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中大に接戦の末敗退 インカレ閉幕/日本学生選手権
水泳(水球) 2023.09.04成蹊大戦に引き続き、勝利を目指し気を引き締めて臨んだ第2戦。対戦相手の中大は関東学生1部リーグ戦(以下、リーグ戦)で敗北し、雪辱を果たしたい相手だ。第1Pで中大にリードを許すも、第2、第3Pでは試合の主導権を奪い返し、巻き返しを図る。しかし逆転まであと一歩だった。第4Pでは中大に追加得点を許し、最終スコア9-12で敗退。日本学生選手権(以下、インカレ)に幕を下ろした。 ◆9・1〜9・3 第99回日本学生選手権▼9・2 対中大戦(横浜国際プール)明大9{1ー5、4ー3、3ー1、1ー3}12中大〇 中大の猛攻に対処することができず、悔しさを残したリーグ戦から約3カ月。「チャレンジャーの気持ちで、しっかり対策をとって試合に臨んだ」(狭間俊至主将・商4=明大中野)。第1Pでは中大の速さを武器にした攻撃に押し負け、相手に何度もシュートチャンスを与えてしまう。しかし1-5で迎えた第2P、明大の反撃が始まる。ゴール正面からのミドルシュートを林大悟(営3=千葉敬愛)、渡邊十雅(政経3=明大中野)の両選手が決め、声援に応えるように高らかなガッツポーズを見せた。勢いづいた明大はシュート決定率、パスカットからのカウンターのスピードも上がり始める。得点を重ねるも、中大の攻撃を抑えきれず、3点差縮めきれないまま前半戦終了となった。 続く第3P、第2Pで勢いづいた明大は開かれた点差を縮めていく。永久退水により、チームの要である狭間主将が不在の中、林、越智大介(理工3=明大中野)を中心にカウンターから素早い攻めでゴール前へと、何度もシュートチャンスをモノにしていく。点差を1点まで縮め、勝負の第4P。明大は逆転の機会を探し続けるも「流れを持っていかれてしまった」(林)。つかみかけていたペースを再び中大に渡してしまい、9-12で敗北となった。 引退がかかっていた今回の試合。日本選手権最終予選出場の可能性はまだ捨てきれないが、チームとしてここで一つ区切りとなった。1年間、チームを引っ張って来た主将の狭間は「最後いい結果では終われなかったが、いい経験や思いがたくさんできたので大学で水球を4年間やれてよかった」と大学生活を振り返った。新主将には林が就任。「目標はインカレで決勝に行くこと。そのためのチーム作りを1年間したい」(林)と意気込みをみせる。この日、バトンが引き継がれ、新星・明治がさらにレベルの高いステージでの戦いを見せてくれることは約束された。 [熊谷実夏] 試合後のコメント狭間――試合全体の振り返りをお願いします。 「最初に大量失点してしまったのが、痛かったところだったと思います。後半は自分たちの持ち味のカウンターを出すことができて、追い付けたが後半で少し失速してしまいました。自分たちの流れに持ってこられないまま負けてしまったのが敗因かなと思います」――この1年間、キャプテンとしてどう取り組みましたか。 「伝統のある部分も受け継ぎつつ、自分たちの代のカラーや自分の考えをできるだけ取り入れたようなチーム作りをしていくような方針で頑張ってきました」――来年のキャプテンに期待していることは何ですか。 「僕の代と違って同級生が多い学年なので、自分1人に固執しないで周りに頼りながらキャプテンには頑張ってほしいなと思います」 林――試合が終わって、お気持ちはいかがですか。 「学生リーグでダブルスコア離されていた相手に対して、3P目には接戦にまで持って行けたのは成長したかなと思います。4P目で点を離されてしまったのは日ごろの練習の詰めが甘かったのかなっていうのは感じました」――4年生へのメッセージをお願いします。 「1年間お疲れ様でした。来年、ここで負けた分、絶対返しに行きます」READ MORE -
成蹊大に勝利し1回戦突破/日本学生選手権
水泳(水球) 2023.09.02明大は昨年度総合3位という結果から、緊張感が張り詰める中で迎えた第1戦。昨年度、苦戦を強いられた成蹊大との対戦となった。前半は成蹊大のカウンターに苦しみ接戦となるも後半の修正が功を奏し連続得点に成功。最終スコア14-9で快勝した。 ◆9・1〜9・3 第99回日本学生選手権▼9・1 対成蹊大戦(横浜国際プール)○明大14{3ー4、5ー2、2ー0、4ー3}9成蹊大 2カ月ぶりの公式戦となった成蹊大戦。夏の生田キャンパスでの練習の成果を発揮するべく、全力で試合に挑んだ。第1P、試合開始早々に失点を許すもエース越智大介(理工3=明大中野)が華麗に相手をかわし得点する。明大に流れが傾くと思いきやカウンターから連続で失点してしまう。それでも宇津野貴大(営2=明大中野)と林大悟(営3=千葉敬愛)が点を決め、点差を縮める。続く第2P、明大は得点しリードに成功するが繰り返し失点。第1P同様苦しい展開になるかと思われたが、主将の狭間俊至(商4=明大中野)が難しいシュートをしっかり決め切り、2点勝ち越して前半を終えた。 第3Pは夏の練習の成果が実る「後半修正して前のオフェンスにつなぐことができた。ディフェンスをサボらず、ロースコアで抑えて、カウンターに出ることができていた」(宇津野)。ピリオドを通して高田将太朗(法1=明大中野)の好守備が光り、失点を0で抑え、越智と筒井将登(営2=明大中野)の2得点で点差を広げる。リードで第4Pを迎えると、明大は勢いそのまま得意のカウンターで得点に成功。終了間際に成蹊大の追い上げで4点差まで追い詰められるも、しっかり逃げ切り14-9で試合終了。 明日は関東学生1部リーグ戦で惜敗を喫した中大との一戦。リベンジを果たすべく準備を重ねてきた。「この夏はしっかり対策して臨めるので、それを明日発揮できるように頑張りたい」(狭間)。目標のベスト4に向け突き進む明大の躍進に期待だ [岩田英佑]試合後コメント狭間――初戦突破となりましたが心境はいかがですか。 「まだ通過点なのでここは。まだまだベスト4に向けて明日も勝たないといけないと思います」 ――夏はどのようなことを取り組まれましたか。 「エースである大介(越智)に下がられた時にどういう崩し方をして、大介に託した上からのシュートを練習してきました」 宇津野――明日に向けて意気込みをお願いします。「接戦になると思うので、泳いでカウンターを出してしっかり決め切って勝ちたいと思います」Powered by Froala EditorREAD MORE -
入替戦で順大に勝利 1部残留決定/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2023.06.28リーグ戦最終戦、3年ぶりとなる1部残留を懸けた入替戦に突入した。相手は1部昇格を目指す順大。点差を詰められる場面が見られたものの、明大リードのまま試合を進め最終戦で白星を飾り、リーグ戦は幕を閉じた。 ◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ戦▼6・25 入替戦対順大戦(日体大健志台プール) 〇明大12{4―3、4―3、2―1、2-2}9順大 絶対に負けられない試合。守り続けてきた1部リーグとしての立場をかけて臨み「初めての経験という事もあり普段とは違う緊張感があった」(越智大介・理工3=明大中野)。第1P開始1分、順大に先制点を奪われてしまう。しかし、エースの越智がすぐさま得点を入れ返し、同点に。さらにペナルティスローを決め順調なスタートを切った。互いに声を掛け合い、いい雰囲気のまま明大リードで試合を進めていく。終盤相手にペナルティスローを許し、点差を詰められるものの得点優位の状態は保った。第2Pではさらに積極的な攻撃の姿勢を見せ果敢にシュートを打ち続ける。シュートチャンス逃さず、林大悟(営3=千葉敬愛)や宇津野貴大(営2=明大中野)がゴール正面からの力強いシュートを決め、順大にリードを譲らない。順大の素早いカウンターもあり3点を奪われるも、第1P同様1点差で第2Pを終えた。 接戦で試合が進む中、点差を広げ順大を突き放したい明大。第3P、先制点を奪われ、開始早々点差を詰められる。しかし、順大から2度のペナルティスローを奪い、越智が決め切り勝負強さを見せた。第4P、順大のカウンターをボールカットし明大のディフェンス面を見せる。互いにカウンターなどスピーディーな攻防を繰り広げ、明大がシュートを決めると順大も懸命に攻撃を続け、一進一退で試合が進む。それでもリードは許さず、最終スコア12―9で順大を下した。結果1部残留が決まった。 これで今季のリーグ戦全試合が終了。入替戦を制し1部残留を決めリーグ戦は幕を下ろした。リーグ戦で見えた「チームの良さはカウンター。ディフェンスからのカウンターを目指している。課題はシュートの決定率の低さやスタメンが欠けた時、控え選手との差があること。ベンチ全体で誰が出ても戦えるというようなチームづくりをしていきたい」(狭間俊至主将・商4=明大中野)。日本学生選手権(以下、インカレ)に向け、リーグ戦を経て見つけた課題を受け止め、さらに成長した選手たちの活躍する姿に期待したい。[熊谷実夏] 試合後のコメント狭間――主将としてここ2年の結果もあり、プレッシャーはありましたか。 「もちろん去年、一昨年と過去にない最高順位などを残してきたんですけど、今年は今年というふうに考えて何が足りなくて何が強みなのかを考えてリーグ戦に臨めたと思いますし、選手一人一人は頑張ってくれたと思います」 ――インカレに向けて意気込みをお願いします。 「リーグで2カ月間長い戦いをしてきて、正直ミーティングも短いまま次の試合に臨まなければいけなかったのですが、インカレは2カ月間空くので、しっかり話し合って自分たちの強みや形を落とし込めたいです」 越智――残留が決まってのお気持ちをお願いします。 「ここで降格してしまうと自分の最後の一年が2部リーグになってしまうので残留が決まってほっとしています」――接戦な展開でしたが、苦戦した点は何かありましたか。 「普段は挑戦する側に立つ事が多いですが挑戦される側に立つ事が初めてだったので相手の雰囲気にのまれてしまったことが苦戦した点でした」READ MORE -
7位決定戦 日大に2度目の勝利/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2023.06.25リーグ戦も終盤を迎えた。7位決定戦の相手は2度目の対戦となる日大。第1Pから明大リードで試合を進め、手堅い勝利で最終戦へと駒を進めた。今試合の結果、1部リーグ7位が決定。残すは1部2部入替戦のみとなった。 ◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ戦▼6・24 対日大戦(日体大健志台プール) 〇明大15{4―2、4―3、3―2、4-2}9日大 「前回は連携ミスからの失点が多かったので1対1でやろうと話していた」(越智大介・理工3=明大中野)。2度目の対戦となった日大相手に、作戦を変えて臨んだ。試合開始わずか15秒。林大悟(営3=千葉敬愛)のゴールで先制すると明大は連続得点。筒井将登(営2=明大中野)や越智も安定したシュートを見せ、明大の流れを作っていく。4―2で迎えた第2P、日大に先制点を奪われるも、すぐさま狭間俊仁主将(商4=明大中野)が得点。一進一退の攻防を繰り広げるも逆転を許さず、確実に点数を積み重ねていった。 続く後半戦も明大は試合の主導権を握り続ける。「課題だった上からのシュートが結構入り、チームを勢いづけた」(兼本翔安・政経2=修道)。今試合では越智がトップのシュート数である5点、狭間が4点をマークするなど、大活躍。その他の選手も、これまでの対戦の中の浮き彫りとなっていたシュート決定率の低さを克服し、チームとしての成長を見せた。最後はキャプテンである狭間がバウンドシュートをたたき込み、最終スコア15―9で試合終了。リードを保ち続け、落ち着いた勝利を収めた。 今試合、光ったのはGK兼本の抜群のセーブだ。GKと攻撃側の1対1で行われるペナルティスローを2度もセーブするなど、好プレーがさく裂した。相手優位の状況でも冷静にボールを見極め、確実にシュートを仕留める姿はまさに明大ディフェンスの要だ。 リーグ戦も残るはあと1戦。1部残留を懸けた順大との対戦だ。「今日勝っても明日負けては意味がないので力の差を見せられるよう頑張りたい」(兼本)。勝ち星で終わらせられるよう、チーム一丸となって最後まで戦い抜いてみせる。 [井手満菜] 試合後のコメント越智――今試合を振り返っていかがですか。 「前回の試合は少し最後のほう競ってしまっていたので、今回は気を引き締めてできたと思います。すべてのピリオドで勝ち越して確実に勝てたのが良かったと思います」 ――今試合で良かった点を教えてください。 「途中、両チームなかなかシュートが決まらなくて審判が笛を出した場面があったのですが、(チームにとって)不利な状況だとしても気持ちを崩さずに戦えたのは良かったです」 兼本――試合を終えて、率直なお気持ちはいかがですか。 「明日、2部の1位と2位とやるのでは全然相手の強さが違うので今日は勝ちたいとこでした。勝てて明日につなげられたので良かったです」 ――ご自身の中で特に良かったと思うプレーはございますか。 「第3Pの1対1とか、ペナルティスローを2、3回止められたのが良かったです」READ MORE -
ライバル慶大との一戦、激闘の末涙の惜敗/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2023.06.12リーグ戦8戦目からは順位決定戦が始まる。対戦相手は今リーグ2度目の戦いとなった好敵手慶大。前回は逃げ切られる形で敗戦したこともあり、強い気持ちで試合に臨み、白熱した激戦が繰り広げられた。◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ▼6・11 対慶大戦(早大所沢プール) 明大13{3-3、1-3、4-5、5-3}14慶大〇 今季最も熱狂した一戦となった。まずは第1P、試合開始から明大ペースで試合が進む。要因は二つ、林大悟(営3=千葉敬愛)の連続ゴールと兼本翔安(文2=修道)の連続セーブだ。このまま流れをつかめるかと思いきや4分以降まさかの3失点、逆転を許してしまう。しかしここで終わらない。ラスト数秒でファールを受けたエース越智大介(理工3=明大中野)は、遠距離から敵も味方も欺くループシュートでネットを揺らし会場をどよめかせた。「あれは芸術的でしたね」(越智)。続く第2Pではカウンターから先制に成功するが、それ以降は得点力に苦しみ点差を開かれてしまう。 第3P、2点ビハインドとなりここから挽回したい明大だったが、早々に連続失点。監督はタイムアウトを取ることで立て直しを図る。この采配が見事的中、わずかな失点は許したものの宇津野貴大(営2=明大中野)のミドルシュートや主将狭間俊二(商4=明大中野)の見事なバックシュートがゴールに突き刺さり、3点差で第3Pを終える。ここからは最も白熱した第4ピリオド。まずは1分、ゴールを決めたのは明大のムードメーカー筒井将人(営2=明大中野)。彼が決め、チームを鼓舞することで明大側の流れは最高潮を迎える。相手のチャンスシーンも筒井のカットで防ぎ流れは完全に明大。2分、3分と得点し、ここで同点に追い付く。4分には、越智が自身で得たペナルティースローを右隅に打ち込み逆転に成功。このまま逃げ切りたい明大だったが、そこからまさかの3点連続失点。最後にGK(ゴールキーパー)の兼本が得点を奪うも1点及ばず試合終了。あまりにも悔しい敗戦となった。 次節の対戦相手は日大、一度は勝った相手だが油断はできない。「やれるだけ一対一を磨き上げて、手を抜かずもう一回勝ちたいと思います」(狭間)。入替戦に向け準備を進める明大の白星を期待したい。[岩田英佑]試合後のコメント狭間――今日の試合の振り返りをお願いします。 「決めるところを決められなかったのが一番の敗因かなと思います。途中いい場面悪い場面あったのですが、悪い場面で失点がかさんでしまったのもあるし、打ち気になれなかった選手も多かったので、もっと自分に気持ちを持ってやってほしいなと思います」――悔しかったところはどこですか。 「ラスト1分30秒の2-1のカウンターでカットをされて、決めきれなかったというのが、それで1点がマイナス1点になって負けてしまったのですごく悔しいです」越智――試合前に話していたことはありますか。「前回の慶応戦で7得点して目立っていたこともあってケアはしてくるだろうと予想した上で、じゃあどうするかと作戦を立てました」――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。「個人的にはまあ点は取っているし、厳しい中で点を取れたのでそういうところは良かったと思います。悪かったところはチームが相手の流れになって気分が落ち込んでる時に、エースである自分が声を掛けて支えればよかったかなと思います」READ MORE -
中大の猛攻受け無念の敗戦/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2023.06.09リーグ戦7戦目の相手は昨年度のリーグ戦最終戦で敗れ、因縁の残る中大。明大の先制点から始まり、好調な滑り出しを見せた。しかし、第2Pで中大による猛撃を受け、大幅に点差をつけられてしまう。第3P以降も流れを相手に渡したまま取り返すことができず、悔しい敗戦となった。 ◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ戦▼6・4 対中大戦(日体大健志台プール) 明大8{3―5、0―4、3―3、2-5}17中大〇 ここまで1勝5敗の明大、何としてでも勝利をつかみたい一戦であった。第1P、試合開始早々に林大吾(営3=千葉敬愛)が先制点を取り、順調な試合展開を期待させた。宇津野貴大(営2=明大中野)が冷静なループシュートを決めるなど、相手の思い通りにはさせず、一進一退の攻防を繰り広げる。しかし、第2P「決めなければいけないシュートを外してしまうことが多かった」(筒井将登・営2=明大中野)。勢いに乗った中大の猛攻を止めることができず、6点のリードを許してしまう。続く後半戦。巻き返しを図りたかった明大だが、形勢は相手方に傾いたまま、最終スコア8―17で敗戦を喫した。 惜しくも勝ち星を逃した今試合だが「スタメン以外の選手も得点に絡み、シュートを決めていた」(筒井)。特に1年生の高田将太郎(法1=明大中野)や、学業の関係で休部しており久しぶりの出場となった深山駿太(商3=明大中野)の活躍が光った。「試合に交代で出る前から、出たら絶対得点すると決めていた」(高田)。ルーキーやサブメンバーの健闘は選手層の厚さを証明し、これからの活躍に期待が高まる。 これまでの試合結果を受け、目標であった上位リーグには惜しくも届かず、7位通過となった明大。11日からは順位決定戦が始まる。次戦の相手は一度敗北を喫した相手・慶大だ。「勝つためには何が必要かをチーム全員で話し合っていきたい」(筒井)。試合を重ねていくごとに明大は確かに強くなっている。チーム一丸となって、リベンジを果たしてみせる。 [熊谷実夏] 試合後のコメント筒井――今試合を終えてリーグ内7位通過ですが、結果に対する率直なお気持ちはいかがですか。 「ここから順位決定戦があるので入れ替わるものではあるのですが、チームとしての目標だった4位以上は達成できなくて悔しいです。リーグ戦を通して今のところ1勝しかできていないので、改善すべきだと思っています」 ――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか。 「この試合だけではなくこの大会を通して自分自身も決めなくてはいけないシュートを外してしまっている場面があったので、次の試合こそは全て決め切れるようにしていきたいです」 高田――高校水球との違いはありますか。 「大学水球では高校水球よりもパワーが求められると思っていて、自分はパワーの部分が足りていないので、伸ばしていきたいと思っています」 ――今試合の良かった点を教えてください。 「エースの越智大介(理工3=明大中野)の動きをよく見て最後、自分がラストパスをして、ゴールを決めることができました。そのようにも点数に絡めたので非常に良かったと思います」READ MORE -
接戦制せず筑波大に敗戦 佳境を迎えたリーグ戦6戦目/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2023.06.03リーグ戦も終盤に差し掛かった6戦目。昨年度は2戦中2敗の筑波大と戦った。明大は試合開始から攻めの姿勢で挑み先制点を獲得。しかし、その後相手に連続得点を決められ点差が開く。選手同士で声を掛け合いチームプレーでいい流れをつくったものの、接戦を制することができず悔しい敗戦となった。◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ▼6・3 対筑波大戦(日体大健志台プール) 明大8{1ー3、3ー2、2ー4、2ー4}13筑波大〇 ここまで1勝4敗と1つでも多くの勝利が欲しい明大。第1Pは開始早々積極的に前に出た林大悟(営3=千葉敬愛)が強敵相手に先制点を決めた。それから間もなく相手も1点を追加。負けじと何度もシュートを試みるも決まらず、相手にさらに2点を許してしまう。第2Pでも攻めの姿勢を崩さず何度もシュートのチャンスを得た。なかなか得点にならない中、エースの越智大介(理工3=明大中野)が得点を決めると明大ペースに。終盤には宇津野貴大(経営2=明大中野)、狭間俊至主将(商4=明大中野)が次々とシュートを押し込み、1点差まで縮めて第2Pを終えた。 逆転を狙いたい第3P。開始20秒で渡邊十雅(政経3=明大中野)が勢いよくミドルシュートを決める。同点に追い付きこのまま流れをつかみたい明大だが、相手に連続で2得点を奪われ点差を広げられてしまう。「後半はシュートが入りづらく、そこから相手のカウンターをたくさん食らってしまった」(兼本翔安・政経2=修道)。その後も食らいついて何度もシュートを放つが、相手のGKによって弾かれてしまう。最後まで果敢にカウンターを仕掛けるも、強豪・筑波大の壁は厚く8ー13で惜しくも敗れた。 GK兼本の確実なセーブが光ったこの試合。結果としては接戦をモノにできなかったものの「チームで準備してきたことはある程度できた」(兼本)と収穫もあった。リーグ戦も最終局面に突入し、明日は中大との戦い。これまでの反省を生かして、悔いの残らないよう残りの試合に臨みたい。 [増田杏]試合後のコメント兼本――今日の振り返りをお願いします。「前半は競っていていい試合ができたと思うのですが、後半離されてしまったのが結構痛かったなと思います。個々の差や泳ぎの差というのが出てしまったところはありますが、そこまで大きな力の差のある相手ではないのかなと思いました」――良かった点を教えてください。 「今年の学生リーグはあまりうまくいかないことが多かったので、守りの作戦などをがらっと変えました。それが結構相手にはまって、自分たちもカウンターを出せて点も決められたので、やりたいことができたというのは良かったと思います」――明日の意気込みをお願いします。 「明日もそれほど実力差はないチームだと思っているので、今日は負けてしまいましたが、今日のように自分たちの意図したことができればいいゲームができるし、勝てるのではないかと思います」READ MORE -
奮闘するも、点差を跳ね返せず早大に敗戦/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2023.05.22 上位リーグ進出の懸かったリーグ戦5戦目の相手は早大。第1P、明大の先制で始まるが第2Pにかけて連続失点を喫してしまう。第3P以降、試合終盤まで早大の背中を追いかけるも、開かれた点差を縮め切ることができず、最終スコア9―14で敗戦となった。 ◆5・7〜6・25 関東学生1部リーグ戦 ▼5・21 対早大戦(慶大日吉プール) 明大9{1―3、0―3、2―4、6―4}14早大〇 ここまで1勝3敗、何としてでも勝ちたい戦いだった。開始2分、先制したのは渡邊十雅(政経3=明大中野)のシュートだ。その後は一進一退の攻防を繰り広げるも、1―3とリードを許す展開に。しかし「自分たちの水球ができていたと思う」(狭間俊至主将・商4=明大中野)。早大との一戦に備え、かねてから考えていた対策が通用することを実感し、確かな手応えを得ていた。しかし、第2Pでさらに点差をつけられてしまう。明大は林大吾(営3=千葉敬愛)、宇津野貴大(営2=明大中野)を中心にシュートを打つも、ゴール上や横を通過、キーパー正面へのシュートをセーブされるなどなかなか決め切ることができない。1点も取り返すことができないまま、相手に3点の追加点を与え、1―6で第2Pを終えた。 相手の流れを断ち、得点差を縮めていきたい第3P。しかし、開始早々2失点の厳しいスタート。そんな中、明大は好プレーをさく裂し、追い上げを見せる。宇津野から狭間へパスを回し、素早くゴール前の林につなげ、ミドルシュート。続く第4Pも、狭間、越智、渡邊の連続得点により、勢いづく。しかし、早大の猛攻は続き、形勢は相手方に傾いたまま、最終スコア9―14で敗北を喫した。 一つの目標であった上位リーグ進出には惜しくも届かない結果となった。主将の狭間は今試合を「反省点はシュート決定率」と振り返る。「試合はまだまだあるのでそこで今日の反省点を生かしていきたい」(狭間)。これで5試合が終了し、リーグ戦も折り返しとなった。残りの4試合は6月に控え、少し時間が空く。今試合で得た足掛かりをもとに戦略を立て、さらに強さの増した明大が新たに白星を重ねることを期待したい。 [熊谷実夏] 試合後のコメント 狭間 ――チーム最多得点でしたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「僕のプレー自体は正直あまり普段と変わっていなくて、最後の方は自分から動かないといけないなと思い、積極的にシュートを打っていたことが、自分の点数に入った要因だと思います」 ――次戦に向けた課題を教えてください。 「全体としては勝てていないのが現状なので、何か策を取る必要があると思っています。特に、シュート決定率と戦術、ポジションを変えていかなければならないと思っています。これから2週間くらい間が空くので、自分たちに合ったプレースタイルに直していきたいです。個人としては、チームとしてどうあるべきかを考えて、自分が積極的にやっていこうと考えています。指示を出してもっとみんなが動いたりできるような声出しとかをやっていきたいです」 READ MORE -
接戦を制す! 日大相手に今季初白星/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2023.05.21リーグ戦4節目は日大との一戦。明大は第1P、引いて守る日大に対しエースの2得点でリードし、第2Pで得意のセットプレーから点差を広げる。しかし第4Pで連続失点、一度は追い付かれるも最後はキャプテンがしっかり決め切り、最終スコア11-10で勝利、初白星を飾った。 ◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ▼5・20 対日大戦(日体大健志台プール) 〇明大11{2-1、4-1、3-3,2-5}10日大 待望の今季初勝利となった。ここまで成績が振るわず、何としてでも勝ち点の欲しい明大は個を生かす作戦で日大に挑む。第1P、試合開始早々引いた守備をする日大に対しチームのエース・越智大介(理工3=明大中野)がミドルシュートを放ちネットを揺らす。2分に失点を許し、流れが日大に傾くも兼本翔安(政経2=修道)の連続好セーブが光り無失点に抑える。その後越智がペナルティースローを冷静に沈め2-1、1点リードで第1Pを終えた。続く第2Pでは宇津野貴大(営2=明大中野)の好守備から流れをつくり出し、1失点を許すもセットプレーから合計4得点とチームの調子の良さを見せる。 このまま突き放したい明大だったが、第3P開始2分で2失点と着実に点差を縮められてしまう。反撃に出た明大は渡邊十雅(政経3=明大中野)の繊細なパスを起点に連続得点に成功。ラストプレーで失点を許したが、相手のエースの永久退水もあり余裕をもってピリオドを終えた。4点リードで迎えた第4P、相手の果敢な追い上げにまさかの4連続の失点、リードがなくなり焦る明大。1点を返すが直後のプレーで失点してしまう。残りは2分、相手ペースで試合は進む。流れを断ち切ったのは主将の狭間俊二(商4=明大中野)。狭間はラスト1分、ゴール前でボールを受けると相手のディフェンスをかわしGKとの1対1を確実に決めた。これが決勝点となり、最終スコア11-10で今季初勝利を飾った。 次節は好敵手早大との一戦。近年の目標である上位リーグ進出を懸けた負けられない戦いだ。今節まで得点の面を3、4年生が引っ張る形の試合が続いたが1、2年生のさらなる活躍にも期待したい。 [岩田英佑]READ MORE -
強豪・日体大相手に苦戦 悔しいコールド負けに/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2023.05.15リーグ戦3戦目は絶対王者・日体大との対戦。圧倒的な強さを前に2―11と大差をつけられ第1Pを終えた。続く第2Pでは巻き返しを図るべく果敢に攻めたものの、15点差をつけられ悔しいコールド負けとなった。◆5・7〜6・25 関東学生1部リーグ戦▼5・14 対日体大戦(早大所沢プール) 明大5{2―11、3―9}20日体大〇 ※大会規定によりコールドゲーム 第1P開始直後に先制点を決められ、その後も連続で点を取られる苦しい展開に。そんな中、林大悟(営3=千葉敬愛)が相手のGKのスキを突きロングシュートでチーム初得点を決めた。しかしその後も相手に主導権を握られ、立て続けに得点を許してしまう。終盤、エースの越智大介(理工3=明大中野)がもう1点を奪うも、2―11と大きく離され第1Pを終えた。 続く第2Pでも、序盤から日体大の猛攻に苦戦する。明大も負けじと積極的に攻め続け、渡邊十雅(政経3=明大中野)がゴール前を飛ぶボールを片手で押し込み第2P初得点を決めた。その後も越智が2点を決めるなど必死に食らいついたが、開かれた点差を埋めることができず、15点差が開いた時点で大会規定によりコールドゲームに終わった。 リーグ戦はまだ開幕したばかり。今季初めての白星となることはかなわなかったものの、強豪相手に果敢に挑んだ明大。ここまでの流れを変えるべく、次戦からの活躍に期待したい。[増田杏]試合後のコメント越智――今日の試合の振り返りをお願いします。 「日体大という強豪を相手に何とか最後まで試合を続けようと頑張ったのですが、やはり相手が強くて途中で試合が終わってしまったので悔しかったです」――日体大はどんな相手でしたか。 「一人一人の実力が高く、誰がどのポジションにいても遜色なくプレーできるところが完成されているチームだなと思いました」――良かった点と反省点を教えてください。 「相手に連続得点されていても気持ちが折れずに常に攻めの姿勢で行けたのが良かった点です。反省点は、相手は個々の能力が高いチームなので、そこに個人で戦うのではなくもっとチームで動けたら良かったと思いました」――印象に残った場面はありますか。 「明治の1点目の林選手のシュートが印象に残っています。自分がゴール前にいてチャンスだったのですが、そこにGKが来たのをよく見ていてロングシュートを決めてくれたので、いつもより相手が強いにもかかわらず周りが見えていました」――次戦の意気込みをお願いします。 「まだ勝てていないので、この先の試合一つ一つを大事に一つでも多く勝てるように頑張りたいです」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
2017年度から体育会に復帰を果たした。現在関東学生リーグを主戦場としている。試合は1ピリオド8分で、4ピリオド行われる。プレーに参加する選手は各チーム7人で、最大13人までベンチ入りが可能である。攻守の切り替えが早く、縦30メートル、横20メートルに区切られたプールの中を選手は常に泳ぎ回っている。水深は2メートル以上と定められており、プールの底に足を着けることも禁止されている。そのため、選手は常に巻き足をして浮いていなければならない。また、水面下での選手同士の争いも激しく〝水中の格闘技〟とも呼ばれている。