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苦難乗り越え笑顔でラストゲーム終える/東京六大学対抗戦
バスケットボール(女子) 2018.11.18笑顔で幕を閉じた。リーグ2部Bブロック残留となった明大は今大会を最後に4年生が引退。最後まで明大らしい明るい雰囲気の中試合を終え、花道を迎えた。 ◆11・10~18 東京六大学対抗戦 ▼11・18 対早大戦(立大新座キャンパス体育館) 明大67{5-20、22-19、11-31、29-20}90早大○ スターターはG藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。 いつも通りの笑顔の中最後の試合を終えた。インカレ出場権を持たない明大にとっては今回の六大学対抗戦がシーズン最後の試合。試合は1部所属の早大に圧倒される中、残り4分出場メンバーを全員4年生へ。「楽しく終われた」(藤野)と最後まで明るさを絶やさなかった。リーグ戦は9勝5敗で3位と入替戦に進むことは叶わなかった中、1年間チームを率いた多久も「最後に4年生5人で出られたのは良かったし、やってきて良かったと思えた」と最後のプレータイムを振り返った。 楽しい時間だけではなかった。多久、藤野はともに3年次ケガで戦線離脱。その影響もあり昨年度は2部Aから降格した。しかし「苦しい時期もあったけど、こうやって楽しくバスケができて良かった」(藤野)。すべて乗り越え最後まで戦い抜いた選手たちに「ご苦労さんとしか言えなかった。長くしゃべると涙が出ちゃうから(笑)」と渡辺徹監督も選手と同じく笑顔で締めくくった。 バトンは次世代に託された。「来年度は4年生が上手くまとめて2部Aに上がってほしい」(多久)。鋭く、ひたむきなプレーと明るさを引き継いでいく。来年度こそは昇格へ。新たな世代のスタートが切られた。 [田北俊介] 試合後のコメント 渡辺監督――今年の4年生はどんな学年でしたか。 「明るい年でした。楽しくできたと思います」 ――4年生にどのような言葉をかけましたか 「長くしゃべると涙が出てきてしまうので『ご苦労さん』としか言えなかったです」 多久 ――4年間を振り返っていかがですか。 「最初の2年間から試合に絡ませてもらっていてありがたかったです。でも。3年生の時にケガで出られなくなってしまいました。4年生になった時にチームを引っ張るようなプレーができなくて難しかったです。でも、最後までみんなが自分についてきてくれて良かったです」 ――来年に期待することは何ですか。 「今の3年生は周りに発信することが苦手な人が多くて、2年生は自由な人が多くて、そこを上手く来年の4年生がまとめて、2部Aに上がってくれればと思います」READ MORE -
青学大に1勝1敗 入替戦進出ならず/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2018.10.22涙をのむ結果となった。リーグ最終戦は入替戦の残り1枠を懸けた青学大との直接対決。2勝が必要な明大は1回戦を逆転勝利で収める。しかし、2回戦は延長戦に突入するも74―81で逆転負け。入替戦進出の望みは、はかなく散った。◆9・1~10・28 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館) ▼10・20 対青学大1回戦(関東学大金沢八景体育館) ○明大74{14―18、18―18、21―18、21―15}68青学大▼10・21 対青学大2回戦(関東学大金沢八景体育館) 明大74{15―22、18―4、27―22、8―20、6―13}81青学大○ 1回戦目のスターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。2回戦目も、同スターター。 逃げ切ることができなかった。前日に逆転で勝利し、入替戦進出へ弾みを付け臨んだ2戦目。先に相手に主導権を握られ、7点ビハインドで始まった第2クオーター(Q)。猛追に掛かる明大の連携の取れた粘り強いディフェンスとリバウンドに、相手は手も足も出ず。失点をたったの4点に抑え、一気に逆転。流れを引き寄せる。その勢いのまま第4Qを60―48と12点のリードで迎える。しかし、この点差がスキを生んでしまった。「相手の巻き返すという気持ちに負けた」(藤野)。守りに入った明大に対し、捨て身でかかる青学大。勢いに気圧され、うまくリズムがつかめず。残りの5分は1点も奪えないまま、68―68で延長戦にもつれ込んだ。延長戦でも「勝負どころで相手の方が集中力があった」(藤野)と相手の追い上げムードを止められず、74―81と逆転負けを喫した。 接戦の試合で第4Qまでに10点以上リードしたことがなかった明大。「もっと攻めてよかったと思うし、ディフェンスもガツガツいってよかったと思う」(多久)。慎重になりすぎた結果、かえって足が止まってしまった。オフェンスは個人プレーが目立ち、得点は伸びず。第4Qでの得点はわずか8点。ディフェンスもファールが重なり、のびのびとプレーできず。勝負どころでの焦燥、相手の猛烈な追い上げムードに最後はなすすべがなかった。今リーグ、勝った試合の第4Qの平均得点は23点。一方、負けた試合の平均得点は12点。土壇場での弱さという課題が、最後まで尾を引いた。 全14試合を9勝5敗で終えた明大。3位と惜しくも入替戦には進めなかったが、これで終わりではない。来月には東京六大学対抗戦が控えている。「気持ちを切り替えて楽しくやりたいけど、立大にリベンジしたい」(多久)。今のチームで臨む最後の大会。勝って、笑って最後の大会を飾りたい。 [大橋未来] 試合後のコメント 1戦目 多久 ――今日の試合を振り返っていかがでしたか。「最初はやられてしまったところがあったのですが。ディフェンスで粘ることができました。立大とか玉川大の時は良いディフェンスをしてもミスで自爆する部分が多かったのですが、今日はそういうところで決め切れたのが勝てた要因だと思います」 2戦目 渡辺徹監督――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「3Qまでうちの勝ち試合に近い形だったのに、4Qで勝ちを意識してしまったのか、動きが止まり、オフェンスがうまくいってなかった。もう少し冷静になっていればよかったので、悔いが残ります」 藤野 ――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか。 「いざという時に決められなかったり指示出せなかったり、大切な場面でのミスもあって、そこは申し訳なかったなと思います」READ MORE -
玉川大に1勝1敗 Aブロック昇格への望みつなぐ/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2018.10.14前日の涙を笑顔に変えた。玉川大1回戦目は第1クオーター(Q)で出遅れ、2点差で惜敗。一転、切り替えて迎えた2回戦目では、序盤からシーソーゲームを繰り広げる。第4Qで攻め気を見せた明大が、68―59で勝利を収めた。連敗を3で止め、入替戦進出に望みをつなげた。◆9・1~10・28 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)▼10・13 対玉川大1回戦(立大新座体育館)明大64{18―23、17―21、16―13、13―9}66玉川大◯▼10・14 対玉川大2回戦(立大新座体育館)◯明大68{15―16、15―15、15―12、23―16}59玉川大 1回戦目のスターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。2回戦目は、G小野尾梨紗(文3=昭和学院)、G藤野、G坂本、F多久、F清水。 最終Qで意地を見せた。「やるしかない」(藤野)。前日に2点差で負けた玉川大相手に、強い気持ちで臨んだ2回戦目。追いつ追われつの接戦となるも、57―56で迎えた第4Q残り1分57秒、明大が均衡を破った。「相手のファウルがかさんでいたので、攻め気でやっていこうという話をした」と多久。主将自ら相手のファウルを誘い、フリースローを獲得して3点差。「行ける、行ける!」というベンチからの激励だけでなく、駆け付けていた女子ラクロス部の華やかな応援も加わった会場は、明大ムードに。極め付きは残り29秒、エンドラインから小野尾が華麗なドリブルでボールを運び、ゴール下の多久にパス。見事な速攻での得点に、会場は沸いた。この時点で点差は8となり、勝負あり。最終スコアは68―59、笑顔で試合を終えた。 「交代で出場した子が点を決めてくれるとベンチも盛り上がるし、私たちもまた頑張ろうって気持ちを新たにできる」(多久)。1回戦目では出場のなかった鷹見柚香(商2=昌平)が、2回戦目では全Qで得点を決めた。「練習中からよくシュートが入っていた」(渡辺徹監督)というベンチスタートの鷹見は、計9得点の活躍。シックスマンの得点が、チームを勢い付けた。 リーグ戦も残すところあと2戦となった。最終カードの相手は現在2位の青学大。この2戦に勝利すれば、入替戦出場への可能性がぐっと高まる。「大切な試合となるが硬くなり過ぎずに、楽しんでやっていきたい」(多久)。笑顔で終えるためにも、大きな二つの白星をもぎ取りたい。[亀井笙子]試合後のコメント1戦目渡辺監督――試合を振り返ってみていかがですか。「競るだろうということは予測していました。そういう試合こそ1本1本が大事になってくるのに、特に前半はイージーシュートを外してしまいました。また、相手の9番の3Pシュートがボンボン入りました。そこの抑えが甘かったです。明日は勝たないといけないので、しっかりやります」坂本――出だしが悪かったのはなぜですか。「ディフェンスの声掛けがなかったからです。スクリーンされてスイッチするのか、それとも付いていくのかという基本的な声掛けがなかったのと、相手にオフェンスリバウンドに飛び込まれることが多かったです。そういうのがあって自分たちのペースに持っていけませんでした」2戦目藤野――前日は悪かった出だしが、今日は良かったです。 「声掛けをすることで全員の気持ちが前を向けていて、攻め気でできたというところは大きかったかなと思います」――青学大戦に向けて、意気込みをお願いします。 「一戦一戦、強気でやるしかないので、全員攻め気でリバウンドやルーズといった当たり前のことをしっかりできるようにしていきたいなと思います」多久――前日の試合後の暗い雰囲気から、キャプテンとしてどのように立て直しましたか。 「昨日負けましたが、同時に立大が青学大に勝ったという話を聞いて、まだ自分たちに望みがあるっていうことが分かりました。また、泣いても笑っても残り3試合しかないので、それだったら笑って終わりたいし勝って終わりたいっていう気持ちがありました。そのために、チームの雰囲気が悪いままだと勝てないので、しっかり今日は楽しくやろうっていうのを一番に言ってやってきました。そこはみんなにも通じて、楽しくできていたと思うので、すごく良かったと思います」READ MORE -
あと一歩届かず立大に連敗/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2018.10.08ヤマ場を越えられなかった。勝敗数で2位に並ぶ立大との直接対決。2戦ともミスから流れをモノにできず惜敗を喫した。Aブロック昇格が懸かる大事な一戦を落とし、順位は3位に。上位2位までが進出できる入替戦への出場は厳しくなった。 ◆9・1~10・28 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館) ▼10・6 対立大1回戦(神大湘南ひらつかキャンパス体育館)明大61{19―19、11―16、20―19、11―12}66立大◯▼10・7 対立大2回戦(神大湘南ひらつかキャンパス体育館)明大73{27―25、14―16、12―15、20―24}80立大◯ 1戦目のスターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。 2戦目は、G小野尾梨紗(文3=昭和学院)、G藤野、G坂本、F多久、F清水。 ミスで勝利を逃した。1戦目は、第2クォーター(Q)で仕掛けられたゾーンディフェンスに対応できず。先に相手に主導権を握られ、追い掛ける展開となった。何度も何度も点差を離されたが、その度に攻め気のプレーで必死に食らい付いた。しかしリードを奪うことはできず、61―66で落とした。2戦目は、第1Qからシーソーゲームを繰り広げ、前半を41―41と同点で折り返す。試合が動いたのは第3Q。ゾーンディフェンスを仕掛けるも、相手に3Pシュートを3本連続で決められる。そこでマンツーマンディフェンスに切り替え。これが功を奏し猛追を見せる。だが「追い付いたところでイージーミスをしてしまった」(多久)。要所でのパスミスやターンオーバーから流れに乗り切ることができず、73―80で2戦目も僅差で敗れた。 リーグ終了時に上位2チームが、Aブロック昇格を懸けた入替戦に進出する権利を獲得できる。立大とは勝敗数で2位に並んでいたため、この連戦では勝利が欲しかった。ただ、残り2カードあり、最終カードは現在1位の青学大との対戦も控える。昇格への望みがなくなったわけではない。 次の相手の玉川大は、青学大に1勝を挙げ、7勝3敗と勝敗数で明大と並んでいる。また、今年度の東京都夏季選手権では65―66と1点差で惜敗した。雪辱とAブロック昇格を果たすため、正念場を乗り越える。 [大橋未来]試合後のコメント1戦目藤野――今日の試合を振り返っていかがでしたか。「自分たちの流れをつかめそうという時にパスミスとかが続いてしまって、ムードに乗れなくてもったいないことが多かったです。明日は改善できたらと思います」2戦目渡辺徹監督――立大戦を振り返っていかがでしたか。 「立大も選手がそろっているのは大体分かっていたので、あとは気持ちの戦いだろうと思いました。またシュートが確率的に立大の方が上回ったと思うので、その辺で負けたかなと思います」 多久――立大戦を振り返っていかがでしたか。 「2試合とも勝てない試合ではなかったと思います。昨日の試合も自分たちのミスから流れをつかみ切れない部分がありました。自分たちがミスしたところを立大はしっかり決めてきていたし、自分たちは立大がミスしても決め切れない部分が目立っていたと思うので、そこの差かなと思います」――来週の試合に向けて修正したいところはどこですか。「ディフェンスや、点差を離された時に一人一人の気持ちが集中し切れていない部分だったり、ミスをしてしまう弱さだったり、そういうところを変えていきたいです。1、2週間で変わることか分からないですけど、気持ちの部分では負けないように練習中からやっていきたいと思います」 ――玉川大戦に向けて一言お願いします。「絶対に落とせない2戦だと思うし、都大会で玉川大に悔しい負け方をしました。もう一度気を引き締めてやっていきたいと思います」READ MORE -
つけ入るスキ見せず 大妻女大に20点差以上で連勝/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2018.09.23攻守で圧倒した。5勝1敗と好調のまま迎えた大妻女大との連戦。1戦目は堅守でロースコアに抑え20点差で勝利を収めた。2戦目は精密なシュートで大量106得点を挙げ大勝。8戦目まで終え7勝1敗とした。◆9・1~10・28 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)▼9・15 対大妻女大1回戦(神大湘南ひらつかキャンパス体育館)○ 明大86{23―10、18―16、19―19、26―21}66大妻女大▼9・16 対大妻女大2回戦(神大湘南ひらつかキャンパス体育館)○明大106{23―30、27―12、26―13、30―21}76大妻女大 スターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。 手堅く連勝をつかんだ。1戦目は「守り切れた」(多久)と立ち上がりから強度の高いディフェンスで相手にチャンスを与えず。終始主導権を握り勝利を収めた。2戦目は「ポイントゲッターに簡単に打たれ過ぎた」(坂本)と相手エース・米澤美優(大妻女大)を中心に失点を許し第1クオーター(Q)で30失点を許した。しかし、明大も藤野、坂本が奮起。高精度のアウトサイドシュートで得点を重ね、30点差をつけ勝利をつかんだ。 エースが輝きを取り戻した。昨年度、得点源として多久不在の明大を支えた坂本。今年度はシュート確率が上がらず、リーグ戦で唯一黒星を喫した関東学大戦では3Pシュートが7本中0本と調子を落としていた。しかしこの連戦では「自分のタイミングでシュートを打てた」(坂本)。1戦目から調子を上げ2戦目では3Pシュート7本を含む29得点を獲得。連勝へ大きく貢献した。落とせない試合が続く。次戦の相手は勝敗数で並んでいる立大。そしてその後には、昨年度共に2部Aブロックから降格した青学大戦が控える。2部Aブロック復帰に向け正念場を迎える。[長沼遼太]試合後のコメント1戦目多久――今日の試合を振り返っていかがですか。 「全体的にディフェンスは守り切れていたと思うのですが、リバウンドに飛び込まれてしまいました。明日に向けて修正しないといけないポイントだと思います。あとはディフェンスが挟みにきたときに、結構ミスが多かったので落ち着いていきたいです」小野尾梨紗(文3=昭和学院) ――今日の試合を振り返っていかがですか。 「ダブルチームで来るところとか、スリーを打ってくるという予想はしていました。でも、自分たちが慌ててしまって対処し切れなかった部分があって、一回流れをつくらせてしまいました」――明日の試合に向けて意気込みをお願いします。 「今日みたいな試合展開になると思うので、そこはしっかり落ち着いてプレーをしていけたらいいなと思います」2戦目坂本――今日の試合を振り返っていかがですか。 「前半は相手のポイントゲッターに簡単に打たれ過ぎていました。そこはもっと止めないといけなかったと思います。でも、自分的にはシュートのタイミングも良く打てていたのでよかったと思います」――1週間空きますが修正する点はどこですか。 「リバウンドを最後まで取り切れていない部分があるのでしっかりボックスアウトしていきたいです。次の立大は自分より大きい人が多いのでそこをしっかり課題としていきたいです」READ MORE -
ディフェンス好調 大東大に連勝/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2018.09.16要所を押さえた。3勝1敗で迎えた4節目の相手は大東大。1戦目は引き締まったディフェンスで得点を抑え34点差で勝利。2戦目はオフェンスを修正され点差は縮められたが、なんとか連勝をつかんだ。 ◆9・1~10・28 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)▼9・15 対大東大1回戦(神大湘南ひらつかキャンパス体育館)○明大88{23―16、21―13、22―10、22―15}54大東大▼9・16 対大東大2回戦(神大湘南ひらつかキャンパス体育館)○明大81{15―19、21―13、22―15、23―23}70大東大 スターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C洲崎志織(情コミ2=正智深谷)。 相手の得点源を完全に抑えた。大東大はこれまでの試合で平均約30得点を挙げているエース・内藤祐衣を擁する。1試合目は内藤をわずか14得点に抑え相手にリズムをつかませなかった。オフェンスでは多久がリバウンドで躍動しセカンドチャンスをつくり出した。「安心感があった」(小野尾梨紗・文3=昭和学院)と、外してもリバウンドが取れる心の余裕からアウトサイドシュートを次々とリングに沈める。小野尾は3Pシュート6本を含む25得点を決め勝利に大きく貢献。前試合で課題となった得点力不足を克服してみせた。2戦目は高い対応力を見せた。開始直後から7点のリードを許し敗戦ムードが流れたが「思い切って代えた」(渡辺徹監督)。センターの洲崎とガードの小野尾を交代しディフェンスに特化したメンバーに。この起用が功を奏し11点差で勝利。連勝をつかんだ。昇格には連勝が不可欠だ。次戦の相手は7位の大妻女子大。現在3位の明大は2部Aリーグ復帰に向け足踏みは許されない。「そろそろめどを立てたい」(渡辺監督)。連勝をつかみ昇格を視野に入れたい。[長沼遼太]試合後のコメント1戦目小野尾――今日の試合を振り返っていかがですか。「この一週間ちゃんと大東戦に向けて対策を練ってきたので、ちゃんとこの試合で出せたのは良かったと思います」――3ポイントを6本決めましたがいかがですか。「自分のリズムで打てていたと思うので。でも、そのリズムで打てていたというのは周りがそういうリズムを作ってくれたというのもあったので、明日も自分のリズムを作っていけるようにしたい」 2戦目渡辺監督――今日の試合を振り返っていかがですか。「ディフェンスが良くなってきていて相手に簡単にやらせていなかったです。昨日も今日も相手の3番を抑えられていました。昨日も今日もユメ(清水)とかイク(阪本)が中心となって抑えてくれていたので相手のリズムを作らせないディフェンスになったのかなと思います」――次への意気込みをお願いします。「タイプ的には外からガンガン打ってくる感じなので、簡単にシュートを打たせないことを意識したいです。次で2勝して昇格へのめどを立てたいですね」READ MORE -
オフェンス不調 関東学大に1勝1敗/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2018.09.09決定力が足りなかった。開幕連勝で迎えた関東学大との2連戦。今年度3部から昇格してきた相手に連勝をつかみたかったが、1回戦は決定力不足で敗北を喫した。続く2回戦はリバウンドを修正し3点差で勝利。最悪の結果は免れた。◆9・1~10・28 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)▼9・8 対関東学大1回戦(立大新座キャンパス体育館) 明大50{15―16、13―12、14―14、8―12}54関東学大○ ▼9・9 対関東学大2回戦(立大新座キャンパス体育館)○明大60{19―15、13―12、12―21、19―12}57関東学大スターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。 ことごとくリングに嫌われた。今年度から2部Bブロックに昇格してきた相手に連勝を狙っていた。しかし、序盤から相手ディフェンスを崩せてはいたがシュートの精密さを欠き、4点差で敗北した。この試合で入った3Pシュートは18本中1本。「あれだけ外していては勝ち切れない」(渡辺徹監督)。逆転を狙うシュートは無情にもリングに弾かれ、勝利をつかむことはできなかった。まさかの敗戦から一夜。「こんなところで負けてはいられない」(渡辺監督)とチームは前を向いたが、この日も精度は上がらなかった。しかし、前試合から変化したのは「リバウンドへの意識」(多久)。多久を中心に積極的にリバウンドに跳び粘り強く得点につなげた。この意識の変化が功を奏し、3点差で勝利をモノにした。 決定力の回復が急がれる。「オフェンスを修正したい」(多久)と、このカードで得点力不足が浮き彫りとなった。次戦の相手は高い攻撃力を誇る大東大。激しい点の取り合いが予想されるが2部Aブロック復帰に向け負けるわけにはいかない。課題を修正し、3連勝を狙う。 [長沼遼太] 試合後のコメント 1回戦渡辺監督 ――今日の試合を振り返っていかがですか。 「そこまでやられているわけではないけど出だしでオフェンスのリズムが悪くて、相手を波にのせてしまいました。もう一度スタートからディフェンス頑張ってやっていきたいです。こぼれ球をあそこまで拾われたら勝てないです。明日どこまでいけるか、めちゃくちゃやられたわけではないので。オフェンスもあれだけゴール下フリーのところで外していると勝ちきれない。ドライブとか崩せてはいるのですが、単発だったので。明日頑張らないと昇格が難しくなってくるから頑張りたいです」 ――明日への意気込みをお願いします。 「ここで負けるわけにはいかないです。疲れているかもだけど気力で頑張るしかない」 2回戦 多久――昨日よりリバウンドが取れていた印象でした。「外のシュートは打たないと入らないので『打っていいよ』と言っていた中で、リバウンドへの意識を変えて、リバウンドは拾おうと思っていました。結果、オフェンスリバウンドは取れたので良かったと思います。」 ――大東大戦への意気込みをお願いします。 「大東大は大きくはないんですけどエースのところの対策をして、オフェンスのシュートも修正して臨みたいと思います」 READ MORE -
神大に連勝で白星発進/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2018.09.03好スタートを切った。約2カ月にわたって行われるリーグ戦。昨年2部下位リーグに降格した明大は、上位リーグへの復帰を目指す。まずは、神大との開幕2連戦。2試合とも順調に勝ち切り、初戦を勝利で飾った。 ◆9・1~10・28 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)▼9・1 対神大戦1回戦(立大新座キャンパス体育館) ○明大89{30―16、21―18、19―9、19―24}67神大 ▼9・2 対神大戦2回戦(立大新座キャンパス体育館)○明大70{17―20、21―10、17―9、15―18}57神大 スターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。 試合中に修正できた。1回戦目は地力の差を見せつけ、序盤からリードし確実に勝利。しかし2回戦目は、1回戦目に苦しんだ神大のゾーンディフェンスに第1クオーター(Q)からはまってしまった。「ゾーンへの対策ができていなかった」(清水)ため、単調な攻撃が続きペースをつかめない。逆に、3Pシュートを第1Qだけで3本も決められ、17―20とリードを奪われた。それでも「(1回戦目と)同じことをやっても勝てない」(多久)と、ここで、ハイ・ロー(※1)のダブルポスト(※2)を使った攻撃を開始。これが功を奏し、インサイドで得点を重ねるようになると流れは明大に。高い修正力を見せ、前半を38―30と逆転して折り返した。第3Qでは、シュートまで行かせないほどの圧巻のディフェンスで攻撃の手を封じ、失点を一桁に抑えた。そこで相手を一気に突き放し余裕を生むと、第4Qではベンチメンバーも全員出場。70―57で無事に勝利を挙げた。 油断はしない。同じ相手と2日続けて試合するリーグ戦。長く続くリーグ戦で勝つために「どんな相手でもチャレンジャーとして戦っていきたい」(小野尾)。次の相手は関東学大。チャレンジャー精神で2勝を狙う。 [大橋未来] (※1)ハイポストとローポスト(※2)ポストエリアに2人のプレーヤーがポジションをとること 試合後のコメント1回戦多久――2Qでなかなか点差を広げられませんでした。 「相手のディフェンスがゾーンに変わってそこから思うように攻められなかったです。そこが明日の課題だと思うのでしっかり話し合って修正していきたいです」 ――2回戦への意気込みをお願いします。 「土日同じ相手と戦うということで同じようにやっていては絶対に勝てません。今日のできなかった部分を修正して明日も全員出られるように頑張りたいと思います」 2回戦 G小野尾梨紗(文3=昭和学院)――今日の出だしについてどう思いますか。 「たぶん心のどこかで気を抜いてしまったところはあるのかなと思います。相手からしたら、明大に対してチャレンジャーとして挑んでくるかもしれません。でも自分たちもやってやるんだって気持ちでいないと、これからもリーグ戦はうまく戦っていけないかなと思います。だから、どんな相手でも明大はチャレンジャーとして戦っていけるようにしていきたいです」 ――次の関東学大戦に向けて一言お願いします。 「関東学大も積極的に攻めてくるチームなので、そこをしっかり自分たちが抑えていかないといけないと思います。勢いに乗るとやっかいなので、しっかりやることをやっていけたら良いかなと思います」READ MORE -
ガッツ見せるも拓大に敗北 4回戦敗退/関東大学女子新人戦
バスケットボール(女子) 2018.06.11上位校の力に圧倒された。4回戦は昨年度4位の拓大に挑んだ。第1クオーター(Q)はインサイドとアウトサイドの攻撃を組み合わせ互角の展開。しかし、第2Qから明大のファウルが増え始め流れは拓大へ。その後流れを奪い返せず、45―77で敗戦。ベスト16で大会を終えた。◆5・26~6・17 第8回関東大学女子新人戦(各大学体育館) ▼6・9 4回戦 対拓大戦(白鷗大体育館) 明大45{19―17、9―24、9―14、8―22}77拓大○ スターターは、G稲葉窓華主将(政経2=下妻一)、G西来実(理工1=鵬学園)、F鷹見柚香(商2=昌平)、F清水智央(文2=東京成徳大)、C洲崎志織(理工2=正智深谷)。 実力差を実感させられた。4回戦の相手は1部リーグ所属の拓大。序盤は「ディフェンスリバウンドとルーズボールをしっかり取れていた」(渡辺徹監督)とひた向きなプレーで流れをつくった。さらに稲葉のアウトサイドシュートと洲崎、清水のポストプレーで得点を稼ぎ19―17と第1Qでリードをつくる。しかし、第2Q、洲崎の個人ファウルが三つとなりベンチに下がる。すると、インサイドの柱を失い「リバウンドが苦しくなった」(稲葉)。第1Qでは取れていたリバウンドを奪われ始め逆転を許す。その後流れが拓大に傾くと「普段入るシュートが落ちていた」(渡辺監督)と反撃のチャンスをつかめず一方的に点差を広げられ45―77で敗北。新人戦は昨年度と同じくベスト16止まりとなった。 最後までガッツを見せた。登録メンバーが6人のみと体力的につらかった明大。しかし「後半は疲れが出ていたが、リバウンドに飛び込めていて良かった」と渡辺監督。最後までルーズボールやリバウンドを懸命に追い続けた。「チャレンジャーとして攻められた」(洲崎)と選手たちも確かな手応えを感じている。強豪にもひるまない度胸を持った1,2年生たちの今後の活躍に期待がかかる。 [田北俊介] 試合後のコメント渡辺監督 ――試合を振り返ってみていかがですか。 「このメンバーの数でよく頑張ったと思います」 ――秋のリーグ戦に向けて一言お願いします。 「稲葉をワンポイントで使えそうかなっていう感触を受けました。そういう面では今日の試合は非常にいい経験になったと思います」 稲葉 ――今大会を振り返っていかがでしたか。 「試合を重ねるごとに一体感が出てきて、最後の試合はみんな同じ方向を向いてできたので良かったです」 ――秋のリーグ戦に向けて意気込みをお願いします。 「今大会で得られたものがいっぱいあったのでそれを生かして秋のリーグ戦に臨みたいと思います」 洲崎 ――今大会を振り返っていかがでしたか。 「練習が始まった時は攻め気がないのが一番目立った欠点だったんですけど、今日の試合も最後まで攻め気を持ってできたので良かったです」READ MORE -
徹底されたディフェンスで桜美林大に圧勝/関東大学女子新人戦
バスケットボール(女子) 2018.06.04前半で試合を決めた。3回戦は3部リーグ所属の桜美林大との対戦。第1クオーター(Q)から速攻を中心に得点を稼ぎ、66―13と大量リードで前半を終える。後半も勢いは衰えず125―32で快勝。終始、攻守で圧倒した。◆5・26~6・17 第8回関東大学女子新人戦(各大学体育館)▼6・3 3回戦 対桜美林大戦(大東大東松山体育館)○明大125{30―9、36―4、26―10、33―9}32桜美林大 スターターは、G稲葉窓華(政経2=下妻一)、G西来実(理工1=鵬学園)、F鷹見柚香(商2=昌平)、F清水智央(文2=東京成徳大)、C洲崎志織(理工2=正智深谷)。 攻撃の手を緩めなかった。序盤からディフェンスでプレッシャーをかけ続け、相手のボールを何度もスティール。そのまま速攻を仕掛け一気に流れをつかんだ。「みんな攻め気でシュートに行けたのが良かった」(洲崎)。インサイドでは清水と洲崎のハイローでのポストプレーで得点を量産。2人で合計57得点を稼いだ。後半になると中だけでなく3Pシュートも決まり125―32で快勝。今大会3戦目にして初の100点ゲームとなった。 リバウンドを制し、相手を封じ込めた。「みんなでディフェンスとリバウンドは絶対頑張ろうと決めていた」(洲崎)。ボールにしっかり反応し、第1、2Qともに失点は1桁。疲れが出てきた後半も、相手のシュートが入るたびにディフェンスを修正。試合全体での失点もわずか32点に抑え、高い守備力を見せつけた。 次の相手は今大会のヤマ場、1部リーグ所属の拓大。格上の相手に対し、リバウンドやルーズボールなど「泥臭いプレーは相手より強い気持ちで行きたい」(清水)。持ち前の攻め気のプレーで、高さのある拓大を攻略する。[大橋未来]試合後のコメント清水――試合を振り返ってみていかがですか。 「相手が小さかったというのもあって、外から攻めるというよりは中にパスを入れることを意識してプレーしました。そういう面に関してはうまく攻めることができたと思います」――次は拓大との試合です。 「自分たちよりも大きいし、個人の技術もうまいと思います。でも、ボールを追い掛けるところやリバウンドのところとか泥臭い部分は、技術というより気持ちの部分だと思うので、プレーがうまくいかなかったとしても、そういうところは相手より強くやっていけたらいいと思います」洲崎――試合を振り返ってみていかがですか。 「連戦だったんですけど、ディフェンスは頑張れたところもあったし、速攻も何本か出たところは良かったと思います」――ディフェンスについて作戦はありましたか。 「昨日に引き続いてリバウンドとディフェンスは絶対頑張ろうと決めていたので、そこでみんなの気持ちが入ったのかなと思います」――拓大戦への意気込みをお願いします。 「拓大は本当に格上のチームで身長もあります。今まで通りでは絶対に攻められないので、中でも外でもオフェンスができるようにすることと、ディフェンスでは全員が足を動かして、自分たちのボールになるまで集中して頑張れるように、1週間で仕上げていきたいです」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
バスケットボール部(女子部)は当時男子部の監督を務めていた阿部敏一郎元監督(昭24商卒)によって1982年に創部された。初期メンバーは3人のみで、試合を行うためには最低5人の選手が必要だったため、相手チームからサブの選手を借りるなど、苦労した日々を送った。それでも2009年に4部リーグから3部リーグに昇格。2016年には創部初の2部上位リーグに参入を果たすなど着々とレベルを上げてきた。推薦者のみならず、一般入部生も共に練習に励み、一致団結して大学最高峰の1部リーグ昇格を目指している。