
【競走部】紫魂不撓
昨年度の関東学生対校選手権で見事1部残留を成し遂げた競走部。今年度は主将・木村稜(政経4=乙訓)を中心にさらなる高みを目指す。特に長距離ブロックは、あと一歩手が届かなかった箱根駅伝シード権に向け、エース・児玉真輝(文4=鎌倉学園)を中心にチーム一丸で取り組む。旅路は険しいかもしれない。だが、紫魂を胸に、不撓不屈の精神で走り続けた先にはきっと輝かしい栄光が待っている。特集ページ〝紫魂不撓〟ではそんな明大競走部の1年間を追い続ける。
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(70)明大対法大定期大会事後インタビュー④/杉田真英、佐久間大河
競走 2023.07.12今回で73回目を迎えた伝統の一戦・明大対法大定期大会。多くの選手が自己ベストを更新するなど勝負の夏に向け、現在の力を試す機会となった。今回はレース後の選手のコメントをお届けする。 第4回は杉田真英(農4=佐久長聖)、佐久間大河(商1=鹿児島城西)のインタビューです。 杉田対抗男子1500メートル 3位 3分53秒40――レースを振り返っていかがでしたか。 「本当に思っている以上に走れて自分でもびっくりしています」 ――想定より走れた要因はありますか。 「先週の明大対立大対校大会でいい感覚しかなくて、それに慣れて今日は同じような準備をしました。その結果、このタイムにつながったなと思います」 ――コンディションはいかがでしたか。 「最近の中では一番良かったという感じです。暑さも特に何も感じなかったですね」 ――収穫はありましたか。 「1500メートルという短い距離をこのタイムで走れて自己ベストも5秒近く更新できたというのは、スピードが付いているということだと思います。自己ベストを更新できたので、夏合宿でもしっかり練習を積めば秋以降もしっかり走れるかなと思います」 ――課題はありましたか。 「ラストの直線で競った時に諦めてしまうところがあったので、ラストはもう少し出し切れればと思いました」 ――今後意識していきたいことは何ですか。 「とりあえず前半シーズンのトラックレースは終わったので、とにかく距離を踏んでハーフマラソンを走れるような足作りをしていきたいです」 ――これからの意気込みをお願いします。 「あと半年頑張ります」 ――ありがとうございました。 佐久間大河(商1=鹿児島城西) 佐久間対抗男子1500メートル 5位 3分56秒93――レースを振り返っていかがでしたか。 「序盤の方から集団の流れに乗って落ち着いて走れました。自己ベストも出せたので良かったです」 ――タイムはいかがでしたか。 「4月、5月は中距離の方でスピードの練習をしていたので、それが生かせたかなと思います」 ――レースプランはどういったものでしたか。 「ラスト1周まで余裕を持って集団の後ろの方について、ラスト300メートルで出るっていうのを考えていました」 ――今回はその通りに走れましたか。 「走ることはできましたが、残り200メートルぐらいで後ろの方でスピードを上げられて勝ち切れなかったので、そこが課題だったかなと思います」 ――収穫と課題を教えてください。 「以前よりも速いペースで押す力が付いてきました。課題はラストのキレが少し足りないことなので、そこを強くしていけたらと思います」 ――夏合宿はどういったことをしていきたいですか。 「まずはケガをしないのと練習はしっかり距離を踏んで秋以降の駅伝につなげていけたらと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「これから駅伝シーズンになってくるのでそこでしっかりとメンバーに入って、箱根駅伝とか大きな大会に出られるようになりたいです」 ――ありがとうございました。 [石井遥]READ MORE -
(69)明大対法大定期大会事後インタビュー③/児玉真輝、吉川陽
競走 2023.07.11今回で73回目を迎えた伝統の一戦・明大対法大定期大会。多くの選手が自己ベストを更新するなど勝負の夏に向け、現在の力を試す機会となった。今回はレース後の選手のコメントをお届けする。 第3回は児玉真輝(文4=鎌倉学園)、吉川陽(営4=西脇工)のインタビューです。 児玉対抗男子5000メートル 5位 14分39秒37――今回のレースを振り返っていかがでしたか。 「14分30秒くらいで走ろうと思っていたので想定より少し悪いくらいでした」 ――レースの位置付けを教えてください。 「ただの練習の一つとして捉えていたので、特別な調整は行わずにいつも通りの状態で臨みました」 ――同じレースに出走されていた鈴木選手(祐太・文3=鎌倉学園)の走りはいかがでしたか。 「突っ込んで入っていましたが、その中でも後半ある程度粘れていたので良かったんじゃないかなと思います」 ――全日本大学駅伝予選会(以下、全日本予選)から変わった点はありますか。 「変わった点として、レースの様子を動画に収めることを始めました。狙いとしては全日本予選の時にみんな位置取りで苦労したので、いい位置取りができるようになるためにはレースの経験を積むこと以外に動画で客観的に自分のレースを見て分析をすることも有効な手段じゃないかという意見がミーティングで出ました。なので、今回はマネジャーに協力してもらって新たな取り組みを始めました」 ――今後どのようなことに取り組んでいきますか。 「とにかく今やっていることを継続して取り組んでいきます。具体的にはケガをせずに練習をすることが第一で、あとはフィジカル面でのトレーニングも時間を作ってどれだけやっていけるかが大事になっていくと思います」 ――チームを引っ張っていく立場だと思いますが、これからどのようにチームを作っていきたいですか。 「チームのみんなはあまり考えてないかもしれませんが、僕はみんなで頑張りたいと思っています。全体としてはおのおのが頑張る方針なので考えはずれていますが、僕としてはなるべく後輩とコミュニケーションを取ってチームの底上げやレベル上げに取り組んでいきたいです」 ――今後に向けて一言をお願いします。 「先週も言いましたが、箱根駅伝(以下、箱根)までは我慢して、箱根駅伝予選会と箱根本戦でしっかりと納得のいく走りができるように頑張ります」 ――ありがとうございました。吉川陽(営4=西脇工) 吉川陽対抗男子1500メートル 2位 3分53秒12――今回のレースを振り返っていかがでしたか。 「今回は人生最後の1500メートルでした。タイムは良くなかったのですが、同期の杉田(真英・農4=佐久長聖)にラストで競り勝つことができたので良かったです」 ――これまでの競技人生を振り返っていかがでしたか。 「一番緊張した競技が1500メートルだったので正直嫌だなと思っていました。しかし、走り終わってみて最も自分に合っているというか気持ち良くレースが終われる距離なので、振り返ってみると走れて良かったと思います」 ――1500メートルのどういったところに楽しさを感じましたか。 「ラストという部分で5000メートルとかだと余裕を残してゴールする人もいるのですが、1500メートルはどう頑張ってもしんどいので、そこで平等に戦えるという面はとても魅力的だと思います」 ――今後力を入れていく種目はありますか。 「チームが箱根で8位以内を目指しているので、それを達成するためにハーフマラソンを一番頑張りたいと思っています。1500メートルでスピードはある程度磨くことができたのでそれをハーフマラソンで生かしたいです」 ――これからに向けての意気込みをお願いします。 「ラストシーズンでいろいろと考えるところもありますが、やはりこれまで支えてくれた方々に16年間の思いをぶつけたいです。そのために箱根の6区でしっかりと結果を残すことができるように頑張ります」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人]READ MORE -
(68)明大対法大定期大会事後インタビュー②/鈴木祐太、東原豪輝
競走 2023.07.11今回で73回目を迎えた伝統の一戦・明大対法大定期大会。多くの選手が自己ベストを更新するなど勝負の夏に向け、現在の力を試す機会となった。今回はレース後の選手のコメントをお届けする。 第2回は鈴木祐太(文3=鎌倉学園)、東原豪輝(政経3=大阪)のインタビューです。 鈴木対抗男子5000メートル 3位 14分26秒79――レースを振り返っていかがでしたか。 「積極的なレースをしようと佑樹さん(山本佑樹駅伝監督)から言われていたので、そこは良かったと思います。しかし、ラストでやはり後ろから抜かされた時に付くことができず、勝ち切るレースができなかったことが反省点だと思います」 ――序盤から集団を引っ張ったことについてはいかがでしたか。 「児玉さん(真輝・文4=鎌倉学園)が少しきつそうだなと思った時に自分が2番手だったので、正直前に出ても最後まで押し切れる自信はありませんでした。それでも出るしかないなと前に出た感じです」 ――タイムや順位についてはいかがですか。 「そこまで早いタイムで走れなかったですし、順位も最後抜かされてしまって落としてしまったので満足はしていないです」 ――夏合宿に向けていかがですか。 「まだポイント練習にAチームで参加できていないのですが、夏合宿はAチームでこなし切りたいです。3年生になって上級生になるのでチーム全体が練習に取り組めるよう周りを引っ張る姿勢を見せたいです」 ――今後に向けて意気込みをお願いします。 「全日本予選は出走できなかったので箱根駅伝予選会(以下、箱根予選会)は絶対出走しますし、チームが突破を目標にしているのでその力になれるようこれから頑張っていきたいと思います」 ――ありがとうございました。東原豪輝(政経3=大阪) 東原対抗男子5000メートル 1位 14分17秒90――レースを振り返っていかがでしたか。 「先週の明大対立大対校大会(以下、明立戦)と続けて2本をしっかり走りたいという気持ちがあって、今回の5000メートルをメインに合わせていたのですが、暑かったためタイムは狙えませんでした。しかし、勝ちにこだわって走ることができたと思います」 ――明立戦から今大会に生かした部分はありますか。 「3000メートルの疲労が思っていたより取れず、少しタイムを狙えるか分かりませんでした。コンディションを合わせることができなくて、疲労がまだ残っていた感じがあります」 ――レースの中で意識された選手はいらっしゃいますか。 「同じレースに鈴木祐太がいたので、彼を意識して走りました」 ――収穫と課題を教えてください。 「収穫は最後にしっかり勝ち切れたことで、課題は中盤の粘りです。3000メートルから4000メートルまで3分近くかかってしまったので、暑さの中でも耐える粘り強さが課題です」 ――今後の意気込みをお願いします。 「ケガをせずに距離を踏んで今後の箱根予選会のメンバー争いに絡めるようしっかり練習していきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人、石井遥]READ MORE -
(67)明大対法大定期大会事後インタビュー①/中川秀一部長
競走 2023.07.11今回で73回目を迎えた伝統の一戦・明大対法大定期大会(以下、明法戦)。多くの選手が自己ベストを更新するなど勝負の夏に向け、現在の力を試す機会となった。今回はレース後の選手のコメントをお届けする。 第1回は中川秀一部長のインタビューです。 ――今回の明法戦を振り返っていかがでしたか。 「やっぱり法政大学のスタッフも選手も非常に爽やかな印象で、コロナ禍が明けてこういった交流戦をできて良かったなと思います」 ――コロナ明けということで応援も声が出ていました。 「非常ににぎやかで元気な感じがしましたよね。本当に良かったと思います」 ――競走部として今大会はどのように位置付けていますか。 「大事な場面で負け続けているような雰囲気で、関東インカレも1部残留したんですけど褒められるような成績とは言えなかったです。もう少し選手に明るくのびのび元気にやってほしいと私自身はすごく思っていて、スタッフもそういうふうに盛り上げてくれてキャプテンの木村くん(稜・政経4=乙訓)や村越くん(優汰・文3=横浜)みたいな応援団長も元気にやってくれて全員で頑張ろうって気持ちになっている気がします。この間明立戦もありましたけど、そういう交流戦を通じて親睦というか、皆で頑張ろうっていう気持ちになってくれたらいいんじゃないかなと思います」 ――法大についてはどのような印象ですか。 「法政は全部の分野に強い大学ですので、敵わないなって感じですけど、胸を借りるつもりで取り組んでいるというのがまず一つで、やっぱり短距離とかも法政の選手を見ながら一生懸命頑張っているところもあるんですよね。それから駅伝は重要なライバル校の一つだと思っています。全日本予選は法政も落ちてしまいましたが、また箱根は一緒に頑張ろうという感じで、本当に共に戦っている仲間という感じです」 ――秋以降駅伝シーズンが始まりますが、短距離部門や競歩部門も含めてチーム全体のマネジメントをどのように行っていきたいですか。 「マネジメントは基本的には園原(健弘監督)さんや現場スタッフにお任せしてるんです。ですがチームのマネジメントという意味では、チームとしての戦略をもう一度確認した方がいいと思って、これから戦略を練り直す話し合いをしていくと思います」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人]READ MORE -
(66)明大対立大対校大会事後インタビュー⑦/東原豪輝、室田安寿
競走 2023.07.06 7月2日に行われた明大対立大対校大会(以下、明立戦)。厳しい暑さの中でも自己ベストを更新する選手が現れるなど、収穫の多い大会となった。今回はレース後の競走部のインタビューをお届けする。 第7回は東原豪輝(政経3=大阪)、室田安寿(情コミ2=宮崎日大)のインタビューです。 東原オープン3000メートル 2着 8分06秒14――レースの振り返りをお願いします。 「レース自体は去年の11月ぶりなので少し緊張していました。しかし、しっかりと練習をこなしていたので自己ベストを狙えたらいいなくらいで走りました」 ――コンディションはいかがでしたか。 「暑かったのですが、しっかりと暑さ対策はしていたのでうまく走れました」 ――レースの位置付けを教えてください。 「来週の明大対法大定期大会(以下、明法戦)の5000メートルをメインとしているので、今回は最低でも8分10秒台で走っていい流れを作って、来週で自己ベストを出したいと思ってレースに臨みました」 ――レースの収穫と課題を教えてください。 「序盤からうまくペース配分ができました。しかし強みであるラストスパートが今回はあまり発揮できなかったので、明法戦では強みをしっかりと出していきたいです」 ――夏に向けて取り組むことはありますか。 「ケガが多いので、足のケアであったり補強を行ってケガをしないような体作りに取り組んでいきたいと思います」 ――(明大内で)組1着でしたが感想をお願いします。 「あまり主力と一緒に走る機会がないのですが、久しぶりのレースで組1着で走れたので自信になりました。これからしっかり練習を積んでさらに上を目指していけたらなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今年が勝負の年だと思っているので、走りでチームに貢献したいです」 ――ありがとうございました。 室田安寿(情コミ2=宮崎日大)室田対抗男子3000メートル 3位 8分13秒08――レースを振り返ってください。 「対抗選手として出場したのですが、後半ペースが上がったところで勝負できなかったことが今回の反省です」 ――今回のタイムについてはいかがですか。 「自己ベストを大幅に更新できたので、そこは大学入ってからスピードを磨いてきた部分が生かされたと思います」 ――着順に関してはいかがですか。 「着順に関しては、オープンの選手に負けてしまったので少し悔しい部分があります。ですが、タイムに関してはスピードのない自分が大学に入ってスピードが付いてきたということなので、ある程度結果が出てうれしかったです」 ――コンディションについて教えてください。 「調子に関しては少しずつ上がってきています。新しい取り組みを始めてそれが結果につながっているので、そこは収穫だと思います」 ――新しい取り組みはどのようなものですか。 「森下(翔太・政経2=世羅)と一緒に自分の身体の栄養状態をしっかり整えて高めていく取り組みをしています。それが少しずつですが結果や走りにつながってきているのでそこは収穫というか、これからに期待できるのかなと思います」 ――全日本予選でメンバー落ちしてしまったことについて聞かせてください。 「メンバー落ちに関しては、練習の過程が悪かったので、特に悔しいとかはありません。この先の箱根駅伝につながればいいと思います」 ――今後に向けて意気込みをお願いします。 「自分がチームを引っ張っていく気持ちで練習や生活に取り組んでいきます」 ――ありがとうございました。 [加藤菜々香、熊谷実夏]READ MORE -
(65)明大対立大対校大会事後インタビュー⑥/田邉陽哉、荒澤朋希
競走 2023.07.06 7月2日に行われた明大対立大対校大会。厳しい暑さの中でも自己ベストを更新する選手が現れるなど、収穫の多い大会となった。今回はレース後の競走部のインタビューをお届けする。 第6回は田邉陽哉(法3=明大中野)、荒澤朋希(営1=明大中野)のインタビューです。 田邉対抗男子800メートル 3位 1分55秒60――レースを振り返っていかがですか。 「今年の初めにケガをしてしまってからずっと調子が上がらずにいたので、今日は自己ベストから1秒くらいに抑えられてすごく良かったなと思っています」 ――暑さについてはいかがですか。 「最初はすごく暑いなと思っていたんですけど、その分体が動いたのでタイムとか全体を振り返ってみても良かったかなと思います」 ――最近の練習で心がけていたことはありますか。 「今3年生ということもあり、次にケガをしてしまうと次はないなという風に思っていたので、そこは気をつけて練習していました」 ――三井悠暉選手(商1=芝)と一緒に出場されましたが、普段から一緒に練習していますか。 「しないですね。ただ試合の中で同じチームの仲間がいたっていうのはすごく心強かったです」 ――これからの夏練習でどのような点を伸ばしていきたいですか。 「学年が上がって今回800メートルを走った三井もそうですけど、後輩に背を向けられるような先輩になりたいなと思っています」 ――今後に向けた意気込みをお願いします。 「もうシーズンも半分が過ぎたので、悔いなく3年生を終われるように頑張りたいと思います」 ――ありがとうございました。 荒澤朋希(営1=明大中野)荒澤対抗男子400メートル 1位 48秒42――レースを振り返ってみていかがですか。 「2本走ったうち、400メートルは5月くらいまであまり体の動きが良くなかったので、6月に長い距離を入れて体力作りをしてきました。それがやっとはまったという感じで、おじけづくことなく突っ込めて、あまり垂れることもなかったのでうまくいったと思います。マイルリレーは(前の種目との)間が短いのが初めてだったので完全に体力不足で、申し訳ない気持ちがあります」 ――今日も自己ベストを更新されましたが、そこに関してはいかがですか。 「部員の中だったら流れは結構いい方だと思うので、これからもちゃんと練習を積んでケガも治ってきたのでここから上げていきたいなと思います」 ――好調の要因は何かありますか。 「同期の原田(真聡・文1=東農大二)が本当に頼もしくて一緒に練習もしてくれるので、原田がいなかったら自分もここまで成長できていなかったなと思います。原田の高校時代のメニューとか教えが自分に回ってきたというところで、新しい環境でちゃんとプレーできていいなと思っています」 ――今日のレースで良かったところを教えてください。 「良かったところは今まで2試合400メートルを走ってきたのですが、前半ちょっとおじけづいて外のレーンの選手に合わせてしまう反省点がありました。そこを今回改善して長い距離を積んできたので最後垂れることはなく思い切っていけたのがよかったなと思います」 ――夏のシーズン、夏合宿で強化していきたい部分はありますか。 「自分の課題はスピードだと思います。100メートル、200メートルの先輩は強くてそこにおじけづいて練習に混ざれずにまだ短長の先輩としか練習ができてないので、夏は積極的に短い距離を踏みたいです。また原田の練習である長い距離も少しずつ混ぜながらやっていきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [萩原彩水、松原輝]READ MORE -
(64)明大対立大対校大会事後インタビュー⑤/杉彩文海
競走 2023.07.057月2日に行われた明大対立大対校大会。厳しい暑さの中でも自己ベストを更新する選手が現れるなど、収穫の多い大会となった。今回はレース後の競走部のインタビューをお届けする。 第5回は杉彩文海(文4=鳥栖工)のインタビューです。 杉3000メートルオープン 2組1着 8分20秒43――レース内容を振り返っていかがですか。 「本当は2分50秒で3周するという設定で行ったのですが、最初突っ込んで入り過ぎてしまいました。暑さもあったんですけど、そこが少し反省点だと思っています」 ――教育実習からの復帰戦でしたが、レース感覚は取り戻せましたか。 「教育実習中はポイント練習、強めの動きというのがなかなか入れられなくて、教育実習が終わった後のポイント練習では少しきつい時がありました。今回のレースでは動きが戻ってきた感覚もありましたし、比較的よく走れたんじゃないかなと思います」 ――今後も暑い中でのレースが続くと思いますが、対策や日頃の生活から意識していることはありますか。 「夏の暑さに対してはアップの時点で余計な消耗をしないように日陰で過ごしています。普段の生活でいえば冷たいものを飲み過ぎて内臓疲労を起こすこともあったので、そういった急激に冷たいものを摂取するのではなく、飲み物でも食べ物でも考えて取るようにしています。できるだけ体に負担がないようにということを意識して生活しています」 ――教育実習に行かれてみていかがでしたか。 「普段の生活では触れられないような中学生の感性やフレッシュさを感じました。あとはやはり母校だったので自分が箱根駅伝(以下、箱根)を夢見たのが中学生の頃だったというのもあり、初めて箱根を目標にした頃の思いを再確認しました」 ――生徒たちは杉選手が箱根を走ったことは知っていましたか。 「そうですね。結構学校の先生とかに気を遣ってもらっていろいろ箱根で走ったことを言ってもらったりしたんですけど、やはり箱根を知らない生徒も多かったです。いい意味で何の隔たりもなく接することができたので楽しくできました」 ――次に出る大会は何になりますか。 「自分は富士裾野トラックミートの5000メートルに出る予定です」 ――そこでは今レースを踏まえてどのような走りをしたいですか。 「今回は動きの確認ということが一つポイントでした。次は前半のトラックシーズン最後になるのでしっかりとタイムを狙って、今回のようにいい動きのイメージを持って今後のレースにつなげていけたらと思っています」 ――ありがとうございました。 [松原輝]READ MORE -
(63)明大対立大対校大会事後インタビュー④/児玉真輝
競走 2023.07.057月2日に行われた明大対立大対校大会(以下、明立戦)。厳しい暑さの中でも自己ベストを更新する選手が現れるなど、収穫の多い大会となった。今回はレース後の競走部のインタビューをお届けする。 第4回は児玉真輝(文4=鎌倉学園)のインタビューです。 児玉対抗男子3000メートル 5位 8分25秒53 ――レースを振り返ってください。 「いけるところまでいって、きつくなってきたら耐えるレースプランでした。しかし、意外ときつくなるのが早く、粘り切れませんでした」 ――想定より苦しい展開になった原因はどのように考えていますか。 「ケガから復帰してまだ2カ月しか経っていないので、練習不足の面はあると思います」 ――レースの位置付けを教えてください。 「スピード練習としての狙いがあったので、速さの刺激を入れることを意識しました」 ――目標はどれくらい達成できましたか。 「序盤は速いペースで入ることができたので50~60%くらいは達成できたと思います」 ――教育実習期間の影響はまだ残っていますか。 「普段は1日2回練習しているのですが、教育実習期間中は1日1回しか練習することができませんでした。そのため、復帰してから練習ペースを戻すことが大変でしたが今週くらいからやっと1日2回の練習に慣れてきた感じです」 ――今回のレースを踏まえてこれからどのようなことに取り組んでいきますか。 「今年の一番の目標は箱根駅伝の2区を走ることなので、そこに向けて明大対法大定期大会では2分50秒のペースを目標に走りたいと思います」 ――全日本予選を終えてチームの雰囲気に変化はありましたか。 「少しは改善されたと思います。もう少し頑張らなくてはと感じた選手たちがいて、例えば室田(安寿・情コミ2=宮崎日大)はもう一段階上を見据えるようになったと思います。そのような選手が出てきたので、全日本予選前よりはチームの雰囲気は良いと思います」 ――行動面で具体的な変化ありましたか。 「馬場(勇一郎・政経4=中京大中京)を中心にチームの主力選手が集まってミーティングを行い、チームとして取り組まなければいけないことを確認しました」 ――ミーティングで話した内容を教えてください。 「第一におのおのが自分にベクトルを向けて頑張るということを確認しました。他大学に目を向けて現状を意識し、レベルの高い人たちに勝つにはどうすればいいかを考え自分が強くなれるための行動をしようと話し合いました」 ――最後に意気込みをお願いします。 「夏合宿が終わるまでは我慢の期間だと思っているので、我慢した分をその後の駅伝シーズンで放出したいと思います」 ――ありがとうございました。 [島田五貴]READ MORE -
(62)明大対立大対校大会事後インタビュー③/木村颯太、木村稜主将
競走 2023.07.057月2日に行われた明大対立大対校大会(以下、明立戦)。厳しい暑さの中でも自己ベストを更新する選手が現れるなど、収穫の多い大会となった。今回はレース後の競走部のインタビューをお届けする。 第3回は木村颯太(法4=明星学園)、木村稜(政経4=乙訓)のインタビューです。木村颯対抗男子200メートル 2位 21秒38――レースを振り返ってください。 「前日からあまり調子が良くないと分かっていたので、想定通りのタイムだと思います」――レースの位置付けをお願いします。 「調子を整えて出るというよりは練習の一環として出場しました」 ――収穫を教えてください。 「自分の弱点である前半で調子のいい時と悪い時の差が激しいことや、後半体力が持たないことが浮き彫りになったのでそこは収穫だと思います」 ――弱点を克服するためにどのようなことに取り組みますか。 「走り込みや少し長めの距離に取り組んで改善したいです」 ――今後の目標をお願いします。 「日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)でいい走りをしたいです」 ――日本インカレでの具体的な目標はありますか。 「順位とかタイムには特にこだわってはいないので、その時の自分の一番いいパフォーマンスができればなと思います」 ――最後に意気込みをお願いします。 「頑張ります」 ――ありがとうございました。 木村稜(政経4=乙訓)木村稜対抗男子砲丸投げ 2位 8m13――砲丸投げに出場した経緯はありますか。 「砲丸投げと走り幅跳びの選手が2人いるのですが、県選手権などがあり出場できませんでした。そうなると対校戦を戦う上でフィールド種目が弱くなってしまうため、ぜひ出たいと思って出場しました」 ――投げる時に意識したことはありましたか。 「足をあまり使わずに体幹を使いながら投げるようにしました」 ――途中、他の選手を見てイメージトレーニングをされていました。 「そうですね、上手な方ばかりだったので自分の中でこうじゃないかなと試行錯誤しながらやりました」 ――ケガの治療を進める中で、普段はどのような練習をされていますか。 「まだ練習というよりはリハビリをメインに取り組んでいます。ハムストリングにちょっとストレスをかけながらも主には体幹やお尻周りなど中心部を補強する意識でやっています」 ――関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)を終えてから短距離部門として取り組んでいることはありますか。 「チーム全体では今までと同じく、それぞれが自分の課題に合わせて練習に取り組んでいます。みんなそれぞれが協力し合いながら練習をやってくれていて、それが先々週、先週くらいから多くの選手が自己ベストを連発していることにつながっていると思います」 ――今大会は両校の選手が互いを応援し合う光景も見られました。 「昨年度はあまり声を出して応援し合えずに寂しかったので、今回このように明大はもちろん立大の方とも一緒に応援できて良かったです。記録を狙う選手の邪魔はしないようにしつつもできるだけ盛り上げていこうかなと考えていました」 ――対校戦は専門ではない種目に出場する選手もいますが、そのことがチームに与える影響についてはどのように考えていますか。 「短距離部門の中でいうと、やはりみんなが互いに『よし、頑張れよ!』という感じで楽しみながら陸上をやっているところがチームにとってもいい影響があるのかなと思います」 ――今後どのようにケガと向き合いつつ次のレースに向けて取り組んでいきたいですか。 「来週あたりから少しずつ練習に向けたリハビリができてくるかなという段階です。ケガをしているからこそできることに自分の体と向き合いながらやって、その上でしっかりと走る練習に入っていきたいなと思います」 ――日頃の練習で他の選手にアドバイスをする機会は増えましたか。 「そうですね。以前と比べて外から見ることが多くなったので、結構僕の主観になってしまうのですが感じたことは伝えたりするようにしています」 ――今大会でも多くのルーキーが活躍しました。その点についてはいかがですか。 「やっぱ1年、2年ともに元気な子が多いのでベストを更新したり、関東インカレでも戦ってくれるなどすごく力のある選手だと思います。今年度はもちろんのこと、これからも力をつけていってくれると思います」 ――短距離部門としては対校戦での点数や順位よりも、個人の成績を重視する方針なのでしょうか。 「全体として順位や何点取ろうという意識はあまりないです。個人個人が頑張っていくことの積み重ねでチームが強くなっていくと思うので、個人が頑張ることが重要だと思いながら応援していました」 ――今後に向けた短距離部門としての意気込みをお願いします。 「基本的にはこれまでと変わらずにそれぞれが課題に向き合ってやってくれればいいなと思っています。それが現段階ではできているので、その形を崩さずにきちんと各自が自分と向き合ってやっていければよりいい方向に向かうと思います」 ――ありがとうございました。 [島田五貴、松原輝]READ MORE -
(61)明大対立大対校大会事後インタビュー②/山本佑樹駅伝監督
競走 2023.07.047月2日に行われた明大対立大対校大会。厳しい暑さの中でも自己ベストを更新する選手が現れるなど、収穫の多い大会となった。今回はレース後の競走部のインタビューをお届けする。 第2回は山本佑樹駅伝監督です。 ――長距離ブロックの総括をお願いします。 「立教戦は3000メートルという普段あまりない種目で、みんな伸び伸び走ってくれたかなと。その中で東原(豪輝・政経3=大阪)とか鈴木祐太(文3=鎌倉学園)とか、ちょっと前半戦遅れた選手が頑張ったかなと。あと1年生の大湊(柊翔・情コミ1=学法石川)とかもだんだん調子を上げてきているような感じなので、いいレースができたと思います」 ――対抗戦のメンバーを選ばれた経緯は何かありますか。 「対抗戦に関しては前半ちゃんとやった選手を選びたいというのがあったので、加世堂(懸・商1=仙台育英)とか室田(安寿・情コミ2=宮崎日大)を入れました。あと児玉(真輝・文4=鎌倉学園)はちょっと体調的に記録を狙うというよりは勝負をしたいというところもあったので、そこは児玉のプライドを尊重して選びました」 ――監督の中でメンバーを選ばれる際の軸は何かありますか。 「やっぱり対抗戦なんで勝たなきゃいけないというところもあるので、そこらへんは意識してやっています。あとはこういう対抗戦の場合はそこで弾みをつけられるかどうかがカギになるので、そういったところできっかけにしてほしい選手を入れるような感じですね」 ――全日本予選から2週間ほどたちましたが、今のチーム状態はいかがですか。 「各学年の選手同士とか各幹部のところでミーティングをして、今回の反省点をかなり洗いざらい出して遠慮なく意見を出して、今は本当に課題を出してどうしなきゃいけないというのを話し合っているような感じです。今日のレースを使いながら箱根駅伝予選会(以下、予選会)に向けてどう前を向いてやるかというところにシフトしている途中だと思うので、こういう一個一個のレースを使いながら気持ちを前に向かせていきたいなという感じですね」 ――今年度は3年生キャプテンということですが、この2週間はいかがでしたか。 「かなり悩んだというか、僕と2人で話したことも結構多かったですし、4年生と相談しながら、あとは1年生の意見を聞きながらとか、尾﨑(健斗駅伝主将・商3=浜松商)は相当苦しんだと思うんですよね。自分もあんまり調子が上がってこないというのもあるし、それでチームをまとめなきゃいけないというところで、本当に苦しい期間を今は過ごしている状況です。でも周りからのサポートもあって少しずつそれがいい方に向き始めていると思います。チームが本当に大きく変わるチャンスだと思うので、がばっと変えていい方にチームが向いてくれたらいいかなという感じはしています」 ――今日の試合で特に良かった選手はいらっしゃいましたか。 「やっぱ東原がいいなというのはありました。やっぱりモノはあるので、それがなかなかケガで対応できないところがあったんですけど、こういう暑いなかでもちゃんと自分らしい走りができて、だいぶ調子が上がってきているので、彼がこのまま夏を過ごして大きく化けてくれることに期待はしています」 ――杉彩文海選手(文4=鳥栖工)や曳田道斗(政経3=宮崎日大)選手も組1着でした。 「杉は本当に教育実習あってちょっと練習不足でしんどいとは思うんですけど、区間賞取ったんだからというプライドのある走りをきちんとしてくれました。最後苦しくて後ろから追い込まれているんですけど、ちゃんと逃げ切るというレースができるようになっているので、本当に成長したなという感じはしています。曳田は得意な1500メートルという距離できちっと走って自信になったと思いますし、来週法政の5000メートルと翌週は1万メートルも控えているので、そこをこなして秋以降は戦力として頑張ってほしいと思います」 ――ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023(以下、ホクレン)に出場される選手は別調整されているのでしょうか。 「森下(翔太・政経2=世羅)は前半頑張ったのと疲労も出てきたので、今回ホクレンはなしにする予定です。尾﨑と溝上(稜斗・商3=九州学院)は今日3000メートルを1本やってあと5000メートル2本を北海道でやるような形です。前半出遅れた尾﨑と好調をキープしている溝上とタイプは違うんですけど3年生の核となる選手なので、ホクレンで記録を出して帰ってきてほしいなと。あと馬場(勇一郎・政経4=中京大中京)は陸連の派遣でもうすでに北海道に入ってやっているんですけど、1500メートルは最後というところでしっかり力を出し切って、夏以降の長距離種目に対応できるように頑張ってほしいなと思います」 ――今後の試合や夏合宿に向けての意気込みをお願いします。 「来週は法政とその翌週には裾野の記録会があります。出遅れた選手もちょっと故障がちだった選手も、やっぱりレースを1本走って気持ちよく夏合宿に挑もうということを言っているので、そういった意味で万全ではないかもしれないですけど、現状の力を出し切って8月1日からの合宿に入ってほしいなと。その前にテストもありますけど、それもしっかりやって、夏合宿から切り替えて予選会に向けてという感じで頑張ってほしいなと思います」 ――ありがとうございました。 [萩原彩水]READ MORE