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筑波大に敗北 ベスト8で姿を消す/全日本学生選手権
ハンドボール 2021.11.09ベスト4を懸けた試合は筑波大との対戦。前半を6点ビハインドで折り返し明大は後半での逆転が勝利への絶対条件となった。しかし、後半も相手のペースに圧倒され20-28で敗戦し涙を流した。 ◆11・6〜10 全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)▼11・8 対筑波大戦(小瀬スポーツ公園体育館) 明大20{8―14、12―14}28筑波大○ 対戦相手は一昨年も準々決勝で対戦し敗れた因縁のある筑波大。「リベンジを果たしたい」(高橋海主将・営4=法政二)と強い気持ちで試合に臨んだ。しかし、そんな気持ちとは裏腹に開始1分で先制点を許してしまう。その後もシュートのミスが相次いだ他、退場者を出してしまい流れに乗れず8―14で前半を終えた。 勝負の後半。高橋の幾度ものスーパーセーブと4年生の平井龍斗(農4=氷見)や千葉海斗(法4=洛北)の得点で一時は2点差にまで迫る。だが筑波大は簡単に倒せる相手ではなかった。「セットオフェンスで点が取れるバランスの良いチーム」(櫻井睦哉・商4=藤代紫水)に4連続得点を許すなど勢いにのまれていく。そして、反撃も全く及ばず28―20で無念のブザーが鳴り響いた。 新型コロナウイルスの影響で限りある大学での4年間のうち2年は活動の制限や大会の中止が相次いだ。それでも前を向き、一丸となって戦い成長してきた明大ハンドボール部。ここで終わりではない。先輩の悔しい思いは後輩が来年、再来年で晴らしていく。明大の明るく輝かしい未来へ。後輩へとバトンが渡された。 [堀純菜] 試合後のコメント加藤良典監督――試合を振り返っていかがですか。 「昨日一昨日と良い形で勝ち切って今日もその勢いで勝ち切りたかったのですが、チーム力として相手の方が上だったなというのが今日の感想です」 ――監督から見て4年生はどんな学年でしたか。 「今の4年生は自分が監督就任1年目の時に高校3年生で、自分が優勝するために高校生の大会とかに足を運んで自分の目で見て集めてきた選手だったので、本当に思い入れのある選手たちでした。しっかり4年間ハンドボールをやってくれて最後はチームをまとめてくれたので本当にチームに大きな財産を残してくれたかなと思います」 高橋――後輩へメッセージをお願いします。 「今日負けてしまってかなり悔しい思いをして涙を流している選手もいて、そういった悔しかった気持ちを生かして、一日一日を過ごしてほしいなと思います」 大畠洋斗(政経4=法政二)――4年間を振り返っていかがですか。 「1年生から試合に出ていましたが2年生になってさらに活躍することがなかなかできず、そんな中で3年生ではコロナ禍になってしまいました。大学で成長できた気がしないまま4年生になってしまい、春季リーグも結局コロナ禍でなくなってしまって、不安なまま迎えた4年生の最後でした。4年生みんなで自分だけの力でやろうとしないで周りの力を借りて何とか勝とうと思ったのですが、最後はコートに立てずとても悔しいです」 櫻井――今後のチームに期待することは何ですか。 「来年以降のチームはやはりリーダーシップを取れる選手があまりいないと思うので、リーダーシップを取る人を中心としてみんなでまとまってその選手にしっかりと付いていくようなチームにならないといけないと思います」READ MORE -
エースが躍動! 高松大下しベスト8進出/全日本学生選手権
ハンドボール 2021.11.07初戦を逆転勝利し、迎えた2回戦は高松大との対戦。試合開始直後から連続得点で点差をつけ、主導権を握る。後半は一時2点差まで迫られるも、エース・可児大輝(政経3=中部大春日丘)の活躍でリードを保つ。最終的には4点差で勝利。ベスト8進出を決めた。 ◆11・6〜10 全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)▼11・7 対高松大戦(小瀬スポーツ公園体育館) ○明大29{16—10、13—15}25高松大 硬い入りとなった前日とは打って変わり、明大は前半から破竹の攻撃を見せる。「対策したことができた」(高橋海主将・営4=法政二)。変則的なディフェンス形態を取る相手を苦にせず、得意な守りからの速攻の形で得点を重ねる。早い段階で流れをつかみ、優位な状況をつくり出すと、そのまま攻守で相手を圧倒し、5点差でハーフタイムへ。 迎えた後半だったが、立ち上がりから2連続でゴールを決められると、勢いづいた相手チームの雰囲気に押され、猛追を許す。2点差というところまで迫られ、劣勢に。しかし、苦しい時間帯に可児が得点を量産。追いすがる相手をはねのけると、再びリードを広げる。「最終的にはいい形になった」(可児)。持ち味を取り戻した明大は4点差で試合を締めくくり、ベスト8進出となった。 可児はこの試合で単独10得点を記録。「エースとして」しっかりとその役割を果たした。次戦の相手は2年前に同じ舞台で敗れている難敵・筑波大。「必ず勝ってベスト4へ行く」(加藤良典監督)。目標の日本一へ向けて、2年越しのリベンジなるか。今後の試合も目が離せない。 [細田裕介] 試合後のコメント加藤監督——今日の試合の振り返りをお願いします。 「相手のディフェンスシステムが高めでプレスディフェンスだったので、そこに対応しきれない部分がありましたが、最後勝ち切ることができてよかったです」 ——チームの状態は良いですか。 「昨日、今日と厳しい試合でしたが、そこでチームがまとまって勝ち切れているので、チーム状態は良いと思います」 高橋——今日、チームでよくできていたことは何ですか。 「リードしている時間帯にはディフェンスをしっかりやる。そして速攻したら戻るというのを徹底したことが良かったと思います」 ——ベスト8へと進出しましたが、明日への意気込みを教えてください。 「2年前ベスト8で筑波大と対戦して負けて、くしくも同じ対戦相手なので、チーム全員でしっかり戦って勝って、リベンジを果たしたいと思います」 可児——前日の試合から修正したことを教えてください。 「相手が変則ディフェンスだったので、そこの攻め方はミーティングでみんなで案出して話しました」 ——チームの流れが悪い時に、自分が点を取って変えようと意識していましたか。 「自分がエースとして決めなければいけないところはしっかり決めて、流れをつかめたので、そこは本当に良かったと思います」READ MORE -
インカレ開幕 絶好調の滑り出し/全日本学生選手権
ハンドボール 2021.11.06インカレ初戦の相手は関大。前半は5点差をつけられる場面もあったが、後半は流れをつかみ逆転に成功する。その勢いはとどまることを知らず、高橋海主将(営4=法政二)や大畠洋斗(政経4=法政二)の活躍もあり、6点差をつけ快勝。最高のスタートを切った。 ◆11・6~10 全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)▼11・6 対関大戦(小瀬スポーツ公園体育館) ○明大33{11―14、22―13}27関大 2年ぶりの開催となったインカレ。下級生にとっては初めての全国大会となる。前半はその独特の雰囲気に慣れないということもあってか、守りが弱くなり、プレーに硬さが目立つ。一時は5点差をつけられ、関大にリードを許してしまう。しかし、それも「想定内」のことで、「自分たちの集中を切らさず、やる事を徹底しようとした」(大畠)。前半はスムーズな動きを見せず3点差となるも、焦ることなく後半での逆転を狙っていた。 後半開始のホイッスルが鳴ると、すぐに櫻井睦哉(商4­=藤代紫水)がシュートを決める。その流れに乗り、徐々に点差を縮めていく明大。後半から取り入れた5―1ディフェンスも機能し、失点を許さない。その勢いはますます加速し、次々に得点を量産していく。それ以降も危なげなく試合は進み、満ちあふれた笑顔で試合終了。上々の滑り出しとなった。 「4年生がよく頑張っていた試合だった」(加藤良典監督)。高橋は幾度となく好キーピングを見せ、大畠は7得点を決めてチームに大きく貢献した。ハーフタイムの話し合いも4年生が主体となって進め、そのことが後半での切り替えにつながった。4年生は今大会が学生最後となる。明大初のインカレ優勝を果たし、引退の花道を飾りたい。 [波木井里紗] 試合後のコメント加藤監督――今日の振り返りをお願いします。 「昨年はインカレが開催されなくて、2年ぶりのインカレでした。初戦ということで、前半と後半の途中まで、プレーに硬さだったり、インカレ独特の雰囲気にのまれていた部分はあったと思います。しかし、後半はディフェンスを立て直して、速攻で点を取り始めていました。まず初戦を勝てて良かったです」 高橋――試合を通してセーブが多く、特に後半の大事な場面で目立っていました。 「戦ったことがない相手だったので不安ではありましたが、試合の中でそこをしっかりと修正して、ディフェンスで勝負どころとかセットでしっかり守るというところが良いキーピングにつながった結果なのかなと思います」 ――前半の苦しい時間帯に仲間に声掛けしていたことはありますか。 「前半はやることをできていなかったことがリードされてしまった原因だったので、そこをしっかり後半につなげて、しっかりチームを信じてやろうと声掛けていました」 大畠――ハーフタイムは選手中心で話をしていました。チームづくりで工夫していることありますか。 「結局学生スポーツなので、4年生が引っ張らないといけないと思っています。4年生でよく話し合って、チームに伝えるようにしています。4年生が主体となって、チームを立てています」 ――後半はいい雰囲気でした。 「すごく楽しかったですね。ああいう雰囲気を前半から出せれば優勝も狙えると思うので、明日も最初からあの雰囲気が出せるように頑張りたいと思います」READ MORE -
怒涛の2連勝 日大を撃破/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2021.10.18秋季リーグ最終戦は日大との対戦。序盤から徹底した守備から強みの速攻を生かしてゲームの主導権を握り、6点差をつけ前半を終える。後半も勢いを落とすことなくペースをつかみ9点差をつけ快勝した。 ◆9・4~10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)▼10・17 対日大戦(国士大多摩体育館) ○明大32{18―12、14―11}23日大 順大戦からの波は止まらない。昨日の順大との激闘を制し迎えた日大戦。「アップの時から盛り上がっていて勝てる雰囲気があった」(川久保拓郎・農2=高知中央)。疲れを感じさせず、前半から堅い守備で相手に得点を許さない。守備からの速攻を確実に決め、試合の流れをつかんだ。終始明大のペースで進めることができ、6点の差をつけて前半を終える。 前半からの流れは留まることを知らず。迎えた後半は、序盤こそ相手の猛攻で2点差まで追い付かれたものの石田知輝(農3=洛北)、川久保らの活躍により再び日大に差をつけ、リズムが完全に明大のモノとなった。「ゲームを通して自分たちの流れでできた」(高橋海主将・営4=法政二)。試合は9点差をつけ快勝。リーグ最終戦をいい状態で終えることができた。 11月上旬には全日本学生選手権(以下、インカレ)が控えている。「リーグ戦で出た課題をしっかりと修正してインカレ優勝を目指す」(加藤良典監督)。負けなしで終えることができたリーグ戦後半。もう明大は誰にも止められない。 [須藤聖広] 試合後のコメント加藤監督――試合を振り返っていかがですか。 「自分たちがやろうとしていたディフェンスからの速攻で点を取ることができて、リーグ戦の中で一番いい試合でした」高橋――インカレへの意気込みをお願いします。 「インカレ優勝を目標に1年間練習してきたので、この調子をキープしつつ優勝できるように頑張りたいです」川久保――試合前はどのような気持ちでしたか。 「僕の役割は点を取るだけなので先輩のために出場しないで済むように頑張りました」 READ MORE -
ラスト1分で決まる! 接戦の末手に入れた初勝利/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2021.10.16秋季リーグ9戦目は順大との対戦。前半は速攻から良い流れを作り明大のペースで試合を進める。後半は順大の勢いに圧倒され一時逆転を許すもラスト10秒のところでシュートを決め見事逆転勝利を収めた。 ◆9・4~10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)▼10・16 対順大戦(駿河台大体育館) ○明大33{19―16、14―16}32順大 「何が何でも勝ちたい」(高橋海主将・営4=法政二)。勝利をつかめていないまま迎えた順大戦。開始のホイッスルが鳴ると、速い攻守の切り替えで点数を取っていく。その後シュートミスから相手にボールが渡っても堅いディフェンスで得点を許さない。それが良い流れにつながり安定的なプレーを見せる。その結果、3点差をつけて前半終了。 前半の良い雰囲気そのままに明大が突き放すかと思われたが、順大が破竹の勢いで連続ゴールを決める。徐々に相手のペースにのまれていく明大。詰め寄られ試合時間残り4分のところで同点に並ばれる。また、激しい点取りの末に逆転まで許してしまう。全員でディフェンスをして全員で攻める。ラスト10秒のところで谷口尊(商2=北陸)がシュートを決め逆転しそのまま試合終了。新チームになって初の公式戦勝利を手にした。新しいチームメンバーで収めた初勝利は「自信につながった」(石田知輝・農3=洛北)。 いよいよ明日で最終戦を迎える秋季リーグ戦。次の試合の結果によって変わる入替戦への出場。「今までやってきた通りチーム一丸になって勝ちにいく」(石田)。もう負ける選択肢はない。インカレまでまだ緊張を切らさない。 [堀純菜] 加藤良典監督――試合を振り返っていかがですか。 「前半は本当にディフェンスも機能していて連続で点を取れていたので自分たちがやろうとしてきたことは前半に関してはしっかりできていたなと思います。後半は退場が出てリズムが崩れたり、放せるところで放せなかったりした部分がありました」高橋――次戦への意気込みをお願いします。 「日大はまだやったことない相手なので分からないですが、今日勝ち切れていい流れではあるのでその流れを生かして、反省するところは反省してという感じでしっかり勝ち切りたいと思います」 石田――速攻で得点を決めていらっしゃいましたがご自身の活躍についていかがですか。 「100%で走ろうと毎回思っていましたが外してしまったので、そこは反省ですね。でも、そこそこ良い感じに決めれたのではないかと思います」 谷口――最後シュートを決めましたがどんな気持ちでシュートを打ちましたか。 「チャンスの時に自分が何回もミスしてチームに迷惑をかけていて、最後自分が決めてやろうと思っていたのでシュートを打ちました」READ MORE -
攻守ともに躍動 日体大に価値ある引き分け/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2021.10.04今試合の対戦相手は秋季リーグ暫定2位の日体大。序盤から粘りの姿勢見せ、16―14で前半戦を終えた。土壇場で逆転を許したが、可児大輝(政経3=中部大春日丘)のシュートで同点に追い付いたところでゲームセット。2戦連続の引き分けとなった。 ◆9・4~10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)▼10・3 対日体大戦(国士大多摩体育館)明大26{16―14、10―12}26日体大 「開き直ってやるしかない」(高橋海主将・営4=法政二)。いまだ白星のない明大は秋季リーグ暫定2位に位置する日体大と対戦。それでも相手のプレーにひるむことなく、チームで心を一つにして試合に臨んだ。「相手のディフェンスに穴があった」(加藤良典監督)。相手の弱点を突く攻撃で序盤は一進一退の攻防が続く展開に持ち込む。さらに、前半終了残り1分を切ったところで2つのシュートが決まり、リードに成功。16―14のセットスコアでハーフタイムへ突入した。 初勝利へ向けた勝負の後半戦。特に光ったのは高橋のセーブだ。「受け身にならずに攻めてやろう」(高橋)。強気の姿勢で相手の強力なシュートを何度も止め、前半戦からのいい流れを保つ。また、高橋がセーブするたびにベンチからは大きな歓声が上がった。「チームが一つになったという象徴」(高橋)。試合を重ねるごとに高めていったチーム力が今試合で見られた。だが、終盤になると失点やシュートミスが相次ぎ、一時は逆転される窮地に陥る。残り20秒を切ったところでタイムアウト。「必ずシュートで終わろう」(加藤監督)。その言葉通り、最後は可児がシュートを決め同点に。格上相手に引き分けと実りのある試合となった。 「明治らしいところが出た」(可児)。今試合も勝利をつかめなかったものの、徐々に本来の姿を取り戻しつつある。この勢いのまま次戦に挑み、秋季リーグ初勝利を目指す。[永井涼太郎]試合後のコメント加藤監督――今日の試合はいかがでしたか。 「今日の試合に関してはリーグ戦の中で一番良い試合でした。次につながる試合ができたと思います」 ――キーパーの高橋についてはいかがですか。 「本当に試合の局面のところでよくセーブしてくれました。本当に主将としての仕事をしっかりとやってくれたと思います」 高橋――今後に向けての意気込みをお願いします。 「再来週の2試合は本当に負けられない試合ですし、インカレにつながる試合にするためには勝ち切るしかないのでこの1週間でしっかり進歩した練習をして最後の2連戦はしっかりいい形で勝って終われるように頑張ります」 可児――最後には同点となるシュートを決めました。 「そこは最後エースとして決めないといけないところでした。本当にみんなが信じてくれたのでシュートがうまくいったかなと思います」READ MORE -
惜しくも白星逃す 法大に引き分け/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2021.10.022週間の期間を経て、迎えた第6戦の相手は法大。試合は序盤から競った展開が続き、同点で前半を折り返す。後半は流れが悪い時間が続くも、終盤に連続得点で3点のリードを奪う。このまま勝ち切るかに思われたが、残り10秒と言うところで粘り切れず同点に。両軍譲らず引き分けという結果となった。◆9・4〜10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)▼10・2 対法大戦(国士大多摩体育館) 明大27{14 ―14、13―13}27法大 「まずは一勝」(加藤良典監督)。ここまで白星ゼロの明大。是が非でも勝ちが欲しい一戦は、試合開始直後から激しい点の取り合いとなる。両チームともに速攻で点を狙う形となり、目まぐるしく攻守が入れ替わる試合運びに。結果、前半は14—14のタイスコアで終えることとなった。 勝負の後半。これまでの試合は終盤に粘り切れずに落とすという展開が多かった。しかし、今日は違った。後半の初めに4点のビハインドを負うも、可児大輝(政経3=中部大春日丘)のロングシュートや、守護神・高橋海主将(営4=法政二)の連続セーブなどが飛び出し、流れをつかむ。勢いに乗ったチームはそのまま6連続得点で一時3点のリードを奪った。このまま試合を締めて、初白星を手にするかに思われた。ところが、不運な形で失点すると、勢いを吹き返した相手に詰められる。残り10秒というところで同点になりそのまま試合終了。黒星を喫することはなかったが、悔しい結果となった。 勝利することはできなかったが、確かな手応えをつかんだ。「苦しい時間帯に我慢することができた」(高橋)。明大らしいディフェンスが光る場面も多く、持ち味を発揮。次戦は強豪・日体大との試合だが、チーム一丸となって立ち向かう。 [細田裕介] 試合後のコメント加藤監督——どのような点の取り方を狙っていましたか。 「ディフェンスをしっかり守って速攻で点を取るというのと、セットオフェンスもシンプルにワイドに位置をとって一対一をするというのを徹底してやっていました」 高橋——今日の試合を振り返ってください。 「終始相手にリードされる展開が多かった中で、後半の途中から逆転することができました。結果的に同点でしたが、良かったと思います」 ——次戦への意気込みを教えてください。 「相手は強いので、思い切りプレーして勝ちにこだわる以前に楽しむということを意識したいと思います」 可児——後半流れをつかみましたが、戦略はありましたか。 「戦略は特になかったです。ずっと負け続きだったので、がむしゃらに勝たないとという気持ちでプレーしました」 ——次回に向けて修正したいことを教えてください。 「ばらばらなところを皆で話し合ってまとめて、もう一回つくり直したいです」READ MORE -
早大に惜敗 逆転許し5連敗/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2021.09.204連敗を喫し、なんとしても白星がほしい第5戦の相手は早大。立ち上がりから、気迫のこもった守備で主導権を握り、前半を2点差で折り返す。後半も粘り強く戦い、なんとかリードを保つ展開に。このまま逃げ切り、初白星を手にするかに思われた。しかし、終盤に相手に流れをつかまれると、逆転を許し敗戦。初白星はまたしてもお預けとなった。 ◆9・4~10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)▼9・19 対早大戦(東海大湘南キャンパス総合体育館) 明大25{14―12、11―15}27早大○ 試合開始直後から意地を見せた。連携の取れたポストプレーから先制点を奪うと、そのまま良い流れをつかみ相手を圧倒する。「自分たちのペースで試合ができていた」(高橋海主将・営4=法政二)。堅いディフェンスからの速攻を用いて、早い展開で得点を重ねる。高橋のスーパーセーブも炸裂(さくれつ)し、追いつかれることなく2点差で前半を折り返した。 良い流れで迎えた後半。前半と同じく、堅守速攻の形で相手をかわし続ける。僅差の展開ではあったが、優位な流れを保ったまま、時計の針は進んだ。このまま逃げ切れるかに思われたが、残り10分を切ったあたりから勢いに陰りが見え始める。簡単なミスが増え、オフェンスの展開で苦戦。相手の速攻を止められなくなり、試合をひっくり返されてしまう。「1点への重みの感じ方が軽い」(大畠洋斗・政経4=法政二)。勝負どころでの1対1も決め切ることができず、リズムを取り戻せない。そのまま試合終了となり、惜敗。悔しい5連敗となった。 課題は試合終盤での勝負強さだ。勝ち星から遠い中、「本当に勝ち切る」ためにはチーム力の強化が不可欠。2週間の練習を経て、勝てるチームへの修正を目指す。細かなミスをなくし、次につながる勝利をつかむ。[細田裕介] 試合後のコメント加藤良典監督——次の試合まで2週間あるがそこで何か行っていきたいことはありますか。 「怪我人なども出ているのでコンディションを調整しながらディフェンス、オフェンス含めて修正点を明確にしてやっていきたいです」高橋——次の試合への意気込みを教えてください。 「次の試合も勝ちに行き、その中で一人一人がしっかり考えてやっていくということを目標に、インカレにつながる試合にできればと思います」大畠——今日の試合を振り返っていかがでしょうか。 「自分たちのやるべきことをしっかり確認して挑み、前半はそれが出る形でしたが、1試合通して継続する部分では集中力が切れてしまい、負けにつながったと思います」 READ MORE -
流れをつかめず逆転負け 4連敗で次戦へ/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2021.09.18秋季リーグ4試合目は筑波大との対戦。好調な滑り出しで流れをつかみ、2点リードで前半を終える。しかし、後半開始直後に巻き返され、相手の勢いをとどめることはできず。連敗数を4まで伸ばした結果となった。 ◆9・4~10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)▼9・18 対筑波大戦(東海大湘南キャンパス総合体育館) 明大18{10―8、8―15}23筑波大○ 「今日は本気で勝ちに行く」(高橋海主将・営4=法政二)。リーグ開幕からの3試合は全て敗北。何としても悪い流れを断ち切りたかった。序盤は好調な立ち上がりで先行を許さず。堅い守りからの速攻で点を決めていく。「自分たちがやろうとしていたことができた」(加藤良典監督)。中大戦での大敗から1週間。ミーティングと練習を重ねてきたその成果は確かに現れた。中盤、筑波大は徐々に調子を上げていくが、流れは渡さない。接戦の中でも優勢を保ちつつ、10―8で前半を終えた。 しかし、後半開始から3分も経たぬうちに連続失点し、逆転を許してしまう。それでも、石田智輝(農3=洛北)の百発百中シュートの貢献で点差は広がることなく、拮抗(きっこう)した展開に。後半20分を経過すると、相手の勢いにのみ込まれるばかりだった。キャプテンが「まだまだ」と発破を掛けるも、次第にディフェンスは崩れ、ミスも目立つように。「チームの士気は下がっていない」(石田)ものの、筑波大の攻守の切り替えに追いつけず。そのまま試合終了となり、念願の初勝利はかなわなかった。 詰めの甘さが出る試合だった。体力面での力不足が浮き彫りに。さらなる成長のために必要なのは最後まで粘り続けることだ。「4連敗してしまって本当に後がない」(高橋)。今回出た課題を修正し、次こそ勝利をつかみ取りたい。 [波木井里紗] 試合後のコメント加藤監督――今日の試合はいかがでしたか。 「自分たちがやろうとしたことはディフェンスを含めてできていたと思いますが、セットティフェンスで点が取れなかったり、後半の最後にディフェンスが崩されたことがありました。後半の最後を修正できれば次の試合にもっと戦えると思います」 高橋――立ち上がりが良かった要因は何でしょうか。 「試合前のミーティングで話した通り、しっかりディフェンスで守って速攻で得点を重ねてということがしっかり機能していたので、そういった部分で前半はリードする展開になったと思います」 可児大輝(政経3=中部大春日丘)――接戦でした、特にきつかった部分はありますか。 「体力ですかね」 ――今後の意気込みをお願いします。 「まず1勝したいですね。そうしたら自分たちに流れが来ると思うので、インカレにつながれるようにとりあえず1勝してどんどん勝っていきたいですね」READ MORE -
中大に敗戦 秋季リーグ3連敗/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2021.09.132連敗スタートとなった秋季リーグ第3戦は中大との対戦。序盤は粘り強いディフェンスを見せるも、徐々に相手の勢いに押され5点のビハインドで前半を折り返す。後半も質の勝る相手に点差を広げられ敗戦。痛い3連敗となった。 ◆9・4〜10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)▼9・12 対中大戦(国士大多摩体育館)明大24{11—16、13—17}33中大○ 前半から苦戦を強いられる。開始直後に5 点差をつけられたが、タイムアウト後から修正。武器である粘り強いディフェンスを取り戻し、一時は2点差に迫った。しかし、攻守両面で質の高い相手に苦戦し、流れをつかみ切れない。「だんだん雑になってしまった」(高橋海主将・営4=法政二)。徐々に点差を離され、5点差で前半を折り返した。 逆転を目指して迎えた後半だったが、引き続き苦しい試合運びとなった。前半からの悪い流れを断ち切れず、持ち味の堅い守りも影を潜める展開に。簡単なミスも目立ち、相手に連続得点を許してしまう。「精度の差が出た」(谷口尊・商2=北陸)。完成度の高い相手に力負けし、大差での敗戦となった。 3連敗となり苦しい状況となった。「練習していく中で完成度を高めていかなければならない」(高橋)。残りの6試合を一戦一勝の気持ちで戦う。敗戦で得た課題を修正し、勝利を目指す。 [細田裕介] 試合後のコメント加藤良典監督——今日の試合の振り返りをお願いします。 「なかなかディフェンスで守ってリズムがつくれなかったのでゲーム展開としてはとても厳しい内容でしたね」 ——来週の試合までに修正していきたいことはありますか。 「いいプレーも出てきているのでセットオフェンスを全体的に修正して2連戦に向かいたいと思います」 高橋——今日の試合の振り返りをお願いします。 「相手がかなり強い相手で立ち上がりは自分たちのしたいハンドボールができていたのですが、だんだん相手の力の差が出た試合になったと思います」 谷口——今日の試合で得た課題を教えてください。 「課題はセットオフェンスの精度をもっと上げて、個人技だけではなく個人技を織り交ぜてチームで連携してやっていくことが大切だと思います」 衣川敦人(理工3=旭丘)——次の試合に向けての意気込みをお願いします。 「来週は早大、筑波大と強豪が続くのでまずはそこをしっかり勝ち切って、一つでも上の順位で秋季リーグを締めてインカレにつなげられたらいいなと思います」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
日本でのハンドボールの知名度はそこまで高いとは言えない。しかし欧州ではサッカーやバスケットボールと並ぶ人気スポーツの1種である。その見所は激しい体のぶつかり合いや、素早い得点の応酬。迫力あふれるシュートシーンを一度見たらその魅力に夢中になること間違いない。またフィジカル面だけでなく、緻密に練られた作戦もハンドボールを語る上では欠かせないポイントだ。1936年からオリンピックの種目に登録され、近年は韓国をはじめとしたアジア各国でも人気急上昇中。そんなハンドボールの大学1部リーグに位置しているのが我らが明大。インカレ日本一を目標に、日々進化を続ける。