
【ラグビー部】AHead
いざ、4年ぶりの王座奪還へ。昨年度の全国大学選手権では準優勝とあと一歩及ばなかった。「しっかりと頂点だけを見つめる」(石田吉平主将・文4=常翔学園)。掲げたスローガンは『AHead』。チーム一丸となり、もう一度大学日本一を取り戻す。本企画では石田組の優勝までの道のりを追っていく。
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(19)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 平翔太「レベルアップしてレギュラーに定着する」
ラグビー 2022.06.11今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。 第11回は平翔太(商1=東福岡)のインタビューをお送りします。(この取材は5月17日に行われたものです)。――明大に進学を決めた理由を教えてください。 「選んだ理由としては、素早く外に展開して幅広く使うラグビーが自分に合っているのかなと思って選びました」――入学前の明大ラグビー部の印象を教えてください。 「FWは力強いスクラムを組んで、BKは素早いパスやキックで外に展開して試合を進めていくという印象が強かったですね」――今の練習はいかがですか。 「フィットネスとボールを持ったゲーム形式での練習を交互にやっています」――同じポジションの先輩の印象はいかがですか。 「とてもレベルが高くて勉強になります」――寺下功起選手(商2=東福岡)とは高校時代にセンターをコンビでやっていたと思います。 「高校時代は、特にコミュニケーションなどをとってプレーしていたわけではなくて、意思疎通してやっていたという感じでした」――明大には東福岡高出身の選手はたくさんいると思いますが、交流が多くあった先輩はいますか。 「(田島)貫太郎さん(政経2=東福岡)とは本当に仲が良くて。今もため口で話す仲ですね(笑)何でもノリとか通じて、本当にいい先輩です」――高校時代で一番印象に残っている試合はありますか。 「自分が高校2年生の時の試合です。東海大大阪仰星高との花園準決勝で、ロスタイム18分の試合ですね」――実際ロスタイム18分という中で、自身のプレーを振り返っていかがですか。 「自分はキッカーだったのですが、そのロスタイムに入る時くらいにペナルティーをもらって、キックをしていれば勝っていたと思うのですが、プレッシャーに負けてしまって結局スクラムを選択しました。そして同点で終わってしまったので、結構キッカーとしての責任は重かったです」――対早大新人戦に出場していましたが、振り返っていかがですか。 「その試合ではキックは3本決まって、個人的な調子は良かったと思います。ですが、チーム全体としてミスが多かったので、修正していかなければいけないなと思いました」――最後に意気込みをお願いします。 「まずは、明治スタンダードという基礎を身に付けて、そこから技術面とウエートの面でレベルアップをして、レギュラーに定着していきたいと思います」――ありがとうございました。[宇野萌香]◆平 翔太(たいら・しょうた)商1、東福岡高、175センチ・88キロ1年生4人で下北沢に行った平。その日は寒かったが、半袖半ズボンで出掛けてきてしまったため、上に羽織る服を買ったそう。「みんなでおそろいを買いました(笑)」。READ MORE -
(18)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 柴田竜成「大学では日本一を取りたい」
ラグビー 2022.06.10今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第10回は柴田竜成(営1=秋田工)のインタビューをお送りします。(この取材は5月16日に行われたものです)。 ――明大に進学した理由を教えてください。 「日本一に近いチームだったので進学しようと思いました。全国高校大会(以下、花園)でいい結果を残すことができなかったので大学では日本一を取りたいと思い、進学を決めました」 ――高校3年間で学んだことはありますか。 「主将だったのでチームをまとめることの難しさや、人間性の部分では落ちているごみを拾うことなど周りに気を配ることを学びました」 ――主将をして良かったことはありますか。 「ポジションがスクラムハーフなので主将と同じように声を出してチームをまとめなければならないのでそこは同じ役割があったので良かったです」 ――高校時代で印象に残っている試合はありますか。 「花園の試合全てです。どうしても勝ち切れなかったので印象に残っています。(最後の松山聖稜高戦を振り返って)勝ち切れない部分が出てしまい自分の未熟さを知りました。特にゲーム全体の流れを把握する部分が課題だと感じました」 ――先日の早大新人戦を振り返っていかがですか。 「自分の持ち味である速いテンポはあまり出せませんでした。ポイントに行くのも遅かったですし、ラックから球を供給する部分でももたついてしまったのでそこでテンポが遅くなりました。スタミナ面もフィットネスが足りなかったので強化していきたいです」 ――目標にしている先輩はいますか。 「先輩は全員レベルが高いのでそれぞれのいい所を見たり聞いたりして盗んでいけたらと思います。(先輩以外では)南アフリカのデクラーク選手です。強気なプレーであったり、タックルやキックの部分ですごい選手なので小柄ながらもディフェンスができるハーフを目指していきたいです」 ――早大新人戦が終わってチームの中でどのような話し合いをしましたか。 「試合に向かう姿勢が早稲田より劣っていたので、ラグビーよりも気持ちの面や姿勢、試合前の準備を大切にしていこうと話しました」 ――大学生活はいかがですか。 「ラグビー以外の授業の面でもだんだん慣れてきたのでこれからもっと両立を図って頑張っていきたいです」 ――今後の意気込みをお願いします。 「近い目標は早く上のチームに上がって、少しでも早く紫紺を着られるように頑張りたいです。4年間の目標は日本一になることです」――ありがとうございました。[牛嶋淳太郎]◆柴田 竜成(しばた・りゅうせい)営1、秋田工高、174センチ・78キロ同期で仲が良い選手は同じ秋田出身の最上太尊(商1=仙台育英)。よく八幡山周辺を散策しているそう。READ MORE -
(17)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 楠田知己「シンプルなプレーを普通ではないレベルにしたい」
ラグビー 2022.06.09今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第9回は楠田知己(政経1=東海大大阪仰星)のインタビューをお送りします。(この取材は5月21日に行われたものです)――明大に進学した理由を教えてください。 「明治は大学選手権の上位に毎年絡んでいるので、日本一を目指すにあたっていいなと思ったからです。また、僕自身FWをやっていて、今まで(東海大大阪)仰星で学んだこともとても大事ですが、自分には足りていないFWらしさをすごく感じられたので明治に決めました。あと明治の常に前に出るという精神が魅力的だったのでそこで頑張りたいと思いました」――入学前は明大ラグビー部に対してどのようなイメージがありましたか。 「入学前は(東海大付大阪仰星高出身の)先輩も同期もいなかったので、何も情報がないからこその不安はありました。でも強いチームなので変なところがないのと、先輩たちが優しいので不安はなくなりました」――高校3年間を振り返っていかがですか。 「結果的な面でいうと、日本一を取れたというのはもちろん1番印象には残っているのですが、日本一になったからというのではなく、日本一になれる過程を踏めた3年間だったなと今振り返って思います。本当に日本一のチームで過ごせて良かったです」――高校3年間で最も伸びたと感じる点を教えてください。 「高校に入るまでは力も強くて体も大きかったので、ラグビーはただぶつかってボールを動かすだけで、あまり考えてするスポーツではないと思っていました。しかし高校で過ごす中でラグビーはコンタクトだったり、ボールを使って動かしたり、キックを使って陣地を取ったり、たくさんの要素が含まれていることを知りました。そこでラグビーは楽しく深いなと思えたので、今考えるとよく考えるようになったのかなと思います」――高校3年間で最も大変だったことを教えてください。 「高校3年の時に、右足の脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)を骨折してしまい、何もできないという期間とケガした時にその先が見えなくなった瞬間はしんどかったです。でも、ラグビー部だけではなくてさまざまな部の人たちと関わることが多いというのが学校の色だったので、そういう人たちと関わる中でやるしかないなと感じて切り替えました」――大学4年間を通して、向上させたい部分はありますか。 「キャリーなどのシンプルなところです。ラグビーでは、セットプレーやキャリーして体をぶつけるというのはどの選手でもやると思いますが、シンプルなプレーを普通ではないレベルにしたいです」――大学の授業はいかがですか。 「授業の内容が難しすぎます。レポートの内容を書くことも、その字数を埋めるのにも苦戦しています」――目標の選手はいますか。 「目標の選手はいないです。でも、この人がいたからとても成長できたなという意味で、(東海大大阪)仰星の同期のみんなのことは尊敬しています」――今後の目標を教えてください。 「4年間で毎年日本一になれるように、頑張っていきたいです」――ありがとうございました。[森口絵美理]◆楠田 知己(くすだ・ともき)政経1、東海大付大阪仰星高、184センチ・100キロ 最近ハマっていることは自炊。まだ得意料理はないとのことだが「富田(陸・政経1=大阪桐蔭)はとてもうまいので、身近で自炊を感じています(笑)」READ MORE -
(16)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 菊池優希「紫紺を着て憧れられるような選手に」
ラグビー 2022.06.08今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第8回は菊池優希(政経1=山形中央)のインタビューをお送りします。(この取材は5月19日に行われたものです) ――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。 「先輩に誘われたからです。小学3年生の時に始めました」 ――山形県でラグビー部がある中学校は1校だけと聞いたのですが。 「そうですね。一つしかないですが、ラグビー部のあるところに行っていました」 ――もともとBKだったみたいですが、FWに転向したきっかけを教えてください。 「身長が大きいからです(笑)高校の時に『ジャンパーをやれ』と言われて(笑)」 ――高校時代のラグビーを振り返っていかがですか。 「1年生の時の報徳学園との試合ですかね。ぼこぼこにされて、そこからもう1回頑張ろうとスイッチを切り替えることができ、そこから1年間頑張って、次の年に1回戦の旭川龍谷高を倒せたというのが結構自分たちの中で変わったところかなと思います。1年後の花園での大敗から勝ちというのが決まったのでその2試合が印象に残っています」 ――山形中央高は部員が少なかったみたいですが。 「部員は17人でした。人数が少なくて、まずスクラムが8対8で組めませんでした」 ――明大に入ってからは大人数でやっていると思いますがいかがですか。 「本当にみんなレベルが高くて、いつもいい刺激をもらっています。しっかり体づくりをしていかなければいけないなと思います」――1年生の雰囲気はいかがですか。 「個性がみんな強くて、すごく楽しいです」 ――明大を選んだ理由を教えてください。 「明大が他の大学と比べてFWが一番強いチームだと思ったのと、自分が大学の試合を見ていていいなと思ったのが明治だったからです」 ――練習はいかがですか。 「意識高く、みんな高いところに目標を置いて練習しているのでさすがだなと思います。自分もそこに合わせていかなきゃなと」 ――最後に4年間の意気込みをお願いします。 「4年間過ごしていく中で、大学日本一を取りにいくということと、自分も紫紺を着て憧れられるような選手になりたいと思います」 ――ありがとうございました。 [宇野萌香] ◆菊池優希(きくち・ゆうき)政経1、山形中央高、186センチ・100キロ高校時代は実家から通っていたため、初めての寮生活の菊池。寮生活は「楽しいです!(笑)」。オフの日は下北沢に遊びに行ったり、部屋メンバーでゲームや映画を見たりしているそう。READ MORE -
(15)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 川村心馬「兄を超えるラグビー選手に」
ラグビー 2022.06.07今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第7回は川村心馬(法1=函館ラ・サール)選手のインタビューをお送りします。(この取材は5月19日に行われたものです) ――明大に進学した理由を教えてください。 「1番大きな理由は、高校2年生の9月にスカウトの方から声をかけていただいたことです。そこから意識するようになりました。せっかく期待してもらえているのなら応えたいという思いがあって決めました」 ――高校3年間のラグビー生活を振り返っていかがですか。 「高2、高3はコロナの影響で練習も試合も上手く組むことができなかったのですが、その中で全国高校大会(以下、花園)と全国高等学校選抜大会(以下、選抜大会)に出場して本当にいい経験になりました。逆にコロナで練習時間を減らされた中で、どうやって1日の時間を使っていくか考えて、時間の有効的な使い方を自分の中で知ることができました」 ――時間を有効的に使う上で意識していたことはありましたか。 「僕は函館ラ・サール高出身なのですが、函館ラ・サール高は勉強メインの学校でした。そのためラグビーばかりという感じではなかったので、朝の空いた時間や昼休みにチームでウエイトをするという呼び掛けをしていました。自分はキャプテンだったので監督とコミュニケーションを取りながら練習をうまく区切ってやっていました」 ――そのような環境下で勉強とラグビーを両立する秘訣を教えてください。 「勉強は個人でやらなければいけないというのが自分の中でありましたが、ラグビーは個人だけではどうにもできないスポーツなので、そこは勉強と違って全員で考えてやるというのを心掛けていました。函館ラ・サール高のラグビー部には、定期試験で1個でも赤点があると試合に出られないという部則がありました。そのため、定期試験など日々の勉強の積み重ねはしていかないとラグビーができなくなってしまうので、勉強はしながらもラグビーもやっていました。大学でもこのまま文武両道を心掛けて頑張っていきたいと思っています」 ――自分の強みを教えてください。 「僕の強みはランプレーです。高校2年の時の花園予選などではフルバックをやっていたため、キックカウンターが得意です。なので、その部分を明大でも生かしていきたいと思っています」 ――今、特に力を入れて練習している部分を教えてください。 「今はパススピードをもっと速くしようと練習をしています。主務の小林瑛人(法4=明大中野)さんに『スタンドオフとしてやるならパススピードは本当に大事だ』とアドバイスをいただいて、1年生のスタンドオフ全員がパススピードの部分を個人練習しています」 ――目標としている選手や尊敬している選手はいますか。 「明大に入ってからは先輩方が全員すごいので、特に誰か特定の人を尊敬しているとか憧れているとかはなくて、色々な方のいい所を見習っている感じです。明大の先輩方以外だと、高校の時はずっと兄(川村駿太・早大)を尊敬していました。兄は早大のラグビー部の4年生なのですが、勉強にもラグビーにもどちらにも100パーセントでやっていて、そこはずっとすごいなと思っています」 ――お兄さんが早大のラグビー部の4年生にいらっしゃるということですが、早大に進学する選択肢はなかったのですか。 「高2の9月に声がかかるまでは、親とも話して自分の中でも早大をメインに考えていました。ですがその中で明大の方から声をかけていただいて、期待されているのならば明大で挑戦してみたいという思いが強く出てきたので、明大に決めました。2月の選抜大会の時に、直接自分の所に田中澄憲(平10文卒)前監督が来てくださって、その時が最後の決め手でした」 ――寮生活はいかがですか。 「初めての寮生活だったのでやっていけるか不安でした。部屋も各学年1人ずつの4人部屋なので不安しかなかったのですが、同期の1年生が本当に仲良かったのでそこで1つ不安要素は消えました。オフの日には、先輩方と一緒にゲームをやったり動画を見たりしています」 ――今後の目標を教えてください。 「まず1年生の間はけがをしない体づくりをしっかりとして、関東大学ジュニア選手権や関東大学対抗戦、全国大学選手権などのどこかの試合で1試合は出たいと思っています」 ――ありがとうございました。 [久保田諒] ◆川村 心馬(かわむら・しんま)法1、函館ラ・サール高、179センチ・85キロ北海道から上京してきたため東京の暑さには衝撃を受けたそう。そんな川村選手の好きな食べ物はスイカとのこと。「みずみずしいのがいいですよね(笑)。大好きなスイカの力があれば東京の過酷な夏も乗り越えられます!」READ MORE -
(14)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 加藤連「食らいついていきたい」
ラグビー 2022.06.06今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第6回は加藤連(商1=明大中野八王子)のインタビューをお送りします。(この取材は5月16日に行われたものです) ――明大を選んだ理由を教えてください。 「明大中野八王子高でラグビーをやっていたので、系列校の大学のラグビー部の試合を見る機会が多かったというところが一番の理由です」 ――高校時代の明大ラグビー部への印象はいかがでしたか。 「特にFWの強さが印象的で憧れがありました。やはり大学優勝を果たしている強いチームなので、自分もそのチームの一員として在籍したいという気持ちが強くありました」 ――高校時代で印象に残っている試合はありますか。 「高校最後の秋大会での東京高戦が一番印象に残っています。自分たちはその試合で1点も取れずに負けてしまいました。試合後、高校3年間やってきたことを出すことができず、ここで自分のラグビー生活を本当に終わらしてしまっていいのかと感じました。大学でラグビーを続ける一番のきっかけになった試合なので、強く印象に残っています」 ――高校3年間を振り返っていかがですか。 「個人的な高校ラグビーでの課題としてスピード不足というのがあり、そこを重点的に練習し、その課題を解決できたというところはやり切れた部分です。やり切れなかった部分は、チームとして最後まで勝ち切れなかったこととコロナで合宿などができなかったところはやり切れなかったなと思います」 ――自身の持ち味はどのような部分だと感じていますか。 「やはり他の選手と比べて自分は実績のない選手なので、他の人たちの下から食らいつく、這い上がるという気持ちは誰よりも強いと思います」 ――大学のラグビー部に入ってみていかがですか。 「とてもきついです。練習の内容などもそうなのですが、寮生活というのが初めてで、なかなか慣れない部分があります。やはりプライベートの部分が少ないというところがしんどいです」 ――大学生活はいかがですか。 「今のところ、自分の中ではとても充実しています。授業も高校とはまた違った形での授業なので、新鮮で楽しいです」 ――4年間の目標を教えてください。 「まず、1年目でしっかりと基礎の土台づくりをして、最終的には紫紺を着ることができるような選手になれるように頑張りたいと思います」 [廣末直希] ◆加藤 連(かとう・れん)商1、明大中野八王子高、184センチ・91キロ最近、スマホのアプリの漫画を読むことにハマっている。現在のお気に入りの漫画は、LINE漫画で見ている「外見至上主義」だそう。READ MORE -
(13)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 小椋健介「必ずチャンスをつかむ」
ラグビー 2022.06.05今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第5回は小椋健介(情コミ1=桐蔭学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月19日に行われたものです) ――明大に進学した理由を教えてください。 「早明戦に出場したくて進学を決めました。(桐蔭学園高の)1個上に早稲田に行った佐藤健次先輩(早大)がいて、中学時代から同じスクールで高校も桐蔭学園で一緒だったのですが、その先輩を倒したいと思って進学しました」 ――佐藤選手はこのことを知っているのですか。 「たぶん知らないと思います(笑)」 ――明大ラグビー部のプロフィールに目標としている選手は青木選手(帝京大)と書いていましたが。 「同じロックを組んでいて、プレーもすごくてあこがれているのですが、ラグビーに対する姿勢もすごくて尊敬できるなと思っています。試合前にスパイクを磨いたり、ラグビーノートを書いたりしていて、そういうところはまねをしています。桐蔭学園でお世話になった先輩が、青木恵斗さんと佐藤健次君、慶応にいる中山大暉君なのですが、先輩たちを別のチームに行って倒したいなと思って明大ラグビー部に入りました。プライベートでは先輩や恵斗君とも仲が良かったのですが、練習中は本当に怖くて(笑)。めちゃめちゃ怒られましたし、アドバイスもめちゃめちゃもらって、お世話になりました」 ――高校3年間を振り返っていかがですか。 「高1、2の時は先輩たちのおかげで花園優勝の景色を見させてもらって楽しかったのですが、やはり自分の代で優勝できなくて悔いが残っています。そういう面もあって、大学では日本一を取りたいと思います」 ――今までで一番印象に残っている試合はありますか。 「自分の中では高校3年の花園の準決勝、国学院栃木に負けた試合が一番印象に残っています。いつもの自分たちが出せてないなという試合で、いつの間にか自分たちらしくないゲームプランを立てていて、それを修正するタイミングが遅かったです。今までで一番悔しかった試合なので、あそこで勝ちたかったですし、あそこで負けたからこそ大学での糧にしたいなと思っています」 ――高校3年間で一番伸びたと思うプレーはありますか。 「自分の中ではタックルだと思っています。中学生の時に苦手としていたわけではないのですが、今確実に強みだなと思えて、高校で(その強みを)つくれたのでタックルだと思います」 ――対早大新人戦ではゲームキャプテンを務めましたが振り返っていかがですか。 「自分はケガをしていて(試合の)1、2週間前に復帰したばかりで、そういう面では少し慣れてないことも多かったです。ですが、ゲームキャプテンになったからには、プレーやコミュニケーションにおいてチームを引っ張らなくてはいけないと思って意図的に話したりしていました」 ――今後伸ばしていきたいプレーはありますか。 「課題に出ているのがボールキャリーだと思っていて、もっと個人で前に出られる選手になりたいなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「紫紺を着るために日々頑張っていて、全然今年着られるとも思ってないですし、4年間頑張っても着られるとも思ってないぐらいの価値があるものだと思っています。それくらいレベルが高いところに自分は入学したと思っているので、とにかく4年間精いっぱい頑張って、必ずチャンスをつかみたいと思います」 ――ありがとうございました。 [安室帆海] ◆小椋 健介(おぐら・けんすけ)情コミ1、桐蔭学園高、182センチ・95キロ今学期、実際に演劇を作る演劇学という授業を取っている小椋。「演者担当はとにかく恥ずかしいので脚本家担当になりました(笑)」READ MORE -
(12)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 井上茉紗樹「チームの大事なところを背負える選手になりたい」
ラグビー 2022.06.04今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第4回は井上茉紗樹(政経1=佐賀工)のインタビューをお送りします。(この取材は5月17日に行われたものです)。 ――明大に進学した理由を教えてください。 「ラグビーをやる上でいい環境と高いレベルの競争の中でやりたいと思い明治を選びました」 ――高校3年間で学んだことはありますか。 「チームスポーツなのでチームプレーの大切さは改めて大事だと思いました」 ――高校時代に印象に残っている試合を教えてください。 「高校2年生の時に全国高校大会(以下、花園)の2回戦で東海大大阪仰星に負けた試合です。やっていて全く歯が立たなくて2年生で出場していた人は少なかったですが、とても悔しくて来年はこういう思いをしたくないという思いがありました。そこから毎日の練習からより頑張るようになりました」 ――高校3年次の花園を振り返っていかがですか。 「自分は肩を脱臼してしまって3回戦の国学院久我山戦をターゲットで調整していました。そのため国学院久我山に勝てたことはうれしかったです。ですがみんなそこでスイッチが切れて次の試合でグダグダになってしまったので次の試合もしっかりやれれば良かったです」 ――ラグビーでの強みを教えてください。 「身長を生かしたラインアウトです」 ――早大新人戦を振り返っていかがですか。 「自分は花園での肩のケガの手術をしたため出られませんでした。ですが試合を見ていてみんな明治に来たばかりで明治のラグビーをまだ完全に体に染み込ませることができていないと感じました。明治のラグビーをもっとできたらいいなと思いました」 ――ケガの状態はいかがですか。 「だいぶ良くなっています。5月の終わりくらいに復帰する予定です」 ――目標にしている人はいますか。 「3年生の亀井茜風(政経3=長崎北陽台)さんと山本嶺二郎(法3=京都成章)さんが印象に残っています。2人とも身長が高くてチームの大事なところを背負っているので自分もそういった選手になりたいです。練習が再開できたらたくさん教えてもらう予定です。(明治の先輩以外だと)同じ高校出身の五郎丸歩さんはワールドカップも出ていて、そんな選手になりたいです」 ――4年間の目標を教えてください。 「紫紺を着るのは絶対的な目標ですが代表の合宿にも参加できるように頑張りたいです」 ――ありがとうございました。 [牛嶋淳太郎] ◆井上 茉紗樹(いのうえ・まさき)政経1、佐賀工高、190センチ・102キロ人生で初めての寮生活。最初のころは洗濯などで苦労していたようで「親のありがたさを痛感した」とのこと。READ MORE -
(11)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 伊藤潤乃助「誰にも負けないスクラムを組めるようにしたい」
ラグビー 2022.06.03今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第3回は伊藤潤乃助(文1=常翔学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月15日に行われたものです)。――明大ラグビー部に決めた理由を教えてください。 「最初は明大ではない違う大学に進学しようとしていたのですが、やっぱり小さい頃からラグビーを見ていて(明大に)憧れがありました。高校の大会の前に顧問の先生から『(明大から)推薦来たよ』と言われ、ぜひ挑戦したいと思い明大に決めました」 ――高校3年間を振り返っていかがですか。 「学校にいる時間が長く、初めてあんなにラグビー漬けの日々を送りました。最初は大変なことの方が多く、しんどい時期もあったのですが、大学に入る前にしっかり一生懸命ラグビーをやって土台をつくれたのは良かったと思います」 ――印象に残っている高校時代の試合はありますか。 「1年生の時の北海道遠征です。夏合宿最後のオフが懸かった試合があったのですがとてもぴりぴりした雰囲気だったことが印象に残っています」 ――試合は勝ちましたか。 「そうですね、なんとか。旭山動物園に連れて行ってもらいました」 ――仲間航太選手(文1=常翔学園)とは大学でも一緒ですが、よく話をしたりするのですか。 「高校3年間はスポーツクラスでクラスもずっと一緒でした。最初はお互い全然知らないところからのスタートだったのですが、だんだん話をするようになりました」 ――明大ラグビー部に入学してから仲良くなった選手はいますか。 「中学校の時から知り合いだった選手もいたりしたのですが、最近は西野帆平(文1=東福岡)と一緒にいることが多いです」 ――大学ラグビーと高校ラグビーの違いを早速感じたりすることはありましたか。 「練習の際に最初に思ったのは、高校までだと体格である程度通用していたところもあったと思うのですが、大学になるとやはり筋力量など体の大きさがそもそも違うので、実力の差や体格の差を感じました」 ――得意なプレーを教えてください。 「自分は体重があるので、やはりコンタクトプレーが得意です。その中でも、スクラムに高校3年間力を入れたので、スクラムの部分では自信を持ってやっていけると思っています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「自分の持ち味であるスクラムをもっと強くして、誰にも負けないスクラムを組めるようにしたいです。フィールドプレーの面では、しっかり周りとコミュニケーションを取って相手にコンタクト面で強く当たれるようにすることやパスなどの技術を上げていけるようにして、メンバーに入りチームに貢献したいと思います」 ――今年1年の目標を教えてください。 「ルビコンとペガサスというチームに分かれているのですが、自分は今ルビコンの方です。なので、まずはペガサスに上がることを目標にしてやっていきたいと思っています」 ――ありがとうございました。 [堀之内萌乃] ◆伊藤 潤乃助(いとう・じゅんのすけ)文1、常翔学園高、175センチ・106キロ ラグビー部の新入生紹介では暗算が得意と紹介されていた伊藤潤。このことについて「小学校の時に暗算と算盤をずっとやっていて、そのときはできていました笑」と語った。 READ MORE -
(10)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 東海隼「てっぺんを目指したい」
ラグビー 2022.06.02今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第2回は東海隼(情コミ1=光泉カトリック)のインタビューをお送りします。(この取材は5月17日に行われたものです)。 ――明大に進学を決めた理由を教えてください。 「中学と高校では強いチームでラグビーができていなかったので、レベルの高いところで自分も成長したかったからです。そして、てっぺんを目指したいと思ったからです」 ――高校3年間を振り返ってみていかがですか。 「1年生の時は新しい環境でラグビーを始め、いろいろありましたが、楽しかったです。しかし、コロナになってからはみんなと会える機会が少なくなり、オンラインになるなど大変だったこともありました」 ――高校時代の試合で一番印象に残っている試合はありますか。 「高校最後の花園の東海大仰星高との試合です。試合前から涙を流している人もいて、みんな表情や目つきがいつもと違い、声も出すなど体を張って楽しんでラグビーをしていると思い、全員がカッコ良く見えたからです」 ――高校時代の監督に伝えられたことで今も大切にしていることはありますか。 「『賢く生きろ』です。ラグビーにおいても、自分は一つのことに夢中になると他のことなど何も入ってこなくなるタイプなので言われました。また、自分は真面目なので『もう少し頭を柔軟になれ』とも言われました。さらに、『ポジティブ精神』という言葉も印象に残っています」 ――明大の試合を見たことはありますか。 「元々は大学ラグビーに興味がなかったのですが、6歳上の兄が大学ラグビーでプレーをしてから見るようになりました。いろいろな試合を見た中でも、1番印象に残っているのが明大の試合です。大学に入学する前に、兄に『まず1年生らしく、思いっきりやってこい!』と言われました」 ――寮生活はいかがですか。 「もう慣れました。同部屋は、關根瑞己(商4=明大中野)さん、中山律希(政経3=天理)さん、田中翔太朗(政経2=長崎北陽台)さんです。皆さん尊敬できる先輩で、キャラクターが濃くて楽しいです。入寮したての頃に同部屋の方々とステーキを食べに行きました」 ――同期の雰囲気と同期の中における自分の存在を教えてください。 「みんな個性豊かです。特に、楠田知己(政経1=東海大仰星)はとても面白いです(笑)。自分は、まったりしていて空気のような存在です(笑)」 ――東大との定期戦で初めてウイングのポジションをしたと伺いましたが、ウイングの練習はいかがですか。 「まず、センターとウイングでは立ち位置が違い難しいです。また、相手のキック処理やポジショニングが大変です」 ――大学では自分の持ち味と苦手なプレーをどのように伸ばしていきたいですか。 「自分の持ち味のハンドオフは今のまま継続で、タイミングなども掴めてきたらなと思います。苦手なキックは距離が出ないので、距離を出すのと両足でもっと蹴れたらなと思います」 ――これからの意気込みを教えてください。 「まずはケガなく自分をアピールする場を増やすことと、しっかりと上のチームに早く上がれるように体作りとスキルアップしていきたいと思います」 ――ありがとうございました。 [井垣友希] ◆東海隼(あずま・かいしゅん)情コミ1、光泉カトリック高、181センチ・78キロキリスト教の高校だったので、高校時代は聖書にハマり熟読したそう(笑)。京都府出身の彼はプロテインもやはり抹茶味が好き!READ MORE