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試合終了間際で決着! 東海大倒しベスト8進出/全日本学生選手権
ハンドボール 2022.11.04激闘の末に勝利をつかんだ。ベスト8進出を懸けて挑んだ2回戦は東海大と対戦した。同点にもつれる展開が何度もあったが、残り6秒で石田知輝(農4=洛北)が決勝のゴールを決めたところでゲームセット。秋季リーグ戦に引き続き東海大に勝利し、準々決勝へと駒を進めた。 ◆11・3~7 全日本学生選手権(スカイホール豊田他)▼11・4 対東海大戦(スカイホール豊田) 〇明大30{14―14、16―15}29東海大 序盤から激しい攻防が繰り広げられた。前半40秒過ぎに可児大輝主将(政経4=中部大春日丘)のシュートで先制。そこから点差を広げたいところだったが「自分たちが離そうとしたところで、守って得点してきた」(加藤良典監督)と2連続失点を許し追う展開に。それでも粘り強さを見せ、前半21分には衣川敦人(理工4=愛知県立旭丘)と谷口尊(商3=北陸)で連続得点を重ね14―11とリードを奪ったところで東海大はタイムアウトを選択。その後は相手の反撃を許し、同点となったところで前半を折り返した。 後半も変わらず僅差の展開が続く。「何とか勝とうという気持ちで頑張った」(可児)と目先の白星を目指し、必死に戦った。しかし、シュートミスが相次ぎ流れを完全にモノにできず。さらに、後半24分に27―27にしたものの直後に退場者を出し、6人でのプレーを強いられる。相手に7メートルスローを決められ、逆転を許した。それでも「最後は自分たちが勝ち切るイメージはできていた」(石田)と集中力を切らさない。後半28分に可児が7メートルスローを決めて28―28の同点に。残り27秒で谷口がシュートを決めてリードを奪うも、直後に失点を許す。残り6秒で石田のシュートがゴールネットを揺らしゲームセット。大激戦を制した選手たちはコートで喜びを爆発させた。 「みんなで我慢して勝ち切れた」(谷口)。僅差の展開が60分間続いたが、明大のチーム力が上回りベスト8進出を決めた。次戦の相手は西日本学生選手権を制した名城大。初顔合わせとなるものの「自分たちがやってきたことをやるだけ」(石田)と気合は十分だ。近年はベスト8止まりが続いている明大。正念場の準々決勝で勝利し、目標とする優勝に一歩前進したい。 [永井涼太郎] 試合後のコメント加藤監督ーー今日の収穫を教えてください。 「収穫は1点差で勝ち切ったことです。トーナメントなので、負ければそこで終わりなので、選手たちが勝ちたいという強い思いを持って60分戦った結果が1点差という形で勝てたので、そこは大きい収穫だったと思います」 可児ーー明日に向けての意気込みをお願いします。 「明日対戦するチームは名城大です。自分は愛知県の高校から出てきて明大に来て、関東にわざわざ行かせてもらったというのがあるので、明日は負けられないです。負けるんだったら自分はもう来た意味がないというぐらいの気持ちが1年生の時からずっとあるので絶対に勝ちます。ベスト4入ります」 石田ーー30点目を決め、勝利が決まった瞬間はいかがでしたか。 「一番ホッとしましたけれども1年次、3年次とベスト8で負けてしまって悔しくて涙を流してきました。ここで終わるわけではないので1個の通過点として次に切り替えようという感じでしたね」 谷口ーーチームの雰囲気はいかがでしたか。 「後半最後の部分で劣勢になった時に、落ちていた部分もありましたが、そこから流れを持ってくることができたので良かったなと思います」READ MORE -
立命大に快勝 インカレ初戦を好発進/全日本学生選手権
ハンドボール 2022.11.03全日本学生選手権(以下、インカレ)が幕を開けた。初戦の相手は立命大。可児大輝主将(政経4=中部大春日丘)を中心に積極的に攻め続け、5点リードして前半を折り返す。後半も攻撃の手を緩めることなく、試合は37―27の大差で完勝。初戦を見事勝利で飾り、2回戦進出を決めた。 ◆11・3~7 全日本学生選手権(スカイホール豊田他)▼11・3 対立命大戦(スカイホール豊田) ○明大37{17―12、20―15}27立命大 この日、インカレが開幕した。1回戦は立命大を相手に前半から怒涛(どとう)の攻撃を見せる。特に前半で大きな活躍を見せたのはゴールキーパーの荒田隼弥(法3=洛北)。好セーブから素早く速攻へとつなげ、多くのチャンスをつくった。また、攻撃陣は主導権を一切譲ることなく試合を進め、17-12と5点のリードで前半は終了。 後半も容赦なく攻め続けた。武良悠希(政経3=北陸)の連続得点などで、後半開始直後からどんどん相手を突き放す。「自分はしっかりシュート決める」(武良)。その言葉通り、限られた得点のチャンスを無駄にすることはなかった。その後も勢いそのままに得点を量産。終わってみれば10点の大差で快勝し、難なく2回戦進出を決めた。 勝利で幕を開けたインカレ。「(今日は)控えの選手も出すことができたので、ゲームプラン通りだった」(加藤良典監督)。ベンチに登録された16人が全員出場して、勝利をつかんだことはチームにとって大きい。そして、好発進した明大が目指すはもちろん優勝だ。そのためにも、ベスト8進出が懸かった2回戦も全身全霊で臨む。 [末吉祐貴] 試合後のコメント加藤監督――秋季リーグ戦後、インカレに向けて強化したことはありますか。 「秋季リーグ戦でできなかったことを修正して、一つ一つ基礎のところの精度を上げただけなので、チームとして特別なことはしていないです」 可児――試合を振り返ってみていかがですか。 「硬さがありましたが、しっかり勝ち切れて良かったです」 武良――課題はありますか。 「課題は出だしです。相手にのまれないように自分たちで雰囲気をつくって、自分たちのペースで試合を最後まで進めていくのが大事だなと思いました」READ MORE -
チームへの思い乗せて 法大に完勝/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2022.10.03ついに迎えた秋季リーグ最終戦。試合は終始明大が主導権を握っていた。見事なパス回しからのシュートや相手のミスからの速攻などで確実に1点を重ねる。最終的には10点もの差を付けて勝利。チーム一丸となり秋季リーグ有終の美を飾った。 ◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)▼10・2 対法大戦(国士大多摩体育館) 〇明大37{16―12、21―15}27法大 序盤から明大のペースだった。開始早々相手に1点を取られるも、ここから4連続でシュートを決め、前半5分の時点で3点をリード。「立ち上がりからチーム状況が良かった」(可児大輝主将・政経4=中部大春日丘)と、その後も勢いは止まらない。相手がボールをこぼすとすかさずカウンターに入り、最後は清水裕翔(営4=氷見)がゴール。前半15分で明大が5点差を付けたところで法大はタイムを取る。試合再開後相手に3連続で得点を奪われるがすぐさま取り返し、前半を16―12で終える。 「チームとしてやりたいことができていた」(衣川敦人・理工4=愛知県立旭丘)。後半も流れを渡すことはなく、見事な連携で着実に得点を重ねていった。キーパーの荒田隼弥(法3=洛北)がシュートを止めると、そのまま無人の相手ゴールへ投げ得点を奪うシーンも見られた。何より圧巻だったのは可児。日本代表合宿から帰ってきた頼もしい主将は後半9分に強烈なシュートを放つと、そこから4連続でゴールを決める。その後点差を縮められることもないまま37-27と大勝。3連勝でリーグ戦を終えた。 このような快勝になったのには理由がある。「いつもユニフォームを着られない4年生を全員出場させるために」(清水)。11月に行われる全日本学生選手権(以下、インカレ)は登録メンバーの数が決まっているため、秋季リーグをもって引退という選手もいる。普段は出ることができない4年生も最後にコートでプレーをしてもらいたいというチームの思いがこの結果を引き寄せた。次なる舞台はインカレ。明大ハンドボール部全員の意思を背負って、初の全国優勝をつかみ取る。 [高橋佳菜] 試合後のコメント加藤良典監督――試合を振り返っていかがでしたか。「インカレのシード権が懸かった試合だったので、勝つことを意識していました。最後の試合になる4年生もいたので、全員出しました」 可児――チームの雰囲気はいかがですか。 「4年間一緒にやってきた同期が報われて、とてもうれしかったです。全員絶好調で良い試合になったと思います」 清水――リーグ戦の収穫を教えてください。 「最初はキャプテンが抜けていましたが勝率も高く、誰が抜けても強いチームになってきたと思います」 衣川――インカレの目標とそこまでに取り組むことはありますか。 「自分たちの思った通りにならなかった時にどう修正するのか課題を持って取り組んでいきたいです。優勝しか見ていないです」READ MORE -
終盤の逆転劇で早大を下し2連勝/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2022.09.25秋季リーグ戦(以下、リーグ戦)も残すところ2戦となった。この日の相手は、6位の明大の一つ上の5位に位置する早大。序盤から接戦となるも、キーパー紅出勘太郎(政経2=氷見)のセーブが光り、前半をリードして終える。しかし後半は一気に早大の流れに。一時3点差となるも粘り強さを見せ、後半終盤に逆転。そのまま試合は終了し、明大にとって大きな勝利を手にした。 ◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)▼9・25 対早大戦(国士大多摩体育館) 〇明大32{17―16、15―14}30早大 激闘を制した。この日迎えた相手は早大。前半は序盤から両者互角の戦いに。この流れを変えたのはキーパーの紅出だった。「シュートが見えていた」(紅出)。好セーブから、すぐに速攻へとつなげる。明大はこの速攻で得点した後、さらに追加点を得て一歩抜け出した。流れを持っていかれた早大はここでタイムアウト。しかし試合再開後も紅出が覚醒し続け、流れを渡すことはなかった。至近距離からのシュートを足でセーブし、素早く速攻へ。これを清水裕翔(営4=氷見)が決め、スコアを13-10とする。その後、お互い点を取り合い、17-16とリードしたまま前半を終えた。 後半は明大の得点で始まる。しかし、主導権を握ったのは早大だった。4連続失点などもあり、逆転を許してしまう。だが「冷静にプレーしよう」(可児大輝主将・政経4=中部大春日丘)とチームを落ち着かせ、試合終盤に流れは明大へ。後半24分過ぎに早大が退場者を出し、さらに1分後に2人目の退場者を出す。このビッグチャンスを逃さず、連続得点で追い付く。そして清水が逆転弾を決め、再びリードする。そのままの勢いでチームは32-30で勝利。後半終盤の逆転劇で見事白星を飾った。 残るは法大戦のみ。「(悪い流れを)チームで修正できたところに成長を感じる」(可児)と手応えもある。「最後もこの流れに乗って勝って、いい結果でリーグ戦を終えたい」(紅出)。次も勝利し3連勝でリーグ戦を終え、全日本学生選手権へと弾みをつけたいところだ。 [末吉祐貴] 試合後のコメント可児――ご自身のプレーを振り返ってみていかがですか。 「マークが厚かったので、他の前の選手を生かすということを心掛けていました」 清水――後半を振り返ってみていかがですか。 「後半途中みんな足が止まって、やばいなと思ったのですが、今日の相手は早大だしやり切ろうぜと、一回ギアを上げたのがいい結果になったと思います」 武良悠希(政経3=北陸)――終盤の連続得点を決めた時は感情が表に出ていましたね。 「自分でもうれしくて、チームの役に立てたかなと思って。楽しく試合ができました」 紅出――試合を振り返ってみていかがですか。 「今日は勝てば上位に入れる試合だったので、いつもより気合いを入れて挑みました」 ――どうしてシュートが見えていたのでしょうか。 「早大の試合動画などを見て、シュートをどっちに打ってくるのかを研究していました」READ MORE -
1点差を守り切り日大との接戦を制す /関東学生秋季1部リーグ
ハンドボール 2022.09.18前日の国士大戦で大敗を喫した明大。これ以上の黒星を重ねるわけにはいかない状況の中、日大と対戦した。最後までどちらも流れをつかみきれずに点を取り合う展開に。最後は1点差を守り切り、息の詰まるような攻防戦をものにして今リーグ4勝目を収めた。 ◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)▼9・18 対日大戦(日大八幡山体育館) 〇明大32{17―14、15―17}31日大 今年度の春季リーグの早大戦、同秋季リーグの立大戦で一進一退の攻防を制した明大が再びその勝負強さを見せつけた。国士大を相手に大差で敗れた前日の試合後ミーティングで「切り替えてここから勝ちに行こう」(可児大輝主将・政経4=中部大春日丘)。そう話し合い、強い気持ちで臨んだ今試合は序盤から点を取り合うシーソーゲームに。石田知輝(農4=洛北)や清水裕翔(営4=氷見)の連続得点で一時は点差を広げる場面もあったがすぐさま反撃される。なかなかチャンスを生かせなかった明大だが、前半25分に相手の退場につけこんで4得点を重ね、3点リードで前半を折り返した。 後半もこの勢いのまま逃げ切りたいところだったが、日大も着実に点を積み重ねてその差を広げられない。2度の連続得点を許し、相手に勢いが傾きかけた後半23分過ぎに明大がタイムアウトをとる。このタイムアウトが勝敗を分けるポイントに。円陣を組んで気持ちを高めた直後、可児がジャンプシュートを決めて流れを引き寄せ、最後まで続いた日大の猛追を振り切った。 「勝ちたいという気持ちをもって最後まで粘り強く戦うことができた」(武良悠希・政経3=北陸)。前日の悪い流れを断ち切り、勝利をつかんだことは残り2試合となった秋季リーグを勝ち切るための大きな追い風となった。勢いに乗った明大の今後の戦いに期待がかかる。 [松原輝] 試合後のコメント加藤良典監督――今日の試合を振り返っていかがですか。 「相手の変則ディフェンスに対して準備をしていたことが発揮できたので良かったです。また、1点差で勝ち切ったことが大きかったと思います」 可児――今日の勝因はどこにあると考えますか。 「国士大戦ではオフェンスとディフェンスの両面がうまく機能しなかったのですが、今日は課題だったところが少しずつ良くなっているので昨日の反省点を生かすことができたと思います」 武良――苦しい試合展開でしたがその中で意識したことはありますか。 「点を取られても最後まで諦めないことや誰かが調子が悪くても助け合い、全員で声を掛け合っていい雰囲気を作ることを意識しました」READ MORE -
連勝ならず 国士大に大敗/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2022.09.18秋季リーグ6戦目の相手は立体ディフェンスが特徴的な国士大。前半を16-18の僅差で終えるも、後半は決定力を欠き、点差を一気に離される。完全に相手の流れになってしまい、最終的に25―38の大差で敗北した。 ◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)▼9・17 対国士大戦(日大八幡山体育館)明大25{16―18、9―20}38国士大〇 「反省すべき点が多かった」(可児大輝主将・政経4=中部大春日丘)。この日の相手は、春季リーグで立体ディフェンスに苦しめられ、惜敗した国士大。試合開始早々に先制されるも、直後に得点を奪う。しかし、明大は追いかけるばかりでなかなか主導権を握ることができない。前半27分に谷口尊(商3=北陸)のシュートで初めてリードするも、すぐに同点に追い付かれる。ここから粘ることができず、3連続失点を許し、前半は15―18で終了した。 後半は前半終了間際に退場者を出してしまったことが響き、相手に2連続で得点される。そのまま試合のペースは国士大に。「相手のディフェンスに対して、自分たちがうまく対応できなかった」(加藤良典監督)。そして試合は相手の一方的な展開のまま終了。連勝を目指したものの、25―38と大きく点差をつけられ、苦しい試合となった。 「途中から諦めた雰囲気で試合を進めてしまった」(清水裕翔・営4=氷見)。「ディフェンスで守り切れないで、速攻に出せなかった」(加藤監督)と、秋季リーグ終盤にして多くの課題が見つかった。今試合の反省を生かし、残り3戦を白星で飾りたい。 [末吉祐貴] 試合後のコメント加藤監督――試合を振り返ってみていかがですか。 「1試合を通して、ディフェンスでの失点が多かったです。オフェンスでもうまく崩し切れず、逆にカウンターを食らってしまったので、ディフェンスもオフェンスも良くない試合でした」 可児――相手の対策は何かしていましたか。 「練習では立体のディフェンスにうまく対応できたのですが、試合ではギャップが出て、ミスが多くなってしまいました」 清水――次戦への意気込みをお願いします。 「今日の失敗を繰り返さないように、(気持ちを)切り替えて頑張ります」READ MORE -
3年ぶりのホーム戦 中大に快勝/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2022.09.11秋季リーグ戦(以下、リーグ戦)5日目は3年ぶりに明大和泉体育館での開催となった。日本代表合宿からチームに復帰した可児大輝主将(政経4=中部大春日丘)を中心に、得点を量産。春季リーグ戦で敗北を喫した中大に大差をつけ、勝利した。 ◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)▼9・11 対中大戦(明大和泉体育館) 〇明大41{18―15、23―17}32中大 「立ち上がりから本当にチーム状況が良かった」(可児)。明大は前半4分まで中大に得点を許さないまま4点を獲得し、スタートダッシュに成功する。この展開に中大はたまらずタイムアウト。その後、連続得点で同点に追い付かれてしまう。しかし、今日の明大は違った。流れは中大に移ったかと思いきや、可児の連続得点やキーパー荒田隼弥(法3=洛北)の好守などで、中大を突き放す。主導権を渡さず、18―15で前半を終えた。 後半は可児の反転シュートから始まった。前半の勢いそのままに得点を量産し、中大との差をどんどん広げる。点差を一向に縮められることなく、41―32の大差で勝利。特に、可児は前後半合計で16得点とチームの快勝に大きく貢献した。 しかし「試合終わり(間際)の雰囲気が課題。リーグ戦は得失点差が大事になるが、(最後)気が緩んだ部分があった」(石田知輝・農4=洛北)と反省点も見つかった。折り返しを白星で飾った明大。来週からは後半戦が始まる。この勢いのまま、後半戦を走り抜けてほしい。 [末吉祐貴] 試合後のコメント可児――試合後半を振り返ってみて、いかがですか。 「後半も序盤からよくできたなと思いました。1試合通して、チームで(集中を)切らさずにできたのが本当に良かったです」 ――課題はありますか。 「(自分たちが劣勢で)点差が開いた時に、どうやってチームの流れを悪くならないようにするかが難しいところなので、チームでもう一回見つめ直して、頑張りたいです」 石田――チームの雰囲気がかなり良かったように思えました。いかがでしたか。 「3年ぶりのホーム戦だったので、いつもの体育館で、いつもの雰囲気で(試合に)挑めたかなと思います」 ――次に向けて、意気込みをお願いします。 「来週は2試合あるので、しっかり練習して、相手の対策をして臨みたいと思います」READ MORE -
春季リーグ王者の壁高く 3連勝ならず/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2022.09.05東海大、立大を相手に連勝し波に乗る明大は強豪の筑波大と対戦した。序盤から3連続得点を許すなど相手のペースで試合を運ばれ、前半を大差で折り返す。オフェンスを修正して迎えた後半も離された点差を縮められず敗北を喫した。 ◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)▼9・4 対筑波大戦(国士大多摩体育館) 明大21{8―13、13―15}28筑波大〇 明大の3連勝がかかる中で迎えた相手は春季リーグ王者、筑波大。昨年度の全日本学生選手権(以下、インカレ)、今年度の春季リーグともに敗れた因縁の相手との一戦に「ここで勝ってインカレに向けて弾みをつけたい」(衣川敦人・理工4=旭丘)と強い気持ちで臨んだ。しかし、筑波大が序盤から容赦なく襲いかかる。前半を通して三つの3連続得点を奪われ、着実に点差を広げられる。攻撃面でも放ったシュートが次々と相手のディフェンスやキーパーの好セーブに阻まれた。流れを自分たちのものにすることができないまま前半を5点差で折り返す苦しい展開に。 ハーフタイムでオフェンス面の課題を共有して迎えた後半。前半に比べてシュートの決定率が上がりゴールネットを揺らす回数が格段に増えた。だが、相手も明大のシュートミスからの速攻で得点を積み重ねていき流れを離さない。23分過ぎにタイムアウトを取り、形成逆転を図るもその時点でついていた7点の差は試合終了まで変わることはなかった。 「筑波大との組織力の差を痛感した」(根本光太郎・理工3=千葉県私立市川)。春季リーグのリベンジとはならなかったものの、残された試合に向けてチームは前を向いている。下級生たちも「最後の方に出ていたメンバーが全員3年生だったので、いい経験になった」(川久保拓郎・農3=高知中央)と手応えをつかんだ。今リーグ残り5試合もここまでの収穫を糧に白星を積み重ねたい。 [松原輝] 試合後のコメント加藤良典監督――今日の試合を振り返っていかがですか。「60分を通してセットオフェンスが機能しておらず、攻め切れないところがあり、そこから失点につながることが続いていたのかなという印象でした」 衣川――相手のプレーに関してはいかがでしたか。「ディフェンスに関しては1対1が強くて、キーパーに対しても対策をしてきたつもりでしたがそれが足りませんでした。また、こちらのオフェンスがうまくいかずにそこから相手に押される形だったので自分たちがやりたかったことを相手にされてしまったことが敗因だと思います」 川久保――今試合を通して得た課題はありますか。「シュートの精度が低いので、1対1で決め切る力を磨いていきたいです」 根本――これからの試合に向けて意気込みをお願いします。「上にいる中大、国士大、早大に勝つことができれば今の4年生が1年生の時の順位だった4位という成績を上回ることができるかもしれないのでしっかりと臨んでいきたいです」 READ MORE -
春のリベンジへ 好守光り立大撃破/関東学生秋季1部リーグ
ハンドボール 2022.09.04今試合の相手は春季リーグで敗れていた立大。点の取り合いで緊張感が漂う中、キーパー荒田隼弥(法3=洛北)の好守によって勢いに乗ったチームは相手を一気に引き離す。清水裕翔(営4=氷見)も10得点と躍動し、連勝を飾った。 ◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)▼9・3 対立大戦(国士大多摩体育館) 〇明大29{15―12、14―13}25立大 序盤から一進一退の攻防が続いた。立大に先制されるもすぐに3点連取。しかし次は相手に3点奪われる。その後互いに点数を取り合い、前半22分を過ぎて2点ビハインドの接戦。「我慢して引き離そう」(清水)という言葉通り、ここから一気に明大が攻める。荒田の守備から攻撃のリズムを作り、5点連取に成功。3点リードで前半を終える。 前半に続き、荒田が相手のシュートをはじくと速攻で得点。味方の退場をものともせず、後半17分には7点リードの展開に。しかし直後、ミスが重なり相手に4分間で4点奪われる。ここで明大ベンチはすかさずタイム。「ミスが続いていたから落ち着かせた」(加藤良典監督)。その後相手を勢いに乗らせることなく、試合終了。チームは2連勝した。 今試合はキーパーの好守が光った。「勝負所で止められた」(荒田)。次は春の王者、筑波大との一戦だ。堅い守備を武器に、秋季リーグを勝ち越して折り返したい。 [高橋佳菜] 試合後のコメント加藤監督――筑波大へ向けて意気込みをお願いします。 「自分たちのディフェンスをやって、勝ち切れるように頑張ります」 衣川敦人(理工4=旭丘)――試合を振り返っていかがでしたか。 「ゲーム運びが普段より良かったので、継続していきたいです」 荒田――ベンチからの声はどう聞いていましたか。 「ベンチからサポートしてもらったので、試合に集中して一本一本取ることができました」 清水――後半を振り返っていかがでしたか。 「体力が切れてしまうこともありましたが、点差と時間を意識して試合の流れをコントロールできました」READ MORE -
終盤の連続得点で東海大を破る 秋季リーグ初白星/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2022.08.29初戦で日体大に敗れ、黒星発進となった明大。連敗阻止をかけて東海大と対戦した。互いに一歩も譲らぬ激しい攻防が続き、流れをつかみきれずに迎えた後半。味方の退場で苦しい時間もあったが、試合終了残り5分の猛攻で相手を突き放し、2戦目にして今リーグ初勝利を飾った。 ◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)▼8・28 対東海大戦(中大多摩体育館) 〇明大31{13―12、18―13}25東海大 秋季リーグ2戦目の相手は、今年度春リーグで前半にリードしながらも追いつかれ同点に終わった東海大。春リーグではその後に4連敗を喫した苦い思い出がある。何としても勝利が欲しい明大は試合開始直後から連続得点を奪う。しかし、すぐさま反撃に遭いその後も一進一退の攻防が続く。相手のペースにのまれそうになる場面もあったが残り30秒で立て続けに得点を決めて何とか踏みとどまり、13―12の僅差で前半を終えた。 迎えた後半。積極的な攻撃からいきなり3連続得点を奪い、流れをつかんだように思われた。しかし、直後に相手の猛攻を受け一気に追いつかれる。さらに、味方の2度の退場で東海大の勢いはより増していった。それでも退場の間の失点を防ぎ、相手に傾きかけた流れを取り戻す。そして迎えた後半24分。清水裕翔(営4=氷見)が華麗なジャンプシュートを決めると流れは完全に明大のものとなった。相手のタイムアウトを挟んで圧巻の6連続得点。1勝目が遠かった春季リーグの苦い記憶を断ち切り、2戦目で勝利を手にした。 チームの柱である可児大輝主将(政経4=中部大春日丘)が不在の中でもチームの雰囲気は良好だ。「春リーグの後半で連勝した時の良い雰囲気を継続し、試合中もチーム全体が盛り上がっている」(衣川敦人・理工4=旭丘)。夏を乗り越え、大きな成長を遂げた明大。1つ1つ勝ちを積み重ねて秋リーグ優勝を目指す。 [松原輝] 試合後のコメント衣川――今日の試合の勝因を教えてください。 「今年のチームが課題として取り組んでいるディフェンスをしっかりと守って速攻で走るというゲームプランができていたことが勝因だと思います」 ――残り5分で相手を突き放しましたが、ポイントとなるプレーはありましたか。 「タイムアウトからスカイプレーまではある程度チームでデザインしていました。僕たちは相手と3点差をつけることを大切にしているのであそこで3点開けたことは気持ちとしても展開としても楽になったかなと思います」 ――可児主将が不在の中でどのようにチームを引っ張っていきたいとお考えですか。 「僕は可児のように攻撃で何点も取ってディフェンスで真ん中を守ってということはできないので、試合中にコートの外から中にしっかりと声をかけたりコートに立ったら自分の役割をしっかりと果たすことで、それを見た後輩や動機がいろいろと考えてくれたらと思っています。また、チームの雰囲気がよくなるような言動を心がけているのでそういったことを意識してチームを引っ張っていきたいです」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
日本でのハンドボールの知名度はそこまで高いとは言えない。しかし欧州ではサッカーやバスケットボールと並ぶ人気スポーツの1種である。その見所は激しい体のぶつかり合いや、素早い得点の応酬。迫力あふれるシュートシーンを一度見たらその魅力に夢中になること間違いない。またフィジカル面だけでなく、緻密に練られた作戦もハンドボールを語る上では欠かせないポイントだ。1936年からオリンピックの種目に登録され、近年は韓国をはじめとしたアジア各国でも人気急上昇中。そんなハンドボールの大学1部リーグに位置しているのが我らが明大。インカレ日本一を目標に、日々進化を続ける。