=高輪)が上位へ踊りだし、明大が1位を独走。迎えた最終日の第8レース、乗りに乗った平林が1位でゴールし、最終レースを残して22年ぶりの優勝が決定した。さらに池田が個人順位で2位、平林が4位にランクインし、エースと主将がそろって入賞。各選手が得意な風域を制した結果が優勝へとつながった。 打倒京大を達成した。2年連続で京大に敗れ準優勝に終わっていた明大。11月の個人インカレでも勝木(京大)に敗れ「京大にリベンジ」(平林)を誓っていた。「負けた悔しさが今日の優勝につながった」(庄野)と敗戦をバネに練習量を増やし、どんな時でも強気で戦う勝負強さを身に付けた。その結果、2位の京大とは63ポイント差をつけ圧勝。「今までの努力は間違っていなかった」(平林)。最後の最後に最強のライバルを倒し、最高の結果を手に入れた。[田北俊介]試合後のコメント平林――今大会を振り返っていかがですか。 「すごくいい形で締めくくることができました。本当に良かったです」――明大はどんなチームでしたか。 「同期や後輩がしっかりと支えてくれました。本当にいいチームだと思います」――卒業後もボードセーリングは続けますか。「国体に神奈川県代表で出たいと思っています」庄野――優勝した感想を聞かせてください。 「率直に『うれしい』の一言です。団体優勝を目標にこの1年やってきたので本当にうれしいです」――来年度も優勝が期待できますか。「絶対優勝できます。今大会で出た池田も三浦圭(法1=光)も残りますし、出なかった選手も期待できる後輩ばかりなので来年も絶対優勝します」池田――普段国際大会に出ていてほとんど学生の大会に出ていませんが、今大会に出場した理由を教えてください。 「チームのために活躍するために明大に入学しました。チームの目標も団体戦での優勝なので、絶対に優勝したいと思っていました。それにお世話になった先輩たちに日本一になってほしいという気持ちで出場しました。」READ MORE -
平林が4位 表彰台届かず/全日本学生選手権
ボードセーリング 2018.11.10悔いの残る結果となった。学生個人チャンピオンを懸けた今大会。平林亮太主将(農4=高輪)が最終日に追い上げを見せ4位に入賞。その他2名が入賞するも、優勝には手が届かなかった。◆11・7~9 全日本学生選手権(沖縄県国頭郡字奥間海岸沖)▼メンズクラス平林――4位三浦――9位庄野――10位竹内――14位森平――16位伊藤――21位市島――41位藤田――48位松本隆――60位山田――63位土方――88位 きれいな海があだとなった。例年、沖縄のオクマビーチにて開催される個人インカレ。透明度の高すぎる海面に「風の強弱が見分けづらい」(庄野太朗・商4=桐蔭学園)と序盤から苦しめられる展開に。関西勢に上位を奪われたが、2日目を8位で終えた平林が最終日・7レース目を3位でフィニッシュし、一気に上位に躍り出た。その後も上位をキープし続けるも前半の影響で総合4位。「不本意な結果」(平林)と悔しさをにじませた。大会1、2日目に比べ風が吹いた最終日、ルーキー・三浦圭(法1=光)が最終レースで1位を獲得。9位に入賞も「風が吹けば勝てた」(三浦)と微風域での走りに課題が残る結果となった。今大会を教訓に3月の団体インカレに向けての準備が始まる。 打倒京大を目指す。チームの目標はあくまで3月の団体インカレ優勝。そのためには今大会優勝者・勝木を擁する京大を倒さなければならない。「昨年度もその前も負けているので、リベンジを果たす」(平林)と打倒京大に燃えている。昨年度の準優勝に「強い思いがある大会なので優勝しかない」(庄野)。悲願の団体優勝へ、海の男たちのシーズンはまだ終わらない。[田北俊介]試合後のコメント平林――4位という結果に対していかがですか。 「不本意な結果になってしまいました。上位の負けた3人とは精神力のようなもので格の違いを見せつけられたので、団体戦までにしっかり克服します」――団体戦に向けて一言お願いします。 「ライバルの京大の選手に対して、明大の選手がしっかりと勝てるような意識を持てるようしっかり練習していきたいと思います」庄野――最後の個人インカレになりましたがいかがですか。 「一言でいうとやっぱり悔しいです。2日目終わった時点で表彰台が狙えていたのに、最終日にずるずる順位が落ちてしまい悔しい思いしかないです」三浦――大会を振り返っていかがですか。 「最初は悪くない順位で始められたのですが、その後が落ちてしまいました。その結果、最後に優勝争いをすることなく終わってしまいました。納得いかない結果でした」――団体戦に向けて一言お願いします。 「チームで切磋琢磨(せっさたくま)して、平林キャプテン率いる明治で優勝したいです」READ MORE -
11名がインカレ出場決定 2年連続ワンツーフィニッシュ/全日本学生選手権関東支部予選
ボードセーリング 2018.09.1711月に沖縄で行われる全日本学生選手権の出場権が懸かった今大会。入賞者6名中5名を明大勢で占領した。昨年シードを獲得した選手を含め11人がインカレへの切符を手に入れた。◆9・15~16 全日本学生選手権関東支部予選(鎌倉市材木座海岸沖) ▼メンズクラス 森平――1位 三浦――2位 伊藤――4位 市島――5位 竹内――6位 松本隆――8位 藤田――12位 山田――17位 土方――35位 明大勢が圧巻の強さを見せつけた。大会初日、上位2~6位を独占状態で通過した明大勢。2週間前に行われたB-1カップの優勝者・関(関東学大)を追いかける展開に。迎えた大会2日目、初日を3位で通過した森平裕也(政経3=横須賀)が勝負に出る。関(関東学大)が5レース目をリコール(フライング)で順位を落とすと「得意風域だった」(森平)と一気に巻き返し、逆転優勝を果たした。ルーキー・三浦圭(法1=光)も1ポイント差で2位に続き、明大勢がワンツーフィニッシュ。その後も明大勢が上位に入賞し、インカレに出場できる42位までに9人がランクインした。これに、昨年のインカレで入賞した平林亮太主将(農4=高輪)、庄野太朗(商4=桐蔭学園)を加えた11人が11月の沖縄で全国レベルの選手たちと競い合う。 インカレチャンピオン目指す。今大会を経て「自信につながった」(森平)と昨年を超える好成績でインカレ出場を決めた選手たち。「明大のレベルが高くなっている」(森平)とインカレに向け、視界は良好だ。インカレの目標は「もちろん1位」(三浦)と貪欲に優勝を狙う。昨年インカレ7位の平林、予選ワンツー通過の森平、三浦。明大が優勝争いの中心になる。 [田北俊介] 試合後のコメント 森平 ――大会を振り返っていかがでしたか。 「2日目に何とか順位を上げて目標にしていた優勝を達成できたので良かったです。自分の得意風域である微風でしっかり走れたので自信につながったと思います。でも、レース展開が低速だったりと改善点はまだあります」 ――自身の調子はいかがですか。 「前大会で負けてしまった2人に2日目は勝つことができたので、調子は上がってきています」 ――インカレに向けて意気込みをお願いします 「優勝を目指したいと思います」 三浦 ――大会を振り返っていかがでしたか。 「初日の順位が悪く、後半苦しくなるレース展開をしてしまいました。関には勝つことができたのですが、関を見すぎていて全体を把握することができなかったです。一つ一つのレースを意識していれば森平さんにも勝てたのかなと思います」 ――2位という結果はいかがですか 「全然満足していないです。まだまだ未熟で微風が苦手なのでインカレまでには改善したいと思います」READ MORE
特集記事 SPECIAL
部の紹介 INTRODUCTION
平成7年創部と明大の体育会の中で2番目に新しい。ボードセーリングとは一般的にウインドサーフィンと呼ばれる競技。帆(セイル)に風を受けて海上を走り、定められたポイントを回ってゴールする速さを競う。部員の大半が一般生から構成されており、逗子海岸で練習を行っている。2017年には冨澤喬穂選手(平30商卒)が22年ぶりのインカレ優勝を果たしており、大学から始めて日本一を目指せる部活だ。またロンドン五輪に出場した須長由季(平15商卒)を輩出するなど、今後も五輪出場選手の誕生に期待が高まる。