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1月1日 再び早明戦へ
ラグビー大学選手権準決勝を明日に控えた元日、選手たちはセットプレーの確認など軽い練習で試合に備えた。明日の準決勝の相手は早稲田。一カ月前、目前にしながら早稲田相手に逃した対抗戦優勝。大学選手権にステージを移し「大学日本一」という目標を掲げ、再び巡り会ったライバルにリベンジなるか。[江崎冴香]1.PR楢山 直幸(営3)9.SH秦 一平(法3)16太田 竣介(商1)2.HO渡部 逸記(営4)10.SO田村 優(文4)17榎 真生(政経2)3.PR城 彰(政経4)11.WTB佳久 創(法2)18日高 駿(文3)4.LO古屋 直樹(商2)12.CTB大澤 良介(法4)19千布 亮輔(政経4)5.LO名嘉 翔伍(政経4)13.CTB衞藤 陽介(営4)20下村 真太郎(法3)6.FR堀江 恭佑(商2)14.WTB居迫 雄大(法4)21猿楽 直希(政経2)7.FR三村 勇飛丸(政経4)15.FB小泉 将(営3)22山口 裕貴(営4)8.NO.8杉本 博昭(商4)~選手のコメント~楢山(営3)「変に意識せず、いつも通り臨みたい。前回の早明戦での課題は中大戦と流経大戦で自分たちの形を確認し、対策できたと思う。明日はチームのために体を張る。走れなくなるまで頑張りたい」。古屋(商2)「自分のできることをしっかりして勝ちに貢献したいと思う。調子は万全です。(スクラムなど)まとまりを意識して練習してきた。明日はFWで崩してBKに回す。全員で攻撃したい」。名嘉(政経4)「この前の早明戦は気負い過ぎてしまった。明日はリラックスしていつも通り自分たちのやることをしっかりやる。前回の早明戦で出た課題を修正するために一カ月費やしてきた。早稲田からスクラムトライ、モールトライを取らないといい年にならない。明日もFWで押していく。自分はインパクトプレーヤーだと思っている。しっかりボールを出したり、FWで押したり、1対1でひたむきな仕事をしたい」。秦(法3)「明日はFWで行けるところまで行って、BKにタイミングよく出せるようしっかりと見極めたい。明日は早明戦だけれど、来週もある。しっかりと勝って来週もチームで戦えるよう頑張ります」。衞藤(営4)「ここまでやってきた自信がある。気負うことなくプレーしたい。早稲田に借りを返すには明日しかチャンスがない。明治は明日勝たないとダメだと思う。決勝だと思って、全部員の代表として責任をもってやりたい」。居迫(法4)「チームは選手権で成長してきている。対抗戦の早明戦では意識し過ぎていたところがあったから明日はいつも通りを心掛ける。明日負けたら4年生は引退だし、試合に出れない4年生はかなり悔しい思いをしているはず。その分自分は試合に出れることをうれしく思い、みんなの分もプレーしたい。早稲田の選手ではやはり対面の中濱を意識している。自分はトライを取ることでチームに貢献できると思うので積極的に狙っていく。絶対に勝ちます」。小泉(営3)「明日はどんな形でも勝つことにこだわってやっていく。これまでの選手権では、早明戦の課題をチャレンジしてきて、粗かった部分も修正できてきた。FBとしてトライラインだけは絶対に割らせないこと、そしてアタックでは相手のCTBの坂井さんのように倒れずに前へ出て行けるようなものを目指す」。太田(商1)「早明戦はあこがれ。メンバーに選ばれたことはとてもうれしい。体を張ったプレーをしたい。勝ちます」。榎(政経2)「去年、今年の早明戦には出られなかったので、メンバーに選ばれてうれしい。試合に出られなかった人のためにも、チーム全員の力を合わせているようなプレーがしたい。今年は明治が復活したと言われているが、早稲田に勝てなければ本当の復活とは言えないと思う。明日が、新たな明治の幕開けです」。千布(政経4)「絶好調。この前の試合で出た課題は修正できた。この前の早明戦で当たらなかった有田をつぶしたい」。下村(法3)「調子もやる気もマックス。出ることができたら流れを変えるプレーをしたい。この前の早明戦はスタンドから見ていたが悔しかった。次の試合に負けたらもう4年生とできないのでがんばりたい。相手の息の根が絶えるまでプレーしたい」。猿楽(政経2)「この前の早明戦はDFが悪くて、個人的にもタックルが良くなかった。明日は精一杯頑張ります」。READ MORE -
圧巻の完封!100点ゲームで成蹊大に勝利/関東大学対抗戦
ラグビー終始主導権を握り、前半からトライを積み重ねた明大。他を寄せつけない強さで大量111得点で勝利を収めた。READ MORE -
後半にDFが崩れ準決勝敗退/全国大学選手権
ラグビー前半は5点差と善戦したが、後半の早稲田の猛攻にDFが耐えられず敗れた。この結果明治は準決勝で姿を消した。READ MORE -
茂木大輔「チームのためにできること」
ラグビー「圧倒と結集」をテーマに掲げた今シーズン、対抗戦最終節の明早戦で歴史的大敗を喫した。敗北から学んだもの、浮き彫りになった課題の修正点とは何だったのか。また、大学選手権準決勝、そしてその先にある決勝でいったい何ができるのか。 第4回では明治のBK陣のキーマン、SH茂木大輔(営4)に話を伺いました。――明早戦を振り返ってみて何を思いますか。 まず、考え方として明治の哲学を貫こうとしたがそれができなかったです。あの敗戦には多くの原因が考えられます。敗因は1つではなくいろいろな要因が挙げられます。1つだったらあんなに点差(=7-71)は開かなかっただろうし、試合中に修正できたはず。それでも一番感じたのは、グラウンド上にいる早稲田の選手15人全員が一生懸命だったことです。もちろん明治もグラウンドに立つ選手は誰だって一生懸命だが、15人全員で早稲田と戦う術がなかった。1対15のような状況で戦っているようなものです。だからパニック状態に陥り、自分たちがやろうとしたゲームプランが崩れたんです。モールでトライを狙うだとか1対1で圧倒するなど、これまで明治がこだわってきた部分やプレーができなかった。早稲田に対してそれが出せる練習が普段からできていなかったということ。それが考えられる大きな敗因だと思います。――自分たちのラグビーができなかったから、負けたということですね。 はい。あと感じるのは、コーチ陣に頼りすぎていたと思います。頼ることは良いけど、指示待ちの練習で指示待ちになってしまい、グラウンド上で選手が判断することができなくなってしまいました。――グラウンドで茂木選手はパニックになることなく動いているように感じましたが。 試合中、ボールは触れていたから僕がボールを持ったら、スペースに走りこむよう指示しましたが、うまくいかなかったです。僕だけが動いているように見えたのは選手に指示をしたりしていたからだと思います。スペースに走りこむなど、普段の練習からやってきたことができなくなってしまったのは、疲れている選手もいただろうし、精神的にやられている選手やパニックに陥っている選手もいたからだと思います。そんな選手たちを落ち着かせたり、うまく動かしたりすることができなかったのは僕にも責任があると思います。――前半20分までは明治のペースで試合ができているように思いましたが。 いいえ、違います。最初、良かったように見えたのは明治の流れがあったというより、運が良かったことだと思います。トライも運よく取れたようなものです。一次攻撃で取れれば狙い通りと言えますが、二次攻撃で取れたトライだったから運が良かったと言えます。試合では流れが自分たちにある時、相手のプレッシャーを感じないものです。でも、正直あの時間帯からスクラムでもモールでも接点で早稲田のプレッシャーを感じていました。――試合中に明治と早稲田の差を感じた瞬間は具体的にどのようなところですか。 あのような試合の場合、勢いでトライが取れることもあるので、それが続けばと思いました。でも、試合の鍵を握るセットプレーで負けて早稲田の流れになりました。早稲田は15人全員が勝負のポイントを分かっている気がしました。1つのプレーに対して15人で対処することが徹底されているように感じました。早稲田はセットプレーに勝つために何をすべきかを15人全員が理解できていたと思います。――試合終了後、茂木選手はベンチで座ってなかなかロッカールームへ向かおうとしていませんでしたね。ノーサイドの瞬間、何を考えていたのですか。 試合会場に来てくれた人みんなに申し訳ないと思いました。単に「悔しい」の一言では済ますことのできない複雑な感情が交差していました。単純な悔しさ、なぜ直前にケガをしてしまったのかという怒り、4年間手を抜いてこなかったのになぜ?という疑問、良いトレーナーに恵まれたのに結果を出すことができなかったという情けなさ…。一言では表すことのできない感情でした。 試合後は整理できなかったが、単純に早稲田に勝つ実感を持てないまま試合に入っていたと思います。現実に起こりうることを想定し、対策し切れず、15人で意識を共有することができなかったのです。それらができなかったことには自分に甘さを感じました。――大学選手権も始まりましたし、残された時間は少ないですが、今後の目標やプランを教えて下さい。 残された期間は少ないからできることが限られているのは事実。チームとして成功につなげるためにやっていきます。決勝で早稲田に勝てないという人が多いけれど、僕は勝つつもりだし勝つことに全力を尽くします。早稲田にリベンジすることしか考えていない。まだみんな明早戦のキズを抱えている選手もいるが、意識を高く持つように呼びかけることなど普段から言っていることをこれからも言っていくつもりです。上野のチームの一員として自分にできることを全力でやっていきます。今は早稲田に勝つことしか見てません。◆茂木大輔 もてぎだいすけ 営4 熊谷工高出 173cm・78kg ポジション:SHREAD MORE -
7月20日 炎天下の中、2部練習敢行
ラグビー真夏の太陽がグラウンドを照りつける中、練習が行われた。チームのボトムアップを図るとともに、人数がそろわない平日を補うためC、Dチームは1時半から練習を開始。全体練習でやる練習を前もって行い、理解力を高めた。 そして3時からの全体練習でも、引き続き汗を流した。全体では前半はアタック練習、後半はFW、BKに分かれ練習。FWは黒崎シニアコーチが乗ったスクラムマシンを選手たちが押し、「明治のお家芸」を磨いた。 全体練習でも前半はうだるような暑さが続いたが、後半には雲が空を覆い、さわやかな風が八幡山を包む中、練習は終了した。密度の濃い時間は選手たちの力となったことだろう。READ MORE -
強敵慶応に勝利/2009静岡ラグビーフェスティバル
ラグビー試合開始直後からトライを決めるなど、前半は明治優位にゲームを進め、21―0で前半を折り返した。後半は慶応の逆襲にあい、徐々に点差を詰められるも、24―21で辛くも勝利を収めた。READ MORE -
早稲田に完敗……杉本組終焉/全国大学選手権
ラグビー国立で早稲田との再戦という“最高の舞台”は、誰もが予想していなかった結果で幕を閉じた。10―74。「FWの強化」を掲げ、1年間練習に明け暮れた杉本組は頂点へ手が届かぬまま、終焉を迎えた。 早稲田のキックオフで始まった、2度目の早明戦。明治は開始からボールを持った選手が果敢に前へゲインし、敵陣へと攻め込む。前回の早明戦のごとく、前半は、前へ出る明治と、受ける早稲田。サイドに散らしながら攻め入るも、敵陣深くまで攻め入ると、やはり早稲田の壁を破ることができない。逆に、17分に早稲田WTB中濱、27分にはFB井口にトライを奪われ、敵陣に攻め入りながらも、早稲田の早いカウンターにトライを奪われる嫌な展開。 しかし、31分に明治は本領を発揮する。ペナルティから絶好の位置でのラインアウトを得ると、明治のお得意のドライビングモールをガッチリと組み込む。ジリジリとトライラインに詰め寄り、認定トライを得て、10―7。ここからさらに手を緩めることなく攻撃したいところだったが、すぐさまハイパンからのカウンターアタックで3本目のトライを奪われてしまう。 後半に入ると、早稲田の早いカウンターアタックに完全に対応し切れなくなる明治。開始1分に早稲田WTB中靍にトライを奪われると、深いハイパンを拾った井口にラインをズタズタに切り裂かれていく。相手のバックスリーの攻撃を止めることがかなわぬまま、後半開始13分で4本のトライを奪われ、スコアは43―10。さらに明治のSO田村(文4)、WTB居迫(法4)が相次いで負傷退場し、普段通りのポジションでのプレーができなくなってしまう。 「優さん(田村)がケガで抜けてしまって動揺してしまい、崩れていってしまった」(小泉・営3)明治は、防戦一方。ボールを持った人間がひたすらゲインラインを割ろうとするものの、早稲田の堅いDFを切り崩すことができない。ハイパントからの早稲田BKの素早い攻撃に幾度となくラインを切り裂かれ、後半を通して9トライ。2度目の早明戦は、誰もが予期しなかった大敗で幕を閉じた。 今年度の明治の戦績は、6勝1敗の対抗戦3位、大学選手権ベスト4。この結果に至るまでには、さまざまな過程があった。「明治のFW」を取り戻すため、接点にこだわり抜いてきた1年間。一日の練習に試合の倍以上の量のタックルを組み込み、さらに、効果的なウエイトトレーニングによる体格的な伸びしろも大きい。ジュニア選手権は1stフェーズを全勝で勝ち進み、チーム全体での実力の底上げを見せ付けていた。今までの試合結果を見ても、明治が「大学トップレベル」へ進化したことは、疑いようのない事実。しかし、それでも宿敵・早稲田を破るには足りなかった。アクシデントから本来の力が発揮できなかったことを差し引いても、試合後、誰もが口にしていたように「1対1で負けていた」――。 4年生の雪辱は、もう、下級生が果たすしかない。「下級生には悔いの無いように自分たちができなかったことをやってほしい」(衞藤・営4)。今日の一戦の悔しさは、来年の紫紺のジャージーの“重み”として、生きるはずだ。[石川雄治]1.PR楢山 直幸(営3)→17.榎(後半0分)9.SH秦 一平(法3)16太田 竣介(商1)←2.渡部(後半11分)2.HO渡部 逸記(営4)→16.太田(後半11分)10.SO田村 優(文4)→20.下村(後半13分)17榎 真生(政経2)←1.楢山(後半0分)3.PR城 彰(政経4)11.WTB佳久 創(法2)→22.山口(後半2分)18日高 駿(文3)←14.居迫(後半15分)4.LO古屋 直樹(商2)→19.千布(後半6分)12.CTB大澤 良介(法4)19千布 亮輔(政経4)←4.古屋(後半6分)5.LO名嘉 翔伍(政経4)13.CTB衞藤 陽介(営4)→21.猿楽(前半7分)20下村 真太郎(法3)←10.田村(後半13分)6.FL三村 勇飛丸(政経4)14.WTB居迫 雄大(政経4)→18.日高(後半15分)21猿楽 直希(政経2)←13.衞藤(前半7分)7.FL堀江 恭佑(商2)15.FB小泉 将(営3)22山口 裕貴(営4)←11.佳久(後半2分)8.NO.8杉本 博昭(商4)~試合後のコメント~吉田監督「杉本キャプテン、衞藤をはじめとして、4年生はお疲れ様でした。この試合は明治のラグビーにこだわって、真っ向勝負のラグビーを展開しよう、前回の早明戦で課題をもらい、FW、BK一体となった攻撃、しっかりとしたDFをしようと臨んだが、早稲田のBKに翻ろうされたゲームとなってしまった。明治は、今年やってきたラグビーを貫いた試合だった。14年間日本一から遠ざかっているチームが優勝する難しさを改めて早稲田に思い知らされた」。杉本主将(商4)「1年間やって来たことを出そうとしたのですが……。早稲田さんの早い展開について行けず、食い込まれてしまった。このシーズンから『FWの強化』を徹底してきて、対抗戦を戦い、大学選手権ではFW、BK一体となった戦いをしてきたが、自分たちのミスから最後は崩れてしまった」。楢山(営3)「自分たちの思ったラグビーができず、悔しい。コミュニケーションで足りないところがあったり、1対1で抜かれてしまうとゲインを切られて早稲田のペースになってしまっていたことが大きな敗因。点差が開いたのは後半だが今日は後半がどうというよりも、前半取り切れない部分があってそれが後半広がってしまった。ケガなどで離脱者が多くリザーブも頑張ってくれていたが、衞藤さんや柱になっている人が抜けてしまったことは少なからず影響があったのかもしれない。この1年を振り返ると去年と比べて本当にチームに一体感があった。やっていて楽しかったし、チームっていいなと思えた。それだけに、ここまで引っ張ってくれた4年生のためにも勝ちたかったので今日は本当悔しい。自分たちの代は今年の杉本さんのような主将という主将がまだ決まっていない。だからこそ、みんなでまとまって、今年のように4年生がチームを引っ張り明治の伝統を引き継いでいく」。城(政経4)「負けて終わってしまった。敗因は色々なトラブルもあるが、1対1で負けて向こうのテンポでやられてしまったこと。4年間いい仲間に出会えて楽しかった。あとは後輩に頑張ってもらいたいという気持ちです」。古屋(商2)「個人的にはケガをしてしまって力を出し切れなかった。崩されてケガ人がいっぱい出てまた崩されてしまった。来年は上級生になるので、自覚を持って引っ張っていきたい」。名嘉(政経4)「前半は思っていた通りに戦えた。トライラインは割ることができなかったが、認定トライを取ることはできた。しかし、後半はタックルなどの1対1で負けていた。もちろん、アクシデントが点差の要因にあると思う。自分はもう引退だが、そのアクシデントへの対応などを明治の伝統として3年、2年、1年の奴らに継承させないといけない。4年の仕事はまだ、残っている」。三村(政経4)「1対1で負けたことが敗因。2トライ取られて気持ちが切れてしまったのかもしれない。この悔しさは後輩が晴らしてくれると思う」。堀江(商2)「悔しいです本当に。(敗因は)色々あるが、今までやって来たことが出し切れなかったことと1対1。自分は2年生なので来シーズンに向けて個人的なスキルアップを頑張りたい」。佳久(法2)「悔しいです。敗因はDFで止められなかったこと。個人的な課題もいっぱいある。今シーズンは終わりだが、来シーズンに向けて課題ができた」。大澤(法4)「悔しいけど早稲田は強かった。でも後輩が最後まで頑張ってくれてうれしかった。後輩たちには早稲田に勝てるチームを頑張ってつくっていってほしい」。衞藤「ケガをしてしまった。点差は開いたがみんな頑張っていたし、信頼して見ていた。思うことはいっぱいある。下級生には悔いの無いように自分たちができなかったことをやってほしい。来週もみんなとやりたかった」。小泉「今日は不完全燃焼だった。(点差が開いてしまったことについて)実力が負けていたのもあるし、精神的な面でも負けていた。勝とうという意識を持っていたけど衞藤さんや優さん(田村)がケガで抜けてしまって動揺してしまい、崩れていってしまった。今シーズンは4年生が引っ張ってくれたチームでプレーしていたが、最後の最後に4年生のために勝てなくて恩返しできなかったことが1番悔しい。今回は自分の実力不足で苦しい結果になってしまったが、来シーズンは自分たちが4年生に教えてもらえたことが間違っていなかったということを証明したい」。太田(商1)「応援してくれた人のためにも、こんなに圧倒されて悔しい。今日は一人一人の規律が乱れてしまって今までやってきたことが出し切れなかった」。榎(政経2)「早稲田は強かった。そして、明治は弱かった。このことを胸に刻み込んで、来年の新チームになったら1から練習したい」。日高(文3)「ケガ人が出たというのもあるが、早稲田のスピードに圧倒された。(来年に向け個人的には)フィジカルをつけて4年生としての気持ちで臨みたい」。READ MORE -
いいパフォーマンス続かずドロー/春季オープン戦
ラグビー埼玉ラグビーフェスティバルが開催され、小学生から高校生まで試合が行われた熊谷ラグビー場。明治の対戦相手は関東大学リーグの強豪、法大。 試合は序盤から明治が主導権を握り、試合開始早々、早くも得点のチャンスが訪れる。杉本(博・商2)の突破を起点としての連続攻撃から、相手ゴール前でペナルティをゲット。迷うことなくスクラムを選択し、スクラムトライを狙うも、ここはノックオンを犯し、トライを取りきれない。 それでもこの後の時間帯も敵陣でのプレーを続け、迎えた前半11分、再び得た相手ゴール前でのスクラムからきっちりとスクラムトライ。5-0と先制する。 しかし、ここからがうまく波に乗りきれない。法大がボールを動かし、グラウンドを広く使うようになると、サイドを破られる場面が目立つようになる。そして前半26分、法大BK陣に左に大きく展開されトライを奪われる。ゴールも決まり、5-7と逆転を許してしまう。 この後もボールを持ったプレーヤーの突破から再三チャンスをつくるも、「FWのポイントへの寄りが課題」(杉本主将・政経4)というように、うまくボールをつなぐことができない。そして迎えた前半終了間際、法大のテンポの早いラグビーについて行けず、サイドを破られ失点。キックも決まり、5-14とリードを許したまま前半を終える。 迎えた後半、ようやく動きがかみ合ってきたフィフティーンが力を見せ始める。今年の目標である「グラウンドを広く使うラグビー」を体現しオープン攻撃から追撃のトライを奪うと、立て続けに今度は外へ外へとパスを回し、最後は内へサインプレー使ったパスで相手ディフェンスを置き去りにしトライ。開始10分で早くも逆転する。 しかし、この日の明治はこれが続かない。幾度となく訪れるチャンスをものにできないまま時間だけが消費されていく。試合半ばに差し掛かったところでついに追いつかれ、結局ドローという形でノーサイドを迎えた。 多くのラグビーファンが詰め掛けた熊谷で、選手たちは本来の力を見せることはできなかった。確かに、一つずつのプレーではいい動きが見られることもあったが、試合全体ではミスする場面も多く、ラインアウトなどのコミュニケーションが必要とされるセットプレーでも動きがかみ合わない部分も目立った。 主力のケガもあり、いわゆる“レギュラー”がいない状態での試合が続くが、「春の勝者が正月の勝者になる」という言葉もあるように、決してただのオープン戦で終わらせていい試合ではない。今年は例年以上にライバルたちとの対外試合も組まれており、課題に気付き、それを克服して伸びるチャンスは大いに残されている。来週には慶応戦、月末には早稲田との試合もある。今後の戦いでファンの胸を熱くさせるような、明治らしいパフォーマンスを見せてほしい。~試合後のコメント~杉本主将(政経4)「今日の試合では練習でやろうとしたことが所々で見えた。BKでトライを取りきれたのは良かったと思う。個人のタックルミス、FWのポイントへの寄りは修正していきたい」。仲西(政経4)「ボールを持つことはできたけれど、スクラムに波があったことは反省点。もっとスクラムで前に出ないと点が取れない。ラインアウトは良かったと思うので、スクラムをもっと安定させたい。次の慶応戦は地元でのしあいだし、チームの勝利に貢献したい」。大須賀(農4)「まだ慣れないポジションではあるが、気持ちだけは負けないつもりでいつもやっている。BKのオープン攻撃でトライを奪えたことは収穫と言っていいと思う。自分は決してうまいわけではないので、根性でこれからもやっていきたいと思う」。田村(文2)「要所要所ではグラウンドを広く使ってプレーすることができたが、試合全体としてはまだまだ。日頃のストレングス強化のメニューをやってきていることで体にキレは出てきている。これからさらに筋力アップをしてコンタクトでの強さなどをもっともっと磨いていきたい」。READ MORE -
慶応に大敗/春季オープン戦
ラグビー汗ばむ初夏の福岡レベルファイブスタジアムで行われた慶応との春季オープン戦。多くの名プレーヤーを輩出したラグビー熱の高い九州での開催ということで多くの観客が詰め掛けた。前半は2トライを決めるなど有利に試合を進めていたが、後半は一転、主力選手のケガによる欠場のためチームが若く、リーダー不在の状況の中ミスが目立ち、慶応に終始攻め込まれ本学は無得点に終わり大敗を喫した。 前半開始直後、5m手前で慶応にスクラムを選択される。「あの場面でのスクラムの選択はセオリー通りであった」(慶応・花崎主将)と語るも、本学としては確実にこのピンチを自慢のFWで脱しなければならない場面。しかし、ここで押されてトライに結びつけられてしまう。その後も慶応の出足の早さに本学FWは潰され、前進できないやきもきした時間帯が続いた。 19分に慶応DFの間を縫い奥田(政経4)が、また27分に内田(法4)がトライを決めるなど、モールなどのセットプレーでも押せるようになった。本学は尻上がりに調子を取り戻しつつあるように見え、互角な戦いで前半を終えた。 後半、風上に立たされた本学は1プレー1プレーで細かいミスが目立ち始める。「BKが前半トライを決めたのはよかったが、後半は完全に足が止まってしまった」(大須賀・農4)と話すように自陣でのプレーを強いられる時間帯が続き、選手たちは集中力が切れているように見受けられた。慶応に4トライを決められ練習でやってきたことが実践できず、持ち味やリズムに乗り切れないまま敗れた。 この試合を通して本学の主力選手のケガによる欠場がフィジカル面や技術面だけでなく、チーム全体の覇気や精神面にも大きく影響を及ぼしていたと考えられる。主力選手頼りのチームでは今後の試合を戦い抜くことはできない。1人1人が意識を高くもち、各々の課題を克服し、オープン戦や日々の練習を通し技術面だけでなく精神面も大きく成長してほしい。~試合後のコメント~藤田監督「今日の試合はチームが若く、リーダーが不在であった。福岡出身の小河(商1)はDFが上手く、秦(法1)は本来後半開始に合わせて出したかったが、本学がリズムに乗れず出せなかった。チームのリズムをつくるのが上手い選手である。今年の本学は縦横に動きたい。前半はFWはよくやれていたので秋のシーズンまでにいいFWがつくれる」。山口コーチ「2本目のトライは今年継続してやってきた“縦横無尽”が出せた部分だと思う。FWとBKが絡んでいて良い形だった。しかし全体で見たとき、練習の成果を出せていたのは80分中6分くらい」。山本ゲームキャプテン(政経4)「慶応が上だった。練習でやってきたことが出せなかった」。仲西(政経4)「状態は悪かった。やはり修正すべきはスクラムだとはっきりした。ラインアウトもボールが確保できてないなど課題が多い試合だった。ウイングでトライをとれるようにチームとしてがんばっているが、今日出来たことは大きな成果。課題を秋までに克服していきたい。(福岡県出身で)地元の応援は心強かったのでありがたかったです」城(政経2)「明治の看板ポジションということで試合前気持ちが吹っ切れていたが、スクラムで押すことができなかったのが不甲斐ない。8枚がまだかたまっておらず、夏までに個人でやれることもあると思うから今後積み上げていきたい」。杉本(博・商2)「アタックが1、2で終わる。もっとアグレッシブにプレーしたい。プレッシャーは気にしなかった」。千布(政経2)「後半はミスが多く、自陣でのプレーを強いられてしまい、テンションが下がってしまった。ブレイクダウンも慶応に負けてしまった。今日は初紫紺だったので、思い切りやることだけを考えてプレーした。ケガは大丈夫なので、練習から集中してメンバーに入れるように頑張りたい」。大須賀(農4)「自分はウイングだが、トライをとれるような人間ではない。流れを作ることに専念した。全体を通してFWがあんまり良くなくて、BK前半にトライを決めたのは良かったが、後半は完全に足が止まってしまった」。秦(法1)「初めての紫紺であったが緊張はなかったが、自分が任された限られた時間の中でやりきれなかった。地元福岡での開催ということで親、友達や後輩が応援にきてくれてやりやすかった。今後の練習では積極的に上下関係なく参加し、声をだしていきたい。また試合ではリズムとテンポを上げて臨みたい」。武田(営3)「前半はよく出来ていたと思うが、後半はミスからリズムに乗ることが出来なくなってしまった。チームとしての課題ももちろんだが、タックルや基本プレーなどの個人的な課題も山ほどある」。慶応・林監督「例年慶応は春が弱いが今年のオープン戦では結果を残している。前半は明治のアタックが強くDFの疲れが出て、総力勝負をしたかったがフィジカル勝負になってしまい、自分たちのラグビーが出来ていなかったものの14-12で折り返せてよかった。後半は風下でプレーすることが出来て自分たちの形に持ち込むことができた。九州はいいプレーヤーを輩出しているというイメージ」。慶応・花崎主将「前半は明治が主力のケガで欠員が出ていると聞き受身であったことがくやしい。フィジカル面で負けているので精神的にも秋までに成長したい。初めて博多に来て、ラグビー中学生教室では熱心で真面目の子が多いと感じた。ぜひ九州から慶応に進学してほしい」。READ MORE -
10月31日 天王山慶応戦に向け、前日練習
ラグビー慶応戦を前日に控えたこの日、スタメンの選手たちは軽めの調整で明日に備えた。ウォーミングアップを行った後、流れの中でプレーを確認。40分程度の全体練習を終えた後は、自主練習で今日の練習を締めくくった。 「今までやってきたことを発揮するだけ」と口を揃え、プレーの仕上がりに自信をのぞかせた選手たち。明日は大差で負けた夏の雪辱を果たし、大学日本一へ大きな一歩を踏み出して見せるはずだ。[石川雄治]1.PR茅島 雅俊(商2)9.SH秦 一平(法2)16伊吹 誠介(政経4)2.HO鈴木 亮太郎(政経2)10.SO田村 優(文3)17小野 慎介(政経2)3.PR榎 真生(政経1)11.WTB山口 真澄(政経4)18友永 恭平(政経1)4.LO渋谷 泰志(文4)12.CTB溝口 裕哉(政経2)19堀江 恭佑(商1)5.LO名嘉 翔伍(政経3)13.CTB衞藤 陽介(営3)20下村 真太朗(法2)6.FR三村 勇飛丸(政経3)14.WTB居迫 雄大(法3)21斉藤 春樹(農1)7.FR西原 忠佑(政経4)15.FB呉 基烈(政経4)22安部 亮佑(法4)8.NO.8杉本 博昭(商3)~選手のコメント~茅島 「明日は大舞台ということで緊張もあるが、すごく楽しみにしている。食事の面からも試合に向けてしっかり調子を整えていく。第一列は下級生ばかりだが、まとまって頑張っていきたい。明日はセットプレーの安定やラインアウトがカギになってくると思う。FWで取るところはしっかりとりにいく」。鈴木 「今日の練習は明日が慶応が相手ということもあり、みんな少し固くなっていた。しかし、今日の練習はスコッド外の選手も練習を見ていたし、チームはいい雰囲気でいけている。ラインアウトはバッチリなので明日は大丈夫なはず。相手のFWが4年生ばかりなのに対してこちらは若いので、スクラムでは負けずにどんどん押していきたい。慶応に夏は負けているので、借りを返します。必ず勝ちます」。榎 「準備は万全。明日は自分のためだけじゃなく人のためにプレーする。今年のチームはFWがあまり強くないと言われているが、明日は明治のFWが強いということを証明し、汚名返上する。強いFWと走るラグビーが融合した明治のラグビーが見せれるはず。全勝優勝すると宣言した監督のためにも明日は勝ちたい」。渋谷 「ちょっと気負いすぎかもと思われる部分もあるが、Aチームならではの緊張感・集中が漂っていていい。Bチームでは(自分の動きは)納得しているから、その力を上でも見せてこいと言われた。自分にとってはここがスタート。がむしゃらさが求められていると思うので、守りに入らず攻めていきたい。ジュニアから上がってきたものとして、チームを盛り上げたい」。名嘉 「明日は前半でうまくハマれば勝てる。結果を残せば、勝ち続ければチームの自信にも繋がるし、いい流れに持っていけるはず。自分たちのラグビーを体現したい。下馬評ではセットプレーでは慶応有利とされているので、まずそれを覆す。明日は死ぬまで走ります」。三村 「明日は自分たちのやってきたことをやれば接戦で勝てる。アタックはしっかり前に出て、ディフェンスは低く入っていく。慶応は2人目の寄りも早いので、ズラすことよりも、逃げずにしっかり体を当てて突っ込む。そこを逃げていたら流れはつかめないと思う。春の慶応戦はケガで前半で交代して、夏は大敗したので、明日は自分ができるすべてを出し切ってチームに貢献したい」。西原 「今までの試合はアタック8割、ディフェンス2割だったけど、明日はアタック2割、ディフェンス8割になると思う。少ないチャンスを確実にモノにして、取れるところでしっかり取る。三列はこっちに分がある。とにかく勝負の世界なんで、最後まであきらめずに一生懸命プレーする」。杉本 「明日の試合に向けていい雰囲気でやれている。今日の練習ではいろんなサインの再確認をした。明日は自分たちのやってきたことを出すためにシンプルな戦い方をする。ラインアウトやスクラムは試合中に出た課題を修正しながらやっていく。 明日の試合ではまずナンバー8としてボールを持って進まないことには始まらないので、その上でしっかりゲインをしていきたいと思います。自分の出た試合では慶応にはまだ一度も勝ったことがないから絶対に勝ちたい」。秦 「(スタメンで今回のような大一番を迎えるのは初めてだが)多少緊張しているだけでそれ以外はない。積極的に声を出して自分のプレーをするだけ。プレーごとにしっかりコミュニケーションをとって、修正をする。まずは点を取られないようにして、少ないチャンスを確実にとっていきたい」。田村 「今までの相手には悪いが、自分の本来のシーズンは明日の試合から始まると思っている。それに照準を合わせてやって来たので問題はない。スキルうんぬんよりも気持ちで勝つ。明日は自分を抑えて、みんながやりやすいようにやる」。山口(真) 「今日の練習はいつもと違って緊張した雰囲気だった。慶応のアタックを想定したディフェンス、慶応のディフェンスを想定したアタックの対策はできている。相手はタックルが持ち味だけど、受けに回らず、それを跳ね返すぐらいの気持ちでプレーする。慶応BKは外がディフェンス弱いので、展開して勝負したい。自分が一番外ので、BK陣を動かしていきたい」。溝口 「明日は伝統の一戦なので、緊張している。明慶戦を観て憧れる人もいると思うし、こういう試合でプレーできることは特別なことだと思う。慶応とは夏に対戦して、向こうはまとまりがあってチームとして完成していると思った。慶応はBKにいい選手がいるけど、気持ちでディフェンスして、絶対に抜かせない。トイメンが増田なので、キープレーヤーをしっかり止めて、相手に勢いを与えないようにしたい。アタックでは、とにかくゲインしてチャンスをつくりたい」。衞藤 「今回の一戦は伝統もあるし結果を出さないといけないというプレッシャーもあるが、とにかくやるだけ。BKは駆け引きが重要になるので、ゲームの流れの中で修正をきちんとしていきたい。ロースコアになると思うが、少しずつ点を積み重ねたい」。居追 「立大戦前までチームのまとまりがなかったが、みんな慶応に勝ちたいという気持ちをしっかり持てるようになり、ここ1週間でチームがまとまってきた。明日はディフェンスがポイントになると思う。アタックは自信があるので後はいつも通りリラックスして自分たちのプレーを信じてやるだけです」。呉 「慶応は長いキックを蹴ってくるので、こっちもSOと自分でしっかりキックを蹴って負けないようにしたい。後ろからチームをしっかりとコントロールして、バックススリーなのでトライを取って勝利に貢献したい。明日は体を張って、とにかく勝つ」。READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【ラグビー部】ONE MEIJI
「日本一の集団を作る」(廣瀬雄也主将・商4=東福岡)。今年度、創部100周年を迎える明大ラグビー部。その大きな節目の年に、もう一度強い明治を体現し5年ぶりの王座を奪還すべく、掲げたスローガンは『ONE MEIJI』。選手、スタッフ、ファン全員が一つのチーム〝MEIJI〟となり日本一を目指す。本企画では廣瀬組の日本一までの軌跡を追っていく。READ MORE -
【ラグビー部】AHead
いざ、4年ぶりの王座奪還へ。昨年度の全国大学選手権では準優勝とあと一歩及ばなかった。「しっかりと頂点だけを見つめる」(石田吉平主将・文4=常翔学園)。掲げたスローガンは『AHead』。チーム一丸となり、もう一度大学日本一を取り戻す。本企画では石田組の優勝までの道のりを追っていく。READ MORE
アルバム ALBUM
部の紹介 INTRODUCTION
長きにわたって大学ラグビー界を牽引(けんいん)してきた名門。故・北島忠治監督が掲げた〝前へ〟を部訓とする。これまで〝重戦車〟と呼ばれる強力FW陣を武器に幾多の名勝負を繰り広げてきた。特に12月の第1日曜日に行われる対抗戦最終戦・早稲田戦は〝明早戦〟と呼ばれ、日本ラグビー界を代表する伝統の一戦とされる。1990年代まで12度の大学選手権優勝を果たすなど黄金期を築いた。しかし、北島監督が亡くなってからチームは低迷期を迎える。1997年シーズンを最後に日本一から遠ざかっていたが、2018年シーズンにようやく日本一を奪還。常勝軍団としての地位を取り戻した。