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終盤での粘りを見せる! 全勝で40回目のV/東京六大学秋季フレッシュトーナメント
硬式野球 2020.11.13〝粘りの明治〟は顕在だ。2連勝で迎えた決勝の相手は慶大。試合は両校ともに譲らぬまま、最終回に突入する。均衡が破られたのは9回表。相手のミスを突き、得点圏に走者を進めると、8番・久島光太郎内野手(政経1=徳島城南)がしぶとく犠飛を放ち、これが決勝点に。終盤に勝負強さを見せ、代替わり後初の栄冠を手にした。(明)髙山、○石原―小池悠 (慶)橋本達、森下、田中陸、●渡部淳―善波【安】(明)4(慶)3 【二】(明)岡田舜(3回)(明)◇犠打3 岡本(4回)、堀内(8回)、久島(9回) ◇併殺0 ◇残塁8 ◇盗塁1 大音(9回) ◇失策0 投手陣の力投が勝利の女神を引き寄せた。先発のマウンドに立ったのは、初戦の早大戦で悔しい内容に終わった、髙山陽成投手(文2=作新学院)だ。序盤はピンチを背負うも、要所を締める投球で慶大打線を寄せ付けない。7回途中を無失点で抑え、チームの勝利を信じて石原勇輝投手(商1=広陵)にマウンドを託す。代わった石原も、直球を中心に三振の山を築き、2人の継投で慶大打線を完封した。 代走・大音壱汰(政経1=津田学園)の采配も功を奏した。9回表、一死から走者を出すと、大音が代走に送られる。素早く盗塁を決めると、塁上から相手バッテリーにプレッシャーをかける。大きなリードで相手投手の暴投を誘い、続く打者の犠飛でホームイン。大音の好走塁が、数少ない好機をモノにした。 今シーズンを有終の美で飾った。早大、法大、慶大に3連勝をし、明大は3年ぶり40回目となるフレッシュリーグ制覇。投手陣を中心に、好投・好打で実力を発揮した。来シーズンからの若猪達の〝継勝〟に期待したい。[野口優斗]https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/READ MORE -
村田好投! 2連勝で決勝に駒を進める/東京六大学秋季フレッシュトーナメント
硬式野球 2020.11.11第1日の早大戦で勝利し、そのまま勢いに乗りたい今試合の相手は今春王者・法大。先発・村田賢一投手(商1=春日部共栄)は7回途中無失点の好投を見せる。打っては5回表に先制点を挙げると、6回表には4番・小池悠平捕手(営2=前橋育英)の適時打などで4点を追加。投打がかみ合い見事な勝利を収めた。(明)○村田、鈴木涼、石川、蒔田―小池悠(法)●武冨、一栁、扇谷、石田―村上喬【安】(明)7(法)5【二】(明)加藤(2回)(明)◇犠打4 山﨑(4回)、堀内2(5、6回)、岡本(5回) ◇併殺2 ◇残塁11 ◇盗塁0 ◇失策0 投打に力の差を見せつけた。先発を任されたのは、今秋でも好投を見せた期待のルーキー・村田。初回は走者を背負いながらも、力強い直球で相手打線をねじ伏せ、上々の立ち上がりを見せる。一方、相手先発・武冨(法大)も走者を背負いながらも巧みな投球で明大打線を翻弄(ほんろう)。試合序盤は両者譲らぬ展開が続く。 試合が動いたのは5回表。相手の失策が続き、一死満塁から岡本伊織内野手(商2=創志学園)が犠飛を放ち1点を先制。さらに、6回表には原田竜聖外野手(政経2=日本航空石川)、小池が適時打を放つなど、打者一巡の猛攻で4点を追加した。打線の援護に村田も応え、ルーキーらしからぬ圧巻の投球で相手打線を寄せ付けず。その後も、投手4人で無失点のバトンをつなぎ、完封勝利を遂げた。 決勝の相手は陸の王者・慶大。今秋は1敗1分と悔しい結果に終わり、次戦は来季のためにも負けられない一戦となる。若き猪軍団の力を見せつけ、頂点をつかみたい。 [宮本果林]https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/READ MORE -
投手陣が粘りの投球! 開幕戦を勝利で飾る/東京六大学秋季フレッシュトーナメント
硬式野球 2020.11.10秋季フレッシュリーグが開幕。初戦は今秋リーグ戦で優勝した早大。明大は同点でむかえた7回表、代打・島村遼太外野手(政経2=明大中野八王子)のセーフティースクイズで勝ち越しに成功する。8回表には犠飛と明新大地外野手(政経2=明大中野)の適時打で2点を追加。最終回に追い上げられるもそのまま逃げ切り、6-5で勝利した。 (明)髙山、渡部慎、○蒔田、石原―小池悠(早)加藤、原、●佐竹、伊藤―浦野【安】(明)9(早)13【三】(明)加藤(8回)(早)前多(9回)【二】(明)岡本(3回)(早)森田朝(2回)、齋藤恵(6回)(明)◇犠打7 加藤(2回)、山﨑(2回)、久島(2回)、岡本(6回)、岡田舜(7回)、島村(7回)、小倉(8回)◇併殺2 ◇残塁7 ◇盗塁1 大音(8回) ◇失策2 いくつものヤマ場で粘りをみせた。同点で迎えた4回裏、2死満塁とピンチを招く。しかしここは渡部慎之介投手(情コミ1=桐蔭学園)が気迫の投球でピンチを切り抜ける。5回裏にも1死一・二塁のピンチを招いたが、早大の上位打線を渡部が三振と中飛に打ち取り、二度のピンチを見事に無失点に抑えた。 そして3点差で迎えた最終回。リーグ戦でドラマをみせた今秋覇者・早大に意地を見せつけられる。8回からリリーフ登板した石原勇輝投手(商1=広陵)が先頭打者に三塁打を許すと、死球、野選で無死満塁のピンチを招く。その後1死となり、後続の打者を二ゴロに打ちとったかに思われたが、打球の勢いが弱くまさかの野選。2人のランナーがホームに生還し1点差に詰め寄られてしまう。続く打者に四球を与え2死一、二塁。長打でサヨナラの場面を迎える。球場の流れは早大に傾いた。だが石原の粘りの投球がここでさえわたる。打者を2ボールから平行カウントに整えると、最後は渾身のボールを内角に投げ込み見逃し三振。3時間越えのゲームを締めくくった。 まさに”粘りの明治“を体現した試合だった。苦しみながらも大事な初戦に勝利。明治の魂が下級生にも受け継がれている。明大は明日法大と対戦する。今日の勢いそのままに法大にも勝利し、12日の順位決定戦では代替わり後最初の戴冠を手にしたい。 [久保田瞬] https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/READ MORE -
今季最終戦 先発・竹田8回1失点の好投!/東京六大学秋季リーグ戦
硬式野球 2020.11.01有終の美を飾った。先発・竹田祐投手(政経3=履正社)は安定した投球で、8回を投げ打たれた安打は本塁打1本のみ。打線は3回裏に先制すると、7、8回裏にもそれぞれ適時打が生まれ、4―1で今季最終戦を白星で終えた。(明)○竹田、入江―植田 (東)●井澤―松岡泰【安】(明)7(東)1 【本】(東)石元(7回)【二】(明)陶山(2回)、上田(3回)(明)◇犠打3 村松(1回)、西山(7回)、植田(8回) ◇併殺1 ◇残塁8 ◇盗塁2 丸山(1回)、陶山(8回) ◇失策0 次期エースが魅せた。先発・竹田は初回を三者凡退で抑えると、その後もテンポよく凡打の山を築いていく。6回まで1人も走者を許すことなく、相手打線を翻弄(ほんろう)。7回表、石元(東大)に本塁打を打たれ、流れが傾きかけたが、続く4番・岡(東大)の打球を公家響主将(政経4=横浜)がファインプレー。主将の意地のプレーで後続を断ち切った。その後も安定した投球を見せ8回1安打の好投。9回裏には入江大生投手(政経4=作新学院)が登板し、現エースが次期エースからの無失点のバトンを繋いだ。 竹田の好投に打線も応える。3回裏に公家の四球を皮切りに、植田理久都捕手(国際3=高松商業)が適時打を放つなど、持ち前の勝負強さを発揮し、2点を先制する。さらに、7、8回にもそれぞれ、村松開斗内野手(情コミ2=静岡)、陶山勇軌外野手(商3=常総学院)に適時打が飛び出し、竹田を援護。試合を決定づけた。 例年とは違う形で始まった異例のシーズンも今試合で終了。今春は5位に沈むも、今秋は下級生が台頭するなど、暫定2位と躍進。竹田も来季へ向けた頼もしい投球を見せ、来季の猪軍団に期待がかかる。[宮本果林] https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/READ MORE -
打線爆発! 二桁安打で東大を圧倒/東京六大学秋季リーグ戦
硬式野球 2020.10.31投打がかみ合い快勝した。打線は初回に植田理久都捕手(国際3=高松商)の適時打で1点を奪う。その後も打線の勢いは止まらず、10安打9得点の猛攻で東大を突き放す。投げては入江大生投手(政経4=作新学院)が6回を無失点に抑え、チームを勝利へと導いた。(明)○入江、磯村、村田、金光、髙橋―植田、小池悠(東)●西山、横山、松田、奥野、柳川、小宗―大音【安】(明)10(東)6【三】(明)西山(3回)【二】(明)西山(5回)、村松(6回) (東)宮崎(2回)(明)◇犠打3 公家2(5、6回)、村松(7回) ◇併殺0 ◇残塁11 ◇盗塁5 丸山2(1回)、村松(2回)、陶山2(3、6回) ◇失策0 積極的な走塁が大量得点につながった。初回、先頭打者の丸山和郁外野手(商3=前橋育英)が四球で出塁。執拗(しつよう)な牽制のなか二盗、三盗を決めると、5番・植田が適時打を放ち丸山が生還。2回、6回にも盗塁が得点につながり、足を絡めた攻撃が打線を活気づけた。 大きく組み替えた打順も生きた。今季下位打線を担っていた西山虎太郎内野手(商2=履正社)と公家響主将(政経4=横浜)がこの日は2、3番。この起用に応え、西山は長打2本を含む3出塁、公家は適時打と2つの犠飛でチームに大きく貢献した。 投げては入江大生投手(政経4=作新学院)がエースの意地を見せた。ドラフト会議後、初の登板となった今試合。毎回のように走者を出すも、要所を締め後続を断ち切る。6回無失点と好投し、ドラフト1位の貫録を見せつけた。7回以降は小刻みな継投で東大打線を抑える。最終回に3点を失うも、危なげない試合運びで大量の援護を守り抜いた。 コロナ禍でのシーズンも残すは1試合のみ。4年生にとって最後の試合だ。現在チームは3位につけており、春季の5位からは大きく飛躍した結果となっている。最終戦も勝利を収め、有終の美を飾りたい。 [西村美夕]https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/READ MORE -
入江大生が横浜DeNAベイスターズから1位指名を受ける!/ドラフト会議
硬式野球 2020.10.26今年度も明大からプロ野球選手が誕生した。進路を決める運命のドラフト会議。入江大生投手(政経4=作新学院)が横浜DeNAベイスターズから単独1位指名を受けた。これで明大からのプロ入りは11年連続となり、史上最長記録を更新した。 [野口優斗] ◆入江 大生(いりえ・たいせい)政経4、作新学院、187センチ・84キロ選手コメント入江――指名されたときの心境を教えてください。 「ホッとした気持ちとこれからプロ野球選手になるんだという自覚と責任を感じました。今はまだ実感がありませんが、これからいろいろな段階を踏んでいくにあたって、少しずつ実感が湧いてくると思います」 ――横浜DeNAベイスターズの一員になってからの目標やこういった選手になりたいという思いはございますか。 「開幕1軍を目標として頑張っていきたいです。また、応援される選手になりたいです」READ MORE -
投手陣が踏ん張れず 優勝が遠のく1敗/東京六大学秋季リーグ戦
硬式野球 2020.10.20初回に植田理久都捕手(国際3=高松商)の適時打で先制。3回にも追加点を上げ、試合を優位に進めるかに思われた。しかし4回に同点に追いつかれ、5回には相手投手に満塁弾を献上。その後は投打がかみ合わず7-2で敗北した。◆10・19 秋季リーグ戦(神宮球場)▼対慶大 明大2―7慶大 123456789計慶大0002400017明大1010000002 (明)竹田、●石原、村田、渡部翔、磯村、髙橋―植田 (慶)森田、渡部淳、〇長谷川、長谷部、生井―福井 【安】(明)8(慶)8【本】(慶)長谷川(5回)、正木(9回)【二】(明)村松(4回) (明)◇犠打0 ◇併殺1 ◇残塁10 ◇盗塁0 ◇失策1 雪辱を果たすはずだった。先発・竹田祐投手(政経3=履正社)は序盤、好投を披露した。今春は慶大相手に打ち込まれ先発の役目を果たせなかったが、この日は3回まで1安打、4奪三振と絶好調。だが4回、2死満塁で瀬戸西(慶大)に同点適時打を浴びると、ここで2番手の石原勇輝投手(商1=広陵)が投入される。ピンチをしのいだものの、続く5回に再び満塁の場面。慶大の2番手・長谷川にまさかの満塁本塁打を浴び、試合を決定づけられた。春に続き、陸の王者の勢いを止められなかった。 好調の打線は慶大と同じ8安打を放ったが、得点圏での1本が遠く。相手の好守にも阻まれ4回以降は無得点。寒空の神宮に快音を響かせることはできなかった。 31日からの東大戦が公家世代のラストカード、4年生の引退を意味する。昨秋、今春と2期連続で5位となり、悔しさを胸に挑んだ今秋。1年生の4番・上田希由翔内野手(国際1=愛産大三河)を中心に新戦力が台頭し、春から進化した姿を見せている。泣いても笑っても、残る対戦校は一校のみ。最後は笑顔で神宮球場を去る姿をファンに見せて欲しい。 [小畑知輝] ◆東京六大学秋季リーグ戦順位表◆(10月19日時点) 慶大早大明大法大立大東大試勝敗分勝ち点勝率①慶大─ △〇 〇〇〇〇65015.51.000②早大 ─〇△〇△ 〇〇640251.000③明大△●●△─〇〇〇〇 84225.667④法大 ●△●●─ 〇〇62312.5.400⑤立大●● ●● ─△〇61411.5.200⑤東大●●●● ●●△●─80710.5.000https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/ READ MORE -
白熱の投手戦 終盤に追いつかれ痛恨の引き分け/東京六大学秋季リーグ戦
硬式野球 2020.10.19最終回に涙をのんだ。優勝に向け大一番となる慶大とのカード。入江大生投手(政経4=作新学院)と木澤(慶大)の両エースによる投げ合いは、緊迫した投手戦となった。両先発が初回から好投を見せ、相手打者に的を絞らせない。1点を追う明大は7回表、安打1本で2点を取り逆転する。このまま逃げ切りたいところだったが、最終回、四球と失策が絡み、1点を失い2-2の引き分けで試合終了。共に優勝を争う慶大との1戦目は、互いに勝ち点を分け合う形となった。(明)入江―植田 (慶)木澤、生井―福井 【安】(明)5(慶)4 【二】(明)植田(7回)、入江(7回) (明)◇犠打5 公家(2回、7回)、丸山(4回)、藤江(6回)、陶山(7回) ◇併殺0 ◇残塁5 ◇盗塁0 ◇失策1 〝粘りの明治〟を見せられなかった。先発・入江は、4回裏に1点を失うも、味方の好守備にも助けられ、力投を続ける。1点をリードされ迎えた7回表、無死一塁。5番植田理久都捕手(国際3=高松商)が三塁線を破る適時二塁打を放ち同点に。犠打で手堅く送ると、7番陶山勇軌外野手(商3=常総学院)の犠飛で一挙逆転に成功した。 しかし最終回、明大守備に誤算が生じる。5回以降パーフェクトピッチングを続けていた入江が先頭打者に四球を許し、打席には4番の正木(慶大)を迎える。初球を捉えられ、打球はライトへ。すると、右翼手・陶山がまさかの後逸。あとアウト2つ、土壇場で追いつかれてしまった。残りの打者を抑え何とか引き分けに持ち込んだが、優勝を目指す明大ナインにとっては、煮え切らない結果となった。 入江は、今秋開幕時こそ調子を崩していたが、今試合では慶大打線を相手に9回10奪三振2失点と、法大1回戦に続き完投。完全復活を遂げた。優勝に向けて、絶対に負けられない明大ナイン。「厳しい戦いになってくると思うので、数少ないチャンスをモノにして勝っていきたい」(公家響主将・政経4=横浜)。残り3試合、明大らしい〝粘り〟を見せ、春の雪辱を果たしたい。 [野口優斗]https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/READ MORE -
竹田執念の投球! 法大下し4連勝/東京六大学秋季リーグ戦
硬式野球 2020.10.13優勝へ向け一歩前進だ。竹田祐投手(政経3=履正社)は7回途中まで無失点と好投。その後も小刻みな継投で法大打線を寄せ付けず無失点で試合を締めくくった。打線も4回、竹田、日置航内野手(商2=日大三)の連続適時打で先制。さらに上田希由翔内野手(国際1=愛産大三河)にも7、9回に適時打が生まれ5-0で白星を挙げた。(明)○竹田、髙橋、磯村、入江―植田(法)●鈴木、三浦、山下輝、高田孝―大柿【安】(明)12(法)2【三】(明)上田(7回)【二】(明)丸山(1回)(明)◇犠打3 丸山(3、9回)、西川(7回) ◇併殺0 ◇残塁10 ◇盗塁1 陶山(8回) ◇失策0 次期エースの誕生だ。春季リーグ以降先発から遠ざかっていた竹田。実に公式戦では8試合ぶりの先発マウンドとなった。初回からテンポよく試合を展開し、5回まで一人も塁に走者を出さず。7 回途中までに許した安打は1本、また8つの三振を奪うなど圧巻の投球を見せつけた。さらに打っても4回、2死一、三塁で左前適時打を放ち先制点を挙げるなど、投打で大活躍。春に防御率9.72と苦しんだ竹田だが、ここにきて完全復活を遂げた。 4番の一振りで試合を決定づけた。打線は4回、竹田、日置の連続適時打で2点を先制する。さらに7回、2死二塁の場面で打席には今季から4番に定着した上田。甘く入った球を右中間まで運ぶ、適時三塁打で貴重な追加点を挙げる。9回にも1死二、三塁の場面で左前への2点適時打を放つなど、好機に強い打撃でチームを援護。今後も頼れる4番の成長に目が離せない。 明大の勢いは誰にも止められない。立大、法大戦で勝ち越しチームは4連勝。竹田の先発復帰でさらに厚みを増した明大にスキはない。次は陸の王者・慶大との一戦。残りの試合も着実に勝利を重ね、優勝街道を一気に駆け上がりたい。 [久野稜太]https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/READ MORE -
入江完封! 圧巻の13奪三振で法大に先勝/東京六大学秋季リーグ戦
硬式野球 2020.10.12これぞエースの投球だ。先発の入江大生投手(政経4=作新学院)は度々ピンチを招きながらも、9回127球13奪三振の熱投で法大打線をシャットアウト。打線は4回裏、上田希由翔内野手(国際1=愛産大三河)の適時打で先制。その後犠打でランナーを二塁に進めると、陶山勇軌外野手(商3=常総学院)が右前へ適時打を放ち序盤から主導権を握る。8回裏にも2点を加え、4-0で今春覇者・法大に勝利した。 (明)〇入江―植田(法)●高田、石川、落合、三浦、水澤―大柿【安】(明)8(法)7【二】(明)上田(7回)(明)◇犠打4 公家(2回)、西山(3回)、植田(4回)、藤江(5回) ◇併殺0 ◇残塁7 ◇盗塁1 丸山(4回) ◇失策0 圧巻の投球だった。試合序盤にピンチを迎えるも無失点で切り抜け、7回までに10個もの三振を奪う快調な投球を披露。しかし8回表、2死からの連打で一、二塁のピンチを迎える。対するは前の打席で安打を打たれている岡田(法大)。だがここでギアを入れ替え空振り三振に抑えるとマウンド上では雄叫びを上げた。終わってみれば7安打13奪三振で自身初の完封勝利。エースの意地を見せつけた。 打線も入江のテンポの良い投球に応える。4回裏、安打から盗塁と失策で無死三塁の好機をつくると、打者は上田。左前に先制の適時打を放ち、4番としての役割を果たした。6回裏には入江が自身のバットで追加点を挙げ、続く西山虎太郎内野手(商2=履正社)の二ゴロの間にもダメ押しの1点を加え試合を決定づけた。 これで明大は3連勝。首位とは勝ち点0.5差の3位と、優勝を狙えるポジションにつけている。現在、同率首位の慶大と早大を追いかけるためにも負けは許されない。春に味わった悔しさを糧に目指すは〝優勝〟の二文字。逆転優勝を目指す明大ナインに注目だ。 [久保田瞬] https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【硬式野球部】継勝
新たな伝説が始まる。名将・善波達也前監督(昭60文卒)の勇退に伴い、今季からは田中武宏監督(昭59文卒)が指揮を執る。さらに、主将には生粋のキャプテンシーを持つ公家響内野手(政経4=横浜)が就任した。新体制で目指すは2年連続日本一のみ。本企画では〝継勝〟をスローガンに神宮へと挑む選手たちを追っていく。READ MORE -
【硬式野球部】猪突猛進
40回目の優勝へ突き進む。昨年度は春3位、秋4位に終わった硬式野球部。今季はエースの森下暢仁(政経4=大分商)が主将に就任。森下ら4年生は2016年度の春秋連覇を知る最後の世代。〝猪突猛進 ~All for Win~〟をスローガンに掲げ、目指すは記念すべき40回目の頂点。本特集では、インタビュー記事を軸にリーグ戦へ挑む選手たちを追う。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
硬式野球部は1910年に創部された長い歴史と伝統を誇る部だ。故・星野仙一氏(昭44年政経卒)や広澤克実氏(昭60文卒)、野村祐輔選手(平24商卒・現広島東洋カープ)などプロ野球界にも名だたるOBを数多く輩出している。1952年に監督に就任した島岡吉郎氏(昭11政経卒)は〝人間力野球〟を掲げ戦後の黄金時代を築き上げた。偉大なる〝御大〟が37年に及ぶ任期中に残した明大ならではの野球スタイルは、今のチームにも根強く生き続けている。平成に入った現在も、2016年度に三冠を達成するなど新たな歴史を刻み続けている。