
【競走部】明鏡紫水
今こそ古豪・明大の意地を見せる時――。今年度の競走部は関東学生対校選手権での1部残留に向け、3部門のさらなる飛躍が求められる。特に「チームを一から強くしたい」(小澤大輝主将・政経4=韮山)と長距離部門は箱根駅伝のシード権獲得を最大の目標にする。今年度も紫紺の襷が輝く瞬間を明スポが追い掛ける。
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(7)ルーキー特集⑦/窪田悠人
競走 2022.04.06明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝(以下、箱根)は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第7回は、長距離部門・窪田悠人(政経1=沼津東)です。(この取材は3月8日にオンラインで行われたものです) ――明大に進学した理由を教えてください。 「いろいろな動画とかを見ていて雰囲気がいいなと思ったので、明大がいいかなと思いました」 ――高校はどのような学校でしたか。 「そこまで長距離が強い学校ではなく、静岡県内で進学校と呼ばれる学校でした。なので国公立大学とか目指す人たちが多い中で、私大で陸上をやりたいというのは結構レアなタイプでした」 ――高校時代に一番力を入れていた種目何ですか。 「3000メートル障害を3年間やっていて、それにすごく力を入れてやっていました」 ――3000メートル障害に力を入れていた理由は何かありますか。 「もともと僕の1個上の先輩が3000メートル障害をやっていて、かっこいいなと思ったので、僕もやりたいと思って始めました」 ――実際に走っているときは楽しかったですか。 「長距離は割と地味な種目が多くて、5000メートルをただずっと走っているだけのような感じですが、3000メートル障害はハードルを越えるので、少し派手なところはあって面白かったですね」 ――高校時代に走った中で一番印象に残っている大会はありますか。「高校3年次の高校総体の県予選が一番印象に残っている大会ですね」 ――5000メートルと3000メートル障害で2冠した大会ですか。 「はい、そうです。僕個人の走りもそうですが、その大会は高校対抗のような形で、1位何点のような感じで振り分けられていて、合計点で争いました。そこで僕の高校がトラックで3番、総合でも6番に入ることができました。自分が2冠して点を取って、そうやってみんなで学校別で入賞できたということが初めてでしたし、すごくうれしかったので印象に残っています」 ――すごくチーム思いですね。 「すごくいい仲間がそろっていて、おそらく一生の友達なのではないかなという人たちばかりでした。みんなで取れたことだったので、すごくそこはうれしかったです」 ――自身の走りの強みを教えてください。 「ラストスパートが割と得意かなと思っています。ラスト1周とかで勝負に出るパターンが結構多かったです」 ――大学に入学して一番力を入れたい種目は何ですか。 「最初は3000メートル障害をやりたいなと思っています。その後はだんだん距離を伸ばしていき箱根を目指して頑張りたいなと思います」 ――箱根は何区を走りたいですか。 「山はちょっと登りたくないなと。でも山を下る方には少し興味があって、走ってみたいなと思いますね」 ――下りは得意ですか。 「得意なのかどうかはわかりませんが、走り方がおそらく下り向きなのではないかなと自分では思っています」 ――今年度の目標を教えてください。「まずは明大の練習や環境などに慣れるようにしたいなと思います」 ――窪田選手の目標とする人や憧れの人はいらっしゃいますか。 「小澤大輝さん(主将・政経4=韮山)は地区が同じで多分家とかも近いんですよ。小澤さんは全然知らないと思いますが、すごく意識しています」 ――大学では同じ環境で練習することになりますがどうですか。 「すごく楽しみですね。3個上ということもあり、会ったことや練習したこととかはないのですが、そういう人と練習できるのはすごくうれしいなと思います」 ――大学4年間での目標を教えてください。 「4年間の目標は箱根に出て活躍できるような選手になることです」 ――今後の意気込みをお聞かせください。 「入寮してまずは環境や練習に慣れて、春先のシーズンでは3000メートル障害を中心に取り組み、しっかりと結果を残せるような走りをしたいです。また夏から距離が伸びてくると思うので、長い距離にも慣れて、しっかりと戦えるような選手になりたいと思います」――ありがとうございました。 [萩原彩水] ※写真は本人提供READ MORE -
(6)ルーキー特集⑥/吉川響
競走 2022.04.05明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第6回は長距離部門・吉川響(文1=世羅)のインタビューです。(この取材は3月9日にオンラインで行われたものです) ――世羅高で全国高校駅伝(以下、都大路)連覇を達成されましたが、どのような心境ですか。 「優勝できたのは本当にうれしかったのですが、2年生と3年生の時は大会新記録を達成できるのではないかというぐらいのチームで挑みました。ただ惜しくも届かず終わってしまったので、大会新記録がいかにすごかったのかというのを感じました」 ――3年次の都大路では、終盤の苦しい表情の中でも粘りの走りは印象的でした。レースを振り返っていただけますか。 「走る前日のミーティングで監督からアドバイスの言葉をいただいたりして、自分の中でもある程度のレース展開を予想していたので、そこまで焦りが出ることなく走れたのは自分でも今でも覚えています。追い付かれた分最後は引き離さないといけないなと走っていて思ったので、最後のあえてきついところのラスト2キロでスパートをして少しでも離すようにというのを意識したのを覚えています」 ――3年次の主将の塩出選手(青学大)とは長い付き合いですが、どんなふうに切磋琢磨(せっさたくま)してきましたか。 「直接話すとかは正直あまりなかったのですが、どこかでお互いを意識しているのは分かっていて、声を掛け合わない中でもそういうライバル関係があったと思うので、それが今の結果につながっていました。実際、都大路当日に彼が走れないというのを聞いて正直かなり戦力としてはダウンしてしまったので不安もありました。その中で最後の最後までチームをまとめてくれた自分たちの代のキャプテンだったので、キャプテンの分までしっかり走って必ず優勝しようというのが、今回走った7人のメンバーの中で結束されていたのが、(優勝の)大きな要因だったかなと思います」 ――明大を選んだ理由は何でしょうか。 「明大を卒業した鎧坂哲哉選手(平24営卒・現旭化成)が世羅高から明大に上がって、明大をすごく強くしてくれた存在だったので憧れを持っていて、やはり鎧坂選手のようになりたいというのもありますし、鎧坂選手の記録を超えたいというのもあります。明大の競走部の練習は自主性を取り入れているというのもお聞きして、世羅高で自主性を取り入れた練習を行って自分もタイムが伸びていったので、こういう練習のやり方が自分には合っているのではないかと思って明大を選択しました」 ――吉川選手自身が考える強み、長けていることは何でしょうか。 「自分は結構後輩から話しかけられたりすることが多かったので、相談役みたいなものを結構できるのかなと思いますし、競技では高校や中学の中では確実にメンバーに入らしていただいているので、そういう監督とかコーチとかの信頼とかも高かったのかなと思います」 ――競技人生の中で大切にしていることはありますか。 「周りの人に感謝の気持ちを持つというのは本当に大切にしなければいけないなというのをやはり感じています。高校で支えてもらうことの大切さや、自分たちはそれの支えに対して走りで恩返ししなくてはいけないというのを改めて実感することができたので、しっかり大学でもその感謝の気持ちは持っていきたいなと思っています」 ――4年間での目標はありますか。 「しっかりと記録を残していきたいというふうに思っていますし、明大の1万メートルの記録を鎧坂選手が27分44秒で持っていたと思うのですが、しっかりそれも超えていきたいなと思っています」 ――ありがとうございました。 [桑原涼也] ※写真は本人提供READ MORE -
(5)ルーキー特集⑤/尾ノ上一
競走 2022.04.05明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第5回は長距離部門・尾ノ上一(商1=鹿児島商)のインタビューです。(この取材は3月7日にオンラインで行われたものです) ――明大を選んだ理由を教えてください。 「高校に入ったくらいからテレビで見ていて明大に入りたいなと思っていました。その時に自分の高校の監督が明大の監督と先輩、後輩という関係だったと知って、そのお話をいただいて入学を決めました」 ――決まったのはいつ頃でしたか。 「決まったのは3年次の5月くらいです」 ――他の大学を考えることはありましたか。 「一応、何校かは来ましたが、やはり自分の顧問の先生も明大の監督の先生も同じ練習をしていて、メニューの組み立て方も一緒だと思うので大学に入ってからもしっかりできるのかなと思って明大を選びました」 ――ご自身の持ち味はありますか。 「自分は長い距離を走ることが得意なので20キロなど長い距離をしっかり走れるようになりたいと思っています」 ――大学になると距離が伸びてくると思いますがそこに不安はありませんか。 「あまり不安はないです」 ――ここまでの陸上競技生活の中で一番印象に残っていることはありますか。 「中学校の時はあまり活躍することはできなかったのですが、高校では、鹿児島なので全九州高等学校体育大会(以下、九州大会)や地方の大会などに出られるようになったことはうれしかったですね」 ――特に印象的だったレースはありますか。 「(高校)2年次の九州大会はずっと前で走っていたので、最後負けてしまいましたが、それ(前の方で走れたこと)は良かったかなと思います」 ――鹿児島商高はどんなチームだと思いますか。 「あまり集団で走ることは少なく、自分で考える力を養うチームです」 ――明大も自主性を大事にするチームですが、似ていますね。 「はい。そういったことが大学でも通じていくということで顧問の先生がそういう感じにしてくれているのはありますね」 ――他の大学でもいいので意識しているライバル選手はいますか。 「同じ鹿児島の人でたくさん関東の方に行くのでその人たちにも負けたくないです」 ――今年度明大に入る1年生で特に意識する選手はいますか。 「やはり全国高等学校駅伝競走大会(通称、都大路)の1区で区間賞を取った森下翔太君(政経1=世羅)などは、話したことはないですが、意識はしていますね」 ――大学4年間での目標はありますか。 「4年間での目標は箱根駅伝に出てみたいというのはあって、明大に入学したので箱根駅伝を目指したいと思います」 ――1年生の間の目標はありますか。 「まずはしっかりと1年生で土台をつくって2、3年生から4年生にかけてしっかり記録を伸ばしていければいいなと思います」 ――明大にも鹿児島県から来た漆畑瑠人選手(文4=鹿児島城西)や加藤大誠選手(営4=鹿児島実)がいますが何か関わりはありますか。 「漆畑さんとはありませんが、加藤さんとは少し」 ――加藤さんの印象はありますか。 「加藤さんは話したことはあります。あまり分かりませんが、面白そうな感じはします(笑)」 ――最後に大学に入るにあたっての意気込みをお願いします。 「4年間明治大学でしっかり活躍できる選手になりたいなと思っています」 ――ありがとうございました。 [出口千乃] ※写真は本人提供READ MORE -
(4)ルーキー特集④/井坂佳亮
競走 2022.04.05明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第4回は、長距離部門・井坂佳亮(商1=水城)です。(この取材は3月6日にオンラインで行われたものです) ――明大を選んだ理由を教えてください。 「水城高出身で今年卒業した鈴木聖人先輩(令4政経卒・現旭化成)という明大のエースがいらっしゃったので、それで興味を持ち始めました。どんどん惹かれていったので選びました」 ――水城高から明大に進学されるのは2人目ですね。 「やはり鈴木先輩は大活躍していて憧れでもあるので、自分もそうなれるように、水城高は活躍できるんだぞ、というのも見せられるようにしていきたいなと思います」 ――鈴木聖選手のどのようなところに憧れていますか。 「どのレースでも安定していて、しっかりとエースとして高校の時も大学の時も走っていたので、そういう姿はやはりかっこいいなと思います」 ――鈴木聖選手と実際にお話しはされましたか。 「寮のことや練習内容などについて話しました。練習はもっときつくなると言われました」 ――水城高の小松﨑禎行監督からは卒業時にどんな言葉を掛けられましたか。 「『聖人が4年間やってきたことをつないで、今度はお前がチームを引っ張っていけるように』と言葉を掛けてもらいました」 ――明大競走部の印象はいかがですか。 「非常にレベルが高く、1万メートル28分台の選手がたくさんいるので、その中で自分が競技できるというのはうれしいなと思っています」 ――自身の強みは何ですか。 「自分は特にスピードがあるわけではなく、同じペースで淡々と長い距離を押していくというのがいいところかなと思っているので、そこを極めていきたいです」 ――今年度の目標を教えてください。 「成長するのが大前提でそこから駅伝に出走できるように、メンバーに絡めるようにしていきたいと思います」 ――大学4年間での目標を教えてください。 「三大駅伝での区間賞に焦点を置いていきたいです。またトラックレースでも1万メートルだったら28分ちょうどを目標にやっていきたいなと思います」 ――箱根駅伝で走ってみたい区間はありますか。 「自分は下りが結構得意なので6区、もしくは平坦どころの3、4区です。4区は長いかもしれないですが、長い距離の方が自分はいいかなと思うのでその辺りです」 ――今後伸ばしていきたいポイントはどこですか。 「高校の時もそうでしたが、レース中に苦しくなった時に粘れないというのがあるので、粘りを強化していきたいと思います」 ――今まで走ったレースの中で印象に残っているレースはありますか。 「高校1年次に全国高校駅伝を走らせていただいたのですが、僕自身としては初めての全国大会で、思うように走れませんでした。全国との差というかレベルの高いところを味わったので、その大会は非常に心に残っていますね」 ――コロナ禍での練習はいかがでしたか。 「やはり制限されて全体で練習できない時が長かったので、モチベーションの維持が大変でした。ですが、それがあったからこそ仲間の大切さに気付けたのかなと思います」 ――モチベーションの維持はどのように行っていましたか。 「少しやる気がなくなってしまった時は、初めて全国大会に出た時のシーンを見返したり写真を見たりして、強くなるんだぞと自分に言い聞かせてやるようにしていました」 ――陸上をやっていて楽しい瞬間はいつですか。 「やはり基本的には辛いことの方が多いですが、レースを走り終えた後に自分がある程度納得できたらうれしいです」 ――休日の息抜きはありますか。 「友達と遊びに行くなど、友達といる時が一番息抜きになるかなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「強いチームに入学させていただいたので、自分をどんどん強くするという気持ちを大切に、まずは駅伝出走という目標を達成できるように毎日頑張っていきたいです」 ――ありがとうございました。 [大橋直輝] ※写真は本人提供(中央が井坂)READ MORE -
(3)ルーキー特集③/佐田龍昇
競走 2022.04.04明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第3回は短距離部門・佐田龍昇(法1=大分東明)のインタビューです。(この取材は3月9日にオンラインで行われたものです) ――明大を選んだ理由はありますか。 「陸上の競技力をもっと向上させたいなと考えた時にすごくいい環境だなと思ったことと、自分の将来の夢があるのですがそれを実現するのにすごく最適な場所だなと思い選びました」 ――環境はどのようなところが魅力に感じましたか。 「自分よりも競技力が上の人が何人もいるところが、自分が目標になるところがあると思うので、そういうところがいいなと思いました」 ――夢というのは陸上での夢ですか、それとも学業の夢ですか。 「将来は教師になりたいです。もちろん人に教えたいというのもありますし、陸上部の顧問になって関わりたいなとも思っています」 ――高校時代の陸上競技を振り返ってみていかがですか。 「最初の方はとても速いということで入ったわけではないのですが、先輩やチームメートに支えられてやってこられたのですごく楽しかった3年間でした」 ――特に印象に残っているレースはありますか。 「3年次の北九州高校対校選手権のマイルリレーで普段一緒に頑張ってきた3年生のチームメートと走ることができ、インターハイを決めることができたのはすごく思い出に残っています」 ――インターハイには400メートルでも出られていましたが振り返っていかがですか。 「あまり個人で全国を経験したことがなかったので正直インターハイのレースはいい結果ではありませんでした。しかし全国を経験することができたというのは大学につなげていくことはできるのかなと思いました」 ――大分東明高はどんなチームだと思いますか。 「すごくいい雰囲気で練習ができる場所です。基本的に大分県の中でも平均的なスピードは速い所だったのですごくいい環境だったと思います」 ――ライバル視する選手はいますか。 「2個上の先輩で城西大にいる方が、一緒に大分東明のチームでやっているときにライバルで、今は先輩の方が速いのですが勝ちたいなとは思っています」 ――具体的なお名前を聞いてもいいですか。 「森真聡という選手です」 ――憧れの選手はいますか。 「400メートルの佐藤拳太郎選手(富士通)にすごく憧れて尊敬しています」 ――どのようなところを尊敬していますか。 「READY STEADY TOKYOというレースがあったのですがそのレースの走りが常にずっと速く、特に自分の種目はラスト100メートルが勝負で、その時の伸びが佐藤選手はすごかったです。そういう部分を見てかっこいいなと思い、そこが憧れているところです」 ――今の時点でご自身の競技で課題に感じていることはありますか。 「自分は400メートルを1本、2本と重ねて走ることが不得意なことと、その400メートルの中で最初の200メートルまでを速く入ることができないことが課題だと思っています」 ――大学生活で楽しみなことなどはありますか。 「寮で先輩や同級生と一緒に暮らすので、違う学年の人や今まで違う地域にいた人と話して自分の知らない価値観を知るのが楽しみだなと思っています」 ――1年生の間での目標はありますか。 「関東インカレの400メートルの標準記録が47秒80で自分はそのタイムを切ることができていないので、しっかりそのタイムを切ることを目標にしています」 ――関東インカレに出たいということですか。 「はい、正メンバーでしっかり出たいです」 ――4年間での目標はありますか。 「4年間での目標は日本学生対校選手権の決勝に立つことです」 ――これから大学に入るにあたっての意気込みをお願いします。 「もちろん明大の法学部は勉強も難しいでしょうし、しかも大学の競走部のレベルも高いのでその両方をしっかり両立していけるように頑張っていきたいです」 ――ありがとうございました。 [出口千乃]※写真は本人提供(前から2人目が佐田)READ MORE -
(2)ルーキー特集②/鷹羽柊弥
競走 2022.04.04明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第2回は、短距離部門・鷹羽柊弥(法1=盛岡四)です。(この取材は3月7日にオンラインで行われたものです) ――明大に進学した理由を教えてください。 「インターハイは準決勝進出という結果で全国トップレベルという訳ではなかったのですが、そこで声を掛けてくださったのが明大でした。明大には短距離というより箱根駅伝のイメージがあったので、実際短距離ってどんな感じなのかなと調べてみたら、先輩方が関東インカレなどで活躍されていて、自分もここで活躍したいなと思いました。また、競走部のコーチである渡邉先生(高博短距離コーチ)が自分のフォームを見て的確にアドバイスを下さって、このようなコーチのもとで練習できれば自分も成長できるのではないかと思ったので明大競走部に入部することを決めました」 ――コーチからのアドバイスで印象に残っているものはありますか。 「全体的に、この走りのこのようなところが駄目だという指導ではなく、ここのポイントがいいねというふうに肯定的なアドバイスを下さいます。自分としてはネガティブにならずにここをもっと伸ばせばいいのだとどんどん練習したくなるようなアドバイスをして下さいました」 ――昨年度の競走部の活躍を見ていかがでしたか。 「自分に話がきた段階では関東インカレがまだ2部で、その後に1部昇格という話を聞きました。長距離の方々が強いのはもちろん知っていたのですが、短距離の先輩方も明大記録を更新したりしていて刺激をもらっていました。また、自分のことではないですが、(高校時代の)陸上部の人からも明大すごいねと褒めてもらえたりしたので、自覚と責任が生まれてきました」 ――明大の先輩ですごいなと思う選手はいますか。 「木村颯太さん(法3=明星学園)と木村稜さん(政経3=乙訓)です。自分と同じ200メートルを専門種目としていて、多くは知らないのですが、タイムが素晴らしく、自分より身長が低いけれどストライドとピッチがあってすごいなと思いました。入部してから先輩に聞いたりして学んでいって、自分に落とし込めたらいいなと思っています」 ――選手として、人としての自分のアピールポイントは何ですか。 「選手としてのアピールポイントは、後半に強いところだと思います。前半で無駄な力を使わずにリラックスしたまま加速することができるので、後半のスピード維持につながるというのがあります。結果後半が強いということになりますが、前半をいかに上手く走れるかというところが得意ですかね。人としてのアピールポイントは、ポジティブなところですかね。今ちょうど肉離れしてしまっているのですが、ケガしても、ケガしたもう走れない、みたいにネガティブにならずに、ケガしたから硬かった肩のストレッチでもしようかなというふうに機転を利かせることができるところは自分の強みかなと思います。気持ちを沈ませないことが得意です」 ――肉離れは練習中に? 「そうですね、スピード上げようとしたら肉離れになってしまいました」 ――少し残念な気持ちもありますか。 「時期が時期と言いますか、これから明大の練習に参加するところだったので、出だしが悪いなとは思いますけど、それくらいです」 ――四年間の目標を教えてください。 「まず、明大記録を超えたいというのが目標にあります。今の明大記録が20秒92なので、そこは4年間のうちには絶対塗り替えておきたいです。あとは、日本選手権のA標準の20秒60という記録を大学4年間で出したいというのが目標です」 ――それを見据えて1年目は何をしていきたいですか。 「まずは練習メニューと環境に慣れて、そこから先輩たちの走りを見て学んでいきたいです。スキルを盗んだりとか、話を聞いたりして自分のメンタルや人格、陸上の基礎を固めていきたいと思っています」 ――最後に今後の意気込みをお願いします。 「明治新記録を出します!」 ――ありがとうございました。 [飯塚今日平]※写真は本人提供READ MORE -
(1)ルーキー特集①/竹尾拓真
競走 2022.04.04明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第1回は短距離部門・竹尾拓真(農1=明星学園)のインタビューです。(この取材は3月11日にオンラインで行われたものです) ――陸上を始めたのはいつ頃ですか。 「中学2年生の後半です。それまで野球をやっていて、陸上部から4継で大会に出ないかと誘われて出たことがきっかけで陸上を始めました」 ――明大を選んだ理由は何ですか。 「高校の先輩である木村颯太選手(法3=明星学園)に憧れて、同じ環境で練習したいと思い志望しました」 ――いつ頃から目指し始めましたか。 「高校1年生の時からすごい憧れで、追い付きたいとずっと思って練習していました」 ――明大に進学が決まった時の気持ちはいかがでしたか。 「颯太先輩に追い付いて勝ちたいと強く思いました」 ――明大入学が決まってから木村颯選手とお話しされましたか。 「高校の練習に颯太先輩がよくいらっしゃるので、よく話していました。練習内容とか勉強のこととか聞いていました」 ――木村颯選手の印象はいかがですか。 「全国大会にしっかりピークを合わせてタイムも出して決勝に残ってすごく強いと思います。自分と違うところはそこなのかなって。ずっと最前線で戦っている感じなので」 ――憧れの選手はやはり木村颯選手でしょうか。 「やはり颯太先輩に早く追い付きたいです」 ――木村颯選手からはどのようなことを吸収したいですか。 「勝負強さとか走りとか全てを吸い取って勝ちたいです」 ――明大競走部の印象はいかがですか。 「颯太先輩も速いんですけど、他にも木村稜先輩(政経3=乙訓)や野口航平先輩(商4=洛南)も速くて、とても話しやすくていい先輩だなと思いました」 ――大学の練習はいかがですか。 「結構走り込みをしてきつかったんですけど、しっかり食らいついて頑張りたいなと思うことができたので良かったです」 ――高校の練習との違いはありましたか。 「大学は(高校よりも)個人で練習するなと思いました。高校と違って先生が練習を進めるのではなく個人で進めていくのだなと思いました」 ――同期の印象はいかがですか。 「短距離ブロックの中では絶対に負けたくないです」 ――自身の強みはどこにありますか。 「集中力です」 ――今後伸ばしていきたいポイントはありますか。 「200メートルが苦手なので、颯太先輩に勝ちたいです。100も200も勝ちたいです」 ――4継での希望の走順はありますか。 「自分はコーナーも直線も走れると思うので、とにかくメンバーに入れるように頑張りたいです」 ――今年度の目標は何ですか。 「U―20の標準を切って、決勝で走りたいです」 ――試合でのルーティンはありますか。 「朝早く起きて顔を洗って絶対に散歩に行きます。朝散歩するとリラックスできて集中モードになれるので、大会の日の朝は散歩するようにしています。はやりの曲を聴きながら散歩をしています(笑)」 ――休日の息抜きは何をしていますか。 「たまに温泉に行っています」 ――陸上以外の趣味はありますか。 「趣味はゲームです。マリオカートにはまっています。やりすぎると肩凝っちゃうのでやりすぎないようにしています」 ――4年間の目標はありますか。 「颯太先輩に勝つというのもあるんですけど、日本学生対校選手権の100メートルで上位入賞したいです。タイム的には10秒3とか2を狙って行きたいと思います」 ――明大競走部での意気込みをお願いします。 「明治には自分より強い先輩が多いので、しっかり食らいついて負けないように頑張っていきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [大橋直輝] ※写真は本人提供READ MORE