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春季リーグ2戦目 声援響くも男女共に2―3で敗北/関東大学春季1部リーグ戦
バドミントン 2023.05.01春季リーグ2戦目、女子は日体大と、男子は法大と対戦した。男女共に2-3と惜しくも白星獲得とはならなかったが、全員がチームを盛り上げようとするいい雰囲気の中試合を終えた。 ◆4・29~30、5・2~4 関東大学春季1部リーグ戦(日体大米本記念体育館他)▼女子高橋0―2〇十亀小原0―2〇釜谷本田・松本組〇2―0小川・阿部組宮下・亀井組0―2〇千葉・関野組田代〇2―0木林 ▼男子宮下〇2―1後藤本田0―2〇林菊川・栁川組0―2〇江頭・髙柳組百上・山下組0―2〇谷津・木野組藤原〇2―1櫻井 第1ダブルスに出場した本田胡桃(政経3=埼玉栄)・松本みなみ(文3=柳井商工)組。「前のシングルスが負けてしまっていて流れが少し悪かったので、自分たちのプレーで引き寄せられたらと思った」(松本)。積極的に声を出し、自ら試合を盛り上げていく。順調に第1ゲームを先取すると、続く第2ゲームも追い打ちをかけるような7連続得点を見せ、21-9でゲームを奪った。昨年度の春季リーグ戦で敗北を喫した相手との再戦に燃える田代葵楓(商2=埼玉栄)。「リベンジしたい気持ちがあった」。常にリードを保ち第1ゲームを取ると、続く第2ゲームでも相手を圧倒。最後は鋭いスマッシュを決め、21-7の大差で下す強さを見せつけた。 (写真:ガッツポーズをする藤原) 宮下怜(政経2=埼玉栄)は重要な第1シングルスを託された。第3ゲームまで持ち込まれるも「強気にスマッシュを打って攻めていけば勝てる」。その言葉通りに攻めの姿勢を続け、最後はスマッシュを決め勝利の雄叫びを上げた。ルーキーながら第3シングルスを任された藤原睦月(商1=埼玉栄)。第2ゲーム終盤、立て続けに返球がアウトとなり、ゲームポイントを握らせてしまう。コーナーぎりぎりのスマッシュでジュースに持ち込ませ、20-20の同点に追い付くと、またも鋭いスマッシュで今度は藤原がゲームポイントを握った。しかしそこから3連続で得点を許してしまい、21-23で勝負は第3ゲームへ。冷静に点を積み重ね、最後は相手の返球がアウトとなり21-19で試合終了。初戦に引き続き1勝をチームにささげた。 女子はこれで1勝1敗。男子は既に2敗してしまったが「優勝が目標であることは忘れないで、少しでも多く勝っていければ」(藤原)。それぞれの目標に向かい、次こそは勝利をつかむ。 [上原朋子] 試合後のコメント本田・松本組――次の法大戦に向けて意気込みをお願いします。(本田)「相手は本当に強くてパワフルな人たちばかりなのでそこは面と向かって戦うようにして、技術面でも相手の方が上回っていますが思い切ってやれればなと思います」 (松本)「全員が120%くらいの力を出し切れないとなかなか厳しい相手なので、チャレンジャーとしてしっかり向かっていけたらと思います」 田代――チームの雰囲気はいかがでしたか。 「昨日に続いて雰囲気は良かったと思うし、負けた試合もあったのですがそれを引きずらないでつなげられていたのですごく良かったと思います」 宮下怜――試合を振り返っていかがですか。 「昨日2敗していたので今日は絶対勝たないとなと思っていました。1年生の藤原が勝っているのに自分が負けているのは情けないなと思っていたので、昨日とは気合いの入れ方を変えていきました」 藤原――勝てた要因は何だと思いますか。 「やはり自分の方が勝ちたいという気持ちが相手を上回っていたんじゃないかなと思います。最後は気持ちの勝負だったので、それが1番かなと思います」READ MORE -
リーグ戦開幕 女子4勝1敗で白星発進 男子健闘するも1勝4敗/関東大学春季1部リーグ戦
バドミントン 2023.04.29声を出しての応援が会場を熱気に包む中、関東大学春季リーグ戦が開幕した。男女ともに1部リーグでの戦いに臨み、5校と総当たり戦を行う。初日、女子は早大を4―1で制し、男子は日大に1―4で敗れる結果に。大学初戦となった1年生も勝利でチームに貢献するなど、明日以降の試合にも期待が寄せられる。 ◆4・29~30、5・2~4 関東大学春季1部リーグ戦(日体大米本記念体育館他)▼女子高橋〇2―1岡本田代〇2―1石橋本田・松本組〇2―0岩崎・尾崎組宮下・亀井組0―2〇石橋・岡本組山口〇2―0岩崎 ▼男子藤原〇2―1阿部宮下1―2〇曹荻原・宮下組0―2〇小川・熊谷組菊川・百上組1―2〇江口・後藤組武田0―2〇花田 早大との対戦となった女子。第1シングルスの高橋千夏(商4=甲斐清和)、第2シングルスの田代葵楓(商2=埼玉栄)がともに2―1でポイントを勝ち取る。第3ゲームまでもつれ込んだが、点を取るとチームで盛り上がり、時に励ましの言葉を掛け、コート内の選手の気持ちを支えるチームの姿があった。第1ダブルスの本田胡桃(政経3=埼玉栄)・松本みなみ(文3=柳井商工)組は、リードを譲らず21―13、21―14で快勝した。第2ダブルスでは宮下彩奈(農3=聖ウルスラ学院英智)・亀井菜杏(農1=聖ウルスラ学院英知)組が前半で点差を離すも、終盤でネットのミスが響き21―23と惜敗。第2ゲームではレシーブを返せず悔しさをにじませる場面も。最後まで粘りを見せたが9―21で勝負を終えた。最後の第3シングルスは1年生の山口菜摘(文1=聖ウルスラ学院叡知)が出場。「1本のミスにとらわれすぎず、次のことを考えてプレーできた」と、序盤で開いた点差もすぐに追い越し、終始冷静にプレーした。チームメートからの声援も味方に、21―12、21―11でチームの白星に貢献した。 男子は日大との対戦。第1シングルスは1年生の藤原睦月(商1=埼玉栄)。第1ゲームから互いに譲らない展開を見せたが、15―15以降で1点を争う緊張感が高まった。18―21でゲームを取られるも、第2ゲームを21―18で制し、第3ゲームでは一度もリードを譲らず21―9で白星を挙げた。第2シングルスの宮下怜(政経2=埼玉栄)は危なげなく得点を重ねていくも、第2ゲーム中盤で追い付かれ巻き返しはかなわなかった。第3ゲーム、序盤で攻めるも得点につながらず。相手に7連続得点を許し、流れを持っていかれてしまった。試合後には座り込んで悔しがった。続くダブルス2組も、荻原聖也(政経2=ふたば未来学園)・宮下怜組が0―2、菊川旭飛(商4=聖ウルスラ学院英智)・百上拓海(政経4=埼玉栄)組は1―2で敗れ「シャトルが速い分、自分たちの形でプレーできなかったのが反省点」(百上)と振り返った。第3シングルスの武田航太(政経3=埼玉栄)は、初めで6点連取したが相手の巻き返しに及ばず。14―21、10―21で試合を終えた。 「気持ちの面でコートの中でも自分たちが優位に立って戦えた」(高橋)。チームで声援を送り続け、早大の攻めの姿勢に打ち勝った女子。男子は1勝4敗と結果は悔しいものになったが、この1戦を踏まえ「応援でもチームを盛り上げていって、自分たちの力を出し切りたい」(百上)。男女それぞれがリーグ優勝を目標に掲げている明大。一戦一戦を経て躍進し、目指す結果をつかみたい。 [守屋沙弥香] 試合後のコメント高橋――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「緊張していたのですが、気持ちで負けないというのが強く、それがプレーにも出て最後競った場面から自分が一歩抜けられたのかなと思います。自分も疲れていたのですが、相手も疲れていたので、絶対にコートに入れるというのを意識して、あとはチャンスを待つというのだけを考えてやっていました」 ――春季リーグ戦でのチームの目標を教えてください。 「ケガ人や体調不良者もいるのですが、その中でもリーグ優勝を目指していきたいです。自分が勢いをつけるというのはもちろん、コートの中で引っ張っていきたいなと思います」 山口――大学生として初めての試合はいかがでしたか。 「団体戦ということもあって最初はとても緊張したのですが、先輩たちが声を掛けてくれたり応援してくれたりして、いい雰囲気で楽しく試合ができました。勝てたことは良かったしうれしいのですが、それで満足しないように次も頑張っていきたいです」 ――明大に入学を決めた理由はありますか。 「1部リーグで戦いたいという思いが高校の時からあったのと、自分たちで主体的に練習しているところに魅力を感じて入学を決めました」 藤原――大学生として初めての試合ということで、試合前はどのような気持ちでしたか。 「1〜2週間前はすごく楽しみで、ずっと待ち望んでいたのですが、いざコートに立ったら緊張がありました」 ――試合を振り返っていかがですか。 「1ゲーム目、あまりうまくいかなくて落としてしまって悔しいところがありますが、ファイナルでは自分のペース、勢いに乗れることができたので良かったです。自分自身で声を出して勢いに乗ったのもありますし、先輩やチームメートの応援もあって、勝ちたい気持ちが自分の方が勝ったのだと思います」 ――相手校の声援が響く中、空気にのまれることはなかったのですか。 「応援があった方が燃えるというか、あおられたりした方がやる気が出るのでそれは特になかったです」 百上――日大戦を振り返ってみていかがですか。 「まず1年生の藤原が、プレッシャーもあったと思いますが2、3ゲーム目で伸び伸びとやってくれて自分の力も出してくれたのですごく良かったなと思っています。それ以降がなかなか流れがつかめず、相手側の応援など全部で負けたかなと思います」 ――主将としてどんなチームにしていきたいと思いますか。 「うまくいっているときはチームも盛り上がると思いますが、うまくいってないときでも、応援で盛り上げたり『しょうがない、しょうがない』とやっていけるチームが切り替えができて強いのではないかなと思います。まだそこができてなかったので、流れが悪くてもどうにか流れを引き返せるようなチームにしていきたいなと、今回の試合で思いました」 ――次戦以降の意気込みをお願いします。 「主将として応援でもチームを一番盛り上げていけるように、もし試合に出るとしたら今日以上にがっついて自分も全力を出し切って悔いが残らないようにやっていきたいです」READ MORE -
杉山がシングルス準優勝 春リーグに向けて弾みつける/関東学生新人選手権
バドミントン 2023.03.021、2年生のみが出場する関東学生新人選手権(以下、新人選手権)。個人戦には明大からも多くの選手が出場し、杉山凛(文1=西武台千葉)が女子シングルスで準優勝、男子シングルスでは本田光(商2=埼玉栄)がベスト4と結果を残した。 ◆2・14〜3・1 関東学生新人選手権(市川塩浜体育館他)▼女子シングルス 杉山――2位 田代――ベスト8▼女子ダブルス 本田胡・松本組――ベスト16 宮下彩・杉山組――ベスト16▼男子シングルス 本田光――ベスト4 女子ダブルス3回戦には、宮下彩奈(農2=聖ウルスラ学院英智)・杉山凛(文1=西武台千葉)組、本田胡桃 (政経2=埼玉栄)・松本みなみ(文2=柳井商工)組が臨んだ。2組ともファイナルゲームまでもつれ込み健闘を見せるも、1-2で敗北。準々決勝進出とはならなかった。 女子シングルスは、田代葵楓(商1=埼玉栄)が4回戦でストレート勝ちを収め準々決勝に進出。しかし、第1ゲーム、第2ゲームを通じて接戦の末、惜しくもストレート負けを喫した。 身長の高さを生かしたスマッシュや、大きい展開でラリーをつなぐプレーが持ち味の杉山。準決勝では高い打点からのスマッシュで得点を奪うシーンが目立ち、ストレート勝ちで決勝進出を果たした。頂点を決める戦いの相手は一度対戦したことがある選手。「前に対戦した時は相手にショットを決められてしまうことが多かった」。リベンジを期す今回は「しっかりと相手のプレーに対応することができた」。第1ゲームから点を取り合う展開でお互いにリードを許さない。しかし最後は相手に連続得点を決められ第1ゲームを落とす。第2ゲームは相手の流れの中で苦戦を強いられた。「リードされてから付いていく力が足りなかった」。徐々に点差を離され、13ー21でゲームセット。優勝まであと一歩届かなかったが「ゲームを組み立てる力がこの大会を通して付いた」。日々の練習によって成長した自分を実感する機会となった。 男子シングルスの準決勝に進出した本田光。序盤から相手のパワフルなスマッシュを随所に決められ、流れをつかむことができなかった。「パワーのある選手が相手だと、持ち味であるラリーが続けられない」。全日本学生選手権の時に感じた課題を再認識。第1ゲームは18ー21まで追い上げるも、第2ゲームでは差を離されてしまいストレート負け。「相手を工夫して封じるプレーができず悔しい」。4月からは上級生としてチームを引っ張る立場になる。「自分はチームに貢献しないといけない立場」。飛躍の春へ、さらに競技力を磨いていく。 これで今年度の大会は終了し、春季リーグ戦の前にはチームで合宿が行われる。「自分の体力面と精神面を鍛えていきたい」(杉山)。まずは直近の春季リーグ戦優勝を目標に日々の練習に励んでいく。 [桑原涼也] 試合後のコメント本田光――春季リーグ戦に向けての意気込みをお願いします。 「昨年度の4年生が主力だった部分もあるので、その4年生が抜けて新しいチームになりました。まずはリーグ優勝を目指して、その中で個人の課題があると思うのでクリアしていきたいです。自分はシングルスメインで、リーグで出させてもらう機会があればチームに貢献しないといけない立場なので、しっかり練習していきたいです」 杉山――今大会を振り返っていかがですか。 「決勝の相手は前にもやったことがあって、全体的には自分の力が出し切れたと思います。トーナメントを勝ち進むほど相手が一本上を取ってきたり、自分のミスが目立つことがありました」 ――今後への意気込みをお願いします。 「春季リーグ戦では今回出ていない3年生の先輩や、もっと自分より格上の選手もいます。春からは2年生になりますが、挑戦者として臨んでいければと思います」READ MORE -
無念の敗北 上杉・篠谷組ベスト8に終わる/全日本総合選手権
バドミントン 2022.12.28大会も4日目を迎え、各種目の準々決勝が始まった全日本総合選手権(以下、全日本総合)。上杉杏(商4=埼玉栄)・篠谷菜留(NTT東日本)組は、因縁の相手に雪辱を果たせずベスト8で今大会を終えることとなった。 ◆12・25~30 全日本総合選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)▼女子ダブルス 上杉・篠谷組――ベスト8 ここまで快調に勝ち星を重ねて迎えた準々決勝。相手は今年5月から6月にかけて行われた日本ランキングサーキット大会(以下、ランサー)で、同じく準々決勝で対戦した大竹・髙橋組(BIPROGY)。ランサーではファイナルゲームまでもつれたものの、惜しくも上杉・篠谷組が敗北を喫している。リベンジに燃える上杉・篠谷組は第1ゲーム序盤からストレート勝負でポイントを量産。「いい形で攻めることができていた」(篠谷)。シャトルを左右に振られ、相手に翻弄(ほんろう)される場面もあったが、5連続ポイントなどでリードを保つ。第1ゲーム後半からは相手のミスも引き出し、ゲームを優位に進めるが差を引き離すことができない。徐々に追い付かれ、ジュースまでもつれ込む。最後の2点は相手の力のあるスマッシュをうまく返せず、21-23で第1ゲームは落とす結果となった。 第2ゲームは開始から交互にポイントを取り合う展開に。9-11でインターバルを迎え、切り替えたいところだったが、なかなか展開を変えることができない。後半はネット際のプレーがうまくはまらず、相手に流れを渡してしまう。「1ゲーム目に逆転されてから、そのままの流れでいってしまった」(上杉)。終盤には連続得点を許し、自分たちのバドミントンをさせてもらえず、14-21でゲームセットとなった。 明大から出場した選手は全て敗退し、4年生は最後の大会の幕を閉じた。全日本大学選手権をはじめ、いくつもの大会で旋風を巻き起こしてきた4年生。今後はそれぞれの進路での活躍に期待したい。そして、今回出場したルーキー・宮下ら下級生たちが先輩の意思を受け継ぎ、来年度の明大を引っ張っていく。 [桑原涼也] 試合後のコメント上杉――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「ランサーでやっている相手だったので、リベンジとして今日は臨みました。1ゲーム目で差が離れていたところからランサーのように逆転されてしまって、そのままの流れで2ゲーム目もいかれてしまい、自分たちの力が出し切れなかったなと思います。課題がたくさん見えた試合だったのかなと思います」 ――今後に向けての意気込みをお願いします。 「全日本総合はもう終わってしまったのですがこれから社会人になるということで、まだ大学生ですがその間に力を付けて、社会人1年目からしっかり結果を残せるような選手になりたいなと思います」READ MORE -
上杉・篠谷組準々決勝進出 武井・遠藤組無念の敗退/全日本総合選手権
バドミントン 2022.12.27大会3日目を迎え、各種目の本選2回戦が行われた。上杉杏(商4=埼玉栄)が女子シングルスで敗退となったものの、女子ダブルスでは快勝し準々決勝進出を決めた。男子ダブルスでは、武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組がストレート負けを喫し今大会を終えた。 ◆12・25~30 全日本総合選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)▼女子シングルス 上杉――2回戦敗退▼女子ダブルス 上杉・篠谷組――3回戦進出▼男子ダブルス 武井・遠藤組――2回戦敗退 女子シングルス2回戦は日本A代表の大堀彩(トナミ運輸)との対戦となった上杉。第1ゲームは両者譲らぬ展開を見せる。上杉のキレのあるアタックが決まるも、きわどいコースをついたショットを受け返球に苦しむ場面も見られた。19―21で第1ゲームを奪われ、続く第2ゲームではラリーの序盤から果敢に攻めていく。中盤には8点差をつけられたが、攻めのスピードを上げ4連続得点。「最後の方は反応もできてしっかりラリーができた」と、粘り強い試合を展開した。15―21で結果は敗退となったが「向かっていく気持ちでシングルの試合を楽しめた」と振り返った。 (写真:ダブルスを戦う上杉) シングルスの試合を終えた約3時間半後に女子ダブルス2回戦に臨んだ上杉。高校生ペアの原菜那子・玉木亜弥組(四天王寺高)との対戦を「しっかり勝ち切る」ことを目標に挑んだ。長いラリーも制し、終始ミスの少ないプレーで得点を量産。21―13、21―4で準々決勝進出を決めた。 (写真:冷静にプレーする武井) 武井・遠藤組の2回戦の相手は山下恭平(NTT東日本)・緑川大輝(早大)組。序盤に点差をつけられ、自分たちのプレーを出し切れないままゲームが進む。球に食らいつく中で、遠藤から武井に対する「頑張れ」の掛け声が響いた。武井の緩急をつけた攻撃が功を奏す場面や低空の速いラリーを制する場面もあったが、相手のプレーに及ばず。第1ゲームを13―21で落とし迎えた第2ゲーム。「シャトルが飛ばなかったが、そのときに無理に攻めてしまった。もっと違うやり方があった」(武井)。勢いを増した相手のプレーや環境に対応し切れず。最後まで粘りを見せるも、健闘むなしく8―21で敗北となった。 (写真:試合後には悔しさをにじませた遠藤) 4年生にとって明大を背負って出場する最後の大会である全日本総合選手権。相手の強さに押されても、最後まで気持ちを切らさず戦い抜く姿があった。「たくさん応援してくださる人がいて、勝たなければいけないところで勝てず申し訳なかった」(遠藤)。味わった悔しさは大きいが「1年間また一から頑張っていきたい」(武井)と、悔しさを力に変えて新天地へと向かっていく。女子ダブルスの準々決勝を控える上杉は「一つでも多く勝ち進んでたくさん試合をしたい」と、相手に向かう気持ちを胸に突き進む。 [守屋沙弥香] 試合後のコメント上杉――これまでのシングルスの競技生活を振り返っていかがですか。 「小学生、中学高校でもシングルスをメインでやってきて、最後のインカレで優勝することができましたし、こういった大きな舞台でいいプレーができたかなと思うのでいい締めくくりにはなったかなと思います。まだ分からないのですが、これからはダブルスをメインにやっていこうと思っているので、今回が区切りになりそうです」 ――シングルスの試合中に悔しい表情も見られましたが、気持ちとしてはいかがでしたか。 「向かっていく気持ちだけだったので、シングルスの試合を楽しんでできました。練習不足ということもあって勝ち切れないのが(試合を)やったらやったで悔しくて、悔しい気持ちもあったけど楽しい試合だったなと思います」 遠藤――今日の試合を振り返っていかがですか。 「勝ちたかっただけに悔しいです。やり方ももっとあったと思いますし、プレーの幅がまだまだ狭かったなと思います」 ――試合に入る前はどのような気持ちでいましたか。 「もちろん相手が強いことも分かっていましたし、その中でも立場と言いますか、明治で出る最後の大会だったり、応援してくれている人がたくさんいることも分かっていて、その人たちに応えるためにもしっかり勝たなければいけないところでしたが勝てなかったので、応援してくれていた方々に申し訳なかったなと思います」 武井――来年の目標を教えてください。 「社会人になって結果が大事になってくるので、国内の大会もそうですが、B代表に入れて海外の大会を回れるならそれも今年以上にまた頑張りたいと思っています」READ MORE -
本戦開幕 上杉、武井・遠藤組が初戦突破/全日本総合選手権
バドミントン 2022.12.27全日本総合選手権(以下、全日本)の本戦が始まり、明大からは4人が出場した。女子のエース・上杉杏(商4=埼玉栄)はシングルス、ダブルスともに勝利。男子ダブルスの武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組も初戦を突破し、それぞれ2回戦へと駒を進めた。 ◆12・25~30 全日本総合選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)▼男子シングルス 宮下――1回戦敗退▼女子シングルス 上杉――2回戦進出▼男子ダブルス 武井・遠藤組――2回戦進出▼女子ダブルス 上杉・篠谷組――2回戦進出 10月に行われた全日本学生選手権(以下、インカレ)の女子シングルスで優勝した上杉。高校生から社会人までの選手が集う今大会でも、上々の滑り出しを見せた。まずはシングルス。「ダブルスメインに練習していてシングルスはあまり練習できていなかった」と不安を残しつつも序盤から順調にポイントを奪う。終盤、18―12から連続ポイントを許して追いつかれても「焦らずしっかり我慢していけば点を取れる」と落ち着いてプレーを続けた。リードを守り切り、第1ゲームを21―19で先取。第2ゲームでも「ラリーを我慢して1本ずつ取れればいい」という言葉通りにポイントを重ね、21―16で勝利した。続くダブルスも予選を突破した勢いそのままにストレート勝ち。ペアを組む篠谷(NTT東日本)に声を掛けられながら、いいコンビネーションを見せた。「4年間で頑張ってきたことや大変だったことなど思い出がいろいろある。明治大学を背負って出るのは最後なのでいい戦いをしたい」と次戦以降への意気込みを語った。 男子シングルスではルーキーの宮下怜(政経1=埼玉栄)が出場するも17―21、16-21で惜しくも敗退。インカレ連覇の王者・男子ダブルスの武井・遠藤組はストレート勝ちで初戦突破。昨年度のベスト4という成績を超えるべく、好スタートを切った。3選手が1回戦を勝ち抜いた明大。次戦以降もその強さを見せつける。 [髙本都] 試合後のコメント上杉――今日の試合で良かったところや収穫はありましたか。 「少し風があるコートだったのでそこを考えて修正できたのは良かったと思います」 ――今大会の目標をお願いします。 「ダブルスはとりあえずベスト8を突破して、B代表というレベルの戦いに挑戦していけるように頑張りたいです。シングルスはもしかしたら自分のバドミントンの中では最後の大会になるかもしれないので、やってきたことを全部出してケガなく終われればいいなと思います」 READ MORE -
全日本総合開幕 上杉・篠谷組が本選へ/全日本総合選手権
バドミントン 2022.12.26年内最後かつ最大の大会である全日本総合選手権(以下、全日本総合)が開幕した。初日の予選、明大からは今年度の全日本大学選手権(以下、インカレ)でベスト8に入った岡田侑生(政経4=高松商)・農口拓弥(農4=福井工大福井)組とインカレのシングルスで優勝した上杉杏(商4=埼玉栄)がダブルスで出場。上杉は予選を勝ち抜き、26日から行われる本選に駒を進めた。 ◆12・25~30 全日本総合選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)▼女子ダブルス予選 上杉・篠谷組――本選進出 ▼男子ダブルス予選 岡田・農口組――予選敗退 「相手は格上で自分たちのやりたいプレーができなかった」(岡田)。インカレでベスト8に入り、出場が決まった今大会。予選の相手は実業団の馬屋原・村本組(ジェイテクト)だったが、相手のスマッシュに押され第1ゲームを落とす。「準備不足だった」(農口)。帰省などの影響で、短い期間での調整を余儀なくされた岡田・農口組。第2ゲームでは勢いに乗った相手に連続ポイントを許す。終盤の反撃も及ばず、2人は大学最後の大会を終えた。それでも「岡田と組むのもこれが最後なので、最高の舞台でできたのが良かった」(農口)と充実の表情を見せた。 進路先であるNTT東日本の篠谷とペアを組み、女子ダブルスに出場した上杉。「初戦で少し緊張もしていたが、出だしから足も動いていて落ち着いてできた」(上杉)。コンビネーションがかみ合い、第1ゲームを21―6で先取。第2ゲームでは「焦りが出た」(上杉)というものの、篠谷のカバーも随所に見られ相手に差を詰めさせない。21ー15で勝ち切り、本選への出場を決めた。「一つでも多く勝ってたくさんコートに立てるように、ということを意識して臨んでいる」(篠谷)。国際舞台で数々の実績を残し、大舞台での経験も豊富な先輩と共に日本一を目指す。 26日からはいよいよ本選が始まる。インカレ連覇の武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組や、ルーキーで優勝を果たした宮下怜(政経1=埼玉栄)も登場。明大バドミントン部の強さを、全日本総合でも証明する。 [桑原涼也] 試合後のコメント上杉――今後への意気込みをお願いします。 「シングルスは自分の持っている力を出し切って、ケガなく終わらせたいと思います。ダブルスは篠谷さんと一つでも多く勝って、いい結果を残せるように頑張ります」 岡田――インカレが終わってからどのように過ごしていましたか。 「地元に帰っていたので、そこで高校の練習に行ったりしてリフレッシュはできました」 ――大学4年間を振り返っていかがですか。 「明治に入って最初は付いていくのに必死でしたが、4年間しっかり付いていって勝てるようになったので、成長できたと思います」 農口――今日の試合を振り返っていかがですか。 「格上の相手だったので、自分たちができることをしようと思って試合に臨みました。自分たちのミスも多くて、決められるところも決められなかったので駄目だったかなと思います」READ MORE -
インカレ3冠達成! 武井・遠藤組、宮下、上杉が個人戦優勝/全日本学生選手権
バドミントン 2022.10.20最終日を迎えた全日本学生選手権(以下、インカレ)。個人戦各種目の準決勝と決勝が行われ、明大勢が優勝を独占する快挙が巻き起こった。武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組が男子ダブルス、宮下怜(政経1=埼玉栄)は男子シングルス、上杉杏(商4=埼玉栄)は女子シングルスで優勝を果たした。◆10・14~20 全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)▼男子ダブルス 武井・遠藤組――1位▼男子シングルス 宮下――1位▼女子シングルス 上杉――1位 武井・遠藤組は準決勝で滝口・川島組(中大)と対戦。点差はほとんど開かないものの、リードされる場面はなく第1ゲームを21―18で先取。続く第2ゲームも、スマッシュを駆使し2人で攻め込み21―18で勝利。 決勝の相手は、昨年度の決勝戦と同じく緑川・町田組(早大)。「手の内は十分知れている相手だったので、しっかりと対策することができた」(遠藤)。得点を重ねていき21―14で第1ゲームを取る。だが、第2ゲーム序盤で相手を追いかける展開に。5-5で追い付くも、スマッシュで後ろに追いやられ、なかなか優位に立てず。9―11でインターバルに入った。「自分たちがミスしなければ勝てる相手」(武井)と、相手の攻めの姿勢には動じず、試合再開後は自分たちが果敢に攻めていく。力強いスマッシュと粘りのレシーブを繰り返し、得点を量産。13―13で相手に並ぶ。時には緩急をつける、低空戦に持ち込むなど、自分たちのプレーを発揮。21―19で勝利し、インカレ個人戦2連覇を果たした。(写真:昨年度、今年度個人戦で優勝し2連覇した武井・遠藤組) 初めてのインカレで着実に勝ち進め、準決勝に臨んだ宮下。対する相手は阿部(日大)。一度負けている相手であり、リベンジする気持ちで相手に向かっていく。「とにかく攻めてくる相手で、球が速くやりにくい相手だった」(宮下)。だが、21―14、21―18で決勝進出を決める。 決勝の相手は野田(日体大)。第1ゲームは後半で追い上げを図り、21―19で先取。しかし、第2ゲームでは18―21で競り負けてしまう。緊張感のある中で迎えた勝負の第3ゲーム。前半では徐々に点差を詰めていくも、相手に及ばず悔しさが声になって表れる。攻められている時は必死に食らいつき、スキを逃さず上からのショットを確実に決め、相手に追い付くことに成功。そこから互いに譲らない展開で20―20に。激戦の末、22―20で宮下が優勝をつかんだ。(写真:男子シングルス優勝の宮下) 上杉はダブルスでベスト32に終わり、悔しさをぶつけるつもりでシングルスに挑んだ。準決勝の相手は高校の同期である吉田(早大)。ラリーを続けて大きな展開をつくって攻め、点数を決めていく。21―15、21―17で決勝進出を決めた。 同期の粕谷紗希(営4=錦城)、木村早希(文4=青森山田)がコート脇で見守る中、迎えた決勝。栗原(筑波大)との対戦は体力勝負となった。「1ゲーム目からラリーの長い展開が多く、本当に苦しい場面が多かった」(上杉)。第1ゲームは22―20で勝ち切る。第2ゲームでは、相手のアタックに翻弄(ほんろう)される場面が見られた。狙いを定めた攻撃を受け、返球し切れず。体勢が崩れても転倒しても、弱気にならず戦い続けた。結果は16―21で第3ゲームにもつれ込む。負けられない気持ちを胸に挑んだファイナルゲームでは、序盤で6点連取し流れをつくる。「攻め急がずに自分のプレーを出していった」(上杉)。相手を前後に動かし、攻めるところでは正確に決めて得点を重ねる。疲れがある中でも、自分に有利になるような展開をつくり出し、21―14で勝利。優勝を決めた上杉は、同期と抱擁を交わし喜びを分かち合う。団体戦や個人戦ダブルスで味わった悔しさをバネに、最後のインカレ個人戦で有終の美を飾った。(写真:女子シングルス優勝の上杉) 今年度のインカレ団体戦では男女ともに団体優勝を目指していたが、その思いはかなわなかった。だが、気持ちの切り替えを図り、多くの部員が個人戦を戦い抜いた。4年生の武井・遠藤組と上杉は負けられない気持ちを糧に、1年生の宮下は相手に向かっていく気持ちを糧に勝利を重ね、優勝をつかみ取った。男子ダブルス、男子シングルス、女子シングルスでの3冠達成という快挙を成し遂げた明大。来年度もさらなる快挙を見せてくれるに違いない。[守屋沙弥香] 試合後のコメント遠藤――第3ゲームまでもつれ込む展開もありましたが、どのように乗り越えましたか。 「正直、勝たないといけいけないというのがあって、そこを勝たなければいけないではなく勝ちたいという気持ちに切り替えて二人でできたのが良かったかなと思います」 武井――優勝しての率直な感想をお願いします。 「狙っていた優勝だったので緊張する部分もあって危ない試合もありましたが、最後は優勝できて良かったです」 上杉――接戦だったと思いますが、いかがでしたか。 「体も少しきつかったのですが、最後まで自分の力を出し切ろうという思いと、後ろに同期がいたので、4年間の思いを自分が全てぶつけるんだという気持ちでできたので、本当に苦しい場面が多かったですが粘り切れて良かったです」 宮下――決勝戦の相手のプレーの印象を教えてください。 「ヘアピンがすごくうまかったので、ヘアピンから崩されないようにロブを意識してできたのが勝利の要因だと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「1年生で優勝できたので、この先も優勝できるように頑張ります」READ MORE -
武井・遠藤組、上杉、宮下が準決勝に勝ち進む/全日本学生選手権
バドミントン 2022.10.19団体戦で存在感を見せた明大は、個人戦でも多くの選手がベスト16以上に勝ち残った。中でも男子ダブルスの武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組、男子シングルスの宮下怜(政経1=埼玉栄)、女子シングルスの上杉杏(商4=埼玉栄)は実力通りの力を見せ、準決勝へ進出。優勝に向け、残り2戦を戦い抜く。 ◆10・14~20 第73回全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)▼男子シングルス 宮下――準決勝進出 武田――ベスト16 本田――ベスト16▼女子シングルス 上杉――準決勝進出▼男子ダブルス 武井・遠藤組――準決勝進出 農口・岡田組――ベスト8 山下・荻原組――ベスト16▼女子ダブルス 中村・本田組――ベスト16 男子シングルスの武田航太(政経2=埼玉栄)は4回戦で小川(法大)と対戦。序盤から相手の力強いスマッシュに押され、流れをつかむことができなかった。「ミスばかりになってしまい、ラリーにならなかった」(武田)。ストレート負けを喫し、ベスト16に終わる。同じく男子シングルスの本田光(商2=埼玉栄)もベスト16という結果に。第1ゲームは粘り強さを見せ、相手のショットに食らいついていったが、第2ゲームではミスもあり、なかなか得点を奪うことができなかった。山下啓輔(商2=ふたば未来学園)・荻原聖也(政経1=ふたば未来学園)組は初めての全日本学生選手権(以下、インカレ)ながら4回戦まで勝ち進む。迎えた相手は小川・熊谷組(日大)。第1ゲームは8―21と差をつけられたが、第2ゲームでは相手のプレーに対応。18―21と惜しくも勝ち切ることはできなかったが、今後につながるインカレとなった。 順調に勝ち進んでいった4年生ペアの農口拓弥主将(農4=福井工大福井)・岡田侑生(政経4=高松商)組は準々決勝で小川・熊谷組と対戦。第1ゲームはジュースまでもつれ込み、お互いに一歩も引かない展開が続くが最後は23―25で接戦を落とす。第2ゲームも流れを持ってくることができず、最後のインカレはベスト8で終えた。「(団体戦で)できなかったことを修正して個人戦に生かすことができた」(岡田)。ベスト8に入ったことで12月の全日本総合選手権の出場権を獲得。ラストイヤーの集大成に向け、練習を積み重ねていく。女子ダブルスは中村優希(文3=青森山田)・本田胡桃(政経2=埼玉栄)組が出場。小方・去来川組(龍谷大)と対戦し、1ゲーム目を21―15で先取。しかし、勢いに乗る龍谷大のペアに徐々に押されていき2ゲーム目を落とす。勝負の第3ゲームは交互に得点を取り合い、互角のままゲームは進んでいったが、終盤の連続失点が響き惜しくも敗戦という結果になった。 男子ダブルスで2連覇を狙う武井・遠藤組、女子シングルスの上杉、ルーキー・宮下が男子シングルスでそれぞれ準決勝に進出。昨年度に続き、インカレを制し明大の強さを見せられるか、注目が集まる。 [桑原涼也] 農口――今日の試合を振り返っていかがですか。 「負けたら終わりだったので勝ち負けはもちろんそうですが、自分たちのプレーを出し切って楽しんでやるのを自分の中で決めてやっていました。それが1回目(4回戦)はうまくいって、相手も強かったですが、自分たちらしくできたと思います」 ――主将のポジションから見てコメントをいただけますか。 「武井、遠藤が海外に行っていて、あまり練習を好まない後輩もいましたが、そういうチームをまとめるのはやってみて難しいところもありました。その中でも結果は求められるので、武井、遠藤がほとんどいない中で岡田とも相談したり話し合ってやっていきました。主将として勝負どころで勝ったりはできませんでしたが、役割は4年生全員で果たせたと思いました」 岡田――4年生としてコメントをいただけますか。 「団体戦の特に大事なところで勝てなかったのは後輩に申し訳なかったですが、農口を中心に武井、遠藤がいなくても、後輩たちも強くなっていると思ったので、それを考えるとしっかりできていたと思います」 武田――今日の良かったところはどこになりますか。 「1セット目は自分からネット前を取りに行って、待つのではなく自分からいく球が多く、カットも決まったのでそこは良かったと思います」 ――今後に向けての意気込みをお願いします。 「4年生が抜けてしまい、自分も上の学年になるのでチームをまとめるではないですが自分から率先して行動していきたいと思います」READ MORE -
準決勝で龍谷大に敗北 男子団体ベスト4/全日本学生選手権
バドミントン 2022.10.18全日本学生選手権(以下、インカレ)団体戦。準決勝に駒を進めた明大は関西の強豪・龍谷大と対戦。3回戦まで全勝していた明大だったが、第1シングルス、第2シングルスで惜しくも敗れる。第1ダブルスの武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組が辛勝するも1―3で龍谷大の勝利となった。目標の2連覇達成とはならずベスト4という結果に終わった。 ◆10・14~20 全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)▼男子団体準決勝 明大1―3○龍谷大 百上0―2○川原 宮下1―2○西 武井・遠藤組○2―1西・宇治組 農口・岡田組0―2○佐藤・木田組 「周りの空気に飲まれて、いつものプレーができなかった」(百上拓海・政経3=埼玉栄)。2連覇を目指す明大に大きなプレッシャーがのしかかっていた。2回戦、3回戦でストレート勝ちを収めた百上だったが、準決勝の第1シングルスではなかなか自分のプレーができない。ラリーでも相手にうまく返され、第1ゲームを11-21で先取される。第2ゲームでも相手に押されたまま攻めることができず。「自分がゲームを取らなければいけないと、どこか勝ちを意識してしまった」。自分のプレーができないまま、第2ゲーム16-21でストレート負けとなった。 勝負の第1シングルス、第2シングルスを落とし、後がない状況でエースの武井・遠藤組が第1ダブルスに臨んだ。「自分たちが負けたら終わってしまう場面で、本当に緊張してしまった」(武井)。第1ゲームを中盤まで先制するもミスから一気に相手の流れに。18-21で第1ゲームを落とすも、第2ゲームは21-13で取り返した。第3ゲームでは序盤から両者互角の攻防が続く。相手が先にマッチポイントとなった状況でも「ここからまだいける」(遠藤)。後衛の武井がミスに苦しんだ際には、前衛の遠藤が後ろからスマッシュを決める場面も。追い込まれた状況から2人の強さが光り、23-21で勝利をつかみ取った。 その後第2ダブルスの農口拓弥(農4=福井工大福井)・岡田侑生(政経4=高松商)組が0-2で敗れると、明大の準決勝敗退が決定。優勝決定戦へ駒を進めることはできなかった。予想外の初優勝を果たしてから1年。今年度も「優勝する実力は十分にあった」(百上)。その分悔しいベスト4となったが、残す個人戦にこの悔しさをぶつける。 [覺前日向子] 試合後のコメント岡田――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「団体でダブルスに出てから負けたら終わりという場面になったことがなくて、最初から力を入れずにいつも通りやろうとしました。ですが、プレー中粗が出たりして崩れたのが悪かったと思っています」 農口――この結果を個人戦にどうつなげていきますか。 「後は個人戦しかないので、最後は岡田と2人で楽しみたいです。そうすれば、結果も付いてくると思うので頑張りたいと思います」 宮下怜(政経1=埼玉栄)――試合を振り返っていかがですか。 「第1ゲームは良かったのですが、2ゲーム目の中盤あたりから相手に流れを渡してしまっていいプレーができなかったので、そこは頭を使ってやっていきたいです」 ――個人戦に向けての意気込みをお願いします。 「非常にいい経験ができたと思うので、大事なところで勝てる選手になれるように、個人戦でも頑張ります」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
バドミントン部は2017年に創部70周年を迎えた伝統のある部だ。主な大会としては、春秋年2回開催され大学ごとに単複のチーム戦で競う関東大学リーグ戦や、関東学生選手権。そして秋季リーグ後に控える大学の頂点を決める全日本インカレなどがある。
〝最速のスポーツ〟と称されるバドミントン。トップレベルの選手になるとスマッシュの初速は400km/hを超える。しかし鳥の羽が使われているシャトルの軽さによって速度は急激に低下する。速度の緩急差が激しく、緊張感が漂うプレーもバドミントンの魅力であり、見る者を魅了してやまない。