
【競走部】明鏡紫水
今こそ古豪・明大の意地を見せる時――。今年度の競走部は関東学生対校選手権での1部残留に向け、3部門のさらなる飛躍が求められる。特に「チームを一から強くしたい」(小澤大輝主将・政経4=韮山)と長距離部門は箱根駅伝のシード権獲得を最大の目標にする。今年度も紫紺の襷が輝く瞬間を明スポが追い掛ける。
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(4)ルーキー特集④/井坂佳亮
競走 2022.04.05明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第4回は、長距離部門・井坂佳亮(商1=水城)です。(この取材は3月6日にオンラインで行われたものです) ――明大を選んだ理由を教えてください。 「水城高出身で今年卒業した鈴木聖人先輩(令4政経卒・現旭化成)という明大のエースがいらっしゃったので、それで興味を持ち始めました。どんどん惹かれていったので選びました」 ――水城高から明大に進学されるのは2人目ですね。 「やはり鈴木先輩は大活躍していて憧れでもあるので、自分もそうなれるように、水城高は活躍できるんだぞ、というのも見せられるようにしていきたいなと思います」 ――鈴木聖選手のどのようなところに憧れていますか。 「どのレースでも安定していて、しっかりとエースとして高校の時も大学の時も走っていたので、そういう姿はやはりかっこいいなと思います」 ――鈴木聖選手と実際にお話しはされましたか。 「寮のことや練習内容などについて話しました。練習はもっときつくなると言われました」 ――水城高の小松﨑禎行監督からは卒業時にどんな言葉を掛けられましたか。 「『聖人が4年間やってきたことをつないで、今度はお前がチームを引っ張っていけるように』と言葉を掛けてもらいました」 ――明大競走部の印象はいかがですか。 「非常にレベルが高く、1万メートル28分台の選手がたくさんいるので、その中で自分が競技できるというのはうれしいなと思っています」 ――自身の強みは何ですか。 「自分は特にスピードがあるわけではなく、同じペースで淡々と長い距離を押していくというのがいいところかなと思っているので、そこを極めていきたいです」 ――今年度の目標を教えてください。 「成長するのが大前提でそこから駅伝に出走できるように、メンバーに絡めるようにしていきたいと思います」 ――大学4年間での目標を教えてください。 「三大駅伝での区間賞に焦点を置いていきたいです。またトラックレースでも1万メートルだったら28分ちょうどを目標にやっていきたいなと思います」 ――箱根駅伝で走ってみたい区間はありますか。 「自分は下りが結構得意なので6区、もしくは平坦どころの3、4区です。4区は長いかもしれないですが、長い距離の方が自分はいいかなと思うのでその辺りです」 ――今後伸ばしていきたいポイントはどこですか。 「高校の時もそうでしたが、レース中に苦しくなった時に粘れないというのがあるので、粘りを強化していきたいと思います」 ――今まで走ったレースの中で印象に残っているレースはありますか。 「高校1年次に全国高校駅伝を走らせていただいたのですが、僕自身としては初めての全国大会で、思うように走れませんでした。全国との差というかレベルの高いところを味わったので、その大会は非常に心に残っていますね」 ――コロナ禍での練習はいかがでしたか。 「やはり制限されて全体で練習できない時が長かったので、モチベーションの維持が大変でした。ですが、それがあったからこそ仲間の大切さに気付けたのかなと思います」 ――モチベーションの維持はどのように行っていましたか。 「少しやる気がなくなってしまった時は、初めて全国大会に出た時のシーンを見返したり写真を見たりして、強くなるんだぞと自分に言い聞かせてやるようにしていました」 ――陸上をやっていて楽しい瞬間はいつですか。 「やはり基本的には辛いことの方が多いですが、レースを走り終えた後に自分がある程度納得できたらうれしいです」 ――休日の息抜きはありますか。 「友達と遊びに行くなど、友達といる時が一番息抜きになるかなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「強いチームに入学させていただいたので、自分をどんどん強くするという気持ちを大切に、まずは駅伝出走という目標を達成できるように毎日頑張っていきたいです」 ――ありがとうございました。 [大橋直輝] ※写真は本人提供(中央が井坂)READ MORE -
(3)ルーキー特集③/佐田龍昇
競走 2022.04.04明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第3回は短距離部門・佐田龍昇(法1=大分東明)のインタビューです。(この取材は3月9日にオンラインで行われたものです) ――明大を選んだ理由はありますか。 「陸上の競技力をもっと向上させたいなと考えた時にすごくいい環境だなと思ったことと、自分の将来の夢があるのですがそれを実現するのにすごく最適な場所だなと思い選びました」 ――環境はどのようなところが魅力に感じましたか。 「自分よりも競技力が上の人が何人もいるところが、自分が目標になるところがあると思うので、そういうところがいいなと思いました」 ――夢というのは陸上での夢ですか、それとも学業の夢ですか。 「将来は教師になりたいです。もちろん人に教えたいというのもありますし、陸上部の顧問になって関わりたいなとも思っています」 ――高校時代の陸上競技を振り返ってみていかがですか。 「最初の方はとても速いということで入ったわけではないのですが、先輩やチームメートに支えられてやってこられたのですごく楽しかった3年間でした」 ――特に印象に残っているレースはありますか。 「3年次の北九州高校対校選手権のマイルリレーで普段一緒に頑張ってきた3年生のチームメートと走ることができ、インターハイを決めることができたのはすごく思い出に残っています」 ――インターハイには400メートルでも出られていましたが振り返っていかがですか。 「あまり個人で全国を経験したことがなかったので正直インターハイのレースはいい結果ではありませんでした。しかし全国を経験することができたというのは大学につなげていくことはできるのかなと思いました」 ――大分東明高はどんなチームだと思いますか。 「すごくいい雰囲気で練習ができる場所です。基本的に大分県の中でも平均的なスピードは速い所だったのですごくいい環境だったと思います」 ――ライバル視する選手はいますか。 「2個上の先輩で城西大にいる方が、一緒に大分東明のチームでやっているときにライバルで、今は先輩の方が速いのですが勝ちたいなとは思っています」 ――具体的なお名前を聞いてもいいですか。 「森真聡という選手です」 ――憧れの選手はいますか。 「400メートルの佐藤拳太郎選手(富士通)にすごく憧れて尊敬しています」 ――どのようなところを尊敬していますか。 「READY STEADY TOKYOというレースがあったのですがそのレースの走りが常にずっと速く、特に自分の種目はラスト100メートルが勝負で、その時の伸びが佐藤選手はすごかったです。そういう部分を見てかっこいいなと思い、そこが憧れているところです」 ――今の時点でご自身の競技で課題に感じていることはありますか。 「自分は400メートルを1本、2本と重ねて走ることが不得意なことと、その400メートルの中で最初の200メートルまでを速く入ることができないことが課題だと思っています」 ――大学生活で楽しみなことなどはありますか。 「寮で先輩や同級生と一緒に暮らすので、違う学年の人や今まで違う地域にいた人と話して自分の知らない価値観を知るのが楽しみだなと思っています」 ――1年生の間での目標はありますか。 「関東インカレの400メートルの標準記録が47秒80で自分はそのタイムを切ることができていないので、しっかりそのタイムを切ることを目標にしています」 ――関東インカレに出たいということですか。 「はい、正メンバーでしっかり出たいです」 ――4年間での目標はありますか。 「4年間での目標は日本学生対校選手権の決勝に立つことです」 ――これから大学に入るにあたっての意気込みをお願いします。 「もちろん明大の法学部は勉強も難しいでしょうし、しかも大学の競走部のレベルも高いのでその両方をしっかり両立していけるように頑張っていきたいです」 ――ありがとうございました。 [出口千乃]※写真は本人提供(前から2人目が佐田)READ MORE -
(2)ルーキー特集②/鷹羽柊弥
競走 2022.04.04明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第2回は、短距離部門・鷹羽柊弥(法1=盛岡四)です。(この取材は3月7日にオンラインで行われたものです) ――明大に進学した理由を教えてください。 「インターハイは準決勝進出という結果で全国トップレベルという訳ではなかったのですが、そこで声を掛けてくださったのが明大でした。明大には短距離というより箱根駅伝のイメージがあったので、実際短距離ってどんな感じなのかなと調べてみたら、先輩方が関東インカレなどで活躍されていて、自分もここで活躍したいなと思いました。また、競走部のコーチである渡邉先生(高博短距離コーチ)が自分のフォームを見て的確にアドバイスを下さって、このようなコーチのもとで練習できれば自分も成長できるのではないかと思ったので明大競走部に入部することを決めました」 ――コーチからのアドバイスで印象に残っているものはありますか。 「全体的に、この走りのこのようなところが駄目だという指導ではなく、ここのポイントがいいねというふうに肯定的なアドバイスを下さいます。自分としてはネガティブにならずにここをもっと伸ばせばいいのだとどんどん練習したくなるようなアドバイスをして下さいました」 ――昨年度の競走部の活躍を見ていかがでしたか。 「自分に話がきた段階では関東インカレがまだ2部で、その後に1部昇格という話を聞きました。長距離の方々が強いのはもちろん知っていたのですが、短距離の先輩方も明大記録を更新したりしていて刺激をもらっていました。また、自分のことではないですが、(高校時代の)陸上部の人からも明大すごいねと褒めてもらえたりしたので、自覚と責任が生まれてきました」 ――明大の先輩ですごいなと思う選手はいますか。 「木村颯太さん(法3=明星学園)と木村稜さん(政経3=乙訓)です。自分と同じ200メートルを専門種目としていて、多くは知らないのですが、タイムが素晴らしく、自分より身長が低いけれどストライドとピッチがあってすごいなと思いました。入部してから先輩に聞いたりして学んでいって、自分に落とし込めたらいいなと思っています」 ――選手として、人としての自分のアピールポイントは何ですか。 「選手としてのアピールポイントは、後半に強いところだと思います。前半で無駄な力を使わずにリラックスしたまま加速することができるので、後半のスピード維持につながるというのがあります。結果後半が強いということになりますが、前半をいかに上手く走れるかというところが得意ですかね。人としてのアピールポイントは、ポジティブなところですかね。今ちょうど肉離れしてしまっているのですが、ケガしても、ケガしたもう走れない、みたいにネガティブにならずに、ケガしたから硬かった肩のストレッチでもしようかなというふうに機転を利かせることができるところは自分の強みかなと思います。気持ちを沈ませないことが得意です」 ――肉離れは練習中に? 「そうですね、スピード上げようとしたら肉離れになってしまいました」 ――少し残念な気持ちもありますか。 「時期が時期と言いますか、これから明大の練習に参加するところだったので、出だしが悪いなとは思いますけど、それくらいです」 ――四年間の目標を教えてください。 「まず、明大記録を超えたいというのが目標にあります。今の明大記録が20秒92なので、そこは4年間のうちには絶対塗り替えておきたいです。あとは、日本選手権のA標準の20秒60という記録を大学4年間で出したいというのが目標です」 ――それを見据えて1年目は何をしていきたいですか。 「まずは練習メニューと環境に慣れて、そこから先輩たちの走りを見て学んでいきたいです。スキルを盗んだりとか、話を聞いたりして自分のメンタルや人格、陸上の基礎を固めていきたいと思っています」 ――最後に今後の意気込みをお願いします。 「明治新記録を出します!」 ――ありがとうございました。 [飯塚今日平]※写真は本人提供READ MORE -
(1)ルーキー特集①/竹尾拓真
競走 2022.04.04明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。 第1回は短距離部門・竹尾拓真(農1=明星学園)のインタビューです。(この取材は3月11日にオンラインで行われたものです) ――陸上を始めたのはいつ頃ですか。 「中学2年生の後半です。それまで野球をやっていて、陸上部から4継で大会に出ないかと誘われて出たことがきっかけで陸上を始めました」 ――明大を選んだ理由は何ですか。 「高校の先輩である木村颯太選手(法3=明星学園)に憧れて、同じ環境で練習したいと思い志望しました」 ――いつ頃から目指し始めましたか。 「高校1年生の時からすごい憧れで、追い付きたいとずっと思って練習していました」 ――明大に進学が決まった時の気持ちはいかがでしたか。 「颯太先輩に追い付いて勝ちたいと強く思いました」 ――明大入学が決まってから木村颯選手とお話しされましたか。 「高校の練習に颯太先輩がよくいらっしゃるので、よく話していました。練習内容とか勉強のこととか聞いていました」 ――木村颯選手の印象はいかがですか。 「全国大会にしっかりピークを合わせてタイムも出して決勝に残ってすごく強いと思います。自分と違うところはそこなのかなって。ずっと最前線で戦っている感じなので」 ――憧れの選手はやはり木村颯選手でしょうか。 「やはり颯太先輩に早く追い付きたいです」 ――木村颯選手からはどのようなことを吸収したいですか。 「勝負強さとか走りとか全てを吸い取って勝ちたいです」 ――明大競走部の印象はいかがですか。 「颯太先輩も速いんですけど、他にも木村稜先輩(政経3=乙訓)や野口航平先輩(商4=洛南)も速くて、とても話しやすくていい先輩だなと思いました」 ――大学の練習はいかがですか。 「結構走り込みをしてきつかったんですけど、しっかり食らいついて頑張りたいなと思うことができたので良かったです」 ――高校の練習との違いはありましたか。 「大学は(高校よりも)個人で練習するなと思いました。高校と違って先生が練習を進めるのではなく個人で進めていくのだなと思いました」 ――同期の印象はいかがですか。 「短距離ブロックの中では絶対に負けたくないです」 ――自身の強みはどこにありますか。 「集中力です」 ――今後伸ばしていきたいポイントはありますか。 「200メートルが苦手なので、颯太先輩に勝ちたいです。100も200も勝ちたいです」 ――4継での希望の走順はありますか。 「自分はコーナーも直線も走れると思うので、とにかくメンバーに入れるように頑張りたいです」 ――今年度の目標は何ですか。 「U―20の標準を切って、決勝で走りたいです」 ――試合でのルーティンはありますか。 「朝早く起きて顔を洗って絶対に散歩に行きます。朝散歩するとリラックスできて集中モードになれるので、大会の日の朝は散歩するようにしています。はやりの曲を聴きながら散歩をしています(笑)」 ――休日の息抜きは何をしていますか。 「たまに温泉に行っています」 ――陸上以外の趣味はありますか。 「趣味はゲームです。マリオカートにはまっています。やりすぎると肩凝っちゃうのでやりすぎないようにしています」 ――4年間の目標はありますか。 「颯太先輩に勝つというのもあるんですけど、日本学生対校選手権の100メートルで上位入賞したいです。タイム的には10秒3とか2を狙って行きたいと思います」 ――明大競走部での意気込みをお願いします。 「明治には自分より強い先輩が多いので、しっかり食らいついて負けないように頑張っていきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [大橋直輝] ※写真は本人提供READ MORE