最新記事 RECENT ENTRIES
-
4年生の集大成を見せる/全日本学生選手権
ホッケーインカレ第2戦は因縁の相手・東農大との対戦。秋季リーグの順位決定戦ではわずか1得点に沈み、7点もの差を付けられ惨敗した。格上とは言え、納得のいかない試合内容。1週間と期間は短かったが、気持ちを入れ替えチームを締めなおし、武藤主将(営4)体制の下で戦ってきた今年1年間の集大成を見せた。 試合開始前から選手たちの目の色が違った。沼田(法2)を中心に積極的に攻撃を仕掛け、強豪相手と互角に競り合った。前半5分には臼井(商3)がドリブルで巧みに相手をかわし、豪快なシュートを決める。ディフェンスも辻本(農3)や橋谷(営3)が相手のパスを何度もカットし、固い守備を見せた。PC(ペナルティーコーナー)などで失点を許すものの、プレーの質は格段にアップ。点差を守りきり、逆転のチャンスを十分に残したまま前半を折り返した。 後半もパスはつながっていた。サイドからボールを回し、一気に得点を狙う。しかしゴール間際になると精彩を欠き、ドリブルなど基本的なプレーにミスを出してしまう。何度もチャンスがあったものの、結局得点につながったのはPC(ペナルティーコーナー)を押し込んだ野原(法3)だけだった。結果、3点差をつけられ敗北。基本的なプレーが敗因なだけに、悔いの残るものとなった。 負けはしたものの、確実に成長を見せ付けた本学。わずか1週間という期間で何が変わったのか。それは技術面ではなく、長くチームの課題とされてきた精神面だろう。「気持ちを入れただけでここまでやれる、ということを最後に後輩に伝えることができてよかった」(武藤主将)。今年から小池コーチを迎え、チームの改革を行っている。大きな結果は残せなかったが、「最初の一歩を踏み出せた。長期的にチームのことを考えたら、よかったと思う。それだけで4年生は満足」(武藤主将)。インカレが終了し、3年生を中心に新体制のチームが始動する。4年生が残した土台を踏みしめ、来季以降さらなる高みを目指して欲しい。READ MORE -
力及ばず惨敗/秋季関東学生1部リーグ戦
ホッケー予選リーグ3戦目を向かえた本日。明治は序盤からパスの精細を欠き、山梨学大の攻撃陣に圧倒された。READ MORE -
熱戦制し、3位以上確定/全日本大学王座決定戦
ホッケー序盤、不慣れな相手のプレーに苦戦した本学。しかし途中出場の臼井(商4)の活躍でチームは盛り上がり、逆転勝利を収めた。明日は昨年覇者の天理大と対戦する。READ MORE -
価値ある3位/関東学生春季リーグ戦
ホッケーまさかの黒星から一週間。決勝進出が叶わなかった本学は、3位決定戦に臨んだ。対戦相手は春季リーグ初戦で負けている法大、厳しい展開が予想された。しかし安定したDF陣の活躍で無失点。主将を欠きながらも層の厚さを見せ付けた。 試合は序盤から本学のペースで進められた。沼田(法4)や徳島(理工3)が積極的に攻撃を仕掛け、得点チャンスをつくる。前半20分にはPC(ペナルティーコーナー)から小桜(商1)が先制点を決めた。 またFW陣の活躍も光った。今季本学は得点直後、気が緩んだ瞬間に一気に攻め込まれ失点というシーンが多かった。しかしこの日は藤波(理工4)を中心にゴールを守り、ゴールチャンスをつくらせない。失点から流れを奪われ逆転負けした早大戦から一週間、問題点を修正した成果だろう。 後半になっても本学の勢いは止まらない。後半5分には小桜が2得点を決め、チームを盛り上げた。試合終盤、後がない法大の猛攻撃が始まったが、FW陣とGKの荒川(政経2)が焦りを見せず無失点に抑えた。 試合後、小池コーチは「結果は昨年の準優勝より下の3位。けど今年は今までになくチームがまとまって、次にいい形でつなげられた。価値ある3位」と太鼓判を押した。またコート外から試合を見守っていた遠藤主将(政経4)も「本当に強くなったんだ、って外から見て実感した。決勝に行けなくて悔しかったけど、王座選手権では優勝する!」と意気込む。遠藤主将に代わりキャプテンマークを付けて試合に臨んだ副将・松村(商4)は「法大は一回負けた相手だったけど、前よりやりやすかった。リーグを戦う中で成長したのかな。形ができてきたと思う」と話した。 勝利を挙げ有終の美を飾ったチームだが、課題もある。「3点目を決めて相手の息の根を止めたかった。もっと厳しい戦い方しないと、山梨学大など上位校には勝てない」(小池コーチ)。 そのためにはセットプレーの精度を上げなくてはならない。この日本学は6回PCのチャンスを得るも、ものにしたのは1回。前回の早大戦は6回ある中で一度も決められなかった。コーナーで確実に得点できれば、もっと有利に試合が進められるだろう。 春季リーグも終わり、次に控えるのは全日本王座決定戦。全国の上位校しか出場できないため、リーグ戦よりも苦戦を強いられるのは間違いないだろう。しかし「強くなっているという実感が今年はある。何か一つタイトルが欲しいし、春季リーグ優勝できなかった分頑張る」(遠藤主将)と、志は高い。チーム改革3年目、ようやく「展開のホッケー」が浸透し結束が強まっている。勝つなら今、勝負の年だ。一ヶ月後の成長ぶりに期待だ。READ MORE -
上位進出の夢かなわず/秋季関東学生1部リーグ戦
ホッケー3戦目を向かえた予選リーグ。初戦、東農大に惜敗するも、第2戦では学習院大に圧勝した明治。この山梨学大戦に勝てば、上位進出に向けて大きく前進する試合だった。しかし、試合は惨敗。攻撃陣のパスミスが目立ち、山梨学大にボールを支配された。序盤こそ互いにしのぎ合い攻防が続いたが、中盤以降相手の攻撃力に圧倒された。 前半8分に先制点を許したが、前半20分若槻(商2)のゴールで同点に追い付く。しかし見せ場はここまでだった。5分後にPC(ペナルティー・コーナー)から勝ち越されると、28分にもまたもやPC(ペナルティー・コーナー)から失点し、3-1で前半を折り返した。 後半も開始直後にロングシュートを決められるなど、流れを変えられない。確実にPC(ペナルティー・コーナー)から得点を決めてくる山梨学大に対し、明治はPC(ペナルティー・コーナー)から得点を決めることができなかった。8-1で向かえた試合終了間際に1点を返したが、時既に遅くそのままゲームセット。 この試合で予選リーグは終了し、次戦からは順位決定戦となる。攻守に不安を残す試合となったが、最後の1点からは選手たちの意地を感じた。このリーグ戦が4年生にとって最後の試合となるだけに、悔いの残らない試合を期待したい。READ MORE -
昨年覇者に惨敗/全日本大学王座決定戦
ホッケー前半は粘りのプレーで相手の猛攻を阻んだが、後半は集中力が切れ7失点を許してしまう。目標だった決勝進出を果たすことができなかった。READ MORE -
(3)攻撃の黄金ライン 若槻・小桜
ホッケー◆若槻省吾 わかつきしょうご 商2横田高出 170㎝・65㎏努力度 ★★★大食い度 ★☆☆時間にルーズ度 ★★★ 第3回は、学部も一緒の横田高コンビ、若槻省吾(商2)と小桜光暁(商1)。大注目のルーキー・小桜は今やゲームに欠かせない存在。また、そんな小桜のあこがれである若槻は、現在レギュラーメンバーの大半を占める2年生の中でも高いシュートセンスで活躍が光る選手だ。試合では、小桜のアシストから若槻が得点を決めるという攻撃の黄金ラインが出来上がっている。 実はこの2人、出会いは小学校時代にまでさかのぼる。違う小学校に通っていながら「1個下なのにやるなあと思ってた」(若槻)、「そのころから足が速かったですよね」(小桜)と早くもお互いを認め合っていた。今でも、「(小桜には)何もかなわないっすよ。視野が広くて、ドリブルがうまいから中盤で相手を消してくれる」(若槻)、「誰にも負けないスピードがある」(小桜)とその信頼は続き、明大ホッケー部の攻撃の中心として大きく貢献している。 また、高校時代から同じチームメイトとして戦っていた2人。ホッケーの名門・横田高での厳しい上下関係とは対照的に、明治ではそういった壁がない。高校時代には「こわかった……オーラが」という小桜だが、今では同じ高校出身の貴重な先輩として「めちゃくちゃ頼ってます」(小桜)、一方「移動はよく一緒だよな」(若槻)とまた新たな関係が築かれたようだ。「実はぐうたらだよな」(若槻)、「時間にルーズですよね」(小桜)と互いに新たな一面も見えてきたという。◆小桜光暁 こざくらみつあき 商1横田高出 168㎝・59㎏ドリブル精度 ★★★大食い度 ★★★ケータイ放置度 ☆☆☆ 最近のホッケー部について聞いてみると、「みんな真面目になった。試合中も最後まであきらめないし、まとまりがある」(若槻)と昨年からの精神的な成長が垣間見えた。同期のミスによって1年生全員短髪という、連帯責任のペナルティーに対しても「やっぱり1年生だから。普通」(小桜)と反抗心は一切なく、下級生の上級生への厚い信頼がうかがえる。インカレでは、「1試合1点取れるように頑張ります」(若槻)、「1試合1アシストできるように頑張ります」(小桜)と意気込みを語った2人。インカレでも2人の息の合ったプレーが見られるか、今最も熱いこの2人の攻撃ラインに注目だ。READ MORE -
春季リーグ初戦、惜しくも敗退/関東学生春季リーグ戦
ホッケーついに始まった春季リーグ戦。初戦は強豪・法大と対戦した。昨年初戦で法大を下し、準優勝という結果を残した本学。序盤から接戦を繰り広げ互角の戦いを見せたが、試合終了5分前に法大に追加点を入れられ敗退した。READ MORE -
(2)守りの要 藤波・松村
ホッケー◆藤波智太郎 ふじなみともたろう 農4岐阜総合学園高出 170㎝・60㎏努力度 ★★★歌うま度 ★★★大食い度 ★★☆ 第2回は、ディフェンスの要として堅い守りでチームを支える藤波智太郎(農4)と松村明訓(商4)。明るい松村と物静かな藤波。正反対に見える2人だが、胸のうちには同じ思いを秘めている。それは、最上級生としてチームのことを考える熱い思い。夏合宿では同室となり、夜中まで今のチームについて真剣に話し合ったという。春季リーグ戦の3位入賞以降、成績が振るわない明治。しかし、「なかなか勝てないけど、姿勢としてはみんな頑張ってる」(藤波)、「モチベーションはいい感じ」(松村)と部員一人一人の成長を確実に感じ取っているようだ。 同じDFというポジションを務める2人。松村は藤波を「同じDFで一番身近なお手本であり、ライバルでもある。一番いい存在」と語り、厚い信頼を寄せる。一方藤波は「体力が落ちないのがすごい」と松村の底なしに見える体力に羨望の眼差しを向けた。◆松村明訓 まつむらあきのり 商4丹生高出 174㎝・72㎏人の良さ度 ★★★彼女できない度 ★★★肉食系男子度 ☆☆☆ また、今は互いに信頼し合う2人だが、出会ったばかりのころはまた違っていたようだ。「やる気ないのかなと思ってた」(松村)と最初の藤波に対する印象はあまりいいものではなかった。それでも、「今までは何も言わなかったけど、夏合宿で話していろいろ考えてたんだってよく分かった。秘めてるタイプ」(松村)と年月を経てお互いに分かり合えたようだ。そんな松村に対し藤波は「試合中声がでかくていい意味でうるさいやつだと思った」と好印象だったようで、さらに「高校の時いなかったタイプだったから、一緒にホッケーをやりたいと思ってた」と語った。その言葉に松村は「こういうこと言われるとうれしいんですよね~」と思わず表情をほころばせていた。 実はケガでインカレの出場が難しい藤波。松村は「藤波に応援されたら一番うれしい。ほめられたら頑張っちゃいますね!」と言うが、藤波は「(声に出せていないが)心ではすごい応援してる」とシャイな一面を見せる。しかし、2人にとって最後のインカレでは、藤波の熱い応援が見られるかもしれない!?何はともあれ、インカレは最上級生として大学日本一を懸けた最後の戦いとなる。インカレでは2人の熱い思いが、どんな強敵も寄せ付けない鉄壁のディフェンスとなって表れるはずだ。READ MORE -
リーグ初戦、大接戦の末惜敗/関東学生春季1部リーグ戦
ホッケー昨年準優勝を果たし、今年こそ優勝をと意気込み臨んだリーグ初戦。対戦したのは昨年も初戦で対戦し、見事勝利を収めた法大だった。 序盤からボールを奪われては奪い返し、息をつく暇もないほどの接戦を繰り広げる。開始10分、松山(理工2)のロングパスから明治にチャンスが生まれるも得点には結び付かない。そして、その数分後に法大に先制点を決められる。その5分後、追い付こうと必死にボールに食らい付く明治。果敢にゴールを狙うが、惜しくもボールはゴールのフレームに直撃する。GK荒川(営2)の堅い守りで点差を1点に抑え、その後も互角な戦いを展開。そして前半終了10分前、パスを受けた濱中(法2)が敵陣に切り込み得点を挙げた。 後半に突入しても互いに一歩も譲らない展開で、一進一退の攻防が続く。後半開始20分、明治に得点チャンスが訪れる。軽快なパス回しでゴール前までボールを運ぶ。大きくスティックを振り、追加点かと思われた。しかしボールはわずかにそれ、またしてもチャンスを逃してしまう。均衡が続きこのまま延長戦へ突入かと思われたその時だった。試合終了5分前、法大選手が放ったロングパスが偶然にもサークル内の法大選手の足に当たり、ボールはそのままゴールに突き刺さった。それが決勝点となり、明治は惜しくもリーグ戦初戦敗退となった。 試合後、「よかったんですけどねえ……。やろうとしていることができていたし、みんなの声が出ていてチーム一丸となって頑張れていた」と遠藤主将(政経4)は悔しさをあらわにした。次の対戦相手は東農大。この試合を落とすと、6月に行われる全日本大学王座決定戦への出場が怪しくなる。「次はどんな形でもいいから絶対勝ちます」と闘志を燃やす遠藤主将。今回浮き彫りとなった体力、フィニッシュの精度向上という課題を克服し、次こそ勝利を勝ち取ってほしい。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
1923年創部の古豪だ。八幡山グラウンドで練習に励み、休日には公式戦や社会人チームとの練習試合を行っている。関東学生リーグ戦、全日本学生選手権だけでなく、社会人チームも多く参加する全日本選手権での優勝経験もある。また、個人では日本代表チーム・サムライジャパンやU―21(21歳以下)日本代表に過去多くの選手を輩出。世界での経験を還元することでチームの強化につながっている。楽しみながらも〝個〟の自主性を大切に日々練習に励む。その集合体として強いチームを形成することで、全国制覇を目指している。