最新記事 RECENT ENTRIES
-
5人馬健闘! 総合団体で準V/関東学生三大大会
馬術 2022.06.21チーム一丸となって挑んだ今大会。総合団体では、出場した5人馬全てが失権することなく奮闘し、準優勝を果たした。白石侑也(商3=江戸崎総合)とカルロッタMが障害では優勝、総合でも4位入賞を果たし、3種目総合の2位に大きく貢献した。◆6・16~19 関東学生三大大会(山梨県馬術競技場) ▼第57回関東学生賞典障害飛越大会▽個人 1位 白石〈カルロッタM〉 5位 鹿戸〈オーロラボレアリスM〉 10位 石川〈パトリシアM〉 14位 渡邊〈ぺコラM〉※古川〈明鳳〉は棄権▽団体 2位 明大 ▼第57回関東学生賞典馬場競技大会▽個人 2位 古川〈ザリーノM〉 11位 白石〈明桑〉 37位 石川〈パトリシアM〉※鹿戸〈明紫〉は失権▽団体 6位 明大 ▼第73回関東学生賞典総合大会▽個人 4位 白石〈カルロッタM〉 7位 鹿戸〈プライムローズM〉 9位 石川〈パトリシアM〉 18位 渡邊〈明輝〉 26位 古川〈明鳳〉▽団体 2位 明大 ▼三種目総合 2位 明大 初日の障害では、白石とカルロッタMが減点ゼロで2回走行を終えた。ジャンプオフに進んでもミスなく満点走行を見せ見事優勝。「やっといい成績を残せた」(白石)と自身の成長を実感した。団体では優勝を目指していた明大だったが、早大とタイム差17.62秒で惜しくも2位と、悔しい結果に終わった。2日目の馬場では古川澪(営4=あずさ第一)とザリーノMが奮闘し2位になるも、明大としては昨年度に引き続き6位にとどまった。 悲願の優勝を狙い挑んだ総合。最終日に行われたクロスカントリーでは相次いで失権者が出る中、明大の5人馬は失権なしで完走し、全ての人馬が最終種目・障害へと駒を進めた。白石とカルロッタMがクロスカントリー、障害ともに減点ゼロと躍動し、4位に入賞。鹿戸雄翔主将(農4=江戸崎総合)とプライムローズMは「4年間の課題」と話す馬場が足を引っ張り7位。それでも「馬は問題なく、調子がよかった」(鹿戸)と、プライムローズMをねぎらった。その後の障害ではミスなく終え、人馬一体となって走り切った。5人馬全てが健闘し、団体成績2位で大会を終えた。 総合で手応えのある結果を残した明大。「白石が活躍することで4年生も3年生も負けないようにという気持ちが出て、いい形でできている」(佐藤五志監督)。秋の全日本学生選手権へ向け期待のかかる大会となった。さらに「チームとしては僕が入学してから一番いい成績だった。最後に団体優勝できるように」(鹿戸)と秋に向け主将として決意を固めた。チームの結束力を強め、人馬一体となって秋に挑む。 [髙本都] 試合後のコメント佐藤監督――今回期待以上の結果を残した選手はいらっしゃいますか。「やはり、白石侑也です。個人で優勝するのはなかなかやはり実力があっても色々なことがあり難しい中で、一番他の要因に左右されない障害で実力を示したということはこの人が一番うまいということを示せて、他の人たちもそのように見るようになるので、よかったと思います」 ――鹿戸主将のチームの雰囲気はいかがですか。「1年生で彼が入ってきた時に想像していたよりも4年生になり、僕が今まで見てきた中で一番変わったいい主将だと思います。まとめていくこともそうですし、割と厳しいことも言いますし、面白いし、うまくまとめてくれていると思います」 鹿戸主将――今大会振り返っていかがでしたか。 「障害は団体優勝を目指していて、最後僕がミスしていなければ勝てたので、個人としては悔しいです。総合では5人馬全て帰ってきたのでチームとしては僕が入学してから一番良かったです」 ――秋の全日本学生選手権に向けて意気込みをお願いします。 「障害は(白石)侑也と僕がワンツー取るぐらいの気持ちでいけば、団体も良くなると思います。まだ明治に入って団体優勝していないので、最後にできるように主将として頑張りたいです」 白石――ご自身の調子はいかがでしたか。 「今年でいろいろなことを経験して少しずつ成長していると感じます」 ――障害は1位でした。「やっといい成績を残せたかなと感じます。勝つとかではなく、ジャンプオフに行くことを考えていました。去年は一走行目が減点ゼロで二走行目が減点8で4位だったので、今年はどちらもゼロで行こうと思っていました」 古川――馬場では2位でした。「馬場は正直優勝を狙っていたので、2位は全体的に見ればいい結果なのですが、自分は最後少しミスしてしまい、それがなければ勝てたなという状況だったので悔しいです」 ――4年生で最後の年になります。「やはりザリーノMという優勝が狙える、優勝しなきゃいけない馬に乗らせてもらっているので、最後の年楽しみたいということもあるのですが、やはり結果を残さなければザリーノMに乗っている意味もないと思うので、そこは頑張っていきたいと思います」 READ MORE -
連覇記録途絶える 優勝かなわず3位/東京六大学大会
馬術 2022.04.05冷たい春雨が降りしきる中、迎えた東京六大学大会(以下、六大学)最終日。明大馬術部は1981年以来の出場大会全勝という驚異的な記録を残していたものの、今大会では団体総合3位に。新体制で挑んだ今年度初戦だったが、悔いの残る結果となった。 ◆4・1〜3 東京六大学大会(東京競馬場)▽新人馬場 8位――椿〈明鳳〉 9位――綱河〈明桑〉 10位――山田〈明紫〉▽学生賞典馬場 5位――古川〈ザリーノM〉 7位――白石〈明桑〉 11位――鹿戸〈明紫〉▽複合 1位――白石〈カルロッタM〉 3位――鹿戸〈パトリシアM〉※石川〈明鳳〉は失権▽新人障害 6位――椿〈パトリシアM〉 ※古川〈ボバフェットM〉、山田〈明鳳〉、綱河〈明輝〉は失権▽中障害 2位――白石〈カルロッタM〉 6位――石川〈パトリシアM〉 7位――鹿戸〈オーロラボレアリスM〉 ※原〈プライムローズM〉は棄権▽団体総合 明大――3位 馬場と障害の総合点で競う複合馬術では、馬場終了時点で明大が表彰台を独占。明鳳とタッグを組んだ石川傑(農3=北海道浦河)が1位で通過した。「馬が良いので1位で通過するのが普通」(石川)。今年19歳を迎えるベテラン馬・明鳳と組むプレッシャーに負けず、馬場では期待通りの成績を出した。ところが、障害では2度の反抗により失権。明鳳の年齢や長年のケガの影響ゆえに障害の練習を十分にできず、結果に響いた。「馬の調子関係なくサポートしなければいけないが、それができず悔しい」(石川)。馬のケアの重要性を改めて感じた走行となった。 馬場を2位通過した白石侑也(商3=江戸崎総合)とカルロッタMは障害で総減点をゼロに抑え、複合馬術1位に輝く。白石は中障害でも減点ゼロで帰還し、ジャンプオフに出場。しかし、この時点で他の人馬の結果により団体優勝の可能性は消滅。馬場の状況を考慮し足を痛めないようあえて勝負に出ないという戦略をとる。「正直勝負をしたかったが、良い経験になった」(白石)。ジャンプオフでも減点ゼロであったが、1.83秒のタイム差で2位に。明大のホープとして障害競技で抜群の安定感を見せつけた。 「想像していた通りの結果」(佐藤五志監督)。他大学が良い馬をそろえてきたことや、明大の馬の高齢化など、課題が浮き彫りになった今大会。しかし、その中でも新人障害で一般入部の椿遼香(農3=山脇学園)が減点ゼロで完走。新戦力が頭角を現した。鹿戸雄翔主将(農4=江戸崎総合)が率いる新体制の明大馬術部。「個人というよりは団体で」(鹿戸)。チームの結束力を強め、秋の全日本学生三大大会(以下、全学)で団体総合優勝を目指す。 [春木花穂] 試合後のコメント佐藤監督――3日間振り返ってどのような大会でしたか。 「ずっと勝ち続けてきた大会なので今年度もなんとか負けずに勝ちたいという気持ちで望みました。ですが、負けてしまった一つの要因としては他大学が馬をそろえてきているということと、うちの馬がやはり年齢的な部分もあって、これくらいだろうなと想像していた通りの結果になってしまいました」 ――期待以上の働きをした選手はいますか。 「期待以上というよりも、期待通りに働いてくれたのは鹿戸と白石です。持てる力を発揮してくれたと思っています。また、一般生の椿が新人障害で減点ゼロで帰ってきてくれて今後一般生にとって励みになると思うので、それは良かったと思っています」 鹿戸主将――今大会を振り返っていかがですか。 「連覇をしていた大会だったので先輩たちに申し訳ないです」 ――今年度のチームの目標をお願いします。 「昨年度の全学で団体では1種目も入賞できず、ウィニングランができませんでした。ですので、今年度は障害で団体優勝、総合と馬場は3位以内に入り、3種目共に個人というよりは団体で入賞したいです。そうすれば3種目総合優勝も見えてくると思います」 白石――カルロッタMの今日の調子はいかがでしたか。 「今日は素晴らしいくらい良かったです。 本当に落とす気配がありませんでした」 ――今年度の目標をお願いします。 「昨年度の学生戦はふがいない成績だったので、今年はその上を行けるように頑張りたいと思います」 石川――今大会を振り返っていかがですか。 「期待されていた結果ではないので悔いは残っています」 ――複合馬場は1位通過でした。 「馬が良いので、1位通過するのが普通だと思っています。プレッシャーもありましたが、1日目の成績は良くも悪くも1位通過しなければいけなかったので、それはできて良かったと思います」READ MORE -
健闘するも総合団体5位に沈む/全日本学生賞典総合競技大会
馬術 2021.11.05悔いの残る大会となった。高橋義明主将(政経4=京産大付)の最後の学生戦。障害では全員が満点走行、次期エース・鹿戸雄翔(農3=江戸崎総合)とパトリシアMのコンビが個人4位の成績を修めるものの、クロスカントリーでの減点が響き団体5位という結果に沈んだ。 ◆11・2~11・3 全日本学生賞典総合競技大会(山梨県馬術競技場)▼個人 4位 鹿戸〈パトリシアⅯ〉 23位 原〈明輝〉27位 白石〈カルロッタⅯ〉28位 高橋〈明鳳〉 ▼団体 5位 明大 初日は明大が苦手とする馬場。予想されていたようにここでは絶対王者・日大に差をつけられてしまう。2日目のクロスカントリーと障害に団体優勝への希望を託した。そして迎えた2日目。日大を捕らえるには一度のミスも許されない。しかしクロスカントリーでは高橋と白石侑也(商2=江戸崎総合)が完走をしたもののそれぞれ反抗を1回してしまい優勝への道はより厳しいものに。背水の陣で迎えた最終種目・障害。「障害は意地でも減点ゼロでなければならない」(白石)。強い覚悟で望むと高橋主将と明鳳、続く白石とカルロッタMがそれぞれ抜群のコンビネーションを見せ、一度のミスもなく減点ゼロの走行でいい流れをつくった。「2人の走行に背中を押された」(原一晴・営2=水戸農)。3人目の原と明輝も完璧な走行を見せると「この馬の能力、あのコースで明治の馬たちならば、減点ゼロでなければならない」(鹿戸)。仲間の走行を追い風に見事鹿戸も減点ゼロの安定した走行を見せた。それでもこれまでに開いた差を埋めることはできず、団体5位という結果に終わった。 「僕が4年間いた中では優勝が一度もできなかった」(高橋)。主将の思いは後輩たちに託された。「全員がもっと高いレベルで騎乗できるようにしたい」(鹿戸)。目指すは団体優勝。人馬一体となりまた新たな目標に向けて前を向く。 [入谷彩未] 試合後のコメント佐藤五志監督――来年度から最上級生となる鹿戸選手に期待していることはありますか。 「入学した頃から少しずつ力は付けてきているので、最後の4年生の年で1番良い成績が取れるように頑張ってほしいです。また、部をまとめていってほしいと思います」 高橋主将――全学での思い出はありますか。「全学は4年間出ました。2年次に2つの種目で入賞、表彰式にも出席していい思いさせてもらいました。全然うまくいかなかった去年も2位で、最後の落馬やなかなか思うようにいかないところもある中でこれが全学かと思いました。今年の障害も、1走行目では初めて満点、2走行目も最後は落としてしまいましたが、全学はいい経験をできる場所でした」 鹿戸――今回良かったプレーはありますか。「パトリシアⅯが日本に来てからクロスカントリーでまだ一度も減点ゼロを出したことがありませんでした。完走しますが、毎回タイムが遅かったり、1回反抗をしてしまったりとミスがあることがここ5、6年ありました。ですが今回初めてクロスカントリーがゼロで帰ってくることができたので、馬も頑張りましたし、良かったと思います」 白石――今大会の振り返りをお願いします。「今年は関学の障害で2走行をし、1走行目は満点、2走行目は減点がつきました。なかなかの成績は取れますが、やはり決め切ることができず持っていくところまではいかないので、来年は結果も付いてくるといいなと思います」 原――今後の目標は何ですか。「来年から自分たちの代も主力になってきます。来年はビリーに乗るか分かりませんが、どの馬に乗っても全学で1位になれるように精進していきたいです」READ MORE -
相次ぐアクシデントで三種目総合優勝逃す/関東学生三大大会
馬術 2021.06.29予期せぬアクシデントが重なった今大会。障害では優勝を目標に挑んだものの、2位という結果に。総合でも5人馬のうち3人馬が棄権、失権となり結果は5位。三種目総合では昨年度に引き続き2位となった。 ◆6・24~27 関東学生三大大会(山梨県馬術競技場)▼第56回関東学生賞典障害飛越大会▽個人 4位 白石〈カルロッタM〉 5位 鹿戸〈オーロラボレアリスM〉 7位 村上〈パトリシアM〉※高橋〈プライムローズM〉は失権 原〈アクレイラスM〉は棄権▽団体 2位 明大 ▼第56回関東学生賞典馬場競技大会▽個人 14位 古川〈明紫〉 15位 高橋〈明桑〉 29位 石川〈プライムローズM〉 34位 白石〈パトリシアM〉▽団体 6位 明大 ▼第72回関東学生賞典総合大会▽個人 5位 高橋〈明鳳〉 6位 石川〈パトリシアM〉※鹿戸〈プライムローズM〉、原〈明輝〉は失権 白石〈カルロッタM〉は棄権▽団体 5位 明大 ▼三種目総合 2位 明大 初日の障害では、六大学対抗戦で活躍を見せた鹿戸雄翔(農3=江戸崎総合)と白石侑也(商2=江戸崎総合)は4位、5位と健闘した。しかし、高橋義明主将(政経4=京産大付)とプライムローズMの2度の反抗による失権が響き、団体では2位。優勝を目指していただけに悔しい結果となった。明大が不得意とする2日目の馬場でも昨年度より順位を落とし、6位にとどまった。 3日目から始まる総合で巻き返しを狙った明大。しかし、競技直前にカルロッタMがケガを負い、絶対的レギュラーの白石は棄権に。さらに、馬場では原一晴(営2=水戸農業)が、クロスカントリーでは鹿戸が失権。鹿戸について、「焦って走って失権してしまった」(佐藤五志監督)。5人馬のうち3人馬が結果を残せず、窮地に追い込まれる展開に。だが、ここで主将の高橋は引退が近づく相棒・明鳳と共に安定の強さを見せる。クロスカントリーでは規定タイムの4分18秒ちょうどでゴール。「馬に助けられたという走行だった」(高橋)。障害も減点ゼロで終え、息の合った走行を見せた。また、石川傑(農2=北海道浦河)も障害を減点ゼロで乗り切り、団体の結果に大きく貢献。「5人の中の4人目のつもりで出したのに、逆に期待を裏切って頑張ってくれた」(佐藤監督)。白石をはじめ、2年生の今後の活躍にも期待がかかる。 馬のケガなど、動物を扱う競技だからこその課題が浮き彫りになった。一方、選手からは「馬に助けられた」という声も。「今回のミスを反省して練習を積んで良い成績を残せるようにしたい」(高橋)。人馬一体となって11月の全学でのリベンジを誓う。 [春木花穂] 試合後のコメント佐藤監督――今大会振り返っていかがでしたか。 「予期せぬアクシデントがあったこともあって、当初目標としていた成績が取れなかったので、注意していてもし切れない部分もあるのですが、全日本に向かって馬のケアをしてやっていきたいなと思っています」 ――高橋選手と明鳳のコンビはいかがでしたか。 「最近いろいろなことで成績が振るわなくて、落馬したり転倒したり明鳳と高橋のコンビについても本人自身も不安を抱える部分があったと思うのですが、今回の試合で明鳳が前と変わらぬパフォーマンスができる馬だと感じたと思うので、全学に向かっていい材料かなと思います」 高橋主将――クロスカントリーについていかがでしたか。 「本当に馬に助けられたというのが一番で、4秒18秒が制限タイムで4秒18秒だったので、馬が本当に1回スイッチ入ったら、僕が踏切を外してしまったところも4カ所ぐらいあったのですが、自分から食いついてくれて本当に乗っていてすごいなと思わせるぐらいでした。今日は僕はあまりエスコートできなくて馬に助けられたという走行でした」 ――次の大会に向けて意気込みを教えてください。 「障害が本当に情けない結果で、主将としてもっといい成績を残してみんなを引っ張っていけたらよかったです。総合も結果的に見れば5位だったのですが、馬場でも少し点数を取れれば3位、もっと言えば優勝も狙っていけるところだったので、まず個人で半年ほどしっかり今回のミスを反省して練習を積んでいい成績を残せるようにしたいです」READ MORE -
団体総合7連覇! 1ポイントが明暗分ける展開に/東京六大学大会
馬術 2021.04.121ポイント差の接戦を制し、伝統校の意地を見せつけた。暫定3位で迎えた最終日、複合障害で鹿戸雄翔(農3=江戸崎総合)と白石侑也(商2=江戸崎総合)が減点ゼロを叩き出しチームは1位に。チームの命運が懸かった中障害では優勝決定戦までもつれるも鹿戸が優勝。見事団体7連覇を成し遂げた。 ◆4・9〜11 東京六大学大会(東京競馬場)▽新人馬場 1位――古川〈明紫〉 5位――白石〈明鳳〉 11位――山口〈明桑〉 17位――村上〈カルロッタM〉▽学生賞典馬場 5位――鹿戸〈明桑〉 8位――白石〈プライムローズM〉 11位――高橋〈明紫〉▽複合 1位――白石〈カルロッタM〉 2位――鹿戸〈プライムローズM〉 4位――高橋〈明鳳〉※石川〈アクレイラスM〉は失権▽新人障害 5位――原〈アクレイラスM〉 8位――石津〈明輝〉 12位――山口〈ベルナルドM〉 ※古川〈ルークM〉は失権▽中障害 1位――鹿戸〈オーロラポレアリスM〉 3位――高橋〈アクレイラスM〉 5位――白石〈カルロッタM〉 7位――石川〈プライムローズM〉▽団体総合 明大――1位 最後まで手に汗握る展開だった。暫定首位の早大に6ポイントのリードを許し、迎えた最終種目・中障害。複合障害で個人優勝を果たし、調子の良かった白石が最終障害でバーを落下。「貢献できなくて悔しかった」(白石)。それでも後輩のミスは先輩がカバーできるのが明大の強みだ。その後走行した鹿戸、高橋義明主将(政経4=京産大付)が減点ゼロで終え、優勝決定戦・ジャンプオフへ。最初に走行した鶴見汐花(早大)が安定した走行で減点ゼロ、さらにタイムも好成績で終え、明大にプレッシャーをかける。そんな中、優勝最有力候補だったエース・高橋主将がまさかの失権。「自分が勝たなくては団体で負けてしまう」(鹿戸)。緊張が高まる中、減点ゼロの圧巻の走行を見せ、タイムも32秒で鶴見を4秒上回りガッツポーズ。会場は拍手に包まれ、見事頂点に立った。鹿戸の活躍もあり、チームは106点で2位の早大とわずか1ポイント差で優勝。絶対王者の座を譲らなかった。 「全員が教え合ったり協力し合えた結果、最後の1ポイントにつながった」(高橋主将)。今年度は部員全員で勝ちにいくチームだ。昨年度までのチームの柱・石井前主将が抜けたものの、今大会では鹿戸が最優秀選手賞に選出、白石も複合馬術個人優勝とチーム力が上がっているのは間違いない。佐藤五志監督も「これから楽しみ」と期待を寄せる。まずは関東王者へと返り咲く。強い明大を取り戻す日は近い。 [宮本果林] 試合後のコメント佐藤監督――今大会振り返っていかがでしたか。 「コロナの時でなかなか活動に制限がある中で、なんとかこの六大学も今年度初めての学生戦ですごくひやひやだったのですが、勝つことができて収穫があったと思います。ただ、この六大学については私が大学2年次の時からずっと勝っている大会です。今回下手したら連覇を途絶えさせてしまうかもしれないということですごくはらはらしていましたが、1点差で勝てて本当にほっとしています。不名誉な途絶えさせた監督にならなくてよかったです」 ――鹿戸選手が最優秀選手に選ばれました。 「高橋にしても鹿戸にしても白石にしても、『こういうふうにしなくては常に良い成績残せない』という結果ではなくて技術的な部分を指導してきて、やっとこの春何試合かでうまく騎乗できるようになったので楽しみです」 高橋主将――今日の調子はどうでしたか。 「複合の時に落としてしまった馬は腰が悪くてなかなかコンデションを維持するのが難しいのですが、腰が痛いながらにも頑張ってくれたのでしっかりケアをして、次の関学(関東学生三大大会)までにしっかり立て直せるようにしたいと思います」 ――今後への意気込みはありますか。 「昨年度の全学(全日本学生三大大会)は団体で良い成績を残せたのですが、僕が足を引っ張ったせいで良い成績残せませんでした。主将として最後の年なので、僕が主将として引っ張っていけるくらい良い成績を残して周りの選手も自分が鼓舞していけるように関学団体で良い成績残せるように頑張っていきたいと思います」 鹿戸――団体優勝できた要因はありますか。 「3日間総じて全員が一つでも良い順位を取るという気持ちです。明治にとって全日本学生は挑戦者という気持ちなのでプレッシャーはないのですが、六大学は勝たなければならないという雰囲気が部内にありました。僕も含め他の部員も一人一人が今回の試合は自分のミスが部全体に迷惑掛けてしまうと意識しながらできたから勝てたと思います」 ――最優秀選手に選ばれました 「最優秀選手は意識していたわけではないのですが、取れてうれしかったです。高橋主将も一昨年度、2年次に取ったので自分も同じものが取れてうれしいです」 白石――今大会振り返っていかがですか 「最後勝つか負けるかの勝負に自分は参加できなかったので、次からは自分が参加したいです。また今年度からメンバー変わってよりいっそう厳しくなるので連覇は閉ざさないように頑張っていきたいです」 ――馬との相性はいかがですか 「昨年度の全日学のインタビューの時は相性会っているか分からないですと答えていたのですが、今は明治の中ではカルロッタMと自分が1番合っていると思っています」READ MORE -
団体2位! 悲願の王座奪還ならず/全日本学生賞典総合馬術競技大会
馬術 2020.11.04明大は優勝争いを演じるも、エース・高橋義明(政経3=京産大付)の失権が響き団体2位に。1位に大差をつけられ、悔しさが残る結果となった。 ◆11・4~5 全日本学生賞典総合馬術競技大会(山梨県馬術競技場)▼個人 5位 白石〈カルロッタM〉 9位 鹿戸〈プライムローズM〉 22位 榮〈明輝〉 25位 石井〈パトリシアM〉 ※高橋〈明鳳〉は失権▼団体 2位 明大 誰もが想像できない展開だった。初日の調教審査の馬場では、団体2位につき好スタートを切る。2日目に行われた耐久審査のクロスカントリーでは、ルーキー・白石侑也(商1=江戸崎総合)が減点0の安定した走行でチームに貢献。最終種目・余力審査の障害では、石井李佳主将(商4=関東国際)が減点0で主将の意地を見せた。高橋は余力審査までの成績で個人2位に。1位の楠本將斗(日大)との差はわずか2.0点。エースの走りに期待がかかった。序盤はミスをすることもなく幸先良くスタート。しかし、フィニッシュ目前の第9障害でまさかの落馬。「一瞬の気の緩みだった」(高橋)。優勝を狙う明大にとっては高橋の失権は大きな痛手に。団体は2位に着くことができたものの、頂点奪還が見えていただけに悔しい結果となった。 「すごく期待していたのですごく残念」(佐藤五志監督)。1年生ながらトップレベルの実力を持つ白石がチームに加わり、優勝に期待がかかっていた今大会。しかし、トップの日大との団体合計減点の差は52.7点。頂点への壁は厚かった。とはいえ、チームは確実に成長している。昨年の同大会では団体8位だったが、今年は準優勝と大きく躍進した。 今大会で4年生は引退となる。1年間チームを牽引(けんいん)してきた石井主将も高橋へバトンを渡した。「日大を少しでもやっつけたい」(佐藤監督)。来年こそは念願の王座奪還へ。今年かなわなかった思いを継ぎ、さらなる躍進に期待がかかる。 [宮本果林・波木井里紗] 試合後のコメント佐藤監督――今大会を振り返って一言お願いします。 「障害と総合はそれなりに結果を残せるだろうと思っていました。1年生も白石が加わったことで期待していましたが、結果的に思うようにいきませんでした。初日の馬場は私から見たらすごく良い演技をしましたが、やはり日大が上にいます。すごく期待していましたが、すごく残念な結果に終わってしまいました」 ――石井主将はどのような主将でしたか。 「彼女は入ってからすごく伸び、うまくなりました。よくやったなと思います。元々レギュラーになる人として入ってきたわけではありませんでしたが、一番障害の成績も良かったし、後輩にも優しく接してくれたり、うまくまとめてくれたりしました」 高橋――今年を振り返って一言お願いします。 「新型コロナウイルスでいろいろ制限される中、関東学生や全日本学生の主要な大会が開催されたことは感謝したいと思います。成績を見れば納得できるものではなかったので、反省して来年に生かしたいと思います」 ――来年の抱負を教えてください。 「主将になるので、主将としてやることはしっかりして、選手としては最後の年を成績も含めて良い年にできるように、大きい舞台で優勝できるように1年間努力していきたいと思います」 白石――個人5位の感想を教えてください。 「正直驚いています。まさか自分がこんな成績を残せるなんて思っていなかったです。これからこの順位を基準に試合に挑みたいです」READ MORE -
3種目総合準V! 古豪復活の兆し見えた/関東学生三大大会
馬術 2020.08.17白石侑也(商1=江戸崎総合)などルーキーを迎え、新チームとして挑んだ初めての大会。2人の表彰台入りをはじめ各々が好成績を残し、2つの団体と3種目総合で2位に輝いた。 ◆8・13~16 関東学生三大大会(山梨県馬術競技場)▼第55関東学生賞典障害馬術大会▽個人 3位 石井〈パトリシアM〉 7位 高橋〈アクレイラスM〉 10位 白石〈プライムローズM〉 12位 鹿戸〈オーロラボレアリス〉※石川〈明鳳〉は失権▽団体 2位 明大 ▼第55回関東学生賞典馬場馬術大会▽個人 8位 安田〈明紫〉 17位 石井〈明桑〉 27位 高橋〈プライムローズM〉▽団体 5位 明大 ▼第71回関東学生賞典総合馬術大会▽個人 3位 高橋〈明鳳〉 6位 鹿戸〈プライムローズM〉 7位 白石〈カルロッタM〉 13位 榮〈明輝〉 19位 石井〈パトリシアM〉▽団体 2位 明大 ▼3種目総合 2位 明大 新チームで幸先の良いスタートを切った。情勢を考慮し延期され、厳しい暑さの中開催された今大会。部の活動も最低限の練習に制限され、いつもとは違う状況で迎えた。それでも強さは揺るがない。総合馬術では、初日の馬場で大きなミスなく団体2位に。勢いそのままに、翌日のクロスカントリーでも失権者を出さず5人中4人が減点0。周囲に差をつける。障害では高橋義明(政経3=京産大付)や石井李佳主将(商4=関東国際)が減点0と安定ぶりを見せ、順位変わらず団体2位。王者・日大にはあと一歩届かなかったものの、3年ぶりに3種目総合でも準優勝を果たした。 「前の明治に戻ってきた」(石井)。全日本学生三大大会17連覇というかつての栄光を失い、近年は団体入賞を逃していた明大。その中で現れたルーキーの存在は大きい。石川傑(農1=北海道浦河)は障害馬術に出場。白石も総合馬術に出場し、1年生らしからぬ活躍で7位入賞を果たした。日大との団体成績の差は障害馬術で4点、総合馬術で15.7点とわずか。かつての輝きを取り戻しつつある。「まずは障害、総合で日大を破り、対外的にも明大の強さを印象付ける」(佐藤五志監督)。全日本学生三大大会では王者を倒し優勝を狙う。 [波木井里紗] 試合後のコメント佐藤五志監督――新チームはいかがですか。「これまで石井、高橋、鹿戸(雄翔・農2=江戸崎総合)の3人で団体戦を戦っていたが、団体戦は3人での成績なので、1人でも失敗すると団体成績が付かず不安定でプレッシャーが掛かっていました。しかし白石が入ったことで、誰か1人が失敗しても残りの選手でカバーできる状況になりました」 石井主将――今大会の振り返りをお願いします。「自分が1年生の時の4年生が抜けてから成績がいまいちになっていましたが、新しく入ってくれた1年生の頑張りもあって、団体も前の明大に戻ってきたのかなと思える結果を出せました」 高橋――団体2位という結果ですが、勝因は何ですか。「1年生が入ってきて、今大会では2人が障害馬術と総合馬術で出ました。乗れる子が入ってきて、みんなが団体で成績を残そうという意識に少しずつなってきたと思います。そこが今回2位になれた要因かなと思います」 ――今後の目標をお願いします。「昨年は全学で個人障害5位、総合が3位だったので、今年も障害総合2種目とも表彰台を目指し、順位も去年より上を目指して頑張りたいです。団体も昨年は3位で、今年は2位とあと少しで日大も追い越せる位置まで来ています。団体優勝できるようになっていきたいです」READ MORE -
エース躍動 高橋が3位入賞!/全日本学生賞典総合馬術競技大会
馬術 2019.11.062日間にわたって行われた今大会には明大から3名が出場した。好成績3名で組まれる団体は失権者を出し成績を残せなかったが、エース・高橋義明(政経2=京産大付)と明鳳が個人で3位という好成績を残した。 ◆11・4~5 全日本学生賞典総合馬術競技大会(三木ホースランドパーク)▼個人 3位――高橋〈明鳳〉30位――石井〈パトリシアM〉※鹿戸〈プライムローズM〉は失権▼団体 8位――明大 全日本学生三大大会の最後の2日間を飾る総合馬術。1日目、調教審査の馬場で大きなミスをすることなく団体4位で終える。ところが2日目に行われた耐久審査のクロスカントリー。鹿戸雄翔(農1=江戸崎総合)がヤマ場の水壕障害をクリアし安堵したのもつかの間。その直後に経路違反でまさかの失権。3名しか出場していない明大には大き過ぎる痛手となり、団体での上位入賞は遠のいた。余力審査の障害では石井李佳(商3=関東国際)が障害減点無し、高橋はクロスカントリーと同じく減点0で走行を終えるも、団体は8位と芳しくない結果となった。 〝スーパーホース〟が魅せた。今年度の関東学生賞典総合馬術競技大会での経路違反など、凡ミスで思わしくない結果が続いていた高橋。大会直前まで馬場の演技やフットワークの修正を重ね、3位という結果につなげた。また明大を何度も勝利に導いてきた明鳳の力は大きい。「踏み切りが合っていない障害がいくつもあったが、明鳳に助けてもらった」(高橋)。明鳳は足を故障しながらも、最後まで高橋と呼吸を合わせ走行を続けた。全国の舞台で表彰台に立った高橋と明鳳。今後もエースと名馬の活躍に期待だ。 主将の襷は清水諒主将(農4=浦和実業学園)から石井に受け継がれる。一般入部の主将がレギュラーとして活躍することはなかった。その中で、誰よりも選手と馬に真剣に向き合ってきた。主将を中心に部は団結。障害馬術では団体3位と、入賞なしの昨年度大会から大きく前進した。「試合に出ることはありませんでしたが、後輩をサポートして後輩もそれに応えてくれました」。来年度明大馬術部は創部100周年を迎える。それに向け黄金期を支えたOBからも支援を仰ぐ。「どんどん実力を付けてより良い成績を取ってほしい」(清水)。100という節目でさらなる躍進を目指す。 [波木井里紗] 試合後のコメント佐藤五志監督――今年度を振り返っていかがでしょうか。 「本来だったら5人くらいレギュラーがいて、それに続くのが2、3人という中でどれを出すか、というのが一番理想なのですが、結局、今普通に乗れるのが3人しかいないので、少しでもミスを犯すと全然駄目になってしまいます。予想はできていたし、関学が駄目だったという中では、今大会は少し来年以降に学生たちが希望を持てる大会になったと思います」 石井――来年度は主将です。 「目標は関学や全学など大きな大会で優勝する事ですが、それには個人の技術だけではなくてチームワークも必要だと思います。ですので、雰囲気良く仲良く、オンオフが付けられる部をつくっていくというのを自分の中の目標にしたいです」 高橋――今大会での明鳳はいかがでしたか。 「明鳳はこの大会中ずっと足の調子が良くなくてギリギリの状態だったんですけど、踏ん張ってくれました。試合になると切り替えてくれます。本当にスーパーホースです」 ――今後の目標をお願いします。 「今大会は前大会と打って変わって障害馬術の大会で団体で3位入りできたので、来年度は団体でも総合優勝できるように頑張りたいと思います」READ MORE -
3種目総合6位 課題が浮き彫りに/関東学生三大大会
馬術 2019.06.24万全とは言えない体制で迎えた今大会。1日目の障害競技からエース・高橋義明(政経2=京産大付)やルーキーの鹿戸雄翔(農1=江戸崎総合)の失権があり、団体8位からのスタートとなった。その後も失権やミスが重なり3種目総合6位と昨年度より順位を落とし寂しい結果となった。 ◆6・20~23 関東学生三大大会(山梨県馬術競技場)▼第54回関東学生賞典障害馬術競技大会▽個人 9位 石井〈明鳳〉 17位 安田〈パトリシアM〉 38位 榮〈明輝〉※高橋〈アクレイラスM〉、鹿戸〈プライムローズM〉は失権▽団体 8位 明大 ▼第54回関東学生賞典馬場馬術競技大会▽個人 7位 石井〈明桑〉 20位 安田〈明紫〉※高橋〈明王〉、鹿戸〈プライムローズM〉は棄権 ▼第70回関東学生賞典総合馬術競技大会▽個人 5位 高橋〈明鳳〉 15位 榮〈明輝〉 29位 鹿戸〈パトリシアM〉※安田〈ベルナルドM〉、石井〈ルークM〉は失権▽団体 5位 明大 ▼3種目 6位 明大 障害競技では失権者を2人出し、団体9組中8位という思わしくない成績から初日を迎えることとなった。最終種目の総合、明鳳が得意な馬場で高橋が経路違反し、まさかの6位でスタート。「自分を勝手に追い込みすぎていた」(高橋)。クロスカントリーでも安田圭佑(農3=あずさ第一)と石井李佳(商3=関東国際)が失権。最終競技の障害では鹿戸が減点0で走行するも、クロスカントリーの減点が響き結果は団体5位。3種目総合6位いう結果で三大大会の幕を閉じた。 昨年度に続き、新しく多くの一般部員を迎えた明大。試合に出る選手が馬の手入れも行わなければならなかった以前に比べて、サポート体制が整ってきた。それでも今大会では馬の体調管理の課題が浮き彫りに。2日目の馬場で、プライムローズMと明王が棄権。出場者が2人になった明大は団体成績を出せなかった。「一人で馬を扱えるような部員をつくれるように」(清水諒主将・農4=浦和実業学園)。今回の結果受けそれぞれ課題が見つかった。この反省を11月の全日本学生賞典総合大会へ向けつなげていく。 [波木井里紗] 試合後のコメント佐藤五志監督――全学に向けてどのように取り組みますか。 「枠がどれだけ取れるか分からないですけど、その中で最善を尽くすしかないです。今度出るにあたって、また馬の調子が悪かったというのがないようにしようと思います」 清水――これまでに比べて部員が増えましたが、環境面ではいかがですか。 「新しい人が入ってくれたのですが、教える人の人数が足りていないです。そこは部員が協力して、一人で馬を扱えるような部員をつくれるように努力します。馬を管理する上で人が多いに越したことはないので、人数が多いのは大変助かっています」 高橋――総合を振り返っていかがでしたでしょうか。 「馬場で経路違反をしてしまって、馬のミスではなく人のミスを立て続けにいろいろやってしまっているので反省です。クロスカントリーと障害は満点が良かったですが、一つ落としてしまいました。まずは人のミスを絶対無くせるようにしたいです」READ MORE -
団体総合6連覇達成! 新チーム好発進/東京六大学大会
馬術 2019.03.246年連続で六大学の頂点に立った! 石井李佳(商2=関東国際)が複合を制すと、中障害では高橋義明(政経1=京産大付)が優勝。名門の底力を見せ、新チーム初陣は幸先の良いスタートとなった。◆3・22~24 東京六大学大会(東京競馬場) ▽新人馬場 4位――村上〈パトリシアM〉 9位――清水〈明鳳〉 13位――山口〈明桑〉 ▽学生賞典馬場 4位――高橋〈明桑〉 6位――安田〈明紫〉 9位――石井〈プライムローズM〉 12位――榮〈明王〉▽複合 1位――石井〈プライムローズM〉 3位――安田〈パトリシアM〉 4位――高橋〈明鳳〉 10位――榮〈明輝〉▽新人障害 5位――石津〈明輝〉 6位――清水〈パトリシアM〉 7位――後藤〈プライムローズM〉 13位――村上〈ルークM〉▽中障害 1位――高橋〈アクレイラスM〉 2位――石井〈プライムローズM〉 5位――榮〈明鳳〉 10位――安田〈パトリシアM〉▽団体総合 明大――1位 最終日に行われた中障害。明大で3番目に出走した石井とプライムローズMが減点ゼロで1回目の走行を終えると、続く高橋とアクレイラスMも一つのバーも落とさず。同じく減点ゼロの石山(早大)、山下(早大)の4名で順位決めのジャンプオフへ移行した。早大の2人がバーを落とす中、石井と高橋は安定した走行で障害、タイムともに減点ゼロ。タイムで上回った高橋が優勝を決め、明大勢のワンツーフィニッシュとなった。高橋は出場した全ての種目で4位以上。「二つ勝てなかったのは残念だが、一つ勝ててよかった」(高橋)と最優秀選手賞も獲得し、エースとしてふさわしい活躍を見せた。 今季最初のこの大会は、新チームの実力を試す絶好の機会だ。そんな中、2つの入賞を果たした石井をはじめ、レギュラー陣は好成績を収めた。佐藤五志監督も「思い描いている通りの形でいけると思う」と6月に行われる関東学生三大大会に向けてしっかりとした手応えを感じている。2位の早大に32.5点と大差を付け、王座を守った明大。「この調子で試合を重ね、どんどん良い成績が残せるように日々練習を頑張りたい」(清水諒主将・農3=浦和実業学園)。明大が関東の王者に返り咲く日は、そう遠くない。[福田夏希]試合後のコメント佐藤監督――今大会を振り返っていかがですか。 「春先から始まる今季1番最初の試合で、今季戦うにあたって主力をどの馬に乗せるかっていうのをこの試合を使って量っていくつもりだったが、そこそこ思い描いている通りの形でいけるかなと思っています。関東で勝てるかと言えば、それは全部がうまくいけば勝てるかもしれないという感じですが、楽しみなことは楽しみになってきたと思います」――関学に向けてどのように調整していきますか。 「馬も新戦力になる馬がいるわけじゃないし、今いる馬を使ってどういうように配分するかという形なので、無理しないで馬の体調を気遣いながら万全の体調で人馬ともに臨めるように」 清水主将――主将としてどのように臨みましたか。 「自分がスポーツ推薦じゃない中で連覇を途絶えさせないために昨年からレギュラーとして頑張ってきた選手たちがそのままの実力が出せるよう、日々練習してもらうように心掛けていました」高橋――中障害で優勝を果たしました。「(アクレイラスMは)昨年のシーズンで散々残念な思いをしてきた馬だったけど、今季初めての大会で普通にスムーズに入場してくれて、すんなり飛んでくれたのでよかったです」――2年生になり、先輩という立場になります。「良い馬に乗せてもらっているので、昨年に引き続き僕が先に結果を出してチームの士気を上げたい。1年生にも乗れる子が入ってきたので、その子にも頑張ってもらえるようにして団体でまた今年は良い成績出せるように頑張りたいです」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
これまで多くのオリンピック選手を輩出してきた大学馬術界きっての名門である。学生馬術のインカレにあたる全日本学生三大大会で、かつて17連覇を達成するなど輝かしい実績を誇る。
学生馬術では、馬場馬術、障害飛越、総合馬術の3種目が行われる。馬場馬術は定型の馬場上で決められた動きが正確にできるかを競う。障害飛越はその名の通り、障害を定められた順番に飛び越える競技である。総合馬術は、馬場馬術、クロスカントリー、障害飛越の3種目を1頭の馬で行う。この種目では、騎手の総合的な技能だけでなく、馬の耐久力も問われる。