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試合後のコメント/関東学生女子1部リーグ戦第二記録会
アーチェリー 2023.04.252週にわたって行われた関東学生女子1部リーグ戦。惜しくも総合7位で全日本学生王座決定戦(以下、王座)出場とはならなかったが全員が全力を尽くした。今回は第二記録会に出場した選手のインタビューをお届けする。 有村愛永(情コミ4=明大中野八王子)――今日の試合はいかがでしたか。 「4年生の女子7人中私しかリーグのメンバーに選ばれなかったので、みんなの気持ちも背負って頑張れたかなと思います。また、メンバーに選ばれなかった同期のみんながたくさん私の応援をしてくれたのがすごく心の支えになって、最後まで頑張り切れたことが良かったと思います」 ――これまでを振り返ってみていかがでしたか。 「コロナ禍で遅めの12月に入部したのですが、私なりに毎日頑張って、最後はリーグのメンバーにも2週連続で選ばれて、点数的にはベストを尽くせなかったのですが、練習してきた成果を全部出し切れたのではないかなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今回は初めてこういった大きな大会に出させてもらって学ぶこともとても多く、本当にいい経験をさせていただいたので、この経験を絶対に無駄にしないようにこれからの練習でも今回の反省を生かしてもっともっと記録を伸ばしてチームに貢献できるようになりたいです」 大木綾乃(理工3=白百合学園)――試合を振り返ってみていかがですか。 「チームとして王座に出場できなかったことは残念なんですけど、気持ちを切り替えてまた練習を始めていきたいと思います」 ――練習の成果は出ましたか。 「そうですね。3月はほとんど毎日練習していて、ちょっとずつ点数が上がっていったのを今回発見できたので、良かったかなと思います」 ――応援は力になりましたか。 「すごく力になりました。いい所に当たったらすごくみんな盛り上がってくれて、次の射も頑張ろうという気持ちになりました」 ――今日の中で印象に残っている射はありますか。「1本印象に残っているというのは特にないんですけど、前半も後半もスタート50点オーバーできたのが良かったかなと思っています」 佐藤瑠美(商3=明大中野八王子)――今日の試合を通して得た課題と収穫はありますか。 「試合になると左に行っちゃうみたいな悩みがずっとあって永遠の課題だなという感じです。なので無理に直そうとせずに左に行くことを分かった上での試合での打ち方というのも一つの手なのかなというふうにこの2週間で思いました」 ――今後は幹部代で女子リーダーを務められると思います。どういったチームにしていきたいですか。 「結構明治は大学の色としてわちゃわちゃした雰囲気なので、そこを伸ばしつつもやっぱ締める時は締めるというか、メリハリのある雰囲気のチームにできたらなと思っています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「来年からは自分個人のこと以外にもチームのことでいろいろあると思います。なのでいいバランスを見つけて自分だけにならず、逆にチームに気持ちを持っていきすぎて自分が崩れていくことをしないように、両方をいい感じで頑張っていけたらなと思っています」 並木智美(理工3=桐蔭学園)――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか。 「良かった点は、途中点数が下がってしまってもそこから点数をまた上げていくことができたので、気持ちの切り替えができたという点です。反省点は、本番と練習で力の出し具合に差があって練習通りに打てなかったところなので、そこをこれからの試合に向けて改善していきたいと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「もっとできるというのは自分でも分かっているので、うまく入った射はどういう射なのかをもっときちんと分析するなどして的中率を上げていきたいと思います。また、一回一回の練習の精度を上げてもっと徹底してできたらいいかなと思います」 前田珠子(政経3=東京女学館)――先週と比べて改善してきたところは何かありますか。 「精神面に関しては、どうしても自分の力では変えられないなと思ったので、アーチェリー界の競技の人に精神面についてどうしているのかをお聞きしました。その方からは『競技や打つことに集中しなさい。競技を楽しんだ者勝ち』ということを言われました。その言葉が腑に落ちて、それを意識して自分のことだけを集中してやりました。その人の助言で結構精神面的には変えられたなと思います。技術面に関しては同期の泉水(俊亮・法3=桐光学園)に聞いて、できていないところを指摘されてそこを意識したら良くなったんですけど、風には結局対応できなかったので、そこがこれからの課題だと思っています。やっぱ応援の人たちは大切な存在だから、応援はありがたかったですね。応援してくださる人たちのことも忘れずに、また木下(真理詠・政経3=安田女子)が弓具をあまりうまくセッティングできていなくて、その影響で矢が違う方向に行ってしまい最初に退場になってしまったので、木下の分も頑張らなければいけないという感じでした。また今まで夢の島の大会に出場した経験が少ないので、来年のリーグ戦に向けて1年間積極的に個人の試合にも出場していきたいと思っています」 ――今日の試合の中で印象に残っている射はありますか。 「後半の第5エンドに30金をしたときです。そこから自分の射がやっとできたなというのは思います。この試合は1年間部としても個人としても一番大きい試合なので、そこでちゃんと決め切れた点に関してはすごく印象に残っています」 中島梨々香(商2=國學院)――今日の調子はいかがでしたか。 「第一記録会ではとても緊張してしまって全然自分の思うような射が打てなかったのですが、今回は先週の分の慣れもあっていつも通りとまではいかなくても、うまくできたかなと思います」 ――チームの雰囲気はいかがでしたか。 「明治が一番と思うくらい、応援にもたくさん来てもらって、どこにも負けない雰囲気の中で打たせていただいたのでそこはすごく感謝しています」 西脇怜奈(法2=薬園台)――試合振り返ってみていかがですか。 「結構緊張したんですけど、部員がみんな応援しに来てくれたので、意外と楽しかったなと思います」 ――この大会に向けて強化してきたことは何かありましたか。 「まだ始めて1年なので体力がなかったんですけど、2~4月で練習量をいっぱい増やしてとにかく体力をつけるように、1試合ずっとできるようにしてきました」 ――今日の試合を通して得た収穫は何かありますか。 「やっぱりこういう大きい試合というかたくさん人が集まるところで打つというのは、いつもの練習だと得られない経験なので、こういうたくさんの応援の中打てたというのはすごい成長だったのかなと思います」 ――ありがとうございました。 [清水優芽、萩原彩水]READ MORE -
試合後のコメント/関東学生男子1部リーグ戦第二記録会
アーチェリー 2023.04.252週にわたって行われた関東学生男子1部リーグ戦。第一記録会終了時点では6位と全日本学生王座決定戦(以下、王座)の出場圏外だったが、見事5位に滑り込み逆転で王座出場を決めた。今回は第二記録会に出場した選手のインタビューをお届けする。 大本創太(営4=東京都市大付)――ご自身の結果はいかがでしたか。 「前回は失敗して低い点数を取ってしまったので、今回はそのリベンジで切り替えて点数を取りにいったのですが、途中で崩れてしまって悔しい結果になってしまいました」 ――悔しい結果となってしまった要因はありますか。 「昨年度もリーグ戦に出たのですが、その時と違うのはチームを引っ張る立場かどうかという点で、やはりプレッシャーに負けてしまった部分があると思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今回リーグ戦ではうまく結果が出せずにチームに貢献することがなかなかできなかったのですが、昨年度も王座に出ているということもあってその枠は誰にも譲る気はないので、アーチェリー部の集大成として王座に出て最後を飾ろうかなと思っています」 薩摩定士(商4=東京都市大付)――試合を振り返ってみていかがですか。 「結果としては、個人として目標としていた610点に遠く及ばずといった結果でしたので、やはり個人として課題はありました。ですが王座で1勝の目標に向けてそこへの切符を手にしたというのは喜ぶべきことだと思いますので、喜びの気持ちでいっぱいです」 ――チームとしても個人としても、先週と比べて良かったところはありますか。 「チームとしてはみんなの成績が良いことももちろんあるんですけど、それに応じてみんないい波に乗ったというか、他の人の良さを加えて声を出しながらその波に乗って打てたというのはチームとして良かったところかなと思っています。個人として良かったところとしては、やはり後半風が吹いた中で点数が落ちてしまったところはあると思うんですけども、その中でも諦めずに1点でも高く取り続けるという心が絶えなかったところが個人的には良かったところかなと考えております」 ――王座に向けて意気込みをお願いします。 「われわれ4年という立場でここまで引っ張ってくることができたと思いますが、やはりこのあと今回出た選手8人、それ以外も含めて王座の4人を争っていくことになります。部の競争を勝ち抜かないといけないので、まずはそこを頑張っていきたいなと思います」 関大輝(法3=東大和南)――今日は風も吹いていたと思いますが、その点はいかがでしたか。 「自分はあまり風を気にせず、真っすぐ10点に向かって狙おうという強い気持ちで打っていました。そしたら全然風に左右されず点になったので、強い気持ちで打てたかなと思います」 ――今日はチームとして前を追う展開でしたが、どういった意識で臨まれましたか。 「自分は点数を気にせず、自分のできる1射1射を大事にしていこうという気持ちでした。またチームの雰囲気も良かったので、それに合わせて盛り上がって楽しくできました」 ――今日の試合で良かったところを教えてください。 「応援も含めて楽しく明るく明治らしさが出た試合になったのかなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今日の経験を生かして、どうしてもやっぱり悔いの残る部分もあるので、王座ではその悔いを晴らせるよう練習励んでいきたいと思います」 泉水俊亮(法3=桐光学園)――試合を振り返ってみていかがでしたか。 「先週は緊張してしまったこともあり点数が低かったのですが、今回は緊張もそれほどなくていい感じのスタートを切れたところが良かったと思います」 ――今後の目標は何ですか。 「王座進出が決まったので、そのメンバーに選ばれることがまず目標です。そしてきちんと結果を残していきたいと思います」 舘柾臣(法3=N)――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「応援がすごかったので、自分たちのペースでプレーできたところが良かったです」 ――どのようなことを意識していましたか。 「いつも通りの力を出せれば勝てるだろうなと思っていたので、特別なことはせずに、ペースを崩さないようにプレーしていました」 ――今後の意気込みをお願いします。 「王座で優勝して、日本一取ってきます」 矢野月海(法3=新島学園)――試合を振り返ってみていかがですか。 「先週とほぼ点数は変わらなかったんですけど、同じように応援がすごかったので、ホームと同じように打てたかなと思いますね」 ――今日の中で印象に残っている射はありますか。 「後半の2エンド目くらいで結構抜けが良くて2連続でX、ど真ん中に当てられたので、そこが結構印象に残っています」 ――今日の試合を通して得た収穫はありますか。 「後半から結構風が吹いてきたんですけど、結構風読みがうまくできたのかなと思っているので、そこが収穫かもしれないです」 瀧本健太(法2=文京)――どのような目標で試合に臨みましたか。 「王座獲得への貢献をしたいという思いで臨みました」 ――課題はありますか。 「風を捉えるということと、試合慣れをするという二つが課題です」 ――今後の意気込みをお願いします。 「王座を獲得できたメンバーの一員になれてとてもうれしいので、自分も上級生に負けずに王座のメンバーに食い込んでいきたいと思います」 山本可偉(法2=國學院)――試合振り返ってみていかがですか。 「今までの自己ベストを更新して600点という大台に乗っけられたので自分としては最上の出来だったと思っています」 ――応援の言葉の中で印象に残っている言葉はありますか。 「堀内主将(雄太・文4=明大中野)の『ここにいるのは男子全員のうちの上位8人なんだから、お前らが駄目だったらみんな駄目なんだ』という言葉で、自分もトップとして頑張っていこうという気持ちになりました」 ――今日の中で良かった射はありますか。 「前半4、5エンド目に10点に3本入れて30金を2連続で達成できました。そこは自分の最高のコンディションでいけたなという感じでした」 ――ありがとうございました。 [清水優芽、萩原彩水]READ MORE -
男子は王座進出決めた! 女子は追い上げるもあと一歩及ばず/関東学生男女1部リーグ戦第二記録会
アーチェリー 2023.04.24全日本学生王座決定戦(以下、王座)への切符を懸けて関東学生男女1部リーグ戦第二記録会が行われた。王座に出場できるのはわずか上位5チームのみ。第一記録会を終えて男子は6位、女子は7位とどちらも出場圏外からのスタートだったが、男子は見事逆転に成功し王座進出を決めた。一方の女子は出遅れが響き、2年連続の王座進出とはならなかった。 ◆4・15~23 関東学生男女1部リーグ戦(夢の島公園アーチェリー場)▼第二記録会 明大 男子――3位 明大 女子――4位 [男子] 逆転を果たし、王座への切符をつかみ取った。第一記録会では出場圏外につけており、今試合では「守りに入っていたらもう(王座に)行けないので、ひたすら攻めるために大きく打つことを意識していた」(泉水俊亮・法3=桐光学園)。すると試合序盤から各選手が高得点をマーク。チーム順位も1位につけるなど好スタートを切った。後半では風が吹き始めるも「まずは冷静になって自分で見るだけではなくて、周りの応援や『右吹いているよ』といった声を大事にしながら、あとは自分の感覚を信じて打った」(山本可偉・法2=國學院)。また今試合での好成績の要因は何といっても応援の力だろう。「選手になれなかったみんなの応援が届いた結果だと思っている。的前にいるときも歓声が届くというのはうれしかった」(薩摩定士・商4=東京都市大付)。終始盛り上がった雰囲気の中で試合は進み、最後までチームは3位以内と好調をキープ。総合で逆転を果たし、見事2年連続となる王座進出を決めてみせた。 王座に出場できるメンバーはわずか4人。今後はレギュラー争いも熾烈(しれつ)を極めそうだ。昨年度出場した王座では1回戦敗退という悔しい結果に終わった明大。「王座で優勝して、日本一取ってきます」(舘柾臣・法3=N)。昨年度の成績を超えることはもちろん、日本一を目指し今後も鍛錬に励んでいく。[女子] 第一記録会の結果は7位と、王座への出場圏外となってしまった女子。それでも「出だしのいいスタートを切れた」(大木綾乃・理工3=白百合学園)と、気持ちを切り替えて第二記録会に臨んだ。前半調子の上がらなかった選手も後半には調子を取り戻し、チームの順位も徐々に上がっていく。また、熱のこもった周りの応援も選手たちの背中を支え「みんなで戦っていることを強く感じた」(前田珠子・政経3=東京女学館)と、明大のチーム力を見せつけた。一人一人が1点でも多く稼ごうと奮闘するも、最終順位は4位。目指していた王座への道は閉ざされてしまった。 惜しくも王座への出場権を得ることができなかった明大女子。今大会で4年生は最後の試合となった。「自己ベストを出せたわけではないけど、今まで練習してきた成果を出し切れた」(有村愛永・情コミ4=明大中野八王子)と笑顔で現役選手としての幕を閉じた。 「今後は一回一回の精度を上げ、徹底して練習していきたい」(並木智美・理工3=桐蔭学園)と、今大会は残念な結果に終わったものの選手たちは前を向いている。次なる大舞台は夏の全日本学生個人選手権(以下、インカレ)。今回得た収穫を生かし、インカレ出場を決めてみせる。 [清水優芽、萩原彩水] ※試合後のコメントは後日掲載いたします。READ MORE -
リーグ戦開幕 スロー発進で2日目へ/関東学生男女1部リーグ戦
アーチェリー 2023.04.18今年度の開幕を告げるリーグ戦が始まった。上位5校に全日本学生男女王座決定戦(以下、王座)の出場権が与えられる。明大は男女ともに2年連続の王座進出が懸かる重要な大会だ。しかし第一記録会は男子が6位、女子が7位と当落線上の滑り出し。王座進出に懸念が残る結果となった。 ◆4・15~23 関東学生男女1部リーグ戦(夢の島公園アーチェリー場)▼第一記録会 男子 明大――6位 女子 明大――7位 今大会から声出し応援が復活されたことは大きなトピックだ。3年ぶりに夢の島公園アーチェリー場にもコロナ禍以前の活気が戻ってきた。「明治らしさが感じられ、鼓舞された」(泉水俊亮・法3=桐光学園)と仲間の声援は選手の後押しにつながる。自作の応援歌など明大勢の声援が、1日を通して会場の空気を包み込んでいた。 70メートルの距離から6本を放ち12エンドの合計点で順位を決める今大会。男子の部では精鋭の8名が射場に立った。チームトップの成績を残した舘柾臣(法3=N)は前半で「練習で行う時と雰囲気が違うので、フォームが変わってしまう」と会場の緊張感にのまれてしまう。6エンド終了時点では300点の22位にとどまっていた。それでも以降は「ようやくいつものフォームを見つけ、後半で取り返せた」(舘)。高得点を重ね、最終得点を612点とし12位で試合を終えた。チームとしては6位に終わり、23日に行われる第二記録会での巻き返しが期待される。5位・中大との差は35点。「来週に本来の力を出せれば勝てると思う」(舘)。王座進出となる5位以上への浮上に向けて意気込みを語った。 一方女子は7位発進。リーグ戦独特の雰囲気や緊張感に苦しめられ、本来の実力を発揮できなかった選手も多かった。チームで唯一、王座出場経験がある佐藤瑠美(商3=明大中野八王子)。前半は思うような点数が出ず「いつもと射形も当たり方も変わってしまっていた」(佐藤)。しかし後半で弓具の緩みに気づき、冷静に対処。前半より21点上げ、明大トップの569点を記録した。また、チーム全体としても8位から7位に順位を上げることに成功。雷で試合が中断するトラブルにも動じず、追い上げを見せた。「点数に波があるので最初から最後まで同じコンディションで打てるように頑張りたい」(大木綾乃・理工3=白百合学園)。大会1日目を終え、おのおのの課題が明確になった。王座出場を懸けた次戦に向け、選手たちは最終調整に入る。 約1週間後に大会2日目が行われる。昨年度に引き続き王座出場を果たすためには、男女ともに今試合以上に真価を発揮しなければならない。出場する選手もサポートに徹する選手も、明大は一丸となって王座への切符をつかみ取ってみせる。 [長崎昇太、井手満菜] 試合後のコメント泉水――今日で見つかった課題はありますか。 「考えなくても体が勝手に動くという『意識の無意識化』ができていないので、来週に向けて練習していきたいなと思います」 ――今大会に向けて意識してきたことをお聞かせください。 「構えた時に体がぶれないようにすること、親指を真っすぐターゲットの方向に向けるということ、真っすぐ矢を引くことの、3つを意識していました。昨日まで頭の中に入っていましたが、いざ試合が始まると緊張してしまいました」 舘――良かった点はありましたか。 「前半は上手くいきませんでしたが、終盤でようやくいつものフォームを見つけられて、後半で取り返せたことが良かったです」 ――第二記録会に向けて意気込みをお聞かせください。 「今のフォームを見失わないようにして、最初から高い点数を取りにいきます。王座に出られるのが5位までであり、5位とあまり差がないので、来週で取り返します」 佐藤――今試合の良かった点と反省点を教えてください。 「良かったところは後半で持ち直せたところです。悪かったところは弓具の初歩的なミスがあったところです。そういうところは意識で変えられるものなので、当たり前のことですが、全部しっかりチェックしておこうと思いました」 ――来週に向けて強化したいことは何ですか。 「最初が結構悪いので最初から点数を出せるように練習で意識したいなと思います」 大木――リーグ戦独特の緊張などはありましたか。 「私は初めての有観客の試合だったので、大人数に見られながらやるということに慣れない部分がありました。これからは有観客になっていくので慣れていきたいです」 ――今試合の良かった点と反省点を教えてください。 「良かったところは前半も後半も出だしが良く、試合を始められたところかなと思います。悪かった点は途中の体力消耗やその対策が不十分だったということです」READ MORE -
佐藤が明大勢最高成績を残すも決勝ラウンド進出ならず/全日本学生室内個人選手権
アーチェリー 2023.02.18全国から学生屈指のトップアーチャーが集結し、全日本学生室内個人選手権(以下、インカレインドア)が行われた。明大からは5人が予選に出場し、佐藤瑠美(商2=明大中野八王子)が明大勢最高の43位に入るも決勝ラウンド進出とはならなかった。 ◆2・16~17 全日本学生室内個人選手権(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内競技場)▼男子 山岡――77位 矢野――80位▼女子 佐藤――43位 松下――68位 髙橋――74位 [男子] 明大からは2人が出場。山岡大悟(文2=浜松北)は初の全国大会に挑んだ。しかし「試合が始まったらすごく緊張してしまって、自分の射ができなかった」(山岡)。試合が進むにつれて持ち直してきたものの、全体を通して納得のいくものとはならず悔しい結果に。それでも「全国大会の雰囲気を知ることができたことは収穫だった。課題は自分の心の弱さと緩んでしまうという技術面」(山岡)と分析し、今後は課題の克服に注力していく。矢野月海(法2=新島学園)は1月初旬に射形の変更に取り組んできたものの、練習不足もあり調子が上がらない中で今大会に臨んだ。インドアでの戦いは「外的要因がない分、実力がもろに出てしまうので、あまり得意ではない」としており「練習通りが出てしまった」(矢野)と振り返る。それでも後半では前半の経験を生かし、徐々にいいプレーができるようになっていった。 全日本学生個人選手権(以下、インカレ)の出場を目標に掲げている山岡と矢野。ともに2年生であり今後チームを引っ張っていく存在である2人は、今回の経験を糧にさらなる飛躍を誓う。 [女子] 女子は佐藤が明大勢最高位となる43位で終えたものの、決勝ラウンド進出まであと一歩及ばなかった。「最近の悩みでもあるが、本番になると当たりが左にいってしまうということがずっとあって、それが今日も出てしまった」(佐藤)。打ち方にも少しずつ変化を加えながら対処していったものの巻き返しならず。満足のいく結果とはならなかった。「今年は幹部代になるので、点数を引っ張っていかなければいけないなというのはある。しかし最近少し伸び悩んでいるので、そこを一早く引っ張っていけるように、点数面を少し頑張っていきたい」(佐藤)。今後は上級生として、そして主力としてチームを引っ張っていく。 また4年生からは髙橋ひとみ(法4=明大中野八王子)、松下円(商4=明大中野八王子)が出場。「最後まで打ち切るぞという心持ちで打てたのは良かった」(髙橋)。「4年間の集大成としては、悔いがない試合ができたかなと思う」(松下)と学生最後の大舞台をいい形で締めくくった。 決勝ラウンド進出者が現れず、厳しい戦いとなった明大勢。それでも今大会において全国の舞台を経験できたことは非常に大きいだろう。今年度は男女ともに王座進出を果たすなど躍進を遂げてきた明大アーチェリー部。来年度はチームでも、そして個人でもさらなる活躍に期待が高まる。 [萩原彩水] 試合後のコメント矢野――試合の前半と後半を振り返っていただけますか。 「前半は正直当たらない理由というか、外れる理由も分からず、やみくもに打っていました。ですが、後半はある程度『こうすれば当たるな』ということが前半の経験で分かったので、ある程度持ち返しはできました」 ――来年度の目標は何かありますか。 「今年度はインカレだけ出場できなかったので、70メートルを頑張りたいと思います」 山岡――周りの雰囲気はいかがでしたか。 「結構他の的に高校の同期もいっぱいいて、雰囲気としてはすごくやりやすかったと思います。ですがその中で緊張が抑えられなかったというのは、やはり自分の弱さだなと思います」 ――今後の意気込みを教えてください。 「明治を背負って、自信を持って戦えるような選手になりたいと思います」 髙橋――試合振り返ってみていかがですか。 「少し自分の思った通りの打ち方ができなかったのですが、最後にこの大会に出られたことが自分はうれしかったので、悔いはないというか楽しかったです」 ――後輩たちにエールをお願いします。 「アーチェリーは当たらない時も当たる時も、結構変動があるかなと思うのですが、やはり練習量がモノを言うかなと自分は思います。諦めずに練習を続けて、花開く時を待っていてほしいなと思います」 松下――引退している4年生もいると思いますが、その中で出場された経緯は何かありますか。 「私は今まで試合で成績を残せたなという実感がなくて、それで少し悔いがあったので、最後に何か残せたらいいなと思って続けていました」 ――後輩たちにメッセージをお願いします。 「私みたいに4年生の2月まで続けてみたら、何かいいことあるぞと言いたいです」 佐藤――どのようなことを考えながら打っていましたか。 「左に行く原因を確かめながら打つということで、いろいろな部分で少しずつ変えて打ってみて、自分の中で『あ、これだな』というのをなるべく早く見つけられるように意識して打っていました」 ――良かったところを教えてください。 「後半に1回持ち直して波に乗った時があったのですが、そのあとは体力が持たずに崩れてしまいました。ですが今まではずっと左に行きっぱなしで終わっていたので、1回持ちこたえられたところでは、少し成長といいますか前に比べたら対処できるようになっているのかなとは思いました」READ MORE -
新人アーチャーが初の公式戦に挑む/関東学生新人個人選手権
アーチェリー 2022.10.311年生にとって初の公式戦となる関東学生新人個人選手権が開催された。30mW男子未経験者の部では星野光亮(文1=明大中野八王子)が4位という好成績を収める。さらにSH男子未経験者の部では杉山貴彦(商1=西春)が5位と、次世代の明大を担う選手の活躍が目立った。 ◆10・29~30 関東学生新人個人選手権(夢の島公園アーチェリー場)▼70m男子経験者の部 武藤――518点・17位▼70m男子未経験者の部 瀧本――496点・1位 大﨑――443点・2位▼SH男子未経験者の部 杉山――547点・5位 山本――530点・10位 節和――506点・16位 松岡――503点・18位 根本――472点・26位▼SH女子未経験者の部 勝川――499点・13位 中島――474点・21位▼30mW男子未経験者の部 星野――595点・4位 高橋――574点・10位 平安名――560点・20位 四方――519点・43位 八城――498点・49位 松下――496点・50位▼30mW女子未経験者の部 西脇――552点・10位 本澤――547点・13位 渡辺――514点・27位 中谷――507点・30位 【70m男子経験者・未経験者の部】 「スランプ真っただ中だった」という武藤圭(法1=明大中野)。唯一の経験者として点数よりも自身が射つ過程を重視。直近で見れば悪くないという点数も「自己ベストから考えると、それほどいい点数ではない」と悔しさをにじませる。未経験者ながら70mに挑戦した瀧本健太(法1=文京)は、前半は緊張に苦しんだ。しかし「2回目でなんとか今のコンディションを受け入れた」と後半はリズムを立て直し、同組の大﨑優太(法1=雄城台)の得点を大きく超える496点で試合を終えた。 (写真:明大から唯一経験者の部に出場した武藤) 【SH未経験者の部】 距離の変動への柔軟な対応が求められる種目だが、明大勢が活躍を見せた。50mでは目標点とした250点を獲得した杉山。30mでは目標点に一歩及ばなかったが297点を獲得し、上位に位置するなど結果を残した。しかし、自身は「目標点に届かなかった分、これから励んでいかなければいけない」と満足はしていない。山本可偉(法1=國學院)は目標点に惜しくも届かなかったが「自分を保ち続けられたので、そこは良かった」と手応えはあり。また50mから30mに変わった時の対応を課題に挙げて意気込みを口にした。 (写真:SH男子未経験者の部で明大トップの成績を残した杉山) 【30mW未経験者の部】 「なるべく平常心でいこうと思った」と語った星野。ターニングポイントとした後半第3エンドでは3射連続で10点を取るなど、追い上げが功を奏し全体4位の好成績を収めた。「初めて公式戦に出場したので緊張もあった」と振り返る西脇怜奈(法1=薬園台)は目標点には及ばない552点だったが、後半は「楽しんで打てた」と収穫あり。初戦を終えて、試合で結果を残す先輩のすごさも実感し、さらなる高みを目指す。 今大会に出場した20人の内、未経験者の部に出場した選手は19人。多くの選手が緊張を感じながらの行射となり、実戦を通して経験を積むことが不可欠である。部の目標である関東学生リーグ戦優勝に向けて、期待のルーキーたちが新しい風を吹き込む。 [長﨑昇太] 試合後のコメント 大﨑――試合前の目標をお聞かせください。 「練習では射が当たっていたので、自己ベストを狙うつもりでした。しかし打ってみたらずっと違和感がなくならないまま、満足のいく射が1本もなく終わってしまいました」 杉山――今大会で見つかった課題はありますか。 「射ごとに当たりが悪くて安定性ということがずっと課題で、それを再認識しました。SHという部門は30mでは高い点数が出るのですが、50mで差がつくので、点数を上げていきたいです」 高橋星多(政経1=希望ヶ丘)――先輩からのアドバイスで印象に残っているものはありますか。 「緊張のほぐし方です。アーチェリーではクリッカーという矢軸を保つために使う道具があるのですが、それをうまく引き切れない時があり、引き戻したりするのですが、その時はすごく疲れます。その疲れを抜くために深呼吸をして体に酸素を流したりするといいと言われたことは印象に残っています」 瀧本――アーチェリー部に入部した理由をお聞かせください。 「高校3年の夏にオリンピックを見るという習慣がありました。テレビをつけてみたら、アーチェリーをやっていて、そういえば昔に『アーチェリーをやりたい』と言っていたことを思い出して、興味が再燃しました。大学に入学したら新しいことをしたいということもあって、アーチェリー部に入部しました」 星野――今大会に向けて意識してきたことはありましたか。 「いつも通りに打てれば得点がおのずと出てくると思っていたので、なるべく平常心でいこうと思いました」 武藤――経験者として今大会に向けて意識してきたことはありますか。 「スランプの真っただ中だったので、とにかくミスをしないことだけを意識しました。また、一定の射形で打つことを考えて、点数はあまり気にしないようにしました」 山本――50メートルの目標点はいくつでしたか。 「270点にしていました。結果は251点で、明らかに目標には届かないというネガティブな気持ちの中でも食い止めることはできたので、その部分は良かったのではないかと思います」 西脇――今大会で最も良かった射を教えてください。 「後半の5エンド目くらいで、緊張がほぐれたことが一番かなと思います。楽しんで打とうと思っていたので自分の思い通りにできたのかと思います」 本澤(情コミ1=成蹊)――今大会を振り返っていかがですか。 「後半は300点を目標としていて、5エンド目までは調子が良かったのですが、最後で今までで一番低いスコアを出してしまったので、反省しなければいけないと思いました」 READ MORE -
3人が決勝へ 佐藤が2回戦進出も表彰ならず/全日本学生フィールド選手権
アーチェリー 2022.10.18全日本学生フィールド選手権(以下、インカレフィールド)が群馬国際フィールドアーチェリー場にて行われた。明大からは16人が予選に出場し、3人が決勝ラウンドへと勝ち進んだ。競技2日目、曇り空の中で行われた決勝ラウンドではコンディション不良を感じていた佐藤瑠美(商2=明大中野八王子)が唯一2回戦へ進出。しかし奮闘もかなわず、2回戦敗退となった。 ◆10・14~16 全日本学生フィールド選手権(群馬国際フィールドアーチェリー場)▼男子 小坂――7位 舘――7位▼女子 佐藤――5位 他大の選手も含め3、4人のグループで3射ずつ打ち、複数のポストを周った合計点数で順位を競う今大会。舘柾臣(法2=N)は予選を4位で通過。好調な滑り出しを切ったが、本戦では徐々に出てきた疲れに苦しめられた。「地面がぬかるんでいて滑るので、かなり体力を持っていかれた」(舘)。小坂悠真(商4=佐倉)は昨年度の同大会で1回戦敗退となってしまった悔しさを胸に今大会に出場。1回戦の中盤には相手である拓大の選手と点差が開いたが「昨年の悔しさを思い出した」と、最後まで諦めずに打ち続ける。最終的に2点差まで縮めるも、結果は1回戦敗退。「全日本学生インドア選手権(以下、インカレインドア)の予選が12月にあるので、その予選を通過してインカレインドアに出たい」(小坂)と既に先に向かって気持ちを高めている。 2回戦進出の壁は高く、男子2選手が1回戦敗退となってしまったが、明大勢の中で唯一2回戦に進出を決めたのが佐藤だ。大会前から肩の痛みと射の左右ブレがあり「安定していない中でインカレフィールドに挑むのが怖く、不安定な気持ちで打っていた」(佐藤)。相手選手より5点リードし迎えた1回戦最終ポスト。3回目の行射で1点を打ち、勝負の行方は分からない状態に。しかし結果は1点差で勝利し2回戦進出を決定付けた。「1点を打った後はとても緊張したが、1点差で勝てて良かった」(佐藤)。2回戦は「気が緩んでしまった」と振り返るように、相手選手との差を縮めることができず、15点差を付けられ敗退となってしまった。 今大会は明大の射場にはない、高低差がある的に向かって打つポストも多かったため、慣れない環境での試合となった。しかし「上に向かって打ち上げるのが苦手だが、もっと上のレベルを目指すならそんなことは言っていられない」(舘)と、強い気持ちでフィールドアーチェリーの攻略を目指す。今回決勝ラウンドに勝ち進んだ3選手は「インカレインドアを目指す」と口をそろえており、活躍に期待がかかる。もちろん今大会に出場していない選手もインカレを狙い、精進を続けている。今冬はアーチェリー部の躍進が見られるに違いない。 [森口絵美理] 試合後のコメント小坂――試合前はどのようなことを意識していましたか。 「自分が練習してきた射をしっかりこなせるようにと思って、自分のチェックポイントを意識して練習しました」 ――後輩の活躍はいかがですか。 「女子が一人1回戦で勝って男子でも決勝ラウンドに出場できる人がいて、実力は上がってきているなと思うので、心配していることはないです。インカレインドアやインカレターゲットに出場できる人もたくさんいると思うので、とても期待しています」 佐藤――予選はいかがでしたか。 「肩が痛かったので、一射一射死ぬ気で打っていました。正直打ち感は良くなかったです」 ――決勝ラウンドの間で改善したことを教えてください。 「(左右ブレがあるので)右側を狙って打つというのは予選の時よりは安定してできて、1回戦は安定していい感じのエイムオフができました」 舘――決勝ラウンドで一番良かったポストを教えてください。 「近距離で上に向かって打つところは良かったです」 ――これからの意気込みをお願いします。 「次のインカレインドアを目指して頑張ります。インカレインドアでベスト8ぐらいまではいきたいです」READ MORE -
檜垣コンパウンドでインカレ確実か リカーブ男子は健闘するも悔しさ残す結果に/関東学生個人選手権本選②
アーチェリー 2022.08.22全日本学生個人選手権(以下、インカレ)出場を懸けた関東学生個人選手権本選2日目は男子の部が行われた。明大からは8月上旬に行われた予選を勝ち抜いた8人が出場。舘柾臣(法2=N)が明大トップの573点、泉水俊亮(法2=桐光学園)が自己最高点の569点を記録。また、檜垣安沙奈(法4=British International School of Wroclaw)がコンパウンド初出場ながら561点を得点し、大健闘を見せた。◆8・19~20 関東学生個人選手権本選(夢の島公園アーチェリー場)▼リカーブ:70メートルダブルラウンド 男子の部 舘 ――573点・39位 泉水――569点・44位 大本――554点・59位 矢野――550点・63位 平井――546点・67位 薩摩――532点・75位 堀内――521点・81位 上村――493点・92位▼コンパウンド:50メートルダブルラウンド 女子 檜垣――561点・1位 30メートルと50メートル競技で行われた予選を勝ち進み、迎えた本選では70メートルのロングレンジが行われた。573点で明大勢トップの成績を収めたのは舘。特に光ったプレーは前半2エンド目「6射全部きれいに打てた」と、自身も納得のいく55点を記録した。しかし後半は273点と落ち込み気味に。「体力と集中力が切れてしまった」と課題を明確にし、全国の舞台への再挑戦を誓った。また、泉水俊亮(法2=桐光学園)は569点で大会での自己ベストを更新。周りからのアドバイスを受けながら「緊張で動きが小さくならないように、大きく打つことを意識した」。後半2エンド目終了後、コーチとグータッチを交わす姿も見え「今の実力が出せた」と安堵(あんど)の表情を見せた。 一方、緊張で練習通りのプレーができず、苦戦する選手も多かった。予選では明大トップの23位だった薩摩定士(商3=東京都市大付)は「心拍数が上がり、それをコントロールできなかった」と極度の緊張状態に。前半2エンド目でつまずいてから立ち直すことができず、悔しさをにじませた。 リカーブの他にコンパウンドも競技種目であった。檜垣は始めて1カ月にしてコンパウンドに出場。561点でインカレ出場をほぼ確実にし「インカレまでには600点を目指したい」と次戦に向けて闘志を燃やした。 全選手が本来の実力を出し切れたとは言えず、全国への壁を感じることとなった今大会。「試合でも練習と全く同じことをやる大胆さ、思い切る力が必要だと思った」(平井葵・文3=洛星)。全国の舞台でも通ずる技術と精神力をつけ、個人としてもチームとしても成長した次戦での姿に期待したい。[井手満菜] 試合後のコメント 檜垣――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「今日がコンパウンドで出る初めての試合で、とりあえず今日は72本打ち切ろうと思ってやりました。体力もそのままで終えることができたので、自分的には満足です」大本創太(営3=東京都市大付)――今後の意気込みや目標をお願いします。 「今年、本選を通過してインカレに行くことができなかったので、来年の最後のインカレターゲット出場チャンスをしっかりモノにできるよう、リーグ戦や王座でしっかりと結果を残したいです。そしてチームの中でも1番を取れるように練習していきたいと思っています」 薩摩――今試合で見つかった今後の課題を教えてください。 「毎回の試合では自分の射形はこの部分が崩れやすいからそれを検討してみるという形で立ち直していましたが、今日はなかなか候補を試してみても直らなかったので、やはり試合の中でトルどこが崩れているのかを体感する能力が必要だと思います。自分の射形のどこが変わってしまっているのかを練習の中でも客観的に自分で見つけられる、反省できるようにしていきたいと考えています」 平井 ――会場のコンディションはいかがでしたか。 「悪くなかったです。風が激しいわけでもなく、暑さもそこまでひどいとは感じなかったので打ちやすい環境ではありました」 堀内雄太(文3=明大中野)­――今試合での収穫はありましたか。 「同じ的の日体大の方がとても上手い方だったので、エンドの中での切り替えだったり、ごちゃごちゃ考えないということを教えていただきました。そこから点数が伸びていったので、あまり考えすぎないということを大事にしていきたいと思いました」 舘――プレー中に意識していた点を教えてください。 「今までだと押手の肩が入りすぎていたので、コーチに教えられた押手の開き方、押し方をより意識してやっていました」 上村健人(商2=明大中野)――今試合で得た課題を教えてください。 「緊張して体が縮こまってしまうことも疲れの原因なので、まず試合慣れするという点です。もう一つは、単純に体力をつけて72射全てを全力で打てるようにしたいと思います」 泉水――今日の射の中で一番良かった射はありますか。 「一番良かったのは最後の1本です。10点の中のXに入ったので良かったです」矢野月海(法2=新島学園)――今試合の良かった点を教えてください。 「後半で切り替えて攻めることができた点です。このまま打っても逆転はできないと思ったので、攻めるしかないと切り替えることができました」READ MORE -
風に対処し切れず悔しさ残る/関東学生個人選手権本選①
アーチェリー 2022.08.212週間前に行われた予選の上位80人が出場資格を有する本選。大会1日目は女子の部が行われ、予選を通過した7人が本選に挑んだ。競技種目はリカーブ70メートルダブルラウンド。今大会では1エンド3分間で6本完射し、競技前半と後半でそれぞれ6エンド行射する。計72射の合計得点で順位を競った。佐藤瑠美(商2=明大中野八王子)が551点で20位につけ、明大女子勢トップで関東学生個人選手権を終えた。 ◆8・19~20 関東学生個人選手権本選(夢の島公園アーチェリー場)▼リカーブ:70メートルダブルラウンド 女子の部 佐藤――551点・20位 吉田――504点・42位 並木――490点・48位 脇 ――472点・56位 福沢――469点・58位 大縫――468点・60位 山科――437点・66位 前半1エンド目から51点を記録し好調な出だしを切った佐藤。練習での調子の良さを崩さずにいた。「最近、真ん中に当たるようになったので自己ベスト更新を目指していた」と意気込んだ並木智美(理工2=桐蔭学園)も、前半4エンド目で10点を連取した。一方で「練習と同じような射ができなかった」(山科結鈴・商3=明大中野八王子)と、序盤では思うように点数を出せずにいたメンバーも。緊張により体が縮こまってしまっても、大きく伸び伸びと打つ意識を持つことで立て直しを図った。 競技後半、自然の影響に対応する力が試された。「風を読んで打つことができず、風に左右されてしまった」(佐藤)。強く吹いた風によって放った矢が横に流れてしまう。明大の射場と異なり今大会の会場は風の影響を受けやすく、対処に苦戦を強いられた明大勢。掲げていた目標点に及ばなかったり、大会前日の練習時の点数を100点下回る結果になったりと、多くのメンバーが悔しさを感じる結果となった。 練習と本番の違いを受け、各自が課題を見つけた今大会。自身の射形の精度や精神面を強化することに加え、環境に適応する力を身に付け、次なる本番につなげていく。 [守屋沙弥香] 試合後のコメント福沢舞衣(文3=淑徳与野)――以前の取材の際に「70メートルの練習をかなりしてきた」と仰っていたと思いますが、そこを生かすことはできましたか。 「練習はしてきましたが、練習を本番で出さないと意味がなくて、その力がまだまだありませんでした。やはり本番で練習通りにうまく打てるかどうかというのが練習した意味になると思います。まだまだ本番で練習を出す力が足りないなと思いました」 山科 ――今大会で一番良かったプレーを教えてください。 「後半のラスト1射、引き戻した後の1射を真ん中に決めることができました。終わり良ければ全て良しという感じで最後に決められたのが良かったです」 ――今後に向けて意気込みをお願いします。 「今日は少し悔しい思いをしたので、これからは練習の100%を本番で発揮できるように、練習と試合の乖離(かいり)を少なくできるように練習したいと思います」 大縫星里(法2=新潟第一)――試合全体を振り返っていかがですか。 「70メートルの試合であまりいい点数を取ったことがなくて、そこでこの風の強さもあって、筋力も精神的にもいろいろな課題が見つかったなと思います」 ――今後に向けて意気込みをお願いします。 「やはり500点に届かないといけないと思うので、500点は絶対に抜いて540、550点くらいは出せるようにしたいです」 佐藤――風の影響はありましたか。 「私たちが普段練習している射場は、木が生えていて風があまり吹かないので、風が吹いたときにどのように打てばよいのか分かりませんでした。きちんと風を読んで打たないといけないのだなと改めて感じました。風の影響でとても点数が下がてしまって、やる気も落ちてしまいました。ですが逆に力が抜けて、最後のエンドはいい感じに打てたと思います」 並木――今大会を振り返っていかがですか。 「前回の課題であった指の離した後の動きというのもきちんと改善して挑めたので、その点は良かったです。途中風が吹いてしまってあまり思うように打てなかった時もありましたが、とにかく悔いがないように大きく伸び伸び打つことをしっかりと徹底できたので、その点も良かったのかなと思います」 ――2年生になってからどのくらい成長できましたか。 「理工学部ということもあって思うように練習できないこともありますが、昨年度と違うのは、時間がない中でどのように効率よく点数を出していくかというのを考えて行動できるようなったところだと思います。練習の仕方や時間の使い方という点で成長していると思います」 吉田麗生(法2=明大中野八王子)――今大会で良かったプレーを教えてください。 「後半のエンドで風がとても吹いて、一番低いエンドで18点を出してしまいました。ですが終わったことは気にしないようにして打つようにしたら、その次のエンドで53点を出すことができました。18点から53点に持ち直したのは、個人的には頑張った方なのかなと思います」 ――その間で気持ちの切り替えは何かされましたか。 「夢の島の会場に対して少し苦手意識はありましたが、場数を踏んでいる方ではあると思ったので、1点でも多く取れるようにという感じで挑みました」 脇真生(商2=桐光学園)――調子を上げていくことができた理由はありますか。 「夏に入って練習がハードになっていく中で、しっかり練習をするときと休暇を取るときといったように、きちんとメリハリをつけてできたことがここまで調子を合わせられた理由かなと思います」 ――隣では明大の2人がプレーしていました。 「やはり明大の人が近くにいてみんなと試合に出られること、個人戦だけど周りに明大の人がいるというのはとても心強かったです」READ MORE -
明大から15人が本選へ出場/関東学生個人選手権予選②
アーチェリー 2022.08.08関東学生個人選手権の予選が3日間にわたり開催された。3日目に行われた5部では、明大からは男女合わせて15人が出場。風の影響は少なく天候にも恵まれ、選手自身の技量が大いに試される日となった。そのうち6月に行われた全日本学生王座決定戦(以下、王座)に出場したメンバーを筆頭に8人の本選出場が決定。3日間の大会を通じ、明大からは男女合わせて15人が本選に進むことになった。 ◆8・5~7 関東学生個人選手権予選(夢の島公園アーチェリー場)▼男子 矢野――623点・36位 大本――622点・41位 泉水――579点・86位 上村――571点・98位 牛林――544点・146位 須藤――541点・149位 藤本――530点・159位 眞柴――525点・161位 礒﨑――513点・172位▼女子 佐藤――615点・19位 吉田――606点・24位 大縫――601点・29位 並木――551点・69位 大木――529点・88位 鈴木――494点・101位 選手は50メートルと30メートルを各36射放ち、合計スコアで順位を競う。「練習に近い気分で打てた」(吉田麗生・法2=明大中野八王子)。70メートルだった王座での戦いから距離の違いに対応し、目標としていた600点を超えるスコアで本選出場を決める。以前は思うような結果を出せず、今大会の会場となった夢の島公園アーチェリー場に対して苦手意識も。しかし「自分に苦手な射場はないのだと思った」(吉田)と、それをも払拭した。また「プレッシャーに負けずに打てたことが良かった」と話すのは大縫星里(法2=新潟第一)だ。順調にスコアを伸ばし、最終エンドでは27点を記録。合計600点を超え、自己ベストを更新した。 一方の男子は、矢野月海(法2=新島学園)がこの日明大トップの成績で本選出場を決めるも「思うように打てなくなると焦ってしまう。射を打ち分けられなかったことが課題」と試合内容には満足していなかった。また大本創太(営3=東京都市大付)も「思うように点数が伸びなかった」と50メートルは最低目標としていた300点をわずかに下回る結果に。本選に向けた課題と収穫の両方を持ち帰る試合となった。 本選では、予選にはない70メートルが試合の行方を左右する。「今日の点数より1点でも多く取りたい」(吉田)。矢野も「最低でも全日本学生個人選手権(以下、インカレ)出場」と力強く意気込んだ。本選までの短い期間で選手たちはどこまで完成度を高められるか。2週間後の射る姿に注目が集まる。 [長﨑昇太] 試合後のコメント 大本――王座を経験して精神的に余裕がありましたか。 「今回は後輩の弓具故障があったので、そのフォローをしつつ自分の点数にもこだわりました。リーグ戦の時よりも王座の経験を生かして臨めたと思います」上村健人(商2=明大中野)――今日に至るまで意識していたことはありますか。 「2カ月くらい前からこの大会に向けて、50メートルと30メートルを練習してきました。50メートルは元々そこまで苦手意識はなかったのですが、30メートルは苦手意識があったので集中的に練習しました。点数は20点ほど上がったので、練習した成果は出せたと思います」 泉水俊亮(法2=桐光学園)――今日の50メートルと30メートルをそれぞれ振り返っていただけますか。 「50メートルは1エンド目に緊張して全然駄目だったのですが、駄目ながらも少しずつ調整しながら何とか耐えたという感じです。30メートルは結構自信を持って打てたのでいい結果だったと思います」 矢野 ――良かったプレーはありましたか。 「50メートルの最初に少し失敗してしまって、点数があまり高くなかったのですが、その次のエンドで切り替えて53点を出せたので、そこは良かったと思います」 大縫­――会場のコンディションはいかがでしたか。 「夢の島は風が強いと聞いていたのですが、今日は風があまりなかったので、打ちやすい環境だったと思います」 佐藤瑠美(商2=明大中野八王子)――本選で勝ち上がればインカレ出場が決まりますがいかがですか。 「考え過ぎるとさらに考え込んじゃうので、あまり意識し過ぎずに1点ずつ着実に取っていきたいと思います」 並木智美(理工2=桐蔭学園)――本選に向けて意気込みをお聞かせください。 「70メートルになり、ショートハーフよりも大きく伸び伸びと打てると思うので、その点を意識したいです。またショートハーフで課題になった弓を離す際の動作を改善して挑みたいと思っています」 吉田――暑さ対策は何か取られましたか。「日差しはあまりなかったですが、むしむしした暑さで体がバテてしまっていると感じたので、こまめに水分補給を取ったり、帽子をかぶったりすることを心がけました」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
すべての部員が一般入部生。部員の9割近くがアーチェリー未経験者であるが、学生のうちに世界室内選手権代表になる選手を輩出するなど、数々のタイトルを獲得。原則、練習は授業が終了してから行われ、学業との文武両道を体現している。現在男女とも関東学生アーチェリー連盟の1部リーグに在籍しており、王座進出も果たしている。どんな試合でも大声で選手を応援するのが伝統。学生主体で運営されているのが特徴で、4年生を中心に、選手各々が王座で優勝という目標の下、日々自分に合った練習で技術を磨いている。