(1)法大競技会 大会後インタビュー
競走 2021.05.10
トラックシーズン開幕から紫紺たちは躍動し続けている。5月4日に行われた法大競技会では鈴木聖人主将(政経4=水城)、児玉真輝(文2=鎌倉学園)が5000メートルで自己ベストを更新。手嶋杏丞(情コミ4=宮崎日大)は日本選手権5000メートル参加標準記録を突破した。そこで今回はこの3人に後日、電話取材を行った。※この取材は5月7日、9日に行われたものです。鈴木――レースを振り返っていかがですか。 「1週間前に1万メートルを走った中で自己ベストを更新できたのですが、着順としては前に2人いて、ラスト150メートルで離されて悔しい気持ちの方が強かったです」 ――今回の収穫は何かありますか。 「チームの中で力を見せつけられたというか、良い意味で刺激を与えることができました。また、藤木(宏太・国学院大)など活躍していた他大の選手に勝てず、力の差を感じさせられることが多かった中で、今回は他大の選手との力の差を見せつけることができたことはすごく収穫になりました。そして、手嶋と2人でタイムを出せたことは明大にはエースがいないと言われていた中で少し存在を出せたのかなと思います」 ――自己ベストを出し続けている要因は何ですか。 「4年生になり主将を任されて、どうしても自分の行動が見られているというか、やはりチームに発言しないといけない立場なので、まずは自分がお手本にならないといけないのかなというか、やっている姿を見せていかないといけないなという思いがあります。本当に自覚が出てきているのかなと思います」 手嶋 ――自己ベストを20秒ほど更新しました。 「最近の練習では自己ベストは絶対に出ると思っていたので、今回のタイムは出るとは思わなかったのですが、自己ベストは出たので良かったなと感じています」 ――日本選手権の参加標準記録も突破しました。 「レースが終わった後に日本選手権の標準が13分32と知り、そこではうれしい気持ちとレース内容としてもラストを上げ切るというレース展開ができたので日本選手権につながる走りができたかなと思います」 ――1着でゴールできたということは大きいですか。 「今年度のチームの目標としては、やはり勝ち切るレースを増やそうと主将とチーム全体で決めたことなので、自分が副将として結果で示さないと駄目だと思っていたので、しっかり勝ち切るレースができて良かったです」 ――今後の意気込みをお願いします。 「勝ち切るレースをしていって明大は速さだけではなく、強さもあると言ってもらえるように結果を残していきたいと思います」 児玉――レースを振り返っていかがですか。 「3000メートルまでは先頭集団に付いていたのですが、その後付いていけなくなってしまったので、その部分はまだまだ力不足かなと思っています。ただ3000メートルまでは速いペースでしっかり付いていけたことは自信になりましたし、価値があることだと思っています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「まずトラックシーズンの最大の目標である関東インカレでは勝負ということを意識して走りたいと思っています。今回は鈴木さんと手嶋さんに負けてしまいましたが、本番ではこの2人や他校の強い選手たちに勝つことを意識してやっていきたいと思います」 主将と副将そして児玉。これからの明大を引っ張っていくであろう3人が結果で覚悟を見せつけた。まずは今月の関東インカレで1部復帰へ。勝ち切れる強さを求めて明大競走部は走り続ける。 [大橋直輝]
READ MORE