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新人アーチャーが初陣で躍動/関東学生新人個人選手権
アーチェリー 2023.10.30 初の公式戦となる関東学生新人個人選手権(以下、新人戦)に、明大からは男女合わせて15人が出場。30メートルダブル男子未経験者の部では林聖明(理工1=湘南学園)が明大唯一の600点台を記録し、2位につけた。またSH女子未経験の部では小川梨乃(法1=相模原)が2位、畠山実代(商1=捜真)が3位と好成績を収めた。 ◆10・28~29 関東学生新人個人選手権(夢の島公園アーチェリー場)▼70メートル男子経験者の部 片岡――541点・17位 谷口――525点・21位 大澤――476点・27位▼SH男子経験者の部 大場――489点・11位▼SH男子未経験者の部 石塚――481点・15位▼SH女子未経験者の部 小川――556点・2位 畠山――553点・3位 木村――448点・15位▼30メートルダブル男子経験者の部 岡――489点・2位▼30メートルダブル男子未経験者の部 林――609点・2位 大槻――572点・13位 原――571点・14位 蒲原――526点・37位 内藤――513点・41位▼30メートルダブル女子未経験者の部 片伊木――463点・43位 【1日目】 穏やかな日差しのもとに行われた新人戦1日目。中学1年次からアーチェリーを始めた大澤拓真(理工1=日大高)が70メートル経験者の部に出場した。競技前半36射終了時点では10点は1回のみだった。だが、後半になるにつれて「押し手の感覚がつかめて、押し引きのバランスがすごく良くなった」と、的のより中心近くを射ち10+Xを4回記録した。試合後には自身のフォームの課題を挙げ、今後は試合の場で練習通りに射つことを目指していく。(写真:1日目に出場した大澤) 【2日目】 新人戦1日目とは異なり、2日目は多くのアーチャーが会場のコンディションに苦戦を強いられた。競技前半では霧雨が降り、冷たい風が吹くなど肌寒かった一方、後半では雨が止み、日が照る中で試合が行われた。 70メートル経験者の部では、片岡海翔(理工1=日本工大駒場)が明大勢トップの点数を記録。「練習でできていたことが今日できなかったりして、点数が下がってしまった」と悔しさをのぞかせた。練習と実践との違いを実感した片岡は「1射1射安定した当たりができるようにしたい」と今大会を通じて新たな目標を掲げた。 50メートルの的と30メートルの的をそれぞれ36本ずつ射つSHの部では、小川と畠山が躍動した。「50メートルはうまく(弓を)引けず、安定して射てなかった」(小川)。しかし得意の30メートルで巻き返しに成功。自己ベストも更新し、本番での勝負強さを発揮した。また畠山も前半の50メートルで苦戦する。「後半は気持ちを切り替えて、課題を1つに決め、そこを直そうとしたら調子が上がった」(畠山)と試合の中で修正し、自身が納得のいく結果に。両選手とも慣れない環境でありながら華々しい成績を残した。(写真:SH女子未経験者の部で2位の小川) 30メートルの部では林が「前半で何回か30金を出すことができた。その時にアンカーとかイーストとかがうまく入った」と好調な滑り出しを見せる。後半は少し伸び悩んだものの、600点を超える好成績を残した。試合後には「自分の射形を安定させて、もっといい成績をとれるように頑張りたい」とさらなる高みを目指していく。 「先輩方が今まで射っている夢の島の会場で自分が射てるというのは楽しみだった」(畠山)。多くの選手にとって、入学後初の大舞台となった今大会。各選手が感じた手応えと課題点は今後の成長に必要不可欠だろう。新人アーチャーの初陣は飛躍への第一歩となったに違いない。 [守屋沙弥香、堀口心遥] 試合後のコメント石塚翔大(法1=桐蔭学園)――今大会はどのような気持ちで臨みましたか。 「初めての公式戦だったので、今までの練習の成果が出せるように勝つ気できました」 大澤――来年以降のなりたい姿を教えてください。 「70メートルダブルで600点を出すという目標に向けて頑張っていきたいです」 岡大智(政経1=明大中野)――今後の目標を教えてください。 「もっと長い距離に出ても、自分のペースを保っていけるようになったらいいなと思います」 小川――次戦への意気込みをお願いします。 「点数を出したいという気持ちはもちろんあるのですが、点数よりも射形とか気持ちの面で負けたり崩れたりしないように伸び伸びと射っていきたいたいです」 片岡――先輩からの印象に残っているアドバイスを教えてください。 「今日は寒かったし、インターバルが結構あったので、毎回射つ前に『体を動かして大きく伸びて射つように』と言われたことが印象的でした」 畠山――今大会の良かったところを教えてください。 「点数とかにとらわれないで、無心で射てたことです。自分が考えていることだけをしようと思って、ずっと気持ちを切らさずにできたことが良かったかなと思います」 林――自身のコンディションについてはいかがですか。 「全体的に良かったとは思うのですが、後半若干落ちてきたなっていうところがあったので、そこは改善点かなと思います」READ MORE -
インカレ決勝ラウンド 全国の壁高く悔しい結果に/全日本学生個人選手権
アーチェリー 2023.09.2423日から開幕した全日本学生個人選手権(以下、インカレ)の決勝ラウンドが24日に行われた。明大からは、男子の部では舘柾臣(法3=N)・矢野月海(法3=新島学園)、女子の部では佐藤瑠美(商3=明大中野八王子)が出場。強風に苦戦を強いられ、上位進出はかなわず。全国の高い壁を痛感する結果となった。 ◆9・23~24 全日本学生個人選手権(夢の島公園アーチェリー場)▼リカーブ:70メートルオリンピックラウンド 男子の部 舘――2回戦敗退 矢野――2回戦敗退▼リカーブ:70メートルオリンピックラウンド 女子の部 佐藤――1回戦敗退 全国のレベルを痛感する結果となった。男子の部には、舘と矢野が出場。「風が強かったので、風の流れを読んで、流されてもなるべく的に当たるように意識した」(舘)と、突風が吹く悪天候の中でも試行錯誤を重ねながら試合を展開した。1回戦は両選手ともフルセットの接戦を制し勝利。「何とかなると思って臨んだ」(舘)と、最終セットも気持ちを乱さずに矢を放った。舘の2回戦の対戦相手は、国際大会で優勝経験のある強敵だ。さらに風が強まる中、善戦するも2―6で敗戦。それでも舘は「もっといい勝負はできたはず、4セット目のミスがなければ4―4まで持ち込めた」と悔しさをにじませた。矢野の2回戦の相手はこちらも強豪である近大の選手。風の影響も受け、0-6で完敗。「風への対処や自力が足りていなかった」(矢野)。全国クラスの完成度を体感する結果となった。 女子の部では佐藤が出場。「大きくビビらず打つことを意識した」(佐藤)と、思い切った射撃を心掛けた。両者一本も譲らず5セットを終え、スコアは5―5の同点に。一射勝負のシュートオフにもつれ込んだ。しかし「風の影響もあってどこを狙えばいいのか分からなくなってしまって、その加減が最後までつかめなかったのが敗因」(佐藤)と、こちらも強い風に悩まされ、惜しくも敗戦となった。「風が吹いたときの対処法に慣れていかなければと思った」(佐藤)。この経験は選手たちにとってとても大きなものとなった。 次の全国大会は来年2月に行われる全日本学生室内個人選手権(以下、インドア)だ。「インドアでもインカレに出られるように頑張りたい」(矢野)。全国の舞台で得た課題と経験を胸に、明大アーチェリー部はさらなる高みを目指し鍛錬に励む。 [晴山赳生] 試合後のコメント舘――今試合を振り返っていかがですか。 「1試合目はあまり点数が振るわなかったのですが、2試合目で修正できたのでよかったかなと思います」 ――予選の試合に比べてコンディションはいかがでしたか。 「特に変化はありませんでした。コンディションに変化がないように、無駄に疲れないように23日はプレーしました」 矢野――今試合を振り返っていかがですか。 「昨日、一昨日の調子と打って変わって、全く振るわない感じになってしまって、感覚も良くなかったです」 ――90秒で3射打つことは大変でしたか。 「1試合目はかなり大変でした。自分は最近テンポが良くて、時間が余るぐらいなのですが、相手が逆に時間をいっぱい使っていると、相手の点数が見れなくて怖いなってなります」 佐藤――今試合を振り返っていかがですか。 「シュートオフまでいきましたが、最後負けてしまって悔しいです」 ――これからの抱負をお願いします。 「インドアの大会があるので、まずはそれのインカレに出られるようにして、去年はインカレで終わってしまったので、本戦に出られるように頑張りたいと思います」 READ MORE -
インカレ開幕 男女合わせて3人が2日目へ/全日本学生個人選手権
アーチェリー 2023.09.24学生アーチャー日本一を決める全日本学生個人選手権(以下、インカレ)が開幕。大会1日目は予選ラウンドが行われ、明大からは男女合わせて7人が出場した。男子の部では矢野月海(法3=新島学園)、舘柾臣(法3=N)が、女子の部では佐藤瑠美(商3=明大中野八王子)が上位に食い込み、2日目の決勝ラウンドへと駒を進めた。 ◆9・23~24 全日本学生個人選手権(夢の島公園アーチェリー場)▼リカーブ:70メートルダブルラウンド 男子の部 矢野――631点・9位 舘 ――613点・32位 泉水――567点・88位 関 ――550点・103位 平安名――542点・105位▼リカーブ:70メートルダブルラウンド 女子の部 佐藤――592点・35位 木下――510点・99位 [男子] 小雨の降る曇天の中、男子の部には1カ月前に行われた関東学生個人選手権本選を通過した5人が出場。「大学生になって(競技を)始めてから、一番調子のいい日だった」(矢野)。満足げな表情で試合を振り返る矢野は9位で予選ラウンドを通過し、明大トップの631点を記録。しかし、大会2日前までは「ずっと調子が悪かった。前日に調子が戻ったがどうなるか分からず、試合前は不安で諦めの気持ちもあった」(矢野)。だからこそ逆境をチャンスに変え、捨て身で挑むことができた。「考えることは引き込むこと一つだけだった」(矢野)。自身の射形を整えることだけに集中した結果、関東学生個人選手権本選から大幅に点数を伸ばし、大学アーチェリー人生最高の結果を残すことに成功。一方、弓の重さを変えてから初の公式試合に挑んだ舘も慣れない環境ながらに健闘し決勝ラウンドに進出。明大からは2人が次戦への切符を手にし、決勝ラウンドへと進んだ。 一方で2年生で唯一出場した平安名盛業(文2=昭和薬大附)は初のインカレを終え、次戦への確かな収穫を得ていた。「かなり反省の残る内容になったが、楽しく打てたのが良かった」(平安名)。結果としては予選ラウンド敗退となったが、ハイレベルな試合を戦い抜いたことは平安名にとって大きな自信となった。 [女子] 女子の部には佐藤、木下真理詠(政経3=安田女子)が出場。関東学生個人選手権本選を明大トップで通過した佐藤は「明日(決勝ラウンド)に行くことを第一目標としていた」(佐藤)。強い気持ちで負けられない戦いに挑んだ。「最近ずっと試合になると左に打ってしまっていたので、開き直って、少し右側を狙うことで真っすぐ行くようにやっていた」(佐藤)。それまでの試合や練習を分析し、思い切って中央を狙わず、少し右側に焦点を合わせることを意識。その作戦が功を成し、関東学生個人選手権本選から50点以上点数を伸ばして35位で予選通過を果たした。オリンピックラウンド形式で行われる決勝ラウンドでの目標は「1勝すること」(佐藤)。普段以上に緊張感の漂う会場の雰囲気が予想されるが、何としてでも勝利をつかんでみせる。 一方で惜しくも決勝ラウンド進出が叶わなかった木下。「試合本番と練習で射形が変わってしまうので常に一定の射形でやることを目指して練習していた」(木下)。しかし、今大会で克服することはできず、思うような結果を残すことができなかった。それでも「最終エンドで本番でも通用する射形を見つけることができて、思い通りに気持ちよく打てた」(木下)と次戦への足がかりをつかむことに成功。今大会を糧にした木下が大舞台で伸び伸びと矢を放てる日も近いだろう。 [井手満菜] 試合後のコメント矢野――関東学生個人選手権本選から特に意識して練習してきたことはありますか。 「前までは押す意識が強すぎて、 押し引きのバランスが合っていなかったと思うんですけど、今回は本当に押す意識をほぼなくして、本当にただ引くことだけを意識したら当たったって感じです」 舘――今試合を振り返っていかがですか。 「ポンドアップといって弓を重くしたばかりで点数が取れるか分からなかったんですけど、今のポンドでもちゃんと打てることが分かったのであとは体力をつけて毎回ちゃんと打てるようにしたいと思いました」 泉水俊亮(法3=桐光学園)――今大会で得た課題と収穫を教えてください。 「試合前の調整とか、試合に向けてのメンタルのコントロールを工夫していきたいと思います」 ――今後どういったところを強化していきたいですか。 「1週間くらい前にケガしてしまって、これから打たない時期が続くと思うので下半身強化、筋力強化をやりたいと思います」 関大輝(法3=東大和南)――今試合を振り返っていかがですか。 「一番最初が良くて、このままの勢いで行こうと思ったんですけど、緊張も相まってミスが大きくなっていってしまいました。それでも腐らずに最後まで72射打ち切れたので、それは自分にとっていい経験になったかなと思います」 ――今試合の良かった点と反省点を教えてください。 「良かった点は、最後まで楽しく打てたことです。反省点としては、やっぱりまだまだメンタル面が弱いので、緊張を力にできるようにこれから練習していこうと思います。体力のなさと筋力のなさが周りの選手より目立ったなと思うので、そこもこれから地道につけていこうかなと思います」 佐藤――今試合の良かった点と反省点を教えてください。 「反省点はたまに雑になったり、無理やり打ったりしてしまったところがあるところです。いいところは大きくバシッと打つことができた点です」 木下――初めてのインカレを終えていかがですか。 「ずっと願っていたインカレに立てたっていう気持ちと、あんまり思い通りの点数出せなかったっていう悔しい気持ちがあります」 ――試合を振り返っていかがですか。 「全体を通して調子が悪くて、どうにかしようと思っていろいろ試行錯誤したのですが、最終エンドでやっと自分の射形になれたなって思います。終わっちゃったんで、毎回そう思って大会終わるので、最終エンドが12エンド続けられるように今後練習を頑張っていきたいと思います」 平安名――初めてのインカレを終えていかがですか。 「楽しかったです。結果的に予選で落ちて悔しいですけど会場の雰囲気も普段の試合とは違ったし、緊張もあったけどうまい人とやれる楽しさがありました」READ MORE -
佐藤が26位と善戦も 暑さと風に苦しみ悔しい結果に/関東学生個人選手権本選
アーチェリー 2023.08.25全日本学生選手権(以下、インカレ)への出場権を懸けた関東学生個人選手権本選が23日に開幕。2日目は女子の部が行われ、明大からは8月上旬に行われた予選を勝ち抜いた4選手が出場した。今大会では競技前半と後半でそれぞれ6エンド行射し、計72射の合計得点で順位を競う。佐藤瑠美(商3=明大中野八王子)が540点を記録し、明大勢トップの26位に入る活躍を見せた。 ◆8・23~24関東学生個人選手権本選(夢の島公園アーチェリー場)▼リカーブ:70メートルラウンド 女子の部 佐藤――540点・26位 木下――530点・34位 前田――498点・56位 勝川――493点・60位 うだるような暑さの中で行われた今試合。新型コロナウイルス感染のため思うように調整ができずに今大会を迎えた佐藤。「しっかり打つことだけを意識した」と、伸び伸びと矢を放った。12射時点では35位とスタートダッシュに苦しむも、18射以降は立て直し30位以内をキープ。あと一伸び及ばず26位で試合を終えたが「矢が左に流れてしまうことが多くて悩んでいたが、治りつつあるように感じた」(佐藤)と収穫も手にした。 大会が行われた夢の島公園アーチェリー場は風がよく通り、矢の軌道が左右されやすい。前田珠子(政経3=東京女学館)は「風を読む力が足りていなかったこと」を、4月の関東学生女子1部リーグ戦からスコアが約40点下がってしまった要因として挙げた。「来月も夢の島公園アーチェリー場で試合があるので、普段の練習で風を読む力がつけられるようにしたい」(前田)。また今試合は非常に気温の高い中で行われ「暑さでばててしまい、体力がないなと感じた」(勝川茉矢・情コミ2=明大中野八王子)。25日から長野県で行われる合宿で「今日のような天候にも負けないような体を作って、帰ってきた時にはもっと点数を伸ばしたい」と勝川は強く語った。いかなる状況下でも最高のパフォーマンスを見せられるようになるために、彼女たちは精進を続ける。 25日から始まる合宿を終えると、試合シーズンに突入していく。「代表メンバーになるためだけでなく、自分のベストも出せるように頑張っていきたい」(勝川)。日々の鍛錬でさらに技術を磨き上げ、勝利のために矢を放ち続ける。その先に見えるのは間違いなく栄光だ。 [晴山赳生] 試合後のコメント佐藤――会場のコンディションはいかがでしたか。 「風を気にしていられないぐらい打てていなかったので、がむしゃらに打っていました」 ――合宿の抱負をお願いします。 「今大会は体力不足だったので、体力をいち早く治して、けがをせずに頑張りたいと思います」 木下真理詠(政経3=安田女子)――試合中に意識していたことはありますか。 「押し引きのバランスで、押しが負けてしまうことが多いので、的に向かって押し続けることをずっと意識していました」 ――今試合で出た課題や反省点はありますか。 「4点や3点など低い点数を何度か打ってしまいました。せっかく他の5本が良い点数だったのに結果的に合計点数を大きく落としてしまったので、それを減らしていければなと思います」 前田――今日の試合を振り返っていかがですか。 「6月に体調不良になり、試合に出られないこともあって、試合と練習の差が顕著に表れてしまい、あまり納得のいく試合ではありませんでした」 ――次回以降の大会に向けて意気込みをお願いします。 「落ち着いて黙々と、そしてアーチェリーを楽しむことを大事にしていきたいと思います」 勝川――今大会のベストショットはありますか。 「3エンド目の1射目が自分的にばしっと入っていて、10点を取れていたので印象に残っています」 ――本選は予選と比べていかがでしたか。 「予選と距離が違ったり、すごい先輩方の中で打たせてもらっていることに感謝しつつ、緊張して体がガチガチになってしまった感じがあったので、それにふさわしい選手になりたいと感じました」READ MORE -
泉水が10位 昨年度からの成長見せ、インカレ確実か/関東学生個人選手権本選
アーチェリー 2023.08.23全日本学生個人選手権(以下、インカレ)の出場を懸けた関東学生個人選手権本選が開幕。大会初日は男子の部が行われ、明大からは8月上旬に行われた予選を勝ち抜いた12人が出場した。今大会では競技前半と後半でそれぞれ6エンド行射し、計72射の合計得点で順位を競う。泉水俊亮(法3=桐光学園)が10位と健闘を見せ、明大男子勢トップの624点を記録した。 ◆8・23~24 関東学生個人選手権本選(夢の島公園アーチェリー場)▼リカーブ:70メートルラウンド 男子の部 泉水――624点・10位 舘 ――601点・16位 矢野――578点・33位 平安名――573点・36位 関 ――572点・38位 薩摩――565点・47位 武藤――565点・48位 松岡――556点・57位 山本――553点・64位 瀧本――548点・69位 大本――542点・74位 山岡――538点・75位 肌を刺すような真夏の日差しが照り付ける中、インカレ出場の切符を懸け迎えた関東学生個人選手権本選。昨年度、わずか数点差でインカレ出場を逃した泉水は「今年度は(今大会のために)かなり練習してきた」と満を持して挑んだ。自身の射形を分析し、試合中は「構えた時に親指を真っすぐにすることと、腕を返すこと、真っすぐ引くこと」の三つを意識することを徹底。途中、吹く方向がまばらで対処しにくい風に苦しめられるも、何とか持ちこたえ明大トップの624点を記録した。昨年度の泉水の成績は569点で44位。今年度は最終順位10位と大幅な成長を見せ「かなりいい感じで打てた」と安どの表情で大会を終えた。 一方で578点を記録した矢野月海(法3=新島学園)は悔しさをにじませる。「最初緊張して思うようにいかなかった。自分でそれを分かっていたにもかかわらず、修正できるところまでもっていけなかったことが一番悔しい」と点数が振るわない状況からの〝修正力〟を課題に挙げた。また、チーム内2位通過の舘柾臣(法3=N)も「毎回練習通りの打ち方ができるようにするためには体力が必要」と、さらなる鍛錬を誓った。 今試合で実力を発揮することができた選手もそうでなかった選手も次戦への確かな足がかりをつかんだはずだ。各ブロックの予選の上位者のみが出場できるインカレは約1カ月後に控える。選手たちは全国の舞台でさらにパワーアップした姿を見せてくれるだろう。 [井手満菜] 試合後のコメント泉水――今試合を振り返っていかがですか。 「風の吹く方向が一定ではなくて、ばらばらだったので、そこが難しかったですが、いい感じで打てたと思います。しかし、もったいない射も多くて、あと20点くらい取れたかなと思います」 ――インカレへの意気込みをお願いします。 「これから夏合宿なのでもっと練習して、来月のインカレに向けて上位入賞できるように頑張りたいです」 舘――今試合を振り返っていかがですか。 「調子が良くなかったので、緊張せずに自由に打つことを心掛けました。自分の中の理想のフォームに近い状態では打てたのかなと思います」 ――昨年と比較して、チーム全体としてはいかがですか。 「後輩が結構成長してきていると思います。(後輩には)場慣れして、実践経験を積んで、緊張せずに打てるようになってほしいと思います」 矢野――今試合を振り返っていかがですか。 「最低でも600点を取って、打ち感良く当てることが目標でしたが、(点数に)納得いかないですし、打っている感触も悪かったのであまり良くないなと思います。波があっていいところは良かったのですが、悪いところはガクっと下がってしまいました」 ――今大会で得た課題と収穫を教えてください。 「課題は大きな大会になるとあまり攻めることができなくなってしまうことです。収穫はいつも通り打つことができれば当たるので自分を信じればいいかなと(今試合を終えて)思いました」READ MORE -
8年ぶりのベスト8進出! 強豪・近大に一矢報いて5位入賞果たす/全日本学生男子王座決定戦
アーチェリー 2023.06.20〝王座での1勝〟。悲願の目標を達成してみせた。関東学生男子1部リーグ戦を5位で終え、迎えた全日本学生男子王座決定戦(以下、王座)。1日目の予選ラウンドを9位で通過し、2日目の決勝トーナメントでは初戦で長崎国際大と対戦。接戦の末、見事勝利を収めた。続く準々決勝では近大に惜しくも敗北したものの、スポーツ推薦を擁する強豪相手にも臆せず戦い、5位入賞で今大会に幕を下ろした。明大男子がベスト8進出を最後に果たしたのは2015年。見事8年ぶりの快挙となった。 ◆6・17~18 全日本学生男子王座決定戦(つま恋リゾート彩の郷第1多目的広場)▼明大――5位 昨年度に引き続き、王座の舞台に立つことができた。1日目は各チーム4人が72射を放ち上位3人の合計得点で順位を競う予選ラウンドが行われた。普段の個人戦とは違い、団体戦である今大会。王座ならではの緊張感の中でも「雰囲気はいつも通りだった」(矢野月海・法3=新島学園)。この日のために駆け付けてきたチームの応援を力に変え、リラックスして大一番に臨んだ。チームトップの313点を記録した舘柾臣(法3=N)は前半調子が振るわず、苦しめられたものの「後半は自分なりの当て方を思い出すことができた」。後半で14点も点数を伸ばし、個人順位も30位から20位へ上昇。明大は昨年度の13位から大幅に順位を上げた9位で予選ラウンドを通過し、2日目に駒を進めた。(写真:弓を引く舘(左)と武藤 ) 2日目は各セット3人がそれぞれ2射を放ち、その合計点でセットを奪い合うオリンピックラウンド形式で決勝トーナメントが行われた。4セットマッチで、1セットにつき点数の高いチームに2点、同点の場合は両者に1点が加点され、先に5点以上獲得したチームが勝利となる。ベスト8進出を懸けた1試合目の相手は予選ラウンド8位の長崎国際大だ。2年ぶりの王座出場を果たした昨年度、明大は初戦で敗れ、ベスト16で敗退。「1勝することをチームのこの1年間の目標として掲げてきた」(大本創太・営4=東京都市大付)。昨年度を超えるため、悲願を達成するために何としてでも譲れない戦いだった。第1セットを同点で抑え、第2セットを49―48のわずか1点差で獲得する。決勝ラウンドへの出場はかなわなかったものの、補欠選手として試合を見ていた武藤圭(法2=明大中野)は「いいコンディションで打てていたと思う」と試合を振り返る。迎えた第3セットも46―44で接戦を勝ち取り、ポイント数5―1で見事勝利を収めた。(写真:ガッツポーズを見せる矢野 ) ベスト4入りを懸けた2回戦目の相手は近大。8年連続決勝進出を果たし、今年度準優勝の強豪だ。第1セットは49―56で力の差を見せつけられる。「ストレートで負けるだろうと誰もが思っていたと思う」(大本)。しかし、ここで終わらないのが明大。「集中して何が何でもこの1セットをもぎ取ろうと3人で話していた」(大本)。究極の個人戦であるアーチェリーだが、3人の選手だけではなく応援に来ていた部員も含めたチーム全員の気持ちが一つになった瞬間だった。明大は驚異の55点をたたき出し、第2セットを獲得。第3、第4セットを落としポイント数2―6で敗北に終わるも、まさに格上相手に一矢報いてみせた。なんと今大会で近大相手にポイントを獲得したのは優勝した日体大以外、明大のみ。スポーツ推薦者を擁する強豪相手にも力が通用することを証明した。(写真:試合後、OBと抱き合う大本 ) 6位までが表彰され、5位以下は獲得したポイント数で順位が決まる今大会。近大相手に勝ち取った2点が決勝点となり、見事5位に輝いた。この王座をもって明大は代替わりを迎える。出場メンバーのうち、唯一の4年生である大本は「全てはこの日のためにあったのだと思う。100点の引退試合だった」と満足げな表情で大会を振り返った。後輩に託された次なる目標は〝2勝〟。「まずは予選順位を上げたい」(矢野)。今年度大躍進を遂げた明大はさらに上位を目指し、鍛錬に励む。 [井手満菜] 試合後のコメント大本――王座を終えてみていかがですか。 「まずは1勝できたということで当初の目標を達成することができて、その次の近大にも1セット取ることができて、悔しかったのですが後悔のない試合だったかなと思います」 ――決勝ラウンド1戦目を振り返っていかがですか。 「少しミスはあったかなと思いますが比較的いつも通りの射ができたかなと思います。とにかく緊張していたのでとりあえず真ん中に当てることだけを考えて、4年生ですし、去年負けているので勝ちたいという気持ちは人一倍あって、とにかく何としてでも勝つという気持ちで頑張っていました」 ――近大戦については振り返っていかがですか。 「ストレートで負けるだろうと多分誰もが思っていたのですが、選手間でも何としてでも1セット取ってやろう、もぎ取ろうという気持ちで臨んでいて。そこでこの1セットは絶対取ろうという気持ちで3人で話して、本当に集中して何がなんでも入れようというエンドがあったのですが、相手の下振れに合わせて勝つことができたかなと思います」 ――初日の試合後『悔いのないよう頑張りたい』とおっしゃっていましたが、決勝ラウンドを終えてどのように感じていますか。 「悔しかったのですが、後悔のない試合にできて100点の引退試合だったかなと思います。現役として部を引っ張るという立場での引退試合は今大会になります。今後は個人戦などはありますが部としての引退試合が今回で、これで正式に代が交代します」 ――入部からこれまでをどのように振り返りますか。 「自分は1年生の秋に入部して、全てはこの日のためにあったのかなというくらいに本当に楽しめた試合だったので、今回の王座のために頑張ってきた3年間だったなと思います」 ――同期に向けてメッセージはありますか。 「応援に来てくれたことが本当にうれしくてそれが一番励みになりました。初めて出る2日目でも緊張せず平常心を保って打てたかなというのがあるので本当に感謝しかないですね。後は本人たちに言いたいと思います」 舘――決勝ラウンドを振り返っていかがですか。 「1回戦、わりと去年くらいまでレベルが高くて明治からすると格上ですが、勝てるところあるかなと思って実際に勝てたので良かったです。やはり1回戦勝つのが目標だったので緊張はしましたが勝つことができて良かったです。近大はうまかったですし、レベルが違うなという感じはしました。でも絶対どこかで勝って2ポイントだけは取ろうと話していて、実際それが成功したので勝ちだと思っています(笑)」 ――近大戦で55点を取ることができた要因は何だと考えますか。 「アーチェリーは集中力が必要で、でもそれを毎回やるのは、本当は毎回やらなければいけないのですが難しいので、その1回に注ぎ込むというか、そのエンドに力を入れて成功しました。1エンド目で負けて、でも次で2ポイントだけ取って同点にしようと話しました」 ――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「ブレが大きかったです。自分が3番手で当てることを求められていたのですが、最初の方はいつものフォームができていなくて、あとは時間に追われていることもあって外すことがあったので良くないなと反省しています。ですが、これだけ見ている人も応援してくれる人もいて楽しかったです」 ――3番手を務めてみていかがでしたか。 「一番楽しいです。単純にかっこよくないですか?自分が最後に10点を入れた時があって。それが良かったです」 ――今大会の結果についてどのように捉えていますか。 「2回戦で負けましたが、2ポイント取ったことで全体では5位という扱いになるので順位も上の方を取れましたし、大学としても次に生かせるいい経験になったと思います。かなりポジティブに、いいかなと思っています」 ――今大会で得た収穫を教えてください。 「近大の人などを見ていて思うのは、このような大舞台を経験しているので大きな舞台でもあまり緊張しないのだろうなと思っていて、経験は大事だなと思います。来年に生かしたいです」 ――来年は4年生ということで王座ラストチャンスになりますね。「来年の王座では自分の目標は王座に出た上で、個人の1日目の点数や順位で上をとる、日体大や近大に近づけるようにしたいです。チームとしては2勝したいです」 矢野――王座を終えての率直な気持ちを教えてください。 「楽しかったのが5割、格上に2点取れたのでうれしかったのが3割、残りの2割は悔しさです」 ――悔しいのはなぜですか。 「格上相手に一矢報いてやろうという気持ちで近大と戦って、それで第2エンドで自分のできる射がズバッと打ててそれでポイントを取ることができて、もう少しそれができれば勝てたのではないかと思ったのでそれがだいぶ悔しかったですね」 ――1戦目の長崎国際大の印象、試合を振り返っていかがですか。 「だいぶ怖かったです。結構体格も良くてアーチェリー打ってきてたんだろうなと思ったので、経験値は豊富だなと思いました。自分はあまり振るわなかったといいますか、緊張で全然打てなかったという感じですね」 ――打つ順番はどのように決めましたか。 「自分の場合は打つのがそれほど早くないので2番手3番手だとあまり良くないなというので1番になりました。舘は3番で当てた方がかっこいいという理由で3番です。本当は大本先輩も3番が良かったのですが予選ラウンドの点数が舘の方が高かったので大本先輩が2番になりました」 ――試合中、メンバー間で話して印象に残ったことはありますか。 「思ったより集中し過ぎて覚えていないのですが、舘が『攻めろ、お前の力出せ!』みたいな感じの言葉を掛けてくれて『何くそー』と思ってやりましたね」 武藤――初戦から見てきて決勝ラウンドはどのような試合でしたか。 「団体戦の練習をしている時とかけっこうミスが出ることもありましたが、今日の試合を見た感じだと大きいミスが3人ともなかったので昨日に比べて結構いい調子だったのではないかなと思います。去年成し遂げられなかった1勝という目標を達成できましたし、近大にも2ポイント取ることができたのでかなりいい試合だったのではないかなと思います」 ――近大戦で55点を記録した時は見ていていかがでしたか。 「練習で一番調子がいいときはそれくらいの点を出せていて、出せることは分かっていたのでしっかりと調子良くできていたのだなと思います」 ――来年度の王座に向けてご自身はどのような目標を掲げますか。 「王座のメンバーに入ることを目標にして、入れたら今度は予選からしっかり明大の中で3番手以内に入って2日目のトーナメント戦に来年こそはいけるようにしたいと思います」READ MORE -
予選9位で決勝ラウンドへ 試合後インタビュー/全日本学生男子王座決定戦
アーチェリー 2023.06.17静岡県のつま恋リゾート彩の郷で行われている全日本学生王座決定戦(以下、王座)。4月の関東学生1部リーグ戦の結果より、明大からは男子が王座出場を決めた。全国から18校が参加し、初日の予選ラウンドを9位で終えた明大。明日の決勝ラウンドではトーナメント戦が行われ、3点差で8位に入った長崎国際大と初戦を戦う。本記事では予選ラウンドを終えた4選手のインタビューをお送りする。 大本創太(営4=東京都市大付)――王座の目標を教えてください。 「チームとしての目標は団体戦で必ず1勝することです。それを1年間の目標として掲げていました」 ――本日の個人の目標は何でしたか。 「具体的な点数というよりかは明治大学の中で上位3人の中に残るということを何が何でも達成しようと思って取り組みました」 ――メンバー選考についてはいかがですか。 「4月のリーグ戦が終わって以降、5月末に選考会があったのですが、そこに合わせて調子のピークを持っていけるように練習量を増やしていったりして取り組みました」 ――ご自身の今試合の点数を教えてください。 「前半が281点、後半が295点で576点でした」 ――結果に対して率直なお気持ちはいかがですか。 「実力値でいったら全然まだまだで、もっと(点数を)出せるとは自分では思っていますが、昨年も王座に出て全く実力が発揮できずに悔しい思いをした経験を踏まえると、成長を感じられる点数ではありました」 ――試合を振り返っていかがですか。 「前半を終えたときに4番目だった後輩の武藤(武藤圭・法2=明大中野)との点差があまりなかったということでまだ諦める時間帯ではないなと思いました。そこで吹っ切ることができて、後半に臨むことができました」 ――良かった点と反省点を教えてください。 「良かったところは後半競技の途中で1エンドが60点満点で57点を打ったエンドがあってそこをきっかけに落ち着いてプレーすることができたことです。最初の立ち上がりの部分で、結構もったいないミスをしてしまったので(反省点を)挙げるなら、立ち上がりの悪さです」 ――力強い応援がありましたが、応援についてはいかがですか。 「徐々に人数が増えてきて、たくさん応援に来てくれたなと思いました。(出場メンバーのうち)4年生は一人でしたが、同期が応援に来てくれているので、心強かったです」 ――昨年度の13位に対して今年度は9位で予選ラウンドを通過しましたが、いかがですか。 「昨年は予選で雨が降っていてコンディションが良くなかったのですが、今回は気温も高く、風は吹いていましたが、雨も降らなかったということでコンディションの良さを生かすことができたかなと思います」 ――明日への意気込みをお願いします。 「昨年は決勝ラウンドに出場できなかった分、今年はリベンジしたいという気持ちで1年間頑張ってきました。これで現役としては引退試合になるので、悔いの残らないよう、負けたとしても全力を出し切れたと言い切れるようなプレーを心がけたいと思います」 舘柾臣(法3=N)――王座での目標を教えてください。 「王座に出場した上で、決勝トーナメントで1回勝つことです」 ――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「前半299点、後半313点で合計612点で、後半はまだ良かったのですが、前半が良くなかったです。後半は自分なりの当て方を思い出すことができました」 ――本日の会場のコンディションはいかがでしたか。 「とてもいいですね。晴れていましたし、風も強い方ではなかったです。雰囲気も良かったです」 ――試合中に、現在の順位などは気にしますか。 「気にする人と気にしない人がいると思います。みんな気になってはいるのですが、人によっては見たら力が入ってしまうので見ない人もいます。逆に僕は、今日は競っていたので(順位を)見て『頑張れば上行けるぞ』と自分を鼓舞していました」 ――明日への意気込みをお願いします。 「明日の1回戦で長崎国際大という強い大学と対戦します。1勝目標とは言っているのですが、1回戦も2回戦も全部勝つつもりで頑張ります」 矢野月海(法3=新島学園)――今日の試合を振り返っていかがですか。 「点数は悪くはなかったのですが感触が良くなくて。その感触にしては戦えた試合かなと思います。点数としては高くもなく低くもなく、いつも通りの点数みたいな感じです。王座という場なので悪くはないなというのはあるのですが『あの場でもう少し引き込んでいたらもう少し取れたよな』と後悔するシーンは結構ありますね」 ――試合の序盤で「気持ちはあまり良くない」と話していた場面がありました。 「そうですね、当たりは良かったのですが引き感が良くなかったので、このままいけるのかという不安がありました」 ――全体を振り返って特に良かったエンドはありますか。 「最初に7点を打ってしまったのですが、次に8点、その次に9点を打って、残り全て10点という時があったので、そこでは立て直すことができたので良かったです」 ――風が吹いていましたが、その影響はいかがでしたか。 「自分は弓のポンドがあるのであまり気にしていなかったのですが、風が右から左に吹いていて全部左にいってしまって、右にずらして打とうとしたのですが普段は意識していなかったので全然違うところにいってしまって。もっと準備しておけば良かったなと思う部分はあります」 ――最近はどのような調子でしたか。 「メンバー決めまで調子があまり良くなくて、メンバー決めの時に調子が戻ってだいぶ上がったのですが、そこから下がってしまって。今日までだいぶ調子は下でしたが今日で普通くらいに戻ったので良かったです」 ――王座はどのような舞台ですか。 「権威ある大会だと思いますが、70メートルなので平打ちでは勝てない相手にも勝つことができるので楽しめる大会だと思っています。今日は感触以外の部分は楽しかったので悪くなかったなと思います」 ――チームメイトとはどのような話をしましたか。 「一番点を取る舘くんに『もっと点取れよ』と言われて、でもその雰囲気がいつも通りです(笑)」 ――明日に向けての意気込みをお願いします。 「しっかり休んで、引き込んでバシッといきたいです。欲張って2勝、ベスト4や8を目指していきたいです」 (写真:試合中の大本(左)と矢野)武藤――今日の試合を振り返っていかがですか。 「公式練習のときは気楽に打てていましたが、本番が始まってだいぶ緊張しました。全体的に見てちょくちょく悪い射はありましたが、それ以外はいつも通り打てたかなと思います」 ――ご自身のスコアをどのように振り返りますか。 「緊張してなかなか引けなかったのはあるのですが、その割にスコアは悪くなかったかなと思います」 ――特に良かったエンドを教えてください。 「一度、2点を打ってしまった時があって、ただ2点を打った後に結構気合いを入れたら10点を3回連続で打てたのでそれは良かったなと思います。後半の3エンド目くらいだったと思います」 ――今試合を振り返って明日に向けて改善したいと思うところはありますか。 「4番手なので明日はおそらく出られないのですが、この経験を1回したので来年はあまり緊張せずに打てるかなと思うので、試合数を重ねて緊張などしないような練習を積んでいこうかなと思います」 ――応援が盛り上がっていましたいかがでしたか。 「自分の名前を呼ぶ声が聞こえてきてかなり励みになりました」 ――メンバーが決まってから本番まではどのような調子でしたか。 「今日までは意外といい調子で打てていて、練習は点取りでは610点くらいを出していたので割と調子は良かったです。元から試合で点数があまり出ない感じだったので練習より点数が出ないのは分かっていたのですが、だからこそ練習でひたすら高い点数を出すことを心がけていました」 ――武藤選手にとって王座はどのような舞台ですか。 「全日本とは違って大学生しか出られない試合で、3年4年とチャンスは残っていますが、2年生で出られることでいい経験ができたかなと、3年4年につなげられる経験になったかなと思うので良かったなと思います」(写真:試合中の舘(左)と武藤) ――ありがとうございました。 [井手満菜、守屋沙弥香]READ MORE -
試合後のコメント/関東学生女子1部リーグ戦第二記録会
アーチェリー 2023.04.252週にわたって行われた関東学生女子1部リーグ戦。惜しくも総合7位で全日本学生王座決定戦(以下、王座)出場とはならなかったが全員が全力を尽くした。今回は第二記録会に出場した選手のインタビューをお届けする。 有村愛永(情コミ4=明大中野八王子)――今日の試合はいかがでしたか。 「4年生の女子7人中私しかリーグのメンバーに選ばれなかったので、みんなの気持ちも背負って頑張れたかなと思います。また、メンバーに選ばれなかった同期のみんながたくさん私の応援をしてくれたのがすごく心の支えになって、最後まで頑張り切れたことが良かったと思います」 ――これまでを振り返ってみていかがでしたか。 「コロナ禍で遅めの12月に入部したのですが、私なりに毎日頑張って、最後はリーグのメンバーにも2週連続で選ばれて、点数的にはベストを尽くせなかったのですが、練習してきた成果を全部出し切れたのではないかなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今回は初めてこういった大きな大会に出させてもらって学ぶこともとても多く、本当にいい経験をさせていただいたので、この経験を絶対に無駄にしないようにこれからの練習でも今回の反省を生かしてもっともっと記録を伸ばしてチームに貢献できるようになりたいです」 大木綾乃(理工3=白百合学園)――試合を振り返ってみていかがですか。 「チームとして王座に出場できなかったことは残念なんですけど、気持ちを切り替えてまた練習を始めていきたいと思います」 ――練習の成果は出ましたか。 「そうですね。3月はほとんど毎日練習していて、ちょっとずつ点数が上がっていったのを今回発見できたので、良かったかなと思います」 ――応援は力になりましたか。 「すごく力になりました。いい所に当たったらすごくみんな盛り上がってくれて、次の射も頑張ろうという気持ちになりました」 ――今日の中で印象に残っている射はありますか。「1本印象に残っているというのは特にないんですけど、前半も後半もスタート50点オーバーできたのが良かったかなと思っています」 佐藤瑠美(商3=明大中野八王子)――今日の試合を通して得た課題と収穫はありますか。 「試合になると左に行っちゃうみたいな悩みがずっとあって永遠の課題だなという感じです。なので無理に直そうとせずに左に行くことを分かった上での試合での打ち方というのも一つの手なのかなというふうにこの2週間で思いました」 ――今後は幹部代で女子リーダーを務められると思います。どういったチームにしていきたいですか。 「結構明治は大学の色としてわちゃわちゃした雰囲気なので、そこを伸ばしつつもやっぱ締める時は締めるというか、メリハリのある雰囲気のチームにできたらなと思っています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「来年からは自分個人のこと以外にもチームのことでいろいろあると思います。なのでいいバランスを見つけて自分だけにならず、逆にチームに気持ちを持っていきすぎて自分が崩れていくことをしないように、両方をいい感じで頑張っていけたらなと思っています」 並木智美(理工3=桐蔭学園)――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか。 「良かった点は、途中点数が下がってしまってもそこから点数をまた上げていくことができたので、気持ちの切り替えができたという点です。反省点は、本番と練習で力の出し具合に差があって練習通りに打てなかったところなので、そこをこれからの試合に向けて改善していきたいと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「もっとできるというのは自分でも分かっているので、うまく入った射はどういう射なのかをもっときちんと分析するなどして的中率を上げていきたいと思います。また、一回一回の練習の精度を上げてもっと徹底してできたらいいかなと思います」 前田珠子(政経3=東京女学館)――先週と比べて改善してきたところは何かありますか。 「精神面に関しては、どうしても自分の力では変えられないなと思ったので、アーチェリー界の競技の人に精神面についてどうしているのかをお聞きしました。その方からは『競技や打つことに集中しなさい。競技を楽しんだ者勝ち』ということを言われました。その言葉が腑に落ちて、それを意識して自分のことだけを集中してやりました。その人の助言で結構精神面的には変えられたなと思います。技術面に関しては同期の泉水(俊亮・法3=桐光学園)に聞いて、できていないところを指摘されてそこを意識したら良くなったんですけど、風には結局対応できなかったので、そこがこれからの課題だと思っています。やっぱ応援の人たちは大切な存在だから、応援はありがたかったですね。応援してくださる人たちのことも忘れずに、また木下(真理詠・政経3=安田女子)が弓具をあまりうまくセッティングできていなくて、その影響で矢が違う方向に行ってしまい最初に退場になってしまったので、木下の分も頑張らなければいけないという感じでした。また今まで夢の島の大会に出場した経験が少ないので、来年のリーグ戦に向けて1年間積極的に個人の試合にも出場していきたいと思っています」 ――今日の試合の中で印象に残っている射はありますか。 「後半の第5エンドに30金をしたときです。そこから自分の射がやっとできたなというのは思います。この試合は1年間部としても個人としても一番大きい試合なので、そこでちゃんと決め切れた点に関してはすごく印象に残っています」 中島梨々香(商2=國學院)――今日の調子はいかがでしたか。 「第一記録会ではとても緊張してしまって全然自分の思うような射が打てなかったのですが、今回は先週の分の慣れもあっていつも通りとまではいかなくても、うまくできたかなと思います」 ――チームの雰囲気はいかがでしたか。 「明治が一番と思うくらい、応援にもたくさん来てもらって、どこにも負けない雰囲気の中で打たせていただいたのでそこはすごく感謝しています」 西脇怜奈(法2=薬園台)――試合振り返ってみていかがですか。 「結構緊張したんですけど、部員がみんな応援しに来てくれたので、意外と楽しかったなと思います」 ――この大会に向けて強化してきたことは何かありましたか。 「まだ始めて1年なので体力がなかったんですけど、2~4月で練習量をいっぱい増やしてとにかく体力をつけるように、1試合ずっとできるようにしてきました」 ――今日の試合を通して得た収穫は何かありますか。 「やっぱりこういう大きい試合というかたくさん人が集まるところで打つというのは、いつもの練習だと得られない経験なので、こういうたくさんの応援の中打てたというのはすごい成長だったのかなと思います」 ――ありがとうございました。 [清水優芽、萩原彩水]READ MORE -
試合後のコメント/関東学生男子1部リーグ戦第二記録会
アーチェリー 2023.04.252週にわたって行われた関東学生男子1部リーグ戦。第一記録会終了時点では6位と全日本学生王座決定戦(以下、王座)の出場圏外だったが、見事5位に滑り込み逆転で王座出場を決めた。今回は第二記録会に出場した選手のインタビューをお届けする。 大本創太(営4=東京都市大付)――ご自身の結果はいかがでしたか。 「前回は失敗して低い点数を取ってしまったので、今回はそのリベンジで切り替えて点数を取りにいったのですが、途中で崩れてしまって悔しい結果になってしまいました」 ――悔しい結果となってしまった要因はありますか。 「昨年度もリーグ戦に出たのですが、その時と違うのはチームを引っ張る立場かどうかという点で、やはりプレッシャーに負けてしまった部分があると思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今回リーグ戦ではうまく結果が出せずにチームに貢献することがなかなかできなかったのですが、昨年度も王座に出ているということもあってその枠は誰にも譲る気はないので、アーチェリー部の集大成として王座に出て最後を飾ろうかなと思っています」 薩摩定士(商4=東京都市大付)――試合を振り返ってみていかがですか。 「結果としては、個人として目標としていた610点に遠く及ばずといった結果でしたので、やはり個人として課題はありました。ですが王座で1勝の目標に向けてそこへの切符を手にしたというのは喜ぶべきことだと思いますので、喜びの気持ちでいっぱいです」 ――チームとしても個人としても、先週と比べて良かったところはありますか。 「チームとしてはみんなの成績が良いことももちろんあるんですけど、それに応じてみんないい波に乗ったというか、他の人の良さを加えて声を出しながらその波に乗って打てたというのはチームとして良かったところかなと思っています。個人として良かったところとしては、やはり後半風が吹いた中で点数が落ちてしまったところはあると思うんですけども、その中でも諦めずに1点でも高く取り続けるという心が絶えなかったところが個人的には良かったところかなと考えております」 ――王座に向けて意気込みをお願いします。 「われわれ4年という立場でここまで引っ張ってくることができたと思いますが、やはりこのあと今回出た選手8人、それ以外も含めて王座の4人を争っていくことになります。部の競争を勝ち抜かないといけないので、まずはそこを頑張っていきたいなと思います」 関大輝(法3=東大和南)――今日は風も吹いていたと思いますが、その点はいかがでしたか。 「自分はあまり風を気にせず、真っすぐ10点に向かって狙おうという強い気持ちで打っていました。そしたら全然風に左右されず点になったので、強い気持ちで打てたかなと思います」 ――今日はチームとして前を追う展開でしたが、どういった意識で臨まれましたか。 「自分は点数を気にせず、自分のできる1射1射を大事にしていこうという気持ちでした。またチームの雰囲気も良かったので、それに合わせて盛り上がって楽しくできました」 ――今日の試合で良かったところを教えてください。 「応援も含めて楽しく明るく明治らしさが出た試合になったのかなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今日の経験を生かして、どうしてもやっぱり悔いの残る部分もあるので、王座ではその悔いを晴らせるよう練習励んでいきたいと思います」 泉水俊亮(法3=桐光学園)――試合を振り返ってみていかがでしたか。 「先週は緊張してしまったこともあり点数が低かったのですが、今回は緊張もそれほどなくていい感じのスタートを切れたところが良かったと思います」 ――今後の目標は何ですか。 「王座進出が決まったので、そのメンバーに選ばれることがまず目標です。そしてきちんと結果を残していきたいと思います」 舘柾臣(法3=N)――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「応援がすごかったので、自分たちのペースでプレーできたところが良かったです」 ――どのようなことを意識していましたか。 「いつも通りの力を出せれば勝てるだろうなと思っていたので、特別なことはせずに、ペースを崩さないようにプレーしていました」 ――今後の意気込みをお願いします。 「王座で優勝して、日本一取ってきます」 矢野月海(法3=新島学園)――試合を振り返ってみていかがですか。 「先週とほぼ点数は変わらなかったんですけど、同じように応援がすごかったので、ホームと同じように打てたかなと思いますね」 ――今日の中で印象に残っている射はありますか。 「後半の2エンド目くらいで結構抜けが良くて2連続でX、ど真ん中に当てられたので、そこが結構印象に残っています」 ――今日の試合を通して得た収穫はありますか。 「後半から結構風が吹いてきたんですけど、結構風読みがうまくできたのかなと思っているので、そこが収穫かもしれないです」 瀧本健太(法2=文京)――どのような目標で試合に臨みましたか。 「王座獲得への貢献をしたいという思いで臨みました」 ――課題はありますか。 「風を捉えるということと、試合慣れをするという二つが課題です」 ――今後の意気込みをお願いします。 「王座を獲得できたメンバーの一員になれてとてもうれしいので、自分も上級生に負けずに王座のメンバーに食い込んでいきたいと思います」 山本可偉(法2=國學院)――試合振り返ってみていかがですか。 「今までの自己ベストを更新して600点という大台に乗っけられたので自分としては最上の出来だったと思っています」 ――応援の言葉の中で印象に残っている言葉はありますか。 「堀内主将(雄太・文4=明大中野)の『ここにいるのは男子全員のうちの上位8人なんだから、お前らが駄目だったらみんな駄目なんだ』という言葉で、自分もトップとして頑張っていこうという気持ちになりました」 ――今日の中で良かった射はありますか。 「前半4、5エンド目に10点に3本入れて30金を2連続で達成できました。そこは自分の最高のコンディションでいけたなという感じでした」 ――ありがとうございました。 [清水優芽、萩原彩水]READ MORE -
男子は王座進出決めた! 女子は追い上げるもあと一歩及ばず/関東学生男女1部リーグ戦第二記録会
アーチェリー 2023.04.24全日本学生王座決定戦(以下、王座)への切符を懸けて関東学生男女1部リーグ戦第二記録会が行われた。王座に出場できるのはわずか上位5チームのみ。第一記録会を終えて男子は6位、女子は7位とどちらも出場圏外からのスタートだったが、男子は見事逆転に成功し王座進出を決めた。一方の女子は出遅れが響き、2年連続の王座進出とはならなかった。 ◆4・15~23 関東学生男女1部リーグ戦(夢の島公園アーチェリー場)▼第二記録会 明大 男子――3位 明大 女子――4位 [男子] 逆転を果たし、王座への切符をつかみ取った。第一記録会では出場圏外につけており、今試合では「守りに入っていたらもう(王座に)行けないので、ひたすら攻めるために大きく打つことを意識していた」(泉水俊亮・法3=桐光学園)。すると試合序盤から各選手が高得点をマーク。チーム順位も1位につけるなど好スタートを切った。後半では風が吹き始めるも「まずは冷静になって自分で見るだけではなくて、周りの応援や『右吹いているよ』といった声を大事にしながら、あとは自分の感覚を信じて打った」(山本可偉・法2=國學院)。また今試合での好成績の要因は何といっても応援の力だろう。「選手になれなかったみんなの応援が届いた結果だと思っている。的前にいるときも歓声が届くというのはうれしかった」(薩摩定士・商4=東京都市大付)。終始盛り上がった雰囲気の中で試合は進み、最後までチームは3位以内と好調をキープ。総合で逆転を果たし、見事2年連続となる王座進出を決めてみせた。 王座に出場できるメンバーはわずか4人。今後はレギュラー争いも熾烈(しれつ)を極めそうだ。昨年度出場した王座では1回戦敗退という悔しい結果に終わった明大。「王座で優勝して、日本一取ってきます」(舘柾臣・法3=N)。昨年度の成績を超えることはもちろん、日本一を目指し今後も鍛錬に励んでいく。[女子] 第一記録会の結果は7位と、王座への出場圏外となってしまった女子。それでも「出だしのいいスタートを切れた」(大木綾乃・理工3=白百合学園)と、気持ちを切り替えて第二記録会に臨んだ。前半調子の上がらなかった選手も後半には調子を取り戻し、チームの順位も徐々に上がっていく。また、熱のこもった周りの応援も選手たちの背中を支え「みんなで戦っていることを強く感じた」(前田珠子・政経3=東京女学館)と、明大のチーム力を見せつけた。一人一人が1点でも多く稼ごうと奮闘するも、最終順位は4位。目指していた王座への道は閉ざされてしまった。 惜しくも王座への出場権を得ることができなかった明大女子。今大会で4年生は最後の試合となった。「自己ベストを出せたわけではないけど、今まで練習してきた成果を出し切れた」(有村愛永・情コミ4=明大中野八王子)と笑顔で現役選手としての幕を閉じた。 「今後は一回一回の精度を上げ、徹底して練習していきたい」(並木智美・理工3=桐蔭学園)と、今大会は残念な結果に終わったものの選手たちは前を向いている。次なる大舞台は夏の全日本学生個人選手権(以下、インカレ)。今回得た収穫を生かし、インカレ出場を決めてみせる。 [清水優芽、萩原彩水] ※試合後のコメントは後日掲載いたします。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
すべての部員が一般入部生。部員の9割近くがアーチェリー未経験者であるが、学生のうちに世界室内選手権代表になる選手を輩出するなど、数々のタイトルを獲得。原則、練習は授業が終了してから行われ、学業との文武両道を体現している。現在男女とも関東学生アーチェリー連盟の1部リーグに在籍しており、王座進出も果たしている。どんな試合でも大声で選手を応援するのが伝統。学生主体で運営されているのが特徴で、4年生を中心に、選手各々が王座で優勝という目標の下、日々自分に合った練習で技術を磨いている。