
【競走部】一走懸命
名門としての地位を取り戻す。昨季は10年ぶりに箱根本戦出場を逃し、崖っぷちに立たされた競走部。再起を期す新チームは、4月から就任した山本佑樹駅伝監督の下、復活へのリスタートを切った。本企画では紫紺の襷が箱根路に戻るまでの1年間を追う。
-
(番外編)瀬古利彦氏インタビュー
競走 2018.12.29今月19日に発行しました『明大スポーツ 箱根駅伝特別号』で瀬古利彦氏の談話を載せましたが、紙面の都合で入り切らないコメントが多くありました。ぜひたくさんの人に読んでいただきたい旨を伝えたところ、瀬古氏からご快諾いただけたので、ここに掲載致します。 ――早大時代の箱根を振り返っていかがですか。 「当時から、私はオリンピックが目標でした。オリンピックを狙っている選手が学生なんかに負けるわけない、と自負していました。区間新記録出して当たり前だと思って走っていたので、びびることはありませんでした。各チームのエースたちには箱根駅伝ではなくて、その先を目標にしてもらいたいと思います。ここが目標だと寂しいよ。『山の神になりたい』とかは私から言わせてもらうとナンセンスで、オリンピックの神様になってほしいと思います。神様は1人じゃないといけないので、そう何回も乱発してはいけないね(笑)。阿部選手(弘輝・政経3=学校法人石川)はもっと先を見ていると信じていますよ」 ――明大のイメージはどのようなものですか。 「早明戦とか見ると、ライバル校に対してはものすごく貪欲に挑むチームなのに、ライバルではないところにはツメが甘いような気がします。勝てる試合で油断してしまうイメージがあるね。例えば、ラグビーの関東対抗戦で帝京大には勝つけど格下のはずであった慶大に負けてしまうとかね。だから強いチームでも弱いチームでも絶対に油断してはいけませんね」 ――明大は2年ぶりに箱根に出場します。予選会から這(は)い上がったチームの強みは何でしょうか。 「強みなんかないと思いますよ。予選会に出たら練習スケジュールや調整で大変なんだから。シードから落ちないことが重要です。最近で言えば 2013 年に日体大が予選会から優勝しているけど、そういうケースは稀です。予選会に落ちること自体がチーム力がないということになるから、まず予選会にいかないことだね。それを何年も続けることが、箱根での連勝につながると思います」 ――それでも選手らの反骨精神は相当なものだったと思います。 「それはめちゃくちゃ悔しかったでしょう?『そんなはずない』と思っていてもそれが現実だからね。やっぱりどこかに油断があったというか、『予選会は通って当たり前』みたいな部分があったと思います。箱根駅伝というのは決して油断してはいけないし、何があるかわかりません。私が早大でコーチを務めていたときには大会2週間前から『生ものを絶対に食うな』と選手たちに言っていました。下痢でも起したらもう終わりです。食事への配慮、うがい手洗いとかは徹底していました。そこで1人でも油断があったら全部帳消しになってしまいます。全員がそういう気持ちにならなくてはいけないし、誰ひとり人頼りになってはいけません」 ――毎年、明治は上位 10 人の1万メートルの平均タイムで、上の方に位置しているにも関わらず、駅伝で勝ち切れない要因は何でしょうか。 「おそらく勝ち慣れていないのでしょうね。記録会ではなく、試合というプレッシャーがある中で走って、場数を踏まなければなりません。勝負するレースで記録を出したら、本物だと思うよ。関東インカレ、日本選手権、箱根予選会、全日本大学駅伝などで常に上位に食い込んでいる阿部選手はその点で良いと思います」 ――シード権や上位に食い込むためには何が必要ですか。 「1区2区の出だしが第1条件です。エース級がそこで出てきますからね。序盤で流れを作って、山登りで3番くらいに入りたいよね。1万メートルでそれだけの記録を持ってる選手がたくさんいるんだから青学大や他の大学も焦ると思いますよ」 ――選手に向けて、激励の言葉をお願いします。 「明大は名門中の名門。選手諸君、正月に美味しいお酒を先輩たちに飲ませてあげてください。結果が残念だと、せっかくのお酒も苦いお酒になるので(笑)。今年度の早大は残念ながら、明大の後ろを走る可能性があるので、その分頑張ってください」 ――ありがとうございました。 [綾部禎、島田雄貴] ◆瀬古利彦(せこ・としひこ) 早大出身。1980 年代に日本長距離界をリードし、マラソンでロサンゼルス、ソウルオリンピックに出場。第 69 回箱根駅伝ではコーチとして母校を総合優勝に導いた。現在は横浜DeNAランニングクラブ総監督、また、日本陸上競技連盟のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーとして東京五輪、その先の大会に向けて、マラソンランナーの育成に尽力している。READ MORE -
(53)箱根駅伝直前インタビュー⑫ 岸哲也
競走 2018.12.28箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。 第12回は岸哲也(商3=国学院久我山)のインタビューです。――現在のコンディションはいかがですか。 「秋以降、あまり調子が良くなかったのですが、このままでは箱根を走れないというふうに意識し始めて、そこから調子を上げていくことができました」――具体的にはどんなことを意識されたのでしょうか。 「自分はジョグをメインでやろうと考えていたんですが、それだとどうしても重要なポイント練習で離れてしまって。それで今年の夏くらいからポイント練習をしっかりこなして、プラスアルファでジョグを増やしていくという方法に変えました」――実際にエントリーを果たしましたが、心境はいかがですか。 「とりあえずはほっとしています。でもまだ走れるかは分からないので。結局は16人に入ったとしても走れなければ意味がないので、メンバーに入ったからには走りたいという気持ちが強いです」――走りたい区間はありますか。 「自分は一人で走る方が力を発揮できると思うので復路の後半の方が合っているかなと思います」――本番が刻一刻と近づいてきました。 「他の試合と比べて知名度も全然違いますし、小さい頃から憧れていた舞台なので、やはり何としても走りたいという気持ちはあります。親戚が自分の家に集まって小さい頃みんなで見ていたりしたので、応援してくださっている人に箱根を走ることで恩返しをしたいです」――山本佑樹駅伝監督の下、新チームはここまでいかがですか。 「佑樹さんがしっかり細かく指示をしてくれる部分があって。それにプラスして西(弘美スーパーバイザー)さんが和らげてくださっているところもあって。うまくバランスが取れていると感じます」――同校出身で同級生の斉藤寛明(法3=国学院久我山)選手が全日本大学駅伝に出場されました。 「同じ高校から明治に来ている選手が多いので、斉藤もそうですが他の選手の活躍は気になりますし、斉藤が三大駅伝を最初に走ったということで自分としても悔しいという気持ちはありました」――箱根に向けて意気込みをお願いします。 「ずっと憧れてきた舞台なので、友人など自分を応援してくれる人たちに走っている姿を見せられたらなと思います」――ありがとうございました。[高野夕]次回のアップ日は12月29日です。お楽しみに!READ MORE -
(52)箱根駅伝直前インタビュー⑪ 河村一輝
競走 2018.12.28箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。 第11回は河村一輝(政経3=大垣日大)のインタビューです。――現在のコンディションはいかがですか。 「段々と調子が良くなってきています。夏はあまり良くなかったのですが、そこから少しずつ上がってきています」――夏の不調の原因は何だったのでしょうか。 「去年の冬にケガをしてそれから前半シーズン良くなくて。そこからまた調子を崩してしまって。夏が明けてから上がってきたなと思うので、ギリギリエントリーできたという感じがあります」――今シーズンに一番重きを置いていたのはどの大会でしょうか。 「今シーズンは全体的にうまくいかなかったので、一つ一つこなしていく感じが強かったです。前半はトラックだったので、日本選手権が大きかったんですが、そこが全然駄目で。そこからどうしたらいいのか分からなくなってしまいました。夏くらいからは目標を箱根に決めてしっかり練習を積んできて、最近すごく調子がいいです」――エントリーを果たして今の心境はいかがですか。 「ほんとにギリギリという感じで、区間はまだ全然決まっていないですし。ただ、ギリギリエントリーに入った時よりは今の方が断然調子が上がってきていますし、練習もこなせているので、周りで見ているだけではなくてしっかりチームに貢献したいです」――出走するとしたら何区がいいですか。 「走るとしたら6区だと思います」――どういったレース展開をしたいですか。 「最初の5キロは上りもあるので、そこをしっかり追い込んでいってそのまま流れで下りにいけたらいいなと思っています」――チームの調子はいかがですか。 「夏合宿はまだ調子の上がってきていない選手も多かったんですが、少し前の合宿ではみんな練習がしっかりできていて。むしろちょっと余裕を持っているくらいで走れていて、みんな調子がいいんだなと思います」――はじめての箱根エントリーとなりました。 「いつかは走りたいと思っていて、2年生の時は6区に向けて準備をしていたんですが箱根自体がなくて。やっという感じもしますが、まだ走れると決まったわけではないので、しっかり堅実にやってきて、やっとという感じです」――駅伝での出走は昨年の全日本以来です。 「昨年の全日本は全然いい結果ではなかったので、今回はしっかり結果を出してチームに恩返しをしたいです。足を引っ張ってばかりでは嫌なので」――本番が迫ってきましたが緊張はありますか。 「チーム全体で緊張感が上がってきていて、自分自身も精神的にいい感じになってきています。練習での集中力もみんな高くて自分もそれがいい影響になって調子が上がってきているので、走れるとしたらとても楽しみだなと思っています」――ライバルの選手はどなたでしょうか。 「高校の同期である坪井慧が法政にいるので、負けたくないなと思っています」――3年生が最多のエントリーとなりました。 「元々みんな入ってきた時から強かったので。1、2年の時はみんなくすぶっていたんですがしっかり地力がついてどんどん伸びてきていて。とてもいいことですが、自分が走れなくなるかもしれないのでちょっと怖かったりもします(笑)」――最後に、箱根に向けて意気込みをお願いします。 「チームの目標がシード権を取ることなんですけど、シード権を最低限としているとそれに及ばない結果になってしまうと思うので、区間5番以内を目指して頑張っていきたいと思います」――ありがとうございました。[高野夕]次回のアップ日は12月29日です。お楽しみに!READ MORE -
(51)箱根直前インタビュー⑩ 阿部弘輝
競走 2018.12.27箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。 第10回は阿部弘輝(政経3=学校法人石川)のインタビューです。 ――今年1年の飛躍の要因は何ですか。 「来年必ず見返してやるという強い気持ち、競技に関して覚悟を持つことができたのが一つの要因です。(昨年度は)各大学にも予選会落ちをして、明大はダメだな、弱いなという印象しかなかったと思います。そこを何としてでも僕が先陣を切って明大をしっかりアピールして、今年度の明大は一味違うんだと(思わせる)覚悟はすごく持っていました。そういうものも全部含めた大きな要因があって、今年1年成長できたのかなと思います」 ――追い求めている理想の選手像はありますか。 「世界と戦うことが一番の目標です。確かに箱根も大事な大会ですが、トラック競技で勝負をしたくて明大に入学したので。大学のうちにできることは、スピードをたたき上げることだと思うので、そういった意味では箱根を通過点、トラックで世界と勝負するための土台づくりと捉えています」 ――八王子ロングディスタンスでは27分台を出しました。 「27分台は出したことで注目はされると思うんですけど、全部の主要大会に自分の絶好調を持っていくのは、非常に高いレベルの選手しかできないと思っていて、僕はまだその高いレベルの選手ではないと思っています。ただその27分台を出した自信は、必ず箱根で生かされますし、継続した練習の中での27分台は地力が上がっていることなので、箱根に対して不安はないです。プレッシャーを気負わず、僕自身にとっては一つの箱根駅伝、一つの20キロのレースにしか過ぎないので、実力をしっかり出し切ること、結果を残すことが目標です」 ――27分台を出した後、それ以前の今季学生記録者である相澤晃(東洋大)選手と何か話しましたか。 「そうですね。ラインで一言『おめでとう』ともらいました。僕自身相澤の記録は正直簡単に抜かせるだろうと思っていたので、それが有言実行できて、同期としてライバルとしても良い切磋琢磨(せっさたくま)になったと思います。箱根では、相澤に『箱根では負けない』と言われましたし、お互い高いレベルで大学界を引っ張っていけることは、楽しいしその位置にやっと来られたというのがあります。箱根ももし一緒の区間になったら、絶対負ける気はないです。来年度はお互い4年生になり、学生界を引っ張っていくのは僕ら2人だと感じているので、箱根では2人で結果を残したいです」 ――今回2区で相澤選手と勝負したい気持ちはありますか。 「(区間は)佑樹さんが決めることなので、正直どの区間になっても、今はどこでも走れる状態です。仮にエース区間を任されたとしても、勝負できるところまで来ているので、本当に非常に楽しみな箱根駅伝になると思います」 ――その中でも走りたい区間はありますか。 「区間にはあんまりこだわりがなく、一番はチームのために結果を残したいです。今回シード権は確実に取らなければいけないので、どの区間を走ってもいい状態を作って、1〜4区どの区間でも結果が出せる走りが求められてくると思います。今のチームは流れに乗ればすごく良いところまでいくと思うので、流れに乗っかることも、流れが悪い中で襷をもらった時は流れを断ち切る走りも僕は両方対応可能なので、任された区間の走りをしたいと思います」 ――流れに乗ればどの辺までいけると考えていますか。 「上の4強が正直抜け出しているとは感じているので、本当に流れに乗ったら5番には確実に行けるのではないかと思いますし、今回シード権争いも非常に混戦です。1区間1区間の粘りや流れが重要なので、任された区間でシード権獲得、またはその最高の目標で終われるような走りをしていきたいです」 ――ありがとうございました。 [綾部禎] 次回のアップ日は12月28日です。お楽しみに! READ MORE -
(50)箱根直前インタビュー⑨ 村上純大
競走 2018.12.27箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。 第9回は村上純大(政経2=専大松戸)のインタビューです。 ――調子はいかがですか。 「すごく良くて、9割から10割近くまで上がってきています。当日、もし自分が走れるのであれば良い走りができるという自信があります」 ――走りたい区間はありますか。 「特にはありません。任された区間をしっかり走ることが目標です」 ――1万メートル記録会では28分台を出しました。 「箱根は1万のタイムではなく、メンタル・長い距離に対するアプローチだとかをしっかりできているチームが勝つと思います。その点で挑戦者としての気持ちを忘れずに箱根に挑みたいと思います」 ――全日本大学駅伝、1万メートル記録挑戦会を経て、ここまで、どのような練習を積んできましたか。 「佑樹さん(山本駅伝監督)が出したメニューを全て、しっかりこなして、富津合宿も余裕を持ってこなせたので、そこでさらに自信がつきました」 ――この選手には負けたくないという人はいますか。 「順大に難波皓平さんという高校のときの先輩がいるんですけど、その先輩には同じレースで一回も勝てたことがないので、今回は勝ちたいです」 ――他の2年生についてはどう思いますか。 「今年、小袖(英人・政経2=八戸学院光星)はチームにずっと貢献していますし、前田(舜平・政経2=倉敷)も調子は上がっています。2年で4人もエントリーに入れたのは学年の中で頑張っているのかなと思います」 ――現状では何位だと予想しますか。 「良くて5位、最低8位、9位かなと思います。理由として、みんな自信を持って走っていて、前に前にという気持ちが練習とかでも出ているからですね。 ――意気込みをお願いします。 「チームがシード権を取ることが大前提なんですけど、自分も区間5番以内で走って、チームに貢献して走ることを目標にこれからも頑張っていきたいと思います」 [綾部禎] 次回のアップ日は12月28日です。お楽しみに! READ MORE -
(49)箱根直前インタビュー⑧ 前田舜平
競走 2018.12.26箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。 第8回は前田舜平(政経2=倉敷)のインタビューです。 ――箱根駅伝が近づいてきましたが、心境はいかがですか。 「初の箱根ということで、こういうピリピリした雰囲気感も初めてですが、そういう雰囲気にのまれないように、しっかり箱根駅伝の試合に集中していきたいなと思っています」 ――チームの雰囲気はいかがですか。 「みんな箱根がありますけど、そんなに固くなっているという感じじゃなくて、いつも通りの雰囲気で来れてるかなと思います」 ――箱根に対する憧れはありましたか。 「そこまで箱根に対するあこがれっていうのはないですね。ただ、まあやっぱり日本でも一番に近いぐらい注目されているスポーツのイベントであるので、そういうことを認識していますね」 ――コンディションはいかがですか。 「上尾走る前から徐々に徐々にという感じだったんですけど、最近かなり調子が上向きになってきているので、箱根ぐらいにはちょうどピークを持っていけるかなと思います」 ――先日の富津合宿での仕上がり具合は。 「先日の富津では練習が楽にこなせたので、良い練習が積めたかなと思います」 ――監督から指示されていることはありますか。 「体調管理に気をつけろとか、そういった点ですかね」 ――昨年度の箱根予選からここまで振り返っていかがですか。 「昨年は出れず、悔しい思いをしたんですが、今回はかなり、監督もおっしゃっていたように16人全員の調子が良くて、良いチーム状況で来れていると思うので、今年しっかりシード権を狙えるチームになっていると思います」 ――この1年間で1番成長したところはどこでしょうか。 「1万でベストを更新し、ハーフでもタイム更新できたので、しっかり地力、そしてスタミナ等がついたかなと思います」 ――逆にこの1年間で苦しかったところはどこでしょうか。 「シーズンインの当初は良かったんですけれども、関カレ期間辺りから夏場、試合で思うように結果が出なかったので、そこはちょっと悔しい思いがあります」 ――上尾ハーフ時に6区を走りたいとおっしゃっていましたが、改めて走りたい区間はありますか。 「やっぱりそのままで、しっかり6区を希望して、でも任された区間をしっかり走ることは最低限だと思うので、どの区間でもしっかりチームに貢献出来る走りをしたいと思います」 ――6区を任されたら、どのような走りを心掛けたいですか。 「下りはすごいんですけど、最初の5キロの上りと残り3キロのなだらかになった下りの走りが大事だと思うので、そこを意識して走りたいと思います」 ――ご自身の持ち味は。 「自分としては、スピードがかなりあるほうだと思うので、あと下りが得意なので、そういった点を生かして箱根を走れたらなと思います」 ――箱根での目標をお願いします。 「チーム目標であるシード権獲得に向けて貢献できる走りを、区間上位の走りをしたいと思っています」 ――意気込みをお願いします。 「初の箱根となりますが、チーム一丸となってシード権を目指して頑張りたいと思います」 ――ありがとうございました。 [川和健太郎] 次回のアップ日は12月27日です。お楽しみに!READ MORE -
(48)箱根直前インタビュー⑦ 酒井耀史
競走 2018.12.26箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。 第7回は酒井耀史(商2=須磨学園)のインタビューです。 ーー箱根が近づいてきましたが心境はいかがですか。 「あと3週間ないので、かなり高揚感というかワクワクする気持ちがかなりあります」 ーーチームの雰囲気はいかがですか。 「かなり明るくて、明るすぎる部分もあるんですけど、かなり楽しくというか、その中にも切磋琢磨し合っていて、みんな(メンバーに)入りたい入りたいっていう思いで勝負している部分はあるので、チーム的には抜きつ抜かれつのかなり良い状態だと思います」 ーー現在のコンディションはいかがですか。 「調子はかなり上がっていっている段階だと思うので、もうちょっと箱根までには仕上がっていくと思います」 ーーこの1年間で苦しかった時期はありましたか。 「前半の4ヶ月、怪我でちょっと走れてない時期は苦しかったですね。その間にもライバルというか同じ学年がタイム出したり、関カレ走ったりとか結構色々見ていたので、やっぱり悔しいっていう思いが結構あって、苦しかったですね」 ーー上尾ハーフで自己ベストを出して手応えはつかみましたか。 「久々にちゃんと走れたっていうレースだったので、感覚はかなり思い出したレースではありましたね」 ーー復活出来た要因は。 「諦めずにやれたので、やっぱりそこがもう、1番かなと思います」 ーー山上りの候補に挙げられていますが、そこに関していかがですか。 「自分自身、かなり前から走りたいっていう希望は言っていたので、候補に挙げられて嬉しいという思いもありますし、やっぱり重要な区間なので。かなり前から準備というか、腹は括っているという感じで、覚悟はしっかり決めています」 ーー上りを走りたいと思うようになったのはいつ頃からでしょうか。 「高校2年生で、駅伝で上りの区間を任されることが多くなって、自分に手ごたえを感じていて、やっぱりそれが自信になって。クロスカントリーの日本代表に1回選ばれたこともありますし、自信が積み重なってこういう思いになったのかなと思います」 ーー山を上るイメージは出来ていますか。 「そうですね、イメージは何回も繰り返しているので」 ーーこのぐらいのタイムで行けるかなという想定は考えていらっしゃいますか。 「本番は何があるか分からないので、一概には言えないんですけど、でも72分台では走りたいという気持ちは持っています」 ーーご自身の持ち味は。 「最後まで押していけるという所で、やっぱり山にはそこそこ向いているのかなというのは自分で思いたいです」 ーー箱根駅伝での目標は。 「チームの目標がシード権獲得ということなんですけど、それに大きく貢献出来るように自信を持って積極的に進めていって、それがチームにとってもかなり良い結果になったら、満足だと思います」 ーー山の神になる自信は。 「他校でも去年の速い選手が今年もまだ在学中だったりしているので、山の神になる自信というのはそこまで持ってはいないんですけど、本当にもがいてもがいて、それが結果的に区間賞、区間新記録に到達していたら、それはそれで自分の宝物というか財産になるなというふうに思います」 ーー意気込みをお願いします。 「箱根駅伝、三大駅伝、大学の駅伝自体が初めてなので、かなりきついとは思うんですけど、そのきつささえも楽しめるようなレースをしたいと思っています」 ――ありがとうございました。 [川和健太郎] 次回のアップ日は12月27日です。お楽しみに!READ MORE -
(47)箱根直前インタビュー⑥ 小袖英人
競走 2018.12.25箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。 第6回は小袖英人(政経2=八戸学院光星)のインタビューです。 ――コンディションはいかがですか。 「最近は上がってきましたね」 ――富津合宿ではどのようなことを意識して取り組んできましたか。 「富津合宿で距離を踏んで、もう一度ためを作ろうって思っていたので、朝練のジョグとかもいつもより多く入れたりして、距離を踏むことを重心においてやっていました」 ――この1年間で長い距離に対する意識は変わりましたか。 「前よりは自信がついたっていう部分がありますね」 ――今季タイムが伸びた要因は。 「他校の主力選手を見ると、28分30秒台で走っているので、そう考えると20秒ぐらい差があって、その差がでかいと思いますね」 ――全日本後にはペース配分とスタミナを課題に挙げていらっしゃいました。 「箱根は全日本よりも距離が長くなるので、16キロぐらいからが自分の中では勝負所だと思っているので、そこまでしっかりペースを決めて、ラスト5キロで上げるような走りをしたいなと思います」 ――走りたい区間はありますか。 「3区か4区を走りたいと思います」 ――3区と4区を走りたい理由は。 「3区4区は集団で来ると思うので、その集団について前の方で勝負したいなという気持ちが強いので、希望しています」 ――初めての箱根駅伝となりますがプレッシャーはありますか。 「特に感じないんですけど、結果にこだわりながら、ずっと目標にしていた大会なので、楽しんで走りたいなと思っています」 ――チームの雰囲気はいかがでしょうか。 「本当にチームの雰囲気は良くて、ポイント練習もメンバーに選ばれた16人はしっかりできていますし、このまま箱根までしっかり練習を積んでいければいいなと思いますね」 ――周りで意識している選手はいらっしゃいますか。 「いや、特に。自分のことで手いっぱいで(笑)。周りを気にしている余裕はあまりないですね」 ――他校で負けたくない選手は。 「駒澤大学の小原拓未には負けたくないですね」 ――その理由は何でしょうか。 「高校からずっとライバル関係だったので、今回多分あっちも箱根走ると思うので、同じ区間かはわからないんですけど、違う区間でも区間順位とかで勝てればいいかなって思います」 ――この1年間で1番成長したところは。 「5千からハーフまで自己ベストは出ていて、スピードとスタミナのどっちも強化されているなっていう。その結果がタイムとして出ていると思うので、成長したなと思います」 ――ご自身の持ち味はどこでしょうか。 「大崩れしなくて安定感があるという所が持ち味だと思います」 ――監督から言われていることは。 「レースのラストでもっと粘れれば一段階上の選手、もっと強い選手になれると言われているので、ラストの粘りというのは意識して練習もしています」 ――箱根での目標は。 「区間上位の走りをして、チームのシード権獲得に貢献したいなという風に思います」 ――意気込みをお願いします。 「シード権を必ず獲得して、笑顔で終わりたいなと思います」 ――ありがとうございました。 [川和健太郎] 次回のアップ日は12月26日です。お楽しみに!READ MORE -
(46)箱根直前インタビュー⑤ 名合治紀
競走 2018.12.25箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。 第5回は名合治紀(営1=倉敷)のインタビューです。 ――コンディションはいかがですか。 「可もなく不可もなくという感じですね。特別上がってきているわけでもないです。今、練習を積んでいる段階なので流れはいい感じできているかなと思います」 ――今年度、春季から自己ベストを多く更新されています。 「大学入学した当初はまさか1年目から箱根のメンバーに入れるとは思っていなかったので、春先からいい流れでこれていて自分的にもここまでは思い通りに1年間過ごせたかなと思います」 ――1年間ずっと好調ということでしょうか。 「そうですね。試合もそこまで外すこともなく安定して走れているので、いい感じかなと思います」 ――11月の上尾ハーフでは初ハーフとなりました。 「初ハーフで目標が65分切れればいいかなと思っていたんですけど、思ったよりもいい記録で走れて自分の中で自信になりました」 ――長い距離には慣れましたか。 「夏合宿までは中距離のメニューをやっていて、夏合宿から長距離ブロックに合流したのですが、夏合宿は慣れない練習が多くてしんどかったんですけど、夏を越えて10000メートル、ハーフと試合に出て走れたので距離に対してもそんなに不安はないです」 ――練習で意識してきたことはありますか。 「夏合宿で練習をしっかりこなせたので、駅伝というのは集団で走るのではなく1人で走る場面が多いので積極的に練習で先頭を引っ張ったりだとか、駅伝を想定して意識はしていました」 ――先日の合宿ではどのような練習をしましたか。 「距離を踏むのがテーマだったので距離走をメインにやったんですけど、夏よりも速いペースで同じ距離を余裕をもってこなせたので夏よりは自分の力がついているなと実感できました」 ――入学当初はトラックレース中心で勝負したいということでしたが、気持ちの面では今どうですか。 「自分の最大の目標としては日本選手権だとか、そっちの方を目指したいと思っていてその気持ちは変わらないんですけど、やっぱり箱根駅伝は知名度もありますし出たら家族とか友人も喜ぶと思うので、そういう面でしっかり頑張って走れたらなと思います」 ――箱根駅伝で走りたい区間はありますか。 「自分はまだ選べるような力ではないので、任されたらその区間をしっかり走りたいです」 ――出走するとしたらどのような走りをしたいですか。 「ここまで1年間通して練習、試合で外していないので安定感をもって走れているので、駅伝でも安定感のある走りをしたいです」 ――チームの雰囲気や調子はいかがですか。 「僕は今年から入ってきたので去年より明るくなったとかは分からないんですけど、高校の時よりもみんなが強くなっていく雰囲気は感じますし、練習を見ていてもみんな状態はいいと思うので、このままの流れで箱根駅伝を迎えられればなと思っています」 ――1年生はいかがですか。 「鈴木聖人(政経1=水城)が強いんですけど、練習だとか試合の結果だとか私生活を見ていてもかなわないなと思いますね」――4年間での箱根駅伝の目標は何かありますか。「今年シード権を取って来年以降年を重ねるごとに順位を上げていって、僕らが4年生の時に、具体的に何位とかは分からないですけど昔強かった明治大学を取り戻せたらなと思います」 ――ありがとうございました。 [西山はる菜] 次回のアップ日は12月26日です。お楽しみに!READ MORE -
(45)箱根直前インタビュー④ 手嶋杏丞
競走 2018.12.24箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。 今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。第4回は手嶋杏丞(情コミ1=宮崎日大)のインタビューです。――現在のコンディションはいかがですか。 「合宿を終えてやっと力がついてきた感覚もあって、試合になるにつれてどんどん調子も上がってきて外すこともないので、自信をもって箱根に臨めると思います」――大学1年目の今シーズンを振り返っていかがでしょうか。 「前半は力がなくて、試合も全然走れなくて練習も離れたりもしていたのですが、後期になってから涼しくなって。毎年涼しくなると走れるようになるので、後期からはしっかりと走れていると思います」――エントリー入りされた今の心境を教えてください。 「1年目から選ばれるとは思っていませんでした。もともとロードが苦手で、高校3年の時の都道府県駅伝も区間ビリから2番目で。ロードが苦手というイメージがあったので1年目は無理かなと思っていたんですが、ロードでもこの前の上尾ハーフでしっかり走れて、克服できてきていると思うので1年目からしっかり狙っていこうと思います。ここからいかに10人に選ばれるかということを最近ではずっと考えながら練習しています」――ご自身の走りの強みはなんでしょうか。 「流れにはまったらとことん走れるので、ピークが合えば走れるし競り負けないと思います」――何区で出走したいですか。 「一番は下りの6区で、あとは復路だったらどこでもいいです」――チームの調子はどうですか。 「練習もしっかりみんなできていて、前期よりもみんなの調子も断然上がってきていて、いい雰囲気だと思います」――本番が近づいてきていますが緊張はしていますか。 「緊張はしていないです。走れる楽しみがあります」――箱根はほかの大会よりもさらに注目度が大きい大会ですが、それを感じることはありますか。 「走ったらちやほやされるんじゃないかなと思います(笑)。帰省前の大会なので、箱根をしっかり走って結果を残してみんなにお祝いしてもらえるように頑張っています」――ライバル選手はどなたでしょうか。 「学内だったら鈴木聖人(政経1=水城)が1年生でエースと言われていて、いつかは超したいと、この1年間ずっと思ってきたのでライバルだと思っています」――最後に、箱根に向けて意気込みをお願いします。 「当日走ることになったら、区間上位で走れる自信しかないので、しっかりと上位で走ってシード権獲得に貢献したいと思います」――ありがとうございました。[高野夕]次回のアップ日は12月25日です。お楽しみに!READ MORE