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関東学生選手権春季大会事後インタビュー④/野畑美咲
射撃 2023.06.015月12日から14日に行われた関東学生選手権春季大会(以下、春関)。団体戦は男女ともに総合優勝、個人戦でも各種目で結果を残し明大の揺るぎない強さを見せつけた。 今回は野畑美咲(商2=由布)のインタビューです。(このインタビューは5月23日に電話で行われたものです) ――大会を振り返って感想をお願いします。 「本戦は自分の満足のいく点数ではなかったのですが、ファイナルでは2位とかなりの点差で優勝することができたので良かったと思っています。SBR(スモールボアライフル)は試合に出るのが実は今回が2回目で、1年前から精進してはいたのですが、コーチからSBRは1年ぐらいかかるものだと言われていました。自分でもびっくりするような点数を撃つことができたので良かったと思います」 ――AR(エアライフル)とSBRではどのような部分に違いがありましたか。 「ARは緊張した部分が多くあって、自分のペースに戻すのが遅れてしまいました。今回新しいコートでずっと練習していたのですが、新しいコートの硬さが少しルールに違反しそうで怖いという部分があり試合直前に前のコートに戻して撃ったのですが、その部分の不安を拭い切れなかったという部分がありました」 ――会場の環境はいかがでしたか。 「少し暑く感じました。暑ければ暑いほどコートが柔らかくなって揺れたかなと思います」 ――常に上位をキープされてきたことからプレッシャーなどはありましたか。 「やはりW杯など出場させていただいて、周りもすごいねと言ってくださるので自分でも勝手にプレッシャーをかけていたのかなと思います」 ――学年が一つ上がって、気持ちの面での変化はありましたか。 「大学入学してから半年から1年間ほど自分の点数に悩んでいて、ずっと苦しい時期が続いていました。ですが、このあいだの韓国のアジアエアガン選手権で自分の自己新を撃って銅メダルを獲得することができたので、その大会以後少し自信を持って試合に臨むことができています。2年生になってからやはり気持ちの面で余裕ができたと思います」 ――新入生はいかがですか。 「みんな射撃に対して意欲があるとともに、部内の仕事にも積極的な姿勢が見えてとても良いと思います」 ――昨年度と部内の雰囲気に違いはありますか。 「新体制となりましたが、雰囲気の変化はあまり感じませんでした。自分が2年生になったという実感が湧きつつ、責任感を抱かなければと自分を奮い立たせました」 ――刺激になる選手はいらっしゃいますか。 「大塩主将(勇斗・政経4=足立新田)です。大塩主将はW杯のインドでも一緒に出場させていただくことがありました。種目は違いましたが、尊敬する選手の1人です」 ――大会を通して見つかった課題はありますか。 「やはりSBRは少しチャレンジャーの気持ちが大きく、まさか自分が1位になるとは思っていませんでした。射撃の世界でよくある傾向として、点数の相場を何も知らない方が点数が出やすい傾向にあって、もっと練習する部分がたくさんあるのだと振り返って思います。ARに関しては、最初の一発目から自信を持って撃つことができなかったというのは自分の中で大きな課題です。一発目から自分のパフォーマンスを頂点に持っていけるような射撃ができたらいいなと思います」 ――今後の個人的な目標をお願いします。 「学生の試合に関しては、今まで1位にならなきゃというプレッシャーを自分で抱え込んでいたので、それを取り払えるくらいの自信をつけて試合に臨みたいと思っています。 個人的な射撃に関しては、今後五輪が始まるので、そのためのQP(クォータプレース・種目別、国別五輪参加権)を獲得するために、W杯に出ているのですが、少しでも世界で点数を出すことができるように学生の試合とともに練習の方にも励んでいきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [尾﨑陽菜] ※写真は射撃部提供 READ MORE -
関東学生選手権春季大会事後インタビュー③/鈴木航太
射撃 2023.05.315月12日から14日に行われた関東学生選手権春季大会(以下、春関)。団体戦は男女ともに総合優勝、個人戦でも各種目で結果を残し、明大の揺るぎない強さを見せつけた。 今回は鈴木航太(国日3=横須賀総合)のインタビューです。(このインタビューは5月20日に電話で行われたものです) ――春関のご自身のプレーについて振り返っていただけますか。 「全体的にすごく緊張することなく、リラックスして臨めたかなと思います」 ――団体メンバーとしてのプレッシャーも特にありませんでしたか。 「3人撃つ中で自分2番目に撃ったんですけど、1人目の方もいい点数を出していたのでそこまでプレッシャーを感じずに挑めたかなという感じです」 ――練習通りの力が出せましたか。 「そうですね、いつも通りの射撃ができたと思うので良かったです」 ――春関に向けて何か練習してきたことはありましたか。 「自分の中で同じリズム、同じタイミングで撃つというのを結構意識していて、それがうまくできたかなという感じです」 ――個人としてもAR(エアライフル)で8位に入られましたが、いかがでしたか。 「予選ラウンドが1位通過だったので、決勝って8人までしか出られないんですけど、その中で一番早く脱落しちゃったので、ちょっと悔しいなっていう思いがありました。次の日本学生選抜大会では、そこをリベンジしたいなと思っています」 ――ファイナルの試合はやはり難しいですか。 「特に1位通過だとプレッシャーもありますし周りから、まあ1位で通ったし最後の方まで残るんだろう、みたいな空気感もあるので緊張はしますね」 ――鈴木選手はSBR(スモールボアライフル)よりもARの方が得意ですか。 「自分としてはARの方が得意っていう自分の中で自信はあるんですけど、SBRも3位に入賞したのであんまり自信を持ってARが得意って言いづらくなっています笑」 ――ご自身のプレーの中で良かったところを教えてください。 「途中すごく集中できて、本当にめちゃくちゃ当たってすごく気持ちよく撃てたところがありました。また自分の中で一つ課題にしている、ちょっと専門的になるんですけど、自分駄目だなって思う時は1回やり直しをするんですね。銃を構えて駄目だなって思うときは、銃を置いて1回休んでまた構え直して撃つというのがあります。試合だとそれがなかなかできないんですけど、今回の春関では結構それができていたので、自分の中で良かったなというのはあります」 ――次の試合までに改善したい課題はありましたか。 「心臓の鼓動で銃がすごく揺れるんですよ。すごく揺れていて、どう考えてもここで撃っちゃ駄目でしょっていうところで撃っているところが何回かあったので、そこは改善できたらなと思っています」 ――課題に対してはどのように対策をしていきますか。 「最初の方が特に緊張するので、1発に5、6分とかかけて水飲んだり深呼吸をしたりして、心を落ち着かせるっていうのが対策です」 ――学生試合で明大がここまで勝てる理由は何かありますか。 「1人1人の個人のレベルが高いっていうのはもちろんなんですけど、やっぱ他の大学よりも練習量が多いかなとは思いますね。基本的に土日は毎回練習ですし、あと長期休みだと一日中射撃場にいるみたいなこともあります。合宿とかだと一日5、6時間ぐらいは撃っていますね」 ――大塩勇斗主将(政経4=足立新田)はどういった方ですか。 「気さくな方で誰とでも明るく喋ってくれるんですけど、いろいろ後輩の意見も結構聞いてくれる主将ですごくみんなから好かれていますね」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今年は日本学生選抜大会とかもそうですけど、個人では少なくとも3位入賞、3位以上にはずっといたいかなというふうに思っています。また日本代表に選ばれたいなっていうのがあるので、頑張っていきたいです」 ――ありがとうございました。 [萩原彩水] ※写真は射撃部提供READ MORE -
関東学生選手権春季大会事後インタビュー②/三浦莉桜
射撃 2023.05.305月12日から14日に行われた関東学生選手権春季大会(以下、春関)。団体戦は男女ともに総合優勝、個人戦でも各種目で結果を残し、明大の揺るぎない強さを見せつけた。 今回は三浦莉桜(商3=足羽)のインタビューです。(このインタビューは5月24日に電話で行われたものです) ――今大会を振り返ってみていかがですか。 「上級生になって初めての試合ということで自分自身すごく気合が入っていたのですが、後輩と一緒に団体を組んだので後輩はすごく緊張していたので、どうすれば緊張をほぐしてあげられるか考えながら試合に挑みました。1日目に2年生の後輩が撃って2日目に自分だったので、2年生の後輩もすごく緊張していたのですが、それでもいい点数を撃ってくれてすごく頼もしかったです。自分的には普段通り、いつも通りという風に意識して挑みました」 ――後輩たちとチームを組んでみていかがでしたか。 「緊張はもちろんしていたと思うのですが、全然そんな緊張を感じさせないぐらいの点数でとても頼もしかったです。昨年に比べてすごく点数が伸びていて、一緒に練習したりアドバイスしたりとかもしていたので、少し大げさな言い方かもしれませんがすごく親目線と言いますか、良かったと自分が一番安心していました。後輩が撃っている姿を見て、頼もしさや成長を感じられるような試合でした」 ――今大会で意識していた点や準備していた点はありますか。 「春関の次の週に同じ会場で試合があったので、その試合の練習になるようにつなげられるような試合にしようと思っていました。ずっと試合を意識するというよりかは、練習をどのように試合に持っていくかということを考えていました。メンタル的な面で、すごく自分でコントロールしながら春関に挑めたと思います」 ――メンタルのコントロールの面でどのようなことを工夫していましたか。 「楽しいことを沢山するなどしていました。やはり気分が上がらないとモチベーションも上がっていかないので、練習内容をただ打つだけというものばかりではなくて、何かゲーム要素を取り入れたりなどしていました。今自分の中のでは国際試合というところに目標を持ってやっています。なので、春関はもちろん他の試合でも点数を出すために、いつも通りできるよう緊張感をなるべくなくす練習を多くしていたと思います」 ――個人としてはいかがでしたか。 「個人としては一応自己新記録ではあったのですが、去年の夏ぐらいから正直に言ってしまうとスランプで、点数も全然伸びないし気持ち的にもすごく落ち込んでいました。そのためやる気が出ない、モチベーションがないみたいな状態の時があったのですが、なんとか持ち直して今試合に臨むことができました。試合的には復帰戦のような感じだったので、楽しんでできたのはもちろんですし、内容的にも納得いかない ところはやはりありますが、点数だけ見ればトップですごくいい点数だったのでよかったと思います。とりあえず今はどんどんモチベーションを上げて、来週からドイツのズールでジュニアワールドカップが開催されて、一応派遣メンバーとして行かせていただくので、気持ちを上げていくためにもいいところを見つけて褒めるという面で見たら、今大会はすごく良かったと思います」 ――次の大会に向けての意気込みをお願いします。 「6月に大きな大会である日本学生選抜大会が控えてはいるのですが、試合して調整して、調整して試合しての繰り返しなので、特に変に変わったことはせずに、優勝できるように目標を持って頑張って練習していきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [久保田諒] ※写真は射撃部提供READ MORE -
関東学生選手権春季大会事後インタビュー①/大塩勇斗主将
射撃 2023.05.295月12日から14日に行われた関東学生選手権春季大会(以下、春関)。団体戦は男女ともに総合優勝、個人戦でも各種目で結果を残し、明大の揺るぎない強さを見せつけた。 今回は大塩勇斗主将(政経4=足立新田)のインタビューです。(このインタビューは5月24日に電話で行われたものです)――春関を振り返っていかがですか。 「今年も危なげなく明治が全ての種目で団体優勝することができてまずは主将としてほっとしています」 ――個人のプレーについてはいかがですか。 「個人に関しては自分が2種目で優勝、野畑(美咲・商2=由布)が2種目で優勝するなどほとんどの種目で明治が優勝を重ねることができたので、個人においても成長することができた大会になったのかなと思います」 ――強さの秘訣を教えてください。 「それぞれの種目間での競争が一番大きいかなと思います。今の4年生が各種目にレギュラーで入っていますが、その中でも下級生がどんどんとレギュラーになっていますし、上級生と下級生の競争もあります。また昨年は男子においては出場した全ての学連試合で優勝するなど、常勝明治が自分たちの後押しになっているのではと感じます」 ――春関に向けて意識したことを教えてください。 「今も言ったのですが、昨年優勝が当たり前の環境になった中で、団体の優勝だけでなく、個人の成長も重視して臨みました」 ――重圧などプレー中に意識したことはありますか。 「やはり明治が優勝しないといけないと思っているので、勝利という部分はずっと考えていた部分はあります」 ――チームの雰囲気はいかがですか。 「お互い競争し、ライバル視しながら高め合えているので雰囲気は良いと思います」 ――主将になって変わった部分はありますか。 「より客観的に見渡すようになりました。自分は1年生からレギュラーで今年もレギュラーになっているのですが、主将になる前は自分の種目だけ頑張っていました。部全体をまとめる立場になってからは自分が出場していない種目や、女子の選手にも気を遣うなどより客観的に見るようになりました」 ――次戦の意気込みをお願いします。 「次の大会はより気を引き締めて部員1人1人が優勝目指して頑張っていきますので応援よろしくお願いします」 ――ありがとうございました。 [松田遥歩] ※写真は射撃部提供READ MORE -
インカレ11年ぶりの男女アベック優勝達成! 男女完全優勝で有終の美/全日本学生選手権
射撃 2022.10.17もはや明大に敵はいない。年間で最も大きい大会である全日本学生選手権(以下、インカレ)。5年ぶりの開催となった能勢射撃場を舞台とし、男女ともにAR(エアライフル)とSBR(スモールボアライフル)両種目の完全優勝を達成。2011年以来となる男女アベックでの総合優勝を決めた。 ◆10・13~16 全日本学生選手権(能勢町国体記念スポーツセンターライフル射撃場)▼男子総合 明大――1位▼女子総合 明大――1位 インカレでは男子4種目、女子3種目が行われるが、その中で男女共に50mライフル3姿勢と10mエアライフル立射の2種目が団体戦を兼ねており、1種目3人のレギュラー選手が撃った得点の合計を競い、その順位に与えられるポイントのトータルで総合団体順位が決まる。 [男子]「全員が実力を出してつかんだ優勝」(大塩勇斗・政経3=足立新田)。男子団体ではARとSBRで1位に輝き、2位の日大とは41.2点差をつけて8年ぶりの完全優勝となった。関東大会の中心となった長瀞射撃場と比べると陽射しの当たり加減が悪く、コンディションの劣る能勢射撃場。そのため、レギュラーメンバーは1週間も前から現地入りし、調整していたという。そのような悪条件の中でも「基礎がしっかりしていたため、ブレていても全員が9点、10点に入れることができた」(加藤洋平・理工4=日大豊山)と日頃の基礎の徹底が安定した射撃へと結びついた。 やはり明大の要はこの男だ。今大会では個人賞を総なめにし、団体だけでなく個人としても文句なしの成績を残した大塩。「自分が点数的にも成績的にも引っ張っていかなくてはならない」(大塩)とチームに求められた役割を全うした。圧巻の射撃を見せた大塩だったがレギュラーとして出場した50mライフル3姿勢は試合序盤、他選手の得点を追いかける形に。それでも「明大を勝たせたいという思いをどんな状況でも忘れず撃ち続けた」。自分のためだけではなく、チームのために戦うことを意識することで窮地を脱し、圧倒的な得点につなげることができた。 男子もメイジの時代が幕を開ける。昨年度、インカレでは宿敵・日大に一歩及ばず苦渋を味わった明大。今大会では日大を打倒し、過去を払拭することができた。終わってみれば今年度の男子団体は負けなしの圧倒的王者。しかし、この輝かしい成績を一年で終わらせない。来年度主将を務める大塩は「来年も今年のように男女アベックでの完全優勝を達成する」とその先を見据える。古豪から強豪へ。その手を緩めず、王者であり続ける。 [女子] 女王は未だ健在だ。男子と同じく、ARとSBRで1位に輝き、完全優勝を果たした女子団体。インカレ5連覇を達成し、圧巻の優勝劇を見せた。 初日の10mエアライフル立射60発競技には渡部奏乃音(国際4=国際学院)が出場した。プレッシャーのかかる一番手にも「最後の射撃だから一発一発を楽しんで撃った」(渡部)。プレッシャーを跳ね除け、自己新記録となる627.3点をマーク。個人2位を獲得し、ファイナルを決めた。「いいスタートダッシュを切れたので良かった」。他にも泉舘玲香(国際3=実籾)が出場し、自己新記録を叩き出すなど他大学を総合力で圧倒した。 「今年一年で部として好成績を出せたのは主将あってのチームだったからこそ」(渡部)。今年度は監督も交代するなど変化の多い年だったが、その中でも河本理桜主将(法4=鶯谷)の存在はチームでも大きかった。昨年度は射撃部の伝統を続けていこうとする方針であったのに対し、今年度の方針として河本は「部員の意志を尊重」することを意識した。選手たちを第一に考える方針に切り替えたことにより、チームの雰囲気も向上した。また、今大会では50mライフル3姿勢で567点を獲得し、ファイナルに出場。ファイナルでは個人2位に輝き、プレー面でもチームを引っ張った。「やはり河本じゃなければここまで締められなかったと思うから本当に感謝」(加藤)。11年ぶりとなる快挙の裏側には、今年の明大射撃部を両面から支えた偉大な主将の背中があった。 [小井土大裕] 試合後のコメント 河本――インカレ女子団体5連覇を達成しましたが強さの秘訣は何でしょうか。 「5連覇というプレッシャーも強みになっていると思います。勝つのが当たり前だと思っていて、他大学だけでなく明治の中でもしっかり競争をしてお互い高め合っているからこそ妥協できず、さらに高め合うことのできる環境が整っていたのでその結果に結びついたと考えています」 ――主将として見た今年のチームはいかがですか。 「本当にお互いが高め合えるチームだったと思います。いい意味で緊張感を持ちつつ、楽しむだけでなく負けられないということだったり、勝とうという気持ちが出たため、結果にそれぞれ結びついたと思います」 ――同期に対して何か言葉はありますか。 「本当にお疲れ様と言いたいです。今まで競技面以外でも部活で協力してくれたこともあって。本当に支えあってみんなでやっていけたので本当に感謝しかないです」 野畑伽奈(商4=大分雄城台)――今回の大会を振り返ってみていかがですか。 「私自身は点数が悪かったのですが、全体的に自己新記録を撃った子もいて、男女総合優勝を11年ぶりにすることができて、すごくうれしく思っています」 ――今年の一年を振り返ってみていかがでしたか。 「今年一年は本当に先輩がいなくなって、頼れる人もいなかったので、自分が今主務をしていて、みんなをまとめなくてはという思いも強くて、大変な部分は結構ありました。でも無事にこのように楽しんで引退することができて、すごく良かったです」 ――同期に対して何かありますか。 「本当に変わっている人たちが多くて、みんなそれぞれ個性があって、すごく笑わせてくれて。試合が悪くて落ち込んでいた時とかも、支えてくれてありがとうございました」 加藤――大学から射撃を始めて、4年生になり引退を迎えた今の気持ちを教えて下さい。 「実は自分はそもそも射撃部入った理由が、そもそも体育会が結構嫌いでして。大っ嫌いで。でも否定するんだったら1回経験しないといけないという、そのような意識から入ってみました。それで何だかんだ同期や後輩、先輩方のおかげで何とか続けてこられたんですけど4年間。やはり体育会には体育会なりの良さがあるし、もちろん改善していく必要はあると思うのですが、入って本当に良かったと今は思います。本当に射撃をやらせていただいてありがとうございますという気持ちです」 六笠陸希(政経4=明大中野)――前回の秋季大会と比べて何か意識したところはありますか。 「前回の秋季大会は優勝できたのですが、そういったところでプレッシャーと緊張と最後の試合という意識をしたところが、前回と違うところです。コンディションとしてはバッチリだったのですが、本番のコンディションが上手くいってなかったかもしれないです」 ――チームとしてこの一年はどのような一年でしたか。 「もちろん一枚岩ではなかったかもしれないのですが、射撃競技に向けてはみんな一丸となって取り組むことができたのではないかと思います」 ――4年生は今大会が最後だと思うのですが、何か思いなどありましたか。 「やはり早く楽になりたいという気持ちはあったのですが、辞める時は少し寂しいです。正直、まだ少しは続けたいという気持ちはあります」 渡部――同期に言いたいことは何かありますか。 「4年間ぶつかったり辛いこともあったり、楽しいこともあったのですが同期がいなかったら乗り越えられなかったので感謝を伝えたいです」 大塩――来年度主将を務める上で目標はありますか。 「目標として、このようなインカレでの完全総合優勝を目指して行きたいのに加え、個人個人で成績を出している選手も何人もいるので日本にとどまらず海外に進出できるような実力を身につけて欲しいと思っています」READ MORE -
2年連続の男女アベック優勝 インカレに向け上々の仕上がり/関東学生選手権秋季大会
射撃 2022.09.19全日本学生選手権(以下、インカレ)に向けて万全の仕上がりを見せた。男子はAR(エアライフル)とSBR(スモールボアライフル)それぞれ1位の完全優勝。春は惜しくも優勝を逃した女子も日大の上をいき優勝。昨秋に続き、2年連続となる男女アベック優勝を果たした。 ◆9・15~18 関東学生選手権秋季大会(長瀞射撃場)▼男子総合 明大――1位▼女子総合 明大――1位 [男子] 「明大が全てを取った大会だと思う」(大塩勇斗・政経3=足立新田)。明大はARとSBRで1位に輝き、2位の日大とは47.4点差をつけての完全優勝となった。ARで特に活躍したのは関口慈英(政経1=国際学園)だ。競技中は「とにかく練習通りに撃って今までやってきたことを出し切るということを意識した」と語った。結果としては練習を上回り、団体戦の結果を決めることになる予選では自己ベストとなる625点をマークし全体トップに。勝負強さが光る頼もしい1年生だ。 また、ARとSBR両方で団体レギュラーとして出場した大塩は「ARの方では1番手としてほかのメンバーにプレッシャーがかからないように日大と差をつけること、SBRでは3番手で勝負を決めること」と自らの役割と話す。その言葉通り、予選においてARでは618.7点で全体2位、SBRでは576点で全体トップの好成績を残し、明大の大黒柱としてな完全優勝に大きく貢献する形となった。 文句なしの成績を残したと言える明大だが「追われる立場になったが守りに入らず、攻撃的な射撃をしたい」(関口)と選手に慢心はない。インカレ完全優勝に向けて大きく弾みをつける結果となった。 [女子] 再び王座に返り咲いた。関東学生春季大会(以下、春関)では2位に終わった明大。今大会では2位に20点以上の大差をつけ、圧倒的勝利を飾った。団体の最終射手としてはARの三浦莉桜(商2=足羽)が登場。「そこまで点数を意識して撃たなくてもいいくらいだった」。安心して試合に臨んだ三浦はチームトップの成績を収め、団体優勝に貢献した。 今大会は個人の活躍も光った。野畑美咲(商1=由布)はARで、三好愛佳理(農3=仙台育英)がSBRにて自己記録を更新。また河本理桜主将(法4=鶯谷)はSBRで個人2位の好成績を収めた。「予選5位から決勝で2位まで上がることができた。初めてなのですごくうれしい」(河本)。主将の意地を見せる結果となった。 次戦は大阪にて開催されるインカレだ。女子は5連覇が懸かっており、男子は昨年度2位に終わった雪辱を果たす。「余裕で勝てる、当たり前のように勝てるというような感じでいきたい」(河本)。明大が再び強さを見せつける日はそう遠くないはずだ。 [松田遥歩、萩原彩水] 試合後のコメント関口ーー大会を振り返っていかがですか。 「練習よりかなり高い自己ベストを出すことができて良かったかなと思います」ーー競技にはどのような気持ちで挑みましたか。 「団体のレギュラーだったので、そこで自分が引っ張ってもらうのではなくて、自分が引っ張ってやるんだという気持ちで挑みました」 大塩ーー好成績を残せた要因を教えてください。 「新しい姿勢を試しながらこの大会に挑んだんですけど、その姿勢が上手くいったので、そこが上手くいった要因かなと思います」 ーーインカレに向けて一言お願いします。 「今年に入って学連試合は全試合で優勝できているので、このまんまのペースで個人は全て優勝できるように頑張りたいです」 河本ーー試合振り返ってみていかがですか。 「個人としては予選が5位で決勝では2位まで上がれました。そこまで上がれたのが初めてなのですごくうれしいです。2種目あって片方はあまり練習できなかったのですが、もう片方にいい意味で全振りできて、力を出し切れたかなと思うので、達成感はすごくあります」 ーー団体の結果についてはいかがですか。 「団体の結果については、男子は種目別の両方で1位取ることができました。女子もSBRは1点差で負けて2位になったのですが、結果的に総合優勝をすることができました。これでみんな自信を持って、インカレもこの調子でいい感じではいけると思うので、いいステップアップになったと思います」 三浦ーー試合振り返ってみていかがですか。 「今は姿勢や腕の角度や装備品など射撃自体に大きい修正を入れていて、まだ慣れてない状態での試合でした。少し不安な部分も多かったのですが、あまりパフォーマンスを落とさずにできたので、良かったなというふうに思います」 ーー試合の中で良かったところはどこですか。 「試合前に練習時間があるのですが、その時間は本当に良くなくて、本番に向けて不安が募るような練習時間でした。ですが少し時間を使って切り替える時間を作ったことで、本番に入ってからは切り替えて、きちんと撃ち出せたのでよかったかなと思います」READ MORE -
団体戦男女アベック優勝! 全国の舞台で完全勝利を果たす/日本学生選抜大会
射撃 2022.07.06新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった今大会。関東学生春季大会(以下、春関)から3週間と短い期間ではあったが、見事に男女共に優勝。総合優勝を飾り前期を華々しく締めくくった。 ◆7・1~3 日本学生選抜大会(伊勢原射撃場)▼男子総合明大――1位▼女子総合明大――1位 [男子] 王者の風格を見せつけた。男子は春関での優勝に続き、またしても2位に圧倒的な差をつけ優勝。AR(エアライフル)では、2位の同大と0.4点差と不安が残る結果となったが、SBR(スモールボアライフル)では、大塩勇斗(政経3=足立新田)が581点と自己新記録を打ち出し1位に。学生試合において、今のところ全て優勝しているという大塩。「今年は自分が全て優勝する年にしたい」と強気で宣言した。芳司健太(商3=佐賀工)は「打倒大塩」と強く意気込み、チーム内で切磋琢磨(せっさたくま)する様子がうかがえた。 伊勢原射撃場での射撃は今大会が初めてだという明大。「試合は練習のように、練習は試合のように」(芳司)と、冷静さがカギを握った試合となった。 [女子] 女子は前回の春関の2位という結果から、確かな成長がみられた。SBRでは野畑伽奈(商4=大分雄城台)が570点を獲得。続く河本理桜主将(法4=鶯谷)、三好愛佳理(農3=仙台育英)もこれと並ぶ高得点をたたき出し見事団体1位をつかみ取った。個の力だけではない、チームとしてのレベルの高さを感じる結果となった。 また今大会は、7月上旬とは思えない暑さと、3日目は雨により湿度が高く、過酷な環境での試合に。その中で、三浦莉桜(商2=足羽)は「夏に向けて季節に合わせた練習を取り入れていきたい」と前向きに今後を見据えた。ARとSBRの両方にレギュラーとして出場した三好は、秋の大会に向けて「他の人に任せるのではなく、自分が引っ張っていくという気持ちで頑張りたい」と意気込んだ。今後の活躍にも大いに期待がかかる。 [尾﨑陽菜] 試合後のコメント芳司――団体では優勝しました。チームの結果についてはいかがですか。 「まず優勝というのはすごくうれしいです。ただもっと自分が引っ張って、少しでも余裕を持って勝てるような結果になったらよかったなと思います」 ――今回の試合で見つかった収穫や課題はありますか。 「大会ではいつも通りやっているつもりでも、少し力が入ってしまう部分がありました。結構暑さなどもあって、自分が冷静なつもりでも冷静ではなくなってしまう部分があったので、次回からはもっと自分のことを客観視して、試合に取り組めたらいいなと思っています」 河本――今大会を振り返ってみていかがですか。 「選抜は結構大きい大会なので緊張して、団体競技では一番点数が悪かったのですが、最後まで諦めずに、みんな撃ち切れて良かったなと思っています」 ――チームとしても個人としてもこの大会を経て得た収穫は何かありますか。 「いつも通りの子もいれば、すごく緊張してしまって、なかなか思うように点数が出なかった子もいたので、監督とも相談しながら、メンバー選びだったり練習方法だったりを考えていきたいと思っています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「全日本学生選手権も全部総合優勝を目指していきます」 三浦――今日の自身の得点についてはいかがですか。 「あまり良くないコンディション、環境の中でいつものパフォーマンスを割とそのまま持ってこれたのは大きいことだし、前に撃った2人の点数を見て安心してしっかり自分の射撃ができたので良かったなと思います」 ――今後の大会に向けて意気込みをお願いします。 「まずは団体戦優勝が一番ですけど、今回は惜しくも個人は3位だったので、次は個人でも優勝できるように頑張っていきます」 READ MORE -
男子団体 強さ見せつけ3季連続優勝達成! 女子団体は日大に及ばずも可能性ある2位/関東学生春季大会
射撃 2022.06.13昨年度10年ぶりの男女アベック優勝を飾り、王者として迎えた今大会。男子は危なげなく2位の日大と差をつけ、2年連続の団体優勝。女子は惜しくも日大に一歩届かず団体優勝を逃すも、チームとして伸びしろを感じる2位となった。 ◆6・9~12 関東学生春季大会(長瀞射撃場)▼男子総合 明大――1位▼女子総合 明大――2位 [男子] 昨年度に続き3季連続の王座獲得となった。2位の日大と48点差をつけての優勝となった男子団体。AR(エアライフル)では鈴木航太(国日2=横須賀総)が618.2点で全体3位の成績を収め「自分の実力が発揮できたと思える試合だった」(鈴木)。そして、大塩勇斗(政経3=足立新田)はARとSBR(スモールボアライフル)の2種目で、それぞれ622.1点、580点とどちらも全体トップの自己新記録をマーク。圧倒的な強さを見せ優勝に大きく貢献した。また、今大会では新戦力である1年生の活躍も見られた。「周りの先輩方の支えもあり、コンディションよく試合に臨めた」(関口慈英・政経1=国際学院)。年度が変わり、昨年度5年ぶりの優勝を果たしたメンバーから変わった新体制となっても、明大男子の強さは健在であることを他大学に見せつけた幸先のいいスタートとなった。 [女子] 春季大会は惜しくも2位に終わった。しかしこの敗戦は悲観的なものではなく、むしろ前向きな気持ちが感じられる結果だった。「今大会はフレッシュなメンバーで挑んだ」(河本理桜主将・法4=鶯谷)。なるべく多くの人にレギュラーを経験してもらうことを目的として組んだメンバーであったため、チームとして伸びしろが感じられる大会となった。そのような中でも、ARでは三浦莉桜(商2=足羽)が625.4点を獲得し全体1位。野畑美咲(商1=由布)が618.8点の自己新記録をマークし全体5位などの好成績を収めた。また、SBRでは河本主将が574点の自己新記録で全体2位となった。今大会ではチーム全体の総合力を見せた。また、課題点も挙げており、次戦に向けて何をすべきかを示す大きな指針となる大会となった。 [久保田諒] 試合後のコメント関口――初の大きい大会に向けて準備していたことや意識していたことがあれば教えてください。 「とにかく心の準備、心を準備して次に体の準備という順番で、基本心が準備できていないと体も準備できていないので、とにかくメンタルケアをしっかりとしつつ、点数の調整などを練習でして、コミュニケーションを多く取って試合に臨むように準備しました」 鈴木――次の大会への意気込みを聞かせてください。 「日本学生選抜大会という大きな大会がすぐあるので、まずはレギュラーを取りたいというのが1つと、個人でも入賞して自分の実力を遺憾なく発揮できたらいいと思っています」 野畑――今大会に向けて準備したことがあれば教えてください。 「大学に入ってから点数が落ちてきて、前回のW杯からモチベーションをいかに保つかを大事にしています。また、フォームを変えるなどもしてきました。もともと高校から同じフォームだったのですが、コーチから重りを銃に乗せて構えて重心を落として撃つようにと指導され、その通りに撃ってみると、だいぶ腰を落として撃てるようになりよくなりました」 河本――練習やチームで意識していることはありますか。 「コロナの関係で、全体で集まって練習が出来ていないのであまりやっていることは無いのですが、全体がまとまるように意識していこうという方針で指示を出しているので、そこを意識して動いています」READ MORE -
女子団体4連覇! 男子は惜しくも2位に終わる/日本学生選手権
射撃 2021.11.14王者の実力を見せつけた。女子はAR(エアライフル)とSBR(スモールボアライフル)でともに1位を獲り、完全優勝。総合4連覇を果たした。男子は日大に1歩及ばず2位で大会を終えた。 ◆11・11~13 全日本学生選手権(長瀞射撃場)▼男子総合暫定順位明大――2位▼女子総合暫定順位明大――1位 [男子] 男子団体は悔しい結果となった。10月に行われた関東学生秋季大会で勝利したことにより今大会も優勝への期待値は高かったが、昨年度王者の宿敵・日大に敗れ、2位にとどまった。それでも望月玲主将(情コミ4=明大中野)は「納得のいってない結果だが3年生以下が来年につながる点数を残した」と一定の評価を口にした。中でも活躍したのは大場仁千弥(農3=西武学園文理)。ARとSBRに出場し、特にSBRで自己ベストを残す活躍でチームに貢献した。団体メンバーは2、3年で構成されたので主力は多く残る。佐橋朋木監督は「王者・日大に対して鍛え直しが必要」と来年に向けての課題を口にした。来年度こそは悲願の団体優勝をつかみたい。 [女子] 圧倒的実力を見せつけた。3連覇中というプレッシャーをものともしないパフォーマンスを見せ、AR、SBRの両種目で団体優勝し、完全優勝という形で4連覇を達成した。チームを支えたのは東京五輪にも出場した大黒柱・平田しおり(政経4=金沢伏見)だ。「どのポジションで使っても安心感があった」(佐橋監督)と監督からの信頼も厚い。今大会はARとSBRの2種目に出場。「2種目のレギュラーは久しぶりでプレッシャーもあった」(平田)と語るがそれぞれ高得点を残し、大学での競技生活に有終の美を飾った。また三浦莉桜(商1=足羽)はARに出場し、1年生らしからぬ安定した内容で優勝に貢献。「まだまだ修正が必要」(三浦)と本人は満足した様子は見せない。絶対的王者は未来も明るい。 試合後のコメント平田――今大会を振り返っていかがですか。 「大学生活最後の競技ということで緊張した面はありましたが、どちらも自己新記録で終われたのはいい思い出になりました」 ――インカレ4連覇についてどう思っていますか。 「自分が出る試合は優勝できるように目指してきたのでそれが結果につながったのはよかったのですが、男女アベック優勝できなかったのは寂しいです」 大場――結果を残せた要因は何ですか。 「SBRの方は練習もできていて競技中には構え直しを意識し、悪くなったらすぐ切り替えるということができていたのがよかったと思います」 望月――来年度のチームに向けてメッセージをお願いします。 「明大射撃部は伝統もあり強いチームだから結果を残さないといけないというプレッシャーもあるが今いる選手たちは問題ないので新主将を筆頭に楽しく過ごせるチームを作って欲しいと思います」READ MORE -
男女アベック優勝! インカレに向け期待高まる/関東学生選手権秋季大会
射撃 2021.10.16王者の貫禄を見せつけた。日本学生選抜大会が中止となり春以来の大会となった今大会。男子団体は春に続く2連覇を達成。女子団体も完全優勝を果たし、女王として再び返り咲いた。 ◆10・12~15 関東学生選手権秋季大会(長瀞射撃場)▼男子総合明大――1位▼女子総合明大――1位 常勝明治の完全復活だ。男子団体は春の王座を守り抜き、2連覇を達成。最後の1人まで日大に負けている状態だったものの大塩勇斗(政経2=足立新田)が優勝を決定づける記録をたたき出した。また、六笠陸希(政経3=明大中野)は自己ベストを更新。チームトップの成績を取り、優勝に貢献した。「大会に慣れてきて少しずつ力を出せるようになった」(六笠)。しかし、優勝をしても明大に油断はない。「まだまだスタミナ面などの改善の余地はある」(大塩)。個々の意識の高さが春に続く連覇を後押しした。 春のリベンジ達成だ。春季シーズンには大会後に違反が発覚し、優勝を返上した女子団体。無念を晴らすべく挑んだ今大会では10点差以上をつけ、AR(エアライフル)、SBR(スモールボアライフル)を合わせた完全優勝を達成。女王の称号を取り戻した。中でも活躍を見せたのは1年生の三浦莉桜(商1=足羽)だ。三浦はARに出場し、チームトップとなる625.6点をマーク。外したのはわずか1発と丁寧な射撃を見せた。また、春は参加していなかった平田しおり(政経4=金沢伏見)も出場。平田の得点により2位から1位へ浮上するなど、明大の頼れるエースとして活躍した。 集大成であるインカレは来月開催と間近に迫っている。男女アベック優勝を10年ぶりに達成したこともあり、男女団体の総合優勝の可能性は大いにある。また、射撃部は今年度創部100周年という節目の年でもあり、より一層の期待が高まる。今大会では出場した選手それぞれが課題を吐露し、修正すべき点を話していた。残り少ない期間でどこまで改善することができるか。受け継がれた紫紺の誇りを胸に男女アベック優勝は譲らない。 [小井土大裕] 試合後のコメント三浦――プレー中に意識していたところはありますか。「プレー中はとにかく練習通りに行うことを意識しました。今までは練習通りにいかずに納得のいかない射撃が多かったが、今回はとりあえず試合でどのように撃つかを意識したのではなく、練習でどのように撃っていたかを意識しました」大塩――今大会の結果についてお聞かせください。「ひとまず明治が総合優勝できたということについて、自分はうれしいと思っていますが個人の結果にはまだまだ改善の余地があるので、次のインカレではさらにその部分を意識して他のレギュラーメンバーを撃たせてあげられるような射撃を短い期間ですが身につけていこうと思います」平田――明大の選手として久しぶりの試合でした。「春関は五輪前ということで参加しなくて学生の試合も久しぶりでした。試合としては楽しかったのですが、結果としてはふがいないというか満足のいく結果ではなかったです。1カ月後のインカレに向けてもう少し磨いていきたいです」――1カ月後のインカレに向けて調整はどのように行われますか。「11月末まで毎週末試合があり、本当に練習時間が少なくなってくるので、練習ができるときにはしっかりと練習して姿勢の確認をしたり、弾を撃ったりした時の反動だったり、基礎の部分を見つめ直したいと思っています」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
常に己と向き合い、ストイックに点数を高め続ける射撃競技。そのマイナー性からあまり広く一般には知られていないが、ピストル種目に空力で弾を撃つAR(エアライフル)、火薬を使うSBR(スモールボアライフル)など様々な種目があり、オリンピック競技になるほどその競技性は高い。その中でも師尾源藏氏が大正10年に創部し現在まで続く明大射撃部は、常に大学射撃の第一線を走ってきた。昭和51年からの7年連続となる全日本学生選手権優勝、さらに創部90周年となる平成23年には創部以来初となる同大会男女総合優勝も果たした。これまでも、これからも。大学射撃は明治がけん引していく。