新人戦まであと1日 渡辺翔太主将インタビュー

バスケットボール(男子)
2018.06.03

アグレッシブに挑む。最初の公式戦である関東トーナメントではベスト16に終わり苦杯をなめた明大。秋のリーグ戦に向け、6月4日に初戦を迎える新人戦で勢いを取り戻したい。

 

いよいよ新人戦の初戦まであと1日となった。明大の初戦の相手は明星大。初戦前日となる本日は1、2年生をけん引する渡辺翔太(政経2=宇都宮工)のインタビュー記事をお届けする。(この取材は5月21日に行われたものです)

 

――新人戦のチーム状況はいかがですか。

「正直今のところ良くない状況ですね。一番はケガ人が永田渉(政経2=盛岡南)と佐藤俊佑(営2=明大明治)と塚本舞生(政経1=明成)の3人いますし、自分たちのチームカラーというのがまだできていないです。3、4年生とか駒澤大と練習試合をやってみてもぐちゃぐちゃな試合になってしまいました。まだ試合経験が浅いので、あと3試合くらいある練習試合で自分たちの得意なプレーを明白にしていかなくてはいけないなと思います」

 ――主将になった経緯を教えてください。

「高校と中学でキャプテンをずっとやってきたので、そういうのもあると思います。マネジャーが『翔太(渡辺)でいい?』って言ってきたっていうのもあります(笑)。大学ではキャプテンは絶対やらないつもりだったんですけど、流れ的にそうなったって感じですね。でも、高校と大学では全然違うなと感じます。大学は高校でチームの中心だったメンバーが集まってきているので、いろいろな人の意見を聞いて反映していかなくてはいけません。コーチもいない中で練習内容からセットプレーまでも自分たちで考えなくてはいけないので、大変な部分もあります」

――主将をやりたくなかったというのは何かあったのですか。

「何かあったというよりは、自分は責任を感じてしまうところがあって、高校の時もキャプテンじゃなければもう少しのびのびやれたかなとも思ったりするので。今回も最初は否定気味だったんですけど、時間が経つにつれて上の先輩たちを見てきて、自分なりのまとめ方っていうのができるのかなと思ったので、キャプテンを引き受けました」

――ご自身ではどんなタイプのキャプテンだと思いますか

「ガードというポジションも含めて、もっと指示出していかなきゃ駄目だなと思います。練習でも『こうした方がいい』っていうのは言っています」

――昨年と違うなと思うところはありますか。

「去年は奥野さん(綾汰・国際3=藤枝明誠)を中心にやっていったんですけど、やっぱり引っ張ってくれる存在って大きいんだなと思いますね。今年は自分がキャプテンとしてそういう存在になっていかなければいけないなと思います」

――今年度の1年生はいかがですか。

「吏(中村・法1=正智深谷)は昨日の練習試合でも自分の持ち味を出してくれていましたし、月斗(国際1=東海大札幌)も得意のリバウンドで頑張ってくれています。少しずつ自分の持ち味を出してくれているなと感じています。それを新人戦までにどれだけ出してくれるかが重要だと思います」

――この大会をどんな意味を持つ大会にしたいですか。

「まずは1回戦しっかり勝って拓大とやるというところに意味があると思っています。拓大にもいい留学生がいる中で、自分がどう攻めるかを考えてやってみてリーグ戦につなげられる大会にしたいです」

 

――カギになる試合はどの試合ですか。

「まずは明星です。そこに勝って拓殖につなげたいです」

――新人戦への意気込みをお願いします。

「あまり考えすぎずに自分たちのプレーを出して、1回戦にしっかり勝って、2回戦の拓大も勝てると思います。こういう機会はあまりないのでしっかり戦い抜いてリーグ戦やインカレで成長した姿を見せたいなと思います」

――ありがとうございました。

 

[長沼遼太]

◆渡辺翔太(わたなべ・しょうた)政経2、宇都宮工高、169センチ・69キロ

登録ポジションはPG(ポイントガード)。趣味は一人で色んな所に行くこと。