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開幕戦を大差の白星で飾る/インディペンデンスリーグ
サッカーいつ雨が降ってもおかしくない曇り空のコンディションの下、本学のホームグラウンド、八幡山グラウンドでIリーグ開幕戦となる日大保険体育審議会サッカー部戦が行われた。トップリーグで活躍する選手は出場しないものの、期待の若手や後期リーグの救世主になりうる選手が多く出場するこのIリーグ。本学はこの注目の初戦を4-0の快勝で飾った。 前半から終始本学のペースで試合が進む。前半5分には早くも福地(法3)がチャンスを向かえシュートを放つが、惜しくもGKの正面。守備でもキャプテンマークを付けた村越(政経3)を中心に堅いディフェンスを見せ、制空権を奪いチャンスらしいチャンスを与えなかった。その後も本学自慢のパスワークや個人技で幾度となくチャンスをつくったがゴールを奪えず、もどかしい展開のまま前半を終えた。 後半は開始直後から、なかなかゴールが奪えなかった前半が嘘のようにゴールラッシュを向かえる。まず後半3分、鈴木(秀・商1)のグラウンダーのパスを受けた星野(政経2)が冷静に逆側のゴールネットを揺らし先制ゴール。それからわずか4分後の後半7分にも、代わって入った田中(翔・文1)のシュートのこぼれ球を再び星野がつめて相手を突き放した。 その後も田中(翔)、峯崎(営1)の1年生コンビを中心に攻め続け、34分には田中(翔)のスルーパスから福地がゴールを奪い、44分にも峯崎がダメ押しの4点目を決め試合終了。終始攻め続けた本学の完勝で試合を終えた。 Iリーグ開幕戦を見事な試合展開で勝利した本学。前半はゴールを奪えなかったものの、後半はそれを上手く修正してゴールラッシュを演出した。「トップチームが調子が悪いので、下から刺激を与えたかった」(村越)と言うように、Iリーグでの頑張りが後期リーグにもつながっていくことは間違いない。これからさらに暑くなり、コンディションは厳しくなる一方だが、この勝利をきっかけにして連勝の波に乗ってほしい。☆試合後のコメント☆・星野「できるだけ動き回ってディフェンスから試合を作ろうと思った。点は取れたがまだまだ満足はしていない。スタミナ面での課題もあるので、もっと走らないといけない」。READ MORE -
(2)福田健介(東京ヴェルディ)
サッカー東京ヴェルディ・福田健介選手(平19政経卒) 第2回目はプロ2年目、入団直後に開幕スターティングメンバーの座を得て、当時J2であったチームがJ1に上がる原動力となった福田健介。今シーズン初期は出場機会に恵まれなかったが、最近(6月22日現在)はナビスコカップを中心に90分フルに出場し、ヴェルディの勝利に貢献している。今の福田のサッカーに対する姿勢はサッカー部の仲間から受けた影響も大きいという。「一人一人が言葉だけではなく態度で示す」――明治大学に入学して良かったと思えることはありますか? あります。大学にはいろいろな人がいて、価値観がまったく違います。そういった人と出会い、意見を聞けたことで視野が広がりました。また、大学の授業は新鮮で楽しかったです。一番良かったと思えるのは、サッカー部に入部して同じ目標の仲間ができたことです。今も時々連絡を取り合っています。――大学時代に結果が出なかったときはどうされていましたか? 個人の場合は、試合に出たくても出られない人が腐らずチームのために動いているのに、自分が腐っていては駄目だ。彼らのためにもしっかりしなければいけないと思い、なぜ結果が出ないのかを考え、練習しました。このとき学んだ姿勢は今も生きています。チームの結果が出なかったときは何度も、ささいなことでもミーティングをしました。考えることが大切なのだと思います。――大学サッカーについてのお話をお願いします。 大学サッカーは一緒にプレーしている人間の年齢が近いので一体感があります。仲間意識が強いのは大学サッカーのいいところです。それから、4年生の役割が大きいですね。4年生がチームを上手く引っ張っていけるかが大切だと思いました。――では、プロサッカーについての印象はどうでしょうか? 入団当初はやはりプレーのレベルが全然違うと思いました。一つのミスが許されない。大学では助かっていたところもプロでは助からないです。後、J1でプレーして感動しましたね。ずっと目指していたものですから。――明治での試合で一番印象に残っている試合はどの試合ですか? 4年次の後期リーグ、3-2で勝った駒大戦です。逆転できたのはチームがまとまっていたからだと思います。本当に一体感を感じられました。そういう試合は勝てたときうれしいです。自分が得点できたからっていうのもありますけどね。※1…2006年9月20日に行われた第80回関東大学1部リーグ戦(後期)、駒大戦。OBからのエール第1回目、福田の同期である小川もこの試合が一番印象に残っていると答えた。卒業し、別々にプレーしていても考えは同じ、見事な結束力だ。この試合の記事へ――現在の目標は何ですか? とにかく試合に出る。次の目標はそれからです。――どうもありがとうございました。最後に明大サッカー部へエールをお願いします。 4年生へ、前期が終わったら時間はあっという間に過ぎてしまう。勝っても負けても悔いの残らない試合を。一人一人が言葉だけではなく態度で示せば、後輩たちはついてきてくれる。後は一生懸命プレーすれば結果は出る。◆福田健介 ふくだけんすけ 174cm・70kg 背番号2 大学時代、人としてもサッカー選手としても後輩から慕われ、プレーだけでなく日常生活でもチームを引っ張る頼れる先輩。同期で最初にプロから内定をもらうなど、スカウトマンから見ても目立った存在だった。現在は常勝ヴェルディ復活に力を注いでいる。◎こぼれ話◎ 福田はヴェルディ内でも遊び好きで親しみやすいという性格を存分に発揮している。最近はチームメートとボーリングによく行くそうだ。スコアは平均160となかなかの腕前。この間は10ゲーム以上連続でプレーしたらしい。☆次回予告☆ 第3回目は大学生にして日本A代表に選ばれたFC東京の長友佑都選手(政経4)。サッカー部在籍中は43年ぶりの関東大学リーグ優勝に貢献した。そんな長友選手からのエールにご期待ください。6月29日掲載予定。READ MORE -
悪夢再び、慶大に完封負け/総理大臣杯全日本大学トーナメント
サッカー前期リーグ戦終了後、初の公式戦を迎えた。トーナメント形式で行われるこの総理大臣杯はリーグ戦と違い一発勝負。格下の慶大との一戦ということもあり、負けられない勝負だ。しかし、本学は主力を数人欠く苦しいチーム状態。そのこともあってか、後半開始直後のミスからの失点を最後まで返すことができず、まさかの2回戦敗退に終わった。 前半、本学はわずかシュート1本に押さえ込まれた。対する慶大はゴールこそ奪えないもののシュート6本を放ち、終始ゴールを狙い続けた。本学はGK高木(文1)のファインセーブもあり、どうにか無失点に抑え前半を0-0のまま終えた。 後半1分、まさかの展開から先制点を奪われる。DFの鹿野(文2)がGKにバックヘッドでボールを戻そうとしたところを相手に狙われ失点。その時の接触で鹿野は負傷退場した。 その後本学は15分に橋本(政経4)、29分に林(商4)を投入し、反撃を試みる。橋本のフリーキックを皮切りに、小林(政経2)の無人のゴールへのシュート、代わって入った鈴木のボレーなど多くの決定的なチャンスを向かえるもゴールを奪えない。36分には橋本が左サイドを華麗に切り裂き、アウトサイドキックでクロスをあげるが、やはり決められず。その後も、全員サッカーで攻めの姿勢を貫き続ける。しかし無情にも主審の笛が鳴り響き、そのまま試合は0-1のまま終了した。 リーグ戦での課題を修正した成果を出す絶好の場だったこの一戦。先週の練習試合では内容、結果ともに良好だったため、この試合に懸かる期待は大きかった。しかし主力を欠くとはいえ、格下の慶大に喫したこの敗戦。後期に向けた立て直しは今から始まっている。「ゼロからのチーム作りをしていかなければならない」と神川監督も言うように、課題はたくさんある。しかし、それを乗り越えるための時間も能力も本学にはあるはずだ。今年も後期常勝の明治を見せてくれるに違いない。☆試合後のコメント☆・神川監督「選手たちは自分たちで考えてよくやったと思う。ケガ人が多く、経験の浅い選手が多かったのも敗因の一つ。後期の11試合に向けて、一人一人のディフェンスから始めていきたい」。・近藤(営4)「総理大臣杯で優勝する、という目標を立ててみんな臨んだが、チャンスというチャンスも作れなかった。自己満足で終わっていた」。・山本(政経2)「悔しい。2週間選手自身で練習してモチベーションを上げたが、チャンスも作れなかった。でも、自分たちのやっていることは間違いないので、それをピッチで証明したい」。READ MORE -
(1)小川佳純(名古屋グランパスエイト)
サッカー名古屋グランパスエイト・小川佳純選手(平19商卒) 第1回目はプロ2年目、今年名古屋グランパスエイトでブレイクしているサッカー選手の一人・小川佳純。今シーズンは3得点5アシスト(6月15日現在)と、チームに欠かせない選手にまで成長している。そんな小川がエースとして過ごした明治での4年間は、人として大きく変わった大切な時間だった。「後悔しないよう、1日を大切に」――まず、明大サッカー部で学んだものは何でしたか? たくさんありますが、一つ挙げるなら「自立」ですね。学生から社会人になる上で、さらには生きていく上で大学生活は「自分を確立していく4年間」だと思っています。サッカーを続けるにしても、普通に就職するにしても大切な自立心を明治では学びました。サッカーでお金を稼いでいる今は、学生とは違って1年が勝負です。そのため自己管理が大切になってきますが、その点で明治で学んだ自立心が生きていますね。――明治時代、サッカーの面で成長したところはどこですか? 体の部分ですね。自分は体は小さかったんですが、4年間でだいぶ大きくなりました。でもサッカーの面よりも人として大きく変わったと思っています。さまざまな人と出会って、多くの人に支えられてここまでくることができたと思っています。――「人として大きく変わった」ことは、現在どのように影響していますか? プロとして今自分はサッカーをさせてもらっていますが、これは試合を見に来てくれる人や、携わってくれているたくさんの人たちのおかげで、プレーできているんです。そんな人たちのために「いいプレーで恩返しがしたい」と思いながらプレーしています。周囲への感謝は忘れないようにしています。――小川選手がなかなか結果が出なかったときに支えになっていたものは何ですか? 同じ代の同期です。横のつながりは本当に強かったですね。同じサッカー部の同じ代になった仲間たちって、運命的な人たちだと思うんです。つらくなったときは同じ学年の仲間が助けてくれました。部員を、仲間を大切にしてほしいですね。仲間がつらいといは自分も助けになるようにしていました。――そんな同期の仲間たちとどのようにつらい時期を乗り越えていったのでしょうか。 自分が4年生の時の前期リーグも、あまり結果が良くなかったんです。ミーティングを何十回としましたね。仲が良い学年ではあったんですが、なあなあではなくお互い厳しくやっていけていました。誰かのミスはちゃんと指摘して、逆に良かったところもちゃんと言い合う。分かち合えていたと思います。結果的に後期リーグは無敗でインカレにも出場することができて、満足のいく4年間を過ごせました。――4年間で一番印象に残っている試合はありますか? 4年生の後期リーグでの駒大戦(※1)ですね。1部リーグに初挑戦だった3年生の時、駒大にボコボコにやられたんです。正直歯が立ちませんでした。4年の前期で引き分けて、後期に逆転勝利することができた。チームとして成長したなって感じた瞬間でした。最後に負けた試合(※2)も、印象的ですけどね。※1…2006年9月20日に行われた第80回関東大学1部リーグ戦(後期)、駒大戦。前半を1-2で終えリードされるも、後半4分に小川のゴールで同点に。さらに33分、小川の逆転弾が決まり見事勝利した。※2…2007年1月7日に行われた第55回全日本大学選手権(インカレ)の決勝トーナメント1回戦関大戦のこと。1-2で敗れたものの、「年明けまでこのメンバーでサッカーをする」という目標を達成し、充実感を胸に小川の4年間は幕を閉じた。――では、名古屋での現在の目標は何ですか? 「小川がいなきゃダメだ」と言われるような選手になることです!――ありがとうございました。最後に明大サッカー部へエールをお願いします。 特に4年生へ。今のそのメンバーでやれる試合ってのは限られてる。一試合一試合を大事に、後悔しないように戦ってほしい。優勝できる力が今のメンバーにはある。大学サッカーは気持ちが大きく左右するから、自分たちをおごらずに、一日一日を大事に。◆小川佳純 おがわよしずみ 173cm・67kg 背番号29 サッカー部時代は明治のエースとして部をけん引し、4年時には後期リーグ無敗という記録を打ち立てた。リーグのベストイレブンと4年間最多出場賞を獲得。現在は名古屋グランパスエイトでストイコビッチ監督の下、安定した結果を残している◎こぼれ話◎ 昨年12月に行われたインカレのグループリーグ最終戦。本学は破れグループリーグ突破はならなかったが、この試合に小川選手が名古屋から駆けつけていた。「オフだったんで、東京まで見に行きました」。OBになっても明治愛は変わらない!☆次回予告☆ 次回は今年見事J1に復帰した東京ヴェルディの福田健介選手(平19政経卒)。小川選手とともに、4年時には明治をリーグ3位にまで引き上げた立役者だ。「今も明治の試合結果はチェックしています」(福田)と、こちらも小川選手と変わらぬ明治愛の持ち主。そんな福田選手からのエールにご期待下さい。6月22日掲載予定。READ MORE -
格下慶大にまさかの完封負け/総理大臣杯全日本大学トーナメント
サッカー失意の前期リーグ戦最終節から2週間、立て直しを図った本学は総理大臣杯で慶大との一戦を向かえた。前半はお互いに攻め手に欠けスコアレス。後半開始直後のミスからの失点が決勝ゴールとなり、0-1で敗れた。READ MORE -
NO.21 山本紘之
サッカー負けん気を武器にひたすら走る 山本のことを尋ねると誰もが「面白い」「盛り上げ役」と答える。しかし、そんなお調子者の素顔は真面目な芯(しん)のある選手だった。 サッカーを始めたのは中学生からと、決して早い訳ではない。小学校ではソフトボールのキャッチャーとして汗を流していた。中学の時、柏レイソルユースの監督が山本の試合を見にきて気に入ったことからセレクションを受験することを勧められ、いちかばちか受けてみたところ見事合格。「今考えてみれば想像もつかないほど下手だった。場違いだと思った」と当時のことを振り返る。入団当初は周囲から認められず、ミスを強く指摘されたり周囲の選手たちに溶け込めないなど悩みもあったという山本。しかし、彼はこう考えた。「悩みを誰かに相談することも大切。だけど、まずは自らの態度やプレーで相手に認めてもらいたい」。その後徐々に試合に出場し始め周囲ともうまくいくようになったという。そんな山本にモットーを聞いたところ「言われたことはやろうと考えている。そこで壁をつくったらできるものもできるようにならない。だからといってすべてをうのみにするのではなく、まず相手の考えを聞いてそこから自分の頭で考えて取捨選択する」と答え、真面目な一面をのぞかせた。普段は1年生のムードメーカーで一発芸やモノマネとそのネタは多岐にわたる。特に劇団ひとりのモノマネは似ていると評判だ。そしてなんと言っても「試合で決めてくれるヤツ」と同期からの信頼も厚い。 前期リーグ戦第1節に初出場し、初得点を果たしたのは第8節と1年生ながら早々にリーグ戦に出場し、持ち前の運動神経を生かして相手ゴールを脅かす。そんな山本の武器は本人自慢の持ち味であるゴールへの臭覚(きゅうかく)。また、FWでありながら運動量を生かした献身的なディフェンスには監督からも定評がある。そして同じポディションの林(商3)は山本に対して「1年生にしてレギュラーで頑張っている。山本には技術とかよりも、まずはがむしゃらにプレーしてほしい」と語る。現在トップチームで活躍している裏には彼自身の日々の努力がある。今後は持ち味のゴール前での動きを生かしながら課題であるボールコントロールやポストプレーの精度などの技術面を向上させ、明大のエースFWとしての地位を築いてゆく。 サッカーを始めてから今まで運やチャンスに恵まれてきたという山本。だが、現在まで上り詰められたのは日ごろの態度や彼のサッカーに対する姿勢が努力の証しとして現れたからだ。そしてこれからも山本は日々進化し続ける。◆山本紘之 やまもとひろゆき 政経1 千葉県立柏南高出(柏レイソルユース)177cm・68kg ★FW 背番号・27☆次回予告☆第22回はケガから復帰しレギュラーに返り咲いたMF増田洋平選手(商3)。「サッカーでは大事なところでやってくれる、頼れる先輩です。それに優しいし、上手だし特にセクシーですよ(笑)」(山本)。12月中旬掲載予定。READ MORE -
法大に0―0で引き分ける/関東大学1部リーグ戦
サッカー前期リーグ戦も残すところあと2試合。前節中大を相手に0―0の引き分けに終わった本学が、法大との一戦に挑んだ。終始得点を狙ったものの決め切れず、スコアレスドローで試合を終えた。 前半、互いに攻め切れず一進一退の攻防が続く。藤田主将(法4)のクロスや、今季初スタメン丸山(法1)のフリーキックからチャンスをつくる本学。得点こそならなかったものの、安定した守備でリズムをつくり0―0で前半を折り返した。 後半に入り、徐々に本学らしさが見え始める。相手コーナーキックからボールがこぼれあわや失点という場面。藤田主将が体を張りさらに丸山の的確なクリアで難を逃れると、ここから本学の攻撃が目立ち始める。中盤でパスを受けた増田(商4)が反転して相手をかわし、ゴール前にボールを入れる。最後は杉本(商4)がシュートを打つが、惜しくもキーパーに阻まれる。さらに終了間際には丸山のコーナーキックからゴール前で混戦になり、こぼれたところを橋本(政経4)が足を延ばす。それでもわずかに及ばず、ゴール横をかすめていった。最後まで攻めた本学だが、このまま0―0で試合を終えた。 2戦連続のスコアレスドロー。しかし一時は6失点を許したディフェンス面もその課題を克服し「安定した守備がずっとできている」(神川監督)と、内容は確実に進歩している。最終節の早大戦は集中応援日でもあり、「絶対に勝ちたい」(杉本)と選手たちも気合いが入る。今必要なのは決定力。十分な準備と強い気持ちで挑めば、明治らしいサッカーでの勝利がつかめるはずだ。☆試合後のコメント☆・神川監督「セットプレーからの失点もなく、だいぶ守れるようになった。点を取ってくれる選手がいないから勝ち切れない。次節までにゴール前の練習をしていかなければいけない。集中応援日では負けたことはない。思いっ切りやるだけ」。・藤田主将「チャンスを決められなかった。だけど攻撃は持っていけるところは持っていけてるし、ディフェンスも体張ったり基本はしっかりできている。次節に向けてまた1週間いい練習して、良いコンディションでやれるようにする」。・橋本「点を入れて勝ちたかったが、決め切れなかった。後半は相手に勢いがなく思い切ってできた。内容は悪くないから、あとは結果にこだわりたい」。・杉本「ディフェンス面は”全員守備”ができていると思うし、良くなってきている。課題は攻撃。サイドを崩してもそのあとができていないので、もっとゴール前で貪欲にゴールを狙っていきたい。次節は前期最終節で集中応援日でもあるので、絶対勝ちたい」。READ MORE -
中大との一戦は0-0の引き分け/関東大学1部リーグ戦
サッカー前節、流経大に1-6と惨敗を喫した本学は、1部リーグ出場校12大学中最多の23得点という脅威の得点力を誇る中大と対戦した。 今回の試合を含め、残り3試合。優勝の可能性をつなげるために絶対に勝ちたい中大と、前年の覇者としてこれ以上負けるわけにはいかない本学の試合は序盤から激しい攻防の応酬であった。ペナルティエリア内には入らせない、入られたとしてもまともにシュートは打たせない。絶対に点を取る、取らせない、と明大、中大ともに迫力のある攻防を見せていた。前半終了間際に絶妙な位置でのフリーキックを得るが、直接ゴールを狙った丸山(法1)のシュートは壁にはじかれてしまった。両大学ともにチャンスは何度もあったが、得点は無く前半を折り返した。 激しいボールのやりとりは後半も続く。後半開始直後は中盤でのボールの取り合いが目立ち、なかなかゴールに近づくことは無かった。後半10分前後に接触で増田(商4)がピッチから離れ10人になった。中大は数の有利を生かし、ゴール付近までボールを運ぶが、本学の気迫溢れる守備の前に得点することは無かった。その後すぐに増田がピッチに戻り、試合は膠着状態が続いた。後半22分の増田のミドルシュート、後半32分の丸山のフリーキックからの攻撃など、惜しいシーンはあったが、0-0でホイッスルは鳴ってしまった。 前節6失点の惨敗から気持ちを切り替えて今日の試合に臨んだ選手たち。絶対に失点しないという気持ちが前面に押し出された試合であった。課題であった守備、一つのプレーを丁寧にやる、ということは克服できていたように見えた。「勢いに乗っている中大を0点で抑えられたのはよかった。勝てなかったが、下を向いて帰るゲームではなかった」と神川監督は選手たちの頑張りを評価した。3試合勝利から遠ざかっている本学。しかし、課題は克服できている。勝利に確実に近づいている。次節は勝利の笑顔が見られることだろう。試合後のコメント神川監督「課題だったペナルティエリア内、サイドでの守備が今回はしっかりできていた。攻撃は思い切りが欠けてしまった。今のチームの流れからすれば、今日の試合は悪くない試合だった。試合をしてみて、課題が見えたらそれを潰す。今はそうやってチームをつくっていくしかない」。藤田主将「守備に関しては、今までできていなかったことができた。惜しいシーンがありながらも得点を決めることが出来なかったのは技術不足」。近藤(営4)「0点に抑えることができたのは進歩。前節はパスをつなげることを意識しすぎるあまり、守備への意識が足りなかった。原点に戻って、しっかり守備の意識をしたことが結果につながったと思う」。READ MORE -
中大戦は0-0の引き分け/第82回関東大学1部リーグ戦
サッカー前節の惨敗から気持ちを切り替えての一戦。明大、中大ともにシュート数7と互角の戦いであった。結果も0-0の引き分けに終わった。READ MORE -
流経大にまさかの6失点/関東大学1部リーグ戦
サッカー前節、逆転負けを許した本学は、今季好調の流経大との一戦を迎えた。小雨が降るコンディションの中、果敢にゴールを狙ったが、今季最多失点を許し1-6というまさかの大敗に終わった。 前半早々本学は鈴木(智・農4)のフリーでのシュートなどで攻撃のリズムをつかむが、決定力に欠けゴールを奪うことができなかった。ゲームの主導権を握りかけながらも、前半15分に左サイドからのクロスをヘディングで合わされて失点。この失点から完全に流れを失い、ハーフタイムまでに立て続けに3ゴールを決められた。 後半に入り本学は山本(政経2)を投入し反撃を試みるが、後半11分にまたを抜かれるスルーパスからゴールを許し、また15分にはキーパーのこぼれ球を決められ6失点目。試合を決定付けられた。この後、本学は25分に増田(商4)がゴールを決めるなど、攻めの姿勢を貫いたが、これ以上点差が縮まることはなかった。 前期リーグ戦も終盤に突入したが、いまだ9位と本来の力が出せていない本学。「1つ1つのプレーに対する気持ちが弱かった」(増田)と選手も語るように、今後は技術の上達だけでなくメンタル面の強化も重要となってくる。今季好調を維持しているとはいえ、ここ数年相性が良かった流経大に喫した大敗は、今後の本学にどのような影響を与えるのか注目したい。試合後のコメント藤田主将「自分のサッカー人生で最大の失点、悪い意味で印象に残る試合だった。相手の研究と実力が上回ったことが分からされる結果となってしまった。1対1で負けないことの重要性を感じさせられた」。増田「失点シーンではマークが弱かったなどの反省もあるが、戦術以上に気持ちの問題が大きいと感じた。練習のときから一つ一つのプレーに対する気持ちや意識を高めていきたい」。※集中応援日のお知らせ※6月1日(日)に行われる前期最終節・対早大は、集中応援日となっています。無料招待試合ですので、ぜひ会場に足を運んで戦う明大イレブンを応援しましょう!日時:6月1日(日)13時50分キックオフ場所:国立科学スポーツセンター西が丘サッカー競技場(都営三田線「本蓮沼」駅から徒歩15分)詳しくは明大サッカー部のHPをご覧ください。READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【サッカー部】紫明
紫紺の志を受け継ぎ、新たな歴史を刻む。2年ぶり7度目の関東1部リーグ制覇を成し遂げ、再び関東王者へと返り咲いた昨季。一方で全国大会では思うような結果を出せず悔しさを味わった。井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府Uー18)の下、目標に大学5冠を掲げる今季のスローガンは「これまでの伝統や歴史を大切にしながら新しい明治をつくり上げる」(井上)という意味を込めた〝紫明〟。2019年以来の5冠達成に挑む物語が始まる。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。READ MORE -
【サッカー部】志創
とどまることなく邁進し、更なる高みへ。創部100周年の節目に惜しくも冠を持ち帰ることができなかった昨季。雪辱を果たすべく掲げた今季のスローガンは〝志創〟。高い志を持って「新たな明治を創り上げる」(林幸多郎主将・法4=サガン鳥栖U―18)。5冠の輝きを知る最後の世代が王座を奪還し、黄金時代の先駆けとなる。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。READ MORE
アルバム ALBUM
部の紹介 INTRODUCTION
1921年に創部された名門で、〝球際・運動量・切り替え〟の3原則を掲げている。歴代のOBは、銅メダルを獲得したメキシコ五輪のメンバー・杉山隆一氏(昭41農卒)をはじめ、豪華な顔ぶれ。長友佑都選手(平21政経卒・現ガラタサライ・スポル・クリュビュ)など、毎年多くのプロサッカー選手を輩出している。2009年には、天皇杯でJ1・モンテディオ山形を撃破。大学サッカー部で初めて、J1のチームに勝利する快挙を成し遂げた。2016年には、総理大臣杯初優勝、関東大学1部リーグ戦で最速優勝を果たし2冠を達成した。大学サッカー界初の3冠を目指し、日々練習に励んでいる。