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チーム力の高さ見せ2年連続で優勝を果たす/明大対立大対抗大会
競走 2022.07.03今年で43回目を迎える伝統の明大対立大対抗大会。3000メートルに出場した漆畑瑠人(文4=鹿児島城西)は、序盤からのペースを落とさず1位で優勝。総合では、両大学譲らず同じ点数を獲得したが種目の優勝数で立大に競り勝ち、2連覇を達成した。 ◆7・2 第43回明大対立大対校大会(鴻巣市陸上競技場)▼明大――1位 57点 ▼男子3000メートル 1位 漆畑 8分15秒91 2位 鈴木祐 8分17秒88 4位 堀颯 8分21秒94 ▼男子800メートル 1位 田邉 1分56秒67 ▼男子400メートル 1位 野口 47秒76 4位 佐田 48秒68 ▼男子100メートル 1位 木村稜 10秒51 2位 松下 10秒78 3位 木村颯 10秒78 ▼男子4×400メートルR 1位 宮川、野口、木村稜、佐田 3分18秒13 ▼男子砲丸投げ 3位 鷹羽 8m37 4位 竹尾 7m82 6位 佐田 7m41 とても熱い戦いだった。漆畑は「タイムではなくレース展開にこだわった」とスタートから先頭で集団を引っ張る。惜しくも自己ベストには及ばなかったものの最後まで勝ち切り1位。最終学年として気持ちのこもる走りを見せた。「自分なりの後半上げていく走りができてよかった」(鈴木祐太・文2=鎌倉学園)と鈴木祐は、先月の日体大記録会の勢いそのままに3000メートルの自己ベストを更新。4位に入った堀颯介(商1=仙台育英)も「立教大学の対抗選手に勝てたことは大きな自信につながった」とこれから始まる駅伝シーズンに向けて大きく弾みをつけた。800メートルでは、田邉陽哉(法2=明大中野)も自己ベストにせまる走りを見せ先頭でフィニッシュ。「ラストを上げることがあまり得意ではない」と夏に向け課題を残すレースともなった。 トラックに水が撒かれるほどの暑さの中で行われた100メートル決勝。木村稜(政経3=乙訓)は、自己ベストをインターハイぶりに更新した。それでも本人は、「あまり満足できる結果ではなかった」と9月の日本学生対校選手権に向けてさらなる成長を誓う。さらに木村稜は最終種目である4×400メートルRにも出場。高校生以来の出場となる種目だったが1位で受け取ったバトンを守り、後続との差を大きく広げた。 39度を観測する厳しい環境でも多くの選手が適応し、力を出し切った。しかし、明大競走部にとって暑い夏は始まったばかりである。今大会で得られた課題を夏合宿で取り組み、競走部に新たな風を吹かせたい。 [原田青空] 試合後のコメント漆畑――課題として挙げていた気持ちの弱さについて、今回の1着も踏まえて改善されている手応えはありますか。 「弱い気持ちを克服するために今日のようなレースが重要といいますか、ここで勝ち切ることで自信もついてきますし、先頭で走ることができたのでそこは一つ収穫かなと思います」 櫛田佳希(政経4=学校法人石川)――今回のレースの振り返っていかがでしたか。 「箱根駅伝が終わってからずっとケガをしていて復帰戦で今回走ったのでペース走という形でした。そこで組トップを取ってペース通り8分30の設定通りに行けたので、このことに関しては悪くはなかったと思っています」 木村稜――前期を振り返っていかがですか。 「日本学生個人選手権では、ある程度タイムは出せたのですが調子を維持することができずあまりいい走りができていなかったので全体的に見ればあまりという感じです」 鈴木祐――秋の駅伝シーズンに向けてこの夏はどのようなことをしていきますか。 「昨年度の夏合宿をBチームなどでだいたい過ごしたので今年度こそはAチームに入っていきたいです。正直自分の今の力でどれだけ付いていけるのかということは分からないですが、しっかり勇気を持って先輩方に食らいついて夏合宿で良い感覚のまま駅伝につなげられるようにしていきたいです」 吉川響(文1=世羅)――走りや状態についてチームメートや山本佑樹駅伝監督からも非常に調子が良いというお話があったのですがご自身ではどのように感じていますか。 「練習もきちんと積めてきて、大きなケガも大学に入ってからはしていないことが大きいかなと思います」 堀颯――夏合宿に向けて何か課題や目標はありますか。 「大学の夏合宿は、高校と違って距離も増えますし練習量も上がると思うのですが最初は焦らず慣れることを意識して最終的には、駅伝のメンバーを目指していきたいです」 森下翔太(政経1=世羅)――今回のレースを振り返っていかがでしたか。 「今日は特に何も考えてなくて、いつもは後半にペースが落ちてしまっていたのですが最後に足を動かせたというより動かしたので、前よりは良かったかなと思います」 READ MORE -
大舞台でルーキーが躍動! 窪田、吉川響が入賞/日本選手権兼U20日本選手権
競走 2022.06.136月9日から大阪府のヤンマースタジアム長居で開催された日本選手権。3、4日目はU20に3人の1年生が出場した。3000メートルSCで窪田悠人(政経1=沼津東)が5位入賞。3000メートルでは吉川響(文1=世羅)が自己記録を更新して4位入賞を果たし、4日間にわたる戦いに幕を下ろした。◆6・9~12 第106回日本選手権兼U20日本選手権(ヤンマースタジアム長居)[3日目]▼U20男子3000メートルSC決勝 窪田 5位 9分01秒26[4日目]▼U20男子3000メートル決勝 吉川響 4位 8分12秒69 森下 12位 8分34秒97 3日目の3000メートルSCに出場した窪田は序盤、縦に伸びた集団の後方でラップを刻む。レースが動いたのは1000メートルを通過した後の水濠付近。先頭のペースが上がり、離される選手も出る中で窪田は9人に絞られた先頭集団に食らいつく。「とにかく前に付いていくレースプランだった」(窪田)と積極的な走りを見せ、自己ベストに迫る好タイムで5位入賞を果たした。この結果に「大学に入って初めて入賞できたのでうれしい」と喜ぶ一方で惜しくも8分台に届かなかったことへの悔しさもにじませた。それでも、先月行われた関東学生対校選手権から大きく記録を伸ばしたことは注目に値する。これからの活躍に期待したい。 4日目のU20男子3000メートルには吉川響、森下翔太(政経1=世羅)が出場。「序盤から先頭で自分のレースができた」(吉川響)。2人そろって先頭を引っ張る走りでレースを展開する。中盤に森下が先頭から離れるも吉川響は変わらず先頭集団をけん引。果敢な走りで主導権を握り続ける。残り1周の地点で先頭を奪われるも最後まで力強く走り抜いた。自己記録を更新しての4位入賞も「表彰台に上がることができず悔しい」と振り返り、後半のスタミナ不足を課題に挙げた。 4日間という長きにわたる戦いを終えた明大競走部。多くのトップ選手が顔をそろえた日本選手権という大舞台で得た課題や収穫を今後の成長につなげたい。さらなる高みへ、その準備はすでに始まっている。[松原輝] ※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。READ MORE -
佐田、近藤亨が自己ベストを更新、3日目以降に弾みをつける/日本選手権兼U20日本選手権
競走 2022.06.11全国からえりすぐりの精鋭が集まる日本選手権がヤンマースタジアム長居で開幕した。1500メートルに出場した近藤亨(商4=愛知県私立愛知)は予選で自己ベストを更新し、決勝で8位に入賞。最初で最後の日本選手権は、満足のいく結果となった。 ◆6・9~12 第106回日本選手権兼U20日本選手権(ヤンマースタジアム長居)[1日目]▼U20男子400メートル予選 2組 佐田 6位 47秒79 ▼U20男子1500メートル予選 1組 堀颯 7位 4分18秒22 ▼男子1500メートル予選 2組 近藤亨 4位 3分42秒50 決勝進出 ▼U20男子5000メートル決勝 森下 10位 14分25秒72 堀颯 12位 14分47秒94 [2日目]▼男子三段跳び決勝 鈴木憲 記録なし ▼男子1500メートル決勝 近藤亨 8位 3分45秒83 最後の追い上げが光るレースだった。1500メートル予選に出場した近藤亨は前半、後方から先頭を追いかける走りを見せた。「後ろからいってラストまで余力を残して走ろうと思っていた」。その言葉通り、残り1周で加速。そのまま勢いを落とすことなく、自己ベストのタイムをたたき出し、4位で決勝進出を決めた。喜びのあまり、拳を掲げる場面も見られた。決勝でもラストスパートをかけ、8位入賞。「何よりも楽しもうと思っていた」と、日本選手権という大舞台を締めくくった。 「トップとはまだ戦えないことを自覚したレースだった」(佐田龍昇・法1=大分東明)。U20男子400メートル予選に出場した佐田は、関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)で課題としていた出だしの勢いの弱さを克服し、序盤から攻めの走りを見せた。しかし後半にいくにつれて、トップ選手から離されてしまい、差を縮めることができず。自己ベストを更新するも、6位で決勝進出とはならなかった。「体力がないという課題につながっている」と悔いの残る一戦に。またU20男子1500メートルに出場した堀颯介(商1=仙台育英)は、ラスト1周で転倒という思わぬ出来事が起こったが、最後まで粘り強い走りを見せた。 4日間行われる日本選手権の好スタートを切った明大競走部。3日目には関東インカレにも出場した窪田悠人(政経1=沼津東)が登場する。U20への出場が多かった前半戦。同期からのバトンを受け継ぎ、どのようなレースを見せてくれるのか、期待が高まる。 [石井遥] ※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。READ MORE -
明大アスレチックマネジメント ファンミーティング開催
競走 2022.05.295月28日、大手町サンケイプラザにて「一般社団法人明大アスレチックマネジメント」(以下、MAM)のファンクラブ会員が参加するファンミーティングが開催された。 様々な地方から約30名のファンクラブ会員が一堂に集まり、会員同士だけでなく社団理事の方々や競走部選手とも交流を深めていく光景が見られた。 社団理事からの挨拶で始まり、西山春文副学長や中川秀一部長、園原健弘総合監督らが改めて社団設立の意義や今後の展望、ファンの方々への思いなどを語った。 そして社団理事としても関わっているプロランナーの谷川真理さん、山本佑樹駅伝監督、競走部OBである鎧坂哲哉選手(平24営卒・現旭化成)を交えてメインイベントであるトークショーを実施。中川部長や西山副学長、谷川さんからはスポーツを通した社会貢献の意義について、山本駅伝監督からは現在のチーム状況や駅伝シーズンに向けての意気込みなどが語られた。鎧坂選手は現在の競走部の雰囲気に加え、マラソンランナーとしてパリ五輪に向けた目標などを話し、会場を盛り上げた。 鎧坂選手に会の終了後、オファーを受けた時の気持ちなどを聞くと「素直なところだと『何をするんだろう』という感じでした(笑)。会場に来ても『何をすればいいんだろう』という感じでしたが、質問されたことに答えるということで、あれこれ考えずに喋った感じでしたね(笑)」と笑顔で話した。 ファンからの質疑応答の場では「遠征費などをどう工面しているのか」「競走部から我々ファンクラブに期待することはあるか」など、競走部の現状について質問されると同時に、会に参加した富田峻平(営4=八千代松陰)に「関東インカレで三浦龍司選手(順大)と一緒に走られたと思うんですが、三浦選手をどう思ったかについて教えてください。また特に走りの中で意識してることがありましたら教えていただけると幸いです」と選手個人に質問し、競技への姿勢などを直接聞くファンの姿も見られた。 今回は富田だけでなく鈴木憲伸(営4=明大中野八王子)、濱西諒(文4=履正社)も参加し、ファンの前で関東インカレの感想などを語った。 会終了後、選手たちからは「MAMが立ち上がった意義みたいなところを改めて感じると共に選手も頑張らないといけないなと感じました。日頃から感謝を忘れずにこのまま頑張りたいと思います」(鈴木)。「こういう会を通して多くの方に支えられているんだな、ということを実感しましたし、応援されている分しっかり結果を出していかないといけないなと思いました」(富田)。「こういう貴重な会を開いていただいて、選手も応援してもらえるからこそ頑張れるというところがあるので、日々支援をいただいている紫交会もそうですし、ファンの方々へもしっかり感謝の気持ちを持って今後も取り組んでいきたいなと思いました」(濱西)など、応援してもらっていることに改めて刺激を受け、競技を頑張りたいとする思いを聞くことができた。 MAM設立後初となるイベント開催。序盤は少し堅い雰囲気が続くも、トークショーや選手たちの話の中で、会場で笑いが多く起こるようになり明るい雰囲気で幕を閉じた。ファンからも好評で選手やサポートに来たマネージャー陣からも次回以降のイベントに関する意見が多く出ている。乞うご期待だ。 園原総合監督からのコメント――ファンミーティングを振り返って。 「事業としては最初の事業だったのでどういうかたちになるか分からなかったんですよね。やっていくなかで課題が見えてくるかなという感じでファンの皆さんに喜んでもらえるのか、とかご迷惑になるのではないかという気持ちもあったんですけど、やっぱりやってよかったと思いますね。また、参加した学生も非常に刺激を受けたようなので学生にとっても刺激の多い場だったのかなと思います。 SNS上だと顔も見えませんしハンドルネームなので、昨日初めてお会いして『この方がいつもコメントくださっているんだ』ということをリアルで感じて、その言葉にさらに温かみを感じるというか勇気をもらえました。今回1年生のマネージャーが中心となって来てもらったんですけど『明治大学について、競走部について学ぶことができました』という声が出てました。我々も西山副学長のお話を伺う機会もあまり無いので、そういう場を設けられたのも競走部内的にとても良かったですね。学校のトップレベルの方から体育会について聞くことはないので。色んな立場の方が参加していただいて本当にありがたいです」――今後こうしたイベントを継続的に行うことについてはどうお考えですか。 「社団を立ち上げた意義である“大学スポーツについて考える”ことを全員で語り合いたいと思ってトークショーも行ったんですけど、スポーツがあることによって多くの方と繋がりを持てるというのがとても重要なことだと思うんです。箱根駅伝、明大競走部ということがなければ、繋がることがなかった人たちが一堂に会している。それだけでもスポーツの価値があると感じているので。ただファンクラブ会員も九州や東北の方もいらっしゃるので、そういう物理的な制限があるんですけどやはり双方向でコミュニケーションをとれる場は大事だなと再認識しましたね。(今後のイベントについても)計画はありますし、やりたいという希望もたくさんあります。これから実行部隊を整備して社団側の体制も整えていきながらできるだけ大きいこともやっていきたいなと思いますね。コロナ禍が明けたら立食パーティーみたいなことを多くのファンクラブ会員の方を招いて、選手も呼んでやっていきたいなと思ってます。関東インカレ直後の今がタイミング的に一番いいと思っているので、定番化できればと思います。 学生側、濱西の方からも『次回はこういうことしてみたらどうですか』とか『学生側にもたくさん話しをさせてください』などの意見が出ていて、学生側も積極的に関与してくれているので嬉しいですね。 会員さんだけでなく、校友会やサポート募金へ寄付してくれる方々、スポンサー企業など多くのステークホルダーの方がいらっしゃるので、そういう方にリアルの場で何かお返しできればなと思います」――ファンの方々へ向けて一言お願いします。 「日頃から寄り添ってくれる気持ちというのは本当に伝わってくるので、選手にとっては一人でも寄り添ってくれれば大きい力になるということを実感してそれがパフォーマンスに直結しているのは明白です。選手並びに競走部全体を応援していただき、ファンの方々にも応援することが生活の中で楽しみになっていければいいなと思います」以下、会終了後に聞いたファンからのコメント 「貴重な機会を頂いたなという感じです。明大OGなんですけど、もともと鎧坂さんが好きで在学中から競走部が好きなんです。スポーツ以外にも学業とか地域貢献とか、いろんなことを考えて日々やってらっしゃるんだなとすごい感じたので引き続き応援したいなと思いました」 「始めてこういうイベントに参加したんですけど、是非これを継続的に続けていただきたいです。選手の応援だけしていても一方的になってしまうので、こうした双方向的な関わりが増えていくと応援しに行った時に熱が入りますし。話に出ていたグラウンドの見学会とかも実施していただければどんどんこれからも参加したいと思っています。もちろん選手たちの負担にならない範疇で」 「部の内側の話というか、お金の事やスカウティングのことなどそのあたりは普段は知ることができなかったのでそういったところを知ることができて、ますます支援の必要性みたいなところは感じました。寄付の方だったりとか、そういったところを継続してこちら側もやっていかないといけないなと思いましたね」 「大学生の凄さというのがよく分かりましたね。加えて大学スポーツがどれだけやっていくのが大変なのかというのも知ることができました」 「今後たくさんのOB、OGの方を呼んでいただいて、OBと現役選手との対談みたいなことを期待したいです」 [書き手:金内 英大]READ MORE -
高得点で1部残留! 3部門の活躍光る/関東学生対校選手権
競走 2022.05.23関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)もとうとう最終日。200メートルでは木村稜(政経3=乙訓)が決勝に駒を進め、200メートルで5位入賞を果たす。5000メートルでも富田峻平(営4=八千代松陰)が7位入賞となり、昨年度から飛躍した姿を見せた。短長歩すべてで高得点を稼いだ明大は、合計得点49点で対校11位。目標としていた1部残留を見事達成し、3部門の団結が強く表れた大会となった。 ◆5・19~5・22 第101回関東学生対校選手権(国立競技場)[4日目]▼男子1部ハーフマラソン決勝 橋本 16位 1時間4分48秒 加藤 20位 1時間5分00秒 鈴木祐 26位 1時間5分48秒 ▼男子1部200メートル準決勝 2組 木村稜 4位 20秒94 決勝進出 ▼男子1部200メートル決勝 木村稜 5位 21秒19 ▼男子1部5000メートル決勝 富田 7位 13分50秒72 小澤 10位 13分55秒51 漆畑 14位 13分58秒60 ハーフマラソン決勝には3選手が出場。序盤は加藤大誠(営4=鹿児島実)が先頭集団でレースを展開する。しかし、徐々に集団から引き離され苦しそうな表情に。中盤から日差しも強くなり、明大にとって厳しい走りとなった。「もう少しいい結果が残せると思っていた」(鈴木祐太・文2=鎌倉学園)と課題も残るが、橋本基紀(商3=専大松戸)は自己ベストを更新。次につながるレースとなった。 木村稜は初日から連日レースに出場し、疲労がある中で最終日に臨んだ。200メートル準決勝は「スタートからエネルギーを使う走りをしてしまった」。得意とする後半へ流れをうまくつなげられず、4着フィニッシュ。タイムで準決勝を突破すると、3時間後には再び決勝のスタートラインへ。決勝では「速い選手と走ると自分の動きができなかった」と、思うような走りができない。それでも4×100メートルRに続き200メートルでも5位入賞を果たし、さすがの実力を見せた。 明大勢最後の種目は5000メートル決勝。序盤から富田が先頭の三浦(順大)の後ろに付き、いい位置取りでレースを展開する。以前から課題に挙げていたラストでは「自分の弱さが出てしまった」。周りのスパートに対応できなかったものの、最終的に7位でフィニッシュ。連戦の疲れが残る中でも、1万メートル、5000メートルともに入賞し「チームのエースになれるというのを証明できた」(山本佑樹駅伝監督)。ともに出場した小澤大輝(政経4=韮山)、漆畑瑠人(文4=鹿児島城西)も入賞は逃したが、13分台でまとめあげる。「全体を振り返ってみると、とても満足感のある関東インカレになった」(富田)。トラックの手ごたえもつかみ、駅伝シーズンに向けて収穫の多いレースとなった。 国立競技場を舞台に3年ぶりの有観客で行われた4日間。「スポーツはする人、それから見る人、支える人。この3つで成り立っている」(園原健弘総合監督)。出場する選手だけでなく、補助員として大会運営に尽力したり、全力で仲間を応援する選手たちの姿も印象的だった。数々の種目で入賞を収め、努力が形となって表れた今大会。しかしここで終わりではない。それぞれが次の目標に向かって、すでに前を見据えている。 [覺前日向子] ※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。READ MORE -
濱西が優勝! 競歩部門3人全員入賞/関東学生対校選手権
競走 2022.05.22関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)も3日目に突入した。大会も佳境を迎える中、明大勢は濱西諒(文4=履正社)が1万メートルWで見事優勝を果たす。清水海地(理工3=長野日大)、近藤岬(理工1=十日町)も4位、6位とそれぞれ入賞。競歩部門は3人全員入賞を達成する快挙を成し遂げ、1部残留が大きく近づいた。 ◆5・19~5・22 第101回関東学生対校選手権(国立競技場)[3日目]▼男子1部800メートル予選 2組 田邉 7位 1分55秒13 3組 近藤亨 5位 1分51秒89 ▼男子1部200メートル予選 2組 木村颯 4位 21秒40 5組 木村稜 1位 21秒13 準決勝進出 ▼男子1部3000メートルSC予選 1組 窪田 10位 9分15秒62 ▼男子1部走り高跳び決勝 井上 記録なし ▼男子1部1万メートルW決勝 濱西 1位 40分5秒25 清水 4位 41分6秒06 近藤岬 6位 41分48秒19 ▼男子1部4×400メートルR予選 2組 佐田、野口、小林真、宮川 7位 3分13秒26 800メートルには田邉陽哉(法2=明大中野)と近藤亨(商4=愛知県私立愛知)の2人が出場。近藤亨は1500メートルにも出場しており、3日連続での出場となった。前日の疲労の中でも自己ベストを出す快走を見せるが、惜しくも予選通過とはならず。「人生で初めてうれしくない自己ベストだった」(近藤亨)。この悔しさは日本選手権にぶつけたい。 200メートルには明大が誇る木村コンビ・木村颯太(法3=明星学園)と木村稜(政経3=乙訓)が出場。1日目に4×100メートルRの明大記録を更新した2人だったが、その明暗は分かれる形となった。「4継の負担もあった」(木村颯)。万全の状態ではなかったこともあり、惜しくも予選通過とはならなかった。対して木村稜は余裕を持って組1着で予選通過。だがこの結果で関東インカレでは全日程で競技を行うことに。疲労面での不安があるが「今のところは問題なく動かせている」(木村稜)と調子は良好。絶好調の韋駄天の4日目の快走から目が離せない。 今日の主役となったのは競歩部門の3人だった。中でも濱西は圧巻のレースを披露。「自分でどんどん展開して前でレースをしていこうと考えていた」(濱西)。終始先頭で集団を引っ張り、レースをコントロールする。終盤には他の選手を突き放し、その勢いのまま1位でフィニッシュ、強さを見せつけた。また、レース終盤にはチームメートを鼓舞する場面も。「最後濱西さんに声を掛けられたことで頑張ろうかなと(思えた)」(近藤岬)。最上級生として精神的にもチームメートを支えた。加えて前評判が高かった濱西以外の2人も会心のレースを披露。清水は4月の学生個人選手権に引き続き自己ベストを更新した。またデビュー戦となった近藤岬も堂々たる歩みで6位入賞。3人全員が大車輪の活躍を果たし、なんと競歩部門だけで16点を獲得。大量得点が期待されるプレッシャーをはねのけ、期待に応えてみせた。 3日目終了時点で総合得点は5位となり、1部残留の可能性が見えてきた。だが目標はそれだけにとどまらない。「明治史上一番点を取るということを目標に」(濱西)。3日目を終えた時点で総合得点は全体5位、トラック競技の得点は2位になるなど、1部の強豪と呼ばれる大学相手に全く引けを取らない戦いを見せている。勝負の4日目。これまでの思いを胸に一致団結してレースに臨めば、きっと最高の結果が待っている。 [菊地隼人] ※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。READ MORE -
鈴木憲伸が自己記録、明大記録を更新し2位入賞!/関東学生対校選手権
競走 2022.05.21関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)2日目。男子三段跳びには鈴木憲伸(営4=明大中野八王子)が出場。自己記録、明大記録をともに更新し2位入賞を果たした。また1500メートル決勝では近藤亨(商4=愛知県私立愛知)が5位、馬場勇一郎(政経3=中京大中京)が7位でW入賞。そして5000メートル予選では出場した3選手全員が決勝進出を決めた。初日の勢いそのままに紫紺が躍動した1日となった。 ◆5・19〜22 第101回関東学生対校選手権(国立競技場)[2日目]▼男子1500メートル決勝 5位 近藤亨 3分46秒69 7位 馬場 3分47秒04 ▼男子400メートル決勝 6位 野口 47秒08 ▼男子4×100メートルR決勝 7位 小林枚、木村稜、木村颯、松下 39秒83 ▼男子三段跳び決勝 2位 鈴木憲 15m90 ▼男子5000メートル予選 1組 小澤 4位 13分58秒57 富田 5位 13分58秒74 2組 漆畑 11位 14分14秒56 チームの追い風となる活躍を見せた。男子三段跳びに出場した鈴木憲。以前から助走を課題として挙げていたが、今までは意識し過ぎるあまりに動きが硬くなっていた。そのため今回は「あまり深く考えないでリラックスして臨んだ」。また短距離部門の主将として挑んだ今大会。ともに決勝進出を果たした同級生の小林枚也(法4=八王子)、野口航平(商4=洛南)からも刺激を受け、しっかりと結果を残してみせた。また試技の前には観客に手拍子を求める場面もあり「久しぶりに大きな手拍子を聞けて、自分の背中を押してくれた」。優勝を目指していただけに、悔しい2位となったが「やり切ったので後悔はない」。鈴木憲はさらなる明大記録の更新、そして16メートル超えの跳躍にも意欲を見せている。これからの活躍にも期待が高まるばかりだ。 1500メートル決勝は前半からハイペースを刻む。近藤亨は好位置をキープし、迎えたラスト1周は熾烈(しれつ)なスパート合戦に。最後は1000分の9秒差で後続を振り切り5位入賞。しかし上位進出を狙っていただけに悔しさをにじませる。800メートル予選でこの悔しさを晴らすことができるか。また昨年度は予選敗退に終わった馬場は「自分の持っている力は出し切れた。今日は満足している」(馬場)。7位に入賞しチームに貢献する走りを見せた。 400メートル決勝には野口が出場。6位入賞を果たすも「欲が出過ぎてしまった。落ち着いたレースができず、非常に悔しい」(野口)。4年生として「明大は長距離だけでなく短距離も戦える」という姿を後輩に見せてきた野口。4×400メートルRでも、後輩に背中を見せる走りが求められそうだ。そして予選では明大記録を更新した4×100メートルR。決勝の舞台では表彰台を目指して挑むも7位。しかし「全員が今できることをやった。まだまだ伸びしろもある」(小林枚)。見つかった修正点を改善し、今後さらに記録を伸ばすことができるのか注目だ。 大会3日目も200メートル予選では木村颯太(法3=明星学園)と明大記録保持者の木村稜(政経3=乙訓)のW木村に注目だ。また1万メートルWには副将の濱西諒(文4=履正社)が出場予定。2日目終了時点で16校中7位につける明大は、さらなる上位進出を目指し競歩勢で大量得点を狙いたいところだ。決勝種目の多い大会4日目に向けて予選を勝ち抜くことができるか。明大勢のさらなる躍進に期待したい。 [萩原彩水] ※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。READ MORE -
関東インカレ初日 3種目で決勝進出を決める/関東学生対校選手権
競走 2022.05.20いよいよ関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)が開幕。初日は1500メートルや400メートル、そして4×100メートルRで決勝進出を決め、明日以降へ駒を進めた。また、1万メートル決勝では児玉真輝(文3=鎌倉学園)、富田峻平(営4=八千代松陰)がW入賞を果たすなど初日から紫紺が躍動した。 ◆5・19〜22 第101回関東学生対校選手権(国立競技場)[1日目]▼男子1500メートル予選 1組 馬場 4位 3分51秒06 決勝進出 2組 近藤亨 2位 3分52秒40 決勝進出 吉川陽 6位 3分52秒54 ▼男子100メートル予選 3組 小林枚 5位 10秒79 ▼男子400メートル準決勝 2組 野口 2位 47秒39 決勝進出 ▼男子4×100メートルR予選 2組 小林枚、木村稜、木村颯、松下 4位 39秒51 決勝進出 ▼男子1万メートル決勝 4位 児玉 28分47秒06 5位 富田 28分47秒71 17位 小澤 29分34秒74 勝ち切る走りで予選を通過した。400メートルに出場した野口航平(商4=洛南)は予選で組3着に入り準決勝へ。「周りを気にせず集中できた」(野口)。準決勝では2着でフィニッシュし、余裕を持って明日の決勝へ進んだ。4×100メートルRでは昨年度、日本学生対校選手権で出した39秒96の明大記録を上回る39秒51をマーク。「昨年度から出せると確信していた」(小林枚也・法4=八王子)。決勝ではさらなる記録更新に期待がかかる。 1500メートルには先月の法大競技会で結果を残した馬場勇一郎(政経3=中京大中京)、吉川陽(営3=西脇工)をはじめ同種目の日本選手権の標準記録を突破している近藤亨(商4=愛知県私立愛知)が出場。2組ともスローペースでけん制し合う展開で、ラスト1周のスパート勝負となった。馬場、近藤亨は集団から抜け出し決勝進出。3年生で初の関東インカレに出場した吉川陽は惜しくも組6位で次のステージへ進むことはできなかった。 初日から主力が流れをつくった。1万メートルには今年度の長距離部門の三本柱である小澤大輝主将(政経4=韮山)、富田、児玉がそろい踏み。序盤から小澤が積極的に先頭に出てレースを進めていく。富田、児玉も集団の前方で力をため、様子をうかがう展開に。大きな集団のまま中盤に差し掛かると、カマウ(国士大)が大きく抜け出しレースが動く。「自分のリズムで走った方が楽だと考えた」(富田)。6000メートルあたりで第2集団から小澤が遅れ始め、集団は富田が引っ張りそれに他大学の選手や児玉が付いていく。そのままレースが進みラスト1000メートルになると入賞争いを巡り大混戦に。「ペースを上げられて良かった」(児玉)。スパート合戦を勝ち抜き児玉は4位、富田は5位入賞を果たした。 「ここ数年で一番の点数を取っていきたい」(野口)。1部残留を目指す明大としては次につながる1日となった関東インカレ初日。2日目からは2年ぶりの優勝を狙う三段跳びの鈴木憲伸(営4=明大中野八王子)が登場する。また1万メートルからの連戦となる小澤、富田らが5000メートル予選に出場予定。勢いに乗り、大舞台で活躍する紫紺たちに明日以降も注目したい。 [桑原涼也] ※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。READ MORE -
小澤、児玉が自己ベスト更新 トラックレースでの好調ぶり見せる/ゴールデンゲームズinのべおか
競走 2022.05.05新型コロナウイルスの影響で2年間中止が続いていた今大会。観客も入れて開催された今年度の大会に明大からは5選手が出場した。中でも小澤大輝主将(政経4=韮山)と児玉真輝(文3=鎌倉学園)が自己ベストを更新。今後の大会に向けておのおのの実力を確かめる良い機会となった。 ◆5・4 第33回ゴールデンゲームズinのべおか(西階陸上競技場)▼男子5000メートル決勝 D組 加藤 14分16秒24 25着 C組 児玉 13分47秒10 10着 漆畑 14分07秒08 15着 A組 小澤 13分43秒81 14着 富田 13分50秒40 18着 D組に出場した加藤大誠(営4=鹿児島実)は「前半から行くぞ」と意気込んでスタートラインに立った。序盤から先頭集団に入り、最初の1000メートルを2分44秒で通過。「余裕を持って入れた」と順調な出だしを見せ、前から4番目の位置でレースを進めていく。ここから粘りを見せたいところだったが3000メートル手前から徐々に失速。その後も他の選手に続々と抜かされ、ゴールした時には最後から3番目の25着という結果に。「3000メートルに行く前に垂れるのはかなり致命傷な部分がある」(加藤)。自己ベスト更新を狙っていただけに中盤以降の失速が悔やまれる。 C組には漆畑瑠人(文4=鹿児島城西)と児玉が出走。3000メートルあたりで集団が分かれ、第1集団の最後尾に児玉が食らいつく。終盤は実業団選手に引き離されて10着となったが、自己ベストを6秒更新。「前回のアシックスチャレンジよりも(調子が)絶対に良かった」(児玉)。先月に引き続き好走を見せ、今後のさらなる飛躍に期待がかかる。その一方で漆畑は3000メートルあたりから徐々に引き離される展開に。「きつくなった時に気持ちの面で弱みが出た」(漆畑)。ラストでは後ろの選手に競り勝つも、自身の課題である粘り強さの克服ができず不完全燃焼のレースとなった。 高校、大学、実業団のトップランナーが集うラストA組のレース。明大からは春先から好調の小澤、富田峻平(営4=八千代松陰)がハイレベルなレースに挑んだ。2人は並走を続け、9~10位あたりの位置で安定した走りを見せる。「ベストは最低限出さなければならない」という思いで臨んだ小澤。宣言通り自己ベストの更新を見せた一方、「粘らないといけないところで粘れなかった」(小澤)と課題も明確になった。富田は「後半があまりにも厳しい展開になった」と徐々に後退していき、最終的には18着でフィニッシュ。それでも「高いレベルの選手たちと走ることができたのは大きな収穫」(富田)。今大会の出走という貴重な経験を前向きに捉えた。 次の大舞台に向けて長距離部門の収穫と課題が明確になった。トラックシーズンの目玉・関東学生対校選手権が2週間後に迫っている。1部残留に向けて「長距離種目は入賞がどれだけ出せるかがポイントになる」(山本佑樹駅伝監督)。得た課題を克服し、一回りレベルアップをした選手たちに注目したい。 [永井涼太郎] ※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。レース後コメントはこちらから→①、②、③、④READ MORE -
明大勢が奮闘するも、課題の残るレースに/兵庫リレーカーニバル
競走 2022.04.24曇天模様の中行われた兵庫リレーカーニバル。明大からは計4人が出走した。多くの選手が序盤から積極的な走りを見せるも、そのペースをうまく終盤まで引き継げず、それぞれに課題の残るレースとなった。 ◆4・23 第70回兵庫リレーカーニバル(神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)▼男子アシックスチャレンジ1万メートル 1組 加藤 29分22秒42 10着 杉 30分20秒67 17着2組 児玉 28分40秒44 4着 富田 28分43秒23 6着 1組目は加藤大誠(営4=鹿児島実)と杉彩文海(文3=鳥栖工)の2人が出走。しかし、予想外に苦しい走りとなった。「前半から落ち着いていくことができた」(加藤)と、序盤はいい位置取りでレースを進める。だが杉はリズムをつかめず、早い段階で集団から離れてしまう。「トラックの基礎的な動きができていない」(杉)と、課題の残るレースとなった。また、いい位置取りをしていた加藤も「先頭を引っ張ってしまった」と、想定外の展開に対応できず、入れ替わりで他の選手に抜かれてしまう。「(加藤は)ここが踏ん張りどころ」(山本佑樹駅伝監督)。今回得た課題を、次の試合につなげたい。 2組目は富田峻平(営4=八千代松陰)と児玉真輝(文3=鎌倉学園)の2人が出走。「タイムを狙っていた」(富田)。日本学生ハーフマラソンで4位になり、調子の良さを見せている富田は積極果敢な走りを見せる。「(児玉と)2人で交代で行こう」(山本駅伝監督)と指示が出たこともあり、児玉と二人三脚で集団を引っ張る展開に。終盤に実業団選手らに抜かれてしまい、惜しくも自己ベスト更新とはならなかったものの28分台でまとめる安定した走りを見せた。「昔より力まずに力を抜いて走れるようになった」(児玉)とシーズンを通していいイメージをつかめている児玉。それに対し富田は「ラストのペースアップが他の選手より大きく劣っている」と課題を感じたレースとなったようだ。 今回出走したメンバーは全員5月4日に行われるゴールデンゲームズinのべおかに出走予定だ。「積極的に行ったのは評価できる」(山本駅伝監督)と、着実に上位を狙う意識は付きつつある。この意識を元に、今後の競技会での好記録に期待したい。 [菊地隼人] ※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。READ MORE
特集記事 SPECIAL
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【競走部】明鏡紫水
今こそ古豪・明大の意地を見せる時――。今年度の競走部は関東学生対校選手権での1部残留に向け、3部門のさらなる飛躍が求められる。特に「チームを一から強くしたい」(小澤大輝主将・政経4=韮山)と長距離部門は箱根駅伝のシード権獲得を最大の目標にする。今年度も紫紺の襷が輝く瞬間を明スポが追い掛ける。READ MORE -
【競走部】紫走堅固
全日本大学駅伝では総合3位。箱根駅伝では11位でシード圏内から外れた昨年度。酸いも甘いも経験し、一筋縄ではいかない駅伝の難しさを痛感した。コロナ禍は今なお続き、先行きの不透明感は拭えない。それでも、明大競走部は決して立ち止まらない。今度こそ箱根路で栄光をつかんでみせる。その思いを届けるために、今年度も企画を立ち上げ、彼らの姿を追っていく。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
1907年創部。練習場所は八幡山グラウンド。〝競技を通じての社会に貢献できる人材育成〟をモットーに練習に励む。短距離部門、競歩部門は関東インカレで優勝者を数多く輩出。特に競歩部門は日本選手権20km競歩で入賞など好成績を残している。長距離部門は、第1回箱根駅伝に出場した4校「オリジナル4」のうちに含まれ、過去には多数の優勝を誇る古豪。2005年には14年ぶりに出場を決めた。鎧坂哲哉選手(平24営卒・現旭化成)などが在籍した12年には総合3位。以来は常連校として名をはせており、シード権獲得や上位入賞を目指す。過去には多くの実業団選手を送り出している。