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重量級で堂々の2冠! 団体戦に期待膨らむ/全日本学生個人選手権
ウエイトリフティング 2023.05.16重量級の試技が行われた全日本学生個人選手権最終日。102キロ級の川上直哉主将(政経4=尼崎工)がスナッチで大会新記録となる148キロを拳上し優勝。+109キロ級の寺西洸志郎(営3=滑川)は4学年集まる公式戦で初めて1位に輝いた。今大会通じて5人が表彰台入りを果たした結果に、今後の団体戦へ期待が高まった。 ◆5・12~14 第69回全日本学生選手権(はびきのコロセアム)▼96キロ級 2位 青柳(S131 J159 T290)▼102キロ級1位 川上(S148 J173 T321)▼+109キロ級 1位 寺西(S135 J180 T315)※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル 「東日本大学対抗選手権前に今試合で実力を発揮してアピールしたい」と意気込んで臨んだ96キロ級の青柳昌孝(政経3=川口)。得意のスナッチでは、3回目に自己ベストタイの131キロを成功させ優勝。続くジャークでも安定した試技を見せ、2回目の159キロで自己ベストを更新し、表彰台を射程に収めた。優勝を懸けて挑んだ164キロは失敗してしまったが堂々の2位となる。それでも「目標なしにいけるとこまで目指していきたい」と満足せず上を向いている。 102キロ級の川上は、ここ1カ月全日本選手権(以下、全日本)や兵庫県選手権と連戦で調整不足が心配された。スナッチでは3回目で大会新記録の148キロをマークし、応援席に向けて会心の笑顔を見せた。ジャークでは「最近調子が悪く思うようにできなかった」と振り返るも、全日本と同記録を成功させた。この結果トータル321キロと、2位と26キロ差をつけ圧勝した。 最重量級の寺西は、持ち前の勝負強さが光った。スナッチでは、成功させて勢いづけたい2本目の133キロで失敗し、3本目に成功が表彰台への絶対条件となる厳しい状況に。失敗できない緊張感の中挑んだ3本目、見事135キロを成功させる。それでも中田健太郎監督は「これで気を緩めるな」と鼓舞。得意のジャークでは「アップから緊張感を持って取り組んだ」(寺西)ことが功を奏し、目標としていた180キロを拳上。自己ベストを更新し、4学年が戦う公式戦で初めて表彰台の頂点に登った。(写真:試技を成功し雄たけびをあげる寺西) 5階級で表彰台入りと団体戦で高順位が望める結果に終わった今大会。今年度の目標は「全日本大学対抗選手権で3位入賞と心に誓っている」(中田監督)と力強い姿勢を見せた。ここ数年団体部門の表彰台から遠ざかっている明大。今日からまた研さんに励む選手たちは、きっと表彰台からの景色を見せてくれるに違いない。 [杉田凜] 試合後のコメント中田監督――今大会に向けてどのような目標を持って指導されてきましたか。「まずは成功率。失敗を減らしていくというのを心掛けていました。前半の1日目とかはなかなか上手くいきませんでしたが、後半につれて成功率が高まっていったのが良かったかなと。だからこそ順位が上に行ったと分析します」 ――川上主将についてはどのようにお考えですか。 「川上はケガが1、2年生とありましたが心も体も強くなって、主将としての自覚もできていると思います。練習に対する姿勢というのもしっかりしてきて、それが今回の結果につながったと思います」 青柳――優勝したスナッチをどう振り返りますか。 「優勝できたので、自己ベストタイでやるべき重量はやれたと思います。特に前回から調子が落ちることもなくいつ通りにできました。わがままを言うと、記録狙って132、3いっても良かったですが、順位を決めることが大事なので仕方ないと思います」 川上――今大会記録面で目標は定めていましたか。 「スナッチ150キロジャーク180キロを目標にしていましたが全く届かなくて結構悔しいです」 ――ジャークで課題が何か見つかりましたか。 「筋力がないので筋力つけてしっかり動ける体づくりをもう一回見直していかないと、今後上には登れないなというのを直近3試合でさらに実感したので、そこに焦点当てて頑張りたいと思います」 寺西――3本目180キロの成功に中田監督も寺西選手の「勝負強さ」を挙げていましたが、ご自身ではどのように感じていますか。 「緊張感がなくて、結構大会に強い方だと思います。前日もなんか緊張して寝れなかったりなども特になくて、しっかり寝て結構身体は万全の状態だったのはあります」READ MORE -
同期の期待に応えた!足立が3位入賞/全日本学生個人選手権
ウエイトリフティング 2023.05.14大会2日目も明大勢が見事表彰台入りを果たした。81キロ級に出場した足立涼馬(法4=舞子)はスナッチで記録を伸ばすことができず。それでもジャーク3位となる159キロを拳上し、万全の調子ではないながらも表彰台入りを果たした。 ◆5・12~14 第69回全日本学生選手権(はびきのコロセアム)▼81キロ級3位 足立(S122 J159 T281)▼89キロ級8位 道畑(S124 J147 T271)9位 大久保(S123 J143 T266)10位 新井(S118 J135 T253)※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル 1日目に入賞を果たした坂口颯基(政経4=須磨友が丘)に注目選手として挙げられた足立。同期からの期待を背負い、プラットフォームに立った。スナッチは「練習の時から調子が悪かった」と、1本目の122キロを落とす。続く2本目は同重量で成功させたが、3本目127キロはバランスを崩し挙げることができず。この時点で5位と表彰台入りは厳しいかと思われた。しかしここから足立の力が発揮される。ジャーク1本目を拳上すると2本目で自己ベストに迫る記録に挑戦。クリーンの時点で失敗するも、連続試技となった3本目では慌てることなく、ジャーク3位となる159キロを成功させた。この結果一気に2人を抜き、銅メダルを獲得。坂口の期待に応える記録を残した。 89キロ級では順位こそ振るわなかったものの「アップの仕方を変えてみたのが良かった」(道畑陽識・政経3=常翔学園)と収穫もあった。同じ階級で互いを高め合っている3人。これからの飛躍に注目したい。 重量級が行われる3日目には川上直哉主将(政経4=尼崎工)を筆頭に、3人の選手が出場予定だ。2日間で2選手が入賞するも、表彰台の頂をつかんだ者はいまだなし。今シーズンの団体戦に弾みをつけるために。最終日の試技にも目が離せない。 [高橋佳菜] 試合後のコメント足立――ジャークを振り返っていかがでしたか。 「やりたい重量ではありませんでしたが、順位を優先していきました。自己ベストが160キロなので、1キロ下をいきました。165キロなどを挑戦してみたかったのですが、調子が良くなかったのでこれが限界値かなという感じです」 ――今年度の明大はどのようなチームですか。 「みんな強くなろうという意識が強いチームなので、もっと記録を伸ばしていってほしいです。最後の11月の大会(全日本大学対抗選手権)をいい形で迎えられるよう調整していきたいと思います」 道畑――スナッチはいかがでしたか。 「スナッチはいつもよりすごい軽くてフォームも安定していて、いけるなと思っていたので、予想通りというか安定して良かったです」 大久保直倖(法3=宇佐)――課題点を教えてください。 「ジャークの3本目で脚が疲れてしまってクリーンができなかったので、脚を鍛えてこれからどんどん成長していきたいと思います」 新井陽生(政経2=尼崎工)――良かった点はありましたか。 「思ったより緊張せず試技に臨めたので、今までだったら不安とか会場の雰囲気にのまれて1本目落としてしまうことも何度かあったので、それに関しては良かったと思います」READ MORE -
大阪の舞台で躍動 深見が表彰台に登る/全日本学生個人選手権
ウエイトリフティング 2023.05.13大阪で開幕した全日本学生個人選手権。初日は明大から6人の選手が出場した。好記録連発の深見健(政経2=安雲川)は今大会でも55キロ級で表彰台入りを果たす。61キロ級で出場した坂口颯基(政経4=須磨友が丘)も自己ベストを更新し、見事4位入賞。今後を勢いづけるシーズン初戦となった。 ◆5・12~14 第69回全日本学生選手権(はびきのコロセアム)▼55キロ級2位 深見(S95 J121 T216)5位 深田(S85 J100 T185)▼61キロ級4位 坂口颯(S97 J126 T223)7位 森本(S91 J121 T212)▼67キロ級11位 深澤(S100 J120 T220)中野 記録なし※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル 4月に行われた全日本選手権から間もなく、大阪の舞台に立った深見。スナッチでは95キロを2回連続失敗といきなり後がない状況に。しかし3本目で腹筋に力を入れるように意識して修正すると、見事同重量を拳上した。続くジャークは1本目、117キロを堅実に成功させるも、2本目の119キロは「しゃがむ動作でずれてしまった」と挙げ切ることができず。連続試技を避けるため失敗に恐れず重量を上げて挑んだ3本目。121キロを落ち着いた試技で挙げ、ジャーク1位の好記録を残した。「(スナッチの)95キロもジャークの119キロも普段は失敗しない重量」と万全の力を発揮することはできなかった深見。それでも冷静な自己分析と修正を欠かさず、トータル2位に輝いた。 試合前ケガをしてしまい難しいコンディションの中、坂口颯は今大会に臨んだ。スナッチは2本連続危なげなく拳上。3本目では果敢に自己ベストである101キロに挑戦するも、惜しくも成功とはならなかった。ジャーク1本目は当初118キロの予定だったが「アップ場で触ってみると意外と体が動ける状態だった」と120キロに変更。その自信通り1本目を拳上すると、2本目では自己ベストである125キロも成功させた。3本目、130キロはと慣れない重さを前に「びっくりしてしまった」と挙げ切ることはできなかったものの、ケガによる調整不足を感じさせない試技で4位入賞を果たした。 大学公式戦としては今シーズン初試合となった今大会。ルーキー中野龍斗(政経1=水島工)は記録なしとなったものの、大学ウエイトの道を歩み始めた。2日目は明大から4人の選手が出場。個人戦ではあるが、明大勢の活躍に期待が高まる。 [高橋佳菜] 試合後のコメント深見――今大会までに取り組んだことはありますか。 「正直前の試合があってから調子は下がっていたので、無理はしないように先のことを見据えて安定した試合をしようと考えていました。しばらく攻めた試合が多かったので、今回は堅実に順位を取るということを目標にやっていました」 ――ご自身の試技で良かった点を教えてください。 「失敗しないのが一番ですが、どうしても失敗してしまう場面はあるので、両方2本目失敗した状態でも3本目修正して取れたというのは良かったと思います」 坂口颯――今大会に点数を付けるとしたら何点ですか。 「50点ですね。スナッチで自己新を超えられなかったのと、ジャークの3本目、練習で130キロ以上の重さを取り組んでなかったので、そこの甘さが出てしまったかなと思います」 ――次の大会に向けて意気込みをお願いします。 「全体的にスクワットの補強種目とデッドリフトをカバーして基礎的な力を身に付けて、そこからスナッチ、ジャークにつなげていけたらいいなと思います」READ MORE -
青柳と寺西が優勝!飛躍に向けた第一歩/全日本学生新人選手権
ウエイトリフティング 2023.03.11各大学2年生までが参加資格を持つ今大会。明大勢からもフレッシュな顔触れがそろった。大学デビュー戦の選手もいる中、大会経験のある青柳昌孝(政経2=川口)と寺西洸志郎(営2=滑川)が安定した試技で優勝。来年度に向けて第一歩を踏み出した。 ◆3・9~11 第67回全日本学生新人選手権(上尾市スポーツ総合センター)▼67キロ級6位 深澤(S93 J123 T216)7位 森本(S95 J117 T212)▼73キロ級坂口 記録なし▼89キロ級3位 道畑(S119 J150 T269)4位 大久保(S115 J140 T255)5位 新井(S110 J140 T250)▼96キロ級1位 青柳(S130 J158 T288)▼109キロ級3位 相馬(S117 J140 T257)▼+109キロ級1位 寺西(S135 J176 T311)※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル 1年ぶりの大会出場となった青柳は完璧なスナッチを見せた。1、2本目を危なげなく挙げると、3本目では「やるべき重量をこなすことができた」と満点の試技で大会新記録である130キロを拳上。流れに乗った青柳は続くジャークでも自己ベストである158キロを成功させた。3本目は惜しくも失敗に終わったが、見事トータル優勝を達成。それでも目標であった全日本個人選手権の基準290キロに及ばなかったことに対し、青柳は「(1位でも)あまりうれしくはない」。慢心することなく、自らの限界に挑み続ける。 最後に登場したのは寺西。前主将である藤谷柊(政経4=和歌山県立那賀)をはじめ、多くの選手から期待の選手として名前が挙がる。その期待に応えるように、スナッチの1本目から大会新記録である130キロを拳上。すぐさま2本目で記録を塗り替え、135キロを挙げた。勢いに乗った寺西は、ジャークでも圧倒的な力を見せつける。2本目時点で1位を確定させると、連続試技となる3本目でも疲れを見せることなく176キロを記録。トータルでは2位と20キロの大差を離して優勝を決めた。「緊張もなくできた」とスナッチ、ジャーク、トータル全てで大会新記録を更新。この活躍をきっかけに、明大の次世代を引っ張る存在となるはずだ。 今大会は多くの選手が「全日本個人選手権の基準を突破すること」を目標に臨んだ。今年度としては最後の大会となったが、選手たちは既に次を見据えている。次は5月に行われる全日本学生個人選手権。次世代の台頭に期待が膨らむ。 [高橋佳菜] 試合後のコメント深澤陽生(政経2=松商学園)――スナッチを振り返っていかがでしたか。 「成功できるはずの重量が成功できなかったので、詰めが甘かったと思います」 道畑陽識(政経2=常翔学園)――どのような目標を立てて大会に臨みましたか。 「6本成功を目標に試合に挑みました」 大久保直倖(法2=宇佐)――今大会で良かった点を教えてください。 「今までは140キロに挑戦してもできていなかったので、2本目で取れたことが良かったです」 青柳――ジャークを振り返っていかがでしたか。 「2本目は新記録でしたが(他の)試合で戦えるかどうかは別なので、まだまだいけると思います」 寺西――今後の目標を教えてください。 「全日本大学対抗選手権で340キロを挙げて、1位を目指したいと思います」 森本凌功(営1=紀北農芸)――今大会を振り返っていかがでしたか。 「ケガなどもあり自己ベストは更新できませんでしたが、現状を発揮できたと思います」 坂口遼(法1=舞子)――スナッチからジャークへどのように切り替えましたか。 「自分でというよりは先輩方がサポートしてくれました。アップが始まったら集中するしかないので、ジャークに向けて自分がどうしたらいいか考えました」 新井陽生(政経1=尼崎工)――これからに向けて意気込みをお願いします。 「今回はかなり会場の雰囲気にのまれてしまったので、自分の全力を出せるように次の試合も頑張ります」 相馬来輝(政経1=柴田)――緊張はありましたか。 「デビュー戦だったので前日は緊張しました。先輩方が優しく話しかけてくれたので、緊張がほぐれました」READ MORE -
チームの力で1部残留へ 願いは後輩へ託される/全日本大学対抗選手権
ウエイトリフティング 2022.12.11全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)最終日は藤谷柊主将(政経4=和歌山県立那賀)をはじめ3選手が出場。インカレの舞台に本来の力を出し切れず、団体7位という結果に。目標には届かなかったが、そこには晴れやかな顔で競技生活を終えた4年生の姿があった。 ◆11・29~12・1 第68回全日本大学対抗選手権(サイデン化学アリーナ)▼109キロ級6位 寺西(S133 J163)、木下 記録なし▼+109キロ級6位 藤谷(S137 J177)※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル 2部降格の危機から這い上がるために、1点でも多く点数を獲得したい明大。最初に登場したのは109キロ級の木下裕介(法4=名城大付)。スナッチは1本目の失敗が後を引き、記録なしに。続くクリーンアンドジャークの3本目、上へ挙げ切っていたが堪えることができずトータルでも記録なしに終わってしまった。次に登場したのは藤谷主将をはじめ、チームから期待を寄せられていた寺西洸士郎(営2=滑川)。2本目で133キロを失敗するも、3本目には成功。「3本目でベストプラス1キロが取れてよかった」と満足の表情を浮かべた。クリーンアンドジャークでは、アップの時ほどの調子が出せない。思うように記録が伸びず6位となった。「自分のいつも詰めが甘いところが出てしまったので改善していきたい」(寺西)。 最後に登場したのは、+109キロ級の藤谷主将。スナッチの2本目では自己ベストの137キロを狙う攻めの試技に挑む。失敗してしまうも、3本目には「1回触って重量慣れしたというのと、今まで積み重ねてきた経験と感覚で調整した」と持ち前の修正力を発揮。しっかりと自己ベストタイを記録した。クリーンアンドジャークは1、2本目とも安定した試技で突破し、3本目は表彰台に食い込む181キロに挑戦。岸本龍太郎前主将(令3法卒)から「絶対に取って、漢見せてこい」と熱い激励をもらうも、あえなく失敗。大学で競技を引退するだけに、悔しい表情が見えた。 目標の団体3位には届かなかったものの、藤谷主将は「みんなで精一杯やった結果なので、OKです」と、仲間の頑張りをたたえた。今大会で4年生の多くは競技人生を終える。コロナ禍もあり厳しいものとなった大学での競技生活に拍手を送るとともに、来年度は今大会表彰台に登った川上直哉(政経3=尼崎工)や、深見健(政経1=安曇川)を中心としたより進化した明大に期待がかかる。 [杉田凜] 試合後のコメント藤谷主将――今日に向けて特に強化した点はありますか。 「脚ですかね。脚を鍛えて種目に生かす、ということを1年間かけて行ってきました」 ――大学4年間を振り返ってどのような競技生活でしたか。 「もろにコロナの影響を受けまして、コロナが出てしまえば1カ月くらい練習できない期間もあったので、そこでやはり何回か心が折れそうになった時もありました。それでも諦めずにコツコツとやるというスタンスで自分たちの代は頑張ってきたので、そこは良かったと思います」 ――後輩で注目している選手を挙げるならばどなたですか。 「川上ですね。競技力がかなりあるので、このまま伸びていって、部を引っ張っていってくれるような存在に彼も成長して欲しいです。人間性と競技力両方成長して欲しいなと思います」 木下――クリーンアンドジャーク3本目が終わったあとに座り込んでいましたが、どのような気持ちでしたか。 「本当にふがいないなという気持ちと、自分はもうこれで競技人生終わりなので、それを考えた時に、やらかしたなと思いました。一生懸命やりましたが、そこで自分の力不足が出たなという悔しい気持ちでした」 ――後輩に伝えたいことはありますか。 「自分たちがいなくなった後も3年生は部を引っ張っていく立場になるし、2年生も上級生になり面倒を見ていく側になるので、自分たちのこの結果を深く受け止めて、さらなる躍進をして欲しいです。この分を来年解き放ってくれればいいかなと思います。」 寺西――団体の順位についてはいかがですか。 「下級生で出させていただいている割にはあまり点数も取れなくて、チームのために貢献できなかったのでそこは申し訳ないと思います。自分のいつも詰めが甘いところが出てしまったので改善していきたいです」READ MORE -
川上が健闘も結果振るわず 団体9位で最終日へ/全日本大学対抗選手権
ウエイトリフティング 2022.12.01全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)2日目は明大から5人の選手が出場した。夏に行われた東日本大学対抗選手権で優勝を果たした上水良介(政経4=埼玉栄)に期待が寄せられるも、結果は5位。崖っぷちかと思われた明大だったが、川上直哉(政経3=尼崎工)が3位と好記録を収める。2日目終了時点で団体9位。命運は最終日へと委ねられた。 ◆11・29~12・1 第68回全日本大学対抗選手権(サイデン化学アリーナ)▼73キロ級森本 記録なし▼81キロ級6位 足立(S126 J155 T281)▼89キロ級5位 上水(S130 J163 T293)8位 道畑(S122 J150 T272)▼102キロ級3位 川上(S143 J167 T310)※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル まさかの結果となった。今年度行われた二つの大会で表彰台入りを果たし、今大会も好結果が有力視されていた上水。しかしスナッチで成功したのは3本中最初の1本のみだった。クリーンアンドジャークではスナッチでの失敗を切り替え、2本連続で成功。順調かと思われたが3本目は「詰めの甘さがでた」(上水)。クリーンまでは挙げるもジャークまでは挙げ切ることができなかった。最終結果は5位。悔しい結果も「練習までの記録に比べるとできた方」(上水)と万全な調子ではない中での試技はチームに力を与えた。 2日目の最後を飾ったのは川上。スナッチでは1本目を危なげなく拳上する。「流れがよかった」(川上)とその勢いのまま2本目にその時点で大会タイ記録となる143キロを成功させた。続くクリーンアンドジャークは1本目を失敗。2本目は連続試技となったが、焦りを感じさせることのない安定感で167キロを挙げる。大会新記録が連発される中でも振り落とされることなく、102キロ級で総合3位入賞を果たした。「最低限の成果」(川上)と本人としては満足のいく結果ではなかったが、悪い流れを断ち切り最終日へとつながる試技となった。 2日目を終え団体9位と苦戦を強いられている明大。最終日には藤谷柊主将(政経4=和歌山県立那賀)をはじめとした重量級3人が出場予定となっている。有終の美を飾るために。最後の1本まで諦めることはない。 [高橋佳菜] 試合後のコメント森本圭泉(政経4=和歌山県立那賀)――初めてのインカレはいかがでしたか。 「出場することができてよかった反面、結果は残せなかったので悔しい気持ちはあります」 上水――クリーンアンドジャークの3本目を終えた後どのような気持ちでしたか。 「できるのにできなかった、自分の選択ミスがありました。もう少し待っていたらジャークできていたのではないかと思いますし、やはり悔しかったですね」 足立涼馬(法3=舞子)――スナッチを振り返っていかがでしたか。 「調子は悪くなかったですが、元々1本目の重量が他の選手より低かったので、そこから戦えていない感じがありました」 川上――今大会の調子はいかがでしたか。 「最近までの試合の調子はよくて勢いに任せてここまで来ましたが、それだけで越えられないのがインカレだと感じました。勢いだけではなくて言葉で説明できるくらいの実力をつけて来年挑みたいです」 道畑陽識(政経2=常翔学園)――本日の試技を振り返っていかがでしたか。 「自分の実力不足を痛感させられました。決めなければいけない場面で決め切ることや、フォームを保つことができない場面がありました。それぞれの練度が低く、パワーで押すことしかできなかったので、技術面が劣っているなと感じました」READ MORE -
自己ベスト続出の初日 深見が堂々の2位!/全日本大学対抗選手権
ウエイトリフティング 2022.11.30今年度の集大成となる全日本大学対抗選手権が幕を開けた。初日は55キロ級に深見健(政経1=安曇川)、61キロ級に坂口颯基(政経3=須磨友が丘)が出場。期待の新星・深見はスナッチで優勝、総合2位に輝く活躍ぶりを見せた。坂口は入賞とはならなかったものの、好調ぶりを伺わせる試技で明大に勢いをもたらす。団体3位という目標に向けて、幸先の良いスタートを切ることができた。 ◆11・29~12・1 第68回全日本大学対校選手権(サイデン化学アリーナ)▼55キロ級2位 深見(S101 J122 T223)▼61キロ級10位 坂口(S100 J125 T225)※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル 明大勢トップバッターとして、55キロ級に出場したルーキー・深見。得意のスナッチで優勝するという目標を掲げて挑んだ。1本目の95キロから安定した試技を見せる。3本目には自己新記録となる101キロに挑戦し、見事成功。「高校3年の8月から記録が伸びていなかったので、新記録が取れてとてもうれしかった」。目標としていたスナッチ優勝を達成する。続くクリーンアンドジャークでは、3本目に自己新記録となる122キロに挑戦。そして、仲間の応援の声に応えるように見事成功させ笑顔を見せた。深見は55キロ級総合2位で表彰台に登り「文句なしの大満足の試合だった」。ルーキーながら、頼もしい姿を見せてくれた。 61キロ級には坂口が出場。スナッチは3本全て成功させ、自己新記録を更新する好調ぶりを見せた。クリーンアンドジャークでは1本目の121キロを落としてしまうも、その後は踏ん張り3本目には新記録となる125キロを挙上。2種目共に自己ベストをたたき出した。しかし「悔しい思いでいっぱい」。強者ぞろいの61キロ級では、思うように順位が伸びず結果は総合10位に。「もっと練習して記録を伸ばしていきたい」。悔しさをバネにして、さらなる躍進に期待したい。 好調だった深見と坂口に続いて、残りの日程でも明大勢は好記録をたたき出してくれるだろう。目標である団体3位に向けて、明大の挑戦はまだ始まったばかりだ。 [豊澤風香] 試合後のコメント坂口――インカレの雰囲気はいかがでしたか。 「去年55キロ級で出させていただきましたが、その時と比べて緊張しました」 ――クリーンアンドジャーク1本目の失敗は何が原因だと考えていますか。 「前の時間が長くて体が冷え切ってしまっていたかなと思います。そこは自分の練習不足がカバーできてないなという感じです。これからもっと頑張っていきたいです」 深見――緊張感はありましたか。 「会場に来たらいつもの試合とは雰囲気が違い緊張しましたが、セコンドについて下さった岸本先輩(龍太郎・令4法卒)が『思いっきりやってこい』と言って下さったので試合中はそんなに緊張することなく自分の力を出し切れたと思います」 ――これからの意気込みをお願いします。 「2月か3月に全日本ジュニアの試合があって、そこが世界ジュニアの基準の大会になるので、そこで基準を突破して今以上に余裕を持って記録を取れるよう練習していきたいです。来年のインカレでは全部優勝できるように頑張っていきたいと思います」READ MORE -
インカレ開幕直前特集 座談会③
ウエイトリフティング 2022.11.28寒空の下で熱い戦いが始まる。11月29日から12月1日までの3日間で開催される全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)。この大会に向けてチームは技術を磨いてきた。1年間を最高の形で締めくくるために。チーム3位入賞を目標に掲げ、全国の舞台へ立ち向かう。 本特集ではインカレ登録メンバーによる座談会の様子をお届けします。第3回は藤谷柊主将(政経4=和歌山県立那賀)、足立涼馬(法3=舞子)、深見健(政経1=安曇川)ら3選手による対談です。(なお、この取材は11月12日に行われたものです)――インカレのメンバーに選ばれた感想をお願いします。藤谷 「一番最後の階級であり4年生で最後ということもあるので、主将としてしっかり決められるよう頑張ります」足立 「死んでも結果を出せるように頑張ります」深見 「唯一の1年生でみんなから頑張ってほしいと期待されているので、それに応えられるよう頑張っていきたいです」 ――チームと個人の目標を教えてください。藤谷 「団体3位を目指して頑張ってきたのでそれが目標です。個人はスナッチとジャークのベストを取ることと、それを最低に何キロプラスで取っていけるかというところが重要で、最終的には3位以上取りたいです」足立 「優勝したいです」深見 「スナッチでは優勝を狙っていて、ジャークでは自己ベストを更新することが目標です。自分がトップバッターになるので、しっかりいい流れを作れるように頑張っていきたいと思います」 ――現在のチームの雰囲気はいかがですか。藤谷 「インカレが近くなってきたというのもあり全員の士気が上がってきているなというところがあります。選手だけが頑張っているのではなく出ない人たちも声出しなどを行っていて、全体的に雰囲気はいいと思います」足立 「これからがんがん上げていって盛り上げていきます」深見 「1年生なのでインカレ前の雰囲気というのは初めてですが、特に4年生の先輩方が最後なので意気込み方が違うと感じています」 ――階級が異なってもアドバイスをし合うことはありますか。藤谷 「かなりあります。悩んでいる子がいたら押し付けるのではなくアドバイスを提案してあげて、それがその子によかったら取り入れてもらうようにしています」 ――ご自身の強みを教えてください。藤谷 「自分はパワーと瞬発力です」足立 「足が強いところですかね」深見 「自分はあまりパワーがない方なので、フォームが武器かなと思っています」 ――試合前のルーティンはありますか。藤谷 「いつも会場に近いホテルに泊まるのですが、そこでお風呂に少し長めに入った後ストレッチをするのがルーティンです」足立 「サウナに入ります。筋肉が柔らかくなるとかよく分からないのですが、いいらしくて入っています」深見 「行く前に心の中で『いける、いける、いける』と唱えています」 ――競技中に考えていることはありますか。藤谷 「普段から重心を意識して練習しているのと、デッドリフトの際に上半身が負けないように気をつけています」足立 「フックに力を入れるので、そこを意識しています」深見 「アップの時とかは体幹とかいろいろ意識しますが、試合のプラットに立ったらそんなこと考えている暇はないので何も考えていないです」 ――ウエイトリフティングをやっていて楽しい瞬間を教えてください。藤谷 「停滞期があってから自己ベストが出るとうれしいですね」足立 「自分よりも強い人の記録を抜かした時です」深見 「やはり新記録が出た時ですね。自分は(競技を)長いことやっているので、なかなか記録も伸びなくなってきていて。だからこそ新記録を更新した時の喜びは前の時よりも大きいです」 ――ご自身の性格はいかがですか。藤谷 「ぽけーっと生きています(笑)。あまり難しく考えず、気楽に生きています。競技に入ったらばちっと切り替えています」足立 「勝負事とかリスクがあってこそだと思いますし、そういう面白いことがしたいですね」深見 「活発ではないというか大人しいタイプですが、楽しい雰囲気は好きです」 ――インカレに向けて意気込みをお願いします。藤谷 「インカレに出るメンバーもそうですが、出ないメンバーも力を合わせて全員で試合に臨みたいと思います。個人では引退試合なので、悔いが残らないように全力で挑みます」足立 「会場のみんなが度肝を抜くような試技をします」深見 「トップバッターですが気負いしすぎず、自分の今持っている力を発揮したいです」 ――ありがとうございました。 [高橋佳菜]READ MORE -
インカレ開幕直前特集 座談会②
ウエイトリフティング 2022.11.27寒空の下で熱い戦いが始まる。11月29日から12月1日までの3日間で開催される全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)。この大会に向けてチームは技術を磨いてきた。1年間を最高の形で締めくくるために。チーム3位入賞を目標に掲げ、全国の舞台へ立ち向かう。 本特集ではインカレ登録メンバーによる生の声をお届けします。第2回は上水良介(政経4=埼玉栄)、川上直哉(政経3=尼崎工)、寺西洸士郎(営2=滑川)ら3選手による対談です。(なお、この取材は11月12日に行われたものです) ――お互いの印象について教えてください。上水 「川上は部の中でもすごく個性が強い方でみんなが少し言えないこともはっきり言うタイプです。寺西も自分の意見が強く、そこがいいところであり、駄目なところも多少あると思います」寺西 「上水先輩は物知りで、自分たちにウエイトのことに関してや日常生活でも色々なことを教えてくださいます。川上先輩はウエイトが強いのはもちろんで、ユーモアもあり、一緒に練習させていただく時もかなり楽しくさせていただいています」川上 「上水先輩は全てに貪欲で、競技に対しても日常生活の姿勢もこの部の中で一番ストイックな方という印象です。寺西はずっと部屋に引きこもって何をしているかわからないですね。練習はできているので、良いと思います」 ――インカレのメンバーに選ばれた感想を教えてください。上水 「自分はケガが続いてしまい、今回選ばれるのかなというのがありましたが、4年生として最後なので頑張りたいです」寺西 「自分は去年も出させていただいて、今年も選んでいただいて、まだ2年生ですがチームに貢献できるようにしたいです。去年はあまりできませんでしたが、今年は目標の10点を取れるように頑張ります」川上 「1、2年生と出ていて、恥ずかしい結果しか出せていないので、今回は0か100かで暴れてやろうかなと思っています」 ――インカレでの目標を教えてください。上水 「チームとしては団体3位が目標ではありますが、現実的には表彰台6位までに入れればなというところです。個人としては優勝です」寺西 「自分は10点以上取ることが目標です。調子がよければ表彰台を狙いたいです」川上 「団体は上水さんがおっしゃったように6番以内です。個人としては一番会場を沸かせる男になれたらいいなと思っています」 ――昨年度もインカレに出場しています。他の大会との雰囲気の違いを感じますか。上水 「大学の中でも一番大きな大会で他の大学もピリピリしています」寺西 「全国の大学から選ばれた選手がくるので他の大会よりもやる気が出るというか、レベルの高い選手が多いので勝ってやろうという気持ちが出ます」川上 「他の大会と違って緊張感がありすぎてピリピリするので、その中でどれだけ目立てるかです」 ――競技を行う上でのやりがいを教えてください。上水 「自分はやはり課題が解決した時などはスッキリしますし、ギリギリで勝った時はこの競技楽しいなと感じます」寺西 「自分のベストを更新できたり、大会で負けた選手に勝ったり表彰台に立てたりすると、やりがいを感じます」川上 「結果の向上はもちろんなのですが、結果に応じた周りの反応がとても温かく、応援してくれる人がいるのでそれに応えられるように頑張ることがやりがいです」 ――お互いのいいところを教えてください。上水 「川上はとても自信に満ちあふれていて、普通の人ならおじけづいていかないところもポンポンいくので、すごいなと思います。寺西は口数が少ない分、話をした時に重さがあって『確かにそうだな』と感じさせる機会が多いので周りをよく見ているなと思います」寺西 「川上先輩は自信があって、かなり練習中も自分たちを鼓舞してくれるような方です。自分達もやっていてやる気が出て、やりやすいです。上水先輩は自分が下級生で分からないことなどがあるのですが、それを優しく教えてくださいます」川上 「上水先輩は優しくて、集団生活の中で誤ったことをすることもあると思うのですが、それを自分が注意するのではなく自分で処理するという、自分から動くところに優しさが出ています。見習わないといけないです。自分はズバズバ言いますが寺西は謙虚すぎて言わないので、周りと協調性が取れているなと思います」 ――競技を続ける上での原動力を教えてください。上水 「自分はまだ1回も全国で1位になったことがなくて、いつも2位など惜しい順位が多いです。自分は1位を取るまでやめないかなと思います」寺西 「自分は記録が伸びた時に大会記録まであと何キロなのかが分かると、それがやる気につながります」川上 「応援してくれる家族や親族、ここにいる先輩後輩の応援に応えるように練習頑張れます」 ――インカレに向けて意気込みをお願いします。上水 「自分はもう個人優勝します」寺西 「自分は10点以上目指して頑張るのと、トータルで310キロ取るのが目標です」川上 「結果を出すのは絶対条件で、この大会が終わった時に『こいつ面白いな』という印象が残る試技がしたいです」 ――ありがとうございました。 [中村謙吾]READ MORE -
インカレ開幕直前特集 座談会①
ウエイトリフティング 2022.11.26寒空の下で熱い戦いが始まる。11月29日から12月1日までの3日間で開催される全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)。この大会に向けてチームは技術を磨いてきた。1年間を最高の形で締めくくるために。チーム3位入賞を目標に掲げ、全国の舞台へ立ち向かう。 本特集ではインカレ登録メンバーによる座談会の様子をお届けします。第1回は木下裕介(法4=名城)、森本圭泉(政経4=和歌山県立那賀)、坂口颯基(政経3=須磨友が丘)、青柳昌孝(政経2=川口)ら4選手による対談です。(なお、この取材は11月12日に行われたものです) ――ウエイトリフティングを始めたきっかけを教えてください。青柳 「元々体が大きくて、向いているかなと思い、高校生の時に始めました」坂口 「自分は高校の時にテニス部に入っていましたが、体育の授業の先生がウエイト部の顧問の先生で『人数足りないから入れ』と言われてそのまま入った感じです」木下 「自分は入学式で部活の顧問に、体が大きいからという理由で強制的に連れていかれて始めました」森本 「自分は父親がウエイトリフティングの指導者の方と知り合って、そこで成り行きで始めました」 ――インカレのメンバー選ばれた感想を教えてください。青柳 「自分は元々96キロ級でやっていたので、減量して出れるという感じです。89キロ級で今まで出たことがないので、初めての経験ができるというのはうれしかったです」坂口 「素直にうれしいです。インカレでは1点でも多く取れるように頑張りたいなと思います」木下 「自分の力がチームのためになるというのはうれしく思っています」森本 「自分はインカレメンバーに初めて選ばれたので人生で一番うれしかったです(笑)」 ――練習で心がけていることを教えてください。青柳 「一つの種目で3回失敗すると失格扱いになってしまうので、練習でも3本連続で失敗するのはやめようと心がけています。できるだけ試合に近い気持ちでやっています」坂口 「自分は落とさない練習を心がけています」木下 「自分も同じくです(笑)」森本 「緊張感を持って大会に向けて練習しています」木下 「いかに大会に近づいた練習ができるかですね」 ――自分の性格が競技に生きていると思うことはありますか。青柳 「失敗するのが怖いので慎重になってしまうのですが、だからこそ失格する可能性を減らせるのでその面では生きているかなと思います」坂口 「監督さんの練習メニューをやらせていただいているのですが、言われたことはきちんとやる性格なので指定された重量を挙げることはきちんと練習でこなせているなと思います」木下 「自分は調子がいい時にすごく自信がみなぎります。ウエイトはすごく気持ちが大事です。なのでそのようなところでネガティブにならないです。触ったことがない重量は怖いですが、自信を持って挑める性格には助けてもらっていると思います」森本 「僕は1人が好きなので個人競技の方が向いているなと思います」 ――競技に取り組む上での原動力を教えてください。青柳 「自分は基本的に下に負けないというよりは強い人を追いかけるのが好きです。同じプラットに先輩がいらっしゃいますがかなり強くて、追いつくのは無理かもしれませんが差を縮めていきたいと考えています。それが原動力です」坂口 「自分は後輩が練習を頑張っている姿が原動力です。記録が近い後輩がいて、その子が練習を頑張っていると自分も頑張らなきゃなという感じでやっています」木下 「みんなが頑張っているので自分も頑張ろうと思えます」森本 「親や高校時代の顧問とかにも応援してもらっているので、そこが原動力かなと思いますね」 ――明大の選手の中でインカレで期待している選手を教えてください。木下 「主将(藤谷柊・政経4=和歌山県立那賀)と川上(直哉・政経3=尼崎工)くんや上水(良介・政経4=埼玉栄)はポイントゲッターです。3位以上で結構点を取ってきてくれるので期待しています」青柳 「2年の寺西(洸志郎・営2=滑川)です。最近すごく力をつけていてライバルでもあります」坂口 「自分も寺西です。階級を上げたんですよ。階級を上げた途端に爆発して記録を上げて、この前の試合でもいい記録を出していました。今回のインカレでも何かしてくれるのではないかと期待しています」森本 「自分は木下です。本番に強いので期待値は結構あるかなと思います。想像以上のことをやってくれるかなと思います」 ――インカレに向けて意気込みをお願いします。青柳 「具体的な数値で言えば、スナッチ130キロ、ジャーク150キロというのが最低ラインだと思っています。ただ自分の目指している数値では僅差になったときに追いつけないし、勝手に限界を決めてしまうと追いつけないことがあるかもしれないので、ある程度余裕を持って上を目指したいです」坂口 「61キロ級で出る選手は自分より強い選手ばかりです。3本目で点数を取れるようにしたいので、しっかりと決めていって点数を取れるようにしていきたいと思います」木下 「自分は事前のランキングのようなもので厳しいところにいるので、いかにチームのために点を取れるかというところで死ぬ気でやってこようと思います」森本 「初めて出場する最初で最後のインカレなので、点を取れるようにしたいです」木下 「団体としては3位が目標です」 ――ありがとうございました。 [豊澤風香]READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
1952年創部。練習は週5回、和泉キャンパス体育館内で行う。創部当時は、全国の大学で最初の体育会ウエイトリフティング部として注目された。以来、五輪入賞者を多く輩出。さらには全日本団体インカレ優勝多数を誇る古豪である。個人戦では、他大学の競技力も上がっている中、全日本インカレ入賞を果たしている。チームのモットーは〝質実剛健〟、〝文武両道〟。己の体と日々向き合いながら地道な練習にひたすら励んでいる。まずは一人一人の自己ベスト更新、そして個人戦、団体インカレでの上位入賞を目指している。