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男女ともに白熱の戦いを繰り広げる/関東学生秋季1部リーグ戦
ソフトテニス 2023.11.01すがすがしい秋晴れの中で開幕した、関東学生1部秋季リーグ戦(以下、秋季リーグ)。強豪ぞろいの1部リーグで注目を集めたのは、やはり今年度の関東学生1部春季リーグ(以下、春季リーグ)で優勝、そして全国2冠を達成した明大男子部だ。今大会は2勝3敗と悔しい結果に終わったが、新チームの課題を明確にするいい機会となった。春リーグを最下位で終えた女子部は、1日目を2戦2勝で終える好スタートを切る。2日目の結果は振るわなかったものの、女子部にとっても更なる成長のきっかけとなる大会となった。 ◆10・28~29 関東学生秋季1部リーグ戦(白子町サニーテニスコート)<1日目><男子> 明大2―3中大○〇明大3―2国学院大 明大1―4日体大○<女子>○明大2―1国学院大○明大2―1東女体大 <2日目><男子> 明大2―3早大○○明大3―2法大<女子> 明大0―3立大○ 明大1―2早大○ 明大1―2日体大○ 男子部初戦の相手は、全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)の決勝戦で熱戦を繰り広げた中大。ダブルス1戦目では、米川結翔(商3=尽誠学園)のライン際へのストレートや上田泰大(商1=尽誠学園)の強烈なスマッシュなどを繰り出し続ける。しかし中大も負けじと得点を重ね続け、デュースにもつれこんだ末に敗北を喫した。2番手の中原壮琉(政経2=熊本マリスト学園)・小宮彰悟(営1=上宮)ペアは4ゲーム差をつけての快勝を果たす。だが、続くシングルスの金山勇波(営3=霞ヶ浦)、4番手の大辻伸彬(農3=尽誠学園)・辻花陸(営2=能登)ペアは苦戦を強いられ、敗れてしまう。この時点で明大の敗戦は決まっていたが、最終ダブルスの岡田侑也(農1=とわの森三愛)・中村悠峰(営1=能登)ペアが競り勝ち、一太刀浴びせるかたちとなった。続く2回戦の相手は国学院大。初戦に続き中原・小宮ペアは危なげなく勝利を重ねる。米川・上田ペアも1戦目同様息の合ったプレーを生かし、4ゲーム差での快勝。金山も長いラリーや前後に振ってくるショットに全力で食らいつき粘り勝ちを収め、秋季リーグ初白星を挙げた。1日目の最終戦は日体大との一戦。後に今大会2位となる強豪に明大は苦しめられる。1番手の米川・上田ペアが日体大の強烈かつ正確なボレーに苦しめられ競り負けると、ここまで順調に勝ち続けてきた中原・小宮ペアとシングルスの半澤寧大(農2=とわの森三愛)もストレート負けを喫してしまう。その流れを断ち切ることができずに1―4で日体大に敗北。1日目は1勝2敗という結果で終えることとなった。 女子部初戦の相手は春リーグでストレート負けを喫した国学院大。ダブルス1戦目に出場した西山なつみ(政経1=昭和学院)・大野栞(法1=昭和学院)は1ゲーム差での粘り勝ちを収める。続くシングルスの青松淑佳(政経2=昇陽)は圧倒的な強さを見せてストレート勝ち。春季リーグのリベンジを果たした。2回戦は東女体大との一戦。1番手の西山・大野ペアは勝負強さを発揮し、初戦同様1ゲーム差という接戦を制する。続く青松も相手に1ゲームしか取らせず、危なげなく勝利。3番手の日高里歩(法3=昭和学院高)・北川ペアは惜しくも敗北を喫するも、2―1で勝利を収めた明大はチームとして2戦2勝と幸先の良いスタートを切った。 好発進を切った女子部も2日目は苦しい展開が続いた。初戦の立大戦では粘りを見せるもあと一歩及ばず惜敗。続く早大戦では1番手の日高・北川ペアが敗れるも、2番手の青松がコーナーを突く丁寧なショットを連発しストレート勝ち。勝敗は西山・大野の1年生ペアに委ねられた。しかし、前衛・大野の積極的なボレーで得点を重ねながらも、ミスや相手のショットに苦しみ試合のペースをつかめず敗北。一矢報いたい明大は最終戦、今大会で1部優勝を果たした日体大を相手に3番手の西山、大野ペアが勝利を収め意地を見せた。 男子部では早大戦、法大戦ともに1ゲーム差での決着に。強風の中、本来のペースをつかめず苦しいラリーが続くも法大戦では白星を飾った。中でも大辻・金山ペアは息の合ったプレーで相手を翻弄(ほんろう)。2日目は2連勝を収め状態の良さをアピールした。男女ともに悔しい結果となったが、「課題が多く見つかったが、逆にそれはいい風にも捉えられる」(日高)と励みにもなった今大会。この結果を糧にさらなる高みへの飛躍を期待したい。 [春田麻衣、伊原遼太朗] 試合後のコメント米川――新チームの特徴を教えてください。 「昨年度は明るくて元気のあるチームだったのですが、今年度は真面目な感じの選手が多いのでもう少し楽しんで試合するというところが昨年度と比べるとまだ足りていないと思います」 ――今後に向けた意気込みをお願します。 「インカレ連覇という目標に向かってこれからの期間を過ごしたいと思います」 日高――今大会にはどのような気持ちで臨みましたか。 「春季リーグが6位で入替戦に回ってしまったので、優勝も目指していたのですが入替戦だけは避けたいと思い、一戦一戦頑張ろうという気持ちで臨みました」 ――今大会を通して課題は見つかりましたか。 「プレー面で言うと2人で一つのパターンを作る戦いや、後衛のネットプレーの強化などをしっかりすべきだと思いました」 READ MORE -
男子 圧倒的な強さで全国制覇! 王座に続く全国2冠ここに完成/全日本大学対抗選手権
ソフトテニス 2023.09.05全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)に出場した明大男子部。計6試合を戦い、落としたゲームは一つだけという圧巻の試合運びで数々の強豪を撃破し、見事団体優勝を果たした。6月に行われた全日本大学王座決定戦(以下、王座)に続いて日本一の栄冠を再び手に入れ、チーム力の高さを見せつけた。 ◆9・2~3 全日本大学対抗選手権(和倉温泉運動公園テニスコート)<男子><1日目>○明大3―0長崎国際大○明大3―0大阪成蹊大○明大3―0東経大<2日目>○明大3―0福岡大○明大3―1早大○明大3―0中大 今年度躍進を続ける男子部。関東学生春季リーグ戦(以下、春リーグ)と王座では優勝、7月に行われた東日本学生ソフトテニス大会(以下、東インカレ)では準優勝を果たすなど数々のタイトルを手にしてきた。そんな彼らが大学日本一の称号を懸けてインカレの舞台に臨んだ。 初日は選手を入れ替えながらも安定した試合運びを見せ、全試合でストレート勝ちを収める。2日目に行われた準々決勝は王座でも対戦した福岡大を相手に迎えた。1番手の大辻伸彬(農3=尽誠学園)・金山勇波(営3=霞ヶ浦)ペアは大辻の強烈なボレーで先制点を奪うとその後も大辻のボレーと金山の正確なショットを武器に得点を積み重ねていく。続く2ペアも難なく勝利を収め、準決勝へと駒を進めた。 準決勝の相手は東インカレで敗れた早大。1組目の大辻・金山ペアは余裕を持って勝利するも、2組目の池口季将(政経4=高田商)・米川結翔(商3=尽誠学園)ペアはファイナルゲームまでもつれ込む接戦に。それでも、最後は池口のボレーで勝利を手にした。続く3組目の中村悠峰(営1=能登)・岡田侑也(農1=とわの森三愛)ペアは今大会を通して初となる黒星を喫する。しかし「体力面ではきつかったけれども僕らが抑えて絶対に後ろに回させない気持ちでやっていた」(金山)と二次戦で大辻・金山ペアが4―1で相手の大将ペアを撃破し、チームを決勝戦へと導いた。 そして迎えた決勝戦。中大を相手に1組目、2組目のペアがともに4―1のスコアで白星を挙げ、優勝の行方は中村・岡田ペアに委ねられた。「会場の雰囲気にのまれてしまい、思うようなプレーができなかった」(岡田)。互いに得点を取り合う一進一退の攻防はファイナルゲームまでもつれ込み、さらには長いジュースにも突入した。そしてついに訪れた優勝の瞬間、相手の放ったショットがエンドラインを越えると明大は歓喜の輪に包まれた。 [松原輝] 試合後のコメント北本英幸監督――インカレ優勝を達成したことについて感想をお願いします。 「目標を達成したということで、選手たちは達成感からみんなすごく喜んでいます。チームでやってきた成果、チーム力が出る試合だと思っているのでOBの人とか保護者の人、出ていない部員の力が他の大学よりも勝っていたのかなと思います」 池口――今大会にはどのような気持ちで臨みましたか。 「春リーグでは優勝できたのですが、東インカレでは早大に決勝で負けてしまったので、インカレは気持ちの面で向かっていけたかなと思います」 米川――今後の戦いに向けた意気込みをお願いします。 「明大ソフトテニス部としてはインカレ連覇の経験がないので、史上初の連覇に向けて残りの試合から気持ちをつくって頑張っていこうと思います」 大辻――インカレの優勝を達成した今の気持ちをお願いします。 「インカレで優勝するために明大に入学を決めたので、素直にうれしい気持ちがあります。ただ、自分だけの喜びじゃないというか周りの人のおかげでここまで来れたのでそういう思いも心のどこかに置きながら、優勝をみんなで喜びたいと思います」 金山――準決勝の早大戦では二次戦に出場されましたが、体力面ではいかがでしたか。 「やはりきつかったのですが、後輩が準決勝で負けてきたところは僕らが抑えて絶対に後ろに回せないという気持ちでやっていました」 岡田――準決勝の早大戦を振り返っていかがですか。 「準々決勝までとは違って、観客とかチームの雰囲気とかも一気に変わって本当に空気にのまれたとしか言いようがないです。決勝や準決勝の舞台を今回経験させてもらったので、今回はあまり良くない試合だったと思うので次に生かしたいと思います」 中村――決勝の中大戦を振り返っていかがですか。 「自分たちが勝てば優勝を決められるという場面で、自分の中では勝つ気持ちで本気でプレーできたので良かったです」READ MORE -
男子ソフトテニス部 21年ぶりに王座制覇/全日本大学王座決定戦
ソフトテニス 2023.06.21全日本大学王座決定戦(以下、王座)が広島県福山市で行われた。明大は5年ぶりに今大会に臨み、前日の予選リーグを突破し決勝リーグへ進出。相手2校にストレート勝ちという圧倒的な実力を見せつけ、王座を制覇した。 ◆6・18 全日本大学王座決定戦(エフピコアリーナふくやま)<2日目><男子>〇明大5―0同大〇明大5-0福岡大 前日の予選リーグでは東北学大、四国大を下し、迎えた決勝リーグ。相手となるのは関西リーグ3位の同大と九州随一の強さを誇る強豪・福岡大だ。初戦は同大と対戦し、2番手の白川雄己主将(農4=尽誠学園)・池口季将(政経4=高田商)ペアが抜群のコンビネーションを披露し5-0で完勝を収める。5番手の1年生ペア、岡田侑也(農1=とわの森三愛)・中村悠峰(営1=能登)ペアは相手と互角の勝負を繰り広げ、ファイナルゲームにもつれ込むも最後は明大の意地を見せ勝利を収めた。 優勝を決める最終戦の福岡大戦。今大会予選リーグでは同大にストレート勝ちを果たした福岡大相手に、初戦からファイナルに持ち込まれる試合が繰り広げられる。大辻伸彬(農3=尽誠学園)・金山勇波(営3=霞ヶ浦)ペアが1番手として出場。第8ゲームまで接戦となり、ゲームカウント4-4まで追い詰められるもファイナルで大辻のボレーがさく裂。ゲームを奪取し大接戦を制した。2番手の澤田吉広(法4=羽黒)・池口ペアは危なげなくストレート勝ちを収め流れは明大へ。そして、勝てば優勝が決まる大一番を米川結翔(商3=尽誠学園)が4-2で快勝。優勝が決まり会場が歓喜に包まれる中、4番手、5番手ともに勝利し決勝リーグ最終戦もストレート勝ちで終えた。 春季リーグ戦優勝から王座出場、そして王座優勝という快挙を成し遂げた男子ソフトテニス部。今大会ではルーキーも活躍を見せこれからに期待がかかる。秋のインカレ制覇に向けてさらなる成長を遂げる。 [藤井直也]READ MORE -
全国王座に向けて大躍進 予選リーグを全勝で飾る/全日本大学王座決定戦
ソフトテニス 2023.06.18各地区のリーグ戦を勝ち上がった代表校が集う全日本大学王座決定戦(以下、王座)。明大は関東地区の王者として5年ぶりに今大会に臨んだ。初戦で東北学大を相手にストレート勝ちを収めると、続く四国大戦では苦しい試合展開を次々とモノにして決勝リーグへの進出を決めた。 ◆6・17 全日本大学王座決定戦(エフピコアリーナふくやま)<1日目><男子>〇明大5―0東北学大〇明大4―1四国大 ついに迎えた5年ぶりとなる王座。1日目の予選リーグは、9校が出場し三つのブロックに分かれて戦う。明大は東北学大、四国大と対戦した。全体の流れを左右する初戦。関東学生春季リーグ戦から抜群の安定感を誇る大辻伸彬(農3=尽誠学園)・金山勇波(営3=霞ヶ浦)ペアが1番手として重要な役目を見事に果たしてみせた。相手に流れを渡さない圧巻のゲーム展開で試合を進め、チームに勢いをもたらした。5番手までの選手たちも着実に勝利を重ねていき東北地区王者を相手にストレート勝ちを収めた。 続く四国大戦は初戦とは打って変わって接戦が繰り広げられる展開が目立った。2番手の白川雄己主将(農4=尽誠学園)・池口季将(政経4=高田商)ペアは相手のボレーやコースを突くショットに苦しむ。ファイナルまでもつれ込む激闘の末に惜しくも3―4で敗れ、王座でのチーム初黒星となった。しかし、その後は明大が意地を見せた。3番手の米川結翔(商3=尽誠学園)が相手に傾きかけた流れを取り戻すと、続く辻花陸(営2=能登)・中原壮琉(政経2=熊本マリスト学園)ペアが4―3で接戦を制し、決勝リーグへの進出を決めた。5番手の岡田侑也(農1=とわの森三愛)・中村悠峰(営1=能登)ペアも強烈なボレーを連発し相手を圧倒した。 2日目は各ブロックを勝ち上がった明大、同大、福岡大による決勝リーグが行われる。残り2勝まで近づいた全国制覇のチャンス。持ち前の勝負強さを武器に、頂点を必ずやつかみ取ってみせる。 [松原輝]READ MORE -
2日目 男子が堂々の全勝優勝で王座決定戦の出場権を勝ち取る/関東学生春季1部リーグ戦
ソフトテニス 2023.05.08春季リーグ2日目も男子部の破竹の勢いは止まらなかった。全選手が一丸となり勝利を重ねて全勝優勝を果たし、全日本大学ソフトテニス王座決定戦への切符を手にした。女子部では齋木菜々花主将(営4=昭和学院)・青松淑佳(政経2=昇陽)ペアを筆頭に各選手が粘りを見せる戦いを展開するも敗北が重なり、6位で今大会を終えた。 ◆5・7 関東学生春季1部リーグ戦(早大所沢キャンパステニスコート)<2日目><男子>〇明大4―1日体大〇明大3―2早大<女子> 明大1―2早大〇 明大1―2立大〇 2日目の男子初戦は昨年度の秋、全日本大学対抗選手権で敗れた日体大との試合。その悔しさをバネに鍛錬を重ねてきた明大は、4―1と快勝して見事リベンジを果たした。 全勝で迎えた優勝決定戦の相手は早大。1番手の米川結翔(商3=尽誠学園)・大辻伸彬(農3=尽誠学園)は先制を許すも、息の合ったプレーを繰り出し続けて逆転勝利。3番手シングルスの金山勇波(営3=霞ヶ浦)は鋭いショットを炸裂させ、相手に流れを譲ることなくストレート勝ちを収めた。5番手の岡田侑也(農1=とわの森三愛)・中村悠峰(営1=能登)は今大会で全勝賞を獲得することとなるペアと対決。デュースの状態から5回もデュースアゲインを繰り返すゲームを勝ち取り先制する。その後も一進一退のゲームを展開し、相手にプレッシャーをかけ続けた。岡田・中村は僅差で敗れるも、その間に4番手の辻花陸(営2=能登)・上田泰大(商1=尽誠学園)が勝利したことで、明大の優勝が決定した。 女子部では対早大戦で1番手の齋木・青松ペアが勝利を収める。しかし2番手シングルスの日高里歩(法3=昭和学院)、3番手の武田美咲(政経3=山形城北)・大野栞(法1=昭和学院)ペアが競り負け、明大は敗北を喫した。最終戦となる対立大戦では最後まで諦めずに粘りを見せるも勝利を重ねることができず敗戦。2日間を通して悔しい表情が目立った選手たち。6月3日に行われる入れ替え戦で勝利に歓喜する姿が見られることを期待したい。 [春田麻衣]READ MORE -
1日目 男子が接戦制し王座に向け3連勝/関東学生春季1部リーグ戦
ソフトテニス 2023.05.07激しい風の吹く中、開催された春季リーグ戦1日目。男子部は王座決定戦に向け幸先よく3連勝した。中でも白川雄己主将(農4=尽誠学園)・池口季将(政経4=高田商高)ペアは3戦全勝でチームの3連勝に大きく貢献した。女子部では試合のペースをつかめず苦しい試合が続くも、齋木菜々花主将(営4=昭和学院)・青松淑佳(政経2=昇陽)ペアが日体大戦、東女体大戦で勝利し、一矢報いた。 ◆5・6 関東学生春季1部リーグ戦(早大所沢キャンパステニスコート)<1日目><男子>○明大3―2国学院大○明大3―2法大○明大3―2中大<女子> 明大0―3国学院大○ 明大1―2日体大○ 明大1―2東女体大○ 男子初戦は、昨年度春季リーグ戦で敗戦を喫した国学院大との試合。第4試合まで2―2ともつれ込み、勝敗は岡田侑也(農1=とわの森三愛)・中村悠峰(営1=能登)の1年生ペアに委ねられた。プレッシャーのかかる中、第1、第2ゲームは相手のコースを突いた攻撃に苦しみ、2ゲームを先行される。しかし、第3ゲームではサービスエースやボレーが決まり、徐々に試合の流れを呼び戻す。迎えた最終セットでは鋭いレシーブなどで得点を重ね接戦を制し、チームは初戦からルーキーの活躍で好発進に成功した。 迎えた法大戦。1番手の白川・池口ペア、続く米川結翔(商3=尽誠学園)・大辻伸彬(農3=尽誠学園)が危なげなく快勝。3番手の金山勇波(営3=霞ヶ浦)はストレート負けを喫するも、4番手の辻花陸(営2=能登)・中原壮琉(政経2=熊本マリスト学園)がファイナルゲームにもつれる接戦を制し勝利。続く中大戦では1番手が敗戦するも2番手が勝利し、3番手シングルスでコートに立ったのは金山。序盤は相手のコースを突くショットとサイドラインぎりぎりのボレーに苦戦する。しかし、第3ゲームからはコートを広く使った丁寧なラリーを連発し、試合後半から本来のペースをつかみ見事勝利した。4番手の辻花・中原ペアが敗北し、試合の明暗を託されたのは1年生ペア。第1ゲームから相手にペースを握らせることなく岡田の積極的なボレー、中村の力強いショットが決まり勝利を収めた。 女子部では初戦・国学院大戦の第1ゲームから相手の勢いを止められずストレート負け。続く日体大戦では1番手の西山なつみ(政経1=昭和学院)・大野栞(法1=昭和学院)ペアが粘りを見せるも敗北。2番手シングルスの日高里歩(法3=昭和学院)もストレート負けを喫し、気持ちを切り替えて臨みたい東女体大戦でも試合のペースをつかめず第1、第2ゲームを落とし敗戦。悔しい結果となった。 [伊原遼太朗] READ MORE -
ファイナルゲームまでもつれる激戦 惜しくも3位に終わる/全日本学生選抜インドア大会
ソフトテニス 2022.11.27惜しくも決勝進出とはならなかった。全国から選抜された男女12ペアのみが参加する今大会。明大からは男子が1ペア、女子が3ペア出場した。明大勢はそれぞれ男女1ペアが準決勝に進出するも、敗戦を喫し3位に終わった。 ◆11・23 全日本学生選抜インドア大会▼男子の部 米川・池口ペア――3位▼女子の部 齋木・北川ペア――3位 木瀬・青松ペア――Aブロック敗退 原口・西東ペア――棄権 男子からは米川結翔(商2=尽誠学園)・池口季将(政経3=市立高田商)ペアが出場。9月に行われた全日本学生シングルス選手権でも優勝した米川のストローク力と積極的な動きが持ち味の池口との相性は抜群。予選リーグの2試合を、4―2、4-0と圧倒し、危なげなく準決勝へ駒を進めた。 準決勝の相手は中村・永江ペア(福岡大)。全日本学生選手権(以下、インカレ)でも16強入りの実績がある強敵だ。持ち味のコンビネーションで第5ゲームまで4―1と圧倒し、決勝進出まであと1ゲームに迫るもここから相手の強烈なストロークで押し込まれる。連続で4ゲームを奪われ4―5で敗戦。決勝進出はかなわず、惜しくも3位に終わった。 女子では齋木菜々花(営3=昭和学院)・北川アンナ璃咲(商1=京都光華)ペアが躍動。齋木から繰り出される角度のあるボールで相手を押し込み、チャンスボールを北川が決める流れで得点を量産する。デュースでもつれる場面でも集中力を切らさず戦い抜き、予選ラウンドを4―1、4―0で快勝し、準決勝へ進出した。 準決勝では今大会で優勝した箱崎・藤城ペア(四国大)と対戦。幸先良く2ゲームを先取し、ゲームカウント4―2で迎えた第7ゲーム。ここでゲームを取れば決勝進出だったが、10―12でゲームを落とすと一気に相手の流れに。その後もゲームポイントを奪われると、ファイナルゲームでは1-7と圧倒され4―5で敗戦。惜しくも3位で大会を終えた。 男女ともに3位で終わった明大勢。しかしながら今大会の出場選手は3年生以下が多く、フレッシュな顔ぶれだ。これからの成長、そして来年のインカレでは男子の2018年以来の優勝、女子の大会2連覇に期待したい。[久保田瞬]READ MORE -
女子 59年ぶりに大学対抗選手権を制し優勝!/全日本大学対抗選手権
ソフトテニス 2022.09.1059年ぶりの快挙だ。順当にトーナメントを勝ち上がり、迎えた決勝の相手は宿敵・日体大。合計4―1と圧倒し明大女子ソフトテニス部は1963年ぶりに、全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)での団体戦優勝という悲願を果たした。 ◆9・3~4 全日本大学対抗選手権(キリンビバレッジ周南庭球場)<女子><1日目>・1回戦○明大3-0千里金蘭大・2回戦○明大3-0大体大・3回戦○明大4-1福岡大<2日目>・準々決勝○明大3-0神戸松蔭女学大・準決勝○明大3-2四国大・決勝○明大4-1日体大※殲滅(せんめつ)戦 3ペアで構成されたチームで勝ち抜き戦を行う方式 1日目にベスト8進出を決め、迎えた2日目。対するは神戸松蔭女学大だった。1番手に出場したのは期待のルーキー・北川アンナ璃咲(商1=京都光華高)と齋木菜々花(営3=昭和学院)ペア。1ゲームを先取するものの、3ゲームを取られる苦しい展開からファイナルに持ち込み、最後は北川の前衛のストレートを抜くショットで試合をモノにした。この1戦で流れに乗った明大は続く青松淑佳(政経1=昇陽)・木瀬晶絵(政経4=須磨学園)ペアもファイナルゲームの末勝利。3試合目は原口美咲主将(商4=中村学園女子)ペア・西東彩菜(商3=文化学園杉並高)が相手後衛の強力なボールをも跳ね返し、ストレートで勝利を収めた。 続く2戦目は西日本王者・四国大。一次戦で北川・齋木ペアが敗れ、続く木瀬・青松ペアは勝利するものの、原口・西東ペアも敗れる絶体絶命のピンチ。しかし、明大女子ソフトテニス部はここで終わるチームではなかった。二次戦1試合目ではアウトの目立ってきた木瀬をルーキー・青松が華麗なボレーで救い、デュースをモノにして勝利。2試合目では木瀬が疲れをものともせず、クロス展開からコースを突いた攻めを見せ勝利。2本回しの活躍で決勝へと駒を進めた。 すっかり日も暮れナイターでの開催となった決勝戦。最後の相手は春季リーグ戦で惜しくも敗れ、王座をさらわれたライバル・日体大との再戦だった。ここで明大は初戦から大将ペア、西東・原口ペアを投入。ここでも原口の力のあるストレートと西東のボレーが決まり、4-1で勝利。この1戦が明大に流れを呼び込み、北川・齋木ペアが日体大の大将ペアを撃破した。3戦目では日体大に意地を見せつけられ1戦を落とすものの、最後は二次戦で西東・原口が勝利し、明大はチーム一丸となっての栄冠をつかみ取った。 [栗村咲良] READ MORE -
男子 準決勝で敗れ3位でインカレ終える/全日本大学対抗選手権
ソフトテニス 2022.09.08山口県を舞台に全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)が3年ぶりの開催となった。男子は初日を3戦全勝で終え、2日目は国学院大との激戦を制しベスト4まで進出。最後は日体大に敗れたものの3位でインカレを終えた。 ◆9・3~4 全日本大学対抗選手権(山口県維新百年記念テニスコート・宇部市中央公園テニスコート)<男子><1日目>・2回戦○明大3―0履正社スポーツ専門学校・3回戦○明大3-0専大・4回戦○明大3-0星城大<2日目>・準々決勝○明大3-2国学院大・準決勝明大1-3日体大○ 今年度、東日本インカレを制した明大。「チームとして良い雰囲気だった」(斎藤龍二・法4=羽黒)。初日は履正社スポーツ専門学校、星城大、専大にいずれも3―0で勝利を挙げ、2日目へと駒を進めた。 大会2日目、ベスト4を懸けて争うのは国学院大。第1試合に登場した米川結翔(商2=尽誠学園)・池口季将(政経3=大和高田市立高田商)ペアだったが、「優勝に懸ける思いが空回りしてしまった」(池口)と室内コート特有の暗さや横風に対応できず敗戦。第3試合の田中駿平主将(営4=上宮)・白川雄己(農3=尽誠学園)ペアも敗れ、一次戦は2試合を落とす厳しい展開に。しかし、ここでチームを救ったのが金山勇波(営2=霞ヶ浦)・斎藤ペアだ。一次戦で唯一勝ち星を挙げた同ペアは、二次戦、三次戦と立て続けに勝利。2人で相手を全滅させる3本回しを見せ、チームをベスト4へ導いた。 金山と斎藤が試合でペアを組むのはこの国学院大戦が初。実は金山とペアを組んでいた鈴木竜弥(法4=東北)が初日のプレー中に負傷していた。そこで鈴木の代わりとして、金山と何度か練習で組んだことがあり、鈴木と同学年の斎藤に白羽の矢が立った。「同期のケガだったので、同期に恥じないというか、代打としてしっかりと向かっていこうという気持ちだった」(斎藤)。その言葉通り、気迫あふれる強烈ボレーで得点を量産。代打としての役割を完璧に全うした。さらに「即席ペアなので、試合中に何度もレシーブのコースなどを打ち合わせして、次のプレーに早く入れるようにした」(斎藤)と金山との連携を試合中に高めていったことが、3本回しにつながった。 続く準決勝・日体大戦は「技術は僕らも負けていないので、本当に紙一重だった」(池口)とハイレベルなラリーの応酬が続いた。第1試合、田中・白川ペアは勝利したものの、明大は要所で日体大にリードを奪われていく。好調の金山・斎藤ペアも3-4の僅差で敗れ挽回することはできなかった。最終的に1-3での敗戦。決勝の舞台には進めず、中大との同率3位という結果に終わった。 [澤尚希] 試合後のコメント田中主将――インカレはどういった位置付けで臨みましたか。 「僕が主将になる前からずっとインカレで優勝することを目標としてやってきて、今回優勝したかったのですが、これから後輩たちに頑張ってもらいたいです」 池口――試合中ベンチから声出しをする姿が印象的でした。 「金山と斎藤は体力的にもきつかったと思うし、国学院大戦では僕は負けていて『勝ってこいよ』と言うのもずうずうしい話で。声を出していたのは、負けて終わりたくないから頑張ってほしいなという気持ちからです」 斎藤――日体大戦での敗因はどこにありますか。 「自分たちが勝っている試合は、苦手なレシーブゲームを1ゲーム、気合を入れて勝っていたのですが、その気合いを入れたレシーブゲームを取ることができなかったことが敗因かなと思います」READ MORE -
女子 日体大に敗れ頂点には届かず/関東学生春季1部リーグ戦
ソフトテニス 2022.05.11初日を3連勝で終えて臨んだ2日目。原口美咲主将(商4=中村学園女子)・西東彩菜(商3=文化学園杉並)ペアの全勝賞を獲得する活躍もあり、東女体大に勝利して優勝を目前にするも日体大に敗れ、4勝1敗の2位に終わった。 ◆5・7~8 関東学生春季1部リーグ戦(白子町サニーテニスコート)〈女子〉〈1日目〉〇明大3―0慶大〇明大3-0青学大〇明大3-0早大〈2日目〉〇明大2―1東女体大 明大1-2日体大〇 初日の試合で慶大、青学大、早大を相手に1ゲームも与えない無傷の3連勝を収めた明大は2日目、勢いもそのままに東女体大と日体大との試合に臨んだ。東女体大戦は、1-1で迎えた3組目ダブルスにおいて木瀬晶絵(政経4=須磨学園)・青松淑佳(政経1=昇陽)ペアがファイナルまでもつれた攻防を制し、接戦をモノにした。 優勝が懸かる中で迎えた日体大戦は相手の勢いに押される場面が目立った。全勝賞を獲得した原口・西東ペアが粘り勝ちを収めたものの、それに続く2組目シングルスの齊木菜々花(営3=昭和学院)、3組目ダブルスの木瀬・青松ペアが勝ち切ることができず、1-2で敗れた。大一番の場面で「受け身になってしまった」(木瀬)。日体大の力強いボレーや難しいコースを突いた攻撃に苦しみ、序盤から相手に主導権を握られる展開の中で本来のプレーができなかったことを悔やんだ。2位という好成績を収めた一方、チームの課題として原口は「負けている時の雰囲気を改善し、チーム内で切磋琢磨する」ことを挙げた。それらを克服し、さらなる成長につなげたい。 次に目指すのはインカレ優勝だ。プレーする選手だけでなく、応援するメンバーも含めて「一体となって戦うことができた」(木瀬)とチームの団結力に自信を見せる。「全員で本気で日本一を」(青松)。頂点にあと一歩届かなかった悔しさは必ずや次の舞台で晴らせてみせる。明大の挑戦はまだ始まったばかりだ。 [松原輝] 試合後のコメント原口主将――リーグ戦を振り返っていかかでしたか。 「新入生も入ってきて全員でまとまって団結できるかという不安もありましたが、下級生も付いてきてくれた上に、自分が出た時も応援がたくさん聞こえて全員で戦えたと思います。」 ――全勝賞につながった要因はございますか。 「以前は負けた時にしっかりペアで話し合いができていないと思ったのですが今回は2人で次の対戦に向けての戦略などを考えられるようになったので、そこが勝因だと思います。」太田博勝女子監督――試合をご覧になっていかがでしたか。 「試合の入り方やゲームの仕方で良くなかったところもあったので、試合のやり方を再度確認させたいです。」 ――次の試合に向けて意気込みをお聞かせください。 「7月の東日本インカレまでに修正して、9月に行われるインカレに合わせたいと思います。」READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【ソフトテニス部】BEYOND
快進撃は止まらない。昨年度、男子は創部初のインカレ団体戦優勝、女子は宮下こころ(営2=文化学園大杉並)が皇后杯連覇とチーム史に残る輝かしい結果を収めたソフトテニス部。今年度も男女ともに日本一を狙える実力は健在だ。過去の栄光を越え、さらなる高みへ。本特集は進化を続ける選手たちを取り上げる。READ MORE -
【ソフトテニス部】Rising
頂点を目指す1年が始まる。近年大きく飛躍を遂げているソフトテニス部。男女ともにインカレ優勝を狙えるだけの力を付けている。そんなチームも昨年は、男女ともに惜しくも団体戦のタイトルには手が届かず。しかし、チーム力は長い部の歴史の中でも史上最強の呼び声高い。今年こそ悲願の団体優勝へ。本企画はそんな成長を続けるソフトテニス部を取り上げる。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
東京オリンピックが開催された昭和39年に創部される。軟式庭球とも呼ばれ日本発祥の競技で、主にアジア圏で盛んに行われている。ソフトテニスのボールは形が変幻自在に変化し、選手の繰り出す軟式ならではのサーブは見物だ。男子と女子に別れて活動をしており、主に生田キャンパステニスコートで練習を行っている。2015年には女子も創部初の1部リーグへと昇格。現在は男女共に1部リーグ所属と、古豪から強豪へと名をはせ始めた。日本代表も数多く選出されており、近年の活躍が目まぐるしい。長らく頂点から遠ざかっているが、明大が栄冠を奪う日も近い。