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駿河台大に敗れ下位決定戦へ/関東学生秋季1部リーグ戦
ホッケー 2013.10.14駿河台大に1―2で敗戦。ディフェンスがかみ合わず「味方のミスから失点」(小池文彦コーチ)してしまった。予選プール3戦すべてを終え、4季ぶりの下位決定戦進出。宮田知監督は「予選全敗は初めて」と肩を落とした。 試合開始早々、プレーが整わずPC(ペナルティコーナー)を与えピンチを招くが、GK國友督仁(政経1=丹生)がこれを辛くも守り切る。ディフェンスから持ち直したい明大であったが、8分にパスミスから相手にボールを奪われるとそのまま失点。幸先の悪いスタートとなる。反撃に出たのは14分。「いい形だった」と小池コーチも及第点としたPCから大嶋雄飛(文2=今市)が1―1の同点とする。その後は両者とも得点機を掴むことができず、一進一退の攻防で前半を終了した。 後半に入ると明大のボールキープが増え始め、オフェンスに力が入る。11分までに2度のPC、フィールドプレーでも安部雄貴(商3=横田)らが積極的にサークルインを試みた。しかし17分、相手のスクープが手薄になった自陣後方に届くとまたも失点しまう。「スクープの処理はやってきた」(小池コーチ)。対策を練ってきたシーンでの失点に毛利康平主将(法4=飯能南)は「2点目を取られた時点からこちらのDFの足が止まっていた」と振り返った。試合終了間際まで攻め続けた明大であったが、快音響かず敗戦した。 予選プール3戦全敗となった。4季ぶりの下位決定戦を前に全日本学生選手権を迎える。宮田監督は「切り替えるしかない」と前を向いた。目標はベスト4に進出し、全日本選手権出場権を獲得すること。そのためには初戦の中京大、次戦の東海学大といった東海勢との試合がカギを握る。「チーム一丸で乗り越えていく」(毛利主将)と気合十分だ。[和田孟]試合後のコメント宮田監督「弱いね、気持ちが。予選全敗は初めて。相手が強いから負けたかといえば、法大も早大も駿河台大もそうではなかった。全日本学生選手権に向けて切り替えるしかない。トーナメントで4年生にとってはこれが最後だし、3年生以下には来年があるので布石を残していこうという気持ちでいかないと。とにかく3年生を頑張らせるしかない。中京大、東海学大に勝って全日本選手権に出場する。それが来年にもつながる。やり切るしかない」小池コーチ「相手は特に展開はなくてスクープだったり強打だったり、こちらのミス狙いのプレーにやられた。さんざんスクープの処理はやってきたんだけど、大事な部分でそれができていない。ということで味方のミスから失点してしまった。今日は点を取って勝とうという課題を出したんだけど、やはりそこは攻めきる力であったりPCの精度ができていなかった。大嶋が得点したPCはいい形だったんだけど、その後のPCでは球出しとヒッターとの呼吸が合っていない。相手の読みも早かったけど、きっちり決めていかないといけない。相手に劣ったというよりはこちらがかみ合わなかった。ディフェンスの部分もそうだし、味方からのミス。前半に失点したケースなんか、まさにうちが落ち着いていない。ばたばたしてしまったあわてる必要のないところであわててしまった。安易なタックルからフリーにしてしまった。そういうのは冷静に対処しようといっていたんだけれど、冷静になれなかった。今回の結果が5点差以上で勝てていれば上位決定戦に上がれたんだけどそれで気持ちと動きが空回りした。下位に回ろうと展開から組み立てるうちのホッケーをやるしかない。決して悪くはない状態的に。ただ、点を取りたい時に取れないというのがある。全日本学生選手権では中京大戦をきっちり戦って、次の東海学大戦が一つのヤマになってくる。そこで勝ちきる。これまで東海学大には接戦をものにして勝ってきているので。一つのプレーを正確にやるということをこの1週間で立て直したい。1回負けてしまうとそこで終わりなので、強く気持ちを持って選手にはやってもらいたい。まずはベスト4の壁を乗り越える」毛利主将「前半はプラン通りに入れてPCで得点もできたし、結果につながらなかったことだけが今日の反省点。2点目を取られた時点からこちらのDFの足が止まっていた。そういった自分たちの不安な面が出てしまった。そこで交代要員も織り交ぜたフルコンディションのメンバーで戦うことができたら、うちの強みが増えるのかなと。ベンチも含めてしっかり強化していきたい。チームとしても前回の早大戦よりはいい形でゲームをこなせたと思う。内容も少しずつ上がってきているので、その角度を変えてインカレに向かっていきたい。リーグ戦は2年ぶりの下位決定戦となってしまった。2年前に初めて入替戦を経験して、今季は初めての予選全敗なので、4年間で2つも不名誉な記録を作ってしまったことが残念。ただ、自分たちの取り組みが間違っているとは思っていないので、突き詰めていきたい。下位決定戦最初の相手は東農大になると思うので、明大のスタイルで試合をしていきたい。その中でもしっかりポイントを押さえて、東農大ならばDFと中盤にキーになる選手がいるので、そこを外して攻撃ができるように。うちはサイドからの攻撃が得意なので、しっかりやっていきたい。全日本学生選手権の1戦目はしっかり自分たちのスタイルを貫き通して調子を持っていく。2戦目以降は実力が拮抗したチームとの試合になると思うが、勝てれば3年ぶりの全日本選手権出場が見えてくる。最後に自分たちが良い思いもしたいし、監督に恩返しをしたいというように言っていたが、形を出せなかった。結果を求めて戦っていく。結果を出さなければどこで終わって同じだと思っているので、その中でも一つ一つの試合に標準を合わせて、チーム一丸で乗り越えていく」READ MORE -
早大に完敗し、上位進出に黄色信号/関東学生秋季1部リーグ戦
ホッケー 2013.09.30厳しい試合展開だった。先制点を決め、試合の主導権を掴んだかに思われた。しかし、前半終了間際に同点に追いつかれ、後半にも立て続けに得点を奪われた。この敗戦で上位進出が絶望的となった。 試合を動かしたのは明大であった。前半19分、早大のPC(ペナルティコーナー)を防ぐと中道俊介(法2=飯能南)がカウンターを仕掛け、味方のパスを挟んで先制点を決めた。この得点で流れを引き寄せたい明大は続く23分にも好機を迎える。山本圭祐(法2=名古屋国際)がサークル内の混戦から相手GKと1対1の状況を作るがゴールならず。ここから流れを掴みかけたと思われた。だが、前半残り1分を切ってから早大のリスタートからパスをつながれ同点に追い付かれ、そのまま前半を折り返す。 「1番の敗因」(宮田知監督)と前半をリードして折り返せなかったことで、後半開始から早大に流れが向き始める。後半3分、ディフェンスの裏をつく縦パスを決められ逆転を許すと、その直後にも失点。一矢報いたい明大は後半10分、岩井宏将(営2=岐阜総合)の相手陣内でのインターセプトからゴール前へパスを送るが、大嶋雄飛(文2=今市)の懸命なダイブも届かず早大に迫れない。攻めきれずにいる明大は試合終了間際、一瞬の隙を突かれ4点目を献上。直後に意地を見せ、PCを決め2点差に迫るが時間切れ。2-4と完敗であった。 開幕から2連敗で上位進出は絶望的となった。しかし、このままでは終われない。次の駿河台大戦で勝利し、10月中旬に控えるインカレへ向けてチームの士気を高めたいところだ。創部90周年の節目の年で最高の結果を残すべく、まだ戦いは続く。[西村典大]試合後のコメント宮田監督「負けたのは気持ちの問題。前半残り1分で時間を稼げばいいところだったが、追い付かれてしまった。1-0で折り返さなければいけないところだった。そこが1番の敗因。後半スタートして縦パスに気をつけるように言ったが、すぐに得点されてしまった。後半に早大の足が止まること計算していたが、得点を奪えなかった。とにかく技術とかではなくて、精神力が問題だった。上位進出は絶望だけど、これからは切り替えていきたい。全敗はできないので、次の試合は勝ってインカレに臨みたい。力が出し切れていないうちに負けているので、力を出し切れるような練習をする必要がある。もう1回、基本からやっていこうと思う」小池文彦コーチ「勝てたゲームだけど、ゲームコントロールが悪い。リードしたときに前半残り数分で点を返されてしまった。あそこはやはりゲームコントロールをして、1点リードで終えなければならない。後半の立ち上がりはディフェンスで縦パスを引っ掛けられて、2点目。やってはいけない形でリードされてしまった。あと攻め方に関しては後半の終わり間際のPCの形ができてなければいけない。後半はほとんどこちらのペースでパスをつないでコーナーをどんどん取っていたので、それも一つのゲームコントロール。相手がリードしてからディフェンシブルに、寄りが早くなってきたので、こちらは細かくパスをつないで、焦らずにやればできるはず。先制できたことは大きかったけど、変な時間帯に点を返されてしまったことが大きい。何しろあそこは1点リードで折り返しておきたかった。それができなかったディフェンスはまだまだ甘いかな。学校が始まったことで全体練習の機会があまり取れず、それによってゲーム感覚が少し失われてきているのかと。週末しかゲームできないことというのは一つある。次の駿河台大戦まで2週間あるので来週は秋季初戦で敗れた法大とゲームを組む。FWはPCの精度を上げる。あとはパスの精度。うちのグラウンドはサンドなので、駿河台大戦でも使うウォーターベースのグラウンドでゲーム感覚を養わせたい。絶対に勝たないといけない」READ MORE -
法大に敗れ、今春に続き黒星スタート/関東学生秋季1部リーグ戦
ホッケー 2013.09.03法大にゼロ封された。お互いに決定的なチャンスは少なかった。そんな中、数少ないチャンスで確実に得点を重ねた法大に敗戦を喫した。課題が残っていたPC(ペナルティーコーナー)で得点は奪えず、今春同様、開幕戦を勝利で飾れなかった。 前半開始直後は穏やかな試合展開が続いた。最初に得点機をつかんだのは、6分の明大のPCだった。だが、シュートを放つも相手守備に阻まれ先制点はならなかった。そして前半13分、ゴール正面、フリーの選手にボールが渡り法大に先制点を許してしまう。同点に追い付きたい明大に前半22分、再びチャンスが訪れる。しかし、右サイドからゴール前にボールを送るもシュートを打てず、またしてもチャンスをものにできなかった。前半終了間際には相手に2本のPCを与えるが「ディフェンスでそんなに崩れたわけではない」と宮田知監督が語るようにこのピンチを無失点で切り抜けた。 後半に入ると明大が流れを引き寄せ始めるが、決定力に欠けていた。後半開始直後、相手のパスをインターセプトしてゴールに迫るが得点が奪えない。さらに、PCを獲得するが無得点。後半5分には安部雄貴(商3=横田)が相手GKが弾いた球をシュートするも決め切れなかった。チームが勢いに乗れない中で後半25分、一瞬の隙を突かれ追加点を許し万事休す。決定力の差を見せつけられる試合となってしまった。 夏合宿では立命大と対戦し、経験を積んだ。しかし、「成果は全く出ていない」(小池文彦コーチ)と不本意な結果で終わった。優勝に向けて後がなくなった。負けられない試合が続く。まずは早大戦に向けて決定力の弱さ、PCの精度を修正していきたい。[西村典大]試合後のコメント宮田監督「チャンスの数からしたら、こちらが勝たなければいけない試合だった。気持ちの強さが足りない。後半に足が止まる以前に今日は気温の暑さがあった。選手交代を頻繁にさせてやりたかったけど、レベルが下がってしまうからできなかった。それでもうまくつないだ。先に点を与えるときつい試合になってしまう。法大のキャプテンはドリブルがうまいので、選手に対してはそこだけは注意するようにと言っておいたが、足が止まっていた。みんな受けに回ってしまっていて、シュートが打たれたところをGKが見えておらず、ブラインドになってしまった。前半は1本くらいしかシュートを打たれていないのに。夏合宿で立命大と対戦を重ねたが、まだまだ実力の差を感じた。せっかく強いチームとの対戦で経験を積ませたはずなのに、公式戦でこういった結果というのは極めて残念。ただ、選手の交代を行っても激しく戦力が落ちるようなことはなく、組織立ってプレーできるようになった。ディフェンスにしてもそう。どんな状況にも対応して、ローテーションできるようになった。今日に関してもディフェンスでそんなに崩れたわけではない。たまたまこちらのパスミスをつなげてしまっただけで。失点に関してはそのパターンしかないので、それだけはないようにと言っていたのだけれど。負けるにしても1点入れて失点差を縮めておきたかったのだけど、チャンスをものにできなかった。この後の早大、駿河台大には2点差以上で勝つしかない。上位進出のためにはもう試合が落とせない。そのためにはやはりPCが重要になってくる。今日もちゃんと打てていない。今の4年生は監督になってから迎えた最初の世代だから、優勝を経験させてあげたい。このままでは終われないので、調子を上げていきたい」小池コーチ「後半の20分間ぐらいは押しっぱなしの展開だった。そこで3本ぐらい攻められて2点取られたのは決定力の差。絶対に落とせない試合だったけど落としてしまった。後の2試合は勝たなければいけなくなった。お互いに暑い中やっていて足は止まりだしたが、やはり決定力不足だった。立命大での合宿の成果は全く出ていない。相手に合わせて試合をしてしまっている。試合前には全員ホッケーでやることを伝えたがなかなかそうもいかなかった。やはりFWの決定力不足、安易な反則を取られないようにしていくこと、PCの精度を今後に向けて修正していく。後は、サークル内でのFWの気持ちで押し込むような気迫が足りないから注意していく。早大戦まで時間が空くからしっかりと作り直して勝てるチームに持っていくことを意識する。ワンチャンス1点取っていく形でやっていくためには準備が必要だから、しっかり練習をさせていく」毛利康平主将(法4=飯能南) 「春季リーグの初戦も相手のホームで負けて、また同じ負け方を繰り返してしまった。今日は夏から取り組んできた自分たちの駄目な部分、カウンターで点を取られたり、チャンスを作れてもフィニッシュで決められないという部分が修正できていないことが敗因そのまま。これらをできるだけ早く修正して、1点を取られた時点では自分たちのゲームをまだまだ作れてもいたので、完全に勝敗を分けてしまったのは2点目。そこで取られるか否かで、残り5分、10分が違ってくる。いい形までいって得点が入らないというのが練習試合から続いているので、そういったときにPCの精度が勝敗を分けると思う。今回こちらはPCを3本獲得して無得点。もっと精度を上げていかなければいけない。この先の早大、駿河台大とは接戦になることが予想される。自分たちももう一試合も落とせないというプレッシャーの中で戦わなければいけない。そういった中で勝ち星を上げることはすごく意味がある。そのために必要なのは、ディフェンスとしてはカウンターをできるだけ避け、FWとしては得点機にしっかりと得点すること。そうしたことができれば、明大は関東の中でも強いと思うので、しっかり磨いていきたい。初戦を落としてしまったが、全ての試合において勝ち星を狙い、その中で明大のスタイルを築き上げたい。自分たちはファイナルを経験したことがないので、ぜひファイナルにつなげられるような秋季リーグにしたい」READ MORE -
山梨学大に敗れ、3~4位決定戦へ/関東学生春季1部リーグ戦
ホッケー 2013.05.27昨年の秋季リーグ1位の山梨学大と対戦。試合終盤に1点を返し、ペースを掴むも時間が足りず1-3で敗北。10季ぶりの決勝戦進出は叶わず、今季初戦で敗戦した慶大との3~4位決定戦に回ることとなった。 前半は相手の一方的な攻撃に我慢が続いた。試合開始早々、ボールをサークル内に運ばれゴールを脅かされるも、GKの國友督仁(政経1=丹生)が好セーブを見せ、何とか阻止。その後、しっかりと外でパスを回し、果敢に攻め込むがなかなかチャンスをものにできない。ひたすら耐える時間が続き、0-0で前半終了。点こそ入らなかったが、「しっかり耐えたという意味では目指していたゲームができた」(毛利康平主将・法4=飯能南)と粘り強さがうかがえる試合内容であった。 そのまま粘り続けたい明大だったが、山梨学大に力の差を見せつけられる。後半開始直後、初のPC(ペナルティコーナー)のチャンスを獲得。明大が流れを掴んだかのように見えたが相手のGKに阻まれ惜しくも失敗。そのまま先制点を許す。続けて後半13分、勢いをつけた山梨学大のカウンターを受けて失点し、0-2に。さらに中盤、PCを大量に取られ國友の負担が増えたが、國友の好セーブと相手のミスに助けられ何とか得点を阻止した。残り3分、安部雄貴(商3=横田)が松本晃司(政経2=石動)のパスを受け、ついに1点を返す。ペースを掴んだ明大は、同点に追いつこうと松尾賢治(政経4=岐阜総合学園)や大嶋雄飛(文2=今市)を中心に積極的に追加点を狙うも時間が足りなかった。安部は得点が「遅かった。10分でも早ければ」と悔やんだが価値のある1点だった。しかし試合終了間際、オウンゴールで1点を追加され、1-3に終わった。 今年は「創部90周年という節目の年」(安部)、何としても結果を残したいところだ。気持ちを切り替え、まずは慶大にリベンジを果たし、春季リーグ3位で全日本大学王座決定戦を迎えたい。[吉川真澄]試合後のコメント宮田知監督「今日のゲームはああいうふうにしのぐしかなかった。うちが攻めて縦に伸びるスペースを作ってしまうと、相手にはスピードがあってやられるだろうと。若干引き気味でカウンターを仕掛けるという作戦で前半はしのげた。1点目はしょうがないにしても、2点目は余計だったかな。もちろん決勝戦には行きたかった。今日のプランは何があっても諦めるなということ。最後まで何が起こるか分からないし、自分一人が目立つとかそういうことではなしに、チームのために全員が守れということ。山梨学大レベルの相手と戦うと第二FWがちょっと、球際やスピードで弱いかなという印象。基礎体力からきちっと、日々の練習で鍛え直していきたい。後半の中盤で山梨学大にPC(ペナルティコーナー)を大量に取られたが、向こうの精度が悪く助けられた部分がある。國友督仁も良く防いだと思う。2戦連敗して上位4チームに残ったのでは意味がないから、王座への調子付けも含めて春季リーグは3位で終えたい」小池文彦コーチ「試合をしてみて、力の差を感じた。春先に山梨学大と練習ゲームをやってその時は力の差を感じなかったんだけど、日本リーグをこなしてきてかなり力を付けてきていた。前半ずっと押されっぱなしだった。ディフェンスでは打ち込みに対して指示をした。先週の東農大戦でオウンゴールがあったので、23ヤードからの打ち込みをケアしなければいけないということを話した。それで前半はけっこう低く守れて、無失点で終えたのは大きかった。あとは1対1のフィジカル的な差だったりがあった。今日選手に話したことは終盤15分のゲームを常にできれば、トップレベルのチームにも勝てるということ。もう一度フィジカルの基礎トレーニングをして、トラップの差もかなりあるので。山梨学大の選手は難しいボールもきっちり止めてくる。ディフェンスにしろオフェンスにしろミスがない。そういうところをうちも磨いていかなければいけない。そういう基礎的な部分から作りなおして、来週の3位をまず取って王座にいく」毛利「結果は付いてこなかったが、前半しっかり耐えたという意味では目指していたゲームができた。後半はうちの流れでゲームが作れていながら、2点取られてこっちが2点目を取れなかったということで、攻守に渡って2点というのがキーポイントになるのかなと。悔しい気持ちもあるがこれで終わりではないので、課題を見つめなおして全国の舞台で監督に恩返しをしたい。自分は自主性を重んじ、言いたいことは後輩にも言わせて意見を聞きたいので、そういった意味ではいい雰囲気。来週に向けてコンディションを整えていけばいいゲームができると思う」安部「1点取ってからチームが変わったが、遅かった。10分でも早ければ流れが変わって、追加点が取れたと思う。今年はホッケー部創部90周年という節目の年なので、監督を胴上げしてあげたい気持ちが強かった。自主練習を各自でやっているが、自分はFWなのでシュート練習を中心に取り組んでいる。決勝戦にはいけなかったが、3位を目指して1週間頑張っていきたい」大嶋「勝ちたかったというのが第一。みんなで意識高くやってきたつもりだったが、山梨学大の方が一枚上手だったのかなという感じ。3~4決定戦は絶対に勝たないといけないので、王座につなげられるようにやっていきたい」國友「まだまだ力不足で、先輩に頼ってばかりだと思った。前半は押されながらも全員で守備を頑張っていたが、後半になって流れが悪くなった。後半に山梨学大が大量のPCで攻めこんできた時は、カウンターから1点取ろうという気持ちで守りきった。次こそは無失点で3位になって、王座につなげたい」READ MORE -
東農大に勝利し上位決定戦へ/関東学生春季1部リーグ戦
ホッケー 2013.05.20東農大を3―1で下し、1~4位決定戦へと進出した。これにより、全日本大学王座決定戦の出場権も獲得。前半にFWが一挙3得点、これまで立ち上がりに不安を残していたが、予選プール最終戦で得点力が身に付いた。攻め込まれた後半には1失点に抑える堅守を見せるなど、攻守に収穫のある内容となった。 岩井宏将(営2=岐阜総合学園)・大嶋雄飛(文2=今市)の2年生コンビの先制点が試合の流れを決定付けた。「この1点目が非常に大きかった」(松尾賢治・政経4=岐阜総合学園)。前半11分にはPC(ペナルティコーナー)のリバウンドを安部雄貴(商3=横田)が2―0とした。一時は東農大にPCの機会を許したものの、GK國友督仁(政経1=丹生)の好セーブでディフェンスから調子を整える。すると前半31分には、松波大介(営1=岐阜各務野)のリーチを生かしたオフェンスを軸に、松尾が追加点。「前半は終始うちのペースで良かった」と小池文彦コーチは振り返り、相手にスキを与えない試合運びを展開した。 さらに突き放したい後半であったが東農大の縦に伸びるパスがつながり始め、ゴールを脅かされる。後半20分にはたまらずオウンゴールを犯してしまうものの、その後は法大戦から修正したタックルを含め安定したディフェンスでゴールを死守した。前後半で対照的な試合運びとなったが、毛利康平主将(法4=飯能南)は「試合を通して冷静でいることができた」と自信を深めた。 試合後、宮田知監督は「やれやれというのが本音」と上位進出に安堵(あんど)の表情を示した。初戦の慶大戦で惜敗したことからチームに危機感が芽生えた。PCやディフェンスタックルといった試合毎の課題を修正。徐々に「プレーがチームの思惑にはまった」(大嶋)感触を得ている。ここ数年リーグ戦で決勝戦に進出できていないだけに「優勝して監督にもいい思いをさせてあげたい」とチームの思いは一つだ。次の相手は山梨学大。一昨年の東日本学生選手権以来白星をつかめていない相手だが、決勝戦進出を目指し勢いそのままに勝ちたい。[和田孟]試合後のコメント宮田監督「やれやれというのが本音。この試合まで1ヵ月の間が空いて、1勝1敗で初戦の慶大戦を落としたということの重大さを選手も分かってくれたと思う。負ければ終わりだったわけだから、これまでの先輩たちはそういう緊張の中で強くなっていったんだぞ、という話をしながらゲームをさせた。勝ち負けの責任を取るのが監督の役目だから、お前たちは全力でやれと。だからか、FWが幸先良く点を取ってくれた。大嶋がいい形で点を入れてくれて、PCのリバウンドも安部がしっかり。あと、松波が右からきれいに回り込んで、練習通りのいい動きをして大学レベルのプレーになじんできたし、あのリーチが生きた。やはり前半の3点が大きい。後半はちょっと。まあ、1点をオウンゴールで取られたけれども、欲を言えばもっと突き放したかった。でも、敵もなかなかさるもの、そうはいかない。緊張していたと思うけど、國友が良く頑張っていた。彼は高校時代もきわどいゲームをしのぎ削ってきている。もともといいGKなので、反応がいい。中盤の柏木や岩井もスタミナ的にはきつかったろうと思うけど、何とか他のメンバーと回してベンチ入りはほぼ使ったような感じ。ベンチワークの方にも気を遣いながら。この1ヵ月でチームが大きく変わったのはゲームの受け止め方。勝ち負けによって自分たちの道がどう分かってくるのか。勝って上位へ進出するのか、負けて王座の出場権をぎりぎりで競うのか。それは天と地くらいの差がある。選手には俺を一度決勝戦に連れて行けと言ってある。いつもあと一歩というところで足踏みしている。監督をやってもう4年目だけど、まずは決勝戦のステージに連れていけよと。目指すは優勝」小池コーチ「立ち上がりからうちのテンポででき、いい形で相手を崩して点が取れたので、前半は終始明大のペースで良かった。後半は東農大が縦攻撃できたので対応するのに時間がかかったけど、ディフェンスは良くしのいだかなと。最後に1点取られてしまったけど、ただ良くしのげていたと思う。でも全日本大学王座決定戦で関西のチームと戦うときにはああいう攻撃にも対処していかなければいけない。とりあえずこの春季リーグは上位に上がれたので、次の試合にも勝てるように一つ一つの精度を上げていきたい。上位のチームはもっとパワフルなホッケーしてくるので、それに対応できるように練習させていこうかなと。タックルの甘い部分は大分と改善されてきて、トラップも少なってきている。中には高い選手もいるけれど、以前に比べれば修正できている。ここ何日かで1年生もいい状態になってきた。松波もリーチの長さから1本えぐって、プレーも安定しているしディフェンスもできるので期待している。高橋(拓也・文1=岐阜各務野)も初めて試合に出て、いいディフェンスをしてくれたので楽しみになってきた。國友も好セーブを始め、全体的にディフェンスが安定していた。目標はもちろん優勝。また気を引き締めチームを立て直して、勝ちきれるように練習させたい」毛利「前半は立ち上がりからうちの形というか、いい形で試合に入ることができた。そういった流れの中で得点できたことは収穫でもあった。後半は攻め込まれるということを想定していたので、自分たちのミスから失点してしまったことは課題。それでも、それ以外の場面では我慢ができていたので、良かったのではないかと思う。試合を通して冷静でいることができたのは1点目、2点目と早く得点したので、自分たちのペースに乗りやすかったということがある。今日は今日でこの結果に喜んで、優勝するにはまず次を勝たなければいけないので、しっかり戦っていきたい。僕たちが入学してからリーグ戦では毎年3、4位と停滞しているので、優勝して監督にもいい思いをさせてあげたい。自分たちがやるべきことはどのチームが相手でも変わらないと思うので、それを突き詰めていきたい」松尾「公式戦で得点できていないというフラストレーションがたまっていたので、今日こそはという思いで臨みました。3点目が絶対に欲しかったので、その中で得点できたことは自分にとって大きな自信になりました。前半は得点を重ねても初心を忘れずプレーできていた。後半も向こうの意地もあってメンタルで部分的に負けた場面もあったが、毛利を中心にまとまっていけたと思う。得点以外で良かったのは献身的に守備ができていたところ。勝つためには守備から圧倒しないと始まらないので、守備の部分が自分の強みでもあったし、それを発揮できた。試合を通して心は熱いけど、動きは冷静だった。大嶋の1点目がチームのメンタル的にも良かった。もし東農大が先制していれば、今度は僕たちが東農大のように焦っていたと思うし、この1点目が非常に大きかった。最終学年の自分たちがチームを引っ張っているので、監督のために決勝に導きたい」安部「先制点が取れても追加点が取れないという試合が続いていたので、追加点がほしかった。本当はPC1本目で決めたかったが、ちょうどボールがいいところにきて決めることができた。下級生の頃に比べて周りを生かすプレーが大切になってきたと思うので、責任感がある。後半になってから走れなくなり、体力不足が出てきたかなと。今後は走り込みをして、後半も走れるように。ここで負けてしまうと後がないという状況が続いていたので、一つ一つの練習を大切にして東農大戦に絶対に勝つ目標をみんなが持って臨めた。上位決定戦に進めたので、優勝を目指したい」大嶋「練習中にいつも岩井とコミュニケーションを取っているので、アイコンタクトでボールに添えるだけだった。得点をするのがFWの仕事なので、それができて良かった。今までの2試合でFWが誰も点を取れていなかったので、FWが仕事できたのはチームにとって大きい。これに続いてFWが点を取っていけるようにしたい。慶大戦に負けてからみんなで話し合って、法大戦もこういう風にプレーしようと考えたようにプレーできていたので、プレーがチームの思惑にはまったかなという感じはある。後半は足が動いていなかった。体力面やフィジカル面でスタートはいい勝負ができるが後半になると落ちてきてしまう。それは個人で能力を上げたり、1年生が試合にどんどん出てくる状況になれば改善できると思う。ディフェンスタックルに関して法大戦でコーチから指摘があったように、セオリー通り一回で切れないようにできていた。各上の相手がこようとも自分たちのホッケーをするだけなので、チームを決勝まで引っ張っていけるようがむしゃらにやっていきたい」READ MORE -
法大に勝利し、王座出場に望み/関東学生春季1部リーグ戦
ホッケー 2013.04.22試合終了間際のPC(ペナルティコーナー)が決勝点となった。昨年の秋季リーグ2位の法大を相手に2―1で今季初白星。春季リーグ上位5チームに出場権が与えられる全日本大学王座決定戦に向け、残すは東農大戦に勝利するのみとなった。 この試合でも課題であるPCの精度が浮き彫りに。前半だけで5回のPCを獲得するも無得点。大嶋雄飛(文2=今市)が「あれだけPCを取っても点にできていないのでは意味がない」というように、選手の中でも重く受け止めていた。前半15分にタッチシュートを防がれた場面も含め、法大のGKの好セーブに苦しめられた。前半は法大との激しい球の打ち合いの中で、PCの好機を生かせず互いに無得点のまま終える。 後半開始直後に先制点を与えてしまった。立ち上がりの安易なプレーから相手のカウンターに対応できず0―1。安定したディフェンスを見せた今試合であったが、この失点に宮田知監督は「後半のスタートでズルズルと後退して点を取られてしまったので、あれはちょっと残念」と声を漏らした。一方でマイボールをキープし始めると、後半15分には相手のディフェンスミスを誘った。オウンゴールで1―1の同点に追い付き、フィールドプレーからチームを盛り上げる。その後何度かPCを獲得し、またも流れの停滞する時間が続いたが、試合終了間際に福田大輔(理工2=横田)がようやくPCを決め、2―1で勝利。決勝点にも福田は「得点のシーンは先輩がいいボールを出してくれたので、自分は当てるだけのような形でした」と謙虚な姿勢を見せた。 今季初白星にもチームの表情は明るくなかった。毛利康平主将(法4=飯能南)は「課題としてはPCといったセットプレーの成功率。また、試合の中で走り勝てない、競り勝てない部分がある」と先週からの課題が克服できていないことを指摘した。次の相手は東農大だ。全員が「絶対勝つ」と口をそろえるように、全日本大学王座決定戦出場に向けチームは山場を迎える。[和田孟]試合後のコメント宮田監督「前半にPCで点を取らなければいけなかった。相手のGKはU―21ジュニア日本代表で、今日は良く球に当たってた。それでも前半にPCを5本も取ったのだから、1点くらいは決めておかないと。後半の初得点がオウンゴールとはいえ、相手のディフェンスミスでそうなったわけだから、気にはしていない。チームの完成度はまだまだ。ギリギリのプレッシャーを相手にかけられた上で味方へのパスができていない。下半身の強化というか、粘り腰がないと。まあ東農大戦まで1カ月あるから、そこをきっちり直せと選手には言っておいた。前回のディフェンスで足がそろっていると注意をしておいたので、今回は堅く堅く抑えられた。でも、後半のスタートでズルズルと後退して点を取られてしまったので、あれはちょっと残念。慶大と東農大が引き分けたので、得失点差の関係で次の東農大戦は点差をつけて勝たなければ上位進出が厳しい。東農大戦まで時間があるので、対戦経験のないチームや社会人とも練習をする。意気込みとしてはもう勝つしかない」小池文彦コーチ「きつい戦いだった。PCを取って精度が低いので、改めて課題として見つかった。今日は立ち上がりから比較的良くできていた。ただ、安易な失点があった。先制はされたけど、学生がそれをしっかり受け止めて、オウンゴールながらも追いついて、最後にPCを決めてくれた。いずれにしろPCを決めてくれれば、楽なゲーム展開ができたはず。後半に市橋(大輝・営4=岐阜各務野)がイエローカードで10分間の退場で数的に不利になった。それでも良く守ってくれた。FWも敵陣に上がって攻めていた。相手のオフェンスが怖いとは思わなかったけど、1本だけゴールポストに助けられた部分もある。チームの内容としては慶大戦の時と一緒だが、三島(理・法1=岐阜総合学園)が良くなってきている。大分戦力になりつつある。あと、DF陣で全体的に腰が高い。タックルをもうちょっと下から低くいかないと、相手とすれ違う。安易なタックルになってしまって、交わされてしまうケースがあるので、ディフェンスではそれが課題かな。次の相手東農大に絶対勝たなければいけない。前にも言ったけど、関東は実力が拮抗しているので、どこが勝ってもおかしくない。東農大もうちのホッケーができれば勝てるチームなので、1カ月後の試合までに週末練習ゲームを組みながら、腰高のタックルでったり、オフェンス面でPCの精度を上げていくしかない。あとは下級生の中でどれだけレギュラーに上がってこれる選手がいるか。下級生からチームを押し上げてくれれば、どんなチームとも競れると思う。次の東農大戦には絶対勝って、1~4位決定戦にいって、王座の出場権も取りたいと思う」毛利「先週の試合はうちが勝たなければいけなかった試合だと思うんですけど、ああいった結果で終わってしまった。それで今週、士気的には高い状態で試合に臨めました。結果的に反省点もありますけど、勝てたのでひとまずは良かったかなと思います。課題としてはPCといったセットプレーの成功率。また、試合の中で走り勝てない、競り勝てない部分がある。次の東農大戦まで時間があるのでそういった面を強化、調整をしていきたいです。先週の慶大戦後に話し合ったことは、フォーメーションの部分が多いです。セットプレーの合図に関してあやふやになっていた部分を確認して、分かりやすくやろうと。今日の試合を主将として見て良かったことはDF陣。1点は取られましたけど、安定はしていたかなと思います。やはりディフェンスが安定しているとマイボールの時間が長くなるので、そうやって前半はうちのペースで試合が作れたと思います。PCの精度に関しては監督から『もっと集中するように』とお言葉をいただきました。セットプレーで点が取れないとなると、個人でボールを動かす場面が増えてしまうので、その分選手に負担をかけてしまう。主将として公式戦を2回経験して、初戦はすごく緊張しました。その一方で今日は後がなかったので、いい緊張感というか、リラックスした気持ちで臨めました。次の東農大戦、うちは勝つしかないですし、東農大もここは落とせないという気持ちでくると思うので、相手の圧力に負けないようにこちらもしっかりと準備をして試合に望みたいと思います」大嶋「今日良かったところは勝ったことだけ。先週の試合からこれだけカムバックしてこれたのはいいかなと思いますけど、課題が残る試合でした。あれだけPCを取っても点にできていないのでは意味がない。先週は攻めててもサークルインできなかったんですけど、今週はサークルインを確実にしようとみんなで話し合っていた。FWが点を取らなきゃいけない中で土壇場にPCで得点できたのは良かったです。自分にも後輩ができて、FWとして三島と一緒にプレーしているんですけど、得点したりプレー面でFWそのものを引っ張っていくことが後輩への手本になると考えています。次の東農大戦は絶対に勝つしかないので、自分たちのホッケーで頑張りたいと思います」福田「跡がない試合だったので、得点に絡むことができて良かったです。後輩ができて、上の人間が引っ張っていかないと、チームが厳しくなってくると思う。PCの精度がまだ上がっていないので、次の試合までにその辺を修正していかないと勝ち上がっていく際に厳しくなってくるのではないかと。得点のシーンは先輩がいいボールを出してくれたので、自分は当てるだけのような形でした。点を決めれて良かったです。東農大に勝たないと次がないので、全員で基本から取り組むことを心掛けたいです」READ MORE -
リーグ戦開幕、慶大に敗れ黒星発進/関東学生春季1部リーグ戦
ホッケー 2013.04.14慶大に1-2で敗れた。試合終盤にPC(ペナルティコーナー)を決め1点差に詰め寄るも時間切れ。昨年の秋季リーグ6位の相手に前半立て続けに失点。後半に4本のPCを獲得したがわずかに1得点と、攻守に堅苦しさが見えた。スコア以上に厳しい試合運びで、春季リーグは黒星スタートとなった。 前半開始から敵陣でボールを動かすもサークルインする機会がなく、足踏みが続いた。前半9分にパスをインターセプトされ自陣でピンチを招くと焦りから相手にPCを与えてしまう。これをGKの國友督仁(政経1=丹生)が防ぐが、その後も慶大のカウンターにてこずり國友の負担が増えた。そして前半18分、またもパスミスからサークルインを許しこれがPS(ペナルティストローク)につながると、そのまま失点。続く前半25分には中央ドリブル突破からサークル内で1対1の状況を作ってしまい、0―2とリードを広げられる。敵陣でボールを持つ場面が減り「PSを取られて失点して、完全に流れが変わった」と小池文彦コーチは振り返った。 後半に入るとゲームを作り始めるが、前半同様にサークルインに苦しむ。安部雄貴(商3=横田)、大嶋雄飛(文2=今市)らが積極的にボールを敵陣へ運ぶも、強引な突破で単発的なプレーが目立った。また、後半はPCでの課題が浮き彫りとなった。後半29分までに3度のPCを獲得するも無得点。宮田知監督も「精度を上げていかないとこれからが厳しい」と不安を漏らした。試合終了間際に岡崎慶二(理工3=石動)が4度目のPCをようやく得点に結び付けると、チームに勢いが出てきたものの追加点とはならず試合終了。スコアこそ拮抗したが得意のパスホッケーが息をひそめ、PCなどの課題が見えた試合となった。 早くも上位進出へ黄色信号となった。全日本大学王座決定戦への出場権も懸っている春季リーグ。まずは次の法大戦で勝ち点を得て立て直しを図りたい。[和田孟]試合後のコメント宮田監督「前半10分の内に点を取らなければいけなかった。余計なところで球を持ち過ぎた。もっと積極的にサークルに入っていかないと、貪欲に。敵が捨て身できているのだから。相手は決してうまいチームではないのだけれど、向こうの体を張ったプレーに対してこちらのパスをつなぐプレーができていない。相手をスッと交わすような、うちらしいプレーが今日は見られなかった。あれだけPCを取れているので、精度を上げていかないとこれからが厳しい。勝ち負けを別にしても足の運びが良くないし、こんな状況では全然。来週戦う法大もすでに東農大に負けているので、一敗同士。負けた方が下位決定戦に落ちる。新入生の中ではGKの國友は良くやったと思う。FWの三島(理・法1=岐阜総合学園)も今の段階で試合に出せる。本当はどんどん使いたかったんだけど、厳しい展開になったのでそうはできなかった。来週までにできることは走りこみをすること。あと、どんな状況でも冷静にプレーできるよういしておくこと。今日のような荒いゲームになってしまったときに、焦って自分らしいプレーができなくなることが敗因になる。毛利(康平・法4=飯能南)も主将として練習メニューを組み上げたりリーダーシップを出してくれている。今日の負けは彼のせいだけにはできない。法大には絶対負けるわけにはいかない。1点ビハインドなのでこれからは得失点差が絡んでくる。2点差をつけて勝たないと。うちのやるべきホッケーをやるだけ」小池コーチ「入りは良かったんだけど、サークルインがない。シュートがない。ただサークルに沿ってボールを回しているだけで、サークルの中に入れないから相手には怖くない。PCもないし、それが良くないかな。向こうは捨て身できていて、勢いがあったよね。こっちは変な反則をしてPSを取られて失点して、完全に流れが変わった。後半は攻めているように見えて無理な突破が多かったし、球の打ち合いになっていた。相手と同じペースで打ってしまっていた。あとはなにしろ、うちには精度がないね、PCの。あれだけ取っててPCの得点がないから。春季が始まって合宿をしていろんなところとゲームを組んで、割と成果が出てきていたんだけど、ここにきていまひとつ。走れていないのは感じられたかな。初戦から勝ち点がないのは痛いけど、あと2勝すればいい。関東リーグは実力が拮抗していて、流れによってはどのチームが勝ってもおかしくない。この大会は王座の出場権がかかっているので、是が非でも2本とも勝って1抜けしたい。今日の中盤、コースはできていたんだけど、得点にはならなかった。試合後選手に指示したのは走れていないこととPCの精度。あとはサークルイン。サークルインしないと何も生まれてこない。法大に関しては、うちなりのホッケーができれば負けるような相手ではない。パスホッケーであり、いい間隔でのボールの離し方。今日みたいに相手に合わせるんじゃなくて、うちのペースでできれば勝機は見えてくる」READ MORE -
早大に勝利 秋季リーグ戦は3位/関東学生秋季1部リーグ戦
ホッケー 2012.11.13秋季リーグ戦を3位で終えた。今年度最終戦は、早大と対戦。一度は逆転される展開にも動じず、4―3と再逆転して春のリーグ戦王者を下した。 立ち上がりから有利な展開に持ち込んだ。まずは前半2分、小櫻光暁主将(商4=横田)が左サイドからのドリブルで相手DFを引き付け、フリーになった安部雄貴(商2=横田)が強烈なシュートを決めた。10分にはPC(ペナルティコーナー)から。岩井宏将(営1=岐阜総合学園)がフェイントを入れ、安部のシュートで決めるイメージ通りの形だった。DF陣も動き出しが良く堅い守りを見せ、前半は2―0で終えた。 しかし、後半は一転して早大の展開に。5分に1点を返されると、15分にもフィールドゴールを許し同点。17分には吉川(早大)の個人技でサークル内に持ち込まれ、2―3と逆転された。明大の反撃は20分、岩井が右サイドの角度のないところからゴールをこじ開け、再び同点に。最後は28分、PS(ペナルティーストローク)のチャンスを得ると、小櫻が冷静に決めて4―3と再逆転し、3位を決定付けた。 一度逆転を許すとそのまま敗れるケースが多かったが、逆転し返した。小池文彦コーチも「後半早大のペースだったのを返したのは大きい。来季にもつなげられる」と話した。近年は春先に結果を出しても、秋は流れに乗れず、振るわないことが多かった。今季は最後に春優勝の早大に勝ち、3位という結果にまとめた。レギュラーには下級生も多い。このチームが残したものは、きっと来年以降にもつながっていくはずだ。[松隈遼平]試合後のコメント宮田知監督「4年生の最後のゲームだから、勝って良かった。前半を2―0と、1点も点をやらずに折り返せた。本当は3点目を先に取れた方が良いんだろうけど、GKの飯塚久志(文4=利根商)がケガをしてしまった。それで1年生の松崎(歩・商1=横田)を出したんだけど、最初の失点は足が動いてなかったね。点を取られて静かになる。DFもずるずる向こうのペースになって。フィジカル的にも精神的にもまだまだ。今日は岩井がフル出場で、中盤の2列目、なかなか動きも良かった。今日くらいの動きを常にやってくれれば、ゲームも楽になるんだな。来シーズンも楽しみができたよ。4年生が引退してしまうのは指導者として悲しいけど、3月までは一緒にいるから馬鹿騒ぎしようかな。個性的には小櫻以外はプレーヤーとしてずば抜けていたり、気持ちが強いわけでもない。でも僕とか小池の指示を聞いて下級生に伝えていたし、うまくまとめてくれた。そういう意味では感謝しています。来年度のキャプテンには毛利(康平・法3=飯能南)、バイスキャプテンに松尾(賢治・政経3=岐阜総合学園)と市橋(大輝・営3=岐阜各務野)。毛利自身が選手としてフルに出れるか分からないけど、キャプテンとしてまとめてくれると信頼している。彼に託して、新チームで優勝を狙いたい」小池コーチ「締めくくりとして最低3位に入ろうというのがあった。これまでは春から秋にかけてだんだんモチベーションが下がってしまうケースが多かったけど、ここで春優勝の高いレベルのチームに勝ち切れた。後半早大のペースだったのを返したのは大きい。来季にもつなげられる。徐々に考え方というのも上がってきているかな。4年生は本当によく引っ張ってくれた。小櫻も強い気持ちで。このチームを引き継いで、優勝を狙うチームにしていかないと。今の2年生も良いので、もっと上に行ける可能性を秘めていると思う」小櫻「先週、全日本学生選手権という全国の舞台で負けて。今回、関東の3位決定戦でチームの士気が下がらなかったのは本当に良かったと思います。主将というのは自分的には本当にいい経験になった。今までやったことがなかったので不安はありました。チームまとめるのってすごい難しいなって。僕だけの力じゃないですけど、監督やコーチをはじめ同級生の支えがあったから、やり通せたのかなって思いますね。本当に感謝しています。1人ではできなかったですね。最初はどういったようにまとめていけばいいのか、負けたら僕のせいになりますし。だから最後の最後、4年生のみんなが学生生活最後の試合で、監督やコーチに勝って恩返しできたかなって。最後に決勝点を挙げる勝負強いキャプテンになりました。理想の主将になれたかというと、それはどうかな。主将がだらければチームも下がるし、良い面を見せればしっかりついてきてくれる。主将になる前に吉仲さん(恒二・平24法卒)が『弱くなるのは簡単だけど、強くなるのは難しい』と言ってくれた。昨年は2部との入替戦もあっての言葉だから、余計にしっかりしなくちゃと思った。だからこそ、1人ではここまでできなかったですね。4年間は楽しくもありつらくもあった。高校の頃は横田で負けを知らなかったので、他大に行った同期が優勝したりするとうらやましさがあった。そういう悔しい、つらい面もあったから、頑張れた4年間でした。後輩には練習の質や考えを持って、ホッケーはばかじゃできないということを分かってほしい。下るのは一瞬だけど、頑張ってもらって、ずっと強くて良いチームになってもらいたい。そして何より、ホッケーの楽しさを忘れずにいてほしい」READ MORE -
立命大に敗れ8強止まり/全日本学生選手権
ホッケー 2012.11.063回戦は全日本選手権の出場権を懸け、立命大と対戦した。日本リーグ優勝の相手に前半は1―2で折り返したが、後半に突き放され敗戦。4強入りはならなかった。 立命大を相手に、何とかロースコアの展開に持ち込みたいところだった。前半は決して防戦一方だったわけではない。2点を先行されたが29分、PC(ペナルティーコーナー)から一度右サイドに流れたボールを岩井宏将(営1=岐阜総合学園)がサークル内に打ち込み、混戦から最後は市橋大輝(営3=岐阜各務野)が決めた。前半終了間際に1点を返し、後半へ望みをつないだ。 しかし後半、守備の要である岡崎慶二(理工2=石動)のパスミスから3点目を許した後は、流れを食い止められず失点を重ねた。攻撃も前を向いてからの硬さが目立ち、ボールキープすることができなかった。小池文彦コーチは「どうしても気持ちが負けていたかな、互角にできるのに」。相手の持ち味であるスピードに加え、立命大という名前に押された感もあった。 2年ぶりの全日本選手権出場はならず、今年度の試合は11日の秋季リーグ3~4位決定戦・早大戦を残すのみとなった。最終戦へ向け、小櫻光暁主将(商4=横田)は「勝ちます。絶対勝ちます」と何度も繰り返した。今季早大とは予選プールでも対戦し敗れている。同じ東伏見の地でリベンジを果たし、有終の美を飾りたい。[松隈遼平]試合後のコメント宮田知監督「PCを取られ過ぎた。敗因というかミスしたのを追及したくはないけど、安易なミスで3点目をやってしまったのが痛かった。その後は弱気になってしまったようなところもあったし、気持ちも強くならなきゃ。(攻撃は)相手の詰めが速いのもあるけど、自信持って前に行かないとね。向こうは層の厚さもあった。こっちも昨日はみんな出したけど、昨日の出来ではDF陣も代えにくい。(11日のリーグ最終戦は)最近早大にはやられているので有終の美を。3位に入れば来春の対戦相手も変わってくるし。4年生も最後だから、しっかりやってくれれば」小池コーチ「全ては3点目の取られ方。こちらから流れを譲った。ああいった味方のミスで点をやると、せっかく流れが来始めていたのに、変わってしまう。点差ほど内容は開いていないはずなんだけど。言えることはフィジカル。攻守の切り替えであったり、スピードは立命大の方が良いね。そういうことを鍛えていかないと、全国4強の壁は越えられない。どうしても気持ちが負けていたかな、互角にできるのに。秋季リーグの3~4位決定戦が週末にあるけど、4年生には勝って卒業してもらいたい。今回早くに消えた早大も目の色を変えてくると思うので、それを跳ね返して、3位になって終わりたい。思っていたより早くに4年生最後の試合を迎えることになって寂しい。頑張ってくれていたので。4年生は小櫻を中心に前に引っ張れる。後ろで言えば慶二(岡崎)、2年生だけど。飯塚(久志・文4=利根商)も成長してくれた。小櫻が1年間、よく練習を引っ張ってくれた。最後は本当に勝てるような試合をしたい。ここ最近早大に勝っていないので。ぜひ勝って終わりたいな」小櫻「敗因は3点目ですね。日本リーグ2連覇の相手ということもあって、守りからのカウンターで攻めるじゃないですけど、一瞬のスキを突いてチャンスをものにしようと前半引いていた。実際チャンスをつかんで1―2で前半を折り返した。けど、後半で集中力が切れた。最後の全日本学生選手権にしてはショックが大き過ぎる。僕たちがやってきた4年間はこんなものなのか、という感じ。努力が足りなかったんです、負けたということは。努力というか練習の質。僕は主将になって、ずっとそれを追求していた。練習時間を増やしても、やらされているだけじゃ意味がない。向上心を持ってやらないと、変わらない。3点目を入れられて静かになった。あそこで踏ん張らないといけないのに、主将である僕自身も流されてしまった。後輩たちには次につながるというわけではないけど、1点の重みが分かったんじゃないかと。早大には勝って終わりたいです。勝ちます。絶対勝ちます」飯塚「出だしからしっかりできていなかった。それでも前半は保てたけど、ミスで失点して士気が下がったところで盛り上げられなかった。(立命大とは6月の大学王座決定戦でも対戦したが)王座でも負けているチームだったし、もちろん勝ちたかった。前と違ってDFが粘れたことは、成長した部分。数は少なかったけど中盤までつなげられる場面もあった。でも結果がこれでは何も言えない。(11日の早大戦は)予選でも負けているので、とにかく勝って3位に入りたいです」READ MORE -
中京大下し3回戦へ/全日本学生選手権
ホッケー 2012.11.04全日本学生選手権が関西で幕を開けた。2回戦からのスタートとなった明大。最初の相手は中京大だ。全日本大学大会を2位通過してきた相手に、4―0で勝利。「入り方が悪かった」(宮田知監督)と立ち上がりに不安が残り、点差以上の圧勝とはならなかったが、ひとまず3回戦へと駒を進めた。 開始から明大が主導権を握った。前半16分に山本圭祐(法1=名古屋国際)が市橋大輝(営3=岐阜各務野)からのパスをタッチシュートで1―0とする。続いて先制点をアシストした市橋もその8分後に2―0と追加点を得る。一方で中京大にボールが移ると、たちまちエリアを取り返され、リズムをつかみ取るのに一苦労。ワンサイドゲームとはいかないまま、スコアは動かずに前半を終える。 後半も中盤以降に得点シーンを迎える。後半15分に山本が再び得点に絡むと、その6分後には中道俊介(法1=飯能南)が4―0とリードを広げていく。1年生が積極的に得点に絡み、小池文彦コーチも「シュートにしても冷静に対応していた」と喜んだ。その後も攻め続けたかった明大。しかし終盤、中京大にPC(ペナルティーコーナー)を2本献上するなど、ディフェンスにスキが生じる。中京大の猛攻に全員が自陣に下がって無失点とするが、勢いに欠ける内容となってしまった。 3回戦の相手は立命大。日本リーグで2連覇中の強豪だ。今年の全日本大学王座決定戦では1―7と大敗した。試合のカギはディフェンス。岡崎慶二(理工2=石動)を中心に、櫻井大地(文3=飯能南)と辻谷浩平(法4=石動)の両サイドが立命大のオフェンスにどれだけ対応できるか。そして、少ないチャンスをどれだけ得点につなげられるか。いきなりヤマ場を迎えるが、全日本選手権への切符を手にするためにも、負けられない一戦となる。[和田孟]試合後のコメント宮田監督「入り方が悪かったかな。何というか、受けて立っているような。守りに関しては一生懸命さが感じられなかった。ハーフタイムそのことを言った。攻めに関してもとにかくいけと。1年生が得点に絡んでいたけど、山本や中道はポイントに入る瞬間を心得ている。決して伏兵だとは思っていない。小櫻たちが得点に絡めば、なお理想。明日の相手が本命。山本もそうだし、松尾(賢治・政経3=岐阜総合学園)もいいボールキープをしている。相手もFWがチェンジすることによってディフェンスを変えなければいけないので、そこを狙っている。立命大戦は防御を中心にして、カウンターを取る。ここ数年立命大には勝てていないので、どんな形であれ勝ちたいね。明日のキーマンは岡崎。彼がディフェンスの場面でしっかり指示して、後ろからディフェンスを固める。あとは桜井と辻谷が敵の両サイド攻撃を、どれだけしぶとく絡んで寄せられるか。70分のゲーム内でも、SO(シュート・アウト)でも何でもいいから、勝って先に進む。今年はまだ、何もタイトルを獲得していないわけだから。4年生は最後のインカレだから、できるだけ長く試合をさせてあげたい」小池コーチ「出来が悪過ぎる。立ち上がりからディフェンスが良くなかった。相手を格下と見て、ふわっと入ってしまった。流れが全体的につかめなかった。後半の立ち上がりから良くなってきたんだけど、まだまだ。第1FWで点を取れていない。もっともっと相手にとって厳しい戦いをしないといけない、というのが反省点。勝ったことにはいいのだけど、ただ立ち上がりが悪かった。得点に1年生が多く絡めていたのは良かった。シュートにしても冷静に対応していた。だからこそ物足りないのが第1FW、スタメンで点を取れていないのが痛いかな。でも修正はできると思う。PCもまだまだ獲得できるチャンスはあった。ただ、このゲームに関してはシュートで点が取れている。次は立命大なのでディフェンシブルに。どれだけFWからも守れるか。それで少ないチャンスをどれだけこっちが得点にできるか。守りからリズムを作って失点はしない。何しろスピードに乗らせないということが大事。明日は向こうのホームなので、余計に気持ちを入れていかないと。今日勝ってウォーミングアップというのもできた。今日のようなゲームにはならないけど、無駄な点は与えない。そして、PC取るなり何なり、少ないチャンスをこちらが物にしていく。そうしなければ、なかなか勝てる相手ではない。何しろ先制したい。絶対どこかでチャンスがあるので。とにかく勝ってベスト4」READ MORE
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部の紹介 INTRODUCTION
1923年創部の古豪だ。八幡山グラウンドで練習に励み、休日には公式戦や社会人チームとの練習試合を行っている。関東学生リーグ戦、全日本学生選手権だけでなく、社会人チームも多く参加する全日本選手権での優勝経験もある。また、個人では日本代表チーム・サムライジャパンやU―21(21歳以下)日本代表に過去多くの選手を輩出。世界での経験を還元することでチームの強化につながっている。楽しみながらも〝個〟の自主性を大切に日々練習に励む。その集合体として強いチームを形成することで、全国制覇を目指している。