世界に挑む2人の現役明大生、いざ北京へ! (1)卓球部・水谷

2008.07.09

 この夏、2人の現役明大生が北京の地で躍動する!オリンピックに卓球の水谷隼(政経1)、パラリンピックに水泳の秋山里奈(法2)が出場する予定だ。2人共十分にメダルが狙える選手。彼らの紹介とともに、今年の北京をクローズアップする。

日本人初の快挙なるか?メダル獲得を狙う

卓球界のエース・水谷

 明大卓球部のスーパールーキー・水谷隼(政経1)。この夏、卓球日本男子代表として北京五輪に出場する。8月13日から行われる団体戦では、シングルスに加え、岸川聖也(スヴェンソン)とダブルスで出場することが予想される。

重圧はねのけ、夢の五輪へ

 今年はじめの全日本選手権。単複共に連覇を果たした水谷は、五輪への気持ちをこう語った。「あこがれは物心ついた時からあった。やるからには大きくやりたい。今は絶対出るという気持ち」。

 その2カ月後のアジア大陸予選会で、水谷は見事北京への切符を手にした。既に日本のエースとして世界の強豪と戦う水谷に対し、周囲はこの結果を当たり前ととらえたかもしれない。だが「決まった時は緊張感から解放された」と本人には相当のプレッシャーだった。それもそのはず。代表としての責任、そして子供のころからの夢がその一球一球に懸かっていたのだから。

 現在水谷はナショナルトレーニングセンターで練習を重ねている。「日本は卓球でメダルを取ったことがない。だから自分たちがメダルを取る」子供のころからの夢をかなえるため――。北京の地で水谷の挑戦が始まる。