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今季ラストマッチ 強豪相手に健闘見せるも敗北/日本選手権
水泳(水球) 2022.10.109月23日~25日に行われた日本選手権最終予選を3位で通過し、見事本選への切符をつかみ取った明大。第1Pで2点を得点するも、格上相手に力の差を見せつけられ1回戦敗退となった。今大会を最後に4年生は引退し、明大の挑戦は幕を閉じた。 ◆10・7~10・9 第98回日本選手権▼10・7 1回戦 対IKAI・Kingfisher74戦(東京辰巳国際水泳場) 明大2{2―9、0―9、0―10、0―9}37IKAI・Kingfisher74〇 今年度も日本一を決めるこの大舞台に立つことができた。初戦の相手は日本代表選手が数多く在籍し、大会3連覇中の強豪・IKAI・Kingfisher74。試合開始30秒、先制点を挙げたのはなんと明大だった。「自分たちがこの1年間強化してきたカウンターの形をしっかりと出すことができた」(熊谷泰人主将・営4=明大中野)。次期主将である狭間俊至(商3=明大中野)が魅せたシュートは明大の得意とする展開が日本トップレベルのチームにも通用することを証明した。その後は相手チームのスキのない強力なオフェンスに翻弄(ほんろう)され、4連続得点を許してしまう。しかし、GK兼本翔安(文1=修道)が相手の優位な流れを止め、ボールを熊谷につなげゴール。「マイボールになった瞬間に今までの経験から判断し、いち早く反応して攻守の切り替えを行うことができた」(熊谷)。主将としてチームをけん引してきた熊谷が最後に見せたプレーは、チームにとっても彼の15年の水球人生にとっても大きな意味のある1点だった。 続く第2Pは太田竜浩(商4=明大中野)がセンターボールを獲得しスタート。渡邊十雅(政経2=明大中野)の虚をつくパスカットや田中礁(総合2=明大中野)の好セーブが光るも、明大は中々得点につなげることができず、前半のみで16点差を開かれてしまう。「体力的にも技術的にも上手だった」(太田)。第3P以降も相手の攻撃に苦戦する展開が続き、惜しくも1回戦敗退。得点にこそつなげられなかったものの、格上相手にボールを奪う場面が何度も見られ、最後まで粘り強く戦い抜く姿勢はまさに今シーズンの集大成だった。 今大会を持ってチームは代替わりを迎える。「今年も成果を残さないといけないというプレッシャーがあった」(太田)。5月から6月にかけて行われた関東学生リーグでは準優勝という前年度の成績には及ばず、悔しさの残る6位で終わった。しかし日本学生選手権(以下、インカレ)では連敗中だった慶大との激戦を制し、チームとして大きく成長。創部史上初の銅メダル獲得し、昨年度に引けを取らない歴史的快挙を成し遂げた。「このチームは同期全員で引っ張ってきた」(熊谷)。試合に出場した部員もサポートに徹した部員もそれぞれの形で後輩に見せる背中があった。4年生の思いを確かに受け継いだ新星・明大は、今年度得たものを糧にさらなる高みを目指し、新たな歴史を刻んでいく。[井手満菜] 試合後のコメント熊谷――試合前にチームで話されていたことを教えて下さい。 「とにかくこのチームのコンセプトである〝全力を楽しむ〟ということを意識して、『どんなに格上の相手でもその試合を楽しんでいこう』という話をしました」――大学4年間を振り返っていかがでしたか。 「一言で言えば、本当に楽しい4年間でした。大学では今までと比べると試合数が多かったので、1年生の頃は本当に何も考えず、ただただ水球を楽しんでいる感じでした。2年次はコロナ禍で 試合ができなくなってしまい、他の競技をやっている友人と一緒にトレーニングをするなどしていました。『このスポーツのこういう動きは水球のこういうところに生かせるのだな』といったように様々な発見があり、新しい側面から水球の楽しさを見つめることができました。3年生は歴史を作った年でした。創部史上初の関東学生リーグ2位だったり、久しぶりの日本選手権に出場したりと、今までの努力が報われたことを感じることができた1年でした。4年次は同期やチームメートとミーティングを行い、チームを作り上げていく中で、インカレでメダルを取ることができ、改めて日本選手権に出場することもできました。本当に満足した4年間だったと思います」 ――同期に向けてメッセージをお願いします。 「同期に対して言いたいのは、『支えてくれてありがとう』ということです。自分がやりたいこと、そしてその意図をしっかりくんでくれて、そのために自分たちが何をすればいいのかを考えて動いてくれていました。同期全員でつくり上げたチームなので、とても感謝しています」太田――4年間で1番の思い出はありますか。 「4年間の集大成としてインカレでメダル獲得という目標を達成したことだと思います」――太田選手にとって水球とはどのようなものですか。 「青春そのものですかね。中学生から今日引退するまでほとんど離れることなく常に生活の傍らに水球の存在はあったので、私の青春の大半は水球でできていると思います」――後輩に向けてメッセージをお願いします。 「あまりプレッシャーを感じ過ぎず、この勢いを止めないように来年以降も頑張り続けて欲しいと思います」READ MORE -
難敵相手に接戦制す 日本選手権出場決定/日本選手権最終予選
水泳(水球) 2022.09.26前日の試合で慶大に敗れ3位決定戦へ回った明大。日本選手権出場を懸け、健志台クラブとの試合に臨んだ。第1Pではリードされるも、第2Pで追い付き流れを引き寄せる。その後は堅い守備を見せ勝利をつかんだ。この勝利で最終予選3位となり本戦への出場権を得た。 ◆9・23~9・25 第98回日本選手権最終予選▼9・25 3位決定戦 対健志台クラブ戦(浜松市総合水泳場)〇明大10{3-4、2-1、3-2、2-1}8健志台クラブ 「4年生を引退させたくなかった」(越智大介・理工2=明大中野)。日本選手権出場を懸け、これに負ければ終わりの3位決定戦。昨年度の最終予選でも対戦した難敵・健志台クラブとの一戦となった。試合は第1P、先制を許し相手ペースで試合が進む。点差を離されないよう食らいつくと第2Pで同点に。互いに高い集中力でハイレベルな攻防を見せ、試合を折り返した。 第3Pはコンビネーションやカウンターで流れをつかんだが、健志台クラブも負けじと得点を重ねる。8-7で迎えた勝負の第4P。GKの兼本翔安(文1=修道)を中心に組織的な守備で時間を進めると、熊谷泰人主将(営4=明大中野)のゴールでリードを広げる。最後は越智が冷静にループシュートを決め試合を決定づけた。「シーソーゲームだったが最終的には泳ぎ勝つことができた」(林大悟・営2=千葉敬愛)。最後まで気の抜けない試合を制し、3位に入賞した明大。2大会連続となる日本選手権出場をつかんだ。 この試合で大きな存在感を放ったのが1年生ながらチームの守護神を務める兼本だ。再三のピンチをビッグセーブでしのぐと攻撃時には強肩を生かしてカウンターの起点に。大学入学後の半年で「試合中も(声を)掛けられるようになった」と語るように最後尾からの積極的な声掛けでチームを鼓舞し続けた。 「昨年度出場した記録を維持することができてほっとしている」(熊谷)。10月7日から始まる日本選手権は4年生にとって引退試合となる。今年度のチームで戦う最後の舞台は「日本のトップを決める大会なので、日本学生選手権(以下、インカレ)とは少し違うチャレンジをしていく大会」(明石将裕監督)。社会人チームなどの格上相手に挑んでいく。それでも、今年度の明大はインカレで史上初のメダルを獲得するなど自信をつけ勢いに乗っている。勢いそのままに「初戦をなんとか突破して、さらに上の世界を見たい」(越智)。黄金時代に突入しつつある明大水球部門の次なる戦いから目が離せない。 [井澤怜音] 試合後のコメント明石監督――昨年度のリーグ戦準優勝、今年度のインカレ3位など近年の水球部門の躍進はどのように考えていますか。 「ここ数年で急に来たわけではなく、体育会に復帰する前から監督をしていますが結果をすごく意識していました。毎日積み重ねてきた結果だと思います。これは選手たちの努力はもちろん、OBなどのサポートしてくださる全ての方に感謝しています。ここまで来たので、次はこの成績を継続できるようにいろいろなことを変えながらやっていきたいです」 ――日本選手権は明大にはどのように戦ってほしいですか。 「日本選手権は出場することが目的ではなく、チャレンジして自分たちのできることを全て出し切ることに期待しています。1年間やってきたことをしっかり出せるようにしてほしいです」 熊谷――試合を振り返っていかがでしたか。 「よく泳いで、よく声を掛けて、全員で守って、できることをしっかりできたので勝つことができたと思います。本当に全員でよくやったなと思います」 ――日本選手権出場が決まり、引退時期が延びましたがいかがですか。 「本気で水球をするのは大学が最後になるので、引退が延びてすごくうれしいです」 越智――試合を振り返っていかがでしたか。 「昨日の試合でケガをしてしまい、思うようなプレーができませんでした。チームメートが支えてくれて勝つことができたので良かったです」 ――越智選手以外も得点を重ねていましたがいかがですか。 「誰かが不調で負けるチームは弱いチームだと思います。(今の明治は)誰かが不調でも他の誰かがカバーできているので、すごくいいチームだと思います」 林――今日の試合の勝因はどのような部分だと考えますか。 「全員でしっかり帰ってディフェンスできたところや、決め切るところをしっかり決め切るなどの基本的な今まで練習してきたことができたところだと思います」 ――今大会に向けてどのような練習をしてきましたか。 「個人的にはインカレであまり結果を出せなかったので、シュートにこだわって練習しました。チームとしては今までやってきたことをしっかりやることと、ミスをしないようにという意識を持って練習しました」 兼本――昨日の敗戦後、チームではどのようなことを話し合いましたか。 「昨日はすごく悔しい負けで悔しかったのですが、次の試合に切り替えようと話しました。負けると4年生は引退になってしまうので、みんな気合が入っていたと思います」 ――日本選手権に向けて意気込みをお願いします。 「相手は社会人などの格上のチームなので、そこに負けず劣らずの熱いゲームができるように頑張っていきたいです」READ MORE -
新潟産大に勝利も慶大に惜敗 3位決定戦へ/日本選手権最終予選
水泳(水球) 2022.09.25日本学生選手権(以下、インカレ)で史上初のメダル獲得を果たし、日本選手権最終予選への挑戦権を手にした明大。初戦の2回戦では新潟産大を相手にインカレ同様、接戦を制した。続く準決勝では、慶大との一戦に臨むも12―13と1点差で惜しくも敗れ、3位決定戦へと進んだ。 ◆9・23~25 第98回日本選手権最終予選▼9・24 2回戦 対新潟産大戦(浜松市総合水泳場) 〇明大13{3-1、3-6、5-1、2-2}10新潟産大 準決勝 対慶大戦(浜松市総合水泳場) 明大12{6-4、3-3、1-3、2-3}13慶大〇 日本選手権出場へ。最終予選に臨んだ明大の2回戦の相手は新潟産大。8月のインカレでは残り0.2秒で決勝弾を決め勝利を収めた。試合は第1Pから明大がペースをつかみリードする展開に。しかし、第2Pで一挙6得点を奪われ逆転されてしまう。それでも第3P以降はエースの越智大介(理工2=明大中野)を中心に得点を重ねていき、再びリードを広げた。最後まで広げたリードを守り切り勝利。準決勝へ駒を進めた。 準決勝の相手は、新潟産大と同じくインカレで熱戦を繰り広げた慶大。試合は林大悟(営2=千葉敬愛)の得点で幸先よく先制すると、その後はお互いに打ち合う展開に。明大はペナルティースローなどで着実に得点を重ね2点リードで第1Pを終えた。第2Pも安定した戦いを見せリードを保っていたが、ラストワンプレーで相手のシュートが明大ブロックに当たりゴールに吸い込まれてしまう。不運な形で失点すると第3Pは慶大ペースに。相手GKのセーブなどで得点を奪えないでいると、同点に追い付かれた。勝負の行方は第4Pへ。互いに点を取り合うも、慶大リードで終盤へ。最後まで猛攻を続けたが、慶大の守備を崩すことはできず。インカレのリベンジを果たされ、1点差の悔しい敗戦となった。 慶大に敗れたため25日の3位決定戦に進んだ明大。3位までが本戦への出場権を得るため、勝利は必須だ。相手は昨年度の日本選手権最終予選でも対戦した健志台クラブ。前回対戦では勝利しているだけに、再び勝利をつかみたい。2大会連続となる日本選手権出場に向け、運命の一戦に臨む。 [井澤怜音]READ MORE -
3位決定戦 悲願のメダル獲得/日本学生選手権
水泳(水球) 2022.09.02 「正直もう後悔はない」(熊谷泰人主将・営4=明大中野)。悲願の日本学生選手権(以下、インカレ)メダル獲得を懸け、明大は3位決定戦に臨んだ。第1Pでリードを許したものの、すぐに追い付きそこからは一進一退の攻防を見せる。第3Pで相手を突き放すと、そのまま勝ち切り自分たちの目標を達成した。 ◆8・30~9・1 第98回日本学生選手権大会▼9・1 3位決定戦 対日大戦(横浜国際プール)〇明大13{2-3、5-4、4-1、2-3}11日大 課題の立ち上がりで連続失点を許した第1P。しかし悪い流れを断ち切るかのように狭間俊至(商3=明大中野)がチーム初得点を決め、1点ビハインドで第2Pに臨んだ。続く第2Pは点の取り合いになった。「絶対に勝つという気持ちを前面に出した」(兼本翔安・文1=修道)。チャンスを逃さず得点を重ねゲームを振り出しに戻し前半を終える。 均衡が崩れたのは第3P。「相手の得点源からいかに得点を許さないかを意識した」(越智大介・理工2=明大中野)。相手の素早いカウンターにも声を掛け合いながら対応しシュートを打たせない。その間にゴールを決め3点のリードを作った。迎えた最終第4P。前半に畳み掛けるも、後半相手に3連続得点を許す。それでも「最後の最後まで集中できた」(狭間)。接戦を競り勝ち、見事大学3位という結果を残した。 「インカレしかなかった」(熊谷)。コロナの影響で思うように練習を進められなかった中、結果を残さなければならないプレッシャーを感じていた。代替わりをしてから1年間目指してきたインカレメダル獲得は「とにかくすごく嬉しかった」(越智)。次の舞台は今月末に行われる日本選手権最終予選。さらなる大舞台に向けて明大は走り続ける。 [入谷彩未] 試合後のコメント熊谷――今大会を振り返ってみていかがですか。 「最後までしっかり諦めずに攻め切ることができたことと、4年生が意地を見せることができたかなと思います。最初からインカレのメダルを目指してやってきたのですごく嬉しい大会になりました」 ――チームの雰囲気づくりで主将として心掛けていたことはありますか。 「自分たちのチームコンセプトが『全力を楽しめるチーム』、競技自体を楽しむことに重きを置いているところもあったので、例えばミーティングですごく真面目な話の中でも冗談交じりの感じで話すなど少しでも雰囲気をよくしようと努力したところが自分なりに考えたところだと思います」 狭間――試合前はどんな心境でしたか。 「もう今日は勝っても負けても最後なので、夏までに練習してきたことをぶつけられたらいいなと思っていました」 ――今の4年生はどんな先輩ですか。 「引っ張ってくれる人でもありますし、みんなの話を聞いてくれるよき先輩だと思います」 越智――インカレまでに力をいれてやっていた練習はありますか。 「チーム全体ではディフェンス面での課題がものすごく大きくて、学生リーグでかなりの失点をしてしまっていたので、そこを重点的に、本当に毎日毎日重点的にやっていました」 ――インカレ通して越智選手はチーム内で一番得点したことについてはいかがですか。 「点の数は取っていましたけど、個人的にはあまり満足いっていなくて、もっと自分できるなと思いました。なので、この今回の反省点をしっかり次の最終予選に向けて合わせていけたらなと思います」 兼本――大学入学後初めての有観客での試合でしたがいかがでしたか。 「点が入った時などバルーンの音が聞こえていましたし、そういうのに勇気づけられて自分も声が出せたのかなと思います」 ――日本選手権最終予選への意気込みをお願いします。 「ここで3位になって最終予選に出る権利を得たので、そこでも自分たちらしいプレーをして日本選手権に出たいと思います」READ MORE -
慶大に雪辱果たすも強豪筑波大に敗戦 3位決定戦へ/日本学生選手権
水泳(水球) 2022.09.01「最後まで諦めない意思が勝利を呼び込んだ」(太田竜浩=商4・明大中野)。慶大に序盤リードを許すも、第2Pで巻き返しに成功。その後も拮抗(きっこう)した試合展開が続き、終了までわずか1秒、太田のゴールで接戦を制した。続く準決勝の相手は筑波大。第1、2Pで開かれた点数差を最後まで縮めきることができず、惜しくも敗北。ベスト4入りが決定し、3位決定戦に挑む。◆8・30~9・1 第98回日本学生選手権大会▼8・31 対慶大戦(横浜国際プール)〇明大13{0ー3、7ー3、3ー3、3ー3}12慶大対筑波大戦(横浜国際プール) 明大8{1ー5、1ー3、4ー5、2ー1}14筑波大〇 新潟産大に勝利を収め、迎えた日本学生選手権(以下インカレ)2日目。2回戦目の相手である慶大は明大にとって「とにかく勝ちたい相手」(太田)。昨年度のインカレ初戦、今年5月に行われた関東学生1部リーグ戦でも敗北を喫した相手に3度目の正直を果たすべく、選手たちも気合が入っていた。第1Pでは先制を許すと、緊張からかシュートを外すことが多く1点も決められないまま終了。0-3と大幅なリードを許した。迎えた第2P。センターボールを奪われ、またもや先制点を譲ってしまう。しかし、熊谷泰人主将(営4=明大中野)が相手の強力なディフェンスをこじ開け、ゴール間際でのシュートに成功。その後も熊谷が2点目を挙げると完全に流れを引き寄せ、越智大介(理工2=明大中野)、渡邊十雅(政経2=明大中野)が続けざまに得点。明大は第2Pのみで7点を獲得し「かなり良い試合運びができた」(太田) と、選手自身も納得の試合展開を見せた。 7-6の1点リードで迎えた第3P。勢いに乗る明大は、林のパスカットからそのまま渡辺がシュートを決めるなど、好プレーが炸裂した。しかし慶大も負けじと得点し、点差はなかなか開かず10―9で終了。続く第4Pは一進一退の攻防が繰り返される。慶大が意地を見せ、試合時間残り40秒で逆転を許してしまう。しかし、そこで諦めないのが明大。熊谷が得点し残り30秒で同点に持ち込むと、試合終了ブザーが鳴ったその瞬間。「勝ちへの執念がボールを引き寄せた」(太田)。太田が魂のシュートをゴールに叩き込んだ。「最後までチームで諦めずに攻めた結果」(越智)。ディフェンスの強化や、チームの決め事を徹底するなど、予てから準備してきた慶大との一戦。チーム全員の努力と勝ちへのこだわりが勝利の女神を微笑ませた。 慶大に勝利し、迎えた準決勝の相手は昨年準優勝の強豪・筑波大。試合は第1Pで4点差をつけられ、ペースを握られる展開に。「相手のディフェンス組織を崩すのに苦戦した」(越智)。筑波大の積極的なディフェンスに攻撃のリズムを崩され、なかなかシュートを決めることができない。第2Pでさらに点差を開かれ、2ー8で迎えた第3P。「敵がマンツーマンのディフェンスを仕掛けてきたので、得点能力が高い選手にボールを集めた」(太田)。その作戦が功を奏し、越智がディフェンスとキーパーの裏をかいた大胆なシュートを決めるなど、4点を獲得。第4Pでも筒井将登(経営1=明大中野)、太田が得点し、必死に食らいついたが開かれた点差を埋めることができず、8ー14で準決勝敗退となった。なお、今試合の結果により明大は日本選手権の最終予選の出場権を手にした。 筑波大には惜しくも敗北を喫したものの、慶大へのリベンジを果たすことができ、リーグ戦からの確かな成長が見られた。特に成長した点は「チームの雰囲気作り。序盤の連続失点が続いた後でも、全員で声を出し合って士気を保てた」(太田)。次戦は3位決定戦。「チームが勢いに乗っているので、絶対に勝ってメダルを獲りたい」(太田)。メダル獲得まであと1歩。チーム一丸となって日大との大一番に挑む。 [井手満菜] 試合後のコメント太田――慶大戦を振り返っていかがでしたでしょうか。 「チームみんなの執念が勝利をもぎ取ったと思っています。最高の試合でした」 ――筑波大戦を振り返っていかがでしたでしょうか。 「終始ペースを握られ、波に乗れないまま敗北してしまいました。序盤の連続失点を止められなかったことが、一番の敗因だと考えています」 ――2日目を総括して良かった点と反省点や課題を教えて下さい。 「最後まで気持ちを切らさずにプレーができたのは良かったと思っています。しかし、決定的な場面でシュートを外してしまうケースが今大会でいくつか見受けられるので、明日は改善したいと思います」 越智――インカレ2日目を振り返っていかがでしたか。 「2試合連続で強敵との対決でとても楽しかったです。ただダブルヘッダーということもあり体力的には苦しかったです」 ――春には負けた相手に勝利を収めることができましたが、具体的に成長した点を教えて下さい。 「仲間との連携によるディフェンスが成長したと思います。学生リーグ時点での課題であったディフェンスをかなり克服できたと思います」 ――明日の3位決定戦への意気込みをお願いします。 「立ち上がりの悪さが課題なので、そこを克服し絶対に勝ってメダルを獲得したいと思います!」READ MORE -
接戦制し1回戦突破/日本学生選手権
水泳(水球) 2022.08.30昨年度は初戦敗退と悔しい結果に終わったこの大会。第4P残り0.2秒で熊谷泰人主将(営4=明大中野)が得点を決め新潟産大に勝利した。一進一退の攻防を繰り広げ、最後の瞬間まで勝敗の読めない試合展開となった。 ◆8・30~9・1 第98回日本学生選手権大会▼8・30 対新潟産大戦(横浜国際プール)〇明大13{3ー4、2ー2、5ー1、3ー5}12新潟産大 久々の有観客での試合となった今大会。明大は慣れない空気感の中で熱戦を見せた。第1P、新潟産大に先制点を許しそのまま3点のリードを奪われる。その流れを断ち切りチーム初得点を決めたのは越智大介(理工2=明大中野)。その後も続けて熊谷と太田竜浩(商4=明大中野)が点を決め、着実に点差を縮めた。 第2Pでは、中盤に筒井将登(経営1=明大中野)のミラクルショットがさく裂した。背を向けていたのにも関わらずしっかりとゴールを射止めた瞬間、会場にどよめきが起こった。その後は互いに譲らない展開に。続く第3P。明大に得点のチャンスが何度も訪れるも、なかなか決定打には至らない状況が続いた。しかし終盤、狭間俊至(商3=明大中野)が得点を決めてから流れが変わった。タイムアウト後もその勢いはとどまることなく太田と渡邊十雅(政経2=明大中野)が続けてゴール。完全に流れを引き寄せた。 試合の主導権を握って迎えた第4P。開始早々に熊谷が得点を決めるが、その後は形勢が逆転してしまう。「リードをしている事で受け身の姿勢になってしまった」(熊谷)。得点を次々に入れられ、残り2分の時点で同点に追い付かれる。そのまま両者一歩も譲らずこのまま同点でこのピリオドを終えるかと思われたその時、熊谷の一投が見事ゴールに。残り時間はなんと0.2秒。これが決勝点となり、1回戦を勝ち上がった。 明日の相手は慶大。関東学生リーグで敗れた相手へのリベンジを果たすべく、「兼ねてより考えてきた慶大対策を確認した」(熊谷)と主将は自信をにじませた。明大の意地を見せ付け、勝ちを重ねていきたい。 [増田杏] 試合後のコメント熊谷――今日の試合で良かったプレーを教えてください。 「3P、タイムアウト明けの退水の攻めです。練習してきた形をしっかり決められたので、試合の流れを引き込むことができました」 ――この試合までに取り組んできたことは何ですか? 「セットDFです。相手の強力な選手がゴール前にいるので、その選手を自由にさせないようにセットDFに注力して取り組みました」READ MORE -
中大に無念の敗戦 悔しさ残し、リーグ戦閉幕/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2022.06.06リーグ戦最終日を締めくくるのは中大との一戦だ。第1Pは明大のリードで進め、第2P、第3Pと拮抗(きっこう)した試合展開が続く。勝負を懸けた第4Pで試合の主導権を譲ってしまい、1度は接戦を制した相手への惜敗という悔しいかたちでリーグ戦は幕を下ろした。◆5・14~6・12 関東学生1部リーグ戦▼6・4 対中大戦(日体大健志台プール) 明大10{3―1、2―4、3―4、2―5}14中大〇 リーグ戦最終戦の相手は2度目の対戦となる中大。5月14日に行われた1戦目は12―11で勝利をつかみ、連勝を狙う。太田竜浩(商4=明大中野)が先制点を挙げ、チームに勢いをつけると、相手の退水を好機に熊谷泰人主将(営4=明大中野)も得点を決める。「相手の攻めを封じ、守りから流れをつくることができた」(熊谷)。3―1と明大のリードで第1Pを終え、続く第2P。攻守交代を繰り返し、両者譲らない展開が続いた。しかし、後半連続失点を許し、中大に流れを渡してしまう。残りわずか1秒で決められたシュートにさらに追い打ちをかけられ、5―5の同点で前半を終えた。 第3Pを先制したのはまたも中大。その後も連続で得点を許し、厳しい展開に陥る。3点差をつけられたところで残り時間は2分。「切り替えて1本いこう」。その掛け声通り、2点を取り返し、続く第4Pでは越智大介(理工2=明大中野)が得意のミドルシュートを決めた。しかし、勝負がついたのは「4P目のラスト4分に退水を取られてしまい、3点差をつけられた場面」(太田)。試合終了残りわずか4秒の熊谷の最後の一撃もむなしく、10―14で敗北を喫した。 主将の熊谷は「負けてしまったが、夏に向けた収穫の大きな試合となった」と振り返る。リーグ戦を6位で終え、目標の上位リーグ進出はできなかったものの「毎試合ごとに振り返り、課題を改善し続けたことで、チームの成長につながった」(太田)。次の舞台はインカレだ。夏に向け強化したいことは「フォーメーションの見直し、個々の対人能力の向上を念頭にDF面の強化を図りたい」(太田)。明大はさらなる飛躍を続け、インカレでのメダル獲得を誓う。 [井手満菜]試合後のコメント熊谷――今試合チームトップの4得点。ご自身のプレーで良かった点、また見つかった課題はありますか。 「良かった点は、1対1の強さです。1対1の状況で攻めを行えた際には、自分の力をしっかりと発揮できていたと思います。課題としましては、常にダブルチームで守られることが多いので1対1の状況を作るための方法を考えることと、チャンスを確実にモノにするためにシュート決定率をより上げることです」――主将として臨んだリーグ戦、去年までと違ったことはありましたか。 「昨年までは、自身のプレーに集中し、自分の結果を追い求めるようなプレーで気負わずに臨むことができました。しかし、今年は自分の言動がチームの結果につながる立場で臨んだので、とにかく個人よりもチームが勝つためにという意識がかなり強くありました」 太田――試合全体を振り返っていかがでしたか。 「メンバーが欠けている状況だったので、終始ハードな試合展開でした。前半は落ち着いた試合運びでリードできていましたが、後半になるにつれて疲労がたまり、焦ってシュートを連発したことが、相手のカウンターにつながってしまいました」 ――今試合の良かった点を教えて下さい。 「チーム全員で声を出し合い、士気を高め合う雰囲気作りをできたことです。学生リーグの集大成の試合だったので、このムードメークをインカレでも継続したいと思います」READ MORE -
順位決定戦が開幕 2度目の対戦となる成蹊大に圧倒的勝利を果たす/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2022.05.30リーグ戦第8試合目からは順位決定戦となる。初戦の相手は8位の成蹊大。第2Pで拮抗(きっこう)した試合展開を見せるも、第3Pから連続得点を決め、相手に一歩も譲らず勝利をつかんだ。◆5・14~6・12 関東学生1部リーグ戦▼5・29 対成蹊大戦(日体大健志台プール) 〇明大16{3―1、2―5、5―0、6―0}6成蹊大 28日までの1部リーグ戦で5位以下が決定した明大。本試合からは順位決定戦となり、5位を確実にするために、負けられない戦いが始まった。成蹊大とは10―6で勝ち星を挙げた15日以来、2試合目となる。「しっかり勝って次の試合につなげたかった」(越智大介・理工2=明大中野)。開始40秒、明大が先制点を挙げると、越智がペナルティースローを冷静に沈め、林大悟(営2=千葉敬愛)もバウンドシュートをたたき込む。3―1で一歩リードし、流れをつかんだかのように見え、迎えた第2Pだが「3連続得点をされて、流れを渡してしまった」(熊谷泰人・営4=明大中野)。5失点で試合をひっくり返され、1点のリードを許した5―6で第2Pを終えた。 苦しいゲーム展開で迎えた後半、明大は圧倒的な攻撃力を見せる。第3、4Pともに成蹊大相手に失点なしで16―6で大勝利を収めた。その原動力となったのは10得点という大活躍を見せたエースの越智だ。第3P冒頭から流れを明大に引き寄せると不意をついたゴールや華麗なミドルシュートを連発し、チームを勝利に導いた。「これからもチームの流れを作っていってほしい」(熊谷)と主将の期待も背負う。 今回の勝因は「明大が武器にしているカウンターアタックを軸に試合ができたこと」(越智)。6月4日、5位決定戦となる中大との一戦でも試合を明大の得意な流れに持っていけるかどうかが勝負になる。「上位リーグチームにも通用する実力があるということを証明するためにもしっかり勝ちきりたい」(熊谷)。チーム一丸となり今季ラストの一戦を勝ち星で終わらせたい。[井手満菜]試合後のコメント熊谷――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「1年生のときのリーグ戦では、入替戦を行っていたので、ここで勝つか負けるかで大きな違いがあった試合だと思います。その中で、しっかり勝ち切ることができたというのは、1年生の頃と比較して、部として成長できているのかなと実感することができました」 ――次戦の中大戦にはどのようなことに気をつけてのぞみたいですか。 「中央も全体的に強いチームであるので、それに対して数的優位というのをつくって、一個一個しっかり下がって守るというのを意識して、守りから流れをつくって勝負していきたいと思います」 越智――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「今日の試合は1回勝ったことある相手に対して序盤結構苦しい展開でしたが、後半は自分たちの水球をすることができて勝ち切れて良かったです」 ――10点も得点するという大活躍でしたが、ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか。 「第3Pから自分でも良かったと思っています。序盤から出せたら最高でした」 READ MORE -
強豪相手に食らいつく 日体大に敗れ上位リーグ進出ならず/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2022.05.29リーグ戦第7試合は、大学水球界の雄・日体大と対戦。序盤に複数失点を喫したものの、その後は粘り強く食らいつきリードを広げさせない。しかし、第3P以降は日体大に地力の強さを見せつけられ第4Pでコールド負けとなった。 ◆5・14~6・12 関東学生1部リーグ戦▼5・28 対日体大戦(日体大健志台プール) 明大9{3-7、4-5、1―8、1-4}24日体大〇 上位リーグ進出を懸けた第7試合は絶対王者・日体大との一戦。試合は第1P、日体大が3連続得点とペースを握る展開に。第2Pは開始から2点を先取するなど明大が反撃に出ると、対する日体大も得点を重ねる。激しい攻防戦を繰り広げ4-5と互角の戦いを見せた。 これ以上点差を離されると厳しくなるため、攻勢に出たい明大だったが、第3Pで8点を追加され、さらにリードを広げられる。第4Pで15点差がつき大会規定によりコールド負けとなった。それでも「自分たちも日体大に通用する実力があると感じた」(熊谷泰人主将・営4=明大中野)。これまで3Pコールド負けが続いていた日体大相手に第4Pまで持ち込み、明大の成長を確かに感じさせる結果となった。 この試合で印象深い活躍を見せたのは主将の熊谷。「格上のチームなので胸を借りるつもりで臨んだ」。パスをそのまま流し込む技ありシュートや意表を突いたループシュートを見せるなどチーム最多の5得点を挙げた。日体大と第4Pまで戦うことができたのは、頼れる主将が獅子奮迅の活躍を見せたからだろう。 試合結果を受け明大の5位以下が決定。目標の上位リーグには惜しくも届かなかったが、強豪とも善戦できる実力をつけてきた。29日からは順位決定戦に挑む。初戦の相手は成蹊大。「前回対戦した時は、後半に自分たちの緩みが出てしまった」(熊谷)。最下位に沈む相手からもう一度勝利を収め、チームを勢いづけたい。 [井澤怜音] 試合後のコメント熊谷――今日の試合はどのような戦いになると想定していましたか。 「過去の経験や他チームの結果からも勝つのは難しい試合だという印象は持っていました。ただ、その中でも次につながるような試合をしないと成長にはつながらないので、どれだけ通用するかというのを意識して試合をしました」 ――試合を振り返っていかがでしたか。 「自分たちの攻撃力に関しては、ある程度通用すると感じました。さらに守備面が今後の課題であると理解できたので全体の流れとしては良かったです」 ――明日に向けてはどのような話をされましたか。 「前回対戦した時の反省点である緩みを修正して、最後まで攻撃と守備を緩めずに集中して取り組んでいこうという話をしました」 ――明日からは順位決定戦になりますが、明大の立ち位置はどのように考えていますか。 「目標としていた上位リーグ進出はできませんでしたが、そこに届く実力はあったと思います。5位を取る実力もあると思うのでしっかり勝ち切って終わりたいなと考えています」READ MORE -
早大に快勝 強豪筑波大と接戦繰り広げる/関東学生1部リーグ戦
水泳(水球) 2022.05.23真夏さながらの強い日差しに照らされたこの日、明大は早大戦・筑波大戦の2試合に臨んだ。早大戦は、先制を許すもその後安定した強さを見せつけ快勝。続く筑波大戦は、強豪相手に接戦を繰り広げ、惜しくも引き分けに終わった。 ◆5・14~6・12 関東学生1部リーグ戦▼5・22 対早大戦(日体大健志台プール) 〇明大14{4―1、3―2、1―2、6―3}8早大対筑波大戦(日体大健志台プール) 明大9{3―2、2―2、2―1、2―4}9筑波大 ここまで2勝2敗で迎えた第5戦の相手は早大。試合開始直後、早大に先制点を決められてしまう。しかし、すぐさま太田竜浩(商4=明大中野)がチーム1点目を決め、その流れのまま越智大介(理工2=明大中野)が連続でポイントを奪った。第2P、第3Pではなかなか点の入らない状況が続いたが、最終第4Pで大きな動きを見せる。太田、越智を中心に6得点をあげ、大きくリードし勝利した。 続いて行われた第6戦の相手は筑波大。「強豪と言われる筑波大相手に、序盤から押されることなくいい展開で先制できた」(越智)。チーム1点目を決めたのは渡邊十雅(政経2=明大中野)。その後太田が2連続得点を挙げ、第1Pを制した。強豪相手に果敢に挑み、2点をリードし迎えた第4P。「欲を言えばそのまま勝ち切りたかった」(越智)。林大悟(営2=千葉敬愛)が前半で2得点を決めるも、負けじと筑波大も追い上げる。立て続けに得点を取られ、ついに同点にまでつけられた残り3秒。越智が最後の1本に懸けてシュートを放つも決まらず、引き分けに終わった。それでも「最終的には引き分けたものの、いい試合ができた」(林)と確かな手応えを感じている。 この日、2試合合わせて7得点を挙げる活躍を見せた越智。「もう少し点を決めてチームに貢献できたのではないかと思う」(越智)と謙虚に語った。「2試合の疲労感は大変なものだったが、お互いのミスをカバーしあい、疲れがありつつも戦い切れた」(林)。体力的にとても過酷なこの連戦を戦い抜いた明大。次の試合は28日、日体大との対戦だ。ここからさらに力を発揮し、確実に勝利を重ねていきたい。 [増田杏] 試合後のコメント越智――今日の試合で良かった点また課題だと感じた点はなにかありましたか。 「今日の試合で良かったところは、1日に2試合あるなかで、みんなしっかり最後まで泳げたところです。課題と感じた所は、ディフェンス面です。無駄な失点が少しあったように思います」 ――ここまで6戦を終えましたが、ここからの意気込みをお願いいたします。 「今日の結果でおそらく5位通過になります。ここで終わりではなく、5位以下のトーナメントでしっかり勝ち切って、今取れる最高順位の5位という順位をしっかり取りに行きたいです」 林――どんな試合展開にしようと話し合いましたか。 「全体を通して言えるのは、前半リードを取られないような試合展開をしていこうということです。そこから後半勝ち切るという試合運びを理想にしながら試合に臨んでいました」 ――今年のチームはどんなチームですか。 「雰囲気がすごくいいです。前回の試合の前にも、みんなで声を出して元気よくやろうと話しました。試合が競って盛り上がっているときに、雰囲気のいいチームだといい状況になるということがよくあります」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
2017年度から体育会に復帰を果たした。現在関東学生リーグを主戦場としている。試合は1ピリオド8分で、4ピリオド行われる。プレーに参加する選手は各チーム7人で、最大13人までベンチ入りが可能である。攻守の切り替えが早く、縦30メートル、横20メートルに区切られたプールの中を選手は常に泳ぎ回っている。水深は2メートル以上と定められており、プールの底に足を着けることも禁止されている。そのため、選手は常に巻き足をして浮いていなければならない。また、水面下での選手同士の争いも激しく〝水中の格闘技〟とも呼ばれている。