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インカレ終幕 明大は5位に終わる /日本学生氷上選手権
スピードスケート 2023.01.28インカレ最終日に行われた2000メートルリレーとチームパシュートレース(以下パシュート)。両レースで明大は順調な滑りを見せる。結果は2000メートルリレーで5位、パシュートでは3位とダブル入賞を決めた。総合順位は5位入賞。引退する4年生は後輩たちの今後の活躍に期待を込めた。 ◆1・5〜7 第95回日本学生氷上選手権(苫小牧市ハイランドスポーツセンター)▼2000メートルリレー 明大――5位▼チームパシュートレース 明大――3位 大会最終日、残された種目は2000メートルリレーとパシュートだ。この2種目の結果によって総合順位が確定する。最初に行われた2000メートルリレーでは1走目の水口浩斗(政経1=北海道池田)が初めの400メートルを31秒32で通過し、順調に滑り出す。レース中盤に同じ組の大東大を抜かし先頭に。アンカーとなったのは佐藤天海(政経3=北杜)。「短距離が不得意なので、全力で滑ろうと頑張った」(佐藤)が、わずかに残ったリードを守り切ることができず敗北。タイムは全体5位と惜しくも表彰台を逃してしまった。 次に行われたパシュートでは3組目に伊藤海里主将(政経4=中津商)、佐藤、山角蓮(政経2=北海道池田)の3人が出場。1周目を33秒36と全体5位のタイムで通過すると、2周目ではラップタイムを29秒台につける好タイムの滑りを見せた。その後2000メートル地点からは順位を2位に上げたものの、最後の1周でタイムを落とし惜しくも3位に転落。「ゴールした後に日体大に負けたところが悔しかった」(佐藤)。それでも、明大が目標としていた表彰台を勝ち取ることができた。 総合順位5位で大会を終えた明大。今回のインカレをもって4年生は引退となる。チームをけん引してきた伊藤海は「最終日まで日体大、日大と競れた。この悔しさを忘れず来年に向けて頑張ってほしい」と残された後輩たちに思いを託す。今シーズンはまだ終わらない。今後の下級生たちの活躍に期待がかかる。 [戸部匡貴] 試合後のコメント 伊藤海――個人として2種目で入賞したことはいかがですか。 「まさか入賞できると思っていなくて、この大会に(コンディションの)ピークを合わせられたと思います。入賞出来てほっとしている気持ちです」 ――チームにはどのような声掛けをしましたか。 「1年生が特に緊張していて、そういった子たちには声をかけ『自分のレースをすればいいよ』と言いました」 佐藤――リレーはバトンの受け渡しが難しいですがその点はいかがですか。 「今回がダブルトラックのリレーが初めてでかなり不安がありました。失敗したらどうしようかと思っていました」 ――3日間大会に出続けたが体力的な面は大丈夫でしたか。 「3日目はかなり体が重かったです。体力的にはきつかったですけど、最終日なので頑張ろうと気合を入れ直してリンクに向かいました」 ――伊藤海はどのような主将でしたか。 「1人で引っ張っていく感じではなく、チームを盛り上げてモチベーションを上げてくれるのでチームに欠かせない存在だと思います」 ――3日間を振り返ってみていかがですか。 「考えることや集中しないといけない場面が多く、精神と肉体面にかなり疲労がありました。それでも、楽しくインカレを終えることができ、充実していたと思います。」READ MORE -
インカレ2日目 5000メートルで佐藤が優勝!/日本学生氷上選手権
スピードスケート 2023.01.073日間にわたって行われる日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)。2日目は1000メートル、5000メートルに計6人の選手が出場した。5000メートルでは佐藤天海(政経3=北杜)が優勝を飾る素晴らしい滑りを見せた。 ◆1・5〜7 第95回日本学生氷上選手権(苫小牧市ハイランドスポーツセンター)▼1000メートル伊藤――6位 清川――12位 狩野――17位▼5000メートル佐藤――1位 山角――15位 田原――22位 大会2日目を迎えたインカレ。1日目終了時点の総合順位暫定5位の明大は昨日の順位をさらに上げるために奮起する。5000メートルに最終15組で出場した佐藤は序盤から好調な滑りを見せた。佐藤は最初の600メートル地点のラップタイムを31秒59と全体4位の好タイムで入る。「風がだいぶあったが、それが原因で力むことは避けたかったため、リラックスすることを意識していた」(佐藤)とクレバーにレースを展開。その後もペースを32秒台で保ちながら順当にレースを進めていき、順位を押し上げていく。 レースの後半戦には3000メートル地点でラップタイムを33秒台に落としてしまうも、それ以上タイムを落とさない粘りの滑りを見せつけた。レース終盤では同じ組の蟻戸(専大)を大きく突き放しフィニッシュ。結果は6分53秒80の好記録をたたき出し見事優勝を果たした。2位の選手との差はわずか0.83秒であった。今回の佐藤の優勝に対して清川一樹(政経4=八戸西)は「リングサイドで見ていて良い刺激になった」と後輩の活躍を糧に自らを奮い立たせた。 本日は5000メートルで優勝した佐藤に加え1000メートルでは伊藤海里主将(政経4=中津商)が6位入賞を果たす活躍を見せた。残る種目はパシュートと2000メートルリレー。今日までの個人種目とは異なり団体種目となるため、チームメイトとの連携が上位入賞のカギとなるレースだろう。「(パシュートは)明日の練習でうまくいけば、3位以内はあると思うので全力で行きたい」(伊藤)。明日はついに大会最終日。残りの種目で入賞し、総合順位のアップに期待がかかる。 [戸部匡貴] 試合後のコメント 伊藤海――1000メートルで6位入賞を果たしましたがいかがですか。 「正直6位になれるとは思っていなかったので驚きました」 ――コンディションについてはいかがですか。 「風が結構強かったので、昨日の方が滑りやすかったです。しかし、そこは気にせず全力で行きました」 清川――どんな気持ちでレースに臨みましたか。 「1000メートルはいつも出場している種目なので、昨日に比べれば結果は出せると思っていました。それでも、今シーズンのベストタイムでは、今日のスタート時点では得点圏外だったので、自分の実力を出そうという気持ちで滑りました」 ――意気込みをお願いします。 「最後いい形で終われるように頑張りたいと思います」 佐藤――5000メートルで1位になりましたが今のお気持ちはいかがですか。 「素直に嬉しくて、すごく気持ちの良いレースができました」 ――明日の意気込みをお願いします。 「明日は4年生と戦う最後の1日となるので、4年生に感謝の気持ちをレースで伝えられる1日にしたいと思います。頑張ります」 山角――今回のレースを振り返っていかがですか。 「良くも悪くもないですね。最初はあまり攻めずに入って、長距離なので後半に向けてペースをキープできれば良いと思っていました」 ――15位でレースを終えましたがいかがですか。 「自分の中では頑張った方だと思います。エントリーリストのベストタイムが20位かそれ以下だったのでそれよりは良かったですね」READ MORE -
インカレ開幕! 佐藤が1500メートルで3位/日本学生氷上選手権
スピードスケート 2023.01.063日間にわたって行われる日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)がついに開幕。500メートル、1500メートル、1万メートルに挑んだ1日目は、伊藤海里主将(政経4=中津商)や佐藤天海(政経3=北杜)が好調な滑りを見せた。 ◆1・5〜7 第95回日本学生氷上選手権(苫小牧市ハイランドスポーツセンター)▼500メートル 清川一樹(政経4=八戸西)――13位 狩野亜聞(政経2= 嬬恋)――24位 水口浩斗(政経1=北海道池田)――26位▼1500メートル 佐藤――3位 伊藤海――8位 山角蓮(政経2=北海道池田)――11位▼男子1万メートル 田原秀真(政経1=長野工)――12位 東海林寛右(政経2=山形中央)――16位 吉田健太(政経4=帯広三条)――20位 「スケートは個人競技だが、インカレは学校対抗。自分だけのレースではない」(伊藤海)。各種目の順位に応じて付与されるポイントの合計を競う本大会。「雪が降っていて、風も吹いていたが、気持ちで負けないようにと思っていた」(佐藤)。会場は氷点下を下回る北海道の屋外リンク。難しいコンディションの中でのレースとなったが、1500メートルでは佐藤が3位、伊藤海が8位の好記録をたたき出した。(写真:1500メートルで入賞を果たした佐藤と伊藤海) 今年度から明大を離れ、一戸誠太郎選手(ANA)主導のチーム『Team1』で活動している佐藤。700メートルから1100メートル間のラップタイムの落とし幅を少なくすることを意識して臨んだ本レースでは狙い通りレース後半に粘りを見せ1分52秒45でフィニッシュ。「(Team1は)5000メートル主体のチームなので、後半の強さや速いスピードを維持する力が付いた」(佐藤)。新たな舞台で身に付けた力を武器に3位入賞を果たし、2日目の5000メートルに期待がかかる結果となった。 佐藤をはじめ、選手たちの活躍により総合順位で暫定5位の明大。「日体大とは大きく差をつけられたが、日大とは僅差で4位争いをしているため、明日逆転できればと思う」(伊藤海)。2日目の競技は1000メートルと5000メートル。各選手が初日を超える滑りを見せ、総合順位を上げる姿に期待したい。 [新津颯太朗] 試合後のコメント伊藤海――初日のレースを振り返っていかがですか。 「タイムが拮抗しており、うまくいけば入賞、失敗したらポイント圏外という状況だったので緊張していました。自分は全国大会の個人種目で初めて入賞できたので、後輩たちに良い姿を見せることができて素直に嬉しかったです」 ――ラップタイムに関してはいかがですか。 「前日練習では(納得いく)ラップが全く出ませんでしたが、いざ走ってみたら28秒で、このコンディション下では悪くないと思います。何秒が入賞ラインになるのかが分からなかったので、同走といい勝負ができれば入賞の可能性はあると思い、タイムはそこまで気にしていなかったです」 清川――明大の選手としては最初の出走となりました。 「最初ということは少し意識していましたが、緊張もあまりしなかったのでいつも通り走れたらそれなりに記録も出るかなと思っていました」 ――スタートダッシュに関してはいかがですか。 「(最初の)100メートルは欲を言えばもう少し速く通過したかったですが、今シーズンの調子からすると自分の今の実力通りの通過タイムかなと思います」 佐藤――インカレ初日でしたが、どのような気持ちで臨みましたか。 「インカレは自分だけのレースではないということは感じていて。お世話になった4年生への恩返しの気持ちもありましたし、レースに出られない選手もいたのでチーム全員の思いを背負って滑りました」 ――1500メートルで3位に輝きましたが、今の気持ちはいかがですか。 「1位と2位の選手は飛び抜けて速い選手だったので、ベストの滑りを見せれば3位にはなれると思っていました。素直にうれしいですし、チームに貢献できたので安心しました」 田原――どのようなレース展開を想定していましたか。 「自分は長距離でラップタイムをキープしていくのが得意なので、その通りに入りのラップをキープしていく展開にしていこうと思っていました。一周目はリラックスして入ることを目標としていたので、力みすぎずにリラックスしてあのタイム(38秒83)で入れて良かったのかなと思います」 ――ラップタイムの落ち幅が少なかった印象ですが、いかがですか。 「自分の調子自体はすごく良く、前日の練習から今日に向けてかなり調整ができていたと思います。自分は滑りを意識するというよりもフィジカルで押していくスタイルなので、足の疲労をしっかり抜いて調整していました」READ MORE -
佐藤が2冠達成! インカレへ弾みをつける/第42回全日本学生選手権
スピードスケート 2022.12.132日間にわたって行われた全日本学生選手権。明大からは計13人の選手が出場した。佐藤天海(政経3=北杜)は1500メートルで大会新記録を樹立し、5000メートルとの2冠を達成。その実力を遺憾なく発揮した。 ◆12・10〜11 第42回全日本学生選手権(群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク)▼男子500メートル 狩野亜聞(政経2=嬬恋)――16位 水口浩斗(政経1=池田)――17位 伊藤央訓(政経4=駒大苫小牧)――27位 津田斗真(政経1=帯広農高)――31位 ▼男子1000メートル 清川一樹(政経4=八戸西)――8位 狩野――9位 伊藤海里(政経4=中津商高)――10位 水口――28位 伊藤央――44位 津田――45位 輿水颯太(法2=北社)――50位 山本蒼紫(政経1=駒大苫小牧)――52位▼男子1500メートル 佐藤――1位 山角蓮(政経2=池田)――9位 伊藤海――14位 狩野――20位 吉田健太(政経3=帯広三条)――22位 清川――26位 輿水――39位 山本――40位▼男子5000メートル 佐藤――1位 山角――15位 田原秀真(法1=長野工高)――16位 東海林寛右(政経2=山形中央)――23位 吉田――24位▼男子1万メートル 田原――8位 東海林――9位 圧巻の滑りを披露したのは今季大きな成長を遂げている佐藤。1日目の1500メートルでは大会記録を持つ伊藤(早大)と同組も、積極的なレースで大会記録を更新し見事優勝。さらに2日目の5000メートルでも好調ぶりを発揮。2位と5秒以上差をつける圧倒的な力で優勝を果たし、2冠を達成した。「すごくいい大会になった」と今大会を振り返り、来月のインカレに向けては「勢いに乗って良いタイムで走りたい」と意気込んだ。 また1000メートルと1500メートルに出場した伊藤海主将。「次につながるレースになった」と調子は万全でない中、なんとかレースをまとめ上げインカレに向けて期待がかかる滑りを見せた。 [久和野寛人] 試合後のコメント羽田光希スピード部門監督――今大会を振り返っていかがですか。 「インカレに向けてというレースで、それぞれが足りないものが見つかっているのでインカレには上手く調整できると思います。インカレで結果を出せるように出来たらいいなと思った2日間でした」 ――佐藤は2部門で優勝を果たしました。 「本当に成績が安定していて本人も自信を持っているので、このままケガなく調整していけばインカレも良い結果が付いてくると思います。(インカレでは)天海頼みにならないようにチーム一つになって大きな得点を取れるようにやっていきたいと思います」 伊藤海主将――今大会を振り返っていかがですか。 「連戦が続いていて前日の公式練習でとても調子が悪くて、この大会やばいなと思っていましたが、ケアなどを挟んで一日一日感覚は良くなっていきました」 ――今後に向けての意気込みをお願いします。 「次はインカレ前の大会があるので、そこでしっかり調整して全員でインカレに向けて良い仕上げをして万全の状態で迎えたいです」 佐藤――今大会を振り返っていかかですか。 「1500メートルも5000メートルどちらも良い結果で優勝できて、1500メートルではリンクレコードも出せたので、すごく良い大会になったと思います」 ――1500メートルで大会新記録は狙っていましたか。 「今季の実力的にもリンク状況やコンディションが良ければ出るなと思っていたので、狙っていたというより無難に出るかなとは思っていました」READ MORE -
レース最終日 佐藤がマススタートに出場/全日本距離別選手権
スピードスケート 2022.10.24長野市のエムウェーブで3日間にわたって行われた全日本距離別選手権。最終日となった3日目には佐藤天海(政経3=北杜)がマススタートに出場した。 ◆10・21~23 第29回全日本距離別選手権(エムウェーブ)▼男子マススタートレース(16周)佐藤――16位、8分21秒55 今大会の1日目には5000メートル、2日目には1500メートルに出場した佐藤。表彰台を目指して挑んだ3日目の競技はマススタートだ。「経験値が少ないので仕掛けることはしなかった。速い選手についていき、一緒に前の方に上がっていけたらと思っていた」。大勢の選手が一同に走るマススタートは駆け引きが重要となる。3年振りに大会出場となる不慣れな競技ながらも思考を巡らせてレースに臨んだが、結果は8分21秒55で16位。ポイントを獲得することはできず、表彰台に登る目標はかなわなかった。(写真:レース終了後の佐藤) 「自分の達成したかったところに届かなかったことが悔しい」。ユニバーシアード日本代表の選考にも影響する今大会。代表選出という強い思いを持っていた佐藤は3日間を総合的に振り返り、悔しさをにじませた。「同世代の選手が優勝している姿を見て自分も頑張らなくてはと思った」。今シーズンの目標は自己ベスト更新だ。悲願を果たすため、佐藤は歩みを止めず前に進む。 [新津颯太朗] 試合後のコメント佐藤――3日間を総合的に振り返っていかがですか。 「自分の達成したかったところには届きませんでした。ユニバーシアード代表を一番に考えていましたが、恐らくこの結果だと補欠に入ることはできても海外には行けないので、手が届かなかったのが悔しい3日間でした。まだメンバーは発表されてないのでどうなるかは分かりませんが、4年に1回の舞台なのでそこを逃してしまったのは悔しかったです」 ――大学に入ってから初めての出場となったマススタートでしたが、何か収穫はありましたか。 「強い選手の瞬発力や、仕掛けるタイミングを感じることができたので、良い経験をさせてもらえたのかなと思います」 ――明大の選手としては唯一、3種目の出場を果たしましたが、いかがですか。 「今年度は明治大学を離れて社会人チームのTeam1という、平昌オリンピックと北京オリンピックに出場した一戸誠太郎さん(ANA)が作ったチームで1年を通して活動させていただいています。それでも明治の中では出場できる選手が少ない大会なので、活躍できればなと思っていました」READ MORE -
伊藤海が登場 復調の兆し見せる/全日本距離別選手権
スピードスケート 2022.10.23長野市のエムウェーブで3日間にわたって行われている全日本距離別選手権。2日目には佐藤天海(政経3=北杜)と伊藤海里主将(政経4=中津商)が出場した。 ◆10・21~23 第29回全日本距離別選手権(エムウェーブ)▼男子1500メートル佐藤――10位、1分48秒90伊藤海――27位、1分52秒65 目標タイムを1分46秒台に設定し、2日目のレースに臨んだ佐藤。700メートル時点でのラップタイムは26秒62。終盤での巻き返しを狙ったが「自分の持ち味である落とし幅、後半の強さを出すことができなかった」(佐藤)。レース終了時のラップタイムは29秒85となり、最終的なタイムは1分48秒90。得意とする1500メートルで思い通りの結果を出すことはできなかった 2日目からの出場となった伊藤海は目標タイムを1分51秒台に設定し出場した。「700メートル時点では自己ベストより速く滑ることができていた」(伊藤海)。700メートル時点でのラップタイムは27秒17と、調子のいい滑りを見せる。後半は疲れが見え、目標タイムには届かなかったものの「今シーズンはとても調子が悪かった。今日のレースでなんとかベスト近くまで戻すことができて良かった。」(伊藤海)。1分52秒65でゴールし、復調の兆しを滑りで見せつけた。 最終日となる3日目には佐藤がマススタートで出場する。「マススタートは大学生になってから1回も出場していないが、上位に食い込めるよう全力で滑りたい。」好調の滑りを見せ、有終の美を飾る姿に期待したい。[新津颯太朗] 試合後のコメント佐藤――レースを振り返っていかがですか。 「自己ベストを出したかったのですが、前半はスピードを出すことができず、自分の持ち味の落とし幅、後半の強さも出せず良くないレースでした」 ――OBの山本大史選手(令3政経卒・現八戸市協会)や山口知己選手(令4政経卒・現岩手県連)も1500メートルの競技に出場していましたが、いかがですか。 「自分が下級生時代にキャプテンを務めていた二人と一緒に大会に出られているということで、気分的にも乗っていましたし、声を掛けてくださったので勇気付けられました」伊藤海――レースを振り返っていかがですか。 「300メートル通過と700メートル通過は自己ベストより早いタイムで滑ることができていたので良かったです。後半は(疲労が)足にきてしまい、ラップの落とし幅を理想では1秒から1.5秒までに抑えたかったのですが、2秒から2.5秒ほど落としてしまったのでラスト2周が課題かなと思います」 ――今後への意気込みをお聞かせください。 「ラストイヤーなのでベストは出して終わりたいです。次の帯広の大会で1分51秒台を出して全日本選抜の権利を取り、全日本選抜を経て、最後インカレにピークを持っていけるように調整していきたいです」READ MORE -
シーズン開幕戦 佐藤が自己ベスト更新!/全日本距離別選手権
スピードスケート 2022.10.22長野市のエムウェーブで3日間にわたる全日本距離別選手権が開幕。1日目には佐藤天海(政経3=北杜)と水口浩斗(政経1=池田)が出場した。佐藤は自己ベストを更新する順調な滑り出しを見せるなど、2日目以降にも多くの期待がかかる初日となった。 ◆10・21~23 第29回全日本距離別選手権(エムウェーブ)▼男子500メートル(ジュニア部門)水口浩斗(政経1=池田)――12位、37秒60▼男子5000メートル佐藤天海(政経3=北杜)――9位、6分41秒88 今大会、明大の先陣を切ったのはルーキーの水口。自身が得意とする500メートルでの出場。足のコンディション不良で目標であった自己ベスト更新はかなわなかったが、「この空気感を味わえて良かった」と大舞台での経験が大きな収穫となった。 この日、見せ場をつくったのは5000メートルに出場した佐藤。序盤は30秒台でラップを刻むと、勝負の分かれ目となる後半でも「ハードなトレーニングを積んできた」と鍛え上げたスタミナで粘り強さを見せ自己ベストを更新。「納得いくレースができた」と初日を振り返った。佐藤は2日目も1500メートルで出場予定。「調子は一気に上がってきている」と準備は万全。この勢いでさらなる記録更新に期待したい。 [久和野寛人] 試合後のコメント水口――今大会で出た課題はございますか。 「本番は一発勝負でミスは許されないので、ミスを言い訳にしないように丁寧に滑っていきたいと思います」 ――入学から成長した部分はございますか。 「単に鍛えるだけではなく、しっかり意図を持って練習をするということが大学ではできていると思います」 佐藤――自己ベスト更新を振り返っていかがですか。「目標は6分38秒でしたので、そこには届きませんでしたが開幕戦でベストを更新できて納得いくレースはできたと思います」 ――2日目への意気込みをお願いします。「自分の一番得意種目である1500メートルで、ユニバーシアードの代表への切符が懸かっているので全力で滑り切りたいです」READ MORE -
(4)4年生引退コメント 山口知己
スピードスケート 2022.01.221月5〜7日の3日間にわたって、第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開催された。チーム目標の3位には届かなかったものの、多くの選手が入賞するなど健闘を見せた。今大会をもって引退する4年生の心境をお届けする。 (この取材は1月10日に行われました) 山口知己主将(政経4=盛岡三)――4年間を通して最も印象に残っていることを教えてください。「やはりインカレの記憶が一番色濃く残っています。3年生次は中止となってしまったのですが、1年次、2年次、4年次のインカレはどれも同じくらい印象に残っています」 ――主将として心掛けていたことはございましたか。「自分と同じ距離の練習をしている人だけでなく、他の短距離、長距離の選手の様子も見るようにしていました。調子が良さそうにしていたら声を掛けたり、逆に考え込んでいそうなときも声を掛けていました。主将だからというわけではなく自分の性格によるものなのかもしないのですが、積極的に周りに声を掛けることはしていました」 ――高校のときは部に所属せずスケートを行っていましたが、部に所属しての活動にはどのようなことを感じましたか。「練習していても辛いときに一緒に頑張れる人がいるというのと、団体種目に出場できるというのは個人ではできないことだったので良かったと思います」 ――明大の強みを教えてください。「学年を越えたチームとしての団結力が自分たちはすごくあると思います。個人スポーツですが、チーム力が自分たちはすごく大きいかなと思います」 ――インカレを終えた今、誰に感謝を伝えたいですか。「一番最初に伝えたいのはやはり、ずっと応援してくれた家族ですが、自分が入学した時に監督だった鈴木惠一さんにも同じくらい感謝しています。『下級生の頃は結果が出なくても下積みだと考えて卒業するまでに結果を伸ばせ』と言われていました。自分をスカウトしてくれた前監督が描いていた成長に見合っているかは分からないですが『頑張りました』ということは伝えたいです」 ――期待している後輩を教えてください。「全員に期待していますが、特に部屋で一緒に生活していた清川一樹(政経3=八戸西)と東海林寛右(政経1=山形中央)は頑張ってもらいたいですし、頑張れるだろうなと思います」 ――大会を終えた今、何かやりたいことはございますか。「とりあえず暖かい所に行きたいです(笑)。寒かったので、沖縄でお願いします(笑)」 ――苦楽を共にしてきた4年生はどのような同期でしたか。「自分たちは波長が合って仲が良いという関係ではないと思っています。同じ部の同期ではなかったら友達になっていなかった4人がたまたま集まって4年間生活して仲良くなったという感じだと思います。ただ、この同期で良かったなって、思えるような同期です」 ――ありがとうございました。 [スピードスケート部門担当一同]READ MORE -
(3)4年生引退コメント 濱本兼伸
スピードスケート 2022.01.22 1月5〜7日の3日間にわたって、第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開催された。チーム目標の3位には届かなかったものの、多くの選手が入賞するなど健闘を見せた。今大会をもって引退する4年生の心境をお届けする。 (この取材は1月10日に行われました) 濱本兼伸(政経4=帯広三条)――大学4年間で得られたことを教えてください。 「一番は、自分で考えてやることの大切さを知ったことだと思います。大学に入学して、高校より自由度が増して、普段の生活から練習まで個人の裁量に任せられることが多くなりました。それをうまくできていなかったのが1年目で、結果が出ずつらい時期もありました。しかし、2年目以降は自分で考えてスケートに時間を費やすことができていたと思います」 ――後輩に残したいことはございますか。 「ここまでスケートを16年間やってきて、自分は小学生の頃からあまり目立つ選手ではありませんでしたが、周りの人に恵まれたことと、少し努力を続けられたことで高校、大学と徐々に実力が付いていったので、自分の可能性を諦めない限りその先は分からないということですね」 ――期待する後輩などはいらっしゃいますか。「スケートを頑張っている後輩みんなに伸びてほしいです。その中でも高校時代の後輩でもあって、自分の部屋の後輩でもある2年の西山(侑吾・政経2=帯広三条)には結果が付いてきてほしいなと思います。本当に努力をしているので、報われてほしいです」 ――最上級生としてチームをどのように変えていきましたか。 「自分たちが1年生の頃から、練習環境もチームの雰囲気もより改善できるところがあるのではないかと思っていたような状態で、今年の4年生はいらない文化や伝統だと思うものはなくしましたし、良くも悪くも大きく変化した年だったと思うので、4年生4人がそれぞれの役割でチームに向き合っていたのではないかと思います」 ――大学4年間で一番印象に残ったことを教えてください。 「最後のインカレです。どの選手も素晴らしいレースをしてくれて、レースに出ない選手もとてもサポートしてくれて、チームが一つになってスケートに向き合っていた時間だったと思うので、幸せな時間でした」 ――ありがとうございました。 [スピードスケート部門担当一同]READ MORE -
(2)4年生引退コメント 佐藤寛人
スピードスケート 2022.01.211月5〜7日の3日間にわたって、第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開催された。チーム目標の3位には届かなかったものの、多くの選手が入賞するなど健闘を見せた。今大会をもって引退する4年生の心境をお届けする。 (この取材は1月10日に行われました) 佐藤寛人(政経4=盛岡工)――大学4年間で達成できたことはございますか。 「4年目にして自己ベストのタイムを出せたことです」 ――大学4年間のスケート人生を振り返ってください。 「自己ベストが出ない時期はつらかったですが、それでも諦めないで地味なことでもこつこつとやってきたことが、4年目にして自己ベストを出せたことにつながったと思います。才能がない自分でもこつこつ続けていけば目標を達成できるということが分かったので、こういうことは今後も続けていけたらなと思います」 ――4年生としてチームをどのように引っ張ってきましたか。 「自分はあまりコミュニケーションをとっていくタイプではなかったので、自分の背中というか、練習していく姿を見せて後輩たちを引っ張っていけたかなと思います」 ――4年間で一番印象に残ったことを教えてください。「昨年度はコロナで全然できなかったので、やはり最後のインカレで今年の初めに立てていた目標を達成できたことですね」 ――後輩たちに期待していることはございますか。 「みんな自己ベストを出してほしいというのと、短距離で1人しかいない後輩に自分が達成できなかったことを更新してほしいですね」 ――後輩達に残したいことはございますか。「そんなに気負わず、体だけ気を付けて頑張ってくれということです」 ――同期の3人はどのような存在でしたか。 「他の3人がいたからこそ自分がここまでモチベーションを持ってベストを尽くせたというのはあります、3人がいなかったらここまでくることはできなかったと思います」 ――ありがとうございました。 [スピードスケート部門担当一同]READ MORE
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アルバム ALBUM
部の紹介 INTRODUCTION
人間が己の脚で、限界の速さに挑む“氷上のF1”。1周400mのリンクを最高時速60kmで駆け抜ける。明大スピード部門は、インカレで過去8連覇を含む、通算30回の優勝を誇る名門だ。500mの元世界記録保持者・鈴木惠一氏(昭41政経卒)をはじめ、宮崎今佐人氏(平16営卒)、平子裕基氏(平17商卒)など、数々のトップスケーターを輩出してきた。大学一と言われる練習量と、ハードなメニューをこなす選手たちは、インカレ部門優勝、スケート部3部門総合優勝の一翼を担うため奮闘する。