ルーキー特集(7)背番号「14」を引き継ぐ男 攻撃の要へ 戸堀春輝
今年度も頼もしい新戦力が加入した。最初の公式戦である関東トーナメントではベスト16に終わり苦杯をなめた明大。秋のリーグ戦に向け、6月4日に初戦を迎える新人戦で勢いを取り戻したい。本特集ではそんな男子バスケットボール部の将来を担うルーキー9人を紹介する。
7人目に紹介するのはSF戸堀春輝(営1=国学院久我山)。高校の先輩である濱西秀人(平30国際卒)に影響を受け、進学先を明大に決めた。背番号も濱西の「14」を引き継いだ。「まだまだ試合に絡むことは少ない」というが、国学院久我山高のプレースタイルの中で培った「長身でも動ける」ことを武器に、攻撃の要を目指す。
――バスケを始めたきっかけを教えてください。
「もともと父がバスケをやっていて、兄も早い段階で始めていたので、その兄のいるバスケのチームに遊びに行ったっていうのがきっかけです」
――ご自身のプレースタイルはどういったものでしょうか。
「身長の割に少し動けるところが武器だと思います」
――SFはポジション争いもし烈ですが、その中で個性を出すには。
「高校の頃から3番4番が得意ではなかったんですけど、外からのシュートは得意だったので、それを生かしつつ、少しずつドライブも出していけたらなと思います」
――課題だと思うところはありますか。
「ディフェンスができないのでそこを頑張りたいです」
――明大を選んだ理由を教えてください。
「濱西さんが自分の高校の先輩で、いろいろお話をうかがっていて、いいなと思ったので入学したいと思いました」
――大学と高校の違いはどんなところに感じますか。
「高校の頃は少し強制される部分があったんですけど、大学に入ってからは自主性があります。高校の時と比べて自主練も増えているので、その時間に何をするかっていうのが高校と大学の違いだと思います」
――高校時代で一番印象に残っている試合を教えてください。
「最後のインターハイです。初戦負けだったんですけど、その試合は1点差で、最後に自分がファウルして相手にフリースローを与えてしまって負けたので、それがすごく印象的です」
――高校はどんなチームでしたか。
「自分も191あるんですけど、背の高い人が自分たちの代はたくさんいて、190台が3、4人いました。平均身長が高くてゆっくりとしたバスケを主体としていたので、大学の速いバスケに慣れないといけないと思います」
――新人戦に向けてどのように仕上げていきたいですか。
「チーム自体にケガ人が多いので、そういう面でも控えの選手が少なくなっているので、ガードとか特に2年生だけではしんどいし、1年生の力も必要だと思うので、これからの練習は積極的にリーダーシップを取って、声を出して頑張りたいと思います」
――新人戦でのご自身の役割は何でしょうか。
「まだ慣れないものも多いので、試合に絡むことは少ないかもしれません。でも、試合に出ている人のサポートだったり、外で見ているからこそ分かることもあると思うので、そういうのをプレーしてる人に積極的に教えてあげて、よりチームの実力自体を上げていきたいと思います」
――仲のいい同期はいますか。
「普段よくしゃべるのは中村吏(法1=正智深谷)です。あと阿保(柊二・総合1=実践学園)は東京が同じで、中学から知り合いなのでよくしゃべったりします」
――今年の目標を教えてください。
「とにかく僕は細いので、筋トレとか自主的にやることを意識して取り組んで、大学でも通用するような体にしていきたいです」
――4年間での目標を教えてください。
「チームの目標が日本一なので、それに貢献できるように頑張ります」
――次の中村選手の紹介をお願いします。
「バスケでは身長大きくてそれでも手先が器用で、器用なプレーが多いです。それと、大人しい感じなんですけど、時々自分から面白いことをしたりするいい子です」
――ありがとうございました。
[織田有衣子]
◆戸堀 春輝(とぼり・はるき)営1、国学院久我山、191センチ・ 72キロ
登録ポジションはSF。6月11日生まれ。趣味は読書。
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