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(男子)山隈が総合2位でシーズン初戦を飾る/東京選手権
フィギュアスケート 2019.09.24SP(ショートプログラム)を1位で通過した山隈太一朗(営1=芦屋国際)は順位を落とすも総合2位。鎌田英嗣(営4=獨協)は安定した演技を披露し4位に。その後に中野耀司主将(営4=横浜創英)が6位、山藤一悟(政経2=岩見智翠館)が10位、鎌田詩温(商4=札幌一)が12位と続いてシーズン初戦を終えた。 水色の衣装に身を包んだ山隈は冒頭からアクセル全開。最初のトリプルサルコウを成功させると、直後のトリプルアクセルを含む連続ジャンプも高さ十分。「FSに不安はない」(山隈)という言葉通りに、堂々たる滑り出しを見せた。中盤以降はジャンプに細かいミスがあったものの、トリプルアクセルと3回転ジャンプ2本を盛り込み迫力ある構成に。しかし昨年度のインターハイ王者はこれだけにはとどまらない。終盤には「一番盛り上がる部分」(山隈)と語るステップでも曲に合わせた軽快な踊りを披露し、表現力もアピール。総合2位に入り「練習通りにまとめられた」(山隈)と及第点を付けた。 それだけに点数と自身の手応えとの間にギャップを感じた。FSの点数は120.40点と決して悪くはない数字。それでも「自分の思った点数からは程遠い」(山隈)と表情を曇らせた。この感覚と評価との差を埋められるかが、さらなる飛躍のカギになる。 次の戦いは東日本学生選手権だ。昨年度は明大が団体優勝を飾った同大会。今年度も「明治の選手で表彰台を独占したい」(中野)と気合十分。今大会では悔しい思いをした中野、鎌田詩、鎌田英ら4年生の奮起に期待したい。 [中野拓土] 試合後のコメント中野――演技を振り返っていかがですか。 「今日の演技はいいところは何もなくて悔しいです。内容のレベルを下げて挑んだ試合でしたがまとめることができませんでした」 ――構成を落とした理由は何ですか。 「調子自体はそこまで悪くはなかったのですが、アクセルがずっと調子悪く、ここ何日かで決まり始めて、入るかなという感じでした。後半にアクセルを入れることや4回転を入れるという目標には遠のいてしまっていて、それをやらなくて振るわなかったのが残念です」 鎌田詩――今大会での演技をいかがでしたか。 「結果的にはそんなに良くなかったというのと、最近の練習の成果を発揮することができなくて悔しい気持ちだけが残っています」 ――今シーズンの目標をお願いします。 「最後にやり切ったなと思える演技をしてからじゃないと気持ち的にもやめられないので、やり切りたいと思います。スケート人生をかけて、自分のスケート人生に関わってくれた人への思いを込めて滑って何かを残せたらと思います」 山隈――アクセルも決まっていましたが、ジャンプ手応えはありましたか。 「練習からトリプルアクセルは2本入っていて、他のジャンプもそこまで失敗していなかったので、そこは練習通りかなという感じです。途中で衣装に足が引っかかってしまってループが失敗してしまったのは悔しいですが、それでも大きなミスにはならず、崩れもしなかったのでそこは良かったかなと思います」 ――終盤のステップの部分が魅力的ですが、力を入れている部分なのでしょうか。 「最後のステップは一番盛り上がる部分でもあります。全体としてのストーリー性を大事にしながら最後のステップのところは大きく動くことを意識しています。最後のステップのところは気持ちが乗るので、自由に動くイメージでやっています」 ――次の東日本学生選手権に向けて意気込みをお願いします。 「まずは今まで継続してやっていることを継続してやることです。あとは曲かけ練習をもっと増やして4回転をもっと練習したいです。4回転入れた状態で、もっと試合をこなせればなと思います」READ MORE -
(女子)佐藤が総合2位 4人が東日本選手権への出場を決める/東京選手権
フィギュアスケート 2019.09.23東日本選手権出場の14枠を争う東京選手権。シニア女子FS(フリースケーティング)では佐藤伊吹(政経1=駒場学園)が総合で2位となり、表彰台に上がった。また松原星(商1=武蔵野学院)が4位、井上千尋(商2=椙山女学園)が5位、大矢里佳(商3=中京大中京)が9位と、明大は4名が東日本選手権出場を決めた。 ◆9・20~23 東京選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ) 前半のミスを巻き返した。SPを2位で通過してFSを迎えた佐藤。「練習から確率が良くなかったので、不安が出てしまった」(佐藤)と、前半のトリプルルッツで転倒してしまう。それでも佐藤は落ち着いていた。加点のある後半では3連続ジャンプをしっかりと成功。「ミスを挽回すべく、最後にコンビネーションジャンプをつけた」(佐藤)。減点こそあったが、最後のジャンプではダブルアクセルにトリプルトゥループを加えて、前半のミスを取り返した。結果FSは4位、総合2位で表彰台を勝ち取った。 逆境を跳ね返した。SPは17位と大きく出遅れた松原。東日本選手権への出場14枠に及ばない順位に「無理かなとも思った」(松原)と、窮地に立たされる。背水の陣で臨んだFSは「サルコウとトゥループに懸けていた」(松原)。序盤にトリプルサルコウとトゥループのコンビネーションジャンプを2本成功。後半も演技構成を落としたダブルルッツなど、今できる確実なジャンプを決め、総合4位と大きく巻き返した。(写真:FSで巻き返した松原) ケガと戦うシーズンとなる。松原は8月に足を捻挫、さらに帯状疱疹にかかりここまで満足な練習を詰めていない。練習を再開できたのも今大会1週間前。サルコウとループのみの調整で大会に臨んだ。さらに今大会中も足はまだ痛んでおり、東日本選手権まで痛みが残る可能性もある。東日本選手権まであと約1カ月。痛みと向き合いながらも「フリップとルッツを戻して」(松原)、全日本選手権への切符をつかみたい。 100%の状態が待ち遠しい。女子は今季、松原と大矢がケガにより調整が遅れている。佐藤も「できは60%」と、本調子とまでは行っていない。まだまだ仕上がり切っていない明大女子勢、万全の状態となった時の演技が楽しみだ。 [大西健太] 試合後のコメント井上――演技を振り返っていかがですか。 「演技が始まる前からとても緊張していて、平常心で頑張ろうとしましたけれど、やはり緊張してしまいました。次の試合はさらに練習をして、緊張しないところまで持っていけたらと思います」 佐藤――FSの点数はいかがですか。 「ミスの割には出たかなと思いますけれど、この点数では東日本でも危ないと思うので、もっと上げていく必要があると思いました」 ――東日本への課題は何でしょうか。 「今日失敗した2つのジャンプの確率を上げて、自信を持って跳べるようにすることと、今日は緊張して表情や演技面が少し疎かになってしまったと思うので、それもジャンプとともに表現もできるように練習したいです」 松原――演技を振り返っていかがですか。 「本当に東日本に行けるか行けないかという状況だったので、とても構成は落としていますけれど、何とかまとめられて良かったと思います」 ――東日本に向けてどのような調整をされますか。 「とりあえずフリップとルッツの練習をできていないので、それを戻さないといけないです。体力も全然保たないので、そこからです」READ MORE -
(女子)ついにシーズン開幕! 佐藤がSP2位で好発進/東京選手権
フィギュアスケート 2019.09.23フィギュアの季節が到来した。シーズン初戦となった今大会。女子SP(ショートプログラム)では、ルーキー・佐藤伊吹(政経1=駒場学園)が2位と好発進した。井上千尋(商2=椙山女学園)、大矢里佳(商3=中京大中京)も3、4位につけ、FS(フリースケーティング)へ弾みをつけた。◆9・20~23 東京選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ) ルーキーが躍動した。佐藤にとって、明大の一員として初めて迎えるシーズン。「緊張した」(佐藤)と表情に硬さはあったものの、この日は持ち味である〝安定したスケーティング〟が光った。冒頭の3回転3回転のコンビネーションジャンプを成功させ、上々の滑り出しを見せる。残る2回のジャンプもしっかりと決め「大きなミスなく滑れた」(佐藤)。また、スピンもすべてレベル4の評価を獲得。シニア3年目になり、より総合力の高いスケーティングで観客を魅了した。 先輩である井上、大矢も順調な滑り出しだ。井上は冒頭のトリプルループが回転不足となるも「落ち着いて演技できた」(井上)とその後はミスなくまとめ上げ、3位に。一方、ケガ明けの一戦となった大矢。8月に復帰したこともあり、不安が残っていた。それでも限られた期間で調整し、見事ノーミスの演技を披露。4位でFSへ勢いをつけた。 東日本選手権への14枠をかけた争いは続く。上位5人に3人が食い込み〝黄金期〟たる層の厚さを見せつけた明大。FSも大きなミスなく演技をまとめ、東日本への切符を勝ち取りたい。[加川遥稀]試合後のコメント大矢――演技を振り返っていかがですか。「緊張せずに練習通りできたと思います」――ケガもありましたが、ここまでどのように仕上げてきましたか。「ジャンプは回数を飛ぶのが怖かったので、とにかく集中して練習しました」――FSではどんな演技をしたいですか。「ジャンプの難易度を下げているので、今の構成でノーミスを目指したいと思っています」井上――演技を振り返っていかがですか。「緊張したのですが、一生懸命練習してきたので、その練習を信じて頑張りました」――夏季から調子はいかがですか。「調子は悪くないと思うので、このまま練習の成果を出せたらいいなと思います」佐藤――スピードやリンクを大きく使うなどの総合的な部分を課題に挙げていましたが、その点に関してはいかがでしたか。「先生は前半からスピードが出てたと言ってくれました。自分でも落ちていなかったと思うので良かったです」――FSでは何が大事になってくるでしょうか。「SPと同じように思い切って滑るというのが一番大事だと思います。練習では調子が良かったので、ミスしないようにということは考えすぎず、練習通りの滑りができるようにしたいです」――意気込みをお願いします。「ノーミスの演技をして、ベストの点数を出したいです」READ MORE -
(男子)氷上の戦い始まる 山隈SP首位でFSへ/東京選手権
フィギュアスケート 2019.09.23待ちに待ったフィギュアシーズンの開幕だ! シーズン初戦の今大会、男子SP(ショートプログラム)では山隈太一朗(営1=芦屋国際)が1位、鎌田英嗣(営4=獨協)が5位につき、FS(フリースケーティング)に向け好発進した。 ◆9・21~23 東京選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ) 自身の演技に70点と評価した山隈。演技冒頭「練習では多く決まっていた」というトリプルアクセルでまさかの転倒。しかし、ミスを引きずる事は全くない。3回転のコンビネーションジャンプを決めるとそこから一気に山隈の世界へ。曲にストーリー性を持たせた唯一無二のステップで魅了し65.50点と、全体1位でSPを終えた。使用曲は昨年度からの継続だが「自分の中では新プログラム」。衣装も昨年とは大きく印象の違うものにするなど、こだわりの演技でFSへと弾みをつけた。 大学生としてのラストシーズンを迎えた鎌田英。「少し欲が出て緊張し硬くなってしまった」。ラストのスピンで少し体制を崩すなどミスが見られる場面もあったが、持ち前の美しい表現力でカバー。しっかりとプログラムをまとめ上げ、59.91点のスコアで5位につけた。続くFSへ「自信を持って跳んでいきたい」と意気込んだ。 それぞれが納得できる結果へ。長野県で行われた合宿など、この夏を通してスキルアップしてきた選手達。シーズン開幕戦である今大会は「練習してきたことを出せるように」(山隈)。各々の懸ける熱い思いを氷上でぶつける。 [青木優実] 試合後のコメント山隈――今年はどんなイメージで演技されていますか。 「昨年はダイレクトな表現で、ここは音が綺麗だから動きは綺麗に、という感じでした。今年度はSPの1曲を自分の中で映画のような感じにし、それぞれのパートにストーリーを作ってそのストーリーを体で表現するようにしました。全体的にまず夢の中の話、という風に細かく設定して自分の中で映像を想像してプログラムをつくりました」 ――FSへの意気込みをお願いします。 「FSも練習してきたことをまずしっかり出せるようにしたいです。サマーカップの時は滑り込みが全然足りなく、不甲斐ない演技をしてしまいました。今回は滑り込みをしっかりしてきたし、体力にも問題はないのでまずジャンプをしっかり全部決める、ミスをしないというのを第一の目標に頑張りたいと思います」 鎌田英――ラストシーズンにかける思いを教えてください。 「最後の年なので、トリプルアクセルも入れていきたいというのはもちろんあります。けれども、一つ一つの曲を表現できるように、曲に対しての踊りというところで感情をきちんと伝わるような演技をし続けたいです」READ MORE -
(女子)5級も熱い! デビュー戦で小川が4位入賞/関東学生選手権
フィギュアスケート 2019.05.20女子5級クラスには小川菜(文1=新潟南)、岩永詩織(営1=明大中野八王子)が出場した。2人にとって久しぶりの試合である今大会は小川が4位入賞、岩永が9位。7・8級にも負けない盛り上がりを見せた。今後の彼女らの活躍にも注目だ。 ◆5・18~19 関東学生選手権(東大和スケートセンター)▼5級女子4位小川 菜48.759位岩永詩織42.89 悔しいデビュー戦となった。約1年ぶりに大会に出場した小川。赤い衣装に身を包み銀盤に立った。『少林少女』の曲に合わせ、演技冒頭のコンビネーションジャンプは成功させたものの、その後のジャンプでミスが重なり点数が伸びなかった。「史上最低。ミスが多かった」(小川)と4位入賞にも自己採点は辛口。受験の影響で十分な調整時間を確保できず、大学入学後初の試合では本来の力を出し切れなかった。 大学初戦は9位に終わった岩永。「とても緊張した」(岩永)という言葉とは裏腹に、ダブルルッツやダブルアクセル、連続ジャンプなどを次々に成功させ勢いに乗った。最後のジャンプこそ転倒し「気が抜けてしまった」(岩永)と反省も忘れなかったが、手応えは「良かった」(岩永)。冬に解禁されるであろう新プログラムに向けてまずまずのスタートを切った。 2人の目標は5級部門でのインカレ優勝。「1番上を目指していきたい」(小川)。これからさらに練習を重ね、精度を上げればおのずと道は見えてくる。5級の戦いからも目は離せない。 [中野拓土] 試合後のコメント小川――今日の演技を振り返っていかがですか。 「ほとんどのジャンプでミスをしてしまい、いつもの練習通りではなかったです。今までにないくらいミスが多かったので少し悔しいです」 ――東大和のリンクでは初めてですか。 「このリンクは初めてで、大学での大会も初めてです。大会に出ること自体が1年ぶりくらいでとても緊張しました。その部分で気持ちが上がってしまってうまくいかなかったです」 ――今シーズンの課題は何でしょうか? 「受験でずっと休んでいて今回は調整期間が1カ月しかなかったので、次の試合はもっとしっかり時間をかけて練習していきたいと思います。ジャンプのミスがないように、できることをしっかりとできるようにやりたいです」 岩永­――今日の振り返りをお願いします。 「最初の方は降りていたので大丈夫かなと思っていましたが、最後は気が抜けてしまいました。最後まで気を抜かないようにしないといけないなと思います」 ――ご自身の強みは何ですか。 「今日はダメだったのですけれど、最後の方でもジャンプを跳び回ることができるところです」 ――この時期の試合はどのような意識で臨んでいますか。 「できることは全部やろうという気持ちでやっています。調整というよりかは自分の実力を出せるようにしています」READ MORE -
(男子)デビュー戦で山隈が優勝! 中野も3位入賞/関東学生選手権
フィギュアスケート 2019.05.19黄金時代の幕開けだ!シーズン前哨戦の〝春関〟こと関東学生選手権。男子はルーキー・山隈太一朗(営1=芦谷国際)が優勝、中野耀司主将(営4=横浜創英)が3位とダブル表彰台入りを果たし、鎌田詩温(商4=札幌一)も6位入賞の健闘を見せた。 ◆5・18~19 関東学生選手権(東大和スケートセンター) 鮮烈な大学デビューを飾った。拠点を東に移し初めての公式戦、そして明大を背負っての出場に「プレッシャーをかけた状態でのSP(ショートプログラム)だった」(山隈)。また、東大和のスケートリンクでの滑走は初めて。6分間練習では「氷の感触も違和感が大きかった」(山隈)。しかし本番ではクロスやジャンプを冷静に微調整。トリプルアクセルを含めた3つのジャンプを全て成功させると、2位に13.19点と大きく差をつけ74.08点で優勝を果たした。 悔しい気持ちの残る3位となった。冒頭のトリプルアクセルとコンビネーションジャンプを着氷させたものの「気合いが入りすぎて落ち着いてできなかった」(中野)。今大会では披露できなかったが「持っている力を出せるパフォーマンスを最大限に引き上げた」(中野)という新プログラムも楽しみだ。 最高の形でスタートダッシュを決めた。勢いあるルーキーたちの活躍で「いい相乗効果が見られた試合だった」(中野)。シーズン開幕まで残り4カ月。ここからどんな成長を見せてくれるのか、新生明大スケート部の活躍に期待したい。 [上代梨加] 試合後のコメント中野主将――学生最後の関東学生選手権を終えていかがですか。 「最後の試合なんだなと感じます。これから出る試合は全部最後で、この前新横浜であったリリーカップの時も最後なんだなと思ってやりました。関カレも最後なんだと思いますけれど、だからといって自分のやることは変わらないので、それでも冷静に全日本に向けて通過点として、一つ一つ収穫を得ていけたらと思います」 鎌田――総合主将としてラストイヤーが始まりましたが、今のお気持ちはいかがですか。 「最高学年として今年度入ってきてくれた(山隈)太一朗や新葉(樋口新葉・商1=開智日本橋学園)、他の選手たちに今までの先輩が見せてきてくれたような形で最終シーズンを終われたらいいなと思っています。そのために今自分に何ができて何ができないのかということをしっかりと考えて、できることはより磨きをかけて最後は背中で語れるようなシーズンでありたいです」 山隈――入学後初の公式戦はいかがでしたか。 「デビュー戦は東に来て最初の試合で、大学生になって初めて明大を背負って出る試合だったので、思い入れは強かったです。そこで結果を出せたのは良かったかなと思います」READ MORE -
(女子)松原が樋口を破り優勝 幸先の良いスタートを切る/関東学生選手権
フィギュアスケート 2019.05.19新体制となって迎えた初の大会。女子7、8級クラスでは松原星(商1=武蔵野学院)が優勝、2位に樋口新葉(商1=開智日本橋学園)がつけるなど、明大からは8位までに6選手が入賞した。◆5・18~19 関東学生選手権(東大和スケートセンター)▼女子7、8級1位松原 星65.372位樋口 新葉60.57 4位大矢 里佳50.00 5位佐藤 伊吹49.477位井上 千尋47.338位森 千夏46.6320位土橋 亜海38.32▼女子3級2位伊藤 百花36.10▼女子5級4位小川 菜48.759位岩永 詩織42.89 圧倒的な強さを見せた。60点を越える得点で堂々のワンツーフィニッシュを果たした松原と樋口。松原は「靴が合わなく不安」の中、堂々としたスケーティングを披露した。不調であったトリプルルッツを冒頭で難なく着氷。その後もジャンプのミスなく、ステップではレベル4を獲得し完璧な滑りを見せた。新SP(ショートプログラム)を披露した樋口。大学生となって環境が変化し「練習がいつもより足りていなかった」(樋口)。練習でいつも失敗していた最後のループが本番でも抜けてしまう。「1位になれるプログラムだったのになれなかった」(樋口)と、悔しさをあらわにした。それでも『Bird Set Free』の力強い歌詞を体全体で表現。迫力のある演技で詰めかけた多くの観客を魅了した。 悲願のインカレ(日本学生氷上選手権)女子団体優勝に向けて順調な出だしとなった。4位に昨年度インカレ3位の大矢里佳(商3=中京大中京)、5位にルーキー・佐藤伊吹(政経1=駒場学園)が続くなど層の厚さを見せつけた今大会。黄金時代を作り上げていくには十分な戦力がそろった。シーズン開幕まで4か月。課題を克服し「挑戦できる年にしたい」(大矢)明大女子の躍動に期待だ。[中澤美月]試合後のコメント大矢――上半身をよく動かしたステップが良かったと思いますがいかがですか。「曲は変えてないのですが、振り付けを全部変えました。また違った感じのイメージで振り付けをしてもらったので、これからももっと練習をしてステップはもう少し上半身使い、感情を入れてできたらいいなと思いました」佐藤――今日の演技を振り返っていかがでしたか。「3回転3回転で一つ目は良かったのですが、2つ目で軸が曲がってしまって転んでしまった部分は練習が完璧ではなかったことが、試合で出てしまったのかなと思います」樋口――学生大会の雰囲気はいかがでしたか。「違う大学の選手とも応援やハイタッチができて、とても温かい環境だったので、とても好きです」松原――1位を取った気持ちはお聞かせください。「(樋口)新葉ちゃんの次の順位になればいいと思っていたのでびっくりです」――明大の応援に加わってみていかがでしたか。「何度か応援にきていたのですが、いざ滑るとすごいなと思います」READ MORE -
ルーキー・松原が大学デビュー戦で優勝/サイニチホールディングス杯
フィギュアスケート 2019.05.05松原星(商1=武蔵野学院)がほぼノーミスの演技で他を圧倒して優勝。森千夏(営3=愛知みずほ大瑞穂)はケガの影響で12位と結果が振るわなかった。 ◆5・5 サイニチホールディングス杯第4回彩の国Spring 競技会(埼玉アイスアリーナ) ▼女子シニア1位松原 星112.9212位森 千夏60.85 堂々のデビューを飾った。大学入学後初めての大会となった松原。明大のジャージに袖を通して6分間練習も行った。今大会で披露したのが、来シーズン以降のFS(フリースケーティング)で予定している『Safe and Sound』。「ゆっくりした曲なので、見ていてつまらなくならないように意識した」と、大人らしいプログラムで会場を魅了。「靴が合わず、調子も悪かった」と語るものの、ジャンプもトリプルサルコーとトリプルトーループのコンビネーションジャンプを決めるなど、ほぼノーミスの演技でまとめ上げた。松原は2位以下に30点差以上をつけて圧勝。日本スケート連盟が指定する強化選手としての貫録を見せた。 関東学生選手権が2週間後に迫る。今大会でほぼノーミスの演技を披露も「まだまだ全然」と、プログラムのさらなる向上を図る。まもなく始まる関東大会には樋口新葉(商1=開智日本橋学園)も出場予定。「新葉ちゃんに続けるように」。いよいよ新入生たちが明大の代表としてデビューをする関東学生選手権の舞台では激しい優勝争いが繰り広げられそうだ。 [大西健太]READ MORE -
中野が新プログラムで優勝 4年生のラストイヤー始まる/リリーカップカナガワ
フィギュアスケート 2019.04.15新プログラムで会場を沸かせた。リリーカップカナガワに鎌田詩温(商4=札幌一)、中野耀司主将(営4=横浜創英)、井上千尋(商2=椙山女学園)が出場。中野が優勝を果たし、1カ月後に迫った関東学生選手権に向けて上々の仕上がりを見せた。◆4・14 第42回リリーカップカナガワ(KOSE新横浜スケートセンター) 持ち前の本番での強さが光った。約1カ月前から新たなプログラム「JIN」に取り組み始めた中野。まだまだ完成とは程遠い新プログラムに「いい練習ができておらず不安があった」(中野)。それでも本番直前の「6分間練習でインカレ(日本学生氷上選手権)、国民体育大会での良かった感覚を思い出せた」と、短時間で不安な部分を修正。見事2本のトリプルアクセルの着氷に成功など、ほぼノーミスの演技で優勝を果たした。それでも今回の新プログラムは「冒頭に4回転サルコウ、後半にアクセルを組み入れる予定」(中野)と、ラストシーズンはさらに難易度の構成に挑戦をしていく。 鎌田詩も美しいトリプルルッツを成功させるなど、「全日本選手権に出たい」(鎌田詩)とラストシーズンへの強い決意を見せつけた。 いよいよ新生・明大スケート部(フィギュア部門)が動き出す。1カ月後には関東学生選手権があり、新体制となって初の大会となる。今年度フィギュア部門として狙うのは「インカレ男女アベック優勝」(鎌田詩・中野)。まずはシーズン開幕前の前哨戦となる関東学生選手権で、明大の力を見せつける。[大西健太]READ MORE -
スケート部3部門歓送迎会が開催される
フィギュアスケート 2019.03.264年生の祝いと晴れて明大に入学してくる新入生を迎える歓送迎会が行われた。4年生から最後の挨拶、新入生の紹介が行われるなど、和やかな雰囲気で会が行われた。それぞれの道に進む。今年度、日本氷上選手権(インカレ)男子フリースケーティング(FS)で完璧な演技を披露し、総合優勝に導いた佐上凌主将(商4=武蔵野)。そして今年度は惜しくも全日本選手権、インカレともに出場とならなかったが、4年間明大男子を引っ張った梶田健登(政経4=明大中野)の2人が3月26日をもって明大を去る。鎌田英嗣(営4=獨協)は明大に残り、来季も競技を続ける。「やっぱり明治がナンバー1!」というおなじみの台詞を後輩たちに受け継ぎ、結束力を深めた。新入生の入部でさらにパワーアップする明大スケート部に期待したい。[中澤美月] READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【スケート部(フィギュア部門)】Kiss&Cry2023
昨年度はインカレで男女アベック優勝を果たした明大フィギュア部門。今年度、新たに菊地竜生(政経1=目黒日大)、元榮愛子(商1=目黒日大)を加えさらなるパワーアップを求めて高みを目指す。氷上では華麗な演技で観客を魅了する選手たち。本企画では、その活躍の裏にある思いや素顔に迫っていく。READ MORE -
【スケート部(フィギュア部門)】Kiss&Cry2022
やっぱり明治がナンバーワン!今年度、新たに佐藤駿(政経1=埼玉栄)や住吉りをん(商1=駒場学園)、江川マリア(政経1=香椎)を加え、パワーアップした明大フィギュア部門。それぞれの演技で観客を魅了する選手たちだが、氷上外での一面を見ることはなかなかできない。本企画では、そんな選手たちの活躍の裏にある思いや素顔をお届けしていく。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
氷上でステップやスピン、ジャンプなどの技を組み合わせ、音楽に乗せて滑走する競技だ。華麗な衣装に身をまとった選手の美しい演技には、人の心を魅了するものがある。近年では世界で活躍する日本のフィギュアスケート選手も多くおり、国内でも人気スポーツとなっている。国内トップ選手が出場する全日本選手権にも出場する明大選手も多く、実力と名声ともにピカイチだ。近年では西野友毬氏(平28政経卒)がインカレ4連覇を成し遂げるなど数多くの功績を残してきた。選手を応援するファンも多く、今日も華麗な演技で観客を魅了する。