
【サッカー部】紫明
紫紺の志を受け継ぎ、新たな歴史を刻む。2年ぶり7度目の関東1部リーグ制覇を成し遂げ、再び関東王者へと返り咲いた昨季。一方で全国大会では思うような結果を出せず悔しさを味わった。井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府Uー18)の下、目標に大学5冠を掲げる今季のスローガンは「これまでの伝統や歴史を大切にしながら新しい明治をつくり上げる」(井上)という意味を込めた〝紫明〟。2019年以来の5冠達成に挑む物語が始まる。本特集では、そんなサッカー部の1年を追う。
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(11)関東大学1部リーグ 第6節 対東洋大戦 試合後コメント
サッカー 2023.05.28栗田大輔監督――今試合の選手らのプレーはいかがでしたか。 「運動量など、基本的な三原則の部分もできていないし、動けていませんでした。今日はいいところはなかったです」 ――得点に結び付かなかった理由についてはいかがですか。 「理由はないです。ただ決めるべきところで、決められなかっただけですね」 ――真鍋隼虎(政経2=名古屋グランパスU-18)の復帰についてはいかがですか。 「非常にいい選手だと思います。靭帯を断裂してしまっているので、まだ勘は戻り切らないと思いますが、3ヶ月後くらいには戻るのではないかと思います」 真鍋――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「前半は明治のやるべきことが全然できませんでした。後半はもっと明治のやるべきことをやり、明治のサッカーをしようという話になりました。自分自身もいつ出ても自分が持っている全ての力を出せるようにアップしていました。背後のアクションが少なかったので、自分が出た時に運動量を出して、攻撃の起点になれたらなと思っていました。自分自身はシュートを打てていないですし、大したチャンスがあまり作れなくて悔しい気持ちでいっぱいです」 ――ケガでブランクがありますが、それについてはいかがですか。 「徐々に感覚が戻ってきました。まだまだケガする前と比べたら、特に攻撃の部分で感覚が戻ってはいないです。しかし、それは言い訳にならないので、今自分ができることを精いっぱいやることを意識しています」 ――栗田監督に求められていることを教えてください。 「自分は飛び抜けて身長が高い訳ではないですし、足もそれほど速くないです。ただ、運動量は自分の武器です。守備では相手にプレッシャーを掛け続けること、攻撃では自分がファーストアクションを起こして、攻撃の中心になることと得点はフォワードとして求められていると思います」 井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)――苦しい展開となった前半についてはいかがですか。 「早い時間で失点してしまい、自分たちがボールに行かなければならない状況を作り出してしまいました。そこでボールを奪い切ることもできなかったですし、自分たちがボール握ることもできませんでした」 ――1失点目の原因についてはいかがですか。 「セットプレーは相手の対策ではしていました。単純にわずかな隙や、マークを外してしまい、チームとしてそのような悪い雰囲気があったのかもしれません。そもそもCKを与えてしまった、その前のチームとしての一連の流れがいけなかったと思います」 ――後半シュート多かったが、得点に至らなかった原因についてはいかがですか。 「最後のところのこだわりなど、気持ちそこは色々要因っていうのはあると思うのですが、決定力っていうのは今日の試合に限らず課題になっていくので、そこはもう改善していかなければいけないかなと思います」READ MORE -
(番外)太田がJ2・ファジアーノ岡山へ来季加入内定!
サッカー 2023.05.27FW太田龍之介(政経4=ファジアーノ岡山U―18)のファジアーノ岡山への来季加入内定が発表された。ファジアーノ岡山では、大学生からユースに復帰する選手は初。地元の期待を背負い即戦力となるべく、絶対的なFWを目指していく。 ――加入内定の率直な気持ちをお聞かせください。 「幼い頃からの夢だったので、それがかなって素直にうれしいです」 ――栗田大輔監督の反応はいかがでしたか。 「ここからが勝負だと言われました。まだスタートラインに立っただけです。残りの大学生活で大学ナンバーワンFWにならないといけないと常々言われています。また、プロへ行く前に、しっかりと明治にタイトルを残して、エースストライカーになれと言われています」 ――クラブにどのような印象を持っていますか。 「キャンプなどに2、3回行ったのですが、本当にみんないい人でした。フレンドリーで、いつ行っても優しく迎えてくれる方が多かったです。本当に成長できる場所だなと思います」 ――入団を決めた理由を教えてください。 「高校時代、岡山で成長することができて、そのおかげで明治に入れたので、その恩があります。しかもスカウトの方が毎週のように東京まで来てくださっていました。その熱心な思いも伝わりましたし、育ててもらったクラブで恩返しをしたいという気持ちがありました」 ――自分のどのような部分を評価されたと思いますか。 「185センチの身長と前線で起点となって点を取る部分です。あとは明治でやっていることなのですが、前線からの守備という献身性の部分でも評価されたかなと思います」 ――ご自身の武器や課題に対して取り組んでいることはありますか。 「自主練で藤森(颯太・政経2=青森山田)らに手伝ってもらい、クロスからヘディングシュートをするという練習です。プロに行って全部が平均値だと戦えないと思うので、どれかに長けている必要があると思っています。武器をもっと伸ばしていかないといけないと思っているので、そこは意識しています。あとはフィジカル面でまだまだ線が細く、プロでは外国人選手を相手に戦っていくので、筋トレは今まで以上にやっています。フィジカル強化は本当に課題だと思っています」 ――クラブでは同世代の活躍が目立ちますが、そこについてはいかがですか。 「最近は大卒ルーキーが多くて、チーム自体も自分がユースにいた頃よりも若いという印象もあります。やはり、若い選手にチャンスがあるチームではあるなと思うので、自分も即戦力として入りますし、1年目から活躍したいなと思います」 ――クラブにとってはユースから大学を経て、トップチームに帰還する選手は初めてですがこれについてはいかがですか。 「ユースから大学に行く選手たちに、希望を与えられたかなと思います。これでより岡山の育成が活性化していけたら良いと思います。(ユースを経て)トップチームに上がる選手がもっと増えて、岡山の選手が中心となって戦っていければ、それが一番良いです。自分が第1号となって第2、3、4号と出ていけば、岡山自体も良いクラブになっていきます。良いきっかけになれば良いと思います」 ――加入後のポジション争いについてはいかがですか。 「どこに行ってもライバルはいるので、明治でもそうでしたし、即戦力として活躍しないと意味がありません。そこは強い気持ちを持って頑張りたいと思います」 ――プロ選手としての像をお聞かせください。 「岡山には『子供たちに夢を!』という理念があります。自分も子どもの時に夢に見ていたプロサッカー選手になれますし、子どもの時に夢を与えてもらったので、逆に自分はこれから夢を与えられる選手になれるように頑張っていきます」 ――ありがとうございました。READ MORE -
(番外)田中克がJ1・北海道コンサドーレ札幌へ来季加入内定!
サッカー 2023.05.215月17日、MF田中克幸(商4=帝京長岡)の北海道コンサドーレ札幌への来季加入内定が発表された。明大からの今季プロ内定者は3人目となる。念願のプロ入りへの思いや、明大での最後の1年に向けて決意を語った。 ――プロに内定した心境を教えてください。 「素直にうれしい気持ちと、やっとスタートラインに立ったのでワクワクしていますし高3のときの明治大学を選んだ決断が、本当に正解だったと思います」 ――家族や同期などの周囲の反応はいかがでしたか。 「みんなおめでとうという気持ちを伝えてくれて、多くの方からのメッセージが来て、うれしい気持ちとそういった気持ちを裏切らないように、自分が結果を出して恩返ししたいです」 ――北海道コンサドーレ札幌の印象を教えてください。 「すごく明るくて、スタッフと選手の距離も近く、ファミリー感が強いというのは印象的でした」 ――1年生から試合に出て学んだことは何ですか。 「サッカーだけでなく人間性の部分もサッカーに影響しているのは、痛感しました。人間性を大きくすることでピッチでの振る舞いや余裕や考え方が変わって、プレイヤーとしても成長することが勉強になりました。1年生の時の4年生は12人もプロに行った中で先輩の背中を見て学ぶことができたのが自分の成長になっています」 ――サッカー面での成長は何ですか。 「高校生の時とかよりは体は大きくなりましたし自分の課題と向き合うために、明治に入ったのも理由の一つで運動量や球際や切り替えは、高校よりも成長できたのを感じます。けれどJ1の舞台で通用するには、もっと伸ばさないといけないので残りの期間で成長させて次のステップに進みたいです」 ――対戦が楽しみな選手はいますか。 「谷内田(哲平・現京都サンガ)とは高校の時からすごく仲良くてずっと遠征では2人部屋で、昨日も1時間ぐらい電話で話していました。素直に、哲平とJ1の舞台でマッチアップしたいです」 ――今後の意気込みを教えてください。 「シーズンが始まって、全てのタイトルを取るという目標を掲げた中、東京都トーナメントで負けてしまいました。残りのタイトルを全てとって最後は笑顔で終わりたいので4年の自分が中心となるチームになれるようにしっかりしたいです」 ――ありがとうございました。READ MORE -
(9)関東大学1部リーグ戦 第5節 対中大戦 試合後コメント
サッカー 2023.05.14試合後のコメント栗田大輔監督――メンバー選考はどのようにしましたか。 「先週クリアソン新宿に負けていますから、勝つためのメンバーを練習で見て、そうした中でどうしたらチームが良くなるかというところで、この勝ち点3は大きな意味がある総力戦でした。いろんなことが絡み合っていました」 ――今日の勝ち点3から再スタートですが今後の展望はいかがですか。 「18試合連続勝利を目指すと勝ち点54を取れるので相手どうこうではなくて1試合1試合強くなって、最後の全日本大学選手権の時に一番いい状態にいたいです」 井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)――試合を振り返っていかがでしたか。 「苦しい試合になるのは分かっていたので何が何でも勝つことが最低限の条件でした。先に失点して苦しい時間が続きましたけど最後勝ち切れるのが明治の魅力でそこが体現できたのでほっとしています」 ――途中出場は難しいですけど何を意識しましたか。 「負けた状況での投入だったので徹底して攻撃を変えて点を奪うしかない中で、自分の役割は前に人数をかける分少ない人数でのリスク管理やセットプレーを理解した上で入りました」 ――最後は明大らしく勝ち切れましたがいかがでしょうか。 「ああいった試合を勝ち切るのが歴代の明治ですし、ここで今日一つ勝てたのは大きいですけれどこれから全部勝つ気持ちなのでそこは満足することなく、さらに高めていきたいです」 ――クリアソン新宿戦の敗北と勝ち点剥奪の中、主将としてどのようにチームをまとめましたか。 「起きてしまったことはしっかり反省すべきですし自分たちで何がいけなかったのかをサッカーも審判も含めて反省と分析をしっかりした上で、頭は次に切り替えなきゃいけないです。とにかく1戦1戦がポイントになるので中大に勝つということにみんなで目を向けてやりました」 佐藤恵允(文4=実践学園)――試合の流れからも先週のクリアソン新宿戦と似ていましたがどのように修正してきましたか。 「点を取られた時は焦りを感じていなくてクリアソン戦はノックアウトステージで失点して焦りましたが、今回はいい意味で焦らなかったのが良かったです。あとは相手が点を取って引き気味のところでゴール前のアイデアを出して修正できました」 ――2Gの活躍でしたが自身のプレーをどのように評価していますか。 「点を取れたのは良かったですが、もっと圧倒的なものが出せたと思うので納得いくパフォーマンスではなかったです。点を取ってチームを勝たせられたのは事実なのでプラスに受け止めています」 ――勝ち点剥奪後のチームの雰囲気はいかがでしたか。 「審判の問題は明治としてあるべき姿ではないことが起きてしまって、自分たちが100%悪いことなので自分たちにベクトルを向けています。ただ、そこでサッカーに影響が出るのは明治らしくないので前を向いてできたので動揺はあまりなかったです」 中村草太(政経3=前橋育英)――個人のプレーを振り返っていかがですか。 「明治は競争が激しい中、毎試合で違いを出さないといけないので毎試合良いパフォーマンスを示し続けなければスタメンに定着できないですし、競争の中でも自分の特徴を出すのは常に意識しています」 ――逆転ゴールを振り返っていかがでしたか。 「パスを取った瞬間に足元に入りすぎて、自分としては縦で勝負したかですけど、詰まって中で勝負する形で、シュートが決まって良かったですけど、自分としてはもっと縦のボールが欲しかったです」 ――次戦の意気込みをお願いします。 「今日が勝たなければならない試合でしたが次の試合はまたどうなるか分からないですし、簡単に勝てる相手では無いので、しっかり今週準備して来週明治らしい良い試合を出来ればと思います」 林晴己(政経2=高川学園)――下位2チーム同士の試合でしたがいかがでしたか。 「そこは多分全員意識していましたし一つ一つ順位を上げるために、まずこの1勝というのは皆が意識していたと思います」 ――勝ち点の剥奪に対して監督からはどのような声掛けがありましたか。 「引きずる必要ないし切り替えるしかないからまずこの一戦に懸けて、切り替えて選手はやるだけだからという自分たちが思い切りプレーできるような声掛けをしてくれました」 ――ボランチとしての出場となりましたがどのようなことを意識していましたか。 「自分の持ち味であるボールを失わないところを意識して、チームのリズムをあげて得点となるように動いていました」READ MORE -
(9)東京都トーナメント 決勝 対クリアソン新宿戦 試合後コメント
サッカー 2023.05.08栗田大輔監督――試合を振り返っていかがですか。 「天皇杯を目標にしていた大会で、関東大学リーグの代表として東京都の代表になるということは非常に重要なことだったのですが、今日はクリアソンさんがすごくいいゲームをやって、最終的に0―1で負けたということで、悔しいですけれども、また気持ちを切り替えて来週からのリーグ戦に臨まなければいけないなという感じです」 ――本日のフォーメーションの意図を教えてください。 「クリアソンさんは3―4―3のシステムで来ていて、(明治も)3―4―3で運動量を増やし、学生らしくアグレッシブにやることによって、後半運動量が落ちてくる際にいわゆるミラーゲームの中で主導権を取ることを狙っていました。また、明治としては一番攻撃力があるメンバーをそろえて臨もうということでああいった形にしました」 ――試合終了間際にフォーメーションを4バックに変更しました。 「3―2―4―1のような形でやっていましたが、いい形を何度も作ることができていましたし、あのままいきたいと思っていましたが、最後のところはもっと圧力をかけようと思い、中村(草太・政経3=前橋育英)と林(晴己・政経2=高川学園)をもっと前に出して、恵允(佐藤・文4=実践学園)の怖いところは背後だと思うので(前線に)太田(龍之介・政経4=ファジアーノ岡山U―18)と恵允を入れました。点を取らないと勝てないので最後は多少強引にやりました」 ――フル出場を果たしたDF小澤晴樹(政経1=大宮アルディージャU―18)に関してはいかがですか。 「本来、井上樹(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)は3バックの真ん中が一番力を発揮できる選手なので、そういう意味では明治の中で最強の布陣が今日の布陣だと僕は思っています。藤森(颯太・政経2=青森山田)はSBもできるし、中村もワイドから攻撃的に入れるので、そういう意味では明治にはCBの選手が多くいますが、小澤と岡(哲平・政経4=FC東京U―18)の強さが際立っていますね。小澤、井上、岡で失点したのならしょうがないなと感じますね」 井上主将――失点後は攻勢を強めましたが勝利にはもう一歩届きませんでした。 「毎回あと一歩と言っていますが、それが具体的に何なのか突き詰めていかないと、また同じことを繰り返すだけだと思っています。それは去年からそうですし来年以降もそうなので、あと一歩や甘さを理解して事前に何かできなかったのか、もっと練習から突き詰めて本気にならないと変化はないですし勝ち切れないと思います」 ――先制点を取られてしまったことに関してはいかがですか。 「明治は失点数にこだわっているにもかかわらず、今シーズンは失点が多く続いているというのはDFとして責任を感じています。そこは、DFラインの問題だけでなくチームの問題なのでチームとして突き詰めていかなければいけないなと思います」 ――クリアソン新宿の印象はいかがですか。 「チーム力があって終盤までゴール前の守備や守り切る気持ちが強いチームだと思いました。そこは明治としても負けられないところなので、今後突き詰めたいと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「負けたということに対してはしっかりと反省するべきだし、今日起きてしまったことに関しては何が良くなかったのかを具体的にしっかりと突き詰めていくのはもちろんですが、ただいつまでも下を向いているわけではなく、リーグ戦も来週からありますしそこに向けて、反省とさらにどうしていけばいいかという先のことを考えていかなければいけないと思っているので、切り替えてやっていきたいと思います」 太田――今日の試合を振り返っていかがですか。 「入りでああいう失点をしてしまって、チーム自体の弱さというものが出てしまったのかなと思います。また、決め切るべき場面で決め切れなかったのは自分自身のせいだと思いますし、チームとして改善していかなければいけないなと思いました」 ――攻撃面での狙いに関してはいかがですか。 「今日はフォーメーションがいつもと違っていて、攻撃的なスタイルでサイド攻撃をしつつ、人を集めてという攻撃をしていたので、それを意識していたのですが、最後まで得点を決めることができず終わってしまいました」 ――前半を踏まえて、後半はどのような修正を行いましたか。 「前半は消極的なプレーが多かったので、背後を見てそこから空いたところを狙い、ゴール前へ迫力を持って力強くプレーすることを意識していました」 READ MORE -
(8)関東大学1部リーグ戦 第4節 対筑波大戦 試合後コメント
サッカー 2023.04.30試合後のコメント栗田大輔監督――試合全体を振り返っていかがでしたか。 「このゲームはすごく重要なゲームで簡単に勝てるゲームではないのを認識した中で、PKで1点先制されてある意味予想通りの展開でしたが、最後に粘りっこく1—1で終えたのは価値があったと思います」 ――岡哲平(政経4=FC東京U―18)、佐藤恵允(文4=実践学園)、中村草太(政経3=前橋育英)はU-22日本代表の活動明けであったと思うのですがいかがでしたか。 「難しかったのは月曜、火曜、水曜という一番週で大事にしている練習に3人がいなかったので昨日のトレーニングの時に合っていないのを感じました。代表はボール保持をテーマにしていたのでずれを感じました」 ――次戦の意気込みを教えてください。 「2019年以来の天皇杯にみんな出たがっているのでそれに向かって頑張りたいと思います」 岡――前半は相手にシュートを打たれるシーンが多かったですが振り返っていかがですか。 「相手にボールを持たれる時間が長くて押し込まれてしまいました。どこで球際を狙うかということが定まらなかったのが原因だと思います」 ――今季いまだに負けがありませんが、勝ちも少ないという状況に関してはいかがですか。 「勝ち切れる試合で勝ち切れないことは自分たちも反省点として挙げていて、自分たちのチャンスで決め切れるような練習や日々の生活が大事かなと思っています」 島野怜(法2=仙台育英)――試合全体を振り返っていかがでしたか。 「相手がボールを持っている時間が多かったのですが、1失点はしたものの最後引き分けて勝ち点1を取れたところが大きかったのかなと思います」 ――試合の立ち上がりはいかがでしたか。 「立ち上がりは右サイドの守備で少しうまくいかない場面がありましたが、しっかり前半は無失点で終われたことは良かったと思います」 ――自身はスタメンに定着してきましたがいかがですか。 「毎日の練習がスタメンで出るか出ないかを左右すると思うので、試合に出ていることに満足することなく、また日常から自分のレベルを上げてチームにいい影響を与えるようにやっていきたいと思います」READ MORE -
(番外)井上がJ2・ヴァンフォーレ甲府へ来季加入内定!
サッカー 2023.04.264月18日、DF井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)のヴァンフォーレ甲府への来季加入内定が発表された。八幡山での4年間を経て、古巣への帰還に成功。今年度は主将としてチームを率いる背番号2が、プロの舞台に足を進める。 今回は内定が決まった井上選手のコメント記事をお送りします。 ――内定が発表された率直な気持ちをお聞かせください。 「ずっと目指していたところだったので、ホッとしています」 ――内定されてチームメイトや家族からはどんな声を掛けられましたか。 「もちろんチームメイトには祝ってもらいました。家族にも支えてもらったので、おめでとうと言われて感謝しかありません。地元の友達や親戚などから連絡が来て、本当にみんなに応援されているのだなと思いました。同時にそれに応えるために、もっとやらなければならないという気持ちになりました」 ――ご自身がプロになる意義についてはどうお考えですか。 「感動や勇気を与える部分だと思います。これからはプロなので、大学サッカーとは違ってただ勝てば良いわけではありません。勝つことは観客を喜ばせる一手段だと思いますが、それ以前に立ち振る舞いやサッカー以外のところ、もちろんプレーでもそうですし、さまざまなお客さんに感動や活力、勇気を与えることが、プロになる意義だと思います」 ――キャンプへ参加されて感じたことをお聞かせください。 「久しぶりに甲府の練習に交ざり、クラブの雰囲気や良さは肌で感じられました。単純に嬉しかったですし、感慨深かったです。明治での4年間で自分が成長した部分がプレーだけではなく、私生活の部分にもあったと感じられました」 ――ファンに注目してほしいポイントをお聞かせください。 「大学4年間で成長した姿を見てもらいたいです。これまでヴァンフォーレで自分が培ってきたものに加えて、明治での4年間で成長した姿を見せたいです」 ――明大での4年間で成長したことをお聞かせください。 「一つは人間性の部分です。明治は人間形成を大事にしているので、人間力の部分はユース時代と比べて、成長できたかなと思います。サッカーの部分ではインテンシティの高さや強度の部分は格段に上がったと思います」 ――ヴァンフォーレ時代にはどんなものを培いましたか。 「自分の性格やサッカースタイルなど、全体的な自分の枠組み、自分自身をつくり上げてくれました。自分のベースとなるものをつくり上げてくださったので、それは甲府の存在があったからだと思います」 ――明大卒の須貝英大選手(令3商卒)が在籍している点についてはいかがですか。 「また一緒にプレーできるかもしれないので嬉しいです。彼も山梨県出身で甲府のキャプテンとしてチームを背負っているので、またそうした先輩とプレーできることはとても嬉しく思います」 ――他にも大卒選手が多く在籍している点についてはいかがですか。 「大学サッカーの価値を広めて、大学を経由して甲府に戻る意味を広めていきたいです。同世代の選手が活躍していることは刺激になりますし、自分もそうした選手を追い越していけるようにやっていきたいと思います」 ――ご自身のユーティリティーの高さは入団後も武器になりますか。 「選手としての幅を広げるためにも、CBだけでなくボランチやSBなど、いろいろできた方がチームに必要とされる選手になれます。積極的にトライしていきたいと思います」 ――入団までに向上させたい部分はありますか。 「質の部分です。そこを伸ばしていくと同時に、自分の武器や守備の面をもっと極める、そこはプロや世界レベルまで通用するくらいに極めたいと思います」 ――今後の意気込みをお聞かせください。 「プロ内定が決まって良かったですが、そこに一喜一憂することはありません。今はとにかく残された大学生活で、明治のために闘うことが一番大切です。できることを全て行い、熱い指導者や最高の仲間たちと共に日本一を目指して常に全力で取り組みたいです」 ――ありがとうございました。READ MORE -
(7)関東大学1部リーグ戦 第3節 対拓大戦 試合後コメント
サッカー 2023.04.16栗田大輔監督 ――これまでリーグ戦で勝ちなしでしたが、選手にはどのような話をしてきましたか。 「明治らしいサッカーを実直に積み重ねていくことが大事だということです。今シーズンに入って引き分けが2つ続いていますが、天皇杯はまだ勝ち残っていますしとにかく勝ち星を積み重ねる、負けないということを大事にして追求しています。拓殖大学さんは技術も高いし独特なサッカーをやってくるので、そこに対するみんなの意識付けや守備の決まりをそろえてやっていました」 ――特に評価できる選手はいますか。 「本当にすべての選手が良かったと思いますし、交代で入った木内(達也・営3=鹿島アントラーズU-18)にしても鷲見(星河・政経3=名古屋グランパスU-18)にしても太田(龍之介・政経4=ファジアーノ岡山U―18)にしても仕事を全うしてくれたので。期待していることをしっかりやってくれるとそういう時の明治は強いなと。毎年選手は変わるので、そういった中でも今年の色というか、きっかけが見えたようなゲームだったかなと思います」 ――天皇杯が控えていますが、そこでの戦い方についてはいかがですか。 「これからじっくり考えますが、トーナメントになると1点というのが重くのし掛かるので、まず失点をしてはいけないということと、変に意識すると違うサッカーになってしまうのでやはり明大は今日のようなサッカーをやり続けて圧倒することかなと思います」 井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)――試合を振り返っていかがですか。 「前半は難しい時間が続いて、ピッチのコンディションや天候もありましたが、その時間帯で失点しなかったことが一つの大きなポイントだったかなと思います。そこで我慢して上手く改善できていい形で点が入ったので自分たちらしさが出たかなと思います」 ――リーグ戦初勝利となりましたがその点についてはいかがですか。 「開幕から2節とも引き分けが続いていて、内容もあと少しのところでアディショナルタイムで悔しい落とし方をしていました。その原因は自分たちの甘さにあると感じていて、練習からそういうスキをなくしたり、入りの悪さを改善するために練習から意識して取り組んでいた結果が出せたと思います」 ――チームをまとめる立場として工夫していることはありますか。 「一つは声掛けで、全員に響くような声掛けやチーム全体を動かすような声掛けを常に行うようにしています。その中でも入りやチャンスなど、試合の中で要所要所にポイントとなる時間があってそこを意識しています」 中村草太(政経3=前橋育英)――今日はどのような気持ちで試合に臨みましたか。 「リーグ開幕してから2戦連続引き分けということでまだ勝ちがなく、しかも失点してしまっているという状況で、ホームですし絶対勝とうとチームとしてベクトルをそろえてやっていきました」 ――今年度のリーグ戦初得点となりましたがいかがですか。 「藤森からニアでいいボールが来たので気持ちで押し込みました。スライディングしながらですけど決められてよかったです」 ――次戦への意気込みをお願いします。 「今のところシーズン入って負けなしという相手なので、このまま負けないチームというチーム作りを続けていくのが大事ですし、個人としてはチームを勝たせる結果というのを常に求めてやっていきたいと思います」 太田――得点シーンを振り返っていかがですか。 「セットプレーの練習を今週はずっと行っていて、いい形でそのシーンが訪れたので藤森がいいボールをくれて自分は押し込むだけで、練習通りにできたかなと思います」 ――下級生の活躍はどのように感じますか。 「毎年のように下級生がのし上がってきて、チームで競争が生まれていますし、下級生に負けないように引っ張って、下級生は上級生を越えるというサイクルでどんどんいいチームになっていくかなと思います」 ――反省点や課題は見つかりましたか。 「やはり前半は特に明治の守備があまりはまってない場面が多くて、自分たちのやるべきことは変えずに相手に通用する圧倒的な守備をしていれば楽な試合展開もできたと思うので、そこは今後の課題だと思います」 島野怜(法2=仙台育英)――今日の試合で意識したことはありますか。 「相手は細かいプレーが上手なチームだったので、しっかり間を絞って縦や中にボールを入れさせないということはチームとしても個人としても意識してやりました」 ――2年生になってチームの中で自分の立ち位置をどのように感じていますか。 「昨年度、最後のインカレで自分がマークを外して失点してしまったので、今年度は2年生ですが自分がチームを引っ張っていかないといけないと感じていますし、私生活を含めサッカーも自分が先頭に立って頑張っていきたいと思います」 READ MORE -
(番外)横浜F・マリノスの木村がルヴァンカップでプロデビュー!/選手コメント
サッカー 2023.04.104月5日、JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節、横浜F・マリノス対北海道コンサドーレ札幌が行われ、今季から横浜F・マリノスに加入したMF木村卓斗(令和5政経卒)がスタメンでデビューを果たした。この日は右SBとして71分までプレー。球際の強さや内側に絞ってのゲームメークなどファンの前で印象的な姿を見せた。そんな木村に現在の心境をうかがった。 ――プロデビューとなった感想を教えてください。 「小学生からお世話になった大好きなチームでプロデビューを飾れて素直にうれしかったです。アップ前に自分が小学生から聞いているチャントを聞いて緊張も吹っ飛んで、やってやろうと勇気が湧きました。あとは、明治の時にケガをして悔しい思いをした自分に栗田さんをはじめとするスタッフやチームメートが最後まで自分に成長させる環境を与えてくれ、自信を持って行ってこいと後押ししてもらったことを思い出していて、支えてくれている人への感謝の気持ちを持って臨みました」 ――試合でのご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「自分がデビュー戦で大事にしたいと思っていたのは、もちろんチームの勝利が大前提ですが、どれだけギラギラと闘志を燃やして自分をアピール出来るかでした。足をつってしまいましたが明治で培った三原則の部分は十分に通用したと思いますし、前に前にアグレッシブに攻守共に出来たと思います」 ――SBでのプレーとなりました。球際の部分や中に絞ってのプレーなど大学でやってきたことは出せましたか。 「出せたと思います。練習では明治と似たメニューが多く、誰1人とも手を抜かないので、必然的に練習から球際の部分であったりは求められます。自分の特徴の一つですし、ボランチを大学でやっていたので中に入ってプレーすることにも戸惑わず自分の中ではすんなりとプレーできたと思います」 ――プロのレベルを体感して出場機会を増やすため、将来のためにはどのような部分での成長が必要だと感じましたか。 「マリノスではどれだけ前を向いてボールを運んでいけるかを大事にしているので、安全なプレーではなく前に付けて湧き出るプレーを増やすことが必要だと思います。今の自分の立場は、チームの戦術理解をさらに深めて、自分の特徴を毎練習で全力で出し続けることが何より大事だと思いますし、自分を信じ続けて訪れたチャンスをつかみ取る準備をし続けることが大事なのかなと思います」 ――筑波大学出身の角田涼太朗選手は大卒2年目で日本代表に選ばれるまでになりました。意識している部分はありますか。 「関東リーグで対戦していた選手がマリノスでスタメンを奪って代表まで行ったのは凄い刺激になるし、自分もそうなってやろうという気持ちになります。角田選手も最初はなかなか試合に絡めない中でチャンスをつかみ取って這い上がっていった選手なので、自分にもその可能性は十分あると思いますし、超えていかないといけない存在だと思います」 [井澤怜音]READ MORE -
(6)関東大学1部リーグ戦 第2節 対流経大戦 試合後コメント
サッカー 2023.04.09栗田大輔監督――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「勝ち点2をまた落としてしまったなというゲームでした」 ――課題はどういったところですか。 「前後半ともに立ち上がりがあまり良くなかったと思います。そこがすごく課題でありその部分が目立っていたなと思います」 ――失点シーンに関してはいかがでしたか。 「あれはいらない失点だったと思います。後半最初の失点は少し声を掛ければいいだけの場面でのお見合い、(2失点目は)上林の飛び出さなくてもいいシーンでの飛び出しで今年度のチームの緩さや4年生の色が出ていたと思います。僕の経験上、日頃からこの学年は厳しいぞと言っていますが、それが諸に出ていたので4年生が本気になって取り組めるかどうかです。後期になったら(試合に出ている人が)下級生ばかりになる気がしますね」 ――途中出場の左SB林晴己選手(政経2=高川学園)に関してはいかがでしたか。 「ぶっつけ本番で林のSBだったのですが良かったですよね。攻撃の起点になり、守備力というよりも攻撃の厚みをと思い投入しました。ビハインドの状態で入れたので、攻撃をしながら守備をしっかりとするという少しアレンジをしました」 ――坂上輝(文1=浜松開誠館)はいかがでしたか。 「坂上は練習でめちゃくちゃ良いです。ポストプレーもできて運動量もあるし、あとは大学サッカーへの慣れや個人的に体を鍛えたりすると4年生になった時に結構恐ろしい選手になるのではないかなと思うくらいセンスもあるし面白いと思いますね。入る前に言ったことも実直にやってくれましたし非常に楽しみだと思います」 岡哲平(政経4=FC東京U―18)――試合を振り返っていかがでしたか。 「最後の失点もそうですし、セットプレーから2失点というのは本当にもったいなくて、見直さないといけない修正点だと思います。あとは最後決め切るところは突き詰めていかないといけないなと思います」 ――かなりチャンスを作っていましたが決め切れなかった部分に関してはいかがですか。 「前半にも何個かチャンスがありバーに当たったシュートもありましたが、前節と同じで決め切るべきところを決め切れなかったので苦しい時間が続き焦ってしまっていました。点が入らないとリズムをつくれなくて、バイタルエリア内での質やクロスへの入り方などが改善点かなと思います」 ――ラストシーズンの意気込みをお願いします。 「4年間積み上げてきたことを1年間全部出し切って悔いの残らないように、そして後輩たちに積み上げてきたものを背中で見せられるように頑張っていきたいと思います」 ――次節に向けて意気込みをお願いします。 「1、2節とは違った感じの相手ということで、明治の三原則を徹底して圧倒したサッカーをしていきたいと思います」 熊取谷一星(政経3=浜松開誠館)――途中交代での出場でしたが、どのようなことを意識していましたか。 「チームが負けている状況だったので、まずは同点に追い付けるように、そして逆転することを意識して入りました」 ――得点シーンを振り返っていかがでしたか。 「中村がああいう形でボールを持ったら、あそこに(ボールが)くるというのは、3年目で分かっていたことなので、いいボールを送ってくれたなと思います」 ――前節に引き続き引き分けという結果となりましたが、いかがですか。 「昨年度の開幕戦は0ー4で危うい状況になったと思うのですが、連続で引き分けという結果は昨年度以上に危機的な状態だと思うので、もう一度チームで気を引き締め直してやっていかなければいけないなと思いました」 ――今日の試合全体を通して攻撃面で意識していたことはありますか。 「自分が出ていない時間帯は特に相手の背後を突いていこうという感じでした。そこは、自分が出ても変わらず背後を狙いつつもその背後を狙って空いたスペースをうまく使うといったモビリティや勢いのあるサッカーを意識していました」 坂上――リーグ戦デビューができたことに関していかがですか。 「デビューできたことは自分の一つの目標だったので、すごくうれしく思います。しかし、一喜一憂せずに試合に出続けて試合の勝利に貢献したいなと思います」 ――今の課題は何ですか。 「プレーの正確性やゴール前の質は課題だと思います。フィジカルの差も感じますし技術もまだまだかなと思うので練習していきたいです」 READ MORE