【競走部】明鏡紫水
今こそ古豪・明大の意地を見せる時――。今年度の競走部は関東学生対校選手権での1部残留に向け、3部門のさらなる飛躍が求められる。特に「チームを一から強くしたい」(小澤大輝主将・政経4=韮山)と長距離部門は箱根駅伝のシード権獲得を最大の目標にする。今年度も紫紺の襷が輝く瞬間を明スポが追い掛ける。
-
(216)【特別企画】濱西諒 4年間の歩み
競走 2023.03.263月19日に行われた全日本競歩能美大会(以下、能美競歩)が、濱西諒(文4=履正社)の学生ラストレースとなった。ラストイヤーは初戦の関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)で優勝を果たし、能美競歩では全日本8位、学生5位と好成績で4年間を締めくくった。エースとして明大競歩をけん引してきた濱西の大学4年間の歩みを振り返る。 野田明宏(平30商卒・現自衛隊体育学校)、古賀友太(令4商卒・現大塚製薬)など世界で活躍する選手を輩出してきた明大。高校3年次の国民体育大会(以下、国体)で優勝した濱西も2人の後を追い、名門・明大の門をたたいた。入部した同期の中で競歩部門は濱西のみ。入学当初は練習を1人で行うことが多かったが徐々に競歩部門の先輩や部門を越えて同期とも打ち解け、チームになじんでいった。2年次になると「時間の使い方や計画性の部分で成長できた」。新型コロナウイルスの影響で生活様式が変化する中でも、時間をうまく活用し練習に打ち込んだ。結果、1万メートルWや20キロメートルWで自己ベストを更新し、全日本学生対校選手権(以下、全日本インカレ)では7位入賞。3年次でも関東インカレで2位、全日本インカレで3位に輝き、積み重ねた練習が結果に表れた。 最終学年でもその強さは光った。今年度の関東インカレでは他を寄せ付けない圧倒的な歩みを見せ、入学後初の学生大会での優勝を果たす。昨年9月の全日本インカレは6位入賞、昨年10月の国体でも3位に輝き、年末年始も好調を維持できていた。しかし、日本選手権(以下、神戸競歩)を前にした今年1月、故障に見舞われる。「そこで全部台無しにしてしまった気がした」。2月の神戸競歩ではFISUワールドユニバーシティゲームズの日本代表選出を目標に臨むも、ケガの影響で26位という結果に。レース後は「思い描いていたのとは全く違う結果になってしまった」と、悔しさをかみしめた。 そしてその1カ月後に行われた能美競歩が、濱西の学生ラストレースとなった。ケガから練習を再開したのは大会の約2週間前。ケガが再発しないよう、ペースを抑えてレースに臨んだが「いい意味でプランが崩れた」。思いのほか体が動き、次第にペースを上げると最終的に全日本8位、学生5位の好成績でフィニッシュ。自己ベストも更新し、満足のいく結果で有終の美を飾った。 1年次から着々と力を付け、明大のエースとしてチームを引っ張った濱西。「明大で本当にいい4年間を過ごすことができた」。4月からは新天地での競技生活が待っている。大学入学時に掲げた目標は「世界で活躍する選手になること」。その目標は変わらず、これからも世界を目指していく。 [覺前日向子] ――4年間で成長したと思う部分はありますか。 「競技面では、体の使い方が高校時代に比べて一番成長したかなと思います。フォームもですし、高校だと距離も短かったので勢いでいけていたところもあったんですが、大学では筋肉や柔軟性の部分で成長しないと勝負にならない場面が数多くありました。こうして最後に20キロで自己ベストを出せたのは、体の使い方が成長した証拠なのかなと思います」 ――4年間で一番印象に残るレースは何ですか。 「やっぱり今年度の関東インカレですね。大学に入って初めて学生の大会で優勝して、しかも国立競技場という大舞台で優勝できたのはすごく気持ちよかったです」 ――最後の1年を振り返っていかがでしたか。 「4月からずっとしっかり練習ができて、かなり満足のいくシーズンだったと思います。最後、神戸競歩の前にケガしたのが悔やまれますが、総合的に見てもやり切ったと思える1年でした」 ――濱西選手が思う競歩の魅力は何ですか。 「審判の存在だったり、歩型のルールだったり、知れば知るほど深くて面白い競技だと思います。ロードレースでは、沿道に立って無料で応援できるのも魅力の一つかなと思います」 ――次のステージへの意気込みはいかがですか。 「今までと違って、仕事をしながら競技にも力を入れないといけないので最初は大変だと思います。それでもくじけずに、競技を続ける以上は日本代表を目指して、向上心を持って頑張りたいと思います」 ――ありがとうございました。READ MORE -
(215)春季オープン競技会事後インタビュー⑤/佐田龍昇、鷹羽柊弥、竹尾拓真
競走 2023.03.24国立競技場で3日間開催された春季オープン競技会。4年生を含めた今のチームで臨む大会もこれが最後となる。新年度を目前に控えた選手たちの胸中をお届けする。 第5回は佐田龍昇(法1=大分東明)、鷹羽柊弥(法1=盛岡第四)、竹尾拓真(農1=明星学園) 佐田男子400メートル3組7着 49秒44――今回のレースを振り返っていかがでしたか。 「レース内容は良かったです。それにスピードが付いてきていないという感じです。自分が課題としている部分は克服できたような気がするのですが、スピードが出てなかったので、今回みたいなあまり良くないタイムが出たと思っています」 ――克服できた課題というのはどういったものですか。 「前半がすごく苦手なのですが、今回は気持ち的には怖いなと思いながらグッといけたような気がしました。ですが実際はスピードが足りてなくていけていなかったので、次はスピードも付けていけたいと思います」 ――今回狙っていた記録はどのようなものですか。 「49秒4だったのですが、本来であれば48秒4が目標だったので全然できてないなと思います」 ――これまでどのような練習をしてきましたか。 「基本的に短距離ブロックのブロック長である宮川颯太さん(商3=富士市立)が組み立てたメニューを中心に走り込みや、100メートル200メートルの人と一緒にスピードの出るような練習をしてました」 ――今後の意気込みをお願いします。 「もちろんこれから関東学生対校選手権に向けて頑張るのもそうなんですけど、一つ言いたいことがあるとするなら、宮川さんに500メートルよりつらかったと伝えたいですね(笑)」 ――ありがとうございました。鷹羽柊弥(法1=盛岡第四) 鷹羽男子200メートル8組2着 22秒31――レースを振り返ってみていかがですか。 「昨年度肉離れを2回してしまい、昨年5月に1回出て、それ以来初めてのレースだったので、だいぶ久しぶりでした。試合勘なども分からず、とりあえず今の力をがむしゃらに出した感じです」 ――昨年度はずっとケガを治す1年間だったのですか。 「11月初めまで、ケガのせいでやる気とかも落ちてしまって結構長引いちゃって、11月から本格的に練習に戻ってみんなと一緒にやり始めました」 ――今回の試合の位置付けとしては試合勘を取り戻す感じでしたか。 「初戦で3月シーズンインは初めてだったので、とりあえず今の11月から積み上げた物がどれくらいなのかを確認するためのレースでした」 ――手応えはいかがでしたか。 「いやぁ、タイムがもうちょっと欲しかったので、正直、試合のレースプランも思い通りいかなかったですし、あんまり納得はしてない感じです。今回のレースを反省して次に生かせたらいいなと思っています」 ――次はどういったところを改善していきたいですか。 「次はやはり前半からもうちょっと攻めていきたいのと、前半リラックスしてスピードを上げていけるようにしたいです。また後半力みすぎて腕が先行してしまったので、しっかりリズムを取って滑らかに動けるようにしたいです」 ――ありがとうございました。竹尾拓真(農1=明星学園) 竹尾男子100メートル3組5着 10秒85――今回のレースを振り返っていかがですか。 「今回で試合感がつかめたので、次の東京六大学対校大会(以下、六大学)でしっかりタイムを出したいです」 ――タイム自体の満足度はどれくらいですか。 「満足度でいったら最低ですけど、スタートミスしただけでその後のレース内容は良かったので、六大学ではしっかり決めてタイム出したいです」 ――コンディションはいかがでしたか。 「最近めちゃくちゃ調子が上がってきて動きも良くなってきたので、後ははまればタイムも出るかなという感じです」 ――冬に取り組んできたことを教えてください。 「昨年度ケガをして4カ月走れなくなったので、ケアやウエートトレーニングなどをして基礎を作りました」 ――1年目を振り返っていかがでしたか。 「大学1年目は2~3戦目で自己ベスト出て、U20日本選手権の標準記録を切ったんですけど、ケアが足りてないせいで肉離れをして出られなかったので、来年度はケアを怠らないで色んな試合に取り組めるようにしたいです」 ――今後取り組んでいくことを教えてください。 「枠争いが結構熾烈(しれつ)だと思うのでタイムをバシッと出して枠に入れるようにしたいです」 ――今年度の目標を教えてください。 「日本学生対校選手権のA標準である10秒35を目標にして頑張ります」 ――ありがとうございました。 [萩原彩水、石井遥、島田五貴]READ MORE -
(214)春季オープン競技会事後インタビュー④/岡村杏乃、松下かなう
競走 2023.03.24国立競技場で3日間開催された春季オープン競技会。4年生を含めた今のチームで臨む大会もこれが最後となる。新年度を目前に控えた選手たちの胸中をお届けする。 第4回は岡村杏乃(法2=長生)、松下かなう(法2=大分東明)です。 岡村女子400メートルH3組2着 64秒50――今日のレースを振り返っていかがでしたか。 「少し緊張して前半うまく走れなかったのですが、後半あまり垂れなかったので良かったです」 ――コンディションはいかがでしたか。 「コンディション的には悪くはなかったと思います」 ――タイムに関してはいかがですか。 「タイムはあまり満足していなくて、63秒切ることを目標にやっているので、これから切れるように頑張りたいです」 ――冬の期間はどのように過ごしましたか。 「冬は昨年度ケガをしてしまってあまり距離を踏めなかったので、今年度はケガしないように体力強化に向けて頑張りました」 ――今回の収穫をお願いします。 「1台目の入りの歩数を変えたのですが、それがうまくいくと分かったことが収穫です」 ――課題はありましたか。 「もともとスピードがある方ではないのですが、ハードルを置くとよりスピードが出せなくなるので、そこが課題だと思います」 ――東京六大学対校大会ではどのような走りがしたいですか。 「対校戦ですけど、女子がいないので気負わずに自己ベストで走りたいです」 ――今後の意気込みをお願いします。 「63秒を切って、最終学年に向けていい流れになるように走っていきたいです」 ――ありがとうございました。 松下かなう(法2=大分東明)松下男子100メートル7組3着 10秒88――レースを振り返ってみていかがですか。 「スタートは多分うまく決まったと思うんですけど、やっぱり昨年度も課題だった後半がちょっとうまく修正できてなくて、タイムもそんなに良くなくてという感じですね」 ――後半のどのあたりが課題ですか。 「動きですね。動きと力みがあって、後半結局ばててしまって、タイムも遅かったという感じですね」 ――冬の期間に強化してきたことは何かありましたか。 「昨年度はただ走り込むだけだったんですけど、今年度は考えながら走り込みをやってきました」 ――この大会の位置付けは何かありましたか。 「初戦なのでレースに慣れるということと、あとは色んな大会の標準記録を切っていないので、結構調整して(標準記録を)切りにいこうかなとは思っていました」 ――今回のレースで良かったところはありましたか。 「良かったところは、さっき動画で見たんですけど、スタートで他の人よりも先行していました。そこをもうちょっと磨いていけば後半につながると思うので、そこをもうちょっと磨いていきたいです」 ――今後目標にしていきたい大会はありますか。 「特にはあんまりないんですけど、とりあえず一つ一つの大会で、全カレ(日本学生対校選手権)だったり関東インカレ(関東学生対校選手権)だったり、そういう大きな大会の標準記録を切るということを目標にしています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「個人でも活躍しつつ、明大のリレーメンバーは結構層が厚くなっているので、そこにもしっかり食い込んでいけるような選手になりたいと思います」 ――ありがとうございました。 [萩原彩水、原田青空]READ MORE -
(213)春季オープン競技会事後インタビュー③/飯島大陽、小林真名世、堀拓斗
競走 2023.03.23国立競技場で3日間開催された春季オープン競技会。4年生を含めた今のチームで臨む大会もこれが最後となる。新年度を目前に控えた選手たちの胸中をお届けする。 第3回は飯島大陽(商2=佐久長聖)、小林真名世(政経2=八王子)、堀拓斗(農2=土浦日大)です。 飯島男子110メートルH3組4着 14秒90――雨で滑りやすいコンディションでしたが恐怖心はありませんでしたか。 「いつも怖いと感じているので特別な恐怖心はなかったです」 ――ご自身のコンディションはいかがでしたか。 「あまり体が動かなかったので、その中でどのように試合に合わせていくかを考えました」 ――冬の期間はどのようなことに取り組んできましたか。 「走り込みをして走力強化に取り組みました」 ――今後強化していきたい部分はありますか。 「冬季練習に走り込んでいたせいでハードルを跳べていないので、シーズンに向けて技術練習を取り入れていきたいです」 ――新しいチームはどのようなチームですか。 「メリハリのあるチームだと思います。練習時はピリっとしているのですが、練習以外だと仲が良くふざけ合える仲間たちです」 ――今後目指している大会はありますか。 「まずは東京六大学対校大会で自己ベストを出したいです。その後は関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)で良い結果を残したいです」 ――最後に意気込みをお願いします。 「絶対に自己ベストを更新して大きな大会で決勝に残って活躍したいと思います」 ――ありがとうございました。小林真名世(政経2=八王子)小林真男子400メートルH5組6着 55秒93――試合振り返ってみていかがですか。 「シーズン初戦なので次につながるレースをしようと思って臨みました。練習でできていたことがあまりできなかったので、これから関東インカレまでに標準を切れるように調整していきたいです」 ――冬の期間に強化してきたことはありましたか。 「今年度は以前までよりも長い距離を走って、スタミナ面の強化に取り組みました」 ――今回のレースで得た収穫を教えてください。 「1レーンでのレースが初めてだったので、カーブがある種目だと1レーン違うだけでレースのやり方も変わってくると思うのでもう少し考えていかないといけないと思いました」 ――今後どのようなところを改善していきたいですか。 「前半を体力使わずにいければそこからしっかり走れると思います。昨年度ベストを出した時は自分が思っていた通りに走ることができたので、それをできるようにしたいです」 ――昨年度を振り返ってみていかがですか。 「昨年度は100メートル、200メートル、400メートルHで自己ベスト更新できたのでとてもいいシーズンだったと思います。また、個人ではないですが日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)にも出させていただいたので本当に充実したシーズンでした」 ――今年度の目標を教えてください。 「とりあえずは関東インカレの標準を突破することです。その後は400メートルHの日本インカレのB標準を切ることが目標です」 ――ありがとうございました。堀拓斗(農2=土浦日大)堀拓男子200メートル9組2着 22秒35――レースを振り返っていかがでしたか。 「初戦なのでケガなく終えることができてよかったです」 ――コンディションはいかがでしたか。 「数日前に右の膝と足首に違和感が出て、その中でも今できるパフォーマンスが出せてそれなりに走れたのでこれから上がってくると思います」 ――今日の収穫を教えてください。 「スタートで取り組んできたものができたので、そこに関しては良かったです」 ――課題はありましたか。 「後半のスピード維持が力みや違和感でできなかったので、次の試合に生かしていきたいです」 ――冬の期間はどのようなことに取り組まれましたか。 「距離を積んできたので体力はついたと思います。試合に出てスピードを出しつつ体力面が生きればと思っています」 ――昨年度を振り返っていかがでしたか。 「昨年度はケガばかりで試合に出場できませんでした。今年度はしっかりと初戦から出場できたのでケガに気をつけて試合数をこなしていきたいです」 ――今年度の目標を教えてください。 「100メートル、200メートル、400メートルとどの種目でもしっかり走れるようになって自己ベストを更新したいです」 ――ありがとうございました。 [萩原彩水、原田青空]READ MORE -
(212)春季オープン競技会事後インタビュー②/木村颯太、馬場勇一郎、宮川颯太
競走 2023.03.22国立競技場で3日間開催された春季オープン競技会。4年生を含めた今のチームで臨む大会もこれが最後となる。新年度を目前に控えた選手たちの胸中をお届けする。 第2回は木村颯太(法3=明星学園)、馬場勇一郎(政経3=中京大中京)、宮川颯太(商3=富士市立)です。 木村颯男子200メートル3組3着 21秒82――レースを振り返っていかがでしたか。 「昨年度タイムを切れなかった日本学生個人選手権の標準記録である21秒20というタイムを切ろうと今回思っていました。しかし、寒かったこともありタイムを切れず、少し残念です」 ――コンディションはいかがでしたか。 「右のハムストリングに不安があり、出場するか迷っていたのですが、タイムを出さないといけないと思い出場しました。コンディションとしては全く良くなかったと思います」 ――今年度を振り返っていかがでしたか。 「ケガに悩まされて十分に練習を積めないまま試合に出てケガを繰り返していたので、来年度は自分のペースで試合に出られたらと思います」 ――来年度の目標はなんでしょうか。 「20秒4、5というタイムを出すということと日本選手権入賞、日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)優勝です」 ――最上級生となりますが、意識されることはありますか。 「今までと変わらずみんなに真面目に取り組んでいることを見てもらって、しっかり先輩としてあるべき姿を見せられたらと思います」 ――これからの意気込みをお願いします。 「200メートルだけではなく100メートルやリレー種目でもメンバーはそろっているので記録を出したいです」 ――ありがとうございました。馬場勇一郎(政経3=中京大中京) 馬場男子1500メートル1組2着 3分53秒63――本日のレースを振り返っていかがでしたか。 「1着を取りたかったので結果だけでいえばあまり良くなかったです。そこまで力が大きく離れている、勝てない相手ではないと思っていたのでそこで1着を取れなかったのは残念だったと思います」 ――最後の競り合いの場面はどういったことを考えて走っていましたか。 「ラスト300メートルからスパートのところで少しいっぱいいっぱいだったと感じました。ラスト100メートルが上がらなかったというより、余力をそんなに持てなかったのでそこが一つの課題だと感じました」 ――東京六大学対校大会(以下、六大学)の目標や意気込みはありますか。 「1500メートルに関して言えば優勝ですし、1着というところにこだわっていかないといけないと思います。800メートルは関東インカレの標準記録は練習していなくても切ることを結果として目指したいです。しっかり結果にこだわる部分と、追い込みという二つの部分を大事にしたいと思います」 ――チームを引っ張る立場となりますが、いかがですか。 「久しぶりに1人でレースを走って昨年度までの亨さん(近藤・商4=愛知県私立愛知)の存在は自分の中ですごく大きかったと感じました。普段の練習に取り組む姿勢や先輩としてどのように後輩と関わっていくかといった、背中でしっかりと後輩を導いていける亨さんのような存在にはならないといけないと思います」 ――来年度の目標はありますか。 「自分は大学4年生のシーズンが大学で最後だけでなく競技者として最後のシーズンとなる1年となります。大学4年間の目標である1500メートルで3分40秒を切ることと、関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)優勝に向けて力を入れたいと思います。これ以上は陸上できないと思うくらい本当にやり切った1年にしたいです」 ――ありがとうございました。宮川颯太(商3=富士市立) 宮川男子400メートルH6組2着 53秒16――タイムの満足度はどれくらいでしょうか。 「100点に近い感じですが、強いていうならば関東インカレの標準記録まであと0.1くらいだったので自分の中では90点ぐらいです」 ――冬はどのようなことに取り組まれていましたか。 「今年度は長めの練習をしていて、スピード感がないと感じたのでスピード感を入れつつ一本一本をしっかり走り切るという練習を行ってきました。競った時に対応しやすいように練習しました」 ――最上級生ですが、どんな1年にしたいですか。 「新入生も速い選手が入ってきてくれるので来年度はマイルリレー(4×400メートルR)で関東インカレと日本インカレのタイムが狙える年だと考えています。力の個人差はあると思うのですが、辛い時に楽しく、その場の雰囲気を和ませてあげられることが自分の持ち味だと思います。チームを背中で引っ張ることもありますが、自分は雰囲気で引っ張っていければと思います。厳しい先輩というよりも親しみやすい先輩でみんなのモチベーションを上げていきたいです」 ――六大学ではどのような走りがしたいですか。 「2週間空くので今週は休憩しつつ、気持ちを切り替えていきたいです。今回よりも暖かくなり、早大と法大を追っていく形になると思うのですが、自分も波に乗っていきたいと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「気持ち的には毎年変わらず楽しく走っているのですが、内心では沸々と燃えているものがあります。両方をうまく保っていきながら、来年度が陸上人生最後なので笑顔で終われるよう頑張っていきたいです」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人、原田青空] READ MORE -
(211)全日本競歩能美大会事後インタビュー①/清水海地、近藤岬、小林亮太
競走 2023.03.213月19日に行われた全日本競歩能美大会。明大からは学生ラストレースとなった濱西諒(文4=履正社)をはじめ4人の選手が出場した。今回は選手たちのレース後の声をお届けする。 第1回は清水海地(理工3=長野日大)、近藤岬(理工1=十日町)、小林亮太(営3=東海大諏訪)のインタビューです。 清水15位 1時間25分09秒(自己ベスト)――今日のレースプランはどう考えていましたか。 「ペースで言うと1キロ4分10秒前後で一定のペースで刻んでいくプランでした。いつも20キロは一定のペースで刻むプランですが、15キロあたりまでは4分10秒前後でプラン通りにいけました。そこで一緒にいた外国人選手のペースが上がって、対応できず抑えていったらそこからペースが上がらなくなってしまいました」 ――今回のレースで得た収穫はありますか。 「20キロに出場するのはこれが最後のつもりだったので、ある程度形にしたいなというのはありました。大崩れはしないで、ラストも一回落ちたところからペースを戻してゴールできたので、そこは今後にも生かせると思います」 ――今後に向けての意気込みをお願いします。 「関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)で得点を取るというのが、競歩ブロックに任せられているミッションの中では大きいと思います。1人ではなくチームでできるだけ得点を取って貢献するのが目標です。新入生も入ってくるので自分に集中するのもそうですが、チームで関東インカレにピークを合わせていけるようにしたいです」 ――ありがとうございました。 近藤岬(理工1=十日町)近藤岬30位 1時間30分49秒――レースを振り返っていかがですか。 「20キロは初めてだったんですけど、個人的にはもっといいタイムを出せたんじゃないかなとちょっと悔しい気持ちですね」 ――レースプランや他の選手との駆け引きはありましたか。 「とりあえず初めてだったのでイーブンで行こうかなというふうに考えていて、周りは全く気にしないで誰についていこうというのは考えていなかったですね」 ――このレースで得られた課題はありますか。 「結果的に平均だとイーブンになっていたんですけど、実際には最初上がって結局最後ずるずる下がっている感じでした。最後までしっかり粘り強くというところをできるようにしたほうがいいかなと思いました」 ――ありがとうございました。 小林亮太(営3=東海大諏訪)小林亮52位 1時間41分28秒――今大会の位置付けのどのようなものでしたか。 「20キロは大学に入ってから2本目で、あまりパフォーマンスも自分の思うようなところまでいけていなかったんですけど、どこまでいけるか試しも含めてのレースでした」 ――今大会で見つけた課題点はありますか。 「大学のトップで戦うことができていないので、焦らず着実に自分のレベルを現状から上げていきたいです」 ――今後目標にしていく大会は何でしょうか。 「まずは関東インカレでメンバーに選ばれるように日々努力していきたいと思います」 ――これからの意気込みをお願いします。 「競歩は技術種目で、練習だけすれば記録が出るわけではないので難しい部分もあります。そこに関しては自分に必要なことをしっかりと理解して練習に取り組んでいきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [覺前日向子、桑原涼也、松原輝]READ MORE -
(210)春季オープン競技会事後インタビュー①/鈴木憲伸、野口航平
競走 2023.03.21国立競技場で3日間開催された春季オープン競技会。4年生を含めた今のチームで臨む大会もこれが最後となる。新年度を目前に控えた選手たちの胸中をお届けする。 第1回は鈴木憲伸(営4=明大中野八王子)、野口航平(商4=洛南)です。 鈴木憲男子三段跳決勝2組12位 14m15――レースを振り返っていかがでしたか。 「(シーズン)初戦ということもあり、なかなか動きの調子が上がってこなかったです。今回はアームアクションという腕の動きを昨シーズンと変えていました。今まで全部片手で行っていたのを、今回は最後の踏切をダブルアームという両手にしました。それがなかなか上手くいかなかったという試合になりました」 ――記録自体の満足度はいかがですか。 「記録としては3本目の14メートル15しか残っていなくて、それに関しては一切満足していないです。1、2本目がファールだっただけに、3本目記録を残しにいこうと思って助走を少し後ろに下げました。それで踏切位置が遠くなって走りが間延びしてしまったので、跳躍的にもまとまらなかったです」 ――コンディションはいかがでしたか。 「ケガをしているわけではないですが、あまり良い状態とは言えないです。社会人になるに向けて忙しかったので思うように練習できていなかったです」 ――学生として最後の試合はいかがでしたか。 「終わってみるとあっけなかったというのが第一印象です。今回は明大として最後の試合というよりも社会人に向けて試合感をつかむために出たので、そんなに気負ってはなかったです。正直最後という気持ちはあまりなかったので、いつも通り出た感じです」 ――今年度を振り返っていかがでしたか。 「この1年間を振り返ると、とても良い1年でした。昨シーズンは自分が1年生の時には想像できないような試合に出て記録を残して順位もそこそこのモノが取れたので、かなり充実していました。冬もまさか陸上をやると思っていなかったので、冬季練習を新4年生の代と楽しくできていい思い出になりました」 ――競走部の在校生、新入生に向けてメッセージをお願いします。 「在校生もこれから入ってくる新入生も実力としては申し分ないので、練習やるときはやってあとは楽しんでメリハリをつけながら大学生活を送ってもらえればと思います」 ――ありがとうございました。 野口航平(商4=洛南)野口男子200メートル4組2着 21秒70――レースを振り返ってみていかがですか。 「調子は自分の中ではかなりいい感じで、21秒5くらいをターゲットにしてやっていました。天候が連日に比べたら冷えていたことと、やはり試合の感じに慣れていなくて体が固くなりすぎていたことで、練習の動きが少しできなかったです」 ――あまり体が動かなかったという感じですか。 「ウォーミングアップ自体はいい感じでしたが、シーズン初戦ということもあって少し気負いすぎていたという感じです。試合をこれから重ねていくにつれて段々動きは良くなってくると思うので、あまり落ち込みすぎないように楽観的にいこうと思います」 ――冬の期間に強化してきたことはありましたか。 「今シーズンは木村稜(政経3=乙訓)と木村颯太(法3=明星学園)がチームを引っ張るということで、200メートルがメインの練習が多かったです。コーナリングやスプリントを強化してきたので、その部分に関しては自分も上がってきているという実感があります。これからが楽しみです」 ――今年度はどんな1年間でしたか。 「とても充実していました。チーム的にも年下とか関係なくみんなフラットに意見が言い合える関係で、みんなが記録を出すにはどうしたらいいのかということを少数精鋭だからこそ考えてやっていました。主体性のあるチームだったので、非常に楽しかったです」 ――今後の主戦場は400メートルですか。 「400メートルを主体で戦うために200メートルを強化していかないといけないと思っています。400メートルばかりやっていても飽きると思うので、少しずつ一緒にやっていきます。イメージとしては200メートルの練習をしつつ、400メートルにも出る感じです。400メートルに重きを置きすぎるとやはりスピードが落ちてしまうことがあります。とはいえ、長い距離をやらないでいると400メートルのラストがきついので、そこのあんばいは自分で計画立ててやっていこうと思います。明大の後輩は短距離も今後良い結果を出しそうな選手がいっぱいいるので、みんなで高め合ってこれから結果を出していこうと思います」 ――ありがとうございました。 [萩原彩水、島田五貴]READ MORE -
(209)日本学生ハーフマラソン選手権事後インタビュー③/甲斐涼介、橋本基紀、新野冴生
競走 2023.03.16長距離部門にとって箱根駅伝(以下、箱根)後初の公式戦となった本大会。明大からは18人が出走し、それぞれが自身の状態を確認した。今回はそんな選手たちのレース後のコメントをお届けする。 第3回は甲斐涼介(情コミ2=宮崎日大)、橋本基紀(商3=専大松戸)、新野冴生(文3=日野台)です。 甲斐86位 1時間4分35秒――今回のレースを振り返っていかがでしたか。 「前半10キロくらいまではいい感じでレースを進められました。10キロから15キロくらいで少しペースダウンしてしまいましたが、そこから切り替えてペースを上げることができたので、そこは良かったと思います」 ――箱根が終わってからは、どのようなことに取り組んできましたか。 「合宿ではペースよりも距離を踏むことを意識してやってきました。レースで脚も呼吸もそこまでつらくなかったので、合宿でやってきたことが生きたと思います」 ――自己ベストを更新されました。率直な感想を教えてください。 「1時間4分30秒から4分切りを目標にしていました。結果は4分30秒くらいだったので、最低限のところでは抑えられたと思います」 ――東京六大学対抗大会に向けてどのようなことを取り組んでいきたいですか。 「ずっとペース走よりもハーフマラソンをしていたので、そこまで速いペースで練習をやっていませんでした。次は5000メートルとなるとペースもかなり速くなるので、距離より質を上げて練習していきたいです」 ――今後、甲斐選手はどのようにチームに貢献していきたいですか。 「自己ベストを更新していけば自然とチームには貢献できると思うので、まずは5000メートルや1万メートルで自己ベストをどんどん更新していきたいと思っています」 ――ありがとうございました。 橋本基紀(商3=専大松戸)橋本132位 1時間5分12秒――今日のレースを振り返っていかがでしたか。 「思っていた以上に走れたと思います。今3年生で就職活動が忙しくなってきていたので、あまりいい状態では臨めませんでしたが、その中ではまとめられた方だと思います」 ――今日のタイムはどう受け止めていますか。 「65分ぐらいでまとめられたらいいと思っていたので、意外と走れたと思います」 ――課題はありますか。 「昨年度も日本学生ハーフマラソン選手権に出場して走りましたが、公園内に入って6キロから7キロくらいでペースが落ちてしまうことが課題でした。箱根駅伝予選会もこのコースなので、ラスト5キロもしっかり3分くらいで押していけるように意識していきたいです」 ――収穫はありますか。 「意外と3分2、3秒くらいであれば押していけるということが分かったので、そこは収穫だと思います」 ――来年度に向けて意気込みと目標をお願いします。 「最後の年になるので、箱根出場を最終的な目標に頑張っていきたいです。トラックに加えて全日本大学駅伝、箱根駅伝予選会もあるので、そこでチームに貢献できるようにしたいと思っています」 ――ありがとうございました。新野冴生(文3=日野台) 新野166位 1時間5分34秒――今日のレース振り返ってみていかがですか。 「目標としていた64分台というタイムには届きませんでしたが、10キロ通過を30分20秒、15キロ通過を45分台と設けたマイルストーンは達成できていたので、必ずしも全てが駄目というわけではありませんでした。後半の走りに課題が残ったので、その部分をいかに今後の練習で解決していくかということが大事になると思います。結果をただ悲観するだけではなく、自分自身のこれまでの練習の流れや当日の過ごし方などを含めて、どこがいけなかったのか、どこを改善したらより結果に結びつくのかをこれから分析してやっていきたいと思っています」 ――直前の練習の消化具合はいかがでしたか。 「就職活動があって大分合宿には行きませんでしたが、同じ就職活動組の新4年生の中でそういった環境の中でも精いっぱいやろうという思いを持って一緒に取り組めました。内容自体も非常に満足のいくものでした。調子自体もそこまで悪くなかったので、それなりに自信を持って迎えることができたと思っています」 ――今日走っていて良かったところを教えてください。 「途中の15キロまでは予定通りの走りができたことは良かった部分だと思います」 ――今年1年の目標を教えてください。 「箱根出走が私自身の幼い頃からの夢であり、それを応援してくれている人がいるので、そういった人たちへの感謝の思いを走りで返したいです。自分自身が箱根を走ることは個人の目標でもあり、他の人が望んでいることでもあるので、両方を達成するという意味で箱根出場を目指したいです。その上でしっかりとチームに貢献できるような手堅い走りを求めていきたいと考えています」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人、萩原彩水、石井遥]READ MORE -
(208)日本学生ハーフマラソン選手権事後インタビュー②/室田安寿、溝上稜斗
競走 2023.03.15長距離部門にとって箱根駅伝(以下、箱根)後初の公式戦となった本大会。明大からは18人が出走し、それぞれが自身の状態を確認した。今回はそんな選手たちのレース後のコメントをお届けする。 第2回は室田安寿(情コミ1=宮崎日大)と溝上稜斗(商2=九州学院)です。 室田61位 1時間4分9秒――今日のレースを振り返っていかがでしたか。 「前半は集団の後ろで少しずつ前の方を狙っていくという形で入りました。15キロまで前を追って少しずつ上げてきたのですが、そこから一気にペースダウンしてしまいました。後半に持ち返したのですが、63分台には入れず、チーム内2位という結果で少し悔しいです」 ――今日のコンディションはいかがでしたか。 「予報より涼しかったのですが、少し空気が乾燥していたこともあり、水分不足があったと感じています」 ――今後に向けてどのようなことを改善していきたいですか。 「箱根駅伝予選会(以下、箱根予選)もそうだったのですが、後半15キロ過ぎからのペースダウンが課題だと感じました。また、持久的なベースも必要ですし、フォームを維持するという筋力的な部分も含めて強化していかないと箱根では戦っていけないと思います」 ――今後どのようなことに取り組んでいきたいですか。 「春先はトラックをメインで行っていくので、自分の苦手な分野であるスピードをしっかり磨き、トラックで結果を残して駅伝につなげられたらと思います」 ――今後に向けての意気込みをお願いします。 「箱根メンバーにエントリーされて、当日変更で走れなかったという悔しい思いをしました。今年度こそ出走してチームに貢献することを目指して頑張っていきます」 ――ありがとうございました。溝上稜斗(商2=九州学院) 溝上83位 1時間4分32秒――今回のレースを振り返っていかがでしたか。 「目標が63分台だったのですが、15キロ手前まではそれを狙えるペースで走ることができました」 ――今大会の位置付けは何でしょうか。 「今年度は主力として絡んでいきたいという思いがあって、今までハーフマラソンを走ったことがなかったので経験を積むという意味で走りました。また、今後トラックレースで全日本大学駅伝予選会の1万メートルに向けて取り組んでいくため、ここでロードは区切りなのですが、箱根を見据えて出場しました」 ――箱根が終わってからどのような練習をされましたか。 「1月はテストもあってポイント練習では質の高い練習はできず、その中で距離を踏んでいました。2月になってしっかりジョグの質を求めつつ、2月末に大分で合宿をして今大会という流れで良い感じに上げてこれていました」 ――収穫はありましたか。 「15キロまでは1キロ3分前後のペースで走れたことと15キロ以降の公園内入ってからのアップダウンのきつさをこの時期に経験できたことは箱根予選を見据えた上で良い経験となりました」 ――課題はありましたか。 「ラスト5キロのアップダウンでペースを落としてしまったため、スタミナを付け直して、箱根予選では逆にペースを上げるような走りができればと思います」 ――東京六大学対抗大会への意気込みをお願いします。 「5000メートルのベストが14分台と主力とは言えないタイムのため、13分台に近づけるよう、そこを目標にしていきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人、原田青空]READ MORE -
(207)日本学生ハーフマラソン選手権事後インタビュー①/山本佑樹駅伝監督、新谷紘ノ介
競走 2023.03.14長距離部門にとって箱根駅伝(以下、箱根)後初の公式戦となった本大会。明大からは18人が出走し、それぞれが自身の状態を確認した。今回はそんな選手たちのレース後のコメントをお届けする。 第1回は山本佑樹駅伝監督と新谷紘ノ介(政経2=世羅)です。 山本駅伝監督――今日のレースを振り返っていかがでしたか。 「どちらかというとBチームというか、底上げをしたい選手たちの出走だったので、その中で上位3~4名くらいはまあまあだったかなと。もちろんもう少しいってほしかった選手もたくさんいたので課題の方が多いと思いますが、ここでハーフマラソンを1本走ったことは大きなプラスになると思います」 ――大分での合宿はいかがでしたか。 「本当にいい環境でやらせていただきました。明大と大分県が提携を結んでやっているということなので大学側のバックアップもありましたし、練習も素晴らしい競技場とロードもアップダウンのあるいいコースで練習できたのでそこは良かったと思います」 ――今回好走した4人の選手についてはいかがですか。 「やはり新谷がきちっとハーフマラソンをまとめて走ったというのはよく頑張ったなと思います」 ――来年度以降のチームの方針についてはいかがですか。 「チームの方針というのは毎年変わらずコツコツやっていくことです。やはり今年度は全日本大学駅伝関東地区予選会(以下、全日本予選)もあるということで、春先からしっかりやらないと厳しいかなと思います」 ――来年度以降入学する新入生についてはいかがですか。 「力のある選手がスカウトできたと思います。やはり明大に入りたいという気持ちがある選手なので、明大を背負って頑張るというような意識を身に付けて早めに頑張ってほしいなと思います」 ――来年度への意気込みをお願いします。 「全日本予選と箱根駅伝予選会(以下、箱根予選)の二つがあるのでまずはそこをしっかり通過し、やはり悲願の箱根シード権獲得というところが一番の目標になると思います」 ――ありがとうございました。新谷紘ノ介(政経2=世羅) 新谷45位 1時間3分58秒――レース振り返っていかがですか。 「一応記録としては自己ベストだったのですが、準備の段階ではうまくいかなくて、ちょっとまとめる走りに徹しようと思っていたので、今日の走りは及第点かなという感じです」 ――あまり調子が良くなかったという感じですか。 「そうですね、自分の状態もあまり良くなくて、そこまで自信を持って今日のレースに臨めたかと言われればそうではなかったです。ですがそういう状態だったからこそ、そこまで自分への過度な期待やプレッシャーなどはなかったので、逆に良かったのかなとは思います」 ――レース展開はどのような感じでしたか。 「1個上の細迫選手(法大)がスタート前からずっとコミュニケーションを取ってくれていました。途中できるだけ引っ張ってくれるということだったので、本当に最初から最後までずっと近くにいてくれました。途中離されたりはしたんですけど、ずっと自分の見える範囲にいたので、そこを目指して走ってまずまずの結果が出たので、細迫さんには本当に感謝しています」 ――チームトップでしたが、その点に関してはいかがですか。 「それはあまり意識していなかったです。しかしチームトップではあったものの、全体を通してみるとあまり結果も良くないですし、部内1位だからといって全く満足できる結果ではないので、もっともっといい結果やタイムを求めて練習を継続していかないといけないなと思いました」 ――今年度の目標を教えてほしいです。 「今年度は全日本予選も夏前にありますし、箱根予選もあるということで、まずはその予選を通過したいです。また、大学1、2年生とうまくいっていない春先のトラックシーズンでしっかりと結果を残して、夏合宿や駅伝シーズンをしっかり走り込めるように、まずはトラックにフォーカスして頑張っていきたいと思っています」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人、萩原彩水]READ MORE