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沖咲月 目配り・気配り・心配り
バスケットボール(女子) 2024.02.02今年度、主将としてチームを引っ張った沖咲月(文4=埼玉栄)。1年次から出場機会を増やし、長く中心選手として活躍してきた。PGとしてゲームメイクを担い、多くの勝利に貢献してきた沖。どんな時でも声を絶やさず、バスケを楽しむ心を持ち、4年間を歩んできた。 主体性を持つということ「自分たちのバスケを自分たちで作り上げていく姿。それと楽しそうな雰囲気があった」。そんな明大女子バスケ部に惹かれ入部し、始まった4年間。入部当初に触れたのは、上級生が作り出す全員バスケの空気感だった。「1年生から何か意見ある?」。入ったばかりの自分にも積極的に意見が求められ、自身のバスケ観をより深められる環境。選手はもちろん、監督やコーチも一体となった一つの輪ができているチームだと実感した。「言葉の力で簡単に考え方や捉え方を変えられる」と、精神面での支え合いの大切さも学んだ。そうして1年生ながらも声出しを意識し、チームを鼓舞する沖は、試合でも頭角を現していく。試合経験を重ねる中で、チームに欠かせない存在へと成長。2年次にはリーグ戦全試合スターター出場を果たした。 1敗で痛感したレベル差秋季リーグ戦での部の成績は学年が上がるごとに向上した。3年次には他を寄せ付けず、2部Bリーグ戦全勝優勝。この年は、目標にしてきた2部Aリーグ昇格を掛け入替戦に臨んだ。延長戦までもつれ、3点差で決着がついた運命の一戦。「簡単には通用しないんだということを突き付けられた」。最後まで懸命に戦い続けたものの3点差で敗北し、昇格はかなわず。順調すぎるほど勝ち続けてつないだ望みは、わずか1敗の前に打ち砕かれた。 主将の重圧さえ跳ね返すそんな敗戦を受け、迎えたラストイヤー。沖は唯一の4年生として主将に就任し、名実ともにチームを引っ張る存在になる。だがその心中は穏やかではなかった。「今まで一つ上の代が3人で担ってきたものを、自分一人がどう背負っていけばいいのか。頑張ろうという気持ちが強い分、不安は大きかった」。リーグ戦絶好調だった前年と比べられ、周囲からのプレッシャーも常に感じる日々。前年と同様の目標を掲げ練習に励んでいたが、その壁はますます高いものに見えていた。しかしそんな重圧も結果で跳ね返す。「上手くいかないからってそれは声を出さない理由にはならないよ」。落ち込みがちなとき、何度も繰り返してチームに投げ掛けたこの言葉は、自分自身を含め全員を奮い立たせていた。「勝ちを自信に変えていった」との言葉通り、リーグ戦では連勝を重ねていく。その勢いに乗り、見事2部Bリーグ2年連続の優勝を果たした。そして迎えるは運命の入替戦。前年を越えるべく大一番に臨んだ。 粘り強く戦った試合の先入替戦の相手は2部Aリーグ8位の国学院大。「第3Qまでは苦しい時間だった」と振り返るように、我慢の時間が続く展開に。明大は持ち味のディフェンスを粘り強く続けるも、リードを保たれ第4Q残り8秒となる。「全員絶対リバウンドとるよ」。タイムアウトでチームを鼓舞した後、残り数秒に4年間の思いを乗せ、最後まで声を出し走り続ける。すると味方が打ったシュートのリバウンドが自分の目の前に。「バスケの神様が味方に付いてくれたのかなって」。そのボールをゴールへ沈め、見事同点へ追いついた。そうして延長までもつれこんだ末に、奇しくも前年と同じく3点差で勝敗は決した。「バスケを小学生からやってきた中で、終わった時に涙があふれてきたのは初めて」。明大女子バスケ部、8年ぶりに2部Aリーグへ昇格を果たした瞬間だった。 バスケの楽しさに触れて「みんな純粋にバスケが好きでチームも好き。自分から頑張りたいと思える環境だった」。2部Aリーグ昇格を果たした裏には、主将を支え、共に過ごした仲間の存在があった。「時には気分が乗らない時もあった。でも後輩たちが同期のように接してくれて。そのおかげで毎日がキラキラした部活動だった」。自分たちのバスケを自分たちで作り上げ、バスケの楽しさを共有した4年間。沖の声掛けが広げた明るい輪は、いつしか自分自身を支えていた。 [橋本太陽] ◆沖 咲月(おき・さつき)文4、埼玉栄高。後輩たちへ「自分たちで明治らしさを作り上げていってほしい」。167センチ READ MORE -
リーグ戦優勝! 大一番の入替戦へ/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.11.01リーグ戦最終戦は青学大と対戦。第1Qは前日の敗戦が尾を引き、10点差をつけられ厳しい滑り出しとなった。しかし第2Q以降はペースを取り戻し逆転すると、相手の猛攻にも屈さず順調に点差を広げる。試合は85―60で勝利し、2年連続リーグ戦2部Bブロック優勝を果たした。 ◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼10・29 対青学大戦(共栄大体育館)◯明大85{14-24、23-12、19-9、29-15}60青学大 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工2=鵠沼)。 序盤は「明治らしいバスケができていなかった」(SF唐登ゆきの・文3=八王子学園八王子)。開始直後は互角の戦いであったが、第1Q途中から流れが相手に傾きだした。ディフェンスが崩され、簡単にゴール下に入られてしまい失点する展開が続く。思うように攻撃も仕掛けられず、10点差をつけられ第1Qを終えた。しかし明大は第2Qで持ち前の修正力を見せる。粘り強いディフェンスで相手のミスを誘うと、得点を量産。またPG萩原加奈(文1=浜松開誠館)の投入でオフェンスに勢いが増した。完全に波に乗った明大は見事逆転し、37―36で前半が終了。 後半も勢いは止まらなかった。第3Qは積極的に中に切り込み、テンポよく得点していく。疲れ知らずの明大はターンオーバーやリバウンドで相手のチャンスをことごとく奪い、第3Qの相手得点をわずか9点に抑えた。最終Qでは唐登の連続3Pシュートでさらに勢いづく。ベンチの盛り上がりも増し、チーム全員が一体となって戦っていた。そして試合時間残り1分で下級生と交代。会場の声援はさらに大きくなったところで、試合終了のブザーが鳴った。決して簡単な試合ではなかったが、終始笑顔を絶やすことなくいい雰囲気で勝利をつかんだ。また昨年度に引き続き優勝を果たした。 早くも次週、運命の入替戦に臨む。目標である2部リーグAブロック昇格のため、絶対に負けられない戦いとなる。「一発勝負になるので、悔いが残らないように全力で戦いたい」(萩原)。悲願の昇格まであと一歩。次戦も明大らしいバスケットで、試合を勝ち取ってくれると期待したい。 [尾﨑陽菜] 試合後のコメント唐登――今日のご自身の調子はいかがでしたか。 「最初はミスがあってあまり良くなかったのですが、後半の3Pシュートをしっかり決め切れたところは良かったかなと思います」 ――チームとして優勝ということで、結果についてはいかがですか。 「やはりとても嬉しいです。みんなで本当に試合に出ている人も出ていない人もチーム全員で1年間やってきて、リーグ戦中もどんどん成長できたので、その結果がしっかりと表れたと思います」 萩原――昨日の敗戦から生かしたことはありますか。 「昨日は相手のホームだったこともあって、最初から相手の流れに合わせてしまったところがあったので、今日は自分たちで流れを作ろうとやっていました」 ――今日の試合で良かった点は何ですか。 「前半の自分たちの悪いところを後半ではしっかり直せたところですね。相手に対応できたのが良かったかなと思います」READ MORE -
連勝ストップ 明学大の勢い止められず/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.10.29◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼10・28 対明学大戦(明学大白金キャンパス)明大59{22-16、11-14、14-27、12-16}73明学大〇 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工2=鵠沼)。 今季リーグ戦全勝中の明大は、リーグ3位の明学大との一戦に臨んだ。第1Qから順調に得点を重ね、幸先良くスタートする。しかし第2Q以降、ホームの利を生かした明学大の勢いに圧倒され、後半には逆転を許す。相手の多彩なオフェンスやリバウンド争いに苦戦した明大は、点差を縮められず59ー73で敗北となった。 リーグ戦12連勝中の勢いのまま、さらなる白星をつかみたい明大。第1Qから粘り強さを見せ、速攻からレイアップを沈めるなど順調に試合を運ぶ。しかし流れが傾き始めたのは第2Q。「コミュニケーションがうまく取れず、気持ち良くシュートを打たせてしまった」(沖)。また、相手の3Pシュートが決まるたびにベンチや観客席から大歓声が起こり、雰囲気にものまれてしまった。それでもなんとか打開しようと、神山を中心に相手のゾーンディフェンスへ効果的に切り込む。前半はリードは保ったものの33ー30の僅差で終えた。 早々に点差を広げたい後半だったが、一段と波に乗った明学大を止められない。「ディフェンスで必死に守ったが、リバウンドを多く取られた」(山本)と、相手のオフェンスリバウンドを抑え切れず、ついに逆転を許してしまう。相手の固いゾーンディフェンスの前に、アウトサイド中心に組み立てたことで攻め手が単調になり、ターンオーバーも増えてしまった。状況を打開したい明大は後藤や神山が要所で3Pシュートを沈めるも、攻撃のリズムに乗り切れない。第4Qこそ拮抗した試合展開になったが、開いた点差は巻き返せず。連勝は12でストップとなり、59ー73で敗北した。 目標の一つである、全勝優勝は達成ならず。それでも「必要な負けだったのかなと思う。気持ちを下げず、みんなで楽しくバスケをやるのが明大のいいところ」(沖)と、敗戦を前向きに捉え、気持ちは切り替えている。約2カ月に及んだリーグ戦も青学大との最終戦を残すのみ。勝利を手にして弾みをつけ、その先の2部A昇格は必ず達成してみせる。 [橋本太陽] 試合後のコメント沖主将――個人としての出来はいかがでしたか。 「大事な場面でもう少し自分の攻め気を出していきたかったです。特にリバウンドなどで、チームに背中で見せないといけなかったかなと思います」 ――リーグ戦も残すは最終戦のみです。どんなことを意識したいですか。「最終戦の試合内容が入替戦の出来に関わってくると思っています。気持ちを切らさずに、次につなげる雰囲気を持って、いいゲームしていきたいです」 山本――要所で3Pシュートが決まっていましたが、いかがでしたか。 「決めたい時に決められたのは良かったです。今日の相手のゾーンディフェンスが結構マッチアップ気味だったので、外と中のバランスをとって得点できたらもっと良かったかなと思います」 ――次につなげられるような良かったプレーはありましたか。 「相手のゾーンディフェンスの中に切り込むという指示がベンチから出たとき、神山が連続で切り込んだプレーが良かったです」READ MORE -
共栄大下し圧巻の11連勝 今大会首位を貫く/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.10.23第11戦目の相手は共栄大。前半から明大がリードするもののその差はわずか一桁。しかし後半に入ると明大の勢いが一気に加速し、第3Q終了時点で20点以上得点を離した。続く第4Qでは若干の失速を見せたものの、89―65と24点差をつけて見事勝利。連勝記録を引き伸ばしてみせた。 ◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼10・22 対共栄大戦(明学大白金キャンパス)〇明大89{23-20、22-15、32-14、12-16}65共栄大 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工2=鵠沼)。 今試合は共栄大との対戦。第1Qから山本のミドルシュートや3Pシュートが光った。また、沖の積極的なドライブインも目立ち、明大は着実に得点を重ねる。その一方で相手も速攻などにより対抗。わずか3点差の接戦となった。続く第2Qも大きくは状況が変わらず一進一退の攻防に。そんな中、山本が本日2本目となる3Pシュートを決め、じわじわと点差を広げていく。さらに沖も3Pシュートを沈めると二桁まで差が広がり、45―35で前半を折り返した。 続く第3Qは「自分たちのシュートが入るようになった」(山本)と、怒濤(どとう)の得点ラッシュとなった。まずは沖が3Pシュートを放ち得点。さらに力強いドライブインで相手のファウルを誘い、フリースローも獲得した。また、今試合は後藤の活躍も光る。相手のボールを奪ってからの速攻の場面では相手に体を当てながらゴールに向かい、フリースロー。また、身長差のある留学生相手にも動じず、少しでもスペースができると3Pシュートを放ち、見事2本連続で沈め会場を沸かせた。その他にも新林も2本連続で3Pシュートを沈めるなど相手を圧倒し、77―49と20点差以上をつけ、ついに最終Qへ。第4Qでは相手が明大に追いつかんと勢いを増し、明大に若干の失速が見られた。しかしここで負けるわけにはいかない明大。お互いファウルが重なり熱戦となるが、攻守ともに力を出し切った明大が見事勝利。最終スコア89―65と24点もの大差をつけて11連勝目を飾った。 リーグ首位を独走する明大。それでも「出だしのディフェンスでもう少し得点を抑えたいというのと、疲れた時にこそ1本走り切れるようなチームになりたい」(山本)と課題も残る。次戦の相手は明学大。入替戦のためにもぜひとも勝利をつかみ取りたい。 [清水優芽] 試合後のコメント山本――試合を振り返ってみていかがでしたか。 「第1Q、ディフェンスで15点以内に抑えるという目標で、それが達成できなかったんですけど、だんだん自分たちのシュートも入るようになって大差で勝つことができて良かったです」 ――相手の共栄大についてはいかがでしたか。 「留学生がいるといつもそこでゴール下をやられてしまったり、留学生によって外が空いてしまったりするんですけど、今日は結構両方抑えられていたのでそこは良かったかなと思います」 ――次戦への意気込みをお願いします。 「とりあえず1位というのは決まったんですけど、入替戦で勝つために次の試合も重要なので、最後まで気を抜かずに自分たちのプレーで頑張っていきたいと思います」READ MORE -
破竹の10連勝 一段と増す盛り上がり/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.10.09ここまで全勝中の明大は、国際武道大と対戦。前半は付かず離れずの展開で、わずかにリードして後半に折り返した。すると第3Qには多彩な攻撃で一気に流れを引き寄せる。第4Qに入っても攻守で粘り強さを見せ、72―50で勝利し、リーグ戦の連勝を10に伸ばした。 ◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼10・8 対国際武道大戦(明学大白金キャンパス)〇明大72{18-9、16-19、22-13、16-9}50国際武道大 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工2=鵠沼)。 リーグ戦10戦目の相手は国際武道大。前回の対戦では安定した試合運びで勝利したが「自分たちの弱いところを淡々と突いてくる印象がある」(沖)と、対策を講じて臨んだ。第1Qは後藤の3Pシュートを皮切りに7連続得点で勢いに乗る。また、神山のロングパスからSF唐登ゆきの(文3=八王子学園八王子)がレイアップを沈めるなど着々と点差を広げた。しかし第2Qは、身長差のミスマッチを突いた相手のオフェンスに苦しんだ。「点差を離せそうで離せず、流れに乗り切れない時間が続いた」(唐登)と、リードは保ったものの点差は縮められ、34―28で前半を終える。 迎えた後半は順調に得点を重ねてペースをつかんだ。「神山、新林がオフェンスのリズムを整えてくれる」(沖)。攻撃の起点となる両選手が速攻やスペースをうまく使い、連続得点で主導権を握る。第4Qに入ってもPF尾崎理咲(理工1=東京成徳大学)がオフェンスリバウンドで躍動するなど、攻守において球際の強さが光った。後半に勢いを取り戻した明大は、72―50で見事リーグ戦10連勝を飾った。 リーグ戦無敗を続ける明大は、試合を重ねるごとにチームの雰囲気も高まっている。「みんなとても仲が良いところがこのチームのいいところ」(唐登)。試合前やハーフタイムの円陣では会場に響き渡る声でチームが一層盛り上がり、試合中もベンチから大きな声援が飛び交う。次戦は玉川大との一戦。チームの結束力が連勝の勢いをさらに加速させてくれるに違いない。 [橋本太陽] 試合後のコメント沖――今日の試合を振り返っていかがですか。 「内容としてはあまり良くなかったです。それでもリーグ戦で勝ちをしっかり取れたことは良かったと思います」 ――次の試合までに改善したい点はありますか。 「点数がなかなか取れずに足が止まってしまった場面があるので、そういう時にうまくリズムが作れるように自分たちでもっとコミュニケーションをとっていきたいです」 唐登――途中交代で入るときに心掛けていることはありますか。 「自分はマイボールになった時に絶対に前を走ることを意識していて、自分にボールが入らなくても次の人にボールが入れば、という気持ちでやっています。自分が走って流れを作れたらいいなと思っています」 ――ご自身のチーム内での役割があれば教えてください。 「3Pシュートをみんなが打たせてくれるので、積極的に打っていくことです」READ MORE -
圧巻の9連勝 確固たる強さで首位独走/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.10.08今試合の相手は東洋大。第1Qは1点ビハインドで終えたが、第2、3Qでの大量得点で逆転し一気に突き放すことに成功。そのまま第4Qでの相手の猛攻を逃げ切り、81―66で快勝した。 ◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼10・7 対東洋大戦(エスフォルタアリーナ八王子)〇明大81{18-19、22-12、27-10、14-25}66東洋大 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工2=鵠沼)。 第9戦目は東洋大との対戦。1次リーグでは1点差で逆転勝利しただけに、特に油断のできない相手である。開始直後は互角の戦いが繰り広げられた。ゲームが動いたのは第2Q。沖や新林のドライブで波を引き寄せると、オフェンスリバウンドが増えていった。「最初からいい流れというわけではなかった。自分たちのシュートが入らない場面に、ディフェンスを頑張って相手がやりたいことを押さえられていた」(新林)と苦しい場面でうまく切り替えができたことが功を奏す。徐々に点差をつけ始め、40―31と一歩リードし前半を終えた。 第3Qからは選手間の連携が光った。ドライブだけでなくパス回しでスキをつくり、外からのシュートで得点を増産。戦い方がより明確になったおかげで点差は26点までに膨れ上がった。勢いそのままに最終Qに突入。しかし交代を経て攻撃の形が崩れ、相手にペースを握られてしまった。それでも積み上げた点差で何とか逃げ切り、81―66で勝利。1次リーグでの辛勝から打って変わって、ほとんど危なげなく勝利をつかみ取った。 順調に連勝街道を突き進む明大。このまま目標であるリーグ戦全勝優勝を達成し、2部リーグAブロックへの入替戦に臨みたいところだ。次戦は国際武道大との対戦。留学生を擁するチーム相手でも変わらない明大のバスケットで、勝利を期待したい。 [尾﨑陽菜] 試合後のコメント新林――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「前半はドライブとか行けたので良かったです。でももう少しディフェンスを頑張れたら良かったかなと思います」 ――試合が終わった後、キャプテンからはどのような話がありましたか。 「やはり最初にスターティングメンバーが出ていたときに粘って、最後(点差を)離せたけど、他のメンバーに変わったときに相手にやらせたくないことをやられてしまって、そういうことはチーム内で情報共有をしっかりしようという話をしました」READ MORE -
100点ゲームで快勝 負けなしでリーグ戦折り返す/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.10.01リーグ戦の折り返しとなる7戦目は青学大との一戦。序盤から互いにヒートアップする中、明大が数点差で一歩先を行く。第3Qで一気に点差をつけ、107―71とハイスコアなゲームで1巡目を締めくくった。 ◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼9・30 対青学大戦(共栄大体育館)〇明大107{27―19、21―18、34―12、25―22}71青学大 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)、CF後藤葉の佳(理工2=鵠沼)。 互いに主導権を握らせない、熾烈(しれつ)な戦いとなった。明大は粘り強いオフェンスリバウンドで攻撃の機会を増やし、着実に点を重ねていく。対する青学大は確率良くシュートを決め、明大の背中に迫る。第1Qでも27得点と序盤からハイスコアな試合となったが点差はわずか8点。流れを完全にはつかめず、第2Qに入った。第2Qでも沖の3連続得点で流れをつかみかけたところ、ターンオーバーで失速。点差は広げたものの安心できない試合展開のまま、48―37で前半を終えた。 後半は明大のギアが上がった。神山の3Pシュートから始まると、スティールや相手のファウルで試合は明大のリズムに。第3Qでは34得点とまれに見る高得点をあげ、相手を一気に突き放した。第4Qは特に「勢いに乗れて全員で戦えた」(SF唐登ゆきの・文3=八王子)。明大の勢いはとどまることなく、新林の巧みなボール運びや神山の鋭いドライブで相手の追随を許さない。また控えの選手も多く出場するとベンチからの声援も増し、結果は107―71で快勝。チーム一丸となって戦い、圧巻の7連勝を成し遂げた。 前節のPG萩原加奈(文1=浜松開誠館)のケガにより、主力を欠いた状況で臨んだ今試合。そんな中でも、コートに立つ選手とベンチが一体となり揺るがない明大の強さを見せつけた。早くも翌日に関東学大戦が控えている。全勝優勝に向け、必ず勝利を勝ち取ってくれるはずだ。 [尾﨑陽菜] 試合後のコメント山本――今日の試合を振り返っていかがですか。 「最初の入りは、ディフェンスで守るべきところを守れていなかったのですが、だんだん慣れて足が動くようになって、全員でディフェンスできたので勝ちにつながったのかなと思います」 ――次戦に向けての意気込みをお願いします。 「明日から2巡目で、多分自分たちのやりたいことを全部抑えてくると思うので、抑えられたときに次どういうプレーをできるかというのを全員が考えて動けたらいいなと思います」 唐登――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「フリースローを外してしまったのが駄目だったなと思うのですが、強気で攻められたので良かったと思います」 ――今のところ連勝が続いていますが、その点についてはいかがですか。 「連勝できているというのはとても大きいことなので良かったと思いますが、それによって他のチームがチャレンジャー精神で挑んでくると思います。それに負けないで自分たちもチャレンジャー精神を持ってみんなで頑張りたいです」READ MORE -
猛追振り切り連勝を伸ばす/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.09.25前日の勢いそのままに挑んだ6戦目の相手は明学大。明大は第1Qから攻守がかみ合い、前半を19点リードで終えた。しかし後半からは相手の猛攻に押され、じわじわと点差を詰められる苦しい展開に。それでも試合終了のブザーが鳴るまで集中を切らさなかった明大が勝利し、6勝目を飾った。 ◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼9・24 対明学大戦(明学大白金キャンパス)〇明大71{23―13、18―7、20―19、10―20}59明学大 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、PG萩原加奈(文1=浜松開誠館)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)。 「今日はいつもより出だしが良くて、それが勝利につながった」(沖)と振り返るように、明大は試合開始直後に先制点を挙げ、勢いに乗った状態で試合を進めていく。積極的なディフェンスやリバウンド、スティールを仕掛けて相手に流れを渡さず、10点の差をつけて第1Qを終えた。「点差が離れていて良い流れだったからこそ、第2Qの出だしも良くしようという意識だった」(新林)と、第2Qでも開始から全員が積極的なディフェンスで相手の攻撃を乱す場面が多く見られた。さらに萩原のドライブや新林の3Pシュートで得点を重ねる。終始流れに乗っていた明大がそのリードを19点に広げたところで前半が終了した。 第3Qは明学大の得点から始まった。その後明学大は連続得点を決めて勢いに乗り始める。対する明大は「相手にゾーンディフェンスを組まれて攻められなかった」(新林)と、前半のようにはシュートを打つことができず防戦一方に。それでも冷静に相手のスキを突いたパスカットからの速攻や、ファウルを誘ってフリースローを獲得するなど、得点を重ね続ける。そして失点も最小限に抑えてリードを保ったまま最終Qへ。両チーム1歩も引かない攻防戦が繰り広げられ、接触を伴う激しいプレーも増えていく。明学大の精度の高い3Pシュートや速攻に苦しめられながらも、明大は体を張った力強いプレーで応戦する。点差こそ縮められたものの、リードを守り切った明大が勝利。リーグ戦負けなしの6勝目を収めた。 次戦・青学大戦で勝利すると、リーグ戦1周目を全勝で終えることとなる。「しっかり勝ちにこだわって、ここまでの全勝を後半にも続けられるように、チーム一丸となって頑張りたい」(沖)。6連勝のいい流れに乗ったまま、目標である2部Bブロック全勝優勝への道を突き進む。 [春田麻衣] 試合後のコメント沖――チームの調子はいかがですか。 「コミュニケーションがすごく取れてきているところは良いと思います。その一方で、調子が上がるときは全体で上がって良いプレーも出るのですが、良くないときにチーム全体で落ちてしまうところがあるので、そこは今大会で修正したいです」 ――今日の試合での課題はありますか。 「相手の速攻に対するディフェンスが少し遅かったので、もっと上の相手と対戦する時のためにも細かい部分を修正したいです」 新林――自身のプレーで良かったところを教えてください。 「自分はドリブルからそのまま得点するというよりは、別の角度からカットインして中でプレーすることが得意なのですが、それができたので自分の持ち味は出せたと思います」 ――リーグ戦も後半に差し掛かろうとしていますが、どのような試合をしていきたいですか。 「今のところ全勝できているので、その流れのまま次戦は勝ちたいです。その後も中だるみをしないように、チームでもう一度気合を入れてやっていきたいです」READ MORE -
接戦を制しリーグ戦5連勝! 共栄大に勝利/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.09.25リーグ戦4連勝中の明大。5戦目は、留学生を有する共栄大との一戦となった。試合は、序盤から激しい点の取り合いで始まる。前半を1点リードした状態で折り返し、第3Qも接戦を繰り広げるが、点差を広げられる場面もあり手に汗握る展開が続いた。それでも立て直して接戦を制し、リーグ戦5連勝を達成した。 ◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館ほか)▼9・23 対共栄大戦(共栄大体育館)〇明大80{24―25、17―15、19―18、20―17}75共栄大 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、PG萩原加奈(文1=浜松開誠館)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)。 リーグ戦5戦目の相手は共栄大。同じく4連勝中ということで互いに5連勝目がかかった試合だった。第1Q開始わずか10秒、相手のゴール下のシュートが決まる。その後、リバウンドを相手に取られ2本目のシュートも決まるが、すかさず3Pシュートを返す。序盤から互いに激しい点取り争いとなり、スピード感のある展開に。相手の留学生に対して「ボックスアウトを徹底して」(萩原)いくことでフィジカルの差をもろともしない明大。1点差で追いかける形で第1Qを終える。第2Qもその勢いが落ちることなく、熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられる。第1Qよりもチームの連携が光り、リードする場面も。わずか1点のリードという決して油断のできない点差で前半を折り返す。 HTでは「後半でいかに点数取るか、守るかを徹底しよう」(萩原)と話し合い、第3Qに挑む。前半同様、白熱した得点争いになり、神山による3連続得点で点差を5点に広げる。しかし開始4分頃から、相手の連続得点により逆転される。シュートの精度もわずかに落ち、相手に6点のリードを許してしまう。そんな雰囲気の中でも「流れが悪いから自分たちのバスケしっかりやろうと(沖が)言ってくれて、キャプテンが今日支えになってくれた」(神山)とチーム全員で切り替えていく。タイムアウトで悪い流れを切り、立て直す明大。反撃開始といわんばかりの怒涛の5連続得点で詰め寄った。そのまま第4Qでも試合の熱は収まらない。攻守ともに激しさを増し、互いに譲らない状態。それでも、明大は3Pシュートやフリースローで着実に得点を重ね、徐々にわずかなリードの積み重ねで逃げ切り、見事五つ目の白星を飾った。 相手はホームゲームということもあり、明大にとってややアウェーな空気の中で行われた今試合。それでも「一人一人がどの強みを生かして、チームに貢献して勝たせることができるのかというのを分かっているので、高さに頼りすぎていない」(神山)明大の強さを示した。リーグ戦5連勝と勢いが止まらない。明大のさらなる飛躍に期待がかかる。 [中川美怜] 試合後のコメント神山――互いに連勝のかかった試合でしたが、どのような気持ちで臨まれましたか。 「今までリーグ戦は毎週やっていたのですが、1週間空いてしっかり準備できる期間があったので、留学生を止める準備をしっかりと練習してきました。今回勝てばリーグ戦で有利になれるので、勝つために成果を発揮できるようにやろうというのは思いました」 ――試合を振り返っていかがでしたか。 「第1Qは相手のペースで、点数もハイスコアで相手は25点だったのですが、それを第4Qまでやられたら100点になってしまうので(笑)。でも第2~4Qは自分たちがディフェンスできて、流れを持ってこられたから良かったです」 萩原――3Pシュートは意識して増やしていましたか。 「自分はドライブが得意で、リーグ戦始まってからどこの相手にもドライブを武器に戦ってきました。けれどもやはり、相手に対策されて下がられた部分があったので、そこで自分で打ってみようと考えていました。」 ――次戦に向けての意気込みをお願いします。 「今回の勝ちはとても大きいのですが、次勝たないと意味がないので(次も頑張りたいです)。次も相手のホームでの試合なので、今回と同じように自分たちの空気を作ってプレーできるように頑張っていきたいです」READ MORE -
玉川大に勝利 リーグ戦4連勝を飾る/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
バスケットボール(女子) 2023.09.113連勝と勢いに乗る4戦目の相手は玉川大。先制点を許すが、積極的にリバウンドを取りに行くことで、流れを相手に渡さない。第1Qこそリードを許したものの、第2Qからは順調に得点を重ね続けて危なげなく逆転し、リードを広げる。相手の猛攻にも強度の高いディフェンスで応戦し、自分たちのバスケを展開した。最後まで攻めの姿勢を貫き、連勝を4に伸ばした。 ◆8・26~10・29 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)▼9・10 対玉川大戦(明学大白金キャンパス)〇明大63{13―15、14―8、17―8、19―16}47玉川大 スターターはPG沖咲月主将(文4=埼玉栄)、PG新林未悠(理工3=湯沢翔北)、PG萩原加奈(文1=浜松開誠館)、SF神山南帆(文2=白鴎大足利)、PF山本涼菜(文3=浜松開誠館)。 リーグ戦4戦目の相手は玉川大。試合数が増え、対策をとってくる相手にも対応していかなくてはいけない。「自分たちが強みとしている部分を抑えられた」(沖)。序盤は明大の強みである3Pシュートを抑えられ、思うように点を取ることができない。これまでの試合では第1Qの得点は20点以上取ることが多かったが、今試合はわずか13点。相手のディフェンスにはまり、リードを許す形で第2Qへ入る。 「リードされていたとしても粘り強く守り続ける」(神山)。試合が進むにつれ、明大の粘り強さが功を奏した。オフェンスリバウンドが取れていないことが得点につながらなかった第1Qとは打って変わり、取れなくても絡みにいこうという姿勢がチーム全体に現れる。それに加え、粘り強くディフェンスを続け、相手の得点を阻止していく。オフェンスのチャンスをつかみにいくことや、ディフェンスからオフェンスのリズムを作ることで点を重ねていった。第2、第3Qともに相手の得点を8点に抑え、44―31とリードを作り第4Qへ突入。なんとか追いつきたい玉川大の猛攻の中でも、揺るがないオフェンスを展開し続けた。自分たちで流れをつかんだ明大が最終スコア63―47で勝利を収めた。 続く5戦目の相手は明学大。「頭を使って勝ちを取りにいきたい」(沖)。次戦までの2週間、どれほど対策を練れるのかがカギとなる。今試合で4連勝を飾り、大きな流れに乗っている。目標である2部Bブロック全勝優勝への道を進んでいく。 [春田麻衣、小原愛] 試合後のコメント沖――シュートが入らない時間はどのようなことを意識していましたか。 「ミスで終わらないようにするということと、自分たちはディフェンスを頑張ると自然とオフェンスが良くなる傾向があるので、今はとにかくディフェンスで失点を減らそうという話をしていました」 ――玉川大の印象を教えてください。 「結構個々の力、1人1人が1対1してくるチームっていうのは元々喋ってたんですけど、そこは1人で守れるっていう感覚がちょっと自分たちの中でもあったので、できるだけ一人一人が責任持って自分のマークを守ろうっていう話は試合前からしてました」 神山――試合の振り返りをお願いします。 「第1Qでディフェンスが効いていない部分があったり、自分たちのバスケができていなかったりしたのですが、後半はそういったところを改善して自分たちのバスケができたと思います」 ――連勝していますが、チームの雰囲気はいかがですか。 「勝ちが続いて盛り上がっているのですが、ここで浮かれるのではなく気を引き締めて、これからも試合に臨みたいと思います」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
バスケットボール部(女子部)は当時男子部の監督を務めていた阿部敏一郎元監督(昭24商卒)によって1982年に創部された。初期メンバーは3人のみで、試合を行うためには最低5人の選手が必要だったため、相手チームからサブの選手を借りるなど、苦労した日々を送った。それでも2009年に4部リーグから3部リーグに昇格。2016年には創部初の2部上位リーグに参入を果たすなど着々とレベルを上げてきた。推薦者のみならず、一般入部生も共に練習に励み、一致団結して大学最高峰の1部リーグ昇格を目指している。