最新記事 RECENT ENTRIES
-
(4)4年生引退コメント 山口知己
スピードスケート 2022.01.221月5〜7日の3日間にわたって、第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開催された。チーム目標の3位には届かなかったものの、多くの選手が入賞するなど健闘を見せた。今大会をもって引退する4年生の心境をお届けする。 (この取材は1月10日に行われました) 山口知己主将(政経4=盛岡三)――4年間を通して最も印象に残っていることを教えてください。「やはりインカレの記憶が一番色濃く残っています。3年生次は中止となってしまったのですが、1年次、2年次、4年次のインカレはどれも同じくらい印象に残っています」 ――主将として心掛けていたことはございましたか。「自分と同じ距離の練習をしている人だけでなく、他の短距離、長距離の選手の様子も見るようにしていました。調子が良さそうにしていたら声を掛けたり、逆に考え込んでいそうなときも声を掛けていました。主将だからというわけではなく自分の性格によるものなのかもしないのですが、積極的に周りに声を掛けることはしていました」 ――高校のときは部に所属せずスケートを行っていましたが、部に所属しての活動にはどのようなことを感じましたか。「練習していても辛いときに一緒に頑張れる人がいるというのと、団体種目に出場できるというのは個人ではできないことだったので良かったと思います」 ――明大の強みを教えてください。「学年を越えたチームとしての団結力が自分たちはすごくあると思います。個人スポーツですが、チーム力が自分たちはすごく大きいかなと思います」 ――インカレを終えた今、誰に感謝を伝えたいですか。「一番最初に伝えたいのはやはり、ずっと応援してくれた家族ですが、自分が入学した時に監督だった鈴木惠一さんにも同じくらい感謝しています。『下級生の頃は結果が出なくても下積みだと考えて卒業するまでに結果を伸ばせ』と言われていました。自分をスカウトしてくれた前監督が描いていた成長に見合っているかは分からないですが『頑張りました』ということは伝えたいです」 ――期待している後輩を教えてください。「全員に期待していますが、特に部屋で一緒に生活していた清川一樹(政経3=八戸西)と東海林寛右(政経1=山形中央)は頑張ってもらいたいですし、頑張れるだろうなと思います」 ――大会を終えた今、何かやりたいことはございますか。「とりあえず暖かい所に行きたいです(笑)。寒かったので、沖縄でお願いします(笑)」 ――苦楽を共にしてきた4年生はどのような同期でしたか。「自分たちは波長が合って仲が良いという関係ではないと思っています。同じ部の同期ではなかったら友達になっていなかった4人がたまたま集まって4年間生活して仲良くなったという感じだと思います。ただ、この同期で良かったなって、思えるような同期です」 ――ありがとうございました。 [スピードスケート部門担当一同]READ MORE -
(3)4年生引退コメント 濱本兼伸
スピードスケート 2022.01.22 1月5〜7日の3日間にわたって、第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開催された。チーム目標の3位には届かなかったものの、多くの選手が入賞するなど健闘を見せた。今大会をもって引退する4年生の心境をお届けする。 (この取材は1月10日に行われました) 濱本兼伸(政経4=帯広三条)――大学4年間で得られたことを教えてください。 「一番は、自分で考えてやることの大切さを知ったことだと思います。大学に入学して、高校より自由度が増して、普段の生活から練習まで個人の裁量に任せられることが多くなりました。それをうまくできていなかったのが1年目で、結果が出ずつらい時期もありました。しかし、2年目以降は自分で考えてスケートに時間を費やすことができていたと思います」 ――後輩に残したいことはございますか。 「ここまでスケートを16年間やってきて、自分は小学生の頃からあまり目立つ選手ではありませんでしたが、周りの人に恵まれたことと、少し努力を続けられたことで高校、大学と徐々に実力が付いていったので、自分の可能性を諦めない限りその先は分からないということですね」 ――期待する後輩などはいらっしゃいますか。「スケートを頑張っている後輩みんなに伸びてほしいです。その中でも高校時代の後輩でもあって、自分の部屋の後輩でもある2年の西山(侑吾・政経2=帯広三条)には結果が付いてきてほしいなと思います。本当に努力をしているので、報われてほしいです」 ――最上級生としてチームをどのように変えていきましたか。 「自分たちが1年生の頃から、練習環境もチームの雰囲気もより改善できるところがあるのではないかと思っていたような状態で、今年の4年生はいらない文化や伝統だと思うものはなくしましたし、良くも悪くも大きく変化した年だったと思うので、4年生4人がそれぞれの役割でチームに向き合っていたのではないかと思います」 ――大学4年間で一番印象に残ったことを教えてください。 「最後のインカレです。どの選手も素晴らしいレースをしてくれて、レースに出ない選手もとてもサポートしてくれて、チームが一つになってスケートに向き合っていた時間だったと思うので、幸せな時間でした」 ――ありがとうございました。 [スピードスケート部門担当一同]READ MORE -
(2)4年生引退コメント 佐藤寛人
スピードスケート 2022.01.211月5〜7日の3日間にわたって、第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開催された。チーム目標の3位には届かなかったものの、多くの選手が入賞するなど健闘を見せた。今大会をもって引退する4年生の心境をお届けする。 (この取材は1月10日に行われました) 佐藤寛人(政経4=盛岡工)――大学4年間で達成できたことはございますか。 「4年目にして自己ベストのタイムを出せたことです」 ――大学4年間のスケート人生を振り返ってください。 「自己ベストが出ない時期はつらかったですが、それでも諦めないで地味なことでもこつこつとやってきたことが、4年目にして自己ベストを出せたことにつながったと思います。才能がない自分でもこつこつ続けていけば目標を達成できるということが分かったので、こういうことは今後も続けていけたらなと思います」 ――4年生としてチームをどのように引っ張ってきましたか。 「自分はあまりコミュニケーションをとっていくタイプではなかったので、自分の背中というか、練習していく姿を見せて後輩たちを引っ張っていけたかなと思います」 ――4年間で一番印象に残ったことを教えてください。「昨年度はコロナで全然できなかったので、やはり最後のインカレで今年の初めに立てていた目標を達成できたことですね」 ――後輩たちに期待していることはございますか。 「みんな自己ベストを出してほしいというのと、短距離で1人しかいない後輩に自分が達成できなかったことを更新してほしいですね」 ――後輩達に残したいことはございますか。「そんなに気負わず、体だけ気を付けて頑張ってくれということです」 ――同期の3人はどのような存在でしたか。 「他の3人がいたからこそ自分がここまでモチベーションを持ってベストを尽くせたというのはあります、3人がいなかったらここまでくることはできなかったと思います」 ――ありがとうございました。 [スピードスケート部門担当一同]READ MORE -
(1)4年生引退コメント 向山恭平
スピードスケート 2022.01.211月5〜7日の3日間にわたって、第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開催された。チーム目標の3位には届かなかったものの、多くの選手が入賞するなど健闘を見せた。今大会をもって引退する4年生の心境をお届けする。 (この取材は1月10日に行われました) 向山恭平(政経4=白樺学園) ――4年間を振り返っていかがですか。「振り返ってみると、人とのつながりに恵まれていた競技人生だったと思います。競技を通して多くの人と関われたことには感謝していますし、多くの人の支えがあったからこそ成長できたと思っています」 ――4年間で印象に残っていることはございますか。「コロナ禍になり、全体での練習が行えなくなった期間がありました。チームだからこそできる練習もあったので、コロナの影響でチームの大きさや同期の大きさがより実感できたと思います」 ――明大に入って良かったなと思う点はございますか。「苦しいことの方が多かったのですが、苦しい経験を積んだことが僕の糧になりました。白樺学園と比較して万全ではない練習環境の中、自分で工夫し、考えて取り組んだ経験が糧になったと思いますし、自分の努力を見てくださっていた多くの方々に応援していただけたことは僕の財産です」 ――最上級生としての1年間で心掛けていたことを教えてください。「僕は短距離で、他の中短距離の選手に比べたら後輩が少なかったです。そのため、アドバイスをする機会は多くなかったのですが、その分結果でみんなに少しでもいい姿を見せられたらいいなという思いで1年間取り組んできました」 ――後輩に期待していることはございますか。「全員に期待しています。全員に期待していますけど、強い明治であって欲しいなと思います。今までの明治を変えた学年ではあると思うので、その変わった雰囲気をいい方向に持っていけるチームになることを期待しています」 ――引退した今、行きたい所などはございますか。「ドイツに行きたいです。ドイツのインツェルという場所にスケートリンクがあるのですが、のどかでとてもいい所だと白樺学園の先輩が言っていたので一回は見てみたいなと思っています」 ――苦楽を共にしてきた4年生はどのような同期でしたか。「バランスが取れていて、いい同期だと思っています。僕と佐藤(寛人・政経4=盛岡工)が見えていないところを山口(知己主将・政経4=盛岡三)と濱本(兼伸・政経4=帯広三条)がフォローしてくれたり、逆に山口と濱本が見えていないところを僕と佐藤が見ていたり、バランスよく全体を見渡せていました」 ――ありがとうございました。 [スピードスケート部門担当一同] READ MORE -
最終種目で健闘を見せる! 総合4位で大会が終了/第94回日本学生氷上選手権
スピードスケート 2022.01.10学生王者の座を決めるインカレが幕を下ろした。スピード部門4位で今大会を終えた明大。3日目は2000メートルリレーで5位と悔しい結果に終わるも、最終種目のチームパシュートでは2位と今大会初の表彰台に。目標であるスピード部門3位には届かなかったものの、氷上三部門では男子総合優勝を果たし、有終の美を飾った。 ◆1・5~7 第94回日本学生氷上選手権(明治北海道十勝オーバル) 「明治大学行くぞ」。山口知己主将(政経4=盛岡三)の掛け声で、2000メートルリレーが始まった。前回大会3位に輝いたときのメンバーである山口が3走、向山恭平(政経4=白樺学園)をアンカーに控え「表彰台を狙いにいった」(山口)。しかし、前半で出遅れ7位で山口にバトンがわたる。ここから怒涛(どとう)の追い上げを見せ5位まで順位を上げるも、表彰台には届かず。前回超えとはならなかった。 最終種目はチームパシュート。今大会初の表彰台を目指し、濱本兼伸(政経4=帯広三条)、吉田健太(政経3=帯広三条)、佐藤天海(政経2=北杜)の3名が出場した。「気持ちを見せて滑り切ろうと話していた」(濱本)。佐藤天が先頭で引っ張り、1周目から上位につける。その後もペースを落とすことなく、暫定1位でゴールイン。最終組の専大に敗れ1位とはならなかったものの「本当に良いレースができた」(濱本)。大会最終種目で、念願の表彰台に輝いた。 コロナの影響で昨年度は中止になり、2年ぶりに開催された今大会。「今年に懸ける思いは強かった」(山口)と、万全の準備をして大会に挑んだ。目標には届かなかったが「4年生のために結果を出そうと団結していた」(清川一樹・政経3=八戸西)。4年生の背中は、残された後輩に引き継がれた。主力として引っ張ってきた4人の4年生が抜け、新チームとして再始動する明大。今大会で抱いた思いを胸に、〝強い明治〟をつくっていく。 [野口優斗] 試合後のコメント山口主将――4年間を振り返ってみていかがですか。「1年生の頃は、4年間は長いものだと感じていて、活動していく上でも毎日が濃く感じていました。しかし、振り返ってみればあっという間だなと感じています」 ――大会期間中、ウオーミングアップの際は何を聞いていたのですか。「大会が始まる前日に後輩たちが作ってくれたモチベーション動画で流れている『君に捧げる応援歌』を聞いていました。これしか聞いてないです(笑)ずっとループです」 佐藤寛人(政経4=盛岡工)――4年間で印象に残ったことを教えてください。「昨年度はコロナであまりできなかったので、やはり今回の最後のインカレで今年の初めに立てていた目標を達成できたことです」 濱本――今大会を振り返ってみていかがですか。 「チームが一つになってスケートに向き合っていた時間だったと思うので、すごく幸せな大会でした」 向山――今大会をもって競技人生が終わりました。 「プレッシャーがあったので、肩の荷が下りたなという感じです。振り返ってみれば人とのつながりに恵まれた競技人生だったので、競技を通じて多くの人と関われたことに感謝したいです」 清川――4年生はどのような存在でしたか。 「高校時代一緒にレースをした人とか、中学時代から知っているような4年生と一緒にできて、たくさんお世話になったので感謝の気持ちが大きいです。今回インカレが終わって良いチームだなと感じたので、来年もそう思えるように頑張っていきたいです」 ※4年生のコメントは後日まとめて掲載予定ですREAD MORE -
主将が意地の走りで入賞! 総合4位で最終日へ/第94回日本学生氷上選手権
スピードスケート 2022.01.06日本学生氷上選手権(以下、インカレ)の2日目は男子1000メートルと5000メートルが行われた。1000メートルでは山口知己主将(政経4=盛岡三)と清川一樹(政経3=八戸西)がそれぞれ5位、6位入賞。5000メートルでも佐藤天海(政経2=北社)が6位入賞を果たし、大学別の部門総合順位を4位として2日目を終えた。 ◆1・5〜7 第94回日本学生氷上選手権(明治北海道十勝オーバル)▼1000メートル山口――5位 清川――6位 濱本兼伸(政経4=帯広三条)――10位▼5000メートル佐藤天――6位 吉田健太(政経3=帯広三条)――16位 東海林寛右(政経1=山形中央)――19位 主将が最後の個人レースで躍動した。前日の1500メートルで入賞し、その好調さを見せていた山口。得意の1000メートルでは自己ベストを更新しての表彰台を狙っていた。迎えた本番、ぶれない安定した走りでレースを進めると、仲間の応援にも押され、好タイムでゴールラインを駆け抜けた。「やり切った気持ちが強い」(山口)。惜しくも表彰台とはならなかったが、集大成にふさわしい滑りを披露した。 「気持ちで滑った」(清川)。直近1ヶ月は調子があまり上がらず、苦しんでいた清川。それでも、インカレで結果を残したいという思いは強かった。その思いに応えるかのごとく、レースでは不調を感じさせない快走で6位入賞を果たした。 初日のレースで初のインカレ出場ながら入賞した佐藤天。2日目もその実力をいかんなく発揮する。ハイペースでレースをスタートさせると、その勢いを緩めずに後半へ。課題だったという終盤の失速も克服し、自己ベストに100分の1秒まで迫る好タイムで2日連続の入賞を決めた。 団体競技が行われる最終日。「これまでで最速の4人で滑る」(山口)。2000メートルリレーでは強豪・日大との同走となり、難しい展開も予想されるが、明大の団結力を見せつけ、表彰台を勝ち取る。 [細田裕介] 試合後のコメント山口主将――個人としては最後のレースですが、どのような思いがございましたか。 「一番良い自分を出して走ろうと思っていました。しかし、前日のレース、今回のレース共に一番楽しいレースでもあったので、楽しめて結果もついてくるようなレースができたと思います」 清川――明日への意気込みをお願いします。 「明日はリレーで一緒に出るのが自分以外4年生で、自分だけ3年生なので、4年生はインカレに懸ける思いもあると思うので、そうことも考えつつ一番良い結果になるよう頑張ります」 佐藤天――後半追い上げるようなレース展開でしたが、意識していたことはございましたか。 「シーズンを通して残り5周のところで落ちてしまうというのが課題としてあったので、残り5周はキープするという気持ちで臨みました。今回はそれができていたので良かったです」READ MORE -
2年ぶりのインカレ開幕 3部門総合優勝へ上々のスタート/第94回日本学生氷上選手権
スピードスケート 2022.01.052年ぶりに日本学生氷上選手権(以下、インカレ)が開幕した。初日は男子500メートル、1500メートル、1万メートルが行われた。明大からは向山恭平(政経4=白樺学園)を筆頭に多くの選手が各種目で上位争いを演じ、チームの目標である3部門総合優勝へ向けて弾みのつくスタートとなった。 ◆1・5〜7 第94回日本学生氷上選手権(明治北海道十勝オーバル)▼500メートル向山――5位 清川一樹(政経3=八戸西)――11位 佐藤寛人(政経4=盛岡工)――20位▼1500メートル 佐藤天海(政経2=北杜)――5位 山口知己主将(政経4=盛岡三)――7位 濱本兼伸(政経4=帯広三条)――8位▼男子1万メートル 東海林寛右(政経1=山形中央)――17位 西山侑吾(政経2=帯広三条)――21位 山角蓮(政経1=北海道池田)――23位 今回が最後の大会となる向山。「結果で何かを残したかった」(向山)。その言葉通り、気迫のレースを見せる。スタートから持ち味の力の込もった走りで飛び出すと、その勢いは衰えることなく、500メートルを駆け抜けた。自分の理想のレースを体現し、5位入賞を果たしたが、表彰台にはあと一歩届かず。「チームで表彰台に」(向山)。最終日、2000メートルリレーでチームのために集大成の走りを見せる。 山口は良い仕上がりで今大会を迎えた。「入賞できるとは思っていなかった」(山口)。インカレに向けて練ったというレースプランが功を奏し、安定した走りで7位入賞。2日目も得意の1000メートルでチームを支えるレースを目指す。 2年生として初めてのインカレ出場となった佐藤天。「雰囲気にのまれた」(佐藤天)。プレッシャーでかなり緊張していたといものの、「先輩方のレースで勇気づけられた」。初出場ながら堂々たるレースを披露し、1500メートルで5位入賞。自信をつける結果となった。 2日目以降も重要なレースが続く。初日で得た勢いそのままに、悲願の総合優勝へと駆け抜ける。[細田裕介] 試合後のコメント山口主将——学生最後の大会ですが、特別な思いはございますか。 「基本的に自分はそれほど緊張しませんが、4年生最後の大会というのは自分のためだけではない特別な思いがあります」 向山——本日のレースを振り返ってみていかがですか。 「4年間の最後の、これで引退になるレースで、短距離の後輩がいない中で、結果でしか自分は後輩に見せることができないので、少し気負ってしまったと思います。他のレースとは少し違う感じでした」 佐藤天——本日のレースの良かった点と悪かった点を教えてください。 「良かった点は、1100メートル通過までは自分が今までやってきた中で最速だったので、前半は良かったのですが、後半の粘りが少し足りなかったことが悪かったなと思います」 ※写真は法政大学提供READ MORE -
濱本が1000mで優勝! 順調な仕上がり見せる/第41回全日本学生選手権
スピードスケート 2021.11.30距離別の各種目で個人が記録を争う学生選手権が開催された。明大からは数多くの選手が出場。その中で濱本兼伸(政経4=帯広三条)や佐藤天海(政経2=北社)が各種目で好成績を収め、インカレに向けて順調な仕上がりを見せた。 ◆11・27〜28 第41回全日本学生選手権(群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク)▼500メートル 向山恭平(政経4=白樺学園)――9位 佐藤寛人(政経4=盛岡工)――32位 伊藤央訓(政経3=駒大苫小牧)――37位▼1000メートル 濱本――1位 向山――3位 山口知己(政経4=盛岡三)――8位 西山侑吾(政経2=帯広三条)――24位 清川一樹(政経3=八戸西)――33位 狩野亜聞(政経1=嬬恋)――39位 伊藤――53位 佐藤寛――65位 輿水颯太(法1=北杜)――75位▼1500メートル 佐藤天――2位 西山――9位 山口――13位 吉田健太(政経3=帯広三条)――14位 濱本――16位 狩野――23位 清川――26位 山角蓮(政経1=北海道池田)――32位 輿水――54位▼5000メートル 佐藤天――9位 東海林寛右(政経1=山形中央)――21位 吉田――28位 山角――38位▼10000メートル 東海林――18位 「悔しい思いをした」(濱本)。初日に1500mに出場したが、結果は16位だった濱本。悪かった部分を修正し、臨んだ2日目は、本来のレースを取り戻す。「力を入れすぎないよう意識した」(濱本)。スタートからいきおいに乗ると、そのまま順調な滑りを続ける。終盤には前日のレースでは影を潜めていた力強い追い上げも見せ、見事1位のタイムをたたき出した。「理想の滑り」をリンクの上で表現し、好成績を収めた。 また、「目標は1500メートルでの自己ベストを出して優勝すること」(佐藤)。その言葉通りに安定したレースを見せた佐藤。自身の最大の持ち味である後半まで崩れない走りを披露し、ラスト1周へ。この時点でタイムとしては1位。優勝も狙える位置にいた。「最後の1周で負けてしまった」(佐藤)。残り400メートルで力負けし、結果は2位。あと一歩のところで優勝を逃し、悔しい結果となった。それでも、調子はいい方向にあるという佐藤。「インカレでは少しでもいい順位に立ちたい」(佐藤)。課題の後半を改善し、自己ベストを狙う。 濱本、佐藤以外にも向山や西山なども上位のタイムを出した今大会。インカレに向けて、選手たちの状態は上向いている。「チーム全員で挑みたい」(西山)。チーム一丸で戦い、2年ぶりの開催となるインカレで総合優勝へ突き進む。 [細田裕介] 試合後のコメント山口主将——今大会に向けて力を入れてきたことを教えてください。 「自分はスピードに関しては自信があったので、1周目にトップスピードを出すことに力を入れてきました」 ——インカレへの意気込みをお願いします。 「昨年度はインカレが中止となってしまって、自分としては2年ぶりのインカレになりますが、1年生の時以来の入賞をしたいというのと、2019年に3部門総合優勝を日大に取られてしまったので、また総合優勝できるようにスピードも3位以内に入りたいです」 濱本——最近の調子はいかがですか。 「今シーズンはおおむね良い状態が続いていると思っています。今回も体の状態としては万全ではなかったですが、その中で結果を出せたので良かったです」 ——インカレへの意気込みをお願いします。 「自分は帯広が出身で、その地元で最後のレースができるというのは本当にうれしいことなので、ここまでやってきたスケートを応援してくれた人に何かを届けられるようなレースをできればと思います」 向山——1ヶ月後のインカレに向けて行っていきたいことはございますか。 「僕はもうラストなので、一個一個着実に見つめ直すことでいいと思います。インカレまでにオリンピック選考会があるので、そこで良いタイムを出せたら必然的にインカレでも良いタイムが出ると思います」 佐藤——この大会に向けて取り組んできたことを教えてください。 「1500メートルをメインで考えていたので1周目でスピードが出せるよう練習では心掛けていました」 ——インカレに向けて取り組みたいことはございますか。 「スピード練習は変わらず行って、今回課題だった後半の部分も改善していきたいです」 西山——今大会を振り返っていかがですか。 「学生の1番を決める大会で結果を残せたことが素直にうれしく思います。今シーズンの中で1番のレースができた2日間だったと思います」READ MORE -
好スタートを見せた清川! シーズン開幕戦で上々の滑り出し/全日本距離別選手権
スピードスケート 2021.10.26今季の開幕戦である全日本距離別選手権も最終日を迎えた。3日目は、前日に引き続き1500メートルに清川一樹(政経3=八戸西)が出場。後半は失速するも、序盤は好タイムを見せ次戦に向けて手応えを感じる結果となった。 ◆10・24 第28回全日本距離別選手権(エムウェーブ)▼男子1500メートル清川一樹(政経3=八戸西)――23位、1分51秒70 オフ期間での下半身強化が序盤のレース展開につながった。好スタートを切り上々の滑り出しを見せると、1周目のラップタイムでは27秒09を記録。「スピードも付いてきた」(清川)。今年度から重点的に取り組んだ自転車トレーニングやスタート練習が実を結んだ瞬間だった。しかし、ラスト400メートルのラップタイムでは30秒79と失速。「スタミナ面では足りていなかった」(清川)。収穫もあった一方で、レース後半まで続くスタミナ面の課題も浮き彫りとなった。 全日本距離別選手権が閉幕し、次なる戦いの舞台は11月27日から2日間にわたって行われる全日本学生選手権だ。今大会では、出場した向山恭平(政経4=白樺学園)と清川がそれぞれ好記録を出した。それでも、上位入賞に向けて「詰められるところは詰めていきたい」(向山)。今大会で出た課題と向き合い、大躍進のシーズンを目指す。 [野口優斗] 試合後のコメント清川――2日連続のレースでしたが、いかがですか。 「初めての全日本の大会だったので気持ち的な面でも疲れていた部分はあったと思います。しかし、その中でも全日本の雰囲気を楽しめたという部分では今後に生かしていけるのかなと感じています」 ――この2日間の収穫はございますか。 「1000メートルなど短距離寄りの種目ではスピードがついてきたことは実感しました。しかし、終盤のところはかなり重点的にやってきたのですが、少しタイムが落ちてしまったなとは感じています」 ――全日本大学選手権への意気込みをお願いします。 「少しでも上の順位を目指して精一杯頑張りたいです」READ MORE -
清川初出場! 好調な滑りで最終日へ/全日本距離別選手権
スピードスケート 2021.10.23長野県長野市のエムウェーブで3日間にわたって行われている全日本距離別選手権。2日目には清川一樹(政経3=八戸西)が出場。本大会初出場ながら好記録をマークし、3日目のレースにも期待がかかる結果となった。 ◆10・22~24 第28回全日本距離別選手権(エムウェーブ)▼男子1000メートル清川一樹(政経3=八戸西)――16位、1分11秒31 調子が上がり切らないまま今シーズンを迎えた清川。社会人と共に滑る本大会には初出場だが「緊張せず練習通りに滑ることができた」。600メートル時点でのタイムは43秒60。想定していたよりは遅いタイムだったものの「最後の1周でタイムの落ち幅が少なかった」。ラスト400メートルで怒涛(どとう)の追い上げを披露し、結果は1分11秒31で16位。目標とする1分10秒台には届かなかったものの、今シーズンの躍進を予期させる滑りを見せた。 社会人と共に滑走する大舞台で1000メートルのレースに臨んだ清川だが、翌日には1500メートルのレースを控えている。「明日は自己ベストを出したい」。現在重点的に取り組んでいるスタートダッシュ練習の成果を発揮できれば自己新記録を樹立できる可能性は大いにある。3日目のレースで〝激走〟し、そのままのペースで今シーズンを駆け抜ける清川の勇姿を見たい。 [新津颯太朗] 試合後のコメント清川――初の全日本距離別選手権でしたがいかがですか。 「最近なかなか調子が上がってこなかったのですが、その中でも思ったよりもいいタイムが出たので良かったと思います」 ――200メートル時点、600メートル時点での滑りに関してはいかがですか。 「200メートル時点ではそんなに速くはなかったのですが、今年になってからスタート練習も重点的にやり始めたのでそれがだんだんと形になってきたかなと思います。600メートル時点でも思ったよりタイムは出ていなかったのですが、最後の1周の部分でアップタイムの落ち幅が少なかったのが今回のタイムにつながったのかなと思います。」 ――翌日のレースに向けての意気込みをお願いします。 「社会人と滑るので、最初から攻めて自己ベストを出すことができるといいかなと思います」READ MORE
特集記事 SPECIAL
アルバム ALBUM
部の紹介 INTRODUCTION
人間が己の脚で、限界の速さに挑む“氷上のF1”。1周400mのリンクを最高時速60kmで駆け抜ける。明大スピード部門は、インカレで過去8連覇を含む、通算30回の優勝を誇る名門だ。500mの元世界記録保持者・鈴木惠一氏(昭41政経卒)をはじめ、宮崎今佐人氏(平16営卒)、平子裕基氏(平17商卒)など、数々のトップスケーターを輩出してきた。大学一と言われる練習量と、ハードなメニューをこなす選手たちは、インカレ部門優勝、スケート部3部門総合優勝の一翼を担うため奮闘する。