最新記事 RECENT ENTRIES
-
Aクラス予選敗退 感じた壁の厚さ/東日本学生選手権
相撲 2022.06.131日目をBクラス3位で終え、迎えた大会2日目。自分たちの相撲ができなかった。2回戦は中大相手に接戦を繰り広げたものの2-3で敗戦。拓大、日体大にも敗れ、Aクラス昇格には届かなかった。 ◆6・11~12 第101回東日本学生選手権(靖国神社相撲場)▼Bクラス予選○明大5―0國學院大○明大5―0立大○明大5―0日本医大▼Bクラス優秀8校決勝トーナメント○明大5―0立大 明大0-5法大○▼Aクラス予選 明大0-5拓大○ 明大2-3中大○ 明大0-5日体大○▼個人戦予選1次トーナメント 神――1回戦敗退 松村――3回戦敗退 田村――2回戦敗退 甲斐——2回戦敗退 永山――3回戦敗退 大会1日目のBクラス予選を全勝と圧巻の成績で勝ち抜いた明大。決勝トーナメント準々決勝でも立大に快勝し、Bクラス優勝に向けて好スタートを切る。しかし「ここ一番というときに自分の弱さが出た」(神歩武・政経3=埼玉栄)。続く準決勝で実力が同等と思われた法大に0-5で敗れ、悔しさが残る決勝トーナメントに。それでも3位となり、Aクラス予選へ駒を進めた。 Aクラス昇格を目指して戦った大会2日目。予選1回戦は拓大に敗戦。2回戦は中大と競り合いに。先鋒・神、中堅・田村勇希(商3=平舘)が勝利し、王手をかけた状態で副将・大将戦へ。しかし「4年生としてチームを勝利に導く責任を果たせなかった」(赤間将太・政経4=鳥羽)。ここで勝利すれば決勝トーナメント進出が大きく近づく一戦だったが、あと一歩及ばず。3回戦は昨年度王者・日体大に圧倒され、Aクラス予選敗退となった。 次戦に向けて、課題が多く見えた今大会。「土俵の中で相手に飲まれず自分のやりたいことを表現する相撲ができるようにしていく」(守重佳昭監督)。「日々の稽古をこなしつつ、体重を増やしてパワーをつけていきたい」(赤間)。自分たちの相撲を大会で見せるその日まで立ち止まるわけにはいかない。明大相撲部の挑戦はまだ始まったばかりだ。 [七海千紗] 試合後のコメント守重監督――団体戦を振り返っていかがですか。 「中大戦で少し芽が見えたと思いますが、力を出して勝ち切ることがまだまだできていない。チームの普段の稽古からしっかり変えていかないと上は目指せないと感じました」 ――今大会の目標はどのように考えていましたか。 「常に優勝を目指して土俵に上がるようにしています。しかし、そこに至るまでの実力はまだまだ足りないので、日々の稽古から一緒に頑張っていくしかないです」 赤間――今大会で見つかった課題はありますか。 「体重的なパワーが足りないと感じました。チーム全体として体重の増量と筋肉強化を行っていかないとAクラスでは勝てないと思いました」 神――次戦への意気込みをお願いします。 「自分の相撲に磨きをかけ、自分の相撲を積極的に取ることを徹底できるように稽古を頑張っていきたいです」READ MORE -
1年生が勢ぞろい 酒井が8強で敢闘賞/東日本学生新人選手権
相撲 2022.05.08期待の新人力士たちが勢ぞろいだ。1年生が入学して初めての大会。緊張感のある中で行われたが、酒井真幸(政経1=埼玉栄)が8強入りと活躍を見せた。 ◆5・7 第73回東日本学生新人選手権(靖国神社相撲場)▼酒井――ベスト8 西原――ベスト16 平田――予選2回戦敗退 脇田――予選1回戦敗退 小雨の降る中開催された今大会。明大は1年生4人を送り込んで臨んだ。先陣を切ったのは酒井。得意の突き押し相撲で快勝すると、その後登場した西原貴瑛(政経1=報徳学園)、平田聖真(政経1=文徳)も緊張感の中で勝利をつかんだ。西原は予選2回戦でも粘りの相撲で長い取組を制し、酒井とともに本選に進んだ。 中でも特に輝いていたのは酒井。本戦1回戦の相手は埼玉栄高時代の同期だった。「思い切りいった」と速攻で相手に土をつけ、ベスト8に駒を進めた。突き押し相撲を貫き、破竹の勢いで勝ち進むが、快進撃もここまで。2回戦では相手にいなされ突きが届かずそのまま送り出しで土俵の外へ。「もう少し手を伸ばしていたら結果は変わっていたかもしれない」。悔しい敗戦となった。 明大のこれからを担う新人たち。それぞれが口をそろえて「(団体戦の)レギュラーになりたい」と決意を語った。今後さらに力をつけて躍動するに違いない。 [西田舞衣子] 試合後のコメント酒井――今大会を振り返っていかがですか。 「高校の時はあまり全国大会に出る機会がなかったので、自分の力がどれだけなのか分かっていませんでした。練習でやっていることをやったらこの結果になったと思います」 ――反省点はありましたか。 「立ち合いで当たった時に手を伸ばしていたら、そこでまた突くことができたのかなと思います」 西原――今大会までにどのような練習をしてきましたか。 「今日出ていた人と比べて体が小さい方なので、前に出て相手がスキを見せたときにチャンスはそこしかないと思ったのでそれを生かせるように頑張りました」 ――試合中よく声を出していた印象です。 「気持ちを出すためもそうですが、昔通っていた道場の先生から相撲はあいさつが大事だと何回も教わっていたので、それを大事にしてあいさつのときなどで大きな声を出すようにしています」 平田――今大会を振り返っていかがですか。 「大学に入って最初の大会なので緊張しました」 ――持ち味を教えてください。 「うっちゃりです。組みたいのですが、組まない相撲を今練習しているのでどちらもできるようにしたいです」 脇田晃太郎(商1=鹿児島実)――今大会の目標を教えてください。 「1回戦が強い相手だったので、そこを突破することが目標でしたが、負けてしまって悔しい結果に終わりました」 ――今後に向けて強化したい点はありますか。 「体重が低いので、もっと体重を増やして基礎からしっかりやっていきたいと思います」READ MORE -
Aクラスへ昇格 〝前へ〟の相撲で意地を見せる/全日本学生選手権
相撲 2021.11.084年生の戦いが終わった。全日本学生選手権(以下、インカレ)2日目は団体戦Bクラスからの出場。3連勝でBクラス優勝を果たし、Aクラス予選に進出した。Aクラスでは初戦の日体大にストレートで敗れ、その後は巻き返しを試みるも決勝トーナメントへはあと2ポイント及ばず。Aクラス昇格を置き土産に、5人の4年生は学生相撲の土俵を後にした。 ◆11・6〜7 第99回全国学生選手権(堺市大浜公園相撲場)▼団体Bクラス予選○明 大4-1国士大○明 大3-2専 大○明 大4-1朝日大▼団体戦Aクラス予選 明 大0-5日体大○○明 大4-1早 大 明 大2-3九州情報大○ 期待のルーキーの活躍が光った。前日の個人戦では初戦敗退を喫し、悔しさを味わった甲斐丈一郎(政経1=文徳)。「自分が4年生に花を持たせる」(甲斐)。この日は1年生ながら副将の大役を任された。Bクラス準々決勝の国士大戦。一度は片足が浮き、倒されそうになるも「落ち着いていけた」(甲斐)。体勢を持ち直し寄り切り。この勝利でAクラス予選進出を決めた。続く準決勝、決勝でも甲斐の白星でチームの勝利を決定づけ、チームのBクラス優勝に貢献。「勝利を渡せてうれしかった」(甲斐)。有言実行の活躍で、前日の雪辱を果たした。 続くAクラス予選の初戦の相手は、昨年度の学生横綱を率いる日体大。王者を相手にポイントを取ることができず、窮地に立たされる。それでも「やることはやってきた。『勝つんだ』という強い意志で挑んだ」(八幡莉玖主将・政経4=新潟海洋)。そんな思いで臨んだ早大戦。先鋒(せんぽう)戦を取られ、二陣戦には松村将伍(政経3=向の岡工)が土俵に上がる。立ち合いから激しくぶつかり合うと組みの体勢へ。土俵際までもつれ込み互いに投げ合うと、ほぼ同時に体が落ち松村に軍配が上がる。一度は物言いがつくも判定は変わらず。この白星を皮切りに明大は怒涛(どとう)の4連勝を見せ、早大に勝利した。 決勝トーナメント進出を懸けた3戦目の相手は九州情報大。0-2の劣勢で、田村勇希(商2=平館)が中堅戦に挑む。立ち合いから押され土俵際まで追いつめられるも、気迫で押し返し逆転勝利。甲斐も勝利でつなぐと、勝負の行方は八幡に託される。互いに押し合い譲らない攻防を見せるも最後は相手の肩透かしを食らい、インカレでの戦いが終わった。 今試合をもって、4年生は学生相撲から引退する。決勝トーナメント進出とはならなかったが、Aクラスへの昇格を果たし残された下級生につないだ。コロナの影響でまともに稽古ができない時間も長かった。それでも「悔いはない、やり切った」(八幡)。届かなかったインカレ制覇の目標は、後輩に託された。「自分も背中で引っ張れるようになりたい」(松村)。4年生の意志を継いだ後輩たちが、来年度こそは学生相撲の頂点に立つ。 [野口優斗] 八幡――本日を持って相撲人生が終わりますが、今の心境をお聞かせください。 「最後の最後、大将戦で取れなかったのは悔しいです。それでも、来年度以降は1部にも上がって良い形で引き継げましたし、自分自身悔いはない、やり切りました」 ――明大での4年間はどのような時間でしたか。 「良い経験ができて良い仲間と出会えて、言葉では表せないです」 ――後輩に向けて一言お願いします。 「後輩たちはこれから強くなっていくと思いますし、インカレ優勝に向けて頑張ってほしいです」 松村――Bクラスの専大戦では長い取り組みとなりました。 「頭四つになると長くなるというのが稽古でもあって、そういうときは自分が何かしら悪くて負けていたので、わざと長くして相手が疲れてから攻めようと思っていました。その通りにいって良かったです」 甲斐――来年度への意気込みをお願いします。 「自分がチームを引っ張っていけるように、稽古場でも私生活でも頑張りたいです」READ MORE -
インカレが開幕 悔しい結果で個人戦を終える/全日本学生選手権
相撲 2021.11.06学生横綱を決める全日本学生選手権(以下、インカレ)が、2年ぶりに有観客で行われた。初日は個人戦。明大からは5選手が出場し、神歩武(政経2=埼玉栄)が1次予選を突破するも決勝トーナメントへは進めず。悔しい結果で1日目を終えた。 ◆11・6〜7 第99回全国学生選手権(大浜公園相撲場)▼個人戦予選1次トーナメント 甲斐丈一郎(政経1=文徳)――1回戦敗退 太治裕真(農4=報徳学園)――2回戦敗退 松村将伍(政経3=向の岡工)、八幡莉玖(政経4=新潟海洋)――3回戦敗退▼個人予選2次トーナメント 神――1回戦敗退 最初に登場したのは主将・八幡。「がちがちになっていた」(八幡)と2回の待ったが入りなかなか立ち合いが合わない。3回目で取り組みが始まると、序盤は互いに押し合い譲らぬ攻防に。最後は土俵際で押し切って勝利し、幸先の良いスタートを切った。次に1回戦に登場したのは甲斐。「まわしを取れなかった」(甲斐)。序盤から攻撃を仕掛けるも、相手に右まわしを封じられ寄り倒し。期待のルーキーは1回戦で姿を消すこととなった。 続く2回戦。松村、神が立ち合いから押し切る相撲で連勝を飾る。このまま続きたい太治だったが「思い通りに体が動かなかった」(太治)。体格差のある相手に立ち合いでは張り合うも、最後は引かれて突き落とし。悔しい敗退となった。2回戦の最後には八幡が登場。「自分の相撲が取れた」(八幡)と良い形で3回戦へとつないだ。 審判が変わって3回戦。松村が最初に登場するも、立ち合いでまさかの相手が左側へ体をかわし変化。「全く対応できなかった」(松村)と悔しさをにじませた。2回戦では相手を圧倒した八幡も、序盤は張り手で押すが「足がそろってしまった」(八幡)。突き落としで倒され、3回戦で敗れた。 一方の神は、1次予選では圧巻の相撲を披露。「体が動いていた」(神)。2次予選へ駒を進めるも「立ち合いで消極的になった」(神)。相手を攻め切れず、明大の個人戦での戦いが終わった。 泣いても笑っても、翌日の団体戦で4年生は引退。「最後は笑って終わりたい」(八幡)。序盤から〝前へ〟の姿勢を貫く明大の相撲で、悲願のインカレ制覇を成し遂げる。 [野口優斗] 試合後のコメント守重佳昭監督――本日の試合を振り返っていかがですか。 「やはり難しいなというところです。もう少し行けると思っていたのですが、力を出し切れず負けてしまったと思います」 ――今年度はどのようなチームでしょうか。 「主将の八幡や4年生が稽古場で一生懸命やって、引っ張られるように下級生が頑張るチームです。昨年度はあまり稽古をできませんでしたが、稽古内容的にも戻ってきてインカレに臨めるので、やってきたことを全部出してほしいです」 八幡――今回意識していたことはございますか。 「この大会で最後なので、いつもの稽古通りに前に出る相撲を意識していました」 太治――インカレに向けて取り組んだことなどはございますか。 「大会の3カ月くらい前から全部員で意識を変えて、番数を増やして練習してきました。各自の技術であったり、体の面でも大きくなっていると思います」 松村――立ち合いから前に進む相撲が印象的でした。 「前までは組み相撲だったのですが、今は頭を突き出して低い姿勢で攻める相撲をやっています」 神――1次予選は圧倒的な相撲でした。 「前に攻めていこうと意識してできたのが良かったと思います」 甲斐――団体戦への意気込みをお願いします。 「4年生に花を持たせるべく自分が1点を取ってきて、チームに勝利をもたらしたいです」(写真は立教大学提供)READ MORE -
インカレ事後取材 篠田一憲・小川清彦総監督・守重佳昭監督
相撲 2020.12.302020年度最後の大会が幕を閉じた。12月6日に行われた全日本選手権。今年は新型コロナウイルスの影響で公式大会の多くが中止となり、今大会が4年生にとっては学生最後となった。今回は大会に出場した選手1名と監督2名のインタビューをお届けする。(この取材は12月23日に行われたものです) 交代:篠田一憲(政経4=金沢学院)――今大会を振り返っていかがですか。 「コロナウイルスの影響で思う様に稽古ができなかった中で皆、今持っている力を出す事ができたと思います。結果としては2部で準優勝、1部では予選敗退でしたが今の実力が出た結果だと思います」 ――今大会に対してどのような思いがありましたか。 「自分としては学生相撲の最後の大会だったため、悔いの無いように全力を出し切るだけだという思いで臨みました」 ――大会が終わった後、同期の4年生と何か話しましたか。 「『4年間ありがとう』と大会後、伝えました。1年生の時から3人で頑張ってきたので、最後は勝って終わりたかったですが、最後に4年生3人で団体戦に出場できて、嬉しかったです」 ――コロナウイルスの影響で公式戦が減ってしまいましたが、心残りはないでしょうか。 「心残りがないわけではありませんが、今回の事は仕方がないという気持ちではあります。この様な状況の中でも大会が開催され、最後に4年生3人で大会に出場できた事を嬉しく思います」 ――明大の相撲部で過ごした4年間はどのようなものだったでしょうか。「明大相撲部での4年間は、相撲は勿論の事、それ以外にも大切な事を多く学ばせていただきました。相撲を引退した後も明大相撲部で得られた経験は活きてくると思います。自分にとって大学の4年間はかけがえのないものです」 ――後輩たちへ最後にメッセージをお願いします。「大きな怪我をする事なく悔いのない様に日々の稽古に取り組み、大会で活躍して欲しいと思います」 小川清彦総監督――今大会を振り返っていかがでしたか。 「東日本でのAクラスで予選0勝0点という最悪の結果に終わり、それからの1ヶ月余り、部員一丸となりインカレに挑みました。Bクラスのトーナメントからのスタートでしたが、準決勝では東日本のBクラストーナメントで敗れた専大を4―1で破り決勝へ、そして法大には2点先取しながら逆転され3―2で準優勝。ここ1番での弱さが出ました。Aクラス予選では、初戦の早大に2―3で惜敗したのが響き、続く中大に1―4、日体大に0―5で完敗。Aクラス上位校との力の差を感じさせられました」 ――今回の団体戦の結果をどう評価しているでしょうか。 「昨年の藤原、東の抜けた穴を埋められませんでした。力不足、稽古、準備不足が全てでした。東日本からは全体的に上昇気運で稽古の大切さを部員も痛感したかと思います」 ――コロナの影響によって、今までと今年度で変わった点をお聞かせください。 「昨年に比べ戦力は大幅にダウン。特に3年生は試合ではほとんど勝てなかったのがチームとしては厳しかったです。全員がほぼ力の差がなく、抜け出すものがいなかった。チームとしてはまとまっていましたが、厳しいことを言える上級生がおらず、仲良しチーム的な雰囲気が漂っていました」 ――1年生(神歩武選手)の公式戦での結果はいかがでしょうか。 「神は稽古不足、体重減少、上級生に対しても互角以上の力のため向上心が欠けてしまっていて、4〜9月の期間が悔やまれます。素質はあるだけに今後の努力に期待します」 ――引退する4年生にメッセージをお願いします。 「4年生3人は1年次から非常に真面目に取り組みました。コツコツと実力を積み上げて、チームの中心となりましたが、昨年のリーグ戦で篠田が膝を怪我し手術。1年間のリハビリを経てインカレで復活しましたが、3年次の力には及びませんでした。しかし、ひたむきに努力する姿は良き模範でした。佐藤は身長もあり、大きくなることを期待しましたが体重は20kg増の120kgと、予想を下回りました。それでも115kg未満で東日本では優勝、全日本体重別でも3位入賞と唯一、個人戦で入賞を飾りました。主将の宇都宮は負けん気の強さで小さな体ながら、充分にその力を発揮してチームを引っ張ってくれました。3人それぞれがしっかりチームの中心としての役割を果たしてくれました」 守重佳昭監督――今大会を振り返っていかがでしたか。 「今年度はコロナの為学校にも入れず稽古が出来ない時期が長期にわたりました。そういった短い準備期間の中で学生は今持っているものを出し切った大会であったと思います」――今回の団体戦の結果をどう評価しているでしょうか。 「明治大学相撲部は伝統的に厳しい稽古の積み重ねで、Aクラスで戦う力を養うチームです。準備が圧倒的に足りない中で選手たちは一生懸命頑張りました。しかし、持っている力以上のもの出せるようにならないとAで戦っていけないと思っています。もう一つ殻を破ってほしいです」――例年とは違うコロナ禍という状況だからこそ、成長できた点などあるでしょうか。 「今回の状況だからという点では成長につながるものはありません。一つ一つ地道に積み上げていかなければ強くなっていきませんが、一人ではなかなか厳しく稽古できません。仲間がいて、指導者がいて力がついていくものだと思っています」――4年生の引退後、今後のチーム作りに大切なことは何だと考えているでしょうか。 「コロナで稽古が出来ない時期を経験して、どれだけ一生懸命に取り組まないといけないかは感じたと思います。上位陣との力の差もしっかりと感じています。しっかりと足元を見据えたうえで目線は高くしていきたいと思っています。目線を上げることによって自分で足りないところ感じ稽古に取り組む、そういったチームにしていきたいと思っています」――来年度はどのようなチームを目指していますか 「明治の伝統でもある上級生が見本を示し下級生を引っ張り、下級生は上級生を見て手本にして稽古に取り組む。仲間でありライバルであるという雰囲気の中でインカレ優勝を目指せるチーム作りをしていきます」――今後の目標をお願いします。 「現在のチーム力ではまだまだですが、来年度もインカレ優勝を目標にAクラスで勝つチームを作ります」――引退する4年生にメッセージをお願いします。 「3人しかいない同級生で各々しっかりとした考えを持っており、しっかりとチームを引っ張ってくれました。惜しむらくは今年度に入り、一緒に過ごす時間が極端に短かったことです。この経験をもとに社会人としてしっかりと前へと歩んで行ってくれると思います」――ありがとうございました。 [伊藤理子]READ MORE -
インカレ事後取材 宇都宮愛樹・佐藤大地・村上光起
相撲 2020.12.292020年度最後の大会が幕を閉じた。12月6日に行われた全日本選手権。今年は新型コロナウイルスの影響で公式大会の多くが中止となり、今大会が4年生にとっては学生最後となった。今回は大会に出場した3選手のインタビューをお届けする。(この取材は12月23日に行われたものです) 主将:宇都宮愛樹(政経4=野村)――すべての大会が終わった時、どのような心境でしたか。 「Aクラスで1勝もできなかったので、とても悔しい気持ちでした」 ――団体戦では大将としての出場でしたが、どのような想いで臨みましたか。 「大将はほとんど経験がなく、また、学生最後の大会ということもあり、オーダー発表の瞬間から試合が終わるまで2週間ほど緊張が切れることはありませんでした。しかし、経験上あまり緊張せず試合に出場すると大体悪い相撲をとりあっけなく負けることが多かったので、緊張すればするほど、自分の相撲が取れると自分に言い聞かせて当日に臨みました。また、前の試合で勝敗が決まっても、雑な相撲を取らずにどのような場面でも2―2の大将戦だと考えて臨みました」 ――この4年間、自身の中で最も成長できたと思うのはどのような点ですか。 「リーダーシップだと思います。稽古中、調子があまり良くなく悩んでいる学生にアドバイスするのは元々していましたが、学生のことを考えると、最高学年になった時にアドバイスをしてくれる先輩はもういないので、自分で考えなければなりません。そのため、あえて簡単にアドバイスするのではなく、考える時間を与え、それでも良くならない時に声をかけるようにしました。また、試合ではみんなに気を配り、次どうしていくかなど聞き、声をかけ続けました」 ――明大の相撲部で過ごした4年間はどのようなものでしたか。 「下級生の時は、先輩に追いつきたい一心でガムシャラに、上級生になってからは、後輩には負けられない、主将になってからは、いいチームを作るために一生懸命でした。私生活でも、優しい先輩や真面目な先輩、ストイックな先輩、面白い後輩、真面目な後輩、そして頼れる同級生と生活ができて楽しかったです。先にも後にもこれ以上充実した四年間はないと思います」 ――来年の新チームに向け、後輩たちへの想いをお聞かせください。 「来年は全ての大会でBクラススタートとなります。しかし、これ以上、下はないと考えこれからは上に上がることしかできません。支えてもらっている方への感謝の気持ちを忘れず、また、明大相撲部に入部した時の初心を思い出し、残された時間を大切にして頑張ってください」 二陣:佐藤大地(政経4=埼玉栄)――最後の大会、自身の中で振り返り、どのような想いがありますか。 「最後の大会、そして人生最後の試合になるので思うところは色々ありました。しかし、やることはひとつなのであまり考えないようにしていました」 ――引退が決まった時、どのような心境でしたか。 「決まったときはあまり実感がありませんでした。終わった、という気持ちはありましたが、それも時間が経って強くなりました」 ――例年とは違う1年でしたが、自身の中での苦悩などはありましたか。 「色々ありましたが、皆状況は同じだったのでそこはあまり考えずにその時できることをしていました」 ――この4年間で成長した点を教えてください。 「相撲の核である、心・技・体のすべてにおいて、成長、勉強させていただきました」 ――明大の相撲部で過ごした4年間はどのようなものでしたか。 「本当に色々ありますが、一言で言うならすごく楽しかったです」 ――来年にむけ、後輩たちへの想いをお聞かせください。 「終ってみた自分等からしたら、とても短い学生生活なので、存分に楽しんでほしいです」 交代:村上光起(政経3=尾道学園)――来年に向けて今の想いを教えてください。 「4年生が引退した今、来シーズンは全ての大会でBクラススタートとなり、自分達の代でAクラスへ復帰をする事を目標にしています。その為には、チームとしても個人としてもレベルアップが必要だと思っています」 ――3年生から見て、4年生の背中はどのようなものでしたか。 「4年生は常にチームの事を考えており、目標とする存在でありながら越えなければならない存在でした」 ――今年度の結果を踏まえて、自身の中での評価はどうですか。 「今年の大会は、稽古不足が如実に現れていたと思います。より一層、1回の稽古に対するベクトルを自分達に持ってくる必要があると感じています」 ――今年は団体戦の交代としての立ち位置でしたが、個人または団体として、来年の目標を教えてください。 「来年は、個人としても団体としても、チームの勝利に貢献できる選手に成長したいと思っています」 ――今年の結果を踏まえて、どのような部分を伸ばしていきたいですか。 「今年の反省としては、他の大学に比べるとフィジカルで負けていると感じているので、体重増加をして、立ち合いで優位になれるようにしたいです」 ――来年への意気込みをお聞かせください。 「大学ラストイヤーを嬉し涙で終わることのできるよう、チーム全員で同じ目標に向かって稽古していきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [野口優斗]READ MORE -
インカレ事後取材 神歩武・福井秀三郎・八幡莉玖
相撲 2020.12.282020年度最後の大会が幕を閉じた。12月6日に行われた全日本選手権。今年は新型コロナウイルスの影響で公式大会の多くが中止となり、今大会が4年生にとっては学生最後となった。今回は大会に出場した3選手のインタビューをお届けする。(この取材は12月23日に行われたものです)中堅:神歩武(政経1=埼玉栄)――個人戦ベスト8という結果についてどのように感じていますか。 「練習してきたことが結果として出てすごく嬉しく感じています。ただ格上の人と戦って体の大きさ、力不足という点で課題があると思いました」 ――団体戦のメンバーに選ばれた時はどのような心境でしたか。 「1年生からメンバーに入れたということで今まで以上に努力をしなければならないと思いました」 ――団体戦では1年生が1人だけでしたがどうでしたか。 「緊張したけれど、大きな大会でメンバーとして選ばれ出場できたのは良い経験だったと思います」 ――コロナ禍という異例のシーズンでしたがどのような1年でしたか。 「入寮してすぐにコロナにより地元に帰省しました。地元でも練習をおこない7月に戻ってきたが、大会までの期間が短く準備不足の一年でした」 ――来シーズンへの目標を教えてください。 「今よりも体を大きくしもっと力をつけてインカレ優勝を目標に頑張っていきたいと思います」 先鋒:福井秀三郎(政経3=箕島)――今回の個人戦の結果をどのように感じていますか。 「1回戦で負けてしまったことはとても悔しく思います」 ――団体戦を振り返ってください。 「先鋒だったので勢いのある相撲をとって後ろにいい流れを作りたいと意識しました。2部での準優勝は良かったと思いますが1部でももう少し戦えたのではないかと思います」 ――宇都宮主将はどんな主将ですか。 「周りをとてもよく見ていて自分にもよく声をかけ続けてくださるなど3年間お世話になりました。とても尊敬できる理想のキャプテン像だと思います」 ――1年生ながらに団体戦に出場した神選手をどのように思っていますか。 「稽古場でも勢いのある相撲をとり、試合でもしっかりと点を取ってくれる強い選手です。自分達も負けてられないですが、とても期待しています」 ――今年を踏まえて来年はどのように活動していきたいですか。 「チームとしてはやはりインカレ優勝を目標にまずは2部での優勝することです。個人としては勢いのある後輩に負けていられないなので誰よりも稽古を積んでいきたいです」副将:八幡莉玖(政経3=新潟県立海洋)――今回の個人戦を振り返ってください。 「全体的に自分の相撲を取ることができたけれど、負けた相撲は自分の悪い所が出てしまいました。課題は立ち合いが弱かったことです。毎日の稽古で立ち合いを負けないように取り組んでいきたいです」 ――副将として意識したことはありますか。 「どのような場面でも自分の相撲を取りきれるように準備しました」 ――どういう気持ちで4年生を送りましたか。 「一緒に戦う事ができる最後の試合だったので感謝する気持ちで送りました」 ――今シーズンを振り返ってください。 「今シーズンはコロナの影響で稽古をする期間が短く、去年よりも稽古をできていなく今シーズンは全体的に稽古不足だったと思いました」 ――来シーズンはどのように活動していきたいですか。 「今の3年生5人でしっかり良いチームを作り上げでいきたいです。インカレ優勝はもちろんですが、悔いが残らないように頑張りたいです」 ――ありがとうございました。 [牛嶋淳太郎] READ MORE -
団体戦ベスト8 明大の団結力を証明/全国学生選手権
相撲 2019.11.04今年度最後の大会が幕を閉じた。昨年度と同じく法大、九州情報大に2勝して、決勝トーナメントに進出。日体大と対戦するも敗れ、ベスト8となった。また個人戦では藤原竜平主将(政経4=埼玉栄)がベスト16選手に選ばれた。 ◆11・2〜3 第97回全国学生選手権(堺市大浜公園相撲場)▼個人戦予選トーナメント 末木、八幡、佐藤、太治―1回戦敗退 福井―2回戦敗退 東、村上―3回戦敗退▼個人戦決勝トーナメント 藤原―ベスト16 ▼団体戦Aクラス予選◯明 大3―2法大 明 大1―4日 大◯◯明 大3―2九州情報大▼団体戦Aクラス優秀8校トーナメント 明 大1―4日体大◯ 「チーム一丸で勝てて意味のある大会だった」(小川清彦総監督)。今年度の大会では結果が振るわなかった明大。新体制となってから一度も決勝トーナメントに進出したことがなかった。さらにレギュラーである宇都宮愛樹(政経3=野村)、篠田一憲(政経3=金沢学院)の2名がケガの影響で欠場する中挑んだ。 予選の法大、九州情報大戦では2―2となり勝敗が大将戦へともつれ込む。大将・八幡莉玖(政経2=新潟県立海洋)は「絶対に勝ってやる」と気持ちを入れ、我慢強い立ち合いから見事な寄り切りで勝ち星を挙げた。大将戦の2勝や佐藤大地(政経3=埼玉栄)の勝利がチームの窮地を救い、決勝トーナメントへと進出。決勝トーナメント1回戦では日体大に1―4で負けたものの「ベスト8に入れて非常に良かった」(守重佳昭監督)。最後にふさわしい喜びの笑顔での幕引きとなった。 今のチームを4年生抜きには語れない。4年間の集大成となるインカレに藤原は「勝っても負けても悔いなく試合をしたい」と気合を入れて試合に挑んだ。個人戦では理想の相撲である「我慢の相撲」を取り切り、昨年度の学生横綱を含む優勝候補2人を破ってベスト16に。さらに「相手は格上だったが、もちろん勝つ気でいった」と、団体戦では予選を全勝で通過した日体大に初めて黒星を据えた。ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきた東龍輝(政経4=文徳)も先鋒として勝利に貢献。冷静に相手のまわしをつかむと、自分の得意な相撲に持ち込み相手を圧倒した。さらに、試合に出場しなかった片村永尚(政経4=埼玉栄)、末木康平(政経4=東洋大牛久)もサポート役に回りチームを支えた。 最高学年として今まで後輩たちを引っ張ってきた4年生。今年は上級生としてのプレッシャーからか結果を出せずに苦しんだ。しかし、気持ちを切り替えて最後までやり切ろうと奮起できたのは後輩が頑張っている姿に影響されたからだった。団体戦では3点以上を取らないと勝つことができないため、下級生の得点は必須。しかし「自分が勝てばというところで負けてしまうことがあった」(八幡)。団体戦を勝ち抜けない中、下級生は4年生とは別メニューでパワーアップを図る。その努力が実り、今大会では下級生の勝利が何度もチームを救った。その姿を見て4年生もチームとして勝ちたいという思いが芽生える。「悔いは残っていない」(東)。お互いが支えあい決勝トーナメントまで進んだ相撲人生最後の大会。たくさんの応援を受けながら最後まであきらめず戦い抜いた。 悲願のインカレ優勝を後輩たちに託した。「来年後輩たちがもっと強くなるので期待していてください」(藤原)。決勝トーナメントに進出できたものの「目標はあくまで優勝」(小川総監督)。冬の期間にさらに力をつけ、インカレの土俵で再び学生相撲の頂点を目指す。 [伊藤理子] 試合後のコメント小川総監督――今大会を振り返っていかがですか。 「いろいろな葛藤やぶつかり合いもありながら最後にみんなが一つになって戦えて、チーム力は大事だと感じました。もう東と藤原だけのチームではない。自分たちでもできる、誰でも稽古したらやった分は返ってくるとみんなが感じて、最後にみんなが一つになれて非常に嬉しいです。いいチームになったと思います」 守重監督――ベスト8という結果をどのように評価していますか。 「春の大会からメンバーが半分変わっている状況で一人一人が成長してくれて、本当は実力的に言えば12位に入れば良いぐらいのチームですが、ベスト8に入って入賞できたことは非常に良かったと思います」 藤原――4年間振り返っていかがですか。 「総監督や監督に迷惑をかけたこともあって、目標としていた優勝はできませんでしたけれど、自分では最後に恩返しができたと思います」 東――藤原選手とは何を話しましたか。 「一緒に4年間戦って切磋琢磨しながらやってきた仲なので、最後は負けましたけれど『悔いは残らなかったね』と2人で話しました」 佐藤――来年の目標をお願いします。 「インカレ優勝を目標に新しい1年生も入ってくるので、自分たちが中心になっていいチームをつくれればと思います」READ MORE -
藤原竜平主将、東龍輝 インタビュー/全国学生選手権事前取材
相撲 2019.11.01インカレ優勝に向け稽古を積み重ねてきた明大。最高学年である4年生にとっては今大会が大学最後の公式戦となる。今回は団体戦に出場する2選手のインタビューをお届けする。(この取材は10月20日に行われたものです) [次鋒:藤原竜平主将(政経4=埼玉栄)] ――東日本学生リーグ戦から変化はありましたか。 「自分には決まった型がなく、試合でどのようにいこうかと考えすぎて負けてしまったりすることがありました。しかし、2、3年生のときは調子が良く成績も残せていて、そのときの相撲を見ると勝つときの型があることに気がつきました。今日の練習ではそのときの動画をよく見てうまく相撲を取れるように意識をしていました」 ――勝つときの型とはどのようなものですか。 「自分は片足と右手を前に出して、相手の攻めてくるのをひたすら耐えて我慢する相撲が勝てる相撲です。長い時間耐えるときついですし苦しいですけれど、我慢して勝てる相撲をやる方が良いと思って意識してやっています」 ――チームの雰囲気はいかがですか。 「下級生や、2つ下の子たちも自分たちとそこまで実力差はないと思います。あとはもっと前面に気合を出しても良いと思います。チームの雰囲気はリーグ戦からだいぶ良くなってきています」 ――課題はありますか。 「個人的には最後の年なので、負けても悔いが残らないように自分の相撲を取って終われればと思います。試合で勝たないといけない、負けたらどうしようと考えずに自分の相撲を取れるようにしたいです。取って負けたら仕方ないくらいの気持ちで臨めば試合でも結果を残せると思います」 ――戦略はありますか。 「他の大学に比べて全体的に見ても人数が少ないですし、体も大きくないです。しかし強い弱いは置いておいて、気持ちで負けてはいけないと思います。インカレではみんなで声を出して気合を全面的に出せればと思います」 ――大学最後の試合ですが思い入れはありますか。 「自分はすでに一般就職が決まっていて相撲はやらないですけれど、5歳からずっと相撲をやってきてこのインカレが最後です。結果を残せれば嬉しいですが、結果よりも最後まで後悔のないように戦って、勝っても負けても笑って終われるような相撲が取れればと思っています」 ――目標は何ですか。 「優勝です。インカレ優勝目指して頑張ります」 ――ありがとうございました。 [先鋒:東龍輝(政経4=文徳)] ――チームの雰囲気はいかがですか。 「怪我している人が多いのであまり良くはないですけれど、やはりそこは4年生が盛り上げていかないといけないと思います」 ――ご自身のコンディションはいかがですか。 「自分はここ最近の試合では体が動いている方だと思うので、この調子でこのままいきたいです」 ――普段の稽古では何を意識して練習されていますか。 「自分はまわしをとった後に絶対的な自信があるので、何をしてでもまわしを取るということを意識をして練習しています」 ――チームの特徴は何ですか。 「全体的には体が小さいですけれど、何かやってくれるのではないかという期待があるチームだと思います」 ――4年生として責任感やプレッシャーはありますか。 「本当に大学の最後の大会なので楽しんで相撲を取れればと思っています。勝てればそれが一番いいです」 ――具体的に下級生にどのようなアドバイスしていますか。 「今は試合前なので、自分の相撲をとって勝ちにこだわれということを言っています。いつもは前に出られれば負けても良いと言っていますけれど、試合前なので勝ちにこだわることを意識させています」 ――下級生に対して思いはありますか。 「今年の自分たちの代はあまり成績が振るわなかったので、来年からは切り替えて上位を狙って欲しいです」 ――インカレの目標は何ですか。 「今までの今年の大会では個人で優勝して天皇杯に出たかったのですが、それができなかったので、インカレでは個人でも優勝や入賞を狙って、団体でも優勝できたらと思います」 ――ありがとうございました。 [伊藤理子・波木井里紗]READ MORE -
福井秀三郎、八幡莉玖 インタビュー/全国学生選手権事前取材
相撲 2019.10.31インカレ優勝に向け稽古を積み重ねてきた明大。その中で成長を見せる2年生に期待がかかる。今回は団体戦に出場する2選手のインタビューをお届けする。(この取材は10月20日に行われたものです) [中堅:福井秀三郎(政経2=蓑島)]――インカレまで2週間です。今の心境を教えてください。 「昨年度自分は試合に出れておらず、8人の中にも入っていませんでした。今年度はメンバーに選んでいただいたので、1勝でも多く取って活躍できたらと思います」 ――インカレで取りたい相撲を教えてください。 「強く当たって相手と距離を取り突っ張りたいです」 ――インカレまでの残りの期間で徹底したいことは何ですか。 「最近変えた立合いがまだ稽古場でもきれいにできていないと自分でもよく分かるので、そこを磨いていきたいです」 ――個人的なインカレの目標を教えてください。 「自分は高校の時から個人で成績を残せるタイプではないので、チームに貢献できるように、個人戦ももちろんですけれど、団体戦で勝てる選手になりたいと思います」 ――ありがとうございました。 [大将:八幡 莉玖(政経2=新潟県立海洋)]――今日の稽古はいかがでしたか。 「4年生と相撲を取った夏の時期は全然勝てなかったのですが、今日は自分の相撲を一、二番取れて勝つことができたので自信になりました。練習の成果を感じました。ずっと下半身の強化をして、相撲を誰よりも多く、何番も取ってきたことがつながったのかなと思います」 ――チームの雰囲気はいかがですか。 「1から4年生のチームワークが良くて、上級生は悪い部分をいろいろ教えて下さいます。チームとしての雰囲気はとてもいいと思います」 ――大将としての意気込みを教えてください。 「1年間大将をさせていただいています。今回、4年生が最後のインカレなので、2―2であろうと、勝ちが決まってあろうと、前が3つ落としていようと、練習通りの相撲が取れればなと思います」 ――インカレまで2週間です。今の心境を教えてください。 「自分が勝ってチームが決勝トーナメントまで勝ち上がり、4年生がやり切ったと思えるようにしていきたいと思っています」 ――インカレの目標を教えてください。 「優勝です。また、立合いで負けないで相手が引いてくる時に押し出す、自分の相撲を一番でも多く取って、1つでも多く勝てるようにしていきたいです」 ――ありがとうございました。 [伊藤理子・波木井里紗]READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
創部から110年以上の歴史を持つ伝統のある部だ。選手は学生チャンピョンであるインカレ団体優勝を目標に、日々稽古に精進している。「前へ」で有名な故・北島忠治氏は相撲部の出身。現在の部員にも「前へ」の精神が受け継がれている。過去6度のインカレ優勝を果たしており、角界に数々の名力士を輩出している。部員の人数は少ないものの、日頃から上級生が主体となって稽古をしており、相撲部屋への出稽古も行っている。近年はインカレ優勝から遠ざかっているものの、前に出る相撲で久々となる7度目の優勝に向かって突き進む。