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開幕戦、専大に2―2で引き分ける/関東大学リーグ戦
サッカーいよいよ開幕したリーグ戦。試合前の開会式では藤田主将(法4)が選手宣誓を行い、今季の活躍を誓った。試合は昨年1部昇格を果たした専大を相手に苦戦を強いられ、2―2の引き分けに終わった。 「力が入ってしまった」(藤田主将)と、開幕戦だけに硬さが目立った本学。前半は前線で林(商4)が孤立してしまい、なかなか攻撃の形がつくれなかった。するとサイドを崩され18分、24分と立て続けにゴールを奪われ、そのまま0―2で前半を折り返した。 後半まだパスミスが目立つ本学だが、近藤(営4)を中心にまずは守備を堅め得点を狙う。すると後半18分フリーキックのこぼれ球を近藤が決め1―2。さらに25分には林がPKを決め2―2の同点に追い付いた。その後も小林(政経2)や林が果敢にシュートを打ち逆転を狙う。惜しくも得点はならなかったものの、後半の2点で追い付き勝ち点1を手にした。 ハーフタイムに「自分たちのサッカーをしよう」(藤田主将)と気持ちを切り替え、再確認できたことがこの試合のカギとなった。守備面や連携など、まだまだ課題は多いものの神川監督も藤田主将も「次につながる試合だった」と口をそろえていた。次節の相手神大は開幕戦を早大と引き分けており、油断はできない。それでも今回見つかった課題を克服し強い気持ちで戦えば、結果は付いてくる。試合後のコメント神川監督「落ち着きのないサッカーになってしまった。それでも1年生も近藤もよくやってくれた。ディフェンス面では経験も必要だし、時間は掛かる。追い付けたことで、次につながる試合だったと思う」。藤田主将「(専大には総理大臣杯で負けているので)借りを返したかった。試合は力が入ってしまい前掛かりになった。守備も攻撃も90分通して、やることをはっきりさせたい」。近藤「実際リーグが始まって試合をしてみると、思ったよりできなかった。でも初戦で追い付くサッカーができたのは良かった。(ゴールについては)もう1点決めるチャンスがあったので悔しい。次こそ勝ちたいREAD MORE -
PK戦15人の死闘を制せず惜敗/明立定期戦
サッカー毎年行われている明立定期戦。49回目となる今年は、藤田主将(法4)の力強い開会宣言で幕を開けた。試合も明治の力強いプレーで、格下の立大を圧倒するかと思われた。だが0ー0と90分では決着がつかず試合はPK戦へ。結局、15人に及ぶPK戦で根負けし、まさかの敗戦となった。 開始早々から積極的に攻撃を仕掛ける本学。FW林(商4)の高さを生かしたポストプレーを中心に、FW山田(政経2)、MF都丸(政経3)らが自らチャンスをつくっては果敢にゴールを狙っていく。だが前半で計8本のシュートを放つも、決定打を欠き0-0。残り45分での得点に期待が懸かった。 後半はしばし相手にカウンターを狙われるも、最終ラインが安定した守備を見せゴールを割らせない。そんな守備陣に応えたい攻撃陣だったが、なかなかゴールを決めることができない。結局、両校共に無得点のまま試合はPK戦へと突入した。 会場は静まり返り、両者一歩もひかない緊迫した時間が続く。GK高木(文1)が何とか止めようとするが、ほんのわずかな反応の差で決められてしまう。そしてPK戦はついに15人目に入り、キッカーはFW山田。右端を狙ったシュートは、相手に読まれゴールネットを揺らすことはできなかった。逆に立大は15人目もきっちりと決め、本学は死闘の末に悔しすぎる敗戦を喫した。 今大会で浮き彫りになった課題は決定力不足。試合後、「PK戦より、90分間で勝てなかったことが問題」と監督、選手は声を揃えて語った。しかし課題は次へのステップアップとなる。「課題を自覚してどう修正できるかが大切」(神川監督)。その言葉通り、これから本番を迎える夏の練習をどう充実させていくかが、後期リーグ戦を戦う上で明暗を分けることとなるはずだ。試合後のコメント神川監督「PKはおまけのようなもの。90分間で1点も取れなかったことが課題。リーグ戦で残留が懸かったときなど、今日みたいな相手全員が引いて守ってくることも考えられる。そのときにどう守備を崩していけるか、今後考えていかなければいけない。格下をねじ伏せられないのが今の力だから、一人一人が課題を自覚して今後、どう修正できるかが大切。リーグ戦後から力を注いできた守備は改善されてきているし、来週は休んでリフレッシュして、また次につなげていきたい」。藤田主将「今の実力はこんなもの。チャンスがあった中で決められず、90分で勝てなかったことが課題。ただディフェンスは良かった。今後、少ないチャンスで決められるようにしていきたい」。READ MORE -
4年生の活躍で白星発進/関東大学1部リーグ戦
サッカー本学は山田主将(政経4)、久保(法4)、山本(政経4)の4年生トリオが大量3得点で快勝した。READ MORE -
2ゴールで初戦突破/総理大臣杯
サッカー鹿野(文4)、久保(法4)の2得点で新潟経営大を下し2回戦進出を決めた。READ MORE -
法大に3-2で勝利し、開幕2連勝/関東大学リーグ戦
サッカー開幕戦で駒大に2-0と幸先のいいスタートを切った明大。第2節の相手は、同じく2-0で専大に勝利と調子の良さがうかがえる法大。互角の試合が予想された。試合は前半に明大が3得点と大量得点。しかし後半は法大に逆襲されて2得点奪われてしまう。なんとか3得点目を許す前に試合は終了。明大が勝利した。 試合開始直後にゴールを知らせるホイッスルは鳴った。右サイドをドリブルで駆け上がり、センタリングを上げる田中(政)主将(営4)。それに反応した久保(法3)はペナルティエリア真ん中でキーパーと接触しながら、長身を生かして頭で合わせる。ボールは法大GKの頭上をふわりと越えていき、2、3回力なくバウンドした後、静かにゴールに転がりこんでいった。「気持ちが楽になった」(田中(政)主将)というよう、硬くなってしまった前節と違い、今節は前半からいい動きを見せる明大。前半35分にも久保が今度は足でゴールを決めて今日2得点。44分には「久保が2点決めていたので点を取りたかった」(山本・政経3)と山本が久保に負けまいとゴールを奪い、前半にして3得点。楽勝ムードで前半は終わった。 幸先のいいスタート。チーム、練習中の雰囲気が良い。今節も開始1分で得点し、前半3得点と最高の試合展開。好事魔多しとはこのときに使うのだろうか。前半のいい動きが嘘のように後半は法大にボールを支配されてしまう。何度も攻撃を許し、明大の攻撃は影をひそめた。後半35分、ついに法大に得点を奪われてしまう。試合終了まで後10数分。スコアは3-1。本来なら恐れる点差、時間帯ではないが流れが悪かった。そして後半39分2点目を決められる。決して悪いプレーをしているわけではないが何かが良くない。「大量得点したときの難しさが出てしまった」(神川監督)というように、どこかにスキが生まれてしまった。こうなると俄然攻撃の勢いを増す法大。同点も時間の問題かと思われたが、前半の大量得点は大きかった。貯金が尽きる前に試合は終了。ホイッスルの音が選手たちに安堵(あんど)をもたらした。 「タフな試合だった」と田中(政)主将は厳しい表情で言ったが、「前半はいいサッカーだった」と評価した。前節の後半といい自分たちのサッカーができたときの明大は確かに強い。「前半のようなサッカーが90分できるようにする」と久保が言うように、自分たちのサッカーが1試合持続できるようになったとき明大はリーグ優勝に近づく。冷や汗が流れた今節。こういう苦しい試合で勝てたことは非常に価値がある。「次に今日みたいなゲームになったとき、しっかり対処できれば成長とみていい」(神川監督)というように、この試合で得たものは長いリーグ戦で生きてくることだろう。[海保吏]試合後のコメント神川監督「勝ててほっとした。前半は取ってから素早く回す、自分たちのサッカーができていた。ハーフタイムには次の1点がポイントになると言っていたが、相手に入れられる形になってしまった。相手が開き直っていたのと、戦い方を変えてきたのもある。(戦い方を変えてきたことに対しては)もう少しラインを下げて全体的に迎え撃ってそこから攻撃する形にすれば良かった。そこは僕とコーチがもっと指示すべきだったと反省です。中2日は不利だが、スピリットを見せたい」田中(政)主将「前半はいいサッカーだった。自信を持ってやれた。後半は自分たちのサッカーができなかった。攻撃が相手のペースになってしまった。次も勝ちにこだわりたい」久保「2点入れられたけど、勝てて良かった。前半は落ち着いてボールをまわせていたけど、後半は蹴るサッカーになったから相手に押し込まれた。ハーフタイムは0-0の気持ちでやっていこうと言っていた。前回外したから絶対入れたかった。1点目はラッキーだった。中2日だから、まずはコンディションを整えたい」山本「2失点してしまった。課題が残る。ハーフタイムにもっと点取ろうと話したが押されてしまった。勝ったから良かった。次も点を取りたい」READ MORE -
無念のグループリーグ敗退/第56回全日本大学選手権
サッカーグループリーグ最大の山場、中京大との一戦に挑んだ本学。前半に2点のリードを許した本学は後半に巻き返すもわずかに及ばず2―3。悔しい敗北を喫した。 前半、相手の素早いプレスとぬかるんだピッチに苦しめられ、なかなかリズムをつくれない。すると前半16分、ドリブルで自陣に切り込まれると石井主将(営4)が振り切られ関(法4)との1対1を決められてしまう。先制点を許してしまった本学。さらに前半37分には2点目を挙げられ0―2で前半を折り返した。 後半に入り、2点を追い掛ける本学は徐々に勢いを増す。橋本(政経3)のクロスに林(商3)が合わせたボールはわずかにゴール左にそれるも、本学の攻撃が目立ち始めた。そして後半21分、ついに本学に得点が生まれる。斎藤(法4)がペナルティーエリア内で倒されPKを得ると、これを林がきっちり右隅に決め1―2。その後、後半25分コーナーキックからヘディングを決められ再び2点差にされた本学。直後に小林(政経1)のヘディングシュートで1点を決めるも、なかなか追い付くことができない。ロスタイムは4分、応援席からは「あきらめるな、走れ」の声が飛び、ピッチでは選手が必死に1点を追う。そして終了間際に本学はエリア前、十分に得点を狙える位置でフリーキックのチャンスを得る。このチャンスに林がこん身のシュートを打つ。しかし直接ゴールを狙ったシュートは無情にもバーを叩き試合が終了した。 最後まで1点が遠かった。持てる力をふり絞ったものの、相手の勢いを止められなかった本学。試合後、選手は口々に「もっとこのメンバーでやりたかった、悔しい」と漏らしていた。しかし「今日の負けでこの1年が台無しになったわけではない」と神川監督は言う。「まだまだ目指す先がある」(神川監督)ことを確かめ、サッカー部が飛躍の1年を終えた。試合後のコメント神川監督「これがサッカーの難しさ。リーグ戦優勝後にチームのバランスをうまく持ってこられなかった。しかし今日は持てる力を全部出してくれたと思う」石井主将「これまでいろいろな人に支えられたからここまで来れた」末廣「これが自分たちの力」林「最後まで、あと1点を取ることだけ考えていた。ここで終わるとは思っていなかった」坪内(営3)「勝って1試合でも多く4年生とやりたかった。立ち上がりの失点に最後まで苦しめられた」斎藤「前半は悔いが残る。でも後半は自分たちのサッカーができたので悔いはない」増田(商3)「個人的には不完全燃焼だった。失点はすべてカウンター。どんな相手かわからないときに、試合中にどうすべきかを判断して修正していく力が足りなかったと思う」関「頑張っての結果」藤田(法3)「悔しい。1年間通してどこかで甘かった。けど本当に中身の濃い1年だった。精神的に成長できた」長友(政経3)「(今日の結果は)自分たちの力。自分が幸せな決断できたのは明大サッカー部のおかげ。この3年間がなかったら、今の自分は確実にない。本当に感謝の気持ちでいっぱい」READ MORE -
再三のピンチを凌ぎ初戦突破/総理大臣杯全日本大学トーナメント
サッカー昨年初戦敗退と苦い記憶の残るこの大会。前期リーグ戦を終え、2位と好調の本学はその勢いを維持して勝利を目指した。しかし、前半は格下の相手チームに対し明治らしいプレーができずドローで折り返す。それでも後半は本来の力を見せ、1-0で勝利した。 前半はパスの形にこだわってなかなか良い状態でシュートまでもっていくことができない。ディフェンス面でも「相手に可能性を感じさせるようなプレーをしてしまった」(田中(恵)・営2)と反省の内容。再三のピンチをGK高木(文2)のスーパーセーブやゴール前のディフェンスで守り、0-0で前半を折り返した。 ハーフタイムでの「シュートで終われ」という神川監督の指示を受け、後半はその言葉通り前半に比べてシュートに向かっていく姿勢が強く見られるようになる。相手ボールを積極的に奪いにキャプテンの山田(政経3)を中心としてピッチ全体を走り回り、決定的なシュートシーンも多くあった。そんな中、コーナーキックからのこぼれ球に田中(恵)が反応し、待望の先制点を挙げる。この日、田中(恵)は「前半で疲れて途中交代させられてもいいというくらいの気持ちで走った」と言うのも納得の運動量。その豊富な運動量でピンチのチームに貴重な1点をもたらした。その後何度か相手にパスを奪われ危ない場面が続くが、GK高木やDF松岡(政経1)の活躍もあり1点を守りきった本学が初戦を突破。昨年の屈辱を晴らした。 試合後、監督は「トーナメントなので勝てればそれでいい」とどのような形でも勝利を手にしたことを評価した。また、「内容がいいわけでは決してないが、1-0くらいが明日に向けて気持ちも引き締まるので良かったのではないか」と前向きな見解。この試合、主将でリーグ戦でもキャプテンを務めることが多かった田中(政・営4)をケガの影響で欠いたものの1、2年のみのDF陣も踏ん張り、収穫のある試合だった。試合後のコメント神川監督「田中(恵)はリーグ戦でも調子が良かったので期待していたが、それ以上の活躍だった」。山田「結果勝てて良かった。自分たちが悪い時間帯は運動量が少ないとき、そういうときに積極的に動けたと思う。リーグ戦でもトーナメントでも自分たちのやることは変わらない。ゴールへの意識を高めて、次も勝ちたい」。田中(恵)「前半からボールを持っていたけど、シュートが決まらなかった。1-0でもいいから勝とうと思った。明日も今日と同じくらい走っていきたい」。READ MORE -
4年生の期待通りの活躍でリーグ戦白星発進/関東大学1部リーグ戦
サッカー春の穏やかな天候の下、今シーズン最初の公式戦を迎えた。夏冬全国大会、リーグ戦での優勝という三冠の目標に向けた第一歩だ。試合は最強と評される4年生を中心に大量得点を奪い快勝。最高のスタートダッシュに成功した。 前半の滑り出しは両チームとも積極的にゴールを狙う展開となった。本学は山本(紘・政経4)の速い動き出しや飛び出しを起点として相手ゴールに迫る。しかし、20分前後になっても試合が大きく動く気配は感じられない。このまま無得点が続くのかと思われた23分、山田主将(政経4)のセンタリングを山本がシュートしたボールがゴール前の相手DFに惜しくもはね返される。そのこぼれ球を久保(法4)がシュートしきっちりゴールを決めた。まさに4年生のホットラインで奪った今シーズン初得点だ。その後30分にも小林(裕・政経4)のショートコーナーから鹿野(文4)があげたセンタリングに三田(政経2)がダイビングヘッド。ゴールは決まらなかったが、いい形も見られるようになった。ただ、明大はミスも多く法大が決定的なチャンスをつくることも多かった。「相手のミスに助けられた」(神川監督)というように、そのチャンスを生かしきれない法大に助けられ前半を失点0で折り返す。 そして後半開始早々、鹿野のセンタリングにフリーだった山本(紘)がぴったり頭で合わせ待望の追加点を奪った。さらに後半17分、山田主将がドリブルで中央突破しパスしたボールを山本がシュート。先制点と同様、相手GKにはじかれるがそこにつめていた山田主将が見事ゴールを決めた。大量3点を奪った明大はルーキーの梅内(政経1)、小川(営1)を投入するなど自分たちのペースで試合を進めた。最後まで4年生のホットラインが上手く機能しそのまま3-0の圧勝で初戦を白星で飾った。 圧勝した今試合だが、「3点目を取った後安心してしまった」(山本(紘))とその後は追加点を奪うことができずそれが一番大きな課題として残った。ただまだ初戦ということもあり「(開幕戦で)勝てて良かった」と皆一様に口をそろえた。「4年生が4年生らしく体を張ってくれたし決めるべき時に決めてくれた」と神川監督も満足顔。すべての得点に4年生が絡むというまさに前評判通りの展開だったといえる。横浜F・マリノスでプレーし、現在法大の監督を務める水沼貴史氏も明大について「強い。(今年は)上に行ける」と絶賛した。しかし「油断が一番怖い」と神川監督。選手も「毎試合もっと上を目指していきたい」(山田主将)と現状に満足せず次の試合を見据えている。試合後のコメント神川監督「こんなにいいスタートで良すぎて怖いくらい。DF陣が一番の収穫だった。先に失点して嫌な展開になるのを恐れていたけど。去年インカレで優勝していてそういう後の大学生が平常心でいるのはとても大変なことだけど今日はそういう点でも良かった。次(筑波大)は攻撃力のあるチームだしディフェンスをしながら我慢してチャンスを狙うしたたかなサッカーがしたい。今シーズンの目標は三冠だが、まずは前期上位で出来れば1位で折り返したい」。山田主将「開幕戦ということで、とにかく勝てて良かった。早い時間から得点できて、思ったよりは楽な展開だった、今日はたまたまいい時間に点が取れたが、リーグ戦なのでもっと取りにいくべきだった。チームとしてこれから大事になってくるのはディフェンス、失点はなかったが、攻め込まれる時間はあったので、もっと減らしていかなきゃいけない。個人的にも結果にはこだわりたい。今日は調子が良くない中、点が取れたのは良かった。まだ22試合中の1試合、これから一つ一つ勝っていきたい」。小林(裕)「勝てて良かった。攻撃陣が点を取り、守備陣が抑えた。全員が仕事をした結果だと思う。勝ち点3を取るのは難しいからしっかり準備してきた。ここで取れたのはうれしい」。久保「開幕戦で勝てて良かった。90分通して明治のサッカーができた。(個人としては)先制点取れて良かった。思い切りければ入ると思った。今年はいいプレーをすることも大事だが、点を取ることを意識したい。大学最後だし、得点王を取りたい」。山本(紘)「勝てて良かった。でも1点目も3点目も自分が決められていたらもっと良かったのでそういうのを決め切れるようにシュートの精度をあげていきたい。調子はまずまず。安定感が出てきたと監督やコーチから言われて自分たちでもそう感じていたが、3点目を取った後それが安心してしまう感じになってしまった。監督のモットーはいいディフェンスからいいオフェンスへということで、FWの僕たちがそのいいディフェンスの始まりだから責任を持ってやったつもり。次の筑波大はポゼッションサッカーをしてくるチーム。プレッシャーをかけ続けてボールをまわさせないようにする。今季の目標は3冠もだけど一つ一つ勝つこと。みんなで喜びを分かち合う瞬間を増やしたい」。高木(文3)「久しぶりの公式戦だったが、無失点に抑えられて良かった。シュートを打たせないように心がけてやった。ディフェンスがよく守ってくれて、自分がセービングしなくて良く、結果的には楽ができた。ただ、守備の部分でもっとシュートを打たせないようにできたので、それは課題。(個人的には)調子を保って、ずっと試合に出続けたい。開幕戦いい形で勝てて、次に持っていきやすい。今日は守備も攻撃もいい形だったので、これを続けていきたい」。READ MORE -
J1清水にPKまでもつれこむも惜敗/天皇杯
サッカーJ1清水エスパルスと対戦した天皇杯4回戦。オレンジ色に染まった日本平スタジアムで120分戦い抜き3-3と勝敗がつかず、PK戦の末惜しくも4-5で敗れた。 前半から本学は自分たちのつなぐサッカーで積極的に攻めに出る。相手のカウンターにも早い切り替えでピンチをしのぎ、迎えた前半35分、橋本(政経3)のスルーパスに林(商3)が反応。その林がDFを1人かわしシュートを決め、清水相手に貴重な先制点を挙げる。後半が始まると清水がJ1チームの意地を見せ、怒涛の攻撃の前に2失点。しかし後半ロスタイムに橋本のFKから増田(商3)のヘディングで見事な同点弾が決まり、延長戦へ。延長前半、またも橋本のスルーパスに反応した林が1点を決め3-2になる。だが延長後半終了間際に決められ、3-3で120分の試合が終了。PK戦へ望みをかけた。 1人目、藤田(法3)が決めるが清水も決め、1-1となる。2人目、本学の10番橋本が蹴るも狙い過ぎてバーに当たり痛恨のミス。このミスが響き4-5となり、惜しくも敗れた。 J1の清水エスパルス相手にPK戦までもつれこんだ本学。試合は敗れたものの、「自分たちのサッカーを思い切りやれた」(林)と、選手たちの顔は晴れ晴れとしていた。7日には早くもリーグ戦が控えている。首位法大との大事な一戦だ。この試合のように自分たちらしく戦い抜けば、結果は付いてくる。試合後のコメント神川監督「まずは素晴らしいピッチ、運営、関係者、そして声援を送ってくれた人たちに感謝したい。選手たちは持てる力をフルに発揮してくれた。見ていても楽しかったし、良くやってくれた。ボールに対する寄せも良く、粘り強いディフェンスを見せられたと思う。J1相手に自分たちのやろうとするサッカーが出来て、自信になった」。石井主将(営4)「押し込まれることも多かったが、いい入り方が出来た。2ストッパーで押さえてカバー出来たし、ハイボールでも競り負けなかった。気持ちでは負けないようにしたが最後の最後でプロの差を感じた」。関(法4)「悔しい、勝ちたかった。緊張はしたけれど楽しんでやった。キックの精度やハイボールの処理など自分の課題を見つけられた。PK戦までいったけれど、練習から辛いことをしてきたから大丈夫。リーグ戦の優勝に向って頑張りたい」。斎藤(法4)「楽しかった。応援が力になった。今まで積み重ねてきたことが(辛い場面で)出せたと思う。清水が強いというイメージは変わらないけれど、個人で負けてもみんなでいけば出来るんだと感じた」。根本(農4)「(試合後の)拍手がうれしかった。緊張もしたけれど、楽しもうと思っていた。守備を軸に自分たちのサッカーを徹底した」。末廣(営4)「楽しかった。個人としてはもっと攻めたかったが、チームとしては思ったより出来たと思う。J1を相手にいい試合をしたのでここで気を抜かないようにしたい。1番はリーグ戦。大学生相手でもいい試合をして始めて本当に強いはず」。近藤(営3)「やってやろう、やれるだけやろうと思っていた。レベルが高く相手FWはやっぱり速かった。その中でこれだけやれて自信になった。リーグ戦は優勝するのみ。最後は清水のサポーターの声援に泣きそうになった」。増田「相手が強いのは百も承知。個人の能力は相手の方が上でもチームワークは負けていなかった。残りのリーグ戦は全部勝って優勝したい」。橋本「緊張せず落ち着いて出来た。意外と出来たけれど結果は負け。ここがプロとの差だと思う。リーグ戦で残り4試合を全部勝つ。目の前の試合で結果を出していきたい」。藤田「勝ちたかった。悔しい。強い相手だったけど、逆にやる気が出た。1-0で勝てるとは思っていなかったから追加点を狙っていた。負けていてもきっちり集中していたし、あきらめていなかった」。林「悔しい。初体験の120分のゲームだった。延長戦は足がつりそうだった。やってみるとJとのレベルの差はあまり感じなかった。試合に入れば緊張もしなかった。個人的には100点満点だけど、チームが負けたから99点です。試合後はすがすがしくて、戦い抜けたと思う」。山本(政経1)「点が取れなくて残念です。大事なところで決め切れなかった。前半は惜しいシーンがあった。あそこで決めていれば試合も変わっていたと思う。京都戦よりもボールをつなげていたと思う」。READ MORE -
堅実な守備で初戦突破!/総理大臣杯
サッカーチームの目標である「三冠」のひとつ、総理大臣杯。「夏のインカレ」と言われるこの大会、初戦は北信越代表の新潟経営大と対戦した。立ち上がりは相手のペースに押され気味だったが、前後半1点ずつ得点し、2回戦に駒を進めた。 「初戦はいつも難しいもの」(神川監督)と初めて戦う相手に、開始早々は新潟経営大のペースで試合が進められる。そんな中でも6分、丸山(法3)からのロングボールに合わせて飛び出した星野(政経4)がトラップしてシュート。ボールは惜しくもGKの正面へ。その後も何度か裏を取るスルーパスが出るが、ゴールには結びつかない。しかし20分を過ぎたころからようやく明治らしいサッカーが見られる。23分、山田主将(政経4)からのパスでつくったチャンスはゴールとはならなかったがコーナーキックに。左サイド宮阪(文3)からのボールは逆側右サイドゴール近くにいた鹿野(文4)へ。「チャンスがあればと思っていた。ボールがきた時はとりあえず枠に入れようと無我夢中だった」(鹿野)とヘディングで押し込み先制ゴール!その後は明治のペースで試合が進められ、1-0で前半を折り返す。 前半と変わって後半は明治のボール支配が続き、積極的な攻撃を仕掛ける。7分、ロングパスから抜け出した田中(恵・営3)が1対1の状態でシュートを放つがゴールポストを直撃し、追加点とはならなかった。決定力に欠けるプレーが何度か見られ、監督からは厳しい声が飛ぶ。そんな状況が破られたのは28分、左サイドの山田主将からペナルティエリア内にいる久保(法4)へパス、相手DFの隙間を狙ってシュート。「何度かチャンスで外してきたので、そろそろやばいと思った」(久保)と待望の2点目を挙げる。得点後は互いにこれといったチャンスもなく、そのまま試合終了のホイッスル。自慢の堅い守備で危なげなく2点差を守り切り、2回戦進出を決めた。 序盤こそ本来の明治らしからぬ場面もあったが、持ち前のディフェンス力で無失点に抑えた。17本のシュートを放ちながら2得点とやや決定力に不安を残し、勝ち進んでいくためには修正が必要だ。次の相手は今季リーグ戦で苦しめられた国士大。「国士館は強い相手」(神川監督)、「強いチームなので一生懸命やる」(山田主将)の言葉通り難しい試合が予想されるが、明治が勝てない相手ではないことは確かだ。三冠の目標を達成するためにも、いつも通りの「いい守備からいい攻撃」で勝利をつかんでほしい。試合後のコメント神川監督「結果を残せたし、無失点で終われてよかった。前半の20分は予想通りの展開。ケガは三田(政経2)だけだし、スタメンは調子のよさで決めている。ただ高木がイエローをもらったので次からが心配。(相手について)情報がなかったが一人一人の能力が高く、強いチームだった。(点の取り方は)先制点をセットプレーで取れたのはよかった。(2点目の)久保のゴールはさすが、という感じ。チャンスでもっと決めていたら3、4点は取れたと思う。でも大勝するのはよくないので、このくらいがちょうどいいのかもしれない。この試合では(田中)翔太が1番いい動きをしていた。攻守にわたって活躍し、勝利に貢献してくれた。小林(裕・政経4)に代わって思った以上にボランチをうまくやってくれたし、持っているものを全部出したと思う。(次の国士舘戦に向けて)リーグ戦の時と同じようなゲーム展開にはしたくない。優勝するためにも負けるわけにはいかないし、三冠にむけて一戦一戦調子を上げていきたい」。山田主将 「トーナメントなのでとにかく結果を出したかった。最初は相手におされ気味で多少とまどいはあったが、特に問題はなかった。先制点のセットプレーはうまくやれた。大きい1点だったと思う。(2点目について)ディフェンス陣が体を張って守ってくれていたので、早くもう1点取りたかった。久保が決めてくれたので、そこからゲームが落ち着いた。(個人としては)とにかく結果がすべて。自分自身も結果を出したかったが、勝つことができたのでよかった。(次の国士館大戦は)相手は強いが、自分たちのことをやれば勝てると思うので、しっかりやりたい」。鹿野「初戦だったしトーナメントということで勝ちたかった。絶対失点しないと思っていたので0点で抑えられてよかった。最初固かったけれど1点入ってからは落ち着いたのでやっぱり先制点は大事だと思った。(フォーメーションが変わったことについて)4-3-3だったが、スタイルは変わってもやることは変わらないし戸惑いとかはなかった。逆にメンバーが変わったことで競争が生まれたしそういう意味でよかったと思う。(1点目について)それまで流れがよくなかった。コーナーには今回人数的に入れるようになって、チャンスがあればと思っていた。久保のゴールはさすが。星野が公式戦デビューで練習の時から頑張っていたし気持ち伝わってきた。その試合には絶対負けたくないと思っていた。練習頑張っていれば試合に出られるっていうことを4年が証明してくれた。(2点目について)膠着したシーンでよく決めてくれた。こういう展開(膠着した中で前半点を取って守って後半もう1点入れて守る展開)多い。そのために後ろが踏ん張って2点目を待つっていうのを去年のリーグ、インカレ通してやってきた。そういう意味でディフェンスが大事。(次戦について)リーグ戦前期では国士館に押し込まれた。でも今回はリベンジじゃないけど絶対そうならないように。疲れたなんて言っていられないし、ここで負けるわけにはいかない。八幡山にいる皆の分もがんばる。10日に皆を大阪に連れてきたい」。久保「1点目がなかなか取れなくて難しい試合だった。立ち上がりは入りが悪かったが、失点もしなかったし、コーナーのチャンスで先制できたのでよかった。後半は慣れてきてうまく相手の対応できたと思う。守備から攻撃へ、といういつも通りの明治のサッカーができた。(自身のゴールのついては)自分の仕事ができたのでよかったが、もっと決定力を上げたい。(次の国士館大戦は)リーグ戦で苦しめられたので、勝つことが大事。中1日で大変だが、しっかりコンディションを整えて戦いたい。(J2ジェフユナイテッド市原・千葉に加入が決定したが)この先サッカーを続けることができるので嬉しい。プロに行くからには大学で結果を残さなくてはいけないと思う」。田中(翔・文3)「(公式戦での)スタメンは初めてなので、期待に応えたかった。いつもベンチスタートという悔しさもあるので、ここでしっかりやりたかった。(初めてのボランチは)驚いたというよりちゃんとやろうと思ったし、せっかくチャンスを与えられたので、全力でやった。山田さんや宮阪さんなど周りに助けられたからできたのだと思う。みんなに感謝している。失点をせずに、攻撃につながるプレーを心掛けた。(今後に向けて)トーナメントなので団結してやれば勝つことができる。優勝するためにもコンディションとメンタルが大事。次の試合はさらに高めていきたい」。READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【サッカー部】志創
とどまることなく邁進し、更なる高みへ。創部100周年の節目に惜しくも冠を持ち帰ることができなかった昨季。雪辱を果たすべく掲げた今季のスローガンは〝志創〟。高い志を持って「新たな明治を創り上げる」(林幸多郎主将・法4=サガン鳥栖U―18)。5冠の輝きを知る最後の世代が王座を奪還し、黄金時代の先駆けとなる。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。READ MORE -
【サッカー部】邁新
歴史を継承し、さらなる進化へ。関東を2年連続で制し、12人をプロの舞台へ輩出した昨季。「今までの歴史に満足しない」(MF稲見哲行・文4=矢板中央)。さらなる進化への思いを胸に迎える今季のスローガンは『邁新』。「日本一走る、泥臭く明治らしいプレー」(栗田大輔監督)をコンセプトに、創部100周年の記念すべきシーズンにタイトルで華を添える。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。READ MORE
アルバム ALBUM
部の紹介 INTRODUCTION
1921年に創部された名門で、〝球際・運動量・切り替え〟の3原則を掲げている。歴代のOBは、銅メダルを獲得したメキシコ五輪のメンバー・杉山隆一氏(昭41農卒)をはじめ、豪華な顔ぶれ。長友佑都選手(平21政経卒・現ガラタサライ・スポル・クリュビュ)など、毎年多くのプロサッカー選手を輩出している。2009年には、天皇杯でJ1・モンテディオ山形を撃破。大学サッカー部で初めて、J1のチームに勝利する快挙を成し遂げた。2016年には、総理大臣杯初優勝、関東大学1部リーグ戦で最速優勝を果たし2冠を達成した。大学サッカー界初の3冠を目指し、日々練習に励んでいる。