
【競走部】紫魂不撓
昨年度の関東学生対校選手権で見事1部残留を成し遂げた競走部。今年度は主将・木村稜(政経4=乙訓)を中心にさらなる高みを目指す。特に長距離ブロックは、あと一歩手が届かなかった箱根駅伝シード権に向け、エース・児玉真輝(文4=鎌倉学園)を中心にチーム一丸で取り組む。旅路は険しいかもしれない。だが、紫魂を胸に、不撓不屈の精神で走り続けた先にはきっと輝かしい栄光が待っている。特集ページ〝紫魂不撓〟ではそんな明大競走部の1年間を追い続ける。
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(26)関東インカレ事前インタビュー④/小林真名世、松下かなう、井上史隆
競走 2023.05.07昨年度は短長歩の全部門で好記録を叩き出し、1部残留を果たした明大競走部。新体制になった今、紫紺の未来を担うルーキーもチームの後ろ盾となるに違いない。先輩たちが確立してきた地位を守り抜き、今年度もチーム力の高さを見せつける。 第4回は小林真名世(政経3=八王子)、松下かなう(法3=大分東明)、井上史隆(理工4=市立橘)です。(この取材は4月29日、30日に電話で行われたものです) 小林真――現在のコンディションはいかがですか。 「春先に比べると調子が上がってきて、400メートルHでもベストを出すことができました。なので状態は上がってきています」 ――自己ベストを出したことは自信につながりましたか。 「関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)の標準は切ることができなかったのですが、3月から4月上旬まではなかなか記録が出ず焦りもあったので、自己ベストを出すことができて少しほっとしています」 ――関東インカレに向けてどのような取り組みをしてきましたか。 「自分が走る状況になったら積極的な走りができるようにと思っていたので、スピード面と体力面の両方を意識して練習してきました」 ――4×400メートルRではどのような走りをしたいですか。 「状況次第ではありますが昨年度も関東インカレと日本学生対校選手権(以下、全日本インカレ)を走らせてもらって積極的にレースを展開できたので、今回も消極的にならずに前半から攻めたレースをしたいです」 ――チームとしての目標はありますか。 「明大としては1部残留が絶対条件なので、そこに向かってしっかりとチームで団結して目標が達成できるように頑張りたいと思います」 ――最後に意気込みをお願いします。 「3回目ということで後輩に積極的に引っ張る姿を見せたいです」 ――ありがとうございました。松下かなう(法3=大分東明)松下――現在のコンディションはいかがですか。 「今シーズンは関東インカレまでに4試合出ていて、試合を重ねるごとに体のキレが増しているのでいい状態に仕上がっています」 ――記録会にはどのような目的で出場されましたか。 「関東インカレの(100メートル)A標準を切っていなかったので標準を突破するために出場しました。また、全日本インカレの標準記録を突破することも目標としていましたが、両方とも突破することができず関東インカレはB標準で終わってしまったので悔しかったです」 ――レースでの収穫はありましたか。 「収穫としては100メートルで後半減速してしまうのですが、国士大競技会では前半から中盤までの流れがうまくいって、後半減速せずにフィニッシュできたので、そこは良かったと思います」 ――短距離ブロックの雰囲気はいかがですか。 「活気ある新入生が入ってきてくれたので、とてもいい雰囲気でできていると思います」 ――木村稜さん(主将・政経4=乙訓)と木村颯太さん(法4=明星学園)はそれぞれどのような方ですか。 「稜さんはとても優しくて頼りがいのあるキャプテンで親しみやすいです。颯太さんは競技の面でさまざまな指摘をしてくださるなどいい影響を与えてくださる方です」 ――100メートルはレベルの高い中でのレースになりますがどのように感じていますか。 「結構緊張するというかプレッシャーを感じてしまうタイプなのですが、レベルが高い中でも気持ちの面で負けないように頑張りたいです」 ――今大会の目標を教えてください。 「100メートルは今のままでは全然戦えないのでしっかりと戦えるレベルまで調整して決勝に残り入賞することを目標としています。4×100メートルRは3位入賞目指して頑張りたいと思います」 ――最後に意気込みをお願いします。 「レベルの高い環境ですが、気負いせずに楽しんで走りたいと思います」 ――ありがとうございました。井上史隆(理工4=市立橘) 井上――現在のコンディションはいかがですか。 「4月はあまり調子が良くなかったのですが、5月以降はケガも治ってかなりいいコンディションで練習を淡々と積むことができています」 ――冬の期間に強化されてきたことはありましたか。 「冬はとにかく短距離のみんなとかなり一緒に走りました。体力的な面ではやはり春になると落ちてくる部分があるのですが、スピードの面ではある程度維持ができているのでそこは練習の成果が出ていると思います」 ――短距離ブロックの雰囲気はいかがですか。 「先輩後輩関係なく対等な関係でとても明るいのですが親しき仲にも礼儀ありという感じでいい雰囲気で過ごせています。緊張感も関東インカレに向けて少しずつ出てきているので、チームとしていい方向に進んでいると思います」 ――木村稜主将はどのような主将ですか。 「最初は少しおどおどしている部分があると感じていました。しかし最近はチームを引っ張ってくれていて競技成績はもちろんですし、声掛けなどの気遣いも自分が気づかないところにも目を配ってくれています。自分たちは同級生が少なく一人一人が自覚を持って動かないと稜の負担が大きくなってしまうので、負担をかけすぎないように他の4年生と力を合わせてサポートしたいと思います」 ――最後の関東インカレに向けての思いを教えてください。 「昨年度引退された先輩方から関東インカレにかける思いを強く感じたので今年度は冬季練習からかなり意識を高く持って取り組んできました。そのようなこともあって関東インカレに対してとても強い思いがあるのでみんなで笑って4日間を終えたいです」 ――最後に意気込みをお願いします。 「4年生同士の仲もとても深まり自分としても居心地のいい部活なので、集大成としてしっかりと入賞という形で感謝を伝えたいです」 ――ありがとうございました。 [桑原涼也、萩原彩水]READ MORE -
(25)関東インカレ事前インタビュー③/鷹羽柊弥、竹尾拓真、飯島大陽
競走 2023.05.06昨年度は短長歩の全部門で好記録をたたき出し、1部残留を果たした明大競走部。新体制になった今、紫紺の未来を担うルーキーもチームの後ろ盾となるに違いない。先輩たちが確立してきた地位を守り抜き、今年度もチーム力の高さを見せつける。 第3回は鷹羽柊弥(法2=盛岡第四)、竹尾拓真(農2=明星学園)、飯島大陽(商3=佐久長聖)です。(この取材は4月28日、29日に電話で行われたものです) 鷹羽――現在のコンディションはいかがですか。 「調子が良くなって練習にも取り組めるようになりました。そこで課題点を見つけることができ、練習で改善できるよう取り組んできたので関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)に向けて良い状態に仕上がっていると思います」 ――個人の目標を教えてください。 「4×100メートルR(以下、4継)と4×400メートルRは、今のところ補欠で個人で出場する機会はいただけませんでした。いつ出番がきてもいいようコンディションを上げてチームに貢献と思います」 ――関東インカレに向けて取り組んできたことはありますか。 「試合数、場数を増やすため大会に多く出るようにしました。練習と本番でパフォーマンスは異なるので、そこで感じた課題を潰していくことに取り組みました」 ――今の心境はいかがですか。 「いつ走るか分からないのでドキドキ感はあります。それでも調整して、選手たちの様子を見ながらサポートできるよう頑張っていきたいです」 ――ありがとうございました。竹尾拓真(農2=明星学園(左)) 竹尾――個人の目標を教えてください。 「10秒3台で走って、決勝に残ることです」 ――関東インカレに向けて取り組んできたことはありますか。 「今年度は枠争いが激しくて、最初からタイムを出そうと調整をしてきました。そのためしっかり練習に取り組めたと思います」 ――4継で取り組んできたことはありますか。 「バトン合わせはこれからなのですが、総力を上げるためにそれぞれ個々で頑張っていると思います」 ――4月を振り返っていかがですか。 「東京六大学対校大会(以下、六大学)は思っていた以上のタイムが出ました。しかし、日大競技会などは連戦が続き思ったように走れず、タイムに満足いきませんでした」 ――日本学生対校選手権に向けてはいかがですか。 「標準記録を期間までにしっかり切って、出場できるよう頑張りたいです」 ――ありがとうございました。飯島大陽(商3=佐久長聖) 飯島 ――現在の調子はいかがですか。 「春季オープン競技会が終わってから、六大学など記録会があったのですが、調子はまだあまり上がっていないです。今、練習を積んでいるので徐々に上がっていくかなという感じです」 ――今はどのような練習をされていますか。 「冬季は体力の底上げや走り方の改善のための練習だけに取り組んできました。今は短い距離を考えながらどれだけスピードを上げて走れるかということに取り組んだり、ハードルも週に2回は跳んだりと技術面の確認もしています」 ――今回の関東インカレの位置付けは何でしょうか。 「高校2年次から全然ベストを更新できていない、更新したとしても少ししか伸びていないので大幅に自己ベストを更新することと予選通過を目標にしています」 ――関東インカレに向けて意気込みをお願いします。 「今まで支えてくださった方々のためにも結果で返せるように頑張ります」 ――ありがとうございました。 [覺前日向子、原田青空]READ MORE -
(24)関東インカレ事前インタビュー②/橋本小春、原田真聡、佐田龍昇
競走 2023.05.06昨年度は短長歩の全部門で好記録をたたき出し、1部残留を果たした明大競走部。新体制になった今、紫紺の未来を担うルーキーもチームの後ろ盾となるに違いない。先輩たちが確立してきた地位を守り抜き、今年度もチーム力の高さを見せつける。 第2回は橋本小春(文1=明大中野八王子)、原田真聡(文1=東農大二)、佐田龍昇(法2=大分東明)のインタビューです。(この取材は5月1日、2日、3日に電話で行われたものです) 橋本小――現在のコンディションはいかがですか。 「大学に入ってからあまり試合数を踏めていない上に、今シーズン2試合目なのでかなり不安はあります。それでも、高校時代のように楽しめたらいいかなと思います」 ――個人の目標を教えてください。 「今の自分の持ちタイムからして、決勝に行くということよりも第一に楽しんで大学の大会の雰囲気に慣れることです。初めての関東大会なので勝つことも大切ですが、その試合の雰囲気に慣れるいい経験になればいいかなと思っています」 ――関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)の位置付けはいかがですか。 「関東インカレはU20日本選手権と日本学生対校選手権の標準タイムを切ることを目標に出場します」 ――想定するレースプランはありますか。 「自分は結構最初から飛ばすタイプなので、スタートから怖がらずに自分のペースに持っていければいいかなと思います」 ――入学してからをこれまでを振り返ってみていかがですか。 「入学してからケガで思うように練習ができず、東京六大学対校大会も棄権していました。それでも、東京選手権に初めて出場したことで自分のコンディションが分かり、関東インカレに向けて調整してきたので練習量としては調子が良いと感じています」 ――関東インカレに向けた意気込みをお願いします。 「1年生ながら出場させていただけることに感謝しつつ、自分の持っている力を十分に発揮できるように頑張ります」 ――ありがとうございました。※写真は競走部提供原田真聡(文1=東農大二) 原田――現在のコンディションはいかがですか。 「日本学生個人選手権(以下、学生個人)が終わってから練習は積めているので、調整はうまくいっています」 ――400メートルと4×400メートルRに出場する理由はありますか。 「400メートルは自分の専門の種目なので、1年次からどのようなレベルまで上がっていけるかを知りたくて選びました。4×400メートルRは4年生の先輩方がいるので、今年度が最後の関東インカレとなる先輩方と楽しく走れたらいいなと思って選びました」 ――目標タイムや順位はありますか。 「目標タイムは46秒台を出すことです。46秒台を出さないと戦えるようなレベルではないので、ここで46秒台を出すことで今後につなげられるようにしたいと思います。目標とする順位についてはあまり考えてないです。決勝に進めたらうれしいですが、あまりそういった部分は考えずにタイムをどんどん狙っていくレースをしていきたいと思います」 ――普段の練習でよく話す先輩はいらっしゃいますか。 「2年の佐田さんです。自分のコンディションなどを結構気にかけてくださるので、尊敬していますし、目標でもある先輩です」 ――佐田選手に競技面のアドバイスを受けることもありますか。 「競技面でもアドバイスを頂いたり、学生個人の時にも連絡を頂いたりして、メンタル面でも支えになっています」 ――関東インカレに向けた意気込みをお願いします。 「タイムを狙いつつ、楽しんで試合に挑みたいと思っています」 ――ありがとうございました。 佐田龍昇(法2=大分東明) 佐田――今年度多くの大会がある中で関東インカレをどのように位置付けていますか。 「1年目はU20日本選手権などの大会がありましたが、おそらく2年目はそういった大会にも出られないので今年度の中で一番重要な大会として挑もうと思っています」 ――400メートルで目標にしているタイムや理想のレースプランはありますか。 「タイムは自己ベストを狙いたいです。レースプランとしては今回うれしいことに内側のレーンにいるので、しっかりと前の人に食らいついて走ろうと考えています」 ――内側のレーンの方が走りやすいのでしょうか。 「多分人によると思うのですが、自分は内側から前の人を見ながら走る方が得意です」 ――対校戦ということで各個人の順位も1部残留のために大切になってきます。そのことにプレッシャーはありますか。 「昨年度は400メートルで野口さん(航平・令5商卒)が決勝に進んで1部残留のための得点を稼いでくれていました。今年度は自分が400メートルで頑張って得点争いに絡んでいかないといけないので、そういった部分でプレッシャーはあります」 ――今年度400メートルには原田選手も加わりましたが、ライバル意識はありますか。 「やはり後輩なので負けたくない気持ちはありますが、自分よりも速い選手なので一緒に練習してくれて本当にありがたいなという気持ちでやらせてもらっています」 ――関東インカレに向けた意気込みをお願いします。 「しっかりまずはベストを出して、しっかりと準決勝に上がってそこからもう一本頑張ろうという気持ちで臨みたいと思います」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人、原田青空、松原輝] READ MORE -
(23)関東インカレ事前インタビュー①/川津靖生、神戸毅裕、中谷颯汰
競走 2023.05.06昨年度は短長歩の全部門で好記録をたたき出し、1部残留を果たした明大競走部。新体制になった今、紫紺の未来を担うルーキーもチームの後ろ盾となるに違いない。先輩たちが確立してきた地位を守り抜き、今年度もチーム力の高さを見せつける。 第1回は川津靖生(法1=明星学園)、神戸毅裕(営1=明星学園)、中谷颯汰 (農1=相洋)のインタビューです。(この取材は4月30日、5月2日、5月4日に電話で行われたものです) 川津――現在のコンディションはいかがですか。 「まだ調子を上げている途中ではありますが、体の状態としてはケガもないのでこれから上げていくという感じです」 ――日本学生個人選手権(以下、学生個人)に出たときに後半の伸びや力みすぎてしまうことを課題として挙げられていましたが、今の状態としてはいかがですか。 「最近の練習では、距離を伸ばして走りの形をきれいに整えていくということを心掛けて取り組んでいます」 ――今大会はどのような位置付けになりますか。 「大きい大会で先輩たちも走られるので、かなり重要視している大会になります」 ――走る上で意識して取り組みたいことはありますか。 「今回は自分の記録よりも勝ちを意識して走りたいと思います」 ――200メートルで予選通過した場合は、木村稜主将(政経4=乙訓)や木村颯太選手(法4=明星学園)と走る機会もあると思いますが、そうした先輩方の存在は意識しますか。 「意識はしていますが、一緒に走るためにもまずは自分が勝ち上がらないといけないので、そっちの方をより意識しています」 ――短距離ブロックからは1年生が4人エントリーされましたが、それに関してはいかがですか。 「全員が全員という訳ではないと思いますが、自分の走りに満足できるようになったらいいと思います」 ――最近調子の良さそうな選手はいますか。 「自分の学年だったら原田くん(真聡・文1=東農大二)です。学生個人でも準決勝に残っていますし、また先輩では木村稜さんがメダルを取っているので、(その2人は)調子はいいと思っています」 ――意気込みをお願いします。 「目標は個人入賞、4×100メートルR(以下、4継)は必ず優勝したいと思います」 ――ありがとうございました。 神戸毅裕(営1=明星学園)神戸――現在のコンディションはいかがですか。 「今シーズンは少し前半の入りがあまり上手くいきませんでしたが、それに比べたら今はしっかりと自分のやりたい動きをできています。体の状態も良い方向には向かっていると思います」 ――緊張はしていますか。 「高校の頃は1試合1試合に張り詰めて臨んでいて緊張感を持ってやっていました。大学では少しそこを緩めて、リラックスと緊張の半々という感じです」 ――目標はありますか。 「今シーズンの目標はU20日本選手権優勝なのですが、その標準記録がまだ切れていません。関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)がラストチャンスになるので、そこでしっかりタイムを出すという目標があります」 ――今大会はどのような位置づけですか。 「関東インカレ自体がレベルの高い試合で、大学入って初めてのちゃんとした公式戦という形になります。タイムを狙いに行くというよりは、自分の走りをして勝ち切ることを目標にしてやっています。その方がタイムが比例して出るということが多いと思っています」 ――狙っている順位はありますか。 「組を見た感じだと予選からハイレベルな戦いになりそうなので、組3着を取って準決勝進出することを今のところ目標にやっています」 ――最近はどのような練習を行っていますか。 「今はまだ体を追い込んで良い時期なので、レベルの高い選手と一緒に走ったり走りを見直したりという練習をしています」 ――意識して走りたい部分はありますか。 「レベルが高くなってくると自分のやりたい動きができなくなってしまうので、ハイレベルな中でも自分の走りをちゃんとやりたいです」 ――意気込みをお願いします。 「焦らず自分のできることをしっかりやって本番に臨んでいきたいです」 ――ありがとうございました。 ※写真は競走部提供中谷颯汰(農1=相洋) 中谷――現在のコンディションはいかがですか。 「いつも通りという感じです」 ――入部してしばらく経ちますが、部の雰囲気はいかがですか。 「1年生に関しては部に慣れてきて馴染めているので、今はいい雰囲気で練習できています」 ――練習で意識していることはありますか。 「自分は走り方にまだ課題が多いです。腕振りや脚の上げ方といった先輩方の動きを真似することを意識しながら練習しています」 ――種目としては4継と4×400メートルRを選ばれていますが、その種目を選ばれた理由は何かありますか。 「もともと個人で1種目出たかったのですがそれは厳しかったので、リレーだけでもと思いエントリーしました」 ――個人で狙っていた種目は何ですか。 「個人では200メートルを狙っていました」 ――エントリーされた2種目に出走した場合の目標はありますか。 「どちらも決勝にしっかりラウンドを進めて勝負をすることです」 ――今後に向けての意気込みをお願いします。 「自分はリレー種目に出るのでそこでしっかりチームに貢献できるように頑張りたいと思います」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人、石井遥]READ MORE -
(22)日本学生個人選手権事後インタビュー③/川津靖生、近藤岬
競走 2023.04.253日間にわたって開催された日本学生個人選手権(以下、学生個人)。明大からは3部門の選手が出場し、関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)へ弾みをつける結果となった。今回は試合後の選手のコメントをお届けする。 第3回は川津靖生(法1=明星学園)、近藤岬(理工2=十日町)のインタビューです。 川津男子100メートル予選6組 5着 10秒76――今日のレースを振り返っていかがでしたか。 「コンディション的には悪くなかったんですけど、周りの人が格上で力んでしまい、後半にうまくつなげられなかったことが良くなかったです」 ――今大会の位置付けは何でしょうか。 「あまり大きな思い入れはないんですけど、関東インカレに向けていいレースができれば自信につながったんですけど、あまり良くなかったです」 ――レースの中で良かった部分はありましたか。 「前々から今シーズン入って膝下が出て後半に向けて走りが整えられないというのがあったんですけど、今回で理想のフォームに少し近づけられたと思います」 ――逆に課題点はありますか。 「後半に向けて伸びがなかったり、人と競る上で力んでしまったりして課題はたくさんあると思います」 ――次の試合は関東インカレになりますか。 「次の試合は関東インカレで、自分は200メートルに出場する予定です。先週いいタイムが出せたのでそれをうまくつなげられるように、関東インカレまでに調整していけたらと思います」 ――関東インカレに向けての意気込みをお願いします。 「(200メートルの)目標は入賞することで、4継では優勝したいと思っているのでできるように頑張りたいと思います」 ――ありがとうございました。 近藤岬(理工2=十日町)近藤男子1万メートルW決勝 DQ――今回のレースを振り返っていかがでしたか。 「9000メートル辺りまでは清水さん(海地・理工4=長野日大)にしっかり付いていくことを目標にやっていたのですが、9000メートル辺りで失格してしまったのでちょっと良くなかったと思います」 ――失格してしまった要因は何ですか。 「右脚が伸びなかったなという感じです」 ――その理由というのはありますか。 「練習でも伸びないときはあるんですけど、それほど強く表には出ていなかったので今回はそれが出ちゃったなという感じです」 ――今回のレースの収穫はありますか。 「やはり自分で甘いと思っていた右脚が(反則を)取られてしまうんだなということに気付けたことが良かったです」 ――今後どのように練習していきたいですか。 「フォームでまだ改善できるところはあるので、それに向けて取り組んでいきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人、桑原涼也]READ MORE -
(21)日本学生個人選手権事後インタビュー②/乙守勇志、原田真聡
競走 2023.04.253日間にわたって開催された日本学生個人選手権(以下、学生個人)。明大からは3部門の選手が出場し、関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)へ弾みをつける結果となった。今回は試合後の選手のコメントをお届けする。 第2回は乙守勇志(政経1=大阪)、原田真聡(文1=東農大二)のインタビューです。 乙守男子1500メートル決勝 11位 3分52秒34――レースを振り返っていかがでしたか 「今まで予選と決勝を1日の間にやるという経験があまりなく、疲労がある中でもレースをしっかり組み立てることがこれからの課題だと思います」 ――現在の調子はいかがですか。 「4月から強度の高い練習を継続してできているので、調子をいい状態に上げられていると思います」 ――今大会の位置付けは何でしたか。 「関東インカレに向けて、自分よりもレベルの高い人たちとレースをして経験を積むという目的で出ました」 ――今回の目標はありましたか。 「今回のレースでは一番自己ベストが遅かったので、まずは決勝に進むということと、自己ベストを更新できればと考えていました」 ――決勝進出という目標を達成しましたがいかがでしたか。 「ぎりぎりの予選通過でしたが、決勝のレースに出場できたのは大きな経験になったかなと思います」 ――次の目標を教えてください。 「関東インカレを目標にしていて、そこでチームに貢献できればと思っています。タイムはしっかり自己ベストを更新していきたいです」 ――ありがとうございました。 原田真聡(文1=東農大二)原田男子400メートル準決勝1組 7着 49秒10――今回のレースを振り返っていかがでしたか。 「1本目は一番外側のレーンだったので、前半は突っ込み気味で後半食らいつくというレースプランでいきました。そこはいい感じにまとめられたと思うのですが、2本目は完全に練習不足が出てしまって、最後に垂れてしまいました」 ――入学して間もない中レースにたくさん出場していますが、何か意図はありますか。 「関東インカレが5月にあるんですけど、そこに向けて調子を上げていきたいというのがあって、ちょっとずつ試合に出て感覚をつかんでいきたいというのがあります」 ――準決勝のレースには課題があるとおっしゃっていましたが、具体的にどういったところに課題を感じますか。 「出だしからスピードのレベルが格段に違っていたので、そこをこの後の練習で克服したいと思います」 ――現在は競走部の練習に慣れている途中だと思いますが、実際に入部してみてどういった印象を受けていますか。 「自分の課題に向かって個人で練習ができるのが良いと思いますし、こういった課題が出てきたときも先輩方がアドバイスをしてくださるので結構いい環境だと思います」 ――ルーキー取材の際も自由にやれる点が魅力的という話がありましたが、やはりそういった点を感じますか。 「自分のやりたいことが他の人とはちょっと違った部分が多いので、そこはいい感じにやらせてもらっています」 ――違うというのは具体的にどういったことをやっているのですか。 「自分は距離を積む練習をたくさんやっていて、他の人みたいにスピード練習をたくさんやるというのをあまりしていないので、そういったところが違うのかなと思っています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「関東インカレでは8位以内で入賞を目指して頑張っていきたいです」 ――ありがとうございました。 [覺前日向子、菊地隼人]READ MORE -
(20)日本学生個人選手権事後インタビュー①/木村稜主将、清水海地
競走 2023.04.253日間にわたって開催された日本学生個人選手権。明大からは3部門の選手が出場し、関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)へ弾みをつける結果となった。今回は試合後の選手のコメントをお届けする。 第1回は木村稜主将(政経4=乙訓)、清水海地(理工4=長野日大)のインタビューです。 木村稜男子200メートル決勝 3位 20秒85――本日のレースを振り返っていかがでしたか。 「優勝を狙って走ったんですけど、少し体に疲労が出てしまってなかなか思うようなレースができなかったです。そこも含めてレースだと思うので、今後体も強くしてスピードもしっかり出して頑張っていこうかなと思います」 ――次のレースの予定は決まっていますか。 「5月の頭に静岡国際陸上と大阪の木南道孝記念大会を予定して、その次に関東インカレがあるのでその3レースで今日の課題を含めて何か克服した形で走れればと思います」 ――今後に向けて調整していきたいことは何ですか。 「今シーズン前半の春の立ち上げのところは結構100メートルにフォーカスしてスピードを上げるということをやっていました。今後は自分のメイン種目である200メートルに切り替えていきたいと思うので200メートルの技術などを詰めてやっていきたいなと思います」 ――今シーズンは主将としてここまでやってきてどのような感じでしょうか。 「主将といってもそれぞれ長距離、競歩、短距離のパートで自立してやっているので自分のやっていることといったら短距離をまとめることになります。みんなすごい陸上にモチベーション高くやってくれているので、自分が特に言うことなくそれぞれの課題に合わせてやっています」 ――昨年度と比較して違うところはありますか。 「昨年度もみんなモチベーション高くやっていたんですけど、それ以上にモチベーションのある子が多いので、そういう意味では活気があるのかなと思います」 ――上級生と下級生の間でもコミュニケーションをしっかり取っている感じなのですね。 「そうですね。いつも指導者がいるわけではないのでそれぞれで指摘しながらという感じですね」 ――関東インカレに向けてチームとしての目標と個人の目標を教えてください。 「チームとしては昨年度よりもいい点を取って当たり前のように1部残留しないといけないと思いますし、個人としては少しでも競技力でチームを引っ張っていけるように頑張りたいと思います」 ――ありがとうございました。 清水海地(理工4=長野日大)清水男子1万メートルW決勝 8位 42分19秒71――レースを振り返っていかがでしたか。 「関東インカレに向けての練習として出たので、入賞とかは全く考えていなかったです。1キロ4分10で刻めればいいかなという感じでいって、それでいけば入賞はできるくらいでした。そのペースで刻んで状態を確認しようかなという感じでした」 ――今回のレースの収穫はありましたか。 「冬はロードシーズンで、春になってトラックシーズンの初戦でした。関東インカレの前に一回トラックのレースをやっておきたかったのもありますし、やはりロードの20キロとトラックレースはまた別物でこういったレースを一回経験できたというのは収穫でした。ペースを抑え目でしっかり自分の歩形で歩きたかったというのもあるんですけど、丁寧過ぎて体の疲労が意図しないところに出ていたので、そこが少しこれから改善するところとして見つかったかなという感じです」 ――関東インカレに向けての意気込みをお願いします。 「今年が私の競技人生の最後の年ですけど、自分の中で関東インカレに競技人生のピークを持っていきたいなという気持ちがあります。あと3週間しかないんですけど、集大成として関東インカレで形にできるように取り組んでいきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人]READ MORE -
(19)ルーキー特集⑮/長田隼人
競走 2023.04.12昨年度4種目で明大記録を打ち立てるなど飛躍の年となった明大競走部。さらなる飛躍を誓う今年度のチームスローガンは「貪欲に~前のめりに一歩ずつ~」。そんな明大に〝強さ〟を求めてやってきた者たちの思いを紹介する。これは4年間を通して貪欲に求め続けていく彼らの一歩目だ。 第15回は競歩部門・長田隼人(商1=松山工)のインタビューです。(この取材は3月10日にオンラインで行われたものです) ――高校2年次で競歩に移行したきっかけは何でしょうか。 「高校1年生の頃はケガも多く、記録が伸び悩んでいました。その時に顧問の先生から競歩を勧められて始めたのがきっかけです」 ――競歩に移行した際はどのような心境でしたか。 「最初に勧められた時、競歩はあまり人気がないのでこれからも長距離を走って速くなりたいという気持ちがありました。最初は競歩をやりたくなかったです」 ――どのようなことがきっかけで心境が変わったのでしょうか。 「先輩がインターハイに向かって頑張っている姿を見て、自分も大きな舞台で頑張りたいと思いました。競歩でインターハイ出場を目指そうと気持ちが入れ替わった感じです」 ――自分の強みは何だと思われますか。 「試合中の駆け引きで自分から積極的に前に出て歩く、それに挑戦するメンタルが強いと思います」 ――そのメンタルを培った理由はなんでしょうか。 「陸上だけでなく普段の生活に乱れがあったら、競技に影響してくると思います。毎日の練習などを継続することは大変だと思うのですが、それを継続できたからこそ、メンタルを強くできたと思います」 ――高校3年次のインターハイを振り返っていかがですか。 「今までの努力が実った気がしました。ケガをして練習できない時期があり、焦った時期もありました。ですが、切り替えてポジティブに取り組んできて優勝できたのでとても嬉しかったです」 ――いつケガをされたのでしょうか。 「高校2年次の1月始めにケガをして、それが長引いてしまいました。インターハイ出場を目指していたので挫折してしまいそうになりました」 ――競歩で急成長された理由は何でしょうか。 「練習量です。特別な練習はしてないのですが、日ごろから他県の選手はもっと練習していると思って練習していたからこそインターハイで優勝できたと思います」 ――競歩に長距離の経験が生かされていると感じますか。 「競歩の練習だけでは強くなれないと思い、競歩の練習プラス長距離の練習も行っていたので力が付いたと思います」 ――高校では練習日誌を書かれていたとのことですが、大学でも続けられますか。 「明大競走部が練習日誌を出さないといけないかは分からないのですが、個人的に大学でも練習日誌をつけていこうと思います。練習日誌を書くことで自分の調子が悪かった、良かった日がわかります。調子が悪かった時にそれを反映させていけるところが日誌の良いところだと思います」 ――今までで一番悔しかった大会は何でしょうか。 「インターハイの後、10月にあった栃木国体(国民体育大会)です。インターハイで優勝し、2冠を狙っていたのですが、フィニッシュを目前に失格してしまったので悔しかったです」 ――競歩の魅力は何だと思われますか。 「競歩にはルールがあって、それを守って最後まで美しい歩形で歩き切るところが魅力だと思います」 ――明大に進学された理由はありますか。 「明大競走部には有名な三浦康二コーチがいて古賀友太さん(令4商卒・現大塚製薬)が日本選手権や国民体育大会で活躍されていて他にも強い選手が多いので自分も高いレベルで練習していきたいと思い入学しました」 ――憧れの競歩の選手はいらっしゃいますか。 「世界選手権で活躍されている山西利和選手(愛知製鋼)です。昨年度の夏にオレゴン世界陸上があって、自分も当時テレビで見ていました。後半1人でペースを上げていく姿を見て自分もこんな選手になりたいと思い憧れになりました」 ――ライバルだと思われる選手はいますか。 「下池翔多郎選手(順大)で、ライバルです」 ――大学での目標を教えてください。 「大学ではU20世界選手権に出場することと五輪出場に向けて、大学で力を付けることが目標です」 ――ありがとうございました。 [原田青空] ※写真は本人提供READ MORE -
(18)ルーキー特集⑭/永野佑迅
競走 2023.04.12昨年度4種目で明大記録を打ち立てるなど飛躍の年となった明大競走部。さらなる飛躍を誓う今年度のチームスローガンは「貪欲に~前のめりに一歩ずつ~」。そんな明大に〝強さ〟を求めてやってきた者たちの思いを紹介する。これは4年間を通して貪欲に求め続けていく彼らの一歩目だ。 第14回は長距離部門・永野佑迅(法1=国学院久我山)のインタビューです。(この取材は3月12日にオンラインで行われたものです) ――陸上を始めたきっかけは何でしょうか。 「中学の時にサッカー部と陸上部で迷っていたんですけど陸上部の先輩方がとても優しくて、陸上をやっている人たちの性格というか雰囲気が好きで陸上部に入りました」 ――種目は何から始めましたか。 「初めは短距離から長距離までいろいろな種目をやってみて、自分の適正を見ようと思って100メートルと1500メートルに出場しました。そこで長距離の方が向いていると思って、中学の初めの頃に長距離にしようと決めました」 ――国学院久我山高を選んだ理由はありますか。 「陸上を本気でやっている人たちの中では中学受験をしたというのは珍しいと思います。高校(学習院高)にそのまま上がれるのに別のところに進学するからには、勉強の方も上のレベルでやらなきゃいけないと思っていました。勉強のレベルが高いところで、かつ陸上でも全国クラスの学校となると国学院久我山高が一番良いなとなったので、進学を決めました」 ――永野選手は2年生の時に東京都高校駅伝(以下、都駅伝)で4区区間賞を獲得して、チームとしても3年連続で全国高校駅伝に出場を果たしました。その時を振り返っていかがですか。 「入学する前から2年生で主力になりたいと思っていて、2年生の一番重要である都駅伝の長距離区間で結果を残せたのは満足しています」 ――高校3年間で成長できたと思う部分はありますか。 「自分的に高校3年生の記録は満足していなくて、はたから見てもいい成績は残していないんですけど、メニューを監督から出されて、自分で考えるようなことを中学でできていなかったので、練習の組み立て方は高校に入ってから磨かれたかなと思います」 ――明大へ進学を決めた理由は何でしょうか。 「高校に進学した理由とほとんど同じで、両親も自分も勉強と部活どちらもやりたいと思っていて、それで大学選びも考えていたので明治大学に進学しました。明治大学は古豪と呼ばれているじゃないですか。これからみんなで結果を出していけるような大学に行きたいなと考えていたので、チームメートと一緒に今いる位置よりも上にいける過程というか、そういうチームで練習したいなと思っていたので明治大学を選びました」 ――明大では国学院久我山高の先輩である新井選手(晴文・法3=国学院久我山)がいますが、関わりはありますか。 「代が被っていたので話すことも多くて、一言で言うと優しい先輩だなという印象がずっとあります。明治大学に行く上で新井先輩がいれば色々分からないことなど聞きやすいと思って、それもすごく良いなと思いました」 ――大学で伸ばしていきたい部分はありますか。 「自分に今足りないことは、長い距離を走ることやスピードを磨く以前にケガをしない身体作りだと思うので、ケガをしないようにするにはどうするべきかを常に考えて、人一倍ケガに向き合いながら練習していきたいです。どの能力を伸ばすかというのは今はあまり考えていないです」 ――自分の強みは何でしょうか。 「自分の強みは駅伝での単独走です。単独走で長い距離でも淡々と押していけるスタミナがあって、そういう走りが自分の持ち味なので駅伝は高校と大学では全然距離が違いますけど、駅伝で自分の力を発揮したいと思います」 ――箱根駅伝への印象を教えてください。 「小さい頃から見ていて、中学生の頃は自分が箱根駅伝を目指すとは思っていませんでした。自分にとっては夢の舞台で、選手たちもすごくかっこいいと思っています」 ――大学4年間の目標を教えてください。 「箱根駅伝に関しては、まだ今は実力もないので出場するのが目標です。タイムに関しては、5000メートルでは13分50秒を切りたいのと1万メートルでは28分20秒切りを大学4年間の目標としてやっていきたいです」 ――今後に向けての意気込みをお願いします。 「入学してからは下からのスタートになると思うんですけど、しっかり1年生から上の練習に食らいついていって、1年生から箱根駅伝を目指して練習していきます」 ――ありがとうございました。 [桑原涼也] ※写真は本人提供READ MORE -
(17)ルーキー特集⑬/佐久間大河
競走 2023.04.12昨年度4種目で明大記録を打ち立てるなど飛躍の年となった明大競走部。さらなる飛躍を誓う今年度のチームスローガンは「貪欲に~前のめりに一歩ずつ~」。そんな明大に〝強さ〟を求めてやってきた者たちの思いを紹介する。これは4年間を通して貪欲に求め続けていく彼らの一歩目だ。 第13回は長距離部門・佐久間大河(商1=鹿児島城西)のインタビューです。(この取材は3月8日にオンラインで行われたものです) ――明大への進学理由を教えてください。 「自分が鹿児島城西高校出身で明大にいらっしゃった先輩である漆畑瑠人選手(令5文卒・現安川電機)や、大六野秀畝選手(平成27政経卒・現旭化成)が活躍されているのを見ました。自分も明大で競技をして箱根駅伝(以下、箱根)に出たいと思い入学しました」 ――明大の印象はいかがですか。 「寮から練習場までの距離が近く、良い環境だと思いました。また、入試の際に日体大記録会に出たのですが、寮の方に待機する時間があって、その時に先輩方が優しく声を掛けてくださって、練習や寮生活に集中できると思いました」 ――自分の走りの強みは何でしょうか。 「高校は3000メートルSCを専門に行っていて駅伝でも10キロを走らせてもらうことがありました。自分の強みはどんな距離にでも対応ができるところと登りに強いところです」 ――3000メートルSCでインターハイに出場された経験もありますが、大学では競技を続けられますか。 「1年生は3000メートルSCに出場し、トラックで関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)など大きな大会は狙っていくつもりです。その後は5000メートルやハーフマラソンに挑戦していきたいと思っています」 ――今までで印象に残ったレースなどありますか。 「昨年度の県総体で初めて優勝したレースが印象に残っています。そのレースの前まで新型コロナウイルス感染症であまり練習ができていなかったのですが、しっかり試合に合わせて実力を出すことができました。その優勝から南九州総体、インターハイにつながったのでそこが理由です」 ――鹿児島県下一周駅伝で区間賞を取られていますが、そこを振り返っていかがでしたか。 「そのコースが10キロあったのですが、そのうち最初4キロが登りで下りも多くコース的にはきつかったです。それでも自分の強みを見つけられ、自信につながったのでそこは良かったです」 ――佐久間選手が以前所属されていた駅伝熊毛チームの古市利秋監督からは明大進学についてどのような声掛けがありましたか。 「とても喜んでくださって箱根に出場したら、応援に行くとおっしゃっていたので必ず出たいと思っています。あまり希望区間はないのですが、5区もいずれ挑戦してみたいと思います」 ――3年生では全国高校駅伝出場は惜しくもかないませんでした。 「自分が1区で必ず1位で渡そうと思っていたのですが、結果2位で渡してしまい、レース後に初めて涙を流したので思い出に残っている大会です」 ――今年度1年間の目標をお願いします。 「まずケガなく練習を続けて、3000メートル障害で関東インカレなど大きな大会に出場して経験を増やしたいです。そこから長い距離にも対応して、箱根や全日本大学駅伝につなげていきたいです」 ――大学4年間を通しての目標はありますか。 「4年間で大学三大駅伝に全て出場し、区間賞を取ってチームの優勝に貢献できるようになりたいです」 ――漆畑選手とのかかわりはありますか。 「ほとんどないのですが、1月に鹿児島で大会があってその時に漆畑選手が帰省されていて、レース前後で話しました。その大会の組には同じチームメートが多かったので負けるなよと言われました。それもあって総合1位になれたので良かったです」 ――これからの意気込みをお願いします。 「これから4年間支えてくれる家族のためにも勉強とスポーツの結果で恩返ししていきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [原田青空] ※写真は本人提供 READ MORE