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【瓦版】創部史上初・団体戦4連覇を達成! 総力戦でつかんだ勝利/全日本学生選手権大学対抗戦
ボードセーリング 2022.04.04創部史上初の4連覇が懸かる重圧の中、迎えた全日本学生選手権大学対抗戦(以下、団体戦)。明大は三浦圭主将(法4=光)を中心に、メンバーの5人全員がレースに出場。まさに総力を結集して、見事栄冠をつかみ取った。 「すごくプレッシャーがあった」(三浦)。4年連続で王者の座をつかむことは、決して簡単ではなかった。新型コロナウイルスの影響で延期を重ねた今大会。その分、おのおのが得意風域を伸ばし、苦手風域を克服して「密度が濃い時間が取れた」(相沢)。前向きに捉え直し、チーム一丸となって猛練習。「誰が出場しても勝てる自信はあった」(中島)。盤石の構えで団体戦に挑んだ。 意気込んだ初日、明大に危機が訪れる。風が吹かず初日は1レースのみ。さらにかなりの微風。明大はスタートの位置取りに失敗し全体のポイントが大きくなる。初日は6位と、他大に後れを取る形となった。 ウインドサーフィンは一つだけレースをカットできる。その分、このレース以上に悪いポイントが取れず、後がなくなった。だが、今まで追われる側だったからこそ「追う側になり闘志をむき出しにした」(内藤)。さらに、メンバー外の選手たちから5人を鼓舞する応援動画が届く。「闘志に火が付いた」(三浦)。明大ボードセーリング部全員が優勝に向け、切り替えた。 強風を強みとする明大に天が味方をした。初日とは一転、2日目は徐々に風が強まる。他大が苦戦する中「僕たちの艇速が日本一だ」(三浦)という自信から落ち着いて帆走。明大は3レース目で3人全員が1桁順位を取るなどポイントを小さく抑えていく。勢いに乗り、他大を突き放し、最終的には2位と19ポイント差をつける大逆転。「チーム戦で最後優勝できてよかった」(相沢)。明大のチーム力が結実した瞬間だった。 「団体戦連覇をやってもらいたい」(三浦)。王者として、新たな歴史を作った今大会。そのバトンは次に受け継がれた。「団体戦で5連覇をする」と語る次期主将・田中。再び歴史を刻むため、明大が今、帆を上げる。 【新谷歩美】※学年は取材当時※Photo:Kazushige Nakajima各選手へのインタビューはこちらREAD MORE -
三浦悲願の初V! 団体戦に向け確かな手応えを残す/全日本学生選手権
ボードセーリング 2021.11.20明大勢11人全員が挑んだ全日本学生選手権(以下インカレ)が閉幕。三浦圭主将(法4=光)の優勝をはじめてとして内藤紳之介(法2=アサンプション国際)、中島隼人(商4=暁星)が入賞を果たし、躍進を見せる結果となった。 ◆11・17~19 全日本学生選手権(沖縄県国郡字奥間海岸沖)▼メンズクラス三浦――1位内藤――4位中島――10位相沢――11位田中――21位川村――37位小林――53位大島――59位長井――64位高橋――90位 ▼レディースクラス岡――20位堀越――38位 「今回優勝するのは自分だ」とプレッシャーを抱えながら挑んだ三浦。初日に得意な微風が吹き、2レースともに1位で通過。初日のいい流れが三浦を後押し。2日目も3レースすべてを10位以内にまとめ上げ総合1位で終える。しかし迎えた最終日一発目。「風を読み間違えてしまった」と77位にまで転落してしまう。2日目までの首位キープから一転、2位、3位とのポイント差が縮まり「自分の中の心の余裕はなくなった」と焦りが生じる。そんな中、2位だった同期の関(関東学大)とレース前に「4年生だから楽しまなきゃね」という会話で落ち着きを取り戻す。最終レースでは、優勝条件として10位以内に収めなければならない重圧の中見事3位。念願の優勝をつかみ取った。 3位以内を目指していた内藤。しかし初日、2日目と苦手な微風に苦戦。2日目は10位で終え目標とは程遠い結果に。それでも目標を変え「去年よりもいい順位を」という気持ちに切り替えることで着々と順位を上げる。最終的には4位で終え、昨年度よりも二つ順位を上げる結果になり、満足気な表情で会場を後にした。 次なる戦いは団体戦。明大にとっては4連覇がかかる大一番の戦いだ。一つの順位が結果を大きく左右する団体戦において「全風域走れる選手」(三浦)になることが重要だ。これからの約3カ月、おのおのの課題を修復していく。明大初の4連覇に向けて帆は上がったばかりだ。 [新谷歩美] 試合後のコメント三浦――優勝できた要因は何ですか。 「周りに恵まれたことだと思います。明治からは今回自分含めて3人の入賞者がいるというトップレベルの選手がいる環境の中で日々練習できていることがつながったと思います」 ――明大勢が2人入賞されたことに関してはいかがですか。 「本当にすごいですね。内藤は2年生ですしこれからどんどん速くなっていくと思うのでこれから優勝争いをしてくれると思いますし、それに向けて気を引き締める自信を持ってくれました。中島とは4年間やってきて、最初はセイルを立てるので精いっぱいだった彼が入賞したのがうれしかったです」 内藤――4位という結果を振り返っていかがですか。 「うれしいというのと、昨年度が6位だったのでそれをどうしても越そうというのが目標だったのでうれしいです。ただ3位という表彰台に登れなかったのは悔しいです」 ――団体戦に向けてメンバー争いが激化していくと思われますがどのようなところをやっていきたいですか。 「まずは大会の1カ月前くらいに部内でセレクションがあるのですが、そこでまずはしっかり勝って今度は圭さん(三浦)に次いで3人に入れるように全レース貢献できるように頑張りたいです」 中島――10位を受け止めていかがですか。 「今回の大会入賞は絶対目標で自分が何位までいけるかというところでした。風的には自分が思っていた風ではなく厳しい中だったのでその中で10位入賞できたのは自分の勝負強さも出たので良かったと思います」 ――団体戦に向けて意気込みをお願いします。 「優勝しか考えていないので、その中で自分がいかに走って貢献できるかというのがカギになるので団体戦では全レース走りたいと思います」 岡朋加(情コミ2=日大藤沢)――大会を振り返っていかがですか。 「初めてのインカレでどのような感じになるか分からず自信がなくて困っていたのですが、シングルを取るという目標が達成できてよかったです」 ――来年の目標をお願いします。 「来年は入賞するのが目標なので、それに向けて1年間頑張りたいと思います」READ MORE -
試合後インタビュー/インカレ関東支部予選
ボードセーリング 2021.10.2311月に行われる全日本学生選手権(以下、インカレ)への出場権を懸けたインカレ関東支部予選(以下、支部予選)。明大は出場した全員が見事インカレ出場を決める快挙を成し遂げた。本記事では支部予選の振り返りとインカレに向けた選手たちの声をお届けする。 三浦圭主将(法4=光)――支部予選はどのような位置付けの大会でしたか。 「僕にとってはただのインカレに行くための通過点でしかなかったです。しかしキャプテンとしては、他の部員を通過させる使命感があって、特に2年生が初めての大会になってくるので、通過させてあげなければと支部予戦に向けて取り組んできました」 ――全員が通過しましたがどう感じていますか。 「一番は本人が頑張ったからその結果につながったと思います。僕たち3、4年生が引っ張ってくることができたのはあると思いますが、やはり本人がどれだけ意識を高く持ってやってこられたかが一番かなと思います」 ――インカレの目標は何ですか。 「優勝することです」 ――インカレの部の目標は何ですか。 「3年生なら入賞争いに入ってきてほしいというのと、田中翔(政経3=駒場)が今回4位というとてもいい結果を残す走りをしているので、入賞争いに入ってきてほしいです。2年生は自分が最も得意とする風が来たときにしっかりと実力を出し、シングルワンで走って自信をつけて、全国の大会で前を走るという感覚を味わってほしいです。4年生は、できれば3位以内に入ってきてくれたらいいなと思っています」 中島隼人(商4=暁星)――順位はどのように受け止めていますか。 「1日目は成績が悪く、結果が21位からのスタートとなってしまったので、なんとか入賞したいと2日目頑張りました。しかし最終レースで逆転され、惜しくも7位になってしまって、やはり1日目のポイントが大き過ぎたなというのが反省点です。1、2日目で安定したポイントを取らないとまずいなと思いましたね」 ――収穫もしくは課題はありましたか。 「スタートが課題ですね。収穫という面では2日目、しっかりスタートを決めて自分のレース展開をすれば上位に食い込めるなというのは分かったので、そういう面ではスタートはしっかりとこの先も極めていけば、もっと上位に食い込んでいけるなという道が見えました」 ――インカレの目標と意気込みをお願いします。 「メンズは10位までが入賞なので、5位以内で入賞したいです。沖縄はかなり海面が難しく安定的に走るのが難しい海面です。だからこそ、しっかり10位以内のリザルトを取り続けまとめていければ絶対入賞はできると思うので、一レース一レース集中して必ず入賞して帰ってきたいなと思います」 高橋薫平(営3=明大明治)――大会を振り返っていかがですか。 「こんなぎりぎりで通るとは思っていませんでしたが、通過できて安心しています。目標はもっと上でした。同期で10番以内というのを目指していましたが、全然駄目でした」 ――レース後見つかった課題やこれから伸ばしたいところはありますか。 「どうしてもレースになると、対風でコース取りしないといけないところを対艇でコース取りをしてしまい、自分の思い描いていたレース展開ができないことがあるので、対風を意識することです。もう一つの課題は苦手な微中風域でとんでもなくずぼってしまうことが多いので、微中風域を克服できるようにインカレに向けてレースなどを練習していきたいです」 ――インカレの意気込みと目標をお願いします。 「インカレでは同期10位以内を目標にして頑張りたいです」 田中――大会を終えてみて今の気持ちはいかがですか。 「僕は支部予選を夏の目標にしていたので、入賞するという目標をかなえられたという面では良かったかなと思います」 ――昨年度より大きく順位を上げていますが自身ではどのように感じていますか。 「数字として順位は上がってきているなと感じていますし、学年が上がって明治のボードセーリング部でやっているという責任感が出て練習にも精が出るようになりました。結果もその分付いてきてくれるようにもなったので良かったです」 ――田中さん自身の強みは何ですか。 「僕は三浦主将と同じで体が大きくて筋肉もある方で、あとはリーチとかもあって。風がないときと風が強いときのコンディションが他の人と比べてあるので、スピードでは他の人より負けないかなという自信はあります」 岡朋加(情コミ2=日大藤沢)――順位を受け止めていかがですか。 「1日目は5位、2日目は8位まで落としてしまったのは悔しいです。でも自分の中で最大限の力を出せてこの順位かなと満足しています」 ――1日目には1位フィニッシュもありました。他のレースでも1位で回航していましたが振り返っていかがですか。 「あの1位は、本当にまさか自分が大会で1位取れると思っていなくて。しかもあのレース、昨年度の4年生だった池田健星さん(令3法卒・現三重県スポーツ協会)と鈴木考太さん(令3国際卒)が見ていてくれて。お世話になった2人の前でピン(1位)を取れたのがすごくうれしかったです」 ――インカレに向けて今後はどのような練習をしていきますか。 「技術で3、4年生に付けられるような練習をしたいのと、スタートや苦手な風域をもう少し頑張ろうと思いました」※写真は明大ボードセーリング部提供 [ボードセーリング部担当一同]READ MORE -
全員がインカレ出場達成! 三浦は1位通過/インカレ関東支部予選
ボードセーリング 2021.10.2311月17日から沖縄で行われる全日本学生ボードセーリング選手権(以下、インカレ)への出場権を懸けて行われた今大会。昨年度は成し遂げられなかった明大勢全員のインカレ出場を、今年度は見事達成してみせた。 ◆10・2〜3 インカレ関東支部予選(逗子市逗子海岸沖) ▼メンズクラス 三浦――1位 田中――4位 中島――7位 相沢――11位 小林――15位 川村――16位 長井――21位 大島――25位 高橋――41位 ▼レディースクラス 岡――8位 堀越――24位 見事な戦いぶりだった。三浦圭主将(法4=光)は1日目を総合2位で折り返すと、2日目は全てのレースを2位以上でフィニッシュと圧巻の内容。3度の1位を記録し、文句なしの総合1位に輝いた。5レース目では予選通過ぎりぎりのラインにいた部員に1周目まで並走した後、一気に2位まで順位を上げる。個人の戦いに加え、部全体のことも考えた戦術で結果を残してみせた。それでも「今大会はインカレの通過点でしかない」と三浦は次の戦いを見据えている。個人の目標は「インカレで優勝」。頼れる主将は有言実行を果たす。 田中翔(政経3=駒場)は6位までの入賞を目指し今大会に臨んだ。1日目は海から陸に吹く風の中、6位で折り返す。2日目は打って変わって陸から海に吹く風。多方面から風が吹く難しいコンディションの中、1本目のレースで44位と出遅れてしまう。「入賞は難しいと思った」。2本目のレースも変わらず苦手な風が吹いたが、意地を見せる。スタートに成功すると、位置取りなど攻めたレースを展開し、4位フィニッシュ。その後、得意な風域に変わった残りのレースでは安定した順位を見せた。総合成績は4位。目標を上回る成績で初めての入賞を果たした。大会の中で修正力を見せ、好成績を残した田中。「みんなに信頼されて任せてもらえるような順位を取れるように」。課題を克服し、これからの明大を背負う走りをしてみせる。 「前まで全員通過は無理だと思っていた」(三浦)。この言葉の裏には明大メンバーの急成長がうかがえる。特にレディースの岡朋加(情コミ2=日大藤沢)を始めとする2年生選手の成長は著しい。「夏の練習の成果が出ている」(岡)。下級生は3、4年生にもまれて練習する中で確実に進化している。切磋琢磨(せっさたくま)し成長を続ける明大の選手たちはインカレでそれぞれの目標をかなえてみせる。 [廣末直希] 試合後のコメント三浦――全員通過をどう感じていますか。 「個人が意識を高く持って頑張った結果だと思っています」 ――今の部の雰囲気はいかがですか。 「みんなが危機感を持って貪欲に練習に取り組んでいていい方向に向かっていると思います」 中島隼人(商4=暁星)――インカレの目標と意気込みを教えて下さい。 「まずは入賞の10位以内、目標としては5位以内に入りたいと思っています」 高橋董平(営3=明大明治)――大会を振り返っていかがですか。 「ぎりぎりになってしまいましたが、通過することができて安心しています」 田中――支部予選を終えた今の気持ちを教えて下さい。 「入賞するという目標を叶えられて良かったです」岡 ――インカレに向けての意気込みを教えて下さい。 「明治のレディースを引っ張っていくためにも3、4年生に付いていく走りがしたいです」 ※写真は明大ボードセーリング部提供 紹介しきれなかったコメントはこちらREAD MORE -
試合後インタビュー/ジャパンカップ
ボードセーリング 2021.10.14 明大ボードセーリング部の最大の目標・全日本学生選手権大学対抗戦4連覇に向け確実に成長の感じられる夏であった。その練習の成果はジャパンカップでも内藤紳之介(法2=アサンプション国際)の優勝をはじめ十分に発揮された。本記事では選手たちの声をお届けする。 三浦圭主将(法4=光)――ジャパンカップはどのような位置付けの大会でしたか。 「夏にやってきた練習の成果を確かめるような大会でした」 ――ジャパンカップの対策は何かしていましたか。 「ジャパンカップというより夏は主に体力づくりというか、暑い中でどれだけ頑張れるのかというのをやっていました。その成果は確実に出ていてレース終盤までパンピングというセールを漕ぐ動作を続けられていました」 ――主将として他の明大メンバーのレースはどう感じましたか。 「夏ひたすら漕いで練習しただけあって他の選手も最後まで漕いでいたのは見ていましたし、今までだったら僕が少し後ろにいても追い付いて追い抜かせるぐらいだったのですが、その夏の成果がありそのような状況では全然追い付けなくなっているので、すごく成長を感じています」 中島隼人(商4=暁星)――ジャパンカップを振り返っていかがですか。 「自分たちがいつも練習している逗子というのもあったので、かなり安定した結果を残せて、結果として3位入賞もできたので結果はまずまず出せたかなと思います」 ――3位に入賞しましたがいかがですか。 「この大会でももちろん3位、入賞というのを目標にして挑んだ大会だったので、3位という結果に関してはかなり満足しているかなと思っています」 ――良かった点はありましたか。 「苦しい展開の中でもかなり冷静に風を見ながら判断できたという点が何点かあって、周りの艇よりもずっと上手く風を使えて上の順位に行くことができたので、苦しい中でも冷静な判断ができたのが良かった点かなと思います」 岡朋加(情コミ2=日大藤沢)――順位受け止めていかがですか。 「2年生だけで表彰されるという大会が初めてで入賞したいという気持ちがいつもよりも強くて、その分すごく緊張しちゃってがちがちでした。レース始まったら落ち着いていつも通りやれたかなという感じでこの結果になったのはうれしいです。優勝を競っている子がいて、最後まで(自分が)2位だと思っていて、負けちゃったなという気持ちだったのですが、インスタライブで表彰式があって、準優勝の発表でその子の名前が呼ばれたとき『え!?』と思って。それがうれしかったです」 ――意識して練習したことはありましたか。 「ジャパンカップは夏練が終わって初めての大会だったので、夏練でやってきたことを出せたらいいと思っていました」 ――レースを振り返っていかがですか。 「競っているようじゃだめだなと思いました。うれしかったですけど、もっと差をつけて勝てたらなと思ったので。でもその反面嬉しさもありました」 内藤――夏休みはどんなことを練習していましたか。 「やはり基本的な動作から発展的なことまで、幅広くみんなで一緒に頑張って練習していたので、それがジャパンカップを目指してというよりは個人個人チーム全体としてレベルアップを考えて練習していました」 ――ジャパンカップはどのくらいを目標に挑んでいましたか。 「もちろん優勝、常に優勝を目標にしていますが、今回の大会は1日だけで短期間の短いレースだったので、そういった中で、一レース一レースで先を考えずにほぼ100パーセントに近い状態でレースをすることができました」 ――優勝という結果をどう受け止めていますか。 「とてもうれしくて、というのも学連に入って初めての優勝だったので。第一として1年生が入部してきて後輩に格好いい姿を見せるのが、ジャパンカップが恐らく初めてくらいなので、そういう大会でやはり格好つけようと思って優勝できたのは本当にうれしいです」 ――最後に全日本学生選手権(以下、インカレ)の目標と意気込みをお願いします。 「インカレの目標は今のところ3位以内、もしくは優勝。表彰台に乗ることですね。去年、入賞はできたのですが、6位で表彰台には上がれなかったので。今年度は表彰台に上がりたいです」 [ボードセーリング部担当一同]※写真は明大ボードセーリング部提供READ MORE -
内藤が総合優勝 インカレに向けて好発進/ジャパンカップ
ボードセーリング 2021.10.13例年は世界選手権出場をかけて行われるジャパンカップ。メンズクラスでは内藤紳之介(法2=アサンプション国際)が優勝、中島隼人(商4=暁星)が3位入賞。レディースクラスでは2年生学連レースにおいて岡朋加(情コミ2=日大藤沢)が優勝。インカレの個人戦に向け上々の滑り出しとなった。 ◆9・26 ジャパンカップ(逗子海岸)▼メンズクラス 内藤――1位 中島――3位 三浦――4位 相沢――6位 川村――11位 田中――14位 長井――22位 高橋――32位 小林――39位 大島――40位 ▼レディースクラス 岡――14位 堀越――31位 ※岡は学連2年生レディースクラスで優勝 夏の練習が実を結んだ。普段は週末の2日間しか練習することができない。しかし夏休み期間は週5日間の練習に励んだ。「個人個人チーム全体としてレベルアップを考えた」(内藤)と基本から発展まで幅広く練習。迎えた本番はホームゲレンデである逗子海岸だった。そんな中、内藤の目標は「もちろん優勝」。4レースという短期決戦のレースの中で1レース目を5位で通過する。後半も3、4位に入るなど勢いを落とすことなく流れに乗り総合優勝を獲得。「ほぼ完璧に近かった」と確かな手応えを感じた。関東支部予選のシード権を獲得している内藤にとって次の戦いは11月のインカレ個人戦。「あとはミスを減らすだけ」と気合は十分だ。 今までの大会は入賞に手が届かなかった岡。2年生の中だけでの表彰があることは「チャンスだと思った」と意気込む。1、2レース目はコース取りに成功し、高順位につける。しかし午後になって風向が変化。海面の読みが外れ「迷って分からなくなってしまった」と順位を落としてしまう。最終的には1、2レース目の高順位が功を奏し優勝。「競っているようではだめだ」と語るも満足げな表情で会場を去った。 「苦しい中でも冷静な判断ができた」(中島)。1レース目はスタートで苦しみ出遅れるが「周りよりも風を読めた」と最終的には10位でフィニッシュ。以降も後半に追い上げを見せ、全てのレースを10位以内で終える。目標だった3位入賞を果たした。 「ジャパンカップが夏の練習の成果を発揮する場所」(内藤)の言葉通り、多くの明大勢が上位に食い込んだ。次はどんな帆走を見せてくれるのか。シーズンはまだ始まったばかりだ。 [新谷歩美] 内藤――優勝をどのように受け止めていますか。 「優勝できたのは本当にうれしいです」 ――インカレ個人戦の目標をお願いします。 「インカレ個人戦の目標は今のところ3位以内、もしくは優勝。表彰台に乗ることを目指します」 岡 ――順位を受け止めていかがですか。 「入賞したいという気持ちがいつもよりも強くて、その分すごく緊張してしまい、がちがちでした。レースが始まったらいつも通りやれて、それがこの結果になったのはうれしいです」 ――他の明大勢を見ていかがですか。 「同期の内藤が全体1位だったので、刺激になりました」 ※写真は明大ボードセーリング部提供READ MORE -
三浦惜しくも準V インカレに向け課題と収穫残す/伊勢湾カップ
ボードセーリング 2021.08.151983年から開催され、今年度38回目となった歴史ある伊勢湾カップ。全国から200人以上参加する今大会。明大からは2年生以上が出場し、インカレ関東支部予選に向け上々の滑り出しとなった。 ◆8・7〜8 伊勢湾カップ2021(新舞子海岸) ▼メンズクラス 三浦――2位 内藤――3位 中島――8位 相沢――10位 田中――12位 長井――20位 川村――34位 小林――56位 高橋――72位 大島――82位 ▼レディースクラス 岡――22位 堀越――28位 悔しさも残る結果となった。三浦圭主将(法4=星)は「目標はもちろん優勝」と掲げるも結果は及ばず2位に終わった。得意の強風が吹いた初日、1番で帆走できるはずが「緊張感が足りなかった」と1位との点差が離される結果に。2日目は微風の中、今まで練習してきたバンピングの成果が出て3レースで2位、1位、2位と好成績を収める。優勝した関(関東学大)に対しては何度も敗北してきた三浦。しかし「着実に去年までの差は縮まってきている」と成長を感じた今大会。個人戦での奮戦に期待が高まる。 目標だった3位入賞を達成することができた内藤紳之介(法2=アサンプション国際)。初日は道具のトラブルもあり、思うように帆走できなかった。しかし2日目は初日を取り返す気概で挑み、いいレース展開で進めることができた。「3位以内が続いていて調子はすごくいい」と語る内藤。自信が力となり、より一層頼もしい存在になった。 惜しくも入賞は逃した中島隼人(商4=暁星)は今後の課題が見つける手応えがあった。初日の1本目、攻めるレースをするも「海面の読みが外れた」と結果は出なかった。だが2本目からは切り替えて自分のレースに持ち込み大幅に順位を上げる。「どれだけミスをなくせるか」と挑んだ2日目。入賞という形で結果は出せなかったが、「全国レベルで順位が安定してきた」とポジティブに捉えた。 2年生以上が全国での順位を把握するためにも重要だった今大会。9月に行われるインカレ関東支部予選に向けておのおの手応えと課題が見つかった。目標は「2年生以上全員通過」と気合は十分だ。もう一段階レベルアップした姿を見せてくれるのか。1カ月後が楽しみだ。 [新谷歩美] 試合後のコメント三浦――支部大会に向けての意気込みをお願いします。 「全部1位を取って優勝したいと思います。どの風域でも速いということを見せて通過したいと思います」 内藤――大会を振り返っていかがですか。 「最初の目標は3位入賞というところに定めていてそれを達成することができたのは今はちょっとした安心感があります。また、それ以外にうれしかったこととしては、明治大学の選手が多く上位に入り込んできていることです。やはり自分たちの1番の目標はインカレの団体戦なのでそこに向けて良い形で調整出来ているのではないかと感じられたのが良かったと思っています」 中島――この大会で感じた課題は何ですか。 「小さなミスが何十位も順位を下げるということを今回のレースで痛感したので、ミスをなくすプレーやレース中のどのように安定したレースを走るかということが今後の課題だと思いますし、今後も肝に銘じて次はしないようにしたいなと思います」 ※写真は明大ボードセーリング部提供READ MORE -
(3)試合後インタビュー 池田健星主将/全日本学生選手権大学対抗戦
ボードセーリング 2021.03.21 平成7年度の創部以来、初となる全日本学生選手権大学対抗戦での3連覇を成し遂げた明大。本記事ではそんな偉業を成し遂げた選手たちの声をお届けする。 池田健星主将(法4=逗子)――全レース終了後に涙もありました。思いが込み上げてきたりしましたか。 「同期の鈴木(考太・国際4=明大明治)と走るのも最後でしたし後輩の三浦(圭・法3=星)ともやはり今までずっと切磋琢磨(せっさたくま)して普段の練習からばちばちでした。そういうのも、もうできないのかなと思うと感慨深くなってしまって、先に泣いたのが鈴木だったのですが、僕は移ってしまった感じです。鈴木が最後のレースの円陣を組む時から泣いていて、それに少しやられたのがありますね」 ――例年、海に飛び込むシーンがありますが。 「今年もありました。5人で飛び込むのは少し寂しかったので、ライバルの関東学院と10人ちょっとくらいで全員で飛び込んで『やっぱり明治がナンバーワン!』も歌って踊ってから飛び込みました。盛り上げることができました」 ――「優勝はチーム力のおかげ」とありましたが、チーム力を鍛えるためにやったことは。 「いや、正直そういうのはあまりしていなくて、どちらかというと陸でも海でも、特に陸では先輩後輩とか関係なく、言うべきことは言わせるようにしていました。後輩も生き生きできるような環境づくりっていうのは力を入れました。そうすると、力も出て、年齢関係なく一体化できるような雰囲気にできたのかなと思います」 ――池田選手個人としてインカレ振り返って。 「正直ミスはあったなと思っています。関東学院の前を走っていても、途中で風の読み間違えをして抜かれてしまうとか。でも自分が抜き返す場面もありましたし、少し悔いは残りますが、良い走りができたのかなと思います」 ――カギとなったレースは。 「1位を取ったレースもそうですが、自分的には2日目の1本目に、最後の最後で関東学院のライバルを抜けたシーンがあって、それはかなりでかかったなと。自分のメンタル的にも、向こうのメンタル的にも、かなりやられたのではないかなと思っています。その時に鈴木も走ってくれて、3人まとめて帰ることができて、それが自分的にも、明治的にもカギになったのではないかなと思いますね」 ――後輩たちに期待することがあればメッセージを。 「特に2年生とか、1年生もそうですが、どんどんうまくなっていって、僕らと戦えるような実力が付いてきたので、それにはすごく本当に驚いています。特に3年生なんか本当に気を抜いていると一日通しての練習でレースの結果が負けていることとか全然あったので。その伸びにはこれからも期待していて、今の勢いは絶やさないようにしてほしいです。3連覇達成して、日本一にはなれましたが、また4連覇にチャレンジするというチャレンジ精神を常に持って練習に励んでほしいなと思います」 ――プロ人生を歩むうえでの意気込みをお願いします。 「この4年間の大学生活を通して、技術面でも学んだこともあるのですが、人間面ですごく勉強したこともあります。そういう貴重な経験とか学べたことをこれからのウインド人生に生かして、ウインドだけじゃなくて、人として応援されるような人になって、オリンピック出場、そしてメダル獲得を目指して頑張っていきたいなと思います」 ――ありがとうございました。 [下神大生] ※写真は明大ボードセーリング部提供READ MORE -
(2)試合後インタビュー 鈴木考太/全日本学生選手権大学対抗戦
ボードセーリング 2021.03.21平成7年度の創部以来、初となる全日本学生選手権大学対抗戦での3連覇を成し遂げた明大。本記事ではそんな偉業を成し遂げた選手たちの声をお届けする。 鈴木考太(国際4=明大明治)――団体3連覇を達成した率直な感想は。 「率直にうれしいです。ずっと先輩たちが優勝している姿を見てきて自分の代でそれをつなげたことにうれしく思います」 ――3連覇が懸かっていることでプレッシャーはありましたか。 「そうですね、ありましたね。今までの大会とは比べ物にならないくらいプレッシャーは感じていて。連覇をつないできているのでそこにプレッシャーはありましたが、そのプレッシャーがやはり自分以上の力を出させてくれたのかなと思います」 ――前回の取材で「団体戦のためにやっていると言っても過言ではない」とコメントがあった中で自身が出場して優勝できたというのは大きいですか。 「本当に団体優勝に直接的に貢献できたというのはすごくうれしく思います。僕の場合この1年どころか4年間全てをこの最後の団体戦で優勝するというところを目指してやっていました。本当にそれがいざ達成できてうれしいというか自分の4年間が肯定されたかのような気持ちになっていますね」 ――2日目の最終レースが特に順位が高かったと思うのですが振り返って。 「あれは高かったですね。実はあのレースの前にもう泣いちゃってて(笑)。団体のことを考えず個人で楽しんでやり切ってやろうって思ってやったら本当に半分ラッキーですね。自分のところにしっかり良い風が吹いてきて良い順位で終われて。最後やっとチームメイトの健星(池田・法4=逗子)と圭(三浦・法3=星)にも初めて勝ててすごく良い終わり方ができたのではないかなと思いました」 ――最終レース後「めっちゃ楽しかった!」とコメントがありましたが、楽しく終われましたか。 「本当にそう思います。レースもそうなのですが4年間の生活もずっと海にいるというすごく貴重な体験もしましたし、連覇というプレッシャーの中で競技ができたこともそうです。オリンピック候補の健星と同期としてスポーツに取り組めたこともそうです。すごくいろいろな人がいる良いチームの中でやってきたこと全ての過程を楽しんでこの瞬間まで来れたことっていうのは振り返ってみて楽しかったの一言に尽きるなと思っています。だからそのようなことを言ったのかなと思います」 ――今回優勝できた要因は何だと考えていますか。 「絶対チーム力だと思います。レースに出たのは3人なのですが、僕がここまで成長できたのはチーム内でずっとレベルの高い環境で切磋琢磨(せっさたくま)してきたことだと思います。このメンバーのために優勝したいと思うようなチームでしたし、本当に過去優勝している先輩たちも自分が憧れて尊敬してきた先輩で、そういうチームでプレーしていたから優勝につながったのかなとすごく思っています。本当に関東学院とは実力はかなり拮抗(きっこう)していたとは思うのですが、チーム力の差で獲得できた3連覇だなと思います」 ――後輩に向けて。 「連覇するたびにプレッシャーみたいなものは強くなると思うのですが、それを含めてウインドサーフィンという競技に取り組むことができる時間を楽しんでほしいなと思っています。自慢の後輩たちなので期待しています」 ――ありがとうございました。 [出口千乃] ※写真は明大ボードセーリング部提供READ MORE -
(1)試合後インタビュー 三浦圭/全日本学生選手権大学対抗戦
ボードセーリング 2021.03.21平成7年度の創部以来、初となる全日本学生選手権大学対抗戦での3連覇を成し遂げた明大。本記事ではそんな偉業を成し遂げた選手たちの声をお届けする。 三浦圭(法3=星)――3連覇を振り返っていかがですか。 「無事3連覇できた喜びがすごく大きいのと、同時に先輩がいなくなる寂しさが強いです。レースとしては、正直に言ったら、二つの大学の争いだったと思うのですが、絶対に失敗できない状況っていうのが何回もありました。そこできちんと自分の仕事が果たせたかなと思います」 ――このインカレまでにどのような練習に力を入れてきましたか。 「僕は以前から、風が弱い時と強い時に他の人たちよりも速くて、関東学院の人たちにも負ける自信はその二つはなくて。逆に中途半端な風のときにあまり自信がなくて、そこの練習に力を入れていました。ウインドサーフィンは軽いと中途半端な風が速いのですが、僕は少しがたいが大きくて、重たい部類に入るので、そこの風が厳しくて。そこに向けてダイエットしたり、というようなことはしました」 ――レース中に疲れは出ましたか。 「まず、疲れるところは初日の1レース目。腕がぱんぱんになって乳酸たまって、セイルを持つところがあるのですが、そこが持てないというか。引っ掛けて持つのが開いてきちゃうくらい腕がぱんぱんになりました。逆に初日の2、3(レース目)とかは楽にレースができて、4本目は疲労でやばかったです。初日の1レース目は緊張で体固まってて、思うように体が動かないつらさがありました」 ――カギとなったレースは。 「最終日の2本目。1、2位は取られたのですが、池拓(池田拓海・関東学大)と関(港大・関東学大)に。3、4位で僕と健星(池田・法4=逗子)さんが入ってきて、その後、考太(鈴木・国際4=明大明治)さんが関東学院の3番手をまくってゴールした時があって、その時は負けないなと思いました。リザルトを見てもその3人目がリコール(フライング)で爆弾抱えていて、そのレースかなと思います」 ――大会全体での収穫、課題は。 「僕が苦手な風域を頑張ってきたつもりでしたが、まだまだ足りていないということが分かったので、今の状況に満足せず、これからもっと頑張っていかないとなと思いました」 ――他の2人の走りを見てどう思いましたか。 「頼もしいなってずっと見ていました。やっぱりレースに取り組む姿勢というのが僕たちと少し違っていて、僕よりも、周りの人よりも勝利に貪欲というか、勝つことを意識しつつ最後のレースを楽しんでいるように見えました。多分、どの大学よりも練習したという自信があったので、楽に楽しむようにレースができたのかなと見ていて思いました」 ――4年生はどのような学年でしたか。 「きっちり、ちゃんとする時にはちゃんとしていて、でもふざける時には誰よりもふざけるような人たちだったので、すごく楽しかったです。すごく憧れるような先輩たちで、そういう先輩になりたいなと思えるような先輩たちでした」 ――来年度の目標は。 「個人、団体と共に優勝することです。4連覇目指して頑張ります」 ――ありがとうございました。 [金井遥香] ※写真は明大ボードセーリング部提供READ MORE
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部の紹介 INTRODUCTION
平成7年創部と明大の体育会の中で2番目に新しい。ボードセーリングとは一般的にウインドサーフィンと呼ばれる競技。帆(セイル)に風を受けて海上を走り、定められたポイントを回ってゴールする速さを競う。部員の大半が一般生から構成されており、逗子海岸で練習を行っている。2017年には冨澤喬穂選手(平30商卒)が22年ぶりのインカレ優勝を果たしており、大学から始めて日本一を目指せる部活だ。またロンドン五輪に出場した須長由季(平15商卒)を輩出するなど、今後も五輪出場選手の誕生に期待が高まる。