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(2)リーグ戦後ラストインタビュー/大岡凌磨

ホッケー 2023.12.17

 今季100周年を迎えた明大ホッケー部は、関東学生1部リーグ戦(以下、リーグ戦)で46年ぶりの春秋連覇を果たし、リーグ戦での通算優勝回数は41度目となる最多優勝を記録。また全日本大学王座決定戦(以下、王座)では9年ぶりに表彰台入りを飾り、100周年の節目にふさわしい成績を収めた。本記事では、シーズン終了後の選手のインタビューをお届けする。

 

第2回はFW大岡凌磨(政経4=今市)のインタビューをお送りします。(この取材は12月8日に行われたものです)

 

――春・秋季リーグ戦連覇全日本大学王座決定戦3位、全日本学生選手権ベスト8。今シーズンを振り返っていかがですか。

 「僕自身、リーグ戦を優勝したのは僕が1年生の頃の秋季リーグ戦でのことなんですけど、それ以降は後輩たちに優勝っていうのを経験させてあげることができなくて、4年生になって、春・秋リーグ戦で46年ぶりの連覇をできたことで、すごく後輩たちにもいい経験になったと思います。自分の中ではこの結果にすごく満足しているっていうわけではないんですけど、自分のプレーの自信にもつながったかなと思います」

 

――今年度は副将としてチームをまとめる立場になりましたがいかがでしたか。

 「チームをまとめるというところで、主将の髙松(雄飛・法4=丹生)であったり、もう一人の副将の三松(勢矢・営4=今市)であったりとかで、それぞれ役割があったのですが、(代表活動での)合宿期間の中では、髙松と三松に任せていたっていうのもあったのでそこのところではすごく助かったなと思います。自分の役割としては髙松のサポートに加えて主に相手チームの戦術分析をしたりとか、戦術を見た上で自分たちがどう攻撃してどう守っていくかの作戦であったりとかを練っていました。それが秋季リーグ戦決勝の山梨学大戦とかでは、結構自分の思った通りにゲームを進められたかなとは思っているので、副将としても成長できたかなとは思います。僕自身、副将っていうのは中学、高校とやったことなかったのですごくいい経験にもなりました」
 

――進学先に明大を選択した理由を教えてください。

 「『文武両道』をしたいっていうのがあって、高校を卒業する段階で、U―21の日本代表からすごい声がかけられていて、自分は大学でも代表を続けたいという意思がありました。その中でも、代表活動だけ真面目に取り組んでいてはアスリートとしてはすごく応援されますけど、やっぱり大学生からしたら、ただスポーツをやっていい大学行っているだけじゃんっていうのはあるので、そこのところでの『文武両道』は徹底していました」

 

――明大ホッケー部での活動に加え日本代表での活動もあり両立は大変だったと思いますがいかがでしたか。

 「特に今シーズンは五輪に向けた合宿だったりとかで、1カ月に2週間ぐらいはいなかったっていうのもありましたし、長くて1カ月はいなかった時期もあったんですけど、そんな中でも、試合が近くなれば、僕が試合に出場できない時でも髙松とかに細かくチームの状況とかを教えてもらったりとか、インターバルトレーニングをちゃんとチームとしてやっているのかっていう確認とかもしていたので、代表活動の空き時間を見つけながら、明大のチームも引っ張っていけるっていうところではまあ両立できたのかなとは思います」

 

――4年間で一番印象に残っている試合は何ですか。

 「4年生での春季リーグ戦優勝ですかね。春季リーグ戦決勝の東農大戦と準決勝の山梨学大戦では、どちらの試合も先制点を取られているっていうところで共通点がありました。ただ最後まで諦めずに戦ったことで、山梨学大戦では第4Qの残り1分で同点に追い付いて勝ち切るっていう試合だったり、東農大戦でも後半に相手の足が止まったところを、自分たちがインターバルトレーニングを取り入れたことによって、最後まで走力が尽きなかったっていう点ではすごい僕が理想としていたチームに近づいたと感じた大会でもあったのですごい印象に残っています」

 

――理想のチームとはどんなチームですか。

 「僕がチームに求めるのは、やっぱり楽しくホッケーもできて、その中でもやる時はやるっていう部分です。僕がいつもラントレをしようって言うんですけど、まあ最初はみんな嫌な顔はしますが、なんだかんだでちゃんとメニューをやってくれるので、そこにはもう感謝はしています。なので、メリハリのあるチームでもあり、ホッケーするときは楽しく、それでいて強いチームを僕は目指していたので、今シーズンはすごいいいチームだったとは思います」

 

――今シーズンで小池文彦監督が勇退となりますが、どのような監督でしたか。

 「一言で言うなら、あまり下を向かずに、常に前を見ている監督だと思います。試合で負けているシチュエーションであっても、絶対にネガティブな発言はしていないですし、チームを勢いづけるような声掛けをして、後半に臨めたっていうのもあるので、すごい小池監督の力は素晴らしいかなと思います。あと一つあるのは、しっかりと一人一人を見てくれていることですかね。誰に対しても平等というか、ひいきするわけでもなく声を掛けてあげたりとか、練習では満遍なくチームを見てくれているというか、私生活のこととかも聞いてきたり、とてもフレンドリーな方なので、すごい気持ちが楽になるというか、そういったところで安心できる監督だと思います」

 

――今季最終戦の秋季リーグ戦決勝後、何か小池監督から言葉はかけていただきましたか。

 「小池監督から『ありがとう』っていう言葉をいただいて、僕自身も小池監督に握手をしに行ったりとかして、歴史的快挙ではないですけど、結果を残せたというところで、小池監督にこれまでの恩返しができたっていうところでは、とてもうれしかったかなと思います」

 

――寮生活での思い出はありますか。

 「僕は代表活動もあってあまり部屋にはいれなかったんですけど、リーグ戦が終わってからなどの節目ではないですけど、その時に部屋会というものがあって、要は(各学年1人ずつの)同部屋4人でお店行って食べたりとか、カラオケ行って歌ったりとかをするんですが、その時間がすごく自分的には幸せな時間だったというか、やっぱり普段あまり携われてないからこそ、そういう時間も大切にしていきたいと思いますし、普段から部屋ではお世話になったばっかりなので、そういったところでの恩返しといいますか、それがすごいいい思い出になっています」

 

――4年間を共に過ごした同期に対して何か思うことはありますか。

 「一つは本当に同期の存在には感謝しかないっていうのはあります。僕自身、代表活動を続けていく中で、すごくしんどかった時期とかがあったんですよ。メンバー選考に外れたりだとか、自分が頑張ってきたことに対しての結果が身に付かなかったりとか。そんな中でも、やっぱり寮に帰ったら同期がいますし、僕結構帰ってきたら、ご飯とかも自分から誘っているんですけど、久々に会ってやっぱり同期といるときは楽しいなっていうのは思います。代表活動が居心地悪いっていうわけではないんですけど、やっぱり同期の存在がすごい僕自身に助けになっているというか、代表活動を続けていく中でも、同期の存在は本当に大きかったと思います」

 

――後輩たちに伝えたいことはありますか。

 「今シーズンこのような結果で終われたのは、本当に後輩たちの力もあったというのもあるので、そこは自分たちの自信につなげてもらえればなと思います。強いて言うのであれば、僕らの結果を超えるほどの実力を身に付けて、来シーズンに臨んでほしいかなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[菅波陸哉]


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