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伝統の明法戦 0-1で惜敗/関東大学1部リーグ戦
サッカー 2022.06.12大学サッカーの聖地、味の素フィールド西が丘で開催となった第9節の相手は法大。前期最後の有観客試合ということもあって会場は試合前から熱気に包まれた。前半は攻撃サイドが目まぐるしく変わる展開となるも引き分けで後半へ。後半15、自陣近くから失点。その得点が決勝ゴールとなり試合は終了。0-1での敗戦となり、暫定首位に浮上することはかなわなかった。 U-21日本代表に選出された佐藤恵允(文3=実践学園)と林幸多郎主将(法4=サガン鳥栖U―18)の2人を欠く中、試合に臨んだ。前半は両チーム譲らぬ展開に。何度もクロス攻撃を仕掛け、法大の守備陣を幾度となく脅かすものの得点には至らず。法大の攻撃時には岡を中心とした安定した堅い守備でゴールを死守する。お互い得点がないまま前半をスコアレスで折り返した。 (写真:スタメン出場を果たした倉俣) 後半開始早々、パスを受けた熊取谷が切り込んでシュートを放つも相手キーパーが防ぐ。その後も明大のペースが続くかと思われた。しかし後半11分、福田のドリブルをカットした相手がゴールの右隅に落ち着いて流し込み失点。選手を交代し逆襲を試みるも思うようにいかず相手がボールを握る展開が続く。「いつもの迫力が出せなかったしボールのテンポも遅かった。相手の粘り強さが結果に出た」(栗田監督)。最後まで果敢にゴールに挑んだものの、決定打を生み出すことはできず。0-1と悔しい結果となった。 (写真:フル出場を果たした熊取谷) 「どうしても勝ちが欲しいゲームだったにもかかわらず負けてしまった」(福田)。明法戦にかける思いが強かっただけに悔しさをにじませた。今回敗れたことにより暫定首位はまたのお預けに。「負けを引きずらずに残り2試合いい準備をして挑みたい」(福田)。次戦の相手は昨年度のリーグ王者・流経大。昨年度とチーム事情は異なるものの決して油断できない相手である。前期リーグも残すところあと2試合。悲願の優勝を果たすために2連勝で締めくくり、後期に向けて弾みをつける。 [石田聖] 試合後のコメントはこちらREAD MORE -
田中禅大学初ゴール! 国士大に2―0で勝利 /関東大学1部リーグ戦
サッカー 2022.06.06優勝争いに向けて勝ち点を落とせない明大は国士大と対戦。再三チャンスを生み出すも決めきれずに前半を無得点で折り返す。それでも迎えた59分、後方からのロングパスを収めた木村がネットを揺らし先制点を挙げる。直後には福田が獲得したPKを田中禅が沈め、2-0で勝利。着実に勝ち点3を積み上げた。 エースの佐藤恵允(文3=実践学園)をU―21日本代表の活動で欠く明大は、前節からFWを3枚入れ替えて臨んだ。序盤は明大がボールを支配する時間が続く。25分には、今季リーグ戦初スタメンの田中禅がピッチ中央からボールを持ち運び、右サイドの藤森が決定機を迎えるも相手GKに阻まれる。その後は国士大に攻め込まれるなどして相手ゴールを脅かせず「テンポが遅かった。もっと怖いプレーをしなければならない」(栗田大輔監督)と無得点で前半を折り返した。 (写真:初ゴールを決めた田中禅と林主将のサガン鳥栖コンビ) 後半は「パススピードを速くすることを意識した」(福田)とチーム全体で前半の修正点を確認し、再び明大ペースに。そして59分にゲームが動いた。サイドからの攻撃が続く中、最終ラインから福田が前線にボールを送り込む。それを足元に収めた木村が2試合連続となるゴールで待望の先制点。相手ディフェンスの一瞬のスキを突いたゴールだった。さらに勢いに乗りたい明大は藤森のスルーに反応した福田がPA(ペナルティエリア)内で倒されPKを獲得。キッカーを任された田中禅がキーパーの逆を突き追加点を挙げる。終盤は国士大の反撃を受けるも「DF陣を中心に集中力を切らさない意識が芽生えてきた」(栗田監督)と、無失点で守り切り試合終了の笛が鳴った。(写真:アンカーとして攻守を司る松原) 主力攻撃陣欠場の不安を払拭(ふっしょく)したのが今季リーグ戦初スタメンで初ゴールと結果を残した田中禅だ。「守備をしながらゴールを狙うことに徹した」(田中禅)。試合では攻撃の起点になるだけでなく、前線からのハイプレスでもチームを支える。持ち前の得点力を武器に「スタメンで出続けてチームに貢献し序列をひっくり返したい」(田中禅)と新エース台頭へ意気込みを語った。 今節の勝利で拓大に引き分けた首位東国大と勝ち点で並んだ。前期リーグ戦は終盤に差し掛かり次節は法大と対戦。リーグ制覇に向けて「絶対に負けられない一戦。真っ向勝負して勝ちたい」(松原)と意気込んだ。全日本選手権決勝をゴールに見据えつつも「毎試合しっかりと積み上げていくことが大事」(栗田監督)と目の前の試合に全力で立ち向かう。勝利を重ねる明大は王座への道を着実に歩み進めている。 [長﨑昇太] 試合後のコメントはこちらREAD MORE -
攻撃陣が大暴れ 駒大に6ー1で完勝収める/関東大学1部リーグ戦
サッカー 2022.05.30前節から2週間ぶりの公式戦となった第7節・駒大戦。前半に林主将がPKを獲得すると自ら決め切り先制点を挙げた。後半には太田、佐藤恵のシュートが炸裂(さくれつ)し、いい流れで攻撃を繰り広げる明大。一点返されるもさらに木村、正田が得点を重ね6ー1の大勝。順調に勝ち点3を積み上げた。 昨年度、4度の敗戦を喫した相手に挑んだ今節。前半は、常に明大がペースを握っていた。何度もゴールまで迫るが「シュートの精度が足りていなかった」(佐藤恵)。途中GK上林が負傷するアクシデントもあったが、セカンドボールを確実に拾い相手に流れを渡さない。得点が動いたのは44分。インナーラップしたSBの林がゴールに向かって仕掛けるとPA(ペナルティーエリア)内で相手に倒されPKを獲得。自ら落ち着いて決め切り、前半を1点リードで折り返した。 (写真:PKを獲得した林) 後半は怒涛のゴールラッシュが続いた。まずは48分、中村の折り返しに太田が滑り込みながら合わせる。今季3点目となるゴールで追加点を奪い取った。勢いが止まらない明大は続く53分、63分に佐藤恵が連続ゴール。「イメージ通りに決めることができた」(佐藤恵)とU―21日本代表にも選出されたエースがその実力を見せつけた。しかし83分「ミスが続いてしまった」(木村)と自陣でのビルドアップ時にパスミスから失点。一気に駒大が勢いづいたが、それも束の間。89分、佐藤恵のクロスから木村のシュート、さらに91分に途中出場の正田がダメ押しのゴール。6ー1の大量得点で圧勝した。 (写真:2ゴールを挙げる活躍を見せた佐藤恵) 昨年度の悪夢を払拭し迎える次戦は国士大との対戦。課題は「今年度のサッカーを徹底する」(栗田監督)ことだ。今節、現在首位の東国大が法大に負けたことにより、東国大との勝ち点差は2に。「このまま過信せずに積み上げていきたい」(木村)。前期リーグ戦はあと4試合。優勝に向けて着実に勝ち点を積み上げ、王座を勝ち取りにいく。 [正野真由夏] 試合後のコメントはこちらREAD MORE -
5連勝ならず 終了間際に追い付かれ早大と痛恨ドロー/関東大学1部リーグ
サッカー 2022.05.165連勝を目指す第6節の相手は、いまだ勝利なしと出遅れている早大。伝統ある明早戦で勝利を飾り、さらにチームを勢いづけたい。前半は明大が攻め続けるがスコアレスに終わる。後半にPKから先制をするも終了間際に同点に追い付かれ、痛恨のドローで試合終了を迎えた。 4連勝と波に乗る明大。中村、内田、島野が今季初スタメンに名を連ねるなど、「練習試合で好調だったメンバー」(栗田大輔監督)で試合に臨んだ。試合は開始から明大が主導権を握る展開に。ロングスローやCK(コーナーキック)、サイドからのクロス攻撃で何度も決定機を演出した。17分にはCKのこぼれ球から中村がシュートを放つが惜しくもクロスバーに直撃。その後も積極的にゴールを狙ったが得点には至らず。幾度となく早大の堅い守備に阻まれ、無得点のまま前半を折り返した。 (写真:主将としてチームをまとめた福田) 後半開始とともにエースの佐藤恵をピッチに送り得点を狙う。すると65分、待望の先制点が生まれた。エリア内で熊取谷が倒されPKを獲得。自らPKを沈め1-0とリードした。その後は早大がボールを握る展開となり、我慢の時間が続く。「得点後のチームの戦い方に問題があった」(熊取谷)。太田や常盤を投入しチームの活性化を図り追加点を狙う。しかし、終了間際のアディショナルタイムに早大がCKを獲得。守備のマークを外されたところを頭でそらされ、ゴールネットを揺らされた。1点を取られた明大はエリア内でパスを受けた太田がシュートを放つも枠をとらえない。反撃もむなしく1-1で試合終了のホイッスル。勝ち切ることはできず、痛い引き分けとなった。 (写真:PKで今季初得点を挙げた熊取谷) 「今日の引き分けは、経験上リーグの最後まで響いてしまうと思う」(栗田監督)。引き分けによって1位の東国大との勝ち点が広がったものの監督、選手は次戦に気持ちを切り替える。次節の相手は順大を3-0で破り今季初勝利を挙げた駒大。「絶対負けずに勝ちにつなげたい」(内田)。一戦一戦勝ちを積み重ね、戴冠を目指す明大の戦力は十分だ。連勝は止まったものの心機一転、次節に臨む。明大の逆襲は今、始まろうとしている。 [石田聖]試合後のコメントはこちらREAD MORE -
地力の強さを見せつける 東洋大撃破で4連勝/関東大学1部リーグ
サッカー 2022.05.01連勝街道を走る明大の今節の相手は、2部からの昇格組ながら早大、駒大を破っている難敵・東洋大。前半は相手の猛攻を受けたが、FKの流れから太田がゴールを奪い流れをつかむと田中克がミドルシュートで追加点を挙げる。守備陣の奮闘もありそのまま無失点で試合を締めた。 4連勝を目指す第5節は、同じく連勝を飾り勢いに乗る東洋大との一戦。明大は副将の山田が今季初スタメンに名を連ねた。試合は序盤から東洋大がペースを握り、セットプレーから決定機をつくられる。耐える時間が続いたが、守護神・上林を中心に堅い守備を見せると28分にFKのチャンスを得る。田中克のクロスから山田が折り返し、反応した太田がゴールに押し込んだ。「相手の駆け引きなど工夫を加えてきた」(太田)。昨季は厳しいマークに苦しんだエースが一本のチャンスをモノにし、流れを引き寄せる。すると42分、佐藤恵の突破から最後は田中克が得意の左足でミドルシュートを突き刺す。決定力の差を見せつけ、2点リードで前半を折り返した。 (写真:鋭い突破からアシストを記録した佐藤恵) 「押し込まれる時間が長かった」(林主将)。得点が必要な東洋大が後半も攻勢を強める。ボールを握られても我慢し続け、高い集中力でシュートまで持ち込ませない。そして決定機は上林がスーパーセーブを見せゴールを死守する。「全体的に押し上げていきたかった」(栗田大輔監督)と、常盤や藤森などフレッシュな選手を投入し状況の打開を図った。追加点こそ奪えなかったものの、クリーンシートで試合を終え4連勝。リーグ2位をキープした。 (写真:好調を見せる福田) 「リーグ戦を戦う中で、こういう試合をしっかり勝って次につなげていけたのが良かった」(栗田監督)。難しい試合でも勝ち切ることができるのが今の明大の強みだ。次節の相手は、今季いまだ勝利が無く苦戦を強いられている早大。堅実に勝ち点3を積み上げ、首位の東国大にプレッシャーをかけたいところ。「攻守の質を高めて、もっと得点を取れるようにしたい」(林)。まだまだ発展途上なチームは伸びしろ十分。成長を続ける明大から目が離せない。 [井澤怜音]試合後のコメントはこちらREAD MORE -
岡が今季初得点! 2-0で桐蔭横浜大を下す/関東大学1部リーグ戦
サッカー 2022.04.17連勝で迎えた第4節の相手は暫定2位の桐蔭横浜大。岡の先制点で前半を折り返すと後半には相手のオウンゴールから1点を追加。堅い守備で相手をはねのけ、貴重な勝ち点3を獲得した。 序盤からペースを握った。前線からの激しいプレスで幾度となくボールを奪い、チャンスを演出。36分には田中のクロスに木村が頭で合わせる。ボールは惜しくもゴール左に反れたものの明大ペースの呼び水となった。試合が動いたのは前半アディショナルタイム。「どんな形でもゴールを取ってやろうと思っていた」(岡)。FK(フリーキック)から生じたこぼれ球を岡が押し込み先制。昨年度8月末のケガにより長期間の離脱を余儀なくされていた男が完全復活の雄たけびを上げた。(写真:精度の高いキックでチャンスを演出した田中) 後半も順調なリズムを崩さなかった。65分には桐蔭横浜大のシュートがゴールポストに直撃するなど危険なシーンもあったが「CBが安定してきているので、相手にやらせなかった」(栗田大輔監督)。統率のとれた守備で相手に攻撃のチャンスを与えず。さらに68分には林のロングスローから太田が頭で合わせると、オウンゴールを誘発し追加点を奪う。その後も終了間際まで試合を支配しホイッスル。3試合連続でクリーンシートでの勝利を挙げ、暫定2位に順位を上げた。 (写真:オウンゴールを誘発した太田) 「自分たちのサッカーができて、無失点で終えることができた」(木村)。優勝候補の一角と目されていた桐蔭横浜大との一戦は、今後の明大の流れを左右する重要な試合だった。一戦一戦を大切に戦い、大一番をくぐり抜けたことで「積み重ねて良くしていくぞというチームのサイクルが生まれている」(栗田監督)。次戦の相手は昇格組の東洋大。新型コロナウイルスの影響で今年度の初戦となった今節では、駒大を4―0で下した勢いのあるチームだ。好調の難敵を抑え4連勝を果たして好調のまま前期リーグを駆け抜けたい。 [新津颯太朗]試合後のコメントはこちらREAD MORE -
拓大相手に完封勝利 順調に勝ち点を積み上げる/関東大学1部リーグ
サッカー 2022.04.10初勝利を収めた前節の順大戦から中3日で迎えた第3節・拓大戦。前半にMF田中克の豪快なミドルシュートで先制し流れをつかむ明大。後半開始直後にもFW太田が追加点を奪取し、2―0に。相手に攻め込まれる危ないシーンもあったが、守備陣の奮闘で無失点に抑え2連勝を飾った。 「順大戦よりも良くする」(栗田大輔監督)というテーマで臨んだ今節。初勝利を収め勢いに乗りたい明大は、前節とほぼ変わらない布陣で拓大に挑んだ。前半は、チャンスを何度か作り出すもゴールまでたどり着かず。一方、拓大はカウンターからゴールを狙うもCBの岡と鷲見がしっかりと対応。しかし、徐々に拓大のシュート数が増え、流れが移るかと思われた33分。福田が中央へドリブルで持ち上がり、田中克へつなぐとそのままミドルシュート。ゴール隅に突き刺さり先制点を獲得した。その後、拓大の猛攻を食らうがGK上林のファインセーブで得点を許さない明大。1-0で前半を折り返した。 (写真:安定した守備で2試合連続のクリーンシートに貢献した岡) 後半は開始直後から手に汗握る展開に。47分、右サイドで突破を許しクロスからシュートを打たれるも上林が身体を張ってストップ。続く49分、MF熊取谷からDFラインの裏を狙ったパスに太田が反応。相手を背負いながらも左足を一閃(いっせん)し、ゴールネットを揺らした。昨季の桐横大戦以来、ゴールから遠ざかっていたが、追加点をもぎ取り、FWとしての意地を見せつけた。負けじと拓大がゴールに迫るも「相手の決定機を豪(上林)に3本くらい止めてもらった」(岡)。何度も危ない場面が見受けられたが、上林が好セーブを連発。その後、交代カードを4枚切り、攻勢を緩めなかった明大は見事2-0で白星を挙げた。 (写真:今季初得点を挙げた太田) 「順大戦を100点とすると、70~80点くらい」(栗田監督)。まだまだ細かいポジショニングや守備に磨きを掛ける必要がある。次節は、初戦で流経大に大勝し、いまだ負けなしの桐横大。「テクニカルな選手が多いが、失点0にこだわっていきたい」(岡)。今季、2年ぶりのリーグ戦優勝を狙う明大にとって勝ち続けることは必須。栄光へ近づくべく、さらに勝ち星をつかみ取っていく。 [正野真由夏] 試合後のコメントはこちらREAD MORE -
井上の先制弾守り切る 順大下し今季初勝利/関東大学1部リーグ
サッカー 2022.04.07開幕戦では東国大に完敗を喫した明大。初勝利を目指し臨んだ第2節の相手は、開幕戦に勝利し勢いに乗る順大。試合は序盤から運動量で勝る明大がペースをつかんでいく。CK(コーナーキック)から先制点を奪うと、1点を最後まで守り抜き、待望の勝ち点3を手にした。 「今シーズンを左右する一戦だと思っていた」(福田)。まさかの完敗を喫した開幕戦から中2日で迎えた第2節。スタメンを6人入れ替え、ターンオーバーを組んだ明大は豊富な運動量で序盤から試合の主導権を握る。球際の強さを見せ、ボールを保持する時間が続くが、なかなかシュートまで持ち込めない状況が続いた。それでも39分にCKのチャンスを得ると、井上のヘディングシュートがネットを揺らす。「セットプレーは常に狙っている」(井上)。リーグ戦初スタメンの井上が値千金のチーム初ゴールを挙げた。その後もアグレッシブな守備で相手にシュートを1本も打たせることなく、前半を折り返した。 (写真:リーグ戦初出場でゴールを決めた井上) 後半もボールを握り、試合を優位に進めると、サイドを崩し攻勢を強める。しかし、追加点を奪えず、次第に順大ペースへ。変化を加えながら得点を狙う順大に対し、4-4-2に切り替え、ブロックを敷きながら対応していった。終盤は相手に押し込まれる展開になったが、気迫のこもったボールキープで時間を進めていく。「まずはどういう形でも勝つことが大事」(栗田大輔監督)。虎の子の1点を全員で守り切り、うれしい今季初勝利となった。 (写真:攻守で存在感を発揮した福田) 「集中して、強度の高い守備を90分間続けられたのは大きな収穫だった」(栗田監督)。高いインテンシティで試合を支配し、クリーンシートで試合を終えた明大。3連戦の最後の試合となる次節は3日後。拓大との対戦となる。連戦を乗り越える上でカギとなるのはチーム力だ。「うまく流れに乗って戦っていきたい」(福田)。勝利した勢いそのままにチームの総合力を見せつけ、連勝を目指す。 [井澤怜音]試合後のコメントはこちらREAD MORE -
東国大相手に4失点惨敗 開幕戦を白星で飾れず/関東大学1部リーグ
サッカー 2022.04.03関東大学1部リーグ戦がついに開幕した。創部101年目を迎える明大の初陣の相手は東国大。新入生の藤森と真鍋という2人の起爆剤をスタメンに据えて臨んだが、2部から昇格を果たしたチームの勢いを止めることはできず。4失点を喫し、2年ぶりの優勝を目指す戦いの開幕戦は惨敗に終わった。 明大伝統の4―4―2を軸にしつつ、状況に応じて4―3―3に変化させる布陣で挑んだ第1節。序盤は木村のミドルシュートや佐藤恵のクロスでチャンスを演出し、ペースをつかみつつあった。しかし31分、PK(ペナルティキック)を献上し相手に得点を与えてしまったことで「試合の流れが一気に変わってしまった」(藤森)。得点を許したことで試合の主導権は東国大に。3分後にもこぼれ球から追加点を許し、2点ビハインドで前半を折り返した。 (写真:初先発ながら堂々のプレーを見せた藤森) 「3点目が入ったら苦しくなると思ったが、防ぐことができなかった」(林)。逆転に向け、少しずつ攻撃の形を作りだしていた65分、思わぬアクシデントが起きた。相手の放ったシュートがディフレクション。上林が反応するもボールはゴールへと吸い込まれ、予想外の形から決定的な3点目を食らってしまった。その後も72分に佐藤恵がカットインから強烈なミドルシュートを放つもゴールには至らず。合計5枚の交代カードを切って逆転への執念を燃やした後半だったが、東国大の勢いを打ち砕くことはできず。終了間際には上林のミスから1点を献上し、2017年以来、4年ぶりに黒星スタートとなった。 (写真:スタンドには2年ぶりに太鼓による応援が帰ってきた) 「崩されている感じはそれほど無かった」(栗田大輔監督)。今節は4失点したものの、修正点は守備ではなく攻撃にある。両チームともシュート数はともに9本だったため、今回は決定力で勝った東国大に軍配が上がった。今後勝利を積み重ねていくためには攻撃の質を高め、得点力を上げていくことが必須となる。3日後に開催される第2節の相手は順大。開幕戦を白星で飾った難敵相手に、攻撃の手数を増やし、決めるべきところで決めた先に今季初勝利が待っている。 [新津颯太朗]試合後のコメントはこちらREAD MORE -
西矢がJFL・F.C.大阪へ来期加入内定!
サッカー 2022.01.0512月28日、MF西矢健人(商4=大阪桐蔭)のF.C.大阪への来期加入内定が発表された。黄金の左足から得点に絡む攻撃的MFが高校時代を過ごした大阪でサッカー選手としてのキャリアを継続していくことを決めた。 中学生までを神戸で過ごし、高校から親元を離れ大阪桐蔭に進学した西矢。高校2年次に明大と練習試合を行った際に「プレー面、姿勢、熱量全てにおいて憧れた」。大阪桐蔭と同じく人間形成に重きを置く明大のレベルの高さに魅了され、進学を決意した。 全国津々浦々からトップレベルの選手が集結する八幡山の舞台では「俺なら大丈夫」という自信は打ち砕かれた。サッカー選手としても、人間としてもまだまだ未熟であることを思い知らされる日々だったが「もっと成長できると思い続けることができた」。伸びしろを常に見つけることができる環境に身を置くことができたことで日進月歩し、3年生次のBチームの全国大会であるインディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバルでは4試合で7得点。4年生次にはトップチームで背番号7を背負う選手へと進化し、JFLからのオファーを呼び込んだ。 「いつかJリーグで同期と戦いたい」。卒業後は社会人として働く傍ら、サッカー選手としても活躍していく。「サッカーを通じて誰かを支える太陽のような存在になりたい」。明大の4年間で培った「やり続ける姿勢」を武器に、JFLからプロの舞台へ。西矢は大阪でも〝邁進劇〟(まいしんげき)を繰り広げる。選手コメントはこちら◆西矢健人(にしや・けんと)商4、大阪桐蔭、174センチ・68キロ READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【サッカー部】志創
とどまることなく邁進し、更なる高みへ。創部100周年の節目に惜しくも冠を持ち帰ることができなかった昨季。雪辱を果たすべく掲げた今季のスローガンは〝志創〟。高い志を持って「新たな明治を創り上げる」(林幸多郎主将・法4=サガン鳥栖U―18)。5冠の輝きを知る最後の世代が王座を奪還し、黄金時代の先駆けとなる。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。READ MORE -
【サッカー部】邁新
歴史を継承し、さらなる進化へ。関東を2年連続で制し、12人をプロの舞台へ輩出した昨季。「今までの歴史に満足しない」(MF稲見哲行・文4=矢板中央)。さらなる進化への思いを胸に迎える今季のスローガンは『邁新』。「日本一走る、泥臭く明治らしいプレー」(栗田大輔監督)をコンセプトに、創部100周年の記念すべきシーズンにタイトルで華を添える。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。READ MORE
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部の紹介 INTRODUCTION
1921年に創部された名門で、〝球際・運動量・切り替え〟の3原則を掲げている。歴代のOBは、銅メダルを獲得したメキシコ五輪のメンバー・杉山隆一氏(昭41農卒)をはじめ、豪華な顔ぶれ。長友佑都選手(平21政経卒・現ガラタサライ・スポル・クリュビュ)など、毎年多くのプロサッカー選手を輩出している。2009年には、天皇杯でJ1・モンテディオ山形を撃破。大学サッカー部で初めて、J1のチームに勝利する快挙を成し遂げた。2016年には、総理大臣杯初優勝、関東大学1部リーグ戦で最速優勝を果たし2冠を達成した。大学サッカー界初の3冠を目指し、日々練習に励んでいる。