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村上がJ2・大宮アルディージャへ来季加入内定!
サッカー 2023.03.303月23日、DF村上陽介(法4=大宮アルディージャU-18)の大宮アルディージャへの来季加入内定が発表された。ユース時代を過ごした古巣への帰還が決定し、今季のプロ内定の先陣を切った。 (写真:ボールを保持する村上) 「このクラブのために戦いたい」。そんな熱い思いを持ち続け、念願かなった村上。この新たなスタートラインにたどり着くまでの道のりは決して平たんではなかった。高校1年次、クラブユースの世界に足を踏み入れた途端にレベルの差を痛感。なかなか試合に出れない日々が続いた。しかし、2年次に国民体育大会(以下、国体)に出場し全国優勝したことをきっかけにクラブでの出場機会も増加。3年次にはキャプテンを任された。 舞台を大学に移しても成長を続けた。プロ入りを目指し明大サッカー部の門をたたいたものの、まわりを見渡せばハイレベルな選手ばかり。「練習のワンプレーが勝負」と毎日を大切に過ごし、自分に足りないものを模索し続けた。また「先輩方から学べたことがすごく大きかった」と先輩の背中を必死に追いかけた結果、1年次から出場機会を獲得。しかし昨シーズン末からはケガに苦しみ、ピッチに立てない悔しさも味わった。そんな中に舞い込んできた古巣からのオファー。村上がサッカー人生で積み上げてきたことが評価され、自らの手でプロサッカー選手への切符をつかみ取った。 喜びもつかの間、リーグ戦開幕が間近に控えている。今シーズン副主将に就任し、チームをけん引する村上の目標は「明大サッカー部の絶対的な存在になって試合に出続けること」。大宮アルディージャのJ1昇格を助太刀する明大のCBが、大学最後のシーズンを全力で戦い抜く。 [尾﨑陽菜] 選手のコメントはこちら READ MORE -
上林が選出 無失点で勝利貢献/DENSO CUP SOCCER第21回日韓(韓日)定期戦
サッカー 2023.03.22全日本大学選抜と全韓国大学選抜が対戦した。日韓の代表選手たちが国を背負いしのぎを削る今大会。上林豪(商2=セレッソ大阪U―18)が全日本大学選抜として明大から唯一メンバーに選ばれた。上林はスタメンとして試合にフル出場。日本は1—0のクリーンシートで勝利をした。 韓国で開催された前回大会から6カ月経ち、今大会は日本の浦和駒場スタジアムへと戦いの舞台は移動。2月に行われた第37回デンソーカップチャレンジでの成績を評価基準に選手選考は行われ、4試合無失点の活躍で優秀選手賞を獲得した上林が明大からは唯一の全日本大学選抜へのメンバー入りを果たす。また前大会、前々大会とメンバーに選ばれた岡哲平(政経3=FC東京U―18)は選外となった。 (写真:得点後喜ぶ選手たち) 今まではホームチームが負けた経験はなく今大会も勝利が求められた中、上林は全日本大学選抜の守護神としてゴールマウスを守る。「日韓戦に出るにあたり全日本の大学を代表して出る責任と自覚を持って挑んだ。日本としての意地を示さないといけないという思いでピッチに立った」と宿敵相手に意気込み試合へ臨む。序盤こそ韓国がペースを握ったが次第に日本ペースに。試合が動いたのは53分。日本が左のCKを獲得してDFの高木践(阪南大)がヘディングで豪快に叩き込み得点を奪う。その一点を守り切って無失点で勝利をした。上林は試合中のコーチングを積極的に取ることでチームに活気をもたらした。「カウンターからの失点怖かった。自分たちボールを持っている時間が長かったので、そこの一瞬のスキを与えないようにそういう意識づけをするコーチングを意識した」。相手に攻め込まれる時間はあったものの決定的なチャンスを作らせることはなかった。 (写真:試合にフル出場した上林) 自身初の全日本大学選抜はクリーンシートでの試合終了を迎えGKにとっては理想的な展開で白星を飾った。そして2週間後の4月1日には関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)がいよいよ開幕。明大のシーズンがもうすぐ始まろうとしている。「去年まで明治が積み上げてきたものと、今年からやっている新しい取り組みを積み上げて見ている人が楽しめるようなサッカーをやっていきたい」と新シーズンへの期待をのぞかせた。個人としては「自分が全試合に出て、ベストイレブンも取りたい」と目標を掲げる。昨季はリーグ戦では優勝をしたものの、あと一歩でタイトルを逃すなどの悔しさが目立った。今大会で明大不動の守護神としてチームをけん引する覚悟を一層強めて新たなシーズンの飛躍を誓う。 [石田聖] 試合後のコメント上林――試合を振り返っていかがですか。 「シュートを打たれるようなピンチのシーンが全然なかった中でも集中して、前半に1本クロスにも出ました。そこは自分の持ち味を出せたと思います」 ――キーパーから見て今日のチームはいかがでしたか。 「CBの2人がうまくて、落ち着いていて、非常にいいビルドアップもできましたし、スムーズなゲーム運びで非常に良かったと思います」 ――代表活動全体を振り返っていかがでしたか。 「自分自身初めての全日本大学選抜で3年生中心ではありましたけれど、その中で2年の自分が入ることができて光栄に思いますし、その中でも遠慮することなく臆することなくチームの輪に入っていけたのでよかったです」 ――自身のどこが評価されてスタメンに選ばれたと思いますか。 「韓国の対策として自分の武器でもあるクロスの対応を評価されて選んでいただいたと思います」 ――この経験をどのように生かしていきたいですか。 「やはり明治の日々の活動が一番なので、自分が試合に出て今年チームとして掲げている5冠を簡単な道のりではないですけれど達成するために自分が中心に入れるようにチームに帰って頑張りたいです」READ MORE -
(番外)山田がJFL・東京武蔵野ユナイテッドFCへ来季加入が内定!
サッカー 2023.02.071月20日にDF山田梨功(営4=浜松開誠館)の東京武蔵野ユナイテッドFCへの来季加入内定が発表された。明大からJFLへの内定は2人目となる。次のステージで山田の新たな挑戦が幕を開ける。 山田が明大サッカー部の門をたたいたのは4年前の2019年、大学史上初の5冠を達成した伝説の年だ。全国から集まってきたハイレベルな選手たちと肩を並べ、激しい競争の毎日。しかしその後は新型コロナウイルス感染症の流行により、練習や大会を今までどおり行うことが難しくなっていくなど、困難に見舞われた。そんな中、4年生となった昨シーズンはチームの副将に就任。明大サッカー部のあるべき姿を、ピッチ内外問わず後輩たちに体現しようと試みてきた。 「自分が入学したときに思い描いていたような4年間ではなかったかもしれない」。昨シーズンの公式戦での出場はわずか一試合のみと、悔しい思いをすることも多かった。しかし副将という立場やDF陣の一員としてだけでなく、第一に明大サッカー部の一員として「試合に出場すること以上に大切なことを学ばせてもらった」と言う。サッカーだけでなく、人間性の部分も含めて大きく成長できた明大での4年間は、非常に濃いものとなった。 卒業後の進路は就職か、サッカーを続けるか悩むこともあったが「単純にサッカーが好きということがあったので、どんな形でもサッカーには携わっていきたいという思いがあった」。大学サッカーからJFLに舞台を変え、チームのJFLリーグ優勝とJリーグ昇格に向けて、山田の新たな挑戦が始まる。明大で得た全てを糧に「結果にこだわって頑張っていきたい」。開幕戦からスタメン出場の目標を掲げ、次なるステージでの飛躍を誓う。 [尾﨑陽菜] 選手のコメントはこちらREAD MORE -
赤井がJFL・Criacao新宿へ来季加入内定!
サッカー 2023.01.012021年12月26日、FW赤井裕貴(政経4=帝京)のJFL・Criacao新宿への来季加入内定が発表された。197センチの体躯を誇る規格外ストライカーが、キャリア継続の切符をつかみ取った。 中学時代をFC東京の下部組織で過ごした赤井。しかし、ユース昇格は叶わず、高校は都内の名門・帝京高へと進学した。高校3年次には主将としてシーズンに臨むも、全日本高校選手権の東京都予選を前にケガで離脱。大会中に復帰を果たすも、不完全なコンディションではチームを勝利に導けず。決勝で駒大高の前に涙をのみ、多くの挫折を乗り越えて明大へと進学した。 大学では1年次の関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)後期立正大戦、途中出場でトップチームデビューを飾り、ゴールを挙げる鮮烈デビューを果たす。その規格外の体躯は相手にとって大きな脅威となったが、体重は80キロ前後。相手DFに当たり負けすることも多く、まだまだ〝未完の大器〟だった。そこで同じ八幡山に居を構える明大ラグビー部の練習に参加するなどフィジカルを強化。2、3年次はセカンドチームで実績を残し、〝秘密兵器〟としてシーズン最後の全国大会で起用された。 迎えた大学最後のシーズン、前線のターゲットとしてトップチームでの活躍が期待されたが、ケガが相次ぎコンディションが上がらず。トップチームでの公式戦出場は2試合のみと、不本意なシーズンとなってしまった。それでも シーズン中のCeiacao新宿との練習試合でインパクトを残すと、4年間で培った「人間性の部分」が評価され入団が内定した。 J3の1つ下のカテゴリーに当たるJFLの舞台からの再出発に「日本サッカー界を引っ張って行けるような選手になりたい」と意気込みを語った赤井。2026年に「世界一」を目指すCriacao新宿のJFL優勝、J3昇格に向け大きな戦力となるだろう。「この4年間で学んだことを全てぶつけていきたい」。深い根を張らせた明大での4年間を養分に、〝未完の大器〟はJFLの舞台で大輪の花を咲かせる。 [土屋秋喜] 選手のコメントはこちら READ MORE -
松原がJ3・いわてグルージャ盛岡へ来季加入内定!
サッカー 2022.12.3112月21日、明大サッカー部がMF松原亘紀(文4=大津)のJ3・いわてグルージャ盛岡への来季加入内定を発表。中盤で明大を支えたレフティーがプロへの切符をつかみ取り、これで来年度は明大から新たに6人のJリーガーが誕生することになった。(写真:ボールを保持する松原) プロ選手になることを夢見ていた松原。高校時代は熊本県の強豪・大津で3年間を過ごし、3年次には全国高校サッカー選手権の舞台も経験した。その後は地元を離れ明大に進学。全国屈指の実力者が集う八幡山の地で、学年を問わない競争の毎日が始まった。 1、2年次は高く立ちはだかった大学サッカーの壁に苦しんだ。特に2019年度は明大が大学史上初の5冠を達成し、Jリーグに12人もの選手を輩出した年。トップチームへの登録も果たせない期間が続いた。3年次では後期リーグ戦が開幕した秋以降、徐々に出場機会が増加。第16節の筑波大戦でリーグ戦初スタメンを果たした。 最終学年として挑んだ今年度はリーグ戦の第6節以降、ボランチの一角としてスタメンに定着。持ち前の展開能力や戦術理解度、気迫のこもったプレーを武器に監督の信頼を獲得。夏にはケガにより離脱を強いられたものの、復帰後は定位置を堅持しシーズン終了まで明大の心臓として戦い抜いた。 就職活動を経験し一般企業への就職も考えた松原。「まだサッカーを続けられるという喜びをかみしめている」とつかみ取ったプロ契約への気持ちを表現した。さらに「高卒と違い即戦力として求められていると思う。まずは始動からの競争の中でしっかり生き残り、開幕スタメンを狙って頑張っていきたい」と大卒プロ選手としての覚悟をのぞかせた。今年度の明大サッカーを支えたレフティーが、盛岡の地でクラブとともにさらなる飛躍を遂げる。 [長﨑昇太]READ MORE -
全国制覇を目の前に敗北 準優勝に終わる/全日本大学新人戦
サッカー 2022.12.25 決勝戦の対戦相手は筑波大。関東大学新人戦の決勝で勝利した相手との再戦だ。試合は序盤から流れを相手に握られ、思うように攻撃ができない。前半に2失点、後半に1失点と常に相手を追いかける展開となった。後半には馬場が得点するも、その後の巻き返しはかなわず1―3で敗北した。 「自分たちが明治を日本一に」(上林)。インカレを悔しい結果で終えたチームを背負い、強い思いで試合に臨んだ。しかし序盤から攻撃の糸口をつかめない。試合が動いたのは9分、カウンターから一気に攻め込まれた。一度はセーブしたもののGKからこぼれた球を押し込まれ、先制点を奪われてしまう。取り返したい明大であったが、パスがつながらず攻撃の形がうまく作れない。すると22分、立て続けに相手の右サイドから崩され、対応が間に合わずまたもや失点。前半途中に流れを変えるべく、左SBに三品を起用。しかしそれでも「前半のうちにゲーム展開を変えられなかった」(三品)。終始相手ペースで試合は進み、0―2で前半を折り返した。 (写真:3、4年生も応援に駆けつけた) 後半は開始早々47分に、相手のセットプレーから失点。0―3と大きく突き放されたが、後半から出場した中村や藤森が攻撃の起点となりチームを勢いづかせる。そして69分に中村のクロスからフリーの馬場が冷静に流し込み、待望の得点。その後はチャンスこそ増えたが、どれもものにできないまま追加点は得られず。1―3で敗戦となり、優勝には一歩届かなかった。 (写真:中盤で存在感を放った松尾) 全日本大学選手権は2回戦敗退、今大会は準優勝と、明治らしからぬ結果で今季を締めくくることとなった。しかし下を向いてばかりはいられない。「強い明治をもう一度つくり上げていきたい」(上林)。今季の経験を糧に、来季はさらなる活躍を見せてくれるだろう。 [尾﨑陽菜] 試合後のコメントはこちらREAD MORE -
今季は6人がJリーグへ! プロの舞台での飛躍を誓う/Jリーグ加入内定選手合同記者会見
サッカー 2022.12.2412月22日、明大駿河台キャンパスグローバルフロントにて、Jリーグ加入内定選手合同記者会見が行われた。来季Jリーグのチームへと入団することが決まっている6人と栗田大輔監督、越川芳明部長が出席し、プロの舞台での飛躍を誓った。 現段階で選手14人のうち6人がプロの舞台へと進むこととなっているこの世代。1年次には大学史上初の5冠獲得を目の当たりにし、〝最強明治〟の基準の高さを知った。2、3年次には激しいポジション争いの中でトップチームでの出場機会をつかんだ選手は少なく、今年度のチーム始動時には優勝候補として挙げられることは少なかった。それでも「5冠を知る最後の世代として、後輩たちに優勝を見せてあげたい」(林)と奮起。下級生からも意見が飛び交う、全員が主体性を持った新たな〝最強明治〟をつくり上げ、2年ぶりの関東大学1部リーグ戦制覇を果たした。チーム始動時からの目標だった、元日に国立競技場で行われる全日本大学選手権決勝への進出は叶わなかったが「本人たちにとっても誇りだし、本当に良くやったと思う。心から選手のみんなに感謝している」と栗田監督もねぎらった。 Jリーグ入りはゴールではない。「4年間培った自分を出し切って、Jリーグの舞台で活躍できるよう頑張りたい」(木村)。特に木村と林、遠藤は〝横浜ダービー〟で顔を合わせるライバル同士となる。4年間苦楽を共にしてきた仲間たちも、プロの舞台では敵同士。お互いの活躍を刺激に、さらに高め合い1日でも長くJリーグの舞台で活躍することを期待したい。 [土屋秋喜] 以下、監督と選手コメント栗田大輔監督林幸多郎(横浜FC加入内定)遠藤雅己(横浜FC加入内定)木村卓斗(横浜F・マリノス加入内定)福田心之助(京都サンガFC加入内定)櫻井風我(ツエ―ゲン金沢加入内定)松原亘紀(いわてグルージャ盛岡加入内定)READ MORE -
関大と再び相まみえる 2ゴールで勝利/全日本大学新人戦
サッカー 2022.12.24全日本大学新人戦(以下、新人戦)の予選を1位で通過した明大。予選リーグでも戦った関大が準決勝の対戦相手だった。前半はCK(コーナーキック)から鷲見が先制。リードして迎えた後半では松尾が得点を決めて2―0で関大を下した。 「関東で代表権を持って 全国大会に出ることに責任を持たないといけない」。(栗田大輔監督)。前回の試合を2―3で高松大に敗れてから中1日で迎える今試合。指揮官は三品を左SBで起用。展開は終始明大がペースをつかんだ。序盤から藤森のロングスローや上林のロングキックを多用して積極的にゴールを脅かす。再三の攻撃が実を結び、41分に三品のCKから鷲見が合わせて先制点を挙げ、1-0で前半を折り返した。(写真:2得点目を挙げた松尾) 後半も主導権を握ったのは明大。右サイドハーフの藤森を中心にサイドを制圧し攻勢を強める。すると58分、カウンターから藤森が起点を作ると、右サイドで受けた島野のクロスにニアサイドで松尾が合わせ追加点。「その1本に懸けて集中力を高くうまくボールに合わせられた」(松尾)。その後も主導権を握り続け、2―0でホイッスル。グループリーグ最終戦からの修正を見せ、決勝進出を果たした。(写真:スタメン出場を果たした島野) 決勝の相手は関東第2代表の筑波大。関東大学リーグ新人戦決勝で戦った相手だ。「3度目の対決で決勝戦なので明日はいいゲームをしたい」(栗田監督)。今年度で6回目を数える新人戦で明大は優勝に届いていない。初の戴冠を目指して紫紺のイレブンは全国制覇を目指す。 [石田聖] 試合後のコメント栗田監督――今日はどのような気持ちで試合に望みましたか。 「明大は関大と定期戦をやっていて11月にも明関戦をやったばかりで、この1カ月でトップチームも合わせて3度目の対戦なので非常に楽しみでした」――ハーフタイムには選手にどのような声掛けをしましたか。 「徹底的にドリブルをしてセカンドボールに対して切り替わった瞬間に相手との距離を近くして少しでも攻撃を遅らせようとしました」――次戦の意気込みを教えてください。 「予選と同じく関東で1勝1敗なので、 3度目の対決で、決勝戦なので疲労はみんな同じなので回復と準備をして、明日いいゲームをやりたいです」 松尾――今日のポジションはどこですか。 「フォワードのもう1個下の位置のトップ下の位置で出ました」――自身の得点を振り返ってください。 「まず、カウンターになった時に、藤森と島野が2人で作ってくれて、島野が顔上げた瞬間にニアに飛び込む準備をしていて、そこにいいボールが来たので足を出したらうまく当たってくれました」――次戦の意気込みを教えて下さい。 「筑波大とは3戦目で、新人戦でも 1回目は負けていて、2回目は自分たち勝っていて1勝1敗なので、3回目は自分たち勝ち、しっかり優勝を決めて、全国のチャンピオンになりたいです」上林――強風の試合はどのように戦いますか。 「風上の時はボールを持って背後を狙いつつ勢いのある攻撃をして、風下の時はボールを下で、ゴロでつないでいます」――ゲームキャプテンとして意識していたことはありますか。 「1、2年の主体性を栗田さんから言われていた中でキャプテンとしてチームをまとめつつ、明治としての人間性が1、2年生は足りてないので嫌われ役になりながら厳しくチームをまとめています」READ MORE -
高松大に2―3で敗戦 グループリーグは首位で通過/全日本大学新人戦
サッカー 2022.12.22連勝で迎えたグループリーグ最終戦の相手は高松大。試合は10分、17分と立て続けに失点し、エンドが変わった50分にも相手に得点を許した。84分に島野が1点を返し、90分に鷲見がPKを沈めるも2―3で試合終了。グループリーグは突破したものの課題の残る敗戦となった。 「高松大の方が勝つという気持ちが大きかった」(常盤)。最初にゴールネットを揺らしたのは高松大だった。10分、ロングスローを投げられると混戦した状況の中、相手にフリーでのシュートを許し失点。「相手がロングスローを投げてくるという情報があり、対策をとっていた中で自分たちのスキが出た」(高橋楓)と苦いスタートを強いられた。さらに17分には、敵陣からのロングフィードを対応し切れず、最後はPA(ペナルティーエリア)外から豪快なシュートを浴びて失点。その後は、サイドからの崩しが効果を生み出したがフィニッシュまでつながらない。明大はシュートを1本も打てずに前半を折り返した。 (写真:ゲームキャプテンを務めた常盤) 後半も立ち上げりに苦戦した。「多少リスクを背負ってでも前に人数をかける」(常盤)と修正を図るも50分、相手のロングフィードに対応できず、クリアミスを無人のゴールに決められ失点。その後84分に島野が3戦連続となるゴールを決め、90分には中村が獲得したPKを鷲見が沈めるも力は及ばず試合終了。最終スコアは2―3としたものの、それ以上に課題が浮き彫りになる内容の試合となった。 (写真:3戦連発でチームをけん引する島野) 試合後、栗田大輔監督は「単純に今日出た選手の評価が落ちた」と今回の試合内容に対して不満をあらわにした。それでも、3日間で3試合を戦ったグループリーグを首位で通過した明大。早くも23日に関大との準決勝を迎える。短期決戦であるが故に「自分たちでどのようにそれを跳ね返してくるのか、そういうところを見たい」(栗田監督)と選手らの再起を促した。関東大学リーグ戦では連敗を許さなかったことから、今年度の明大の強みでもある修正力に次戦は注目したい。 [長﨑昇太] 試合後のコメント常盤――ハーフタイムでの修正はありましたか。 「点を取りに行くしかなかったので、多少リスクを背負ってでも前に人数をかけました。比較的にサイドからのクロスが多かったので、中に入る人数を増やすということが修正点でした。ただ、修正点以上に一人一人の戦う気持ちや、勝ちたいという気持ちが足りなかったと思います」 ――同ポジションの島野が活躍していますがどう感じていますか。 「単純に自分の力不足です。ほとんどトップチームでも出られていないですし、新人戦でも絶対的な選手ではないです。この試合を経て立ち位置が変わっていくと思うので、もっと自分というものを出していかないと生き残れないと思います」 高橋楓――試合を振り返っていかがですか。 「率直に悔しいということが第一です。自分は今大会、初めてスタートから出させていただいて、結果を出さなければいけないという部分で、無失点で抑えることや、ゴールを守ってチームを勝利に導くために必要なことはもっとあったと思います。そこを守り切れずに失点してしまい、負けてしまったことが率直に悔しいです」 ――次戦に向けて意気込みをお聞かせください。 「優勝するつもりでここに明治は来ているので、自分が出た試合は必ず勝ち、無失点で抑えます。インカレでトップチームが全国優勝できなかったことを、この1、2年生のメンバーで優勝して帰りたいなと思います」READ MORE -
田部が1G1A 3-1で札幌大撃破/全日本大学新人戦
サッカー 2022.12.213日間で3試合を戦うグループリーグ2戦目の相手は札幌大。試合開始早々に田部が先制点を奪うと、後半に松尾が追加点を挙げる。直後に1点を返されたものの試合終盤に島野が3点目を決めホイッスル。3-1で勝利し、勝ち点を6に伸ばした。 1戦目からスタメン10人を入れ替えて臨んだ今試合。「立ち上がりがみんな意思統一されていて、とても気持ちがこもっていた」(栗田大輔監督)。ゲームが動いたのは開始早々、6分。右サイドでボールを持った松尾が相手DF3人の間を通り抜けるパスを出すと、ファーサイドで待ち受けていた田部がゴール右隅に流し込み先制。「右サイドからいい形でボールが流れてきた。松尾はいつも(自分のポジションを)すごく見てくれるし、いいパスが来ると信じていた」(田部)。序盤につかんだペースをそのまま揺るがすことなく1-0で前半を折り返した。(写真:1G1Aを果たした田部) 後半も松尾と田部が躍動した。56分に伊達のロングボールを逆サイドで田部が受け取ると、ラストパスをもらった松尾がGKとの1対1を制し追加点。「田部に入った時点で自分も前のスペースが空いていた。ボールが来て、あとは決めるだけだった。」(松尾)。直後にカウンターから1点を献上するも、80分には島野がCKからヘディングを決めてダメ押しの3点目。連勝を果たし、グループリーグ突破に王手を掛けた。(写真:2点目を奪う松尾) 1年生中心の布陣で挑んだ今試合。「いつも出ていない選手がチャンスをもらった中で、どうやって自分たちを表現していくかが重要」(田部)。今試合では1G1Aを挙げた田部やゴールを奪った松尾、島野など1年生の存在感を存分に見せつけた。グループリーグ最終戦となる3戦目の相手は高松大。勢いのままに3連勝を果たし、決勝トーナメントへ弾みをつける。 [新津颯太朗] 試合後のコメント栗田監督――左サイドへのサイドチェンジが印象的でしたが、いかがですか。「右で相手DFの背後をとりながら三品や松尾からの展開で田部や大野のところに入れるというところ、あそこはよく見えていたしつながっていたのでよく頑張っていたかなと思います。田部の先制点もその流れから入った得点で、あそこで決めてくれたので良い試合運びができて、流れとしても良くなったからあの時間帯で点を取れたのはすごく大きかったですね」 ――後半の松尾の得点についてはいかがですか。「あの瞬間も田部が内側に入ってきて伊達からの対角のボールに対して早くポジション取りをしたことによって生まれた得点だと思っています。結果的には松尾が抜け出して得点を取っていますが、ポジション取りが先にできたことが良かったかなと思います」 ――後半は相手のカウンターが増えましたが、いかがですか。「相手が負けている状態なので、『縦に背後に』ということで選手も変えてきて、そこは縦に速いサッカーをやってきたことに対して、1失点はしましたがDFもしっかり対応していたので良かったと思います」 松尾――試合を振り返っていかがですか。 「昨日の関大戦は2-0で勝ち、今日は昨日出ていないメンバー中心でやっていましたが、栗田監督から『昨日出ていないメンバーがどれだけ野心を持ってできるか』と言われた中で、こうして3-1で勝てたのはいいことだと思います」 ――1点目では田部のゴールの起点になりましたがいかがですか。 「試合前にTゾーンに走っていこうとは自分の中で思っていたので、その中で吉倉さんからいいボールが来て、左サイドの田部が空いていたのでボールを出して田部がしっかり決めてくれました。相手が片方のサイドに密集していたので、逆サイドを見ておけばチャンスが多くなると思い、左サイドはよく見ていました」 ――次戦への意気込みをお願いします。 「この大会を通してチーム内での自分の立ち位置を変えようと思っているので、その中で得点やアシストにこだわってやっていきたいと思います」 田部――ご自身の得点を振り返っていかがですか。 「右サイドから良い形でボールが流れてきて、相手のDFと1対1だったので、そこは試合前から『積極的に行け」と言われていましたし、自分自身も得点という形でアピールしたかったので結果的にゴールにつながって良かったと思います」 ――後半は相手のカウンターが増えましたが、いかがですか。 「チームとして前から強烈な守備というのをテーマにしていて、それが後半落ちてしまうということが1試合目も2試合目もありましたし、そういう部分はこのチームの今の課題かなと思っているので、後半の時間にも強烈な守備、アグレッシブな守備をやっていけるようにしなければいけないと思います」 ――1G1Aの活躍でトップチーム昇格に向けてアピールができたと思いますが、いかがですか。 「今年1年間ずっとセカンドチームでやっていて、明治は全員がトップチームを目指している組織なので、自分も常にトップチームで試合に出ることを目指しています。まだまだ足りない部分は多いですが、1年間積み上げてきたものを今年度最後のこの大会で出して、来年以降しっかりトップチームに上がっていければと思っています」READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【サッカー部】紫明
紫紺の志を受け継ぎ、新たな歴史を刻む。2年ぶり7度目の関東1部リーグ制覇を成し遂げ、再び関東王者へと返り咲いた昨季。一方で全国大会では思うような結果を出せず悔しさを味わった。井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府Uー18)の下、目標に大学5冠を掲げる今季のスローガンは「これまでの伝統や歴史を大切にしながら新しい明治をつくり上げる」(井上)という意味を込めた〝紫明〟。2019年以来の5冠達成に挑む物語が始まる。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。READ MORE -
【サッカー部】志創
とどまることなく邁進し、更なる高みへ。創部100周年の節目に惜しくも冠を持ち帰ることができなかった昨季。雪辱を果たすべく掲げた今季のスローガンは〝志創〟。高い志を持って「新たな明治を創り上げる」(林幸多郎主将・法4=サガン鳥栖U―18)。5冠の輝きを知る最後の世代が王座を奪還し、黄金時代の先駆けとなる。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。READ MORE
アルバム ALBUM
部の紹介 INTRODUCTION
1921年に創部された名門で、〝球際・運動量・切り替え〟の3原則を掲げている。歴代のOBは、銅メダルを獲得したメキシコ五輪のメンバー・杉山隆一氏(昭41農卒)をはじめ、豪華な顔ぶれ。長友佑都選手(平21政経卒・現ガラタサライ・スポル・クリュビュ)など、毎年多くのプロサッカー選手を輩出している。2009年には、天皇杯でJ1・モンテディオ山形を撃破。大学サッカー部で初めて、J1のチームに勝利する快挙を成し遂げた。2016年には、総理大臣杯初優勝、関東大学1部リーグ戦で最速優勝を果たし2冠を達成した。大学サッカー界初の3冠を目指し、日々練習に励んでいる。