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東海大にP K戦の末敗戦 日本一への夢が散る/#atarimaeni CUP
サッカー 2021.01.10雪辱を果たすことはできなかった。2回戦の相手は東海大。アミノバイタルカップでは予想外の敗北を喫した相手だ。試合は28分、小柏のゴールで先制。しかし、試合終了間際に同点とされると、延長戦でも互いにゴールは生まれずP K戦へ。結果は2ー4で東海大に軍配。リベンジは果たせず、無念の敗退となった。 あっけない幕切れだった。ロングボールを多用し縦に速いサッカーを仕掛ける相手に対し指揮官は3バックを採用。前線にも「調子の良い」(栗田大輔監督)藤原、赤井を起用し、フレッシュな陣容で臨んだ今試合。序盤からゴールへ攻め込む展開が続くと、28分、持井のシュートのこぼれ球を小柏がゴール右隅へと沈め幸先よく先制。しかし「受けて立ってしまった」(栗田監督)。次第に東海大にペースを握られると83分、相手F Kの折り返しを押し込まれ同点に。その後は一進一退の攻防が続いたが互いにゴールは破れずP K戦へ。明大は1人目のキッカー、住永が枠外へと外すと、3人目の蓮川も相手G Kのスーパーセーブに遭い2人が失敗。対する東海大は4人全員がきっちりと決め勝負あり。P K戦の末に敗れ、日本一への夢ははかなくも2回戦で散った。 〝繋翔〟をスローガンに掲げ、昨季超えを目標としてきた今季の明大イレブン。プロ内定者12人をそろえ、「強い個が合わさって爆発的な力を生むチーム」(須貝)を目指してきた。しかし、トーナメントでは結果を残せず。「うまくいかない時に修正できない」(須貝)。強力な個をそろえたが、臨機応変に個を組み合わせ最大化させるチーム力が不足。「ムラのあるチームだった」(栗田監督)。徹底性を欠き、一発勝負では弱さを見せてしまった。 それでも今季は歴史に残る1年となった。「リーグ戦を獲るというのが今季の目標だった」(栗田監督)。昨季5冠のプレッシャーやコロナ禍による練習不足。様々な障壁を乗り越えて獲得した2年連続の関東王者のタイトル。創部以来初のリーグ戦連覇を達成した世代として歴史に名を刻むはずだ。悔しさは後輩たちが晴らす。1回戦で2ゴールを挙げた藤原をはじめ、逸材たちがひしめき合う来季。「明治としてあるべき姿は言ってきた。土台は変わらない。もっと結果を出せる明治にこだわってほしい」(須貝)。日本一奪還の挑戦者として新たなステップへ。紫紺の勇者たちの新たな航海が幕を開ける。 [土屋秋喜] 試合後コメント栗田監督――今大会を終えての感想をお願いします 「しょうがない、それが一言目です。勝負は勝つか負けるで、うちのサッカーができずに受けて立ってしまったかなという印象です。それでも選手たちは最後までよく頑張ってくれたと思います」 ――今年のチームはどういうチームでしたか 「非常にムラのあるチームだったと思います。うちはプロ養成所ではないとは何度も言ってて、プロを何人輩出したかは気にしてなくて、それよりも毎日一生懸命明治らしくっていうのが目標だったので、そこはまだまだだったかなと思います」 須貝――プロでの抱負をお願いします 「特に人間性の部分は4年間栗田監督に言われて、そこはプロでも絶対に大事になってくると思います。プレー面では結果にこだわって、チームの勝利に貢献できる選手になりたいです」 ――栗田監督への思いを聞かせてください 「本当に熱い監督で、常に自分に全力でぶつかってくれて、選手のことを本当に思ってくれている監督でした。勝ちへのこだわりとか、主将が一番厳しくなければいけない部分に対して厳しく言ってくれて、感謝でいっぱいです」 小柏――今日の試合を振り返っていかがですか 「今大会は一戦一戦勝っていくしかなくて、ベンチやセカンドチームのメンバーの思いも背負って試合をしていただけに申し訳ないと思いますし、残念です」 ――明大での4年間を振り返っていかがですか 「人生で1番濃い4年間でした。素晴らしい仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら学んで、成長できたこの4年間はJリーグに行っても、その後社会人として生きていく上でも絶対に生きてくると誇りを持って言えます」 READ MORE -
藤原2発! 福山大との激戦を制し2回戦へ駒を進める/#atarimaeni CUP
サッカー 2021.01.07ついに幕を開けた#atarimaeni CUP。初戦は中国大学リーグ覇者の福山大との一戦。試合開始早々にオウンゴールで先制点を献上するも、藤原の2ゴール、佐藤凌のゴールで逆転。延長までもつれこんだ熱戦を制し、2回戦へ駒を進めた。 まさかの幕開けだった。前半10分、相手CKを早川が弾くも、ボールは味方に当たり無情にもゴールへ。リードを許し前半を終えた。「まさかこのまま」そんな空気を一変させたのは、ハーフタイムから投入された藤原だった。後半4分、P A外で持井からのパスを受けると右足を一閃。「振っていこうと思ってた」と振り返る絶妙なミドルシュートをゴール左隅へと沈めた。その後も福山大ゴールへ攻め込み、再三決定機を作るも得点には至らず。1−1で90分の戦いを終えた。 迎えた延長戦。待望の瞬間はすぐに訪れた。前半7分、P A左からの力安のシュートは相手G Kに阻まれるも「決めるだけだった」。佐藤凌がこぼれ球を頭で押し込み勝ち越し。直後に藤原がこの日2点目となる FKを沈め勝負あり。3−1で120分に及ぶ熱戦を制した。 次戦の相手は鹿屋体大を倒し二回戦へと進出した東海大。アミノバイタルカップ初戦では予想外の敗北を喫した相手だ。「同じ相手に2回やられる訳にはいかない」(栗田監督)。リベンジの思いは強い。課題だった1回戦を突破し勢いは十分。悪夢を晴らし優勝へと突き進む。 [土屋秋喜] 試合後のコメント栗田監督――今日の試合を振り返っていかがですか。 「トーナメントは1回戦が課題なので、厳しい試合になることは予想していた。天皇杯東京都予選、アミノバイタルカップ両方で1-0で負けているので、それを跳ね返せたのはチームとして大きな成長だとおもいます」――ハーフタイムの交代の意図はなんですか。 「前半のサッカーは悪くはなかったが、勝利から逆算できていなかった。もう一度勝ちから逆算して、相手が嫌がることをするための交代でした」佐藤凌――中1日で次戦を迎えますが疲労はありますか。 「相手も同じ状況で、疲労がどうこうは言ってられないので、各選手がいかに疲労を抜いて準備できるかにかかっていると思います」――東海大戦への意気込みをお願いします。 「同じ相手に2回は負けられないと思います。強い覚悟を持って、逆転勝利できた勢いに乗って臨みたいです」藤原――ゴールシーンを振り返っていかがですか。 「1点目は前半からシュートが少なかったので、とにかく振っていこうと思ってました。思いっきり振れたのがゴールに繋がったと思います。2点目はもう1点欲しい状況で、キーパーがファーサイドに寄っていたので狙っていきました」――4年生とプレーできる試合も残り少ないですがいかがですか。 「縦のつながりが強い明治で、4年生とは特にピッチ内外でたくさんのことがあったので、その思いをピッチでぶつけたいです」READ MORE -
(号外)リーグ優勝特別瓦版
サッカー 2021.01.052020年の関東大学1部リーグは、明大の2年連続6度目の優勝で幕を閉じました! 創部初の連覇。明大スポーツ新聞部では快挙を祝して特別瓦版を発行しましたので、当ページでご紹介いたします。 また、1月に行われる全国大会「#atarimaeni CUP」で明大が勝ち進んだ場合、有観客試合となる準決勝、決勝戦で配布を行う予定です。◆メイン記事◆ 昨年度覇者として戦ったリーグ戦。早大と熾烈(しれつ)な首位争いを繰り広げた中、積み上げた勝ち点は48。創部史上6度目の優勝、初の連覇を果たした。さらにJリーグ内定者も昨年度を超える12人。サッカー界からの高まる注目を背に、1月に開催される全国大会#atarimaeni CUPでも結果を残す。 王者の意地 前日に2位・早大が敗れたため連覇が確定し、迎えた最終節の桐蔭横浜大戦。前半7分にFW佐藤凌我(政経4=東福岡)のゴールで幸先よく先制するも、後半13分から22分の間に3失点を喫する苦しい展開。「このままでは終われないとギアが上がった」(栗田大輔監督)。後半34分、相手DFの背後に抜け出したFW小柏剛(商4=大宮アルディージャユース)が冷静に流し込み1点差に。さらに後半42分、再び小柏がクロスに合わせて同点に追い付いた。「焦らず同点に持ち込めたことは今後につながる」(MF住永翔・政経4=青森山田)。終盤の反撃により、3―3の引き分け。負けない王者の意地を見せた。 試練を超え 「明大は強さを毎年残さなければいけない」(FW狩土名禅・文4=桐生一)。終盤の中大戦、駒大戦の2試合では4年生が計9得点の大活躍。連覇に懸ける、最上級生の思いの強さを見せつけた。5冠を達成した昨年度との比較。そしてコロナ禍の練習ができない期間や延期日程による12月の連戦は、今年度のリーグ戦を試練の場に変えた。チーム力や日々の努力がいつにもまして重要となる1年であったからこそ「(今年度の優勝は)昨年度の優勝とは違った価値があった」(栗田監督)。プレッシャーをはねのけ手にした、創部初の連覇。明大の歴史に新たな1ページを刻んだ。 戦いはまだ終わっていない。「最後に須貝主将(DF英大・商4=浜松開誠館)を胴上げすることが目標」(小柏)。須貝は第20節の立正大戦で負傷し、今年度唯一の全国大会#atarimaeni C U Pは欠場が予想される。主将不在の中「須貝の分まで」(小柏)とチームの思いは一つだ。明大の強さを全国の舞台で。2冠達成に向け突き進む。 【萩原亜依】 ◆KIRIN 大学サッカー応援施策◆ 1月の#atarimaeni C U Pに向け、心強いサポートだ。日本代表のオフィシャルパートナーを務めるなど、サッカー界への貢献が知られるK I R I Nから、機能性表示食品『iMUSE(イミューズ)』が明大サッカー部にも届いた。独自素材「プラズマ乳酸菌」を含み、健康な人の免疫機能の維持をサポートするこの商品。「すっきりしていて飲みやすい」(住永)と、選手たちの体調管理にうってつけだ。万全のコンディションで、2年連続の日本一へ。「4年間の集大成を見せたい」(住永)。紫紺の勇者たちの最後の戦いが幕を開ける。(PR)READ MORE -
内定選手によるコメント M F、F W編/Jリーグ加入内定選手合同記者会見
サッカー 2020.12.23駿河台キャンパス、グローバルフロントにて、12月22日現在で来季Jリーグへの加入が内定している12選手による合同記者会見が行われた。明大からのJリーガー誕生は、11年連続となった。当記事ではMF、F Wの選手のコメントを取り上げる。 以下、選手コメントM F住永翔(政経4=青森山田) 「明大では様々なことを学び成長させていただきました。サッカー面では特徴を磨くだけでなく、自分の課題と常に見つめ合い、成長を積み重ねることができました。サッカー以外では、人間性の部分など、社会で必要とされる人材になるための訓練というものをしてきました。今後の抱負として、1月の全国大会を最高の仲間たちと共に制覇したいと思っています。卒業後はAC長野パルセイロの勝利に全力で貢献し、サポーターの方々に愛され続ける選手になるために頑張りたいと思います。」 M F坂本亘基(ロアッソ熊本ユース) 「大学生活を振り返って、みんなサッカーのこと言っているので、学生生活を振り返ってみると、同じ法学部の岩田(寛生・法4=藤枝東)と一緒に徹夜で勉強してまた朝練をするサイクルを繰り返したテスト期間の苦しみが蘇ってきます。ロアッソ熊本ではコンスタントに試合にでて、チームのJ2昇格に貢献できればと思います。」 M F力安祥伍(文4=サンフレッチェ広島ユース) 「みんなサッカーの話をしているので、自分はほろ苦い経験について話したいと思います。1年生の頃の話ですが、試合前日に食べたご飯に当たってしまって、試合に出れなくなった経験があります。当時はチームにも迷惑をかけてしまい、自分自身も申し訳なさと情けなさでいっぱいでした。そこからユニホームを着る自覚を持ってプレーしてきました。金沢では自分の特徴である運動量を武器に、勝利に貢献していきたいと思います」 M F持井響太(文4=滝川二) 「大学生活で最も印象に残っていることは、昨年のインカレの決勝です。僕はけがで応援席からピッチを見ていましたが、あれだけチームが1つになって、日本一という目標に向かって戦う姿には感動しました。今後の目標としては、まず1月の全国大会で優勝する事です。東京ヴェルディでは、自分の持ち味であるドリブルを生かして1つでも多くの勝利に貢献していきたいと思います」 F W小柏剛(商4=大宮アルディージャユース) 「昨年のインカレ決勝の日が一番思い出に残っています。試合が終わった後、もう4年生とサッカーができないと思うと自然と涙が出てきて、自分自身4年生が本当に大好きだったんだなと感じた日でした。明大での生活は残り1ヶ月ですが、そんな4年生になれたらと思います。今後の抱負としては、1月の全国大会で優勝して、プロの舞台でも自分のスピードという特徴を活かして得点を量産して活躍することで、明大に恩返しをしたいと思っています」 F W佐藤凌我(政経4=東福岡) 「自分は4年生になったら絶対会見の場に立つという気持ちでプレーしてきたので、こうして会見に参加できる事をうれしく思います。寮生活は大学が初めてだったので不安も多かったですが、4年住んだ今は「住めば都八幡山」と思えるようになりました。常に仲間と切磋琢磨(せっさたくま)して成長できたと思います。東京ヴェルディでは支えてくれた人たちに感謝の気持ちを持ち、多くの人に感動や勇気を与え、多くの人たちに愛される選手になれるよう頑張っていきたいと思います」 F W狩土名禅(文4=桐生第一) 「大学ではケガが多く、4年間のうち半分くらいしかプレーできませんでしたが、ケガをするたびに色々考え方が変わったり、視野が広がったりして思い出に残っています。1月の全国大会では4年生全員で絶対に優勝をつかみたいと思います。ギラヴァンツ北九州ではJ1に昇格できるように自分の力を発揮して頑張っていきたいです」 [サッカー担当一同]READ MORE -
内定選手によるコメント G K、D F編/Jリーグ加入内定選手合同記者会見
サッカー 2020.12.23駿河台キャンパス、グローバルフロントにて、12月22日現在で来季Jリーグへの加入が内定している12選手による合同記者会見が行われた。明大からのJリーガー誕生は、11年連続となった。当記事ではGK、DFの選手のコメントを取り上げる。 以下、各選手コメントDF須貝英大主将(商4=浜松開誠館) 「4年間の思い出として、今年のリーグ戦で優勝できたことが印象に残っています。今年はプレッシャーも多かったですけど、絶対にタイトルを取って去年を超えてやろうという気持ちがありました。常に向上心を持っていたので、それが優勝という形に結びついたと思います。ヴァンフォーレ甲府では新たなスタートになりますが、まず怪我をしっかり治して、自分の特徴である対人能力を磨きながらゴールに直結するプレーをしたいです」 G K早川友基(営4=桐蔭学園) 「今年のリーグ戦での優勝が一番印象に残っています。難しい状況ではありましたが、たくさんの方々の支えがあって、全力でサッカーをできる環境に喜びを感じました。今後の抱負は、1月の全国大会で優勝して2冠で大学生活を終わることです。鹿島アントラーズでは、自分の特徴であるセービングや左右両足からのフィードでアピールしていきたいと思います。また、常勝軍団である鹿島の強さに貢献できる、いい影響を与えられる選手になりたいです」 D F常本佳吾(政経4=横浜F・マリノスユース) 「一番印象に残っていることは今年のリーグ戦での優勝です。コロナ禍の特別な状況においてもプレーできる環境を作ってくださった方々に感謝するとともに、優勝できたことはとても価値のあることだと思いました。1月の全国大会では、これまで学んできた人間力や三原則を発揮して、全ての人に感謝を伝えるようなプレーをしたいです」 D F佐藤瑶大(情コミ4=駒大高) 「昨年の天皇杯、川崎フロンターレ戦が最も印象に残っています。大学に入ってから何度もプライドをへし折られてきました。川崎フロンターレ戦では、自分の中で不甲斐なさ、実力不足など悔しい思いをしたので、その悔しさをバネに昨年からタイトルを取ることができたと思います。今後は1月の全国大会で、Jリーグ内定者が12人いる明大が必ずタイトルを取らなければいけないと思っています。ガンバ大阪ではスタメン争いは厳しいと思いますが、その中でも自分の特徴を出して、日本代表まで上り詰めたいと思います」 D F蓮川壮大(政経4=F C東京Uー18) 「明大での4年間で1番良かったと思う点は、高いレベルの選手と日々練習に取り組めたことです。特に、ディフェンスラインの早川、常本、佐藤、須貝には1年生の時から多くの刺激を受けました。スタッフの方々のご指導はもちろんですが、この同期と切磋琢磨してきたことが、FC東京に戻流ことができた1番の要因だと思っています。森重真人選手や渡部剛選手など、日本を代表する選手も多いですが、自分の力でポジションをつかみ取りたいです」 [サッカー担当一同]READ MORE -
栗田大輔監督によるコメント/Jリーグ加入内定選手合同記者会見
サッカー 2020.12.23駿河台キャンパス、グローバルフロントにて、12月22日現在で来季Jリーグへの加入が内定している12選手による合同記者会見が行われた。明大からのJリーガー誕生は、11年連続となった。当記事では栗田大介監督のコメントを取り上げる。 以下、監督コメント栗田監督 「明治大学体育会サッカー部監督の栗田です。本日はこのような社会情勢の中、お集まりいただき誠にありがとうございます。またこのような状況の中記者会見実施のためご尽力いただいた学校関係の皆様、広報課の皆様、本当にありがとうございます。本年もプロ選手が12名誕生しました。まずは今年度の総括という形で話をさせていただきます。 本年は関東大学リーグがコロナ禍で行われて、様々な方々のご支援を得て全日程を終えられたこと、これは本当に皆さんに感謝しなければならないと思います。リーグ戦を行えたからこそこの12名の選手たちを見ていただく機会になり、プロ内定という結果につながったと思います。我々は関東大学1部リーグにおいて2年連続6度目の優勝を飾ることができました。今年は昨年度5冠という成績を背負いながらシーズンをスタートしました。ここにいる選手だけでなく全部員が昨年と比較され、プレッシャーを感じながら進んできたこと、そして想定外のコロナという状況の中で4月から6月までは部の活動ができずに寮から離れバラバラになっていたこと、様々な障壁があったと思います。それでも日々の積み重ね、総合力が問われるシーズンになるということで選手たちを鼓舞して参りました。その結果として優勝できたということは、本当に選手たちが頑張った証だと思いますし、昨年の優勝とは違った価値が得られた1年だと思っています。 ここにいるメンバーについては7日から始まります全国大会に挑むわけですが、今年度サッカー部の集大成として、強くて上手いサッカーをやろうと思っています。強い個人がクリエイティブに絡むサッカーで明治を体現して全力で戦って、優勝をつかみたいなと思っています。 最後になりますが、4年生15名中12名プロの世界に進むということで、サッカー界にとっても本当に珍しいことだと思っています。これは各人が頑張った成果ですし、プロに進んだ先輩たちが作った基準、お互いに高め合うことはできる環境、そしてプロへの夢が叶わずに巣立っていく先輩たちや同期たちの思い、そういうところが響きあって、彼らを成長させてくれたと思います。また、スタッフ、関係者、支援してくださる全ての方のお陰で選手たちが夢をつかめたのかなとも思います。選手たちはプロになるのがゴールではなくスタートだと思うので、その感謝の気持ちを絶対に忘れずにいてほしいです。プロ選手は社会の皆さんに感動や夢を与えられる職業だと思うので、過信するのではなく、謙虚で、それでいて貪欲に自分の武器を発揮して、プロの世界で飛躍してほしいです」 [サッカー担当一同]READ MORE -
小柏殊勲の2ゴール 創部初のリーグ連覇/関東大学1部リーグ戦
サッカー 2020.12.21前日、早大の敗戦を受け、連覇を確定させて迎えたリーグ戦最終節は桐蔭横浜大との一戦。試合は開始直後に先制するも、後半立て続けに失点し、苦しい展開に。その後、小柏の2得点でなんとか同点とし、最終スコアは3ー3。勝ちきることはできなかったものの、王者の意地を見せた。 「最終節も勝って終わろう」(住永)。油断はなかったはずだ。前日の試合で2位の早大が法大相手にまさかの敗北。リーグ戦連覇を決めて臨んだ試合は、桐蔭横浜大によるガード・オブ・オナーから幕を開けた。開始早々から前線での守備が機能し試合を支配すると、7分、杉浦のスルーパスに反応した佐藤凌がゴール右隅に豪快な一撃を決め先制。その後も相手ゴールに迫る攻撃を見せ、王者らしい盤石な戦いで前半を終えた。 迎えた後半。13分に自陣でのミスから得点を許すと、10分間で立て続けに3失点。「自分たちの弱いところが出てしまった」(小柏)。それでもそこで終わらないのが王者の意地。終盤、小柏の左足での2ゴールでなんとか同点に追いつき、最終スコア3ー3で試合を終えた。 「先輩から後輩に強さを引き継ぐ、新たなサイクルができた」(栗田監督)。昨年の代と比較されるプレッシャー、コロナ禍のチームトレーニング不足など、様々な障壁を乗り越えて掴んだリーグ戦連覇。“最強明治”としての勝者のメンタリティを確立させた一年となった。残すは年明け、インカレ及び総理大臣杯の代替大会となる#atarimaeni CUP。「4年間切磋琢磨してきた仲間と1日でも長く」(住永)。狙うはもちろん優勝。年を越しても熱は冷めない。 [土屋秋喜]◆リーグ戦の順位表はこちら◆ 試合後のコメント栗田監督――連覇を果たした今シーズンを振り返っていかがですか。 「去年の5冠を経験したからこそのプレッシャーや、コロナの状況など、いろいろな意味で難しいシーズンを優勝できたのは去年とは違う価値があると思います。誇らしく思いますし、選手たちはこれを自信にしてほしいです」 住永――王者の意地を見せられた試合だったと思います。 「今年は先制してから逆転されるという試合はなくて、みんなも動揺していたと思いますが、焦らず2点返せたのは今後につながることだと思います」 小柏――ご自身は2得点を挙げました。 「今シーズンにはDF陣が無失点で抑えているのに、FW陣が点を取れなくて引き分けの試合が何度もありました。DF陣への恩返しではないですが、ミスを帳消しにするゴールを取りたいと思っていたので、実現できて良かったです」 ――連覇を成し遂げた今シーズンの振り返りをお願いします。 「明治の歴史上、連覇は初めてのことなので、僕らの名前を歴史に刻めました。それを目標に今年は取り組んできたので、成果が認められた意味でも本当に嬉しいです」READ MORE -
後半5発で中大に快勝 優勝に王手/関東大学1部リーグ戦
サッカー 2020.12.15延期分の第18節は中大との一戦。前半は両者精彩を欠き、無得点で折り返すも、迎えた後半。常本の先制弾を皮切りに、大量5得点を挙げ、勝利。優勝に近づく勝点3を獲得した。 激しい攻防が続いた前半。幾度となくPA(ペナルティエリア)内でのシュートチャンスを迎え、相手ゴールに迫るも得点には結び付かず。スコアレスドローで折り返した。 迎えた後半、立て続けに得点が生まれる。54分、左サイドからのクロスに常本が頭で合わせて先制すると、そのわずか1分後には、相手GKが弾いたこぼれ球を杉浦がボレーシュートで押し込み2点目。さらに60分には持井がPA内で倒されPKを獲得。これを佐藤凌が決め、ダメ押しの3点目を挙げた。終盤にも2点を追加し、終始攻撃の手を緩めなかった明大。今節でも5得点を挙げ、快勝した。 ついに早大から首位の座を奪い返した。次節・桐蔭横浜大戦に勝利するか、引き分けるかで、自力での優勝が決まる。7月に開幕したリーグ戦も残すところ1試合。勝利で優勝を決めたいところだ。 [市瀬義高] ◆リーグ戦の順位表はこちら◆ ※今節は現地での取材がかなわず、写真と選手のコメントをお届けすることができませんでした。大変申し訳ございません。READ MORE -
駒大に5発快勝 優勝に前進/関東大学1部リーグ戦
サッカー 2020.12.13第21節の相手は、約1ヶ月ぶりにリーグ戦に復帰した駒大。優勝のために勝利が欲しい一戦は、前半から3点を奪取し優位な展開に。後半にも追加点を挙げ、相手を突き放した明大が快勝。首位・早大との勝ち点差は、ついにゼロとなった。 両者激しい攻防が続いた前半。開始早々に試合が動く。8分、縦パスに反応した小柏が背後へ抜け出すと、最後はGKとの一対一を冷静に流し込んだ。17分に駒大に追いつかれるも、「冷静に対応できた」(住永)。勝ち越しの瞬間はすぐに訪れる。28分「自分に合わせるとわかっていた」(狩土名)。住永からのクロスに、打点の高いヘディングで合わせた。37分には C K(コーナーキック)から、最後は佐藤瑶が押し込み、3―1で試合を折り返す。 後半も攻撃の手を緩めることはなかった。52分、住永からのコーナーキックに蓮川がダイビングヘッドで合わせ4点目。65分には持井が得意のドリブルでPA(ペナルティエリア)に侵入しパスを出すと、最後は狩土名がゴール右隅に決めた。「徹底的に練習で取り組んだ成果を出しただけ」(狩土名)。ケガで満足にプレーできていなかったストライカーが本領を発揮した今節。終盤には攻め込まれる時間が続くも、何とかしのぎ、5対1で試合を終えた。 「ゼロに抑えるべきゲームだった」(栗田大輔監督)。勝ち点で早大に並んだものの、得失点差で劣る現状。失点シーンには課題が残った。2連勝すれば、確実に優勝が決まる中で「明治の強さを残していかなくてはならない」(狩土名)。最後までもつれ込む優勝争いから目が離せない。 [萩原亜依・市瀬義高] ◆リーグ戦の順位表はこちら◆ 試合後のコメント栗田監督――次節への意気込みをお願い致します。 「連戦で、疲労が残っているとは感じていましたが、それは言い訳になってしまうのでコンディションをしっかり整えたいです。次の中大戦がすごく難しいゲームだと思っていますけど、なんとか勝利して、最終節につなげたいと思います」 住永――2本のアシストを記録しました 「セットプレーではキッカーが重要だと思っているので、キッカーとしてはいいボールを供給する。一本のキックに神経を込めてチームのゴールにつながるボールを蹴るだけです。集中して蹴れたと思いますし、実際に明治としてもセットプレーが課題になっていたので、トレーニングから意識はしていたので、上手くかみ合って良かったかなと思います」 ――前節からキャプテンとして、プレー以外の役割について教えてください。 「やはり須貝(商4=浜松開誠館)の思いも背負っていますし、4年間一緒に戦ってきた仲間がこの時期に大きな怪我をしてしまうというのは僕自身も悲しかったです。須貝の思いをキャプテンマークに乗せて、僕が代行としてしっかりとプレー以外でもコミュニケーションをとる責任があると思っています」 狩土名――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「自分たちには後がありません。4年生が気持ちを一つにして4年生の力で勝たせることは前日に話していたので、それを体現しただけだと思います」READ MORE -
激闘の法大戦 両者譲らずスコアレスドロー/第94回関東大学1部リーグ戦
サッカー 2020.12.10延期された第14節の相手は、第9節で完封負けを喫した法大。法大の堅い守備をこじ開けることができず、0-0で試合終了。勝ち点1を積み上げ、リーグ優勝へ望みを繋いだ。 「スカウティングしても別のチームに変貌する」と栗田大輔監督評する法大との一戦は、両チーム白熱した戦いとなった。ここ数試合の課題だった「ピッチの横幅の使い方」(住永)を克服し、幅を取ったプレーを展開した。 試合終了間際、左サイドを張る岡庭にボールが渡りドリブルで駆け上がる。ゴール前へクロスを上げるも、タイミングが合わず。逆サイドに抜けた球を藤原が拾うが、再度ゴール前に放ったクロスは相手DFに阻まれた。「最後に通っていれば」(栗田監督)。ゴール前に繰り出す1本の精度に苦しんだ。 結果はスコアレスドロー。勝ち切ることはできなかったが「大学サッカーらしいいいゲームだった」(栗田監督)。前期に法大と対戦した際には1失点のところを無失点で抑え、堅守を披露。2試合連続無失点と、守備面は仕上がっている。 同時間帯に試合を行っていた現在リーグ首位の早大は、筑波大に勝利。明大は2試合少ないものの、勝ち点差をさらに離される結果となった。しかし「自分たちが3試合勝つだけ」(住永)。過密日程が待っているが、層が厚い明大の敵ではない。残す3試合を勝利で収め、1月のインカレに弾みをつけたい。 [田崎菜津美]◆リーグ戦の順位表はこちら◆ 試合後のコメント栗田監督――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「いいゲームはできていたと思いますけど、本当に決まっていれば良かったという感じです」 ――勝ち点48に向けて勝ち点1積み上げられました。 「2試合連続無失点ですし、あとは勝ち点3をしっかりとっていくことですね。1試合1試合気持ちを込めて。100年の中でまだ5回しか優勝していなくて、連覇は甘くないので、欲をかかずにしっかりやっていきたいと思います」 住永――ご自身のパフォーマンスはいかがでしたか。 「僕自身は4年として、後輩だったりチームに残すものはプレーと、言動だったりとか、ピッチの中に立った時はプレーで見せるしかないと思っています。須貝(商4=浜松開誠館)が離脱してしまったのは同期として悔しい部分・悲しい部分はあったのですが、そこは今まで引っ張ってくれた分、副主将の僕や小柏を中心にチームをレベルアップさせるためにやっていきたいです。課題の守備を、運動量でカバーしたり、ゲームメイクもできていて、アベレージ以上は出せたと思います」 ――法大への印象を教えてください。 「個人の能力が高い選手多いですし、サッカー的にもボール動かしたりとか、明治は守備のとこに重点置いていますけど、プレスをポジショニングとか個人技で剥がしたりとかが上手なチームだと思います。もちろん大学サッカーの中でも早稲田と明治が1、2を争っていると思うのですけど、(法大と)ライバル関係は強くあるので、前期負けた分絶対勝ちたかったのですが。戦い方が上手いチームだと思うので、リスペクトはあります」 READ MORE
特集記事 SPECIAL
アルバム ALBUM
部の紹介 INTRODUCTION
1921年に創部された名門で、〝球際・運動量・切り替え〟の3原則を掲げている。歴代のOBは、銅メダルを獲得したメキシコ五輪のメンバー・杉山隆一氏(昭41農卒)をはじめ、豪華な顔ぶれ。長友佑都選手(平21政経卒・現ガラタサライ・スポル・クリュビュ)など、毎年多くのプロサッカー選手を輩出している。2009年には、天皇杯でJ1・モンテディオ山形を撃破。大学サッカー部で初めて、J1のチームに勝利する快挙を成し遂げた。2016年には、総理大臣杯初優勝、関東大学1部リーグ戦で最速優勝を果たし2冠を達成した。大学サッカー界初の3冠を目指し、日々練習に励んでいる。