最新記事 RECENT ENTRIES
-
リーグ戦優勝 来年度に弾みをつける/秋季リーグ戦総括
バスケットボール(女子) 2022.11.30今季のリーグ戦で全勝優勝を果たした。「2部A昇格」という目標を掲げて日々練習に励んできた明大。昇格が懸かった入替戦にたどり着いた。結果は目標に一歩及ばなかったが、明大としてのプライドを見せつける功績を残した。 8月27日から行われた第72回関東大学女子リーグ戦が幕を閉じた。明大が所属するのは2部Bブロック。同じブロックに所属するチームと総当たりで戦い、2部Bの頂点ないし2部Aへの昇格を目指す。明大は初戦の大妻女大戦からその強さを爆発させる。終始リードし、押される場面があっても決して逆転を許さない。見事白星を挙げ好スタートを切ると、夏までの練習の成果は遺憾なく発揮され、その後の東海大戦や大東大戦でも危なげなく勝利。1巡目を全勝で折り返した。2巡目も明大の快進撃は止まらず、関学大戦では100点ゲームを繰り広げるなど快勝。また、ほとんどの試合でスコアは70点台から80点台をマーク。安定した得点力で順当に勝ち星を重ね、首位を独走し続けた明大。連戦が続き、選手にかなりの疲労が懸念されたが、チーム一丸となって約2か月間のリーグ戦を戦い抜いた。 リーグ戦を首位で終えた明大は2部Aのチームとの入替戦に突入した。1戦目は2部Aを8位で終えた共栄大との対戦。序盤からリードを守り切り大差で勝利した。しかし2戦目の大一番、日大戦。第1Qは9点のリードをつけられたもののその後勢いを盛り返し、両者一歩も譲らずシーソーゲームに。試合は延長戦までもつれこんだが、最終的にわずか3点差で敗北。リーグ戦含め負けなしの明大であったが、2部A昇格を目前にその夢は途絶えた。 2部A昇格は叶わなかったが、リーグ戦全勝という快挙を達成。また、リーグ戦を通して下級生の活躍も目立った。神山南帆(文1=白鴎足利)や山本涼菜(文2=浜松開誠館)、新林未悠(理工2=湯沢湘北)などが主力選手としてチームの勝利に貢献。果たせなかった「2部A昇格」という目標は先輩から後輩に受け継がれた。来年度の明大のさらなる飛躍に期待が懸かる。 [尾﨑陽菜]READ MORE -
トリプルスコアで有終の美 今シーズンを大勝で終わらす/第40回東京六大学対抗戦
バスケットボール(女子) 2022.11.28東京六大学対抗戦(以下:六大学)最後の相手は法大。前半から攻撃の手を緩めることなく、攻め続ける。ディフェンスでも相手の攻撃を完全に封じていく。さらにディフェンスからのカウンターにつなげる速攻が終始はまり、結果は115-35。4年生にとっては最後の試合となった今試合を大勝で締めた。 ◆11・12~20 第40回東京六大学女子対抗戦(立教大学新座キャンパス)▼11・20 対法大戦(立大新座キャンパス)◯明大115{29―7、27―8、32―8、27―12}35法大 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 前半から明大が主導権を握り続けた。佐藤や山本の連続得点で法大に差をつけ、第1Qだけで20点差をつける。第2QからはC横田ゆき(法4=市ヶ尾)とSF堀田優菜(理工4=龍谷富山)が出場。「バスケ人生、またこのチームでバスケができる最後の試合。とにかくみんなで楽しみたいという気持ちで臨んだ」(横田)。横田や堀田が得点すると、ベンチでは後輩たちが手を上げて飛び上がり喜んでいた。そのほかSF吉川志(法2=佐倉)などリーグ戦では出場機会があまりなかった選手たちも躍動。さらに点差が広がり、第2Qまでで得点は50点を超えた。後半に入ってからも交代は激しいものの、出場する選手たちが遺憾なく実力を発揮し、法大を圧倒していく。結果は115-35とトリプルスコアで勝利を飾った。 「このチームでバスケ生活を締めくくることができて本当に幸せ。学年関係なくこんなに仲の良いチームはなかなかないと思う」(堀田)。得点時やタイムアウトなどであふれていた笑顔は、試合終了まで絶えることはなかった。2部リーグAブロック昇格を最後の最後でかわされるも、六大学では1部リーグの早大を撃破。「1年間全員でつくり上げてきたことを形にできたのではないか」(佐藤)と、手応えを口にした。 4年生は引退し、沖とSG鶴瀬安優(理工3=鵬学園)を中心にチームはつくられていく。「最高の2人なので、私たちにはできないチームづくりをすると楽しみにしている」(佐藤)。後輩たちに対して一切の不安はなし。果たせなかった目標を託し、大学バスケに幕を引いた。 [菊地秋斗] 試合後のコメント佐藤――リーグ戦ではあまり見られなかった同級生とのプレーはどうでしたか。 「やはり同期はすごいなと思いました。何も言わなくても一緒にプレーしやすく、とても楽しかったです」 ――自身の大学バスケ人生を振り返ってどうでしたか。 「多くの人と出会い、私が見ていた景色が変わりました。何が一番大切で、どうして頑張りたいのかなど、頑張り方が大きく変わりました。(大学バスケは)もちろん大変なことはありましたが、その変化に気付き自分が成長できた環境です。そこでバスケット生活を締めくくれたことは、かけがえのない宝物になりました」 横田――得点をする度にベンチがかなり盛り上がっていました。「素直にうれしかったですし、こんなに雰囲気の良いチームでバスケができて幸せだと思っていました」 ――自身の大学バスケ人生を振り返ってどうでしたか。 「明治の女バスで4年間できて、マイとミチが同期で、本当に良かったと思っています!支えてくださった全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです」 堀田――今試合にどのような気持ちで臨みましたか。 「楽しく試合をすることだけを考えていました。私自身、体調の関係で1年間プレーヤーとして活動できず、選手兼学生コーチという立場でした。六大学が唯一みんなとプレーできるチャンスだったので、シュートを打つことやベンチで盛り上がる時間を大切にしようと思い臨みました」 ――同期と同じコートに立っていた時間をどのように感じていましたか。 「やはり安心感が全く違うと感じました。また、4年間のさまざまな思い出が一気に蘇り、泣きそうになりました(笑)」READ MORE -
スキを見せず圧倒 100点ゲームで東大制す/東京六大学女子対抗戦
バスケットボール(女子) 2022.11.20今試合の相手は東大。第1Qから明大のペースで試合が進み20点以上の差をつける。続く第2Qでもペースを崩さず圧倒し、相手の得点を0点に抑えてみせた。後半は相手に得点されてしまう場面が見られたものの明大も力の差を見せつけて得点を奪い返す。110―38で試合終了のブザーが鳴り、100点ゲームで見事白星を挙げた。 ◆11・12~20 第40回東京六大学女子対抗戦(立教大学新座キャンパス)▼11・19 対東大戦(立大新座キャンパス)◯明大110{27―6、31―0、25―16、27―16}38東大 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 明大の強さを見せつけた。今大会3戦目となった今試合の相手は東大。格上の明大としては負けられない戦いとなる中、試合開始5分ほどで相手と20点以上の差をつけて第1Qから流れは明大に。第2Qでも明大の勢いは止まらず、相手がスキを見せた瞬間にすかさずゴールに向かいファウルを狙う積極的なプレーが目立った。さらに「ディフェンスでしっかり守り、速攻につなげられた」(C横田ゆき・法4=市ヶ尾)と、粘り強く守って相手のミスを誘い、点差を広げる。第2Qでは東大に得点を与えず攻守ともに圧倒し、前半は58―6と大差をつけて折り返した。そして迎えた後半戦。第3Qも明大のペースで試合が展開していく。シュートを外しても果敢にオフェンスリバウンドに飛び込み、再度攻め込んで確実に得点。また、巧みなパスワークでディフェンスをかわしシュートを決め切ってみせる。続く最終Qでもチームで連携してボールを回し、声を掛け合いながら着実に得点を重ねていった。相手も必死に得点を取り返そうとするものの明大も格上としての意地を見せ、ミドルシュートや3Pシュートを沈めてさらに得点を奪い返す。明大の力強いプレーで終始相手を圧倒し、110―38と文句なしの勝利を収めた。 4年生にとっては最後の試合となる今大会も、残すところあと1戦。次戦の相手は3部リーグAに所属する法大だ。「チームで励まし合いながらいい雰囲気で試合ができた」(横田)と一丸となって戦い抜いた今試合。次戦でも明大のチーム力を見せつけ、今シーズン最後の試合を笑顔で締めくくりたい。 [清水優芽] 試合後のコメント横田――試合を振り返ってみていかがでしたか。 「全員がシュートを積極的に狙い得点することができたので良かったと思います」 ――どのような気持ちで試合に臨みましたか。 「とにかく思い切って積極的なプレーをしようと思って試合に臨みました」 ――最終戦への意気込みをお願いします。 「ラスト1試合なので、みんなで全力で楽しみながら、盛り上がって試合をしていい形で終われるようにしたいREAD MORE -
早大に快勝 格上相手に白星を飾る/東京六大学女子対抗戦
バスケットボール(女子) 2022.11.14立大に敗北を喫し、迎えた2戦目。今試合は関東大学1部リーグ戦で4位の早大が相手だ。前半は我慢強いディフェンスから着実に得点につなげる。明大は14点のリードを奪い前半を折り返す。後半は一進一退の攻防が繰り広げられるも明大は勢いそのまま相手を突き放す。結果は92―75と大差をつけ格上相手に勝利を収める。 ◆11・12~20 第40回東京六大学女子対抗戦(立教大学新座キャンパス)▼11・13 対早大戦(立大新座キャンパス)◯明大92{16―10、29―21、24―20、23―24}75早大 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 今試合は関東大学1部リーグに所属する格上の早大。前半は明大のディフェンスが光った。チーム全員が早大の鋭いドライブに対応し、相手の思うようなプレーをさせない。「シュートが当たっていて、自分で積極的に打つことは意識していた」(沖)。第1Qでは沖がバスケットカウントを2本、3Pシュートを1本決める活躍を見せ、明大に流れを引き寄せる。続く第2Qでも明大の勢いは止まらず、3Pシュートを基点に得点を量産。格上相手に14点のリードを残し前半を折り返した。 第3Qでは早大が追い上げを見せ、一時6点差まで迫られる苦しい展開に。それでも「相手の3Pシュートが入りだしているから止めようと話した」(新林)とタイムアウトで気持ちを切り替えた結果、徐々にペースを取り戻し再び相手を突き放す。第4Qでも早大の強いプレッシャーをものともせず、明大は得点を取り続ける。試合は92―75と17点差で見事勝利を収めた。 六大学対抗戦もあと3試合。つまり4年生の引退まで残り3試合を意味する。来週の試合について「4年生とできる最後の試合なので、明るく、楽しく明治らしくやっていきたい」(新林)と意気込む。今試合は明大のバスケットを貫き得た勝利だった。次戦をその勢いのまま勝利をつかみ取り、笑顔で終えて有終の美を飾りたい。 [戸部匡貴] 試合後のコメント沖――1部リーグ所属の早大が相手ですがいかがでしたか。 「春の新人戦で戦って知っている相手ですが、レベルの高いチームなので自分たちのできることをやろうと意識していました」 ――次戦に向けての意気込みをお願いします。 「4年生との試合が3試合しかないので、4年生のいいところ盗みつつ、下級生としては次の試合につなげられるようにしたいと思います」 新林――今日の試合を振り返ってみていかがですか。 「今日はみんなディフェンスがしっかりできて、チームディフェンスができたから流れに乗れたかなと思います」 ――残りの3戦の戦い方はいかがですか。 「来週は多くの選手が出ると思うので、一人一人の個性を生かしてみんなでバスケットをしたいです」READ MORE -
格上相手に善戦も 立大に惜敗/東京六大学女子対抗戦
バスケットボール(女子) 2022.11.13今試合の相手は2部Aブロックに所属する立大。2部Aブロックへの昇格を目指す明大にとって一つの指標となる相手だ。前半から明大が追う展開となり第4Qにはリードを奪う。しかし、白星を飾ることはできず昇格の厳しさを再認識することとなった。 ◆11・12~20 第40回東京六大学女子対抗戦(立教大学新座キャンパス)▼11・12 対立大戦(立大新座キャンパス)明大62{13―15、16―18、17―18、16―15}66立大◯ スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 実力の差を見せ付けられた。相手の先制点から幕を開けると山本のミドルシュートですぐに追いつく。その後も一進一退の攻防が続き、第1Qを13―15で終える。第2Qに入り相手のハイレベルな個人技に苦戦する。しかし、明大は足を使ったディフェンスで失点を最小限に抑え前半を4点ビハインドで折り返した。後半に入ると試合は相手の確率の高いシュートで徐々に点差を広げられる。それでもコート内での声掛けを活発に行い連係のとれたプレーやディフェンスを見せ相手に流れを渡さなかった。第4Q残り約7分半、山本のロング3Pシュートで逆転。このまま流れに乗り点差を広げたいところだったが最後は連係ミスから得点につなげることができず4点差で敗北。格上相手に勝利とはならなかった。それでも神山は「格上の相手でも自分たちのやっているディフェンスが通じると分かった」とリーグ戦を通して鍛え上げたディフェンスに自信をのぞかせた。 4年生が引退となる今大会。これまでチームの中心としてプレー面だけでなく精神面でも支えてきた4年生の佐藤主将は「みんなと離れるのが寂しい。あと1週間でバスケ人生が終わるのでしっかりと終わりたいという気持ち強い」と語った。また、後輩たちについて「チームのために何ができるかを考えて行動してくれている。後輩たちとできて試合中に泣きそうになるくらい楽しい」。次戦はさらに格上の1部リーグに所属する早大。しかし今年度一度新人戦で勝利した相手でもある。4年生の引退に花を添えるためチーム一丸となって勝利をつかみにいく。 [島田五貴] 試合後のコメント神山――格上の相手でしたがどんなことを意識して試合に臨みましたか。 「ディフェンスリバウンドを1回で取るということを意識をしました。しかし、実際は相手に取られてしまって得点につなげられてしまったのでそこが敗因だと思います」 ――今大会で4年生が引退ですがどのような思いがありますか。 「4年生が楽しく笑顔で終われるようにチーム一丸となって頑張りたいです」 佐藤――今日の試合を振り返ってみていかがですか。 「あまりディフェンスが通用すると思っていなかったので今回通用すると分かって驚きとやってきたことがみんなの中で浸透してきたのかなと思います」 ――これからの意気込みをお願いします。 「勝つというよりもみんなと楽しくプレーをするというのが1番の目標です。終わり良ければ全て良しというわけではありませんが最後だけはしっかりやって終わりたいです」READ MORE -
日大相手に惜敗 昇格かなわず2部B残留/関東大学2部リーグAブロック・Bブロック入替戦
バスケットボール(女子) 2022.11.07入替戦2戦目の相手は2部A6位の日大。ここで勝利を収めれば明大の2部A昇格が決定する大一番の戦いとなった。試合は両者一歩も譲らぬ展開が続き、シーソーゲームに。延長戦まで持ち込んだものの、最後は相手の勢いに対抗できず、わずか3点差で敗北という悔しい結果に終わった。 ◆11・5~6 関東大学2部リーグAブロック・Bブロック入替戦(駒澤体育館他)▼11・6 対日大戦(拓大八王子キャンパス)明大76{14―23、26―17、14―17、18―15、4―7}79日大◯ スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 白熱した戦いが繰り広げられた。両者互いに負けられない戦いとなる入替戦。何としてでも悲願の2部A昇格を成し遂げたい明大は、神山の鮮やかな3Pシュートにより先制点を奪う。それでも日大も連続得点で対抗。明大も何度かやり返すも一歩及ばず、第1Qは14―23と9点差で終了した。しかし続く第2Q、明大の勢いが増す。果敢なプレーで相手のファウルを誘い、フリースローで確実に得点。さらに一瞬のチャンスを逃さず、空いたらすかさずシュートを放ち、徐々に点差を縮めていく。そして最後は神山の放った3Pシュートで同点に追いついた。「ディフェンスを頑張って相手に勢いをつけさせず、自分たちのペースに持っていけた」(山本)と目標としていたディフェンス面で戦うことができた。 同点で迎えた後半戦。相手の連続得点から試合が始まるも明大も意地を見せ、攻守ともに張り合った。両者勢いが衰えることなく54―57と接戦のまま最終Qへ。ここでも点取り合戦となり点差が離れずにいたものの、試合終了間近、山本が相手からファウルを奪い、フリースローシュートを1本沈めて2点のリードをつける。リードを保ったまま何とか点差を守り切りたい明大だったが、残り3秒の場面で相手がゴール下シュートを決め再び同点に。試合は延長戦へと続いた。延長戦では相手のドライブインからのシュートが決まると、その勢いを終始止められず。フリースローシュートや3Pシュートで必死に食らいつこうとするも着実に点数を積まれ、76―79と惜しくも敗れ悲願達成とはならなかった。 格上相手にも粘り強さを見せ健闘した明大。「試合を重ねるごとにチームプレーがかみ合っていく感じがとても楽しかった」(山本)と試合数の多いリーグ戦を通してさらにチーム力が高まった。今大会で見つかった課題を克服し、次こそは2部A昇格を成し遂げてみせる。 [清水優芽] 試合後のコメント山本――試合を振り返ってみていかがですか。 「今日の試合を振り返って、勝てた試合を落とし、2部A昇格のチャンスを逃してしまったことがとても悔しいです。決めるべきシュートを落としたり、もったいないミスをしたり、リバウンドを何本も取られたりと反省すべき点がたくさん見つかりました」 ――接戦でしたが試合中はどのような気持ちでしたか。 「絶対に勝ちたいという気持ちで試合をしていました。緊張やプレッシャーはなく、とにかく勝ちたいということしか頭になかったです。それが逆に冷静さと判断力を奪ってしまったのかなと反省しています」 ――今後の目標をお願いします。 「今回達成できなかった2部A昇格が目標です。個人的にはもう少し外からのドライブを増やして、攻撃の幅を広げたいなと思っています」READ MORE -
共栄大に勝利 2部A昇格まであと1勝/関東大学2部リーグAブロック・Bブロック入替戦
バスケットボール(女子) 2022.11.06悲願の2部A昇格を懸けて入替戦が始まった。序盤から10点以上のリードを作り、そのまま後半へ。攻撃力は試合を通して落ちることなく、共栄大に52―77で勝利。格上相手でも通用するオフェンスを見せ、2部A昇格へ王手を掛ける。 ◆11・5~6 関東大学2部リーグAブロック・Bブロック入替戦(駒澤体育館他)▼11・5 対共栄大戦(駒澤体育館)◯明大77{23ー15、20ー16、14ー10、20ー11}52共栄大 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 絶対に負けたくないという気持ちがぶつかる入替戦。相手は2部A7位の共栄大だ。「フィジカル面では確実に負けている」(神山)とそこをいかに克服するかが今回の勝負のカギとなった。序盤から積極的にゴールを狙っていたことでリードが生まれる。しかし負けられない共栄大に対し、第2Qではディフェンスリバウンドを取り切れない。一時は3ゴール差まで詰められてしまうも、タイムアウトで完全に流れを断ち切り12点差までリードを広げ直した。 後半ではディフェンス面でも躍動する。リーグ戦後半から入替戦を見据え、対策をしてきた明大。練習してきた素早く入れ替わるディフェンスで共栄大にスキを与えない。これが功を奏して速攻が生み出される結果に。そこに2人、3人と人数をかけることでシュートを確実に決めていった。まさに理想的なディフェンスからの速攻で完全に試合をモノにした明大は格上相手に77―52の大差で勝利を収めた。 「2部Aへのチャレンジャーとして頑張って勝ち切りたい」CF後藤葉の佳(理工1=鵠沼)。2部Bブロック全勝優勝としてのプライドを持って、挑む入替戦。目標とする2部A昇格はもう目の前まで迫っている。 [小原愛] 試合後のコメント 神山――今回の試合を振り返っていかがですか。 「今試合は自分たちが挑戦者という立場で挑みました。いつも通りやれば大丈夫という気持ちで緊張なく、試合に挑むことができました」 ――入替戦を意識した練習の成果は発揮できましたか。 「発揮できました。特にディフェンス面ではローテーションもよくできて、スティールも多かったと思います。しかしオフェンス面ではミスも多かったので、次戦はそこをなくしたいと思います」 後藤――プレータイムのシェアが難しい中での次戦はいかがですか。 「自分たちは誰が出ても同じ質で試合ができるようになろうという気持ちで練習してきました。次戦も連戦になりますが、誰かがファウルをして出られなくなったとしても次に出る人が『任せて』と言うくらいの準備を自分たちはしてきたので、大丈夫だと思います」READ MORE -
明学大に勝利 リーグ戦全勝優勝を達成/関東大学2部リーグBブロック
バスケットボール(女子) 2022.10.31全勝優勝に王手がかかる1戦。これまでの連勝の勢いを感じさせる攻撃は、前半で15点のリードを作る。後半も攻撃の手を緩めることなく逃げ切り、83―70で勝利を収めた。リーグ戦全13試合を負けることなく完走、全勝優勝で入替戦に挑む。 ◆8・27~10・30 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼10・30 対明学大2回戦(エスフォルタ八王子アリーナ)〇明大83{17―12、17―7、26―16、23―35}70明学大 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 リーグ戦最後の試合としてふさわしい試合となった。1巡目では終始競る展開だった明学大との1戦。第1Qの序盤こそ相手にリードされる時間帯もあったが、相手よりも精度がいいシュートで徐々に点を重ねていく。第1Q内でリードを取り返し、続く第2Q。今度はディフェンスが相手に上手くはまる。第2Qでの相手の得点をわずか7点に抑え、その間リードを15点に広げることに成功。明大の流れのまま前半を折り返した。 後半でも順調に点を取り、ほとんどの選手にプレータイムが与えられる。リーグ戦においてずっと目標の1つにしてきた「誰が出ても同じレベルのディフェンスをする」(佐藤)。その言葉通り、チームとして完成度の高いディフェンスができることを証明した。明学大の猛追から逃げ切り、83―70で最終戦も勝利で終える。 全員でつかみとった全勝優勝。リーグ戦を終えたのも束の間、すぐに2部Aへの入替戦が始まる。このリーグ戦を通して明大が得たものは大きい。「2部Aに勝てる力はある」(佐藤)。培ったディフェンス力や、高いシュート率は確実にチームの自信へと変わった。入替戦の対策は「1番は前向きに思い切って戦うこと」(C横田ゆき・法4=市ヶ尾)。チーム全員で挑み、必ず2部Aへの昇格を果たしてみせる。 [小原愛] 試合後のコメント 佐藤――すぐに入替戦が始まりますが、今の心境をお聞かせください。 「ワクワクする気持ちがあります。今までは勝たなくてはいけないというプレッシャーの方が強かったです。とりあえず自分たち4年生も入替戦を経験したことがないので、やるべきことはやるけど、4年生も後輩たちもみんなで楽しんで、最後締めくくれたらなと思います」 ――リーグ戦を通して主将として成長したことを教えてください。 「主将としてキャプテンとして周りを見ることばっかりに力を注ぎすぎていました。そこから1人の選手として点を取りにいくことは、夏よりも成長できたかなと思います」 横田――リーグ戦を振り返っていかがでしたか。 「みんなが悪い時でも、声を掛けてお互い励まし合いながらとてもいい雰囲気でやれたことが、全勝という結果につながったかなという感じです」 ――全て勝ち切ることができた要因は何だと思いますか。 「それぞれのチームに対して対策をみんなで話し合って、それを試合で表現できました。練習してきたディフェンスを出せたことが1番大きな要因だと思います」READ MORE -
国武大に勝利 リーグ戦全勝まであと1勝に迫る/関東大学2部リーグBブロック
バスケットボール(女子) 2022.10.241次リーグでは2点差で勝利を収めた国武大と対戦。第1Qからポイントを量産し、一気に10点近くのリードが生まれる。第2Qでは合計で6本の3Pシュートを決め、追い上げるスキを与えない。後半も攻撃の手を緩めることなくそのまま試合終了。リーグ戦の連勝記録を12に伸ばした。 ◆8・27~10・30 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼10・23 対国武大戦(東女体大)〇明大79{21―12、21―21、17―12、20―18}63国武大 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 1次リーグは勝利で終わったものの、その点差はわずか2点。決して油断はできない1戦だ。留学生の高さを生かす相手の攻撃には対策はしてきたが、試合序盤はなかなかディフェンスがかみ合わない。しかしオフェンス面でシュートが決まり始めると、作られた明大の流れがディフェンスもかみ合わせていく。相手の得点を抑え、第1Qは9点差でリード。続く第2Qでもその勢いは止まらない。タイムアウトをとるなど、相手は流れを切りにかかるが、明大のシュートは何本もゴールに吸い込まれる。第1Qの点差のまま、42―33で前半は終了した。 しかし「もったいないミスで、この離れた点差を自分たちで縮めてしまっていた」(山本)。第3Qでも果敢にシュートを狙いにいくがミスが多発。その間に相手は着実に差を縮め、一時は4点差に。傾いた流れを取り戻すため、3Pシュートで点を稼ぎ前半のリードを取り戻すことに成功。その後点差をさらに広げ、そのまま逃げ切り79―63で勝利を飾った。今試合で決めた3Pシュートの数は全部で15本。中でも7本決めた神山はゲームハイである28得点の活躍を見せた。 長かったリーグ戦も残すところ1試合だ。「みんなで攻める、みんなで守るという意識がチームに芽生えた」(山本)。試合を重ねていく中で、チームは大きく成長を遂げた。目標であるリーグ戦全勝まであと少し。必ずチーム全員で勝利をつかんでみせる。 [小原愛] 試合後のコメント 山本――リーグ戦を通して成長できたところはありますか。 「個人的にはやはりたくさんの相手と試合したり、2回戦わなくてはいけない中で、次こうしようとか(試合中に)臨機応変に対応できるようにはなってきたかなと思います」 ――最終試合の意気込みを教えてください。 「次は明学大さんで1番自分たちと相性が悪い相手だと思います。でもやってくることはわかっているのでまた1週間練習で対策して勝って、昇格戦でも勝って2部Aに上がることができればと思います」READ MORE -
関学大相手に100点ゲームで快勝 リーグ戦11連勝/関東大学2部リーグBブロック
バスケットボール(女子) 2022.10.172次リーグ2戦目の相手は関学大。序盤は接戦だったものの確実にシュートを決め、点差を広げていく。試合は終始明大ペースで進んでいき、104―66と3桁得点で快勝。リーグ戦11連勝を飾った。 ◆8・27~10・30 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼10・15 対関学大戦(エスフォルタアリーナ八王子)〇明大104{27―24、27―14、19―16、31―12}66東海大 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。 第1Q開始直後、すかさず佐藤がレイアップシュートを決め先制。ここまで全勝ときている勢いそのままにその後も着々と得点を重ねていく。しかし残り1分から3連続3Pシュートを許し、相手の盛り上がりは最高潮に。3点差に迫られ第1Qを終えた。それでも「自分たちがやられたことに対して、タイムアウトごとに相手のオフェンスにアジャストしていった」(CF後藤葉の佳・理工1=鵠沼)と第2Qでは、ディフェンスに磨きをかけ、前のQよりも少ない14失点に抑えることに成功。前半を54―38と点差を広げ折り返した。 後半も明大ペースで試合を進めていく。第3Q序盤は相手にボールを握られる時間が続いたものの、リバウンドから全員で素早くパス回し、最後は新林がシュート。これを皮切りにシュートが決まりはじめ確実に得点を重ねていく。第4Qでも終始攻撃が止まらず、100点ゲームで関学大相手に圧勝した。 今試合の勝利でリーグ戦での連勝を11に伸ばした明大。「全員がいい雰囲気でできている」(後藤)と試合中、常に笑顔でハイタッチしている姿を見せていた。目標は2部A昇格、そしてその先勝ち続けるチームになること。その目標に向け、まだまだ戦いは続く。 [宮本果林] 試合後のコメント後藤――今日の試合を振り返っていかがですか。 「2部Aへの昇格戦が懸かっている試合で勝ち切ることが絶対条件だったのですが、そこでしっかり勝てて昇格戦に進めたという部分は良かったです。ですが、最初の出だしの部分が悪く、相手にシュートを打たせてしまい、決められてしまいました。なので最初から集中力を持ちたいなと思います」 ――ここまで全勝ですがいかがですか。 「自分たちが目標にしているのが、2部A昇格です。そしてその先、2部Aにとどまるということをとしてやってきているので、2部Bでの勝利は当たり前として考えていきたいと思っています」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
バスケットボール部(女子部)は当時男子部の監督を務めていた阿部敏一郎元監督(昭24商卒)によって1982年に創部された。初期メンバーは3人のみで、試合を行うためには最低5人の選手が必要だったため、相手チームからサブの選手を借りるなど、苦労した日々を送った。それでも2009年に4部リーグから3部リーグに昇格。2016年には創部初の2部上位リーグに参入を果たすなど着々とレベルを上げてきた。推薦者のみならず、一般入部生も共に練習に励み、一致団結して大学最高峰の1部リーグ昇格を目指している。