

(11)秋季リーグ戦事前インタビュー 宮川昌大×手塚崚馬
秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)が9月1日から開幕する。春季リーグ戦と全日本大学総合選手権・団体の部(以下、団体インカレ)では惜しくも優勝を逃している明大。秋リーグではその悔しさをバネに、優勝を目指し戦う。今回も開幕を目前に控えた選手たちに取材を行った。第3弾は、宮川昌大(情コミ4=野田学園)と手塚崚馬(政経3=明徳義塾)のインタビューをお届けする。(この取材は8月24日に行われたものです)
――開幕を目前に控えた現在の心境を教えてください。
宮川(以下、宮):春3位、インカレ2位ってことで自分にとっては最後の年まだ優勝できてないので、秋リーグは優勝して最高の形で終わりたいなと思っています。
手塚(以下、手):春リーグもインカレも両方とも優勝できるチャンスがあって負けてしまいました。明治大学は優勝できる力持ってると思うので持ってる力出し切れば優勝できると思ってるんで、一戦一戦みんなで全力で戦いたいなと思っています。
――現在のコンディションはいかがですか。
宮:コンディションはいい感じできていて、結構休みも取れましたし試合もずっとできていたのでコンディション的には秋リーグに向けてはすごくいい方向にいってると思っています。
手:僕は逆に試合があんまなかったんですけど、その分この期間で課題とか克服できてきたのでそこを出したらいいのかなと思います。
――ワールドユニバーシティゲームス(以下、ユニバーシアード)に参加して感じたことや得たことはありますか。
宮:普段海外の選手と試合するっていう機会があまりなくて、海外の選手はすごく癖のあるボール打ってきて、やっぱり日本人とは違うなって実感しました。自分は全種目中国選手に負けたんですけど、対戦してみて中国選手の強さを改めて肌で感じることができました。中国選手に勝ちたいなっていう気持ちが試合をして出てきたのでまずは日本でトップにならないとそういう選手と試合できないので、日本で勝てるようにもっともっと頑張りたいなと思っています。
――日本チームからはどんな刺激をもらいましたか。
宮:私生活から意識の高い生活を全選手していて、そこは日本のトップ選手だなと感じました。いざ試合前の調整とか試合中のどんな相手でも勝つ姿勢っていうのが今回いたメンバー全員強い気持ちがあったので、自分もそれに負けじとどんな選手にも絶対勝つんだって姿勢をこれからの試合で見せれたらいいのかなと思っています。
――団体インカレ後、チームに変化はありましたか。
手:春リーグもインカレも優勝したいって気持ちで負けてしまったので、秋リーグに懸ける思いはめちゃくちゃ強いと思うので最後4年生を優勝させたいって気持ちもありますし自分もチームに貢献したいなって気持ちがあります。
――手塚選手は来年度最高学年になりますが、4年生からはどのようなことを学んでいますか。
手:責任というか、やっぱり私生活もそうですし練習中の姿勢というか後輩にお手本となる行動がとても大事だなと感じてますし、4年生はそういう風に見せてくれてたので少しでも僕もそういう風になりたいなと思います。
――強化している点、意識している点を教えてください。
宮:個人的にはインカレが終わってからユニバーシアードとか結構試合が続いてきたので、何かの技術を覚えたってのはないんですけど、インカレとか通して出た課題っていうのを練習してきました。秋リーグまでは時間があったので新しいことやってみたり新しいサーブを練習してみたりとか、ユニバーシアードの時に監督から色々アドバイスをもらってそういうアドバイスを自分の中で取り入れて練習してきました。
手:インカレ終わって、インカレは出場回数少なかったんですけど、自分がチームに貢献したいなって気持ちがめちゃくちゃ強くなりました。ここ最近自分の中でも調子いいというか、いい感じになってきてるんで、一つの技術だけじゃなくて全体的に通してアップしてるなと感じてるので、それを発揮できるように頑張りたいなと思います。
――宮川選手は団体インカレ後にサーブ、レシーブを強化したいとおっしゃっていましたが、いかがですか。
宮:今回ユニバーシアードを通して、同じサーブだけでは通用しないっていうのも分かりましたし、いざ中国選手とやってレシーブも今まで日本人には通用してたレシーブなども中国選手には全然通用しなかったりとか、そういうのがありました。なのでもっとレシーブの精度っていうのは、今回はリーグ戦、関東という中ですけどもっと上いきたいってなった時にもっともっとレシーブの精度であったりとか種類、サーブもすごく今いろいろ試しているので、残り少ない時間できる限りのサーブ、レシーブの向上を目指してやっていきたいと思っています。
――今回の秋リーグでライバル校はどこですか。
宮:全部の大学強いので全部が勝負だと思ってるんですけど、やっぱり自分の中では日本大学が本当に勝負だなと思っていて、春は勝つことができましたけど全試合どっちに転んでもおかしくない試合が続いて、ぎりぎり勝つことができました。相手も自分たちに勝ちたいと思って練習してきてると思うので、自分たちはそれ以上に、強い選手たちばっかりなので受けるんじゃなくて向かっていって、その向かった先に結果がついてくると思うので、勝ちにこだわるってよりかはみんなで思いっきりできたらいいなと思っています。
手:僕はどこの大学も強いと思っているので、チームとしては日大とか専修とかだと思うんですけど、僕からしたらどこの大学も強いと思ってるんで、僕が出る試合はチームに貢献するって気持ちでやりたいので、結構どの試合も勝負だなと思ってます。
――ここに注目して見てほしい!という点はありますか。
宮:自分はガッツあふれるプレーを見ていただけたらうれしいなと思います。やっぱりファンの方とか保護者の方とかいろんな方が、この関東学生リーグを見てくれますし、会場にもわざわざ足を運んでくれて応援してくれるファンの方もいるので、皆さんに勝っても負けても素晴らしいプレーを見せれるように頑張りたいなと思います。
手:自分自身は全力で戦う姿を見てもらいたいっていうのもありますし、明治大学のチーム力とか全体的なところも見てもらいたいなと思います。
――お互いの印象を教えてください。
宮:卓球はすごく練習好きっていうか、普段一番最後まで残って練習しているところはよく見ますし、フリーの日とかも結構練習してるのでそういった面ではすごいなって思うところはあるんですけど、卓球を見ての通り色々変わってます(笑)。卓球もみんなとは違うプレースタイルというか、私生活もおもしろいところがたくさんあるので、自分の中ではチームのムードメーカー的存在だなと思っています。
――もう少し具体的に教えてもらえますか。
宮:癖が強いっていうんですかね(笑)。一個一個の癖が強いっていうか、何だろうな(笑)。表現は難しいんですけど一緒にいたらそういうとこは気づくと思います(笑)。例えば試合中の仕草とか結構おもしろいところあるので、そこはぜひ注目して見てもらいたいなと思います(笑)。
――宮川選手の印象はいかがですか。
手:宮川さんはチームの柱というか頼りになる先輩です。普段はめちゃめちゃお茶目なんでかわいいんですけど(笑)。試合になったらとても尊敬というか憧れる先輩なんで、そういう先輩になりたいなって気持ちがありますね。
――個人、チームの目標を教えてください。
宮:チームの目標としては優勝、最後の年ですし、最後のビックな団体戦ということで優勝して終わりたいです。個人的にはもちろん全勝で終えたいと思ってるので、個人的には全勝、チームは全勝優勝っていうのを目標に頑張っていきたいと思います。
手:チームの目標は全勝優勝で、笑顔で終わりたいなと思います。自分としては毎回何回か負けてしまったりしてチームに迷惑掛けてるので、自分が出た試合は全部勝って貢献したいと思います。
――最後に意気込みをお願いします。
宮:春リーグ、インカレと優勝することができなかったので、秋リーグは絶対に優勝すること。あとは個人的には誰が相手でも全部勝って全勝優勝を目標に頑張っていきたいと思っています。
手:明治大学全員で戦う気持ちで、受け身になるんじゃなくて向かっていく気持ちで最後は明治らしく終わりたいなと思います。
――ありがとうございました。
[末吉祐貴]
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