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(11)大会事後インタビュー③ 江沢陸/世界選手権2023福岡大会

水泳(競泳) 2023.08.19

 世界を舞台に躍動した。7月30日に閉幕した世界選手権2023福岡大会(以下、世界水泳)。明大勢からは競泳に2人、OWS(オープンウオータースイミング)に1人の計3人がそれぞれ初出場した。競泳では栁川大樹(政経3=日大藤沢)が男子200メートル背泳ぎで世界8位入賞、五味智信(商3=湘南工科大付)が混合400メートルフリーリレーで世界7位入賞となるなど好成績を連発。OWSでも江沢陸(法2=成田)が男子5キロメートルで力泳を見せた。来年3月のパリ五輪選考会に向け、選手たちはさらなる成長を遂げていく。

 今回は、そんな世界最高峰のレースに参戦した明大勢の大会事後インタビュー第3弾。江沢の大会後の声をお届けする。(このインタビューは8月5日に行われました。)

 

――世界水泳は楽しめましたか。

 「はい。地元開催ということもあって試合前からいろんな人に応援してもらえましたし、とても楽しむことができました」

 

――福岡空港なども含めて大会の雰囲気はいかがでしたか。

 「空港に着いた時から世界水泳の広告とかが貼ってあって世界水泳が始まるんだっていうことを実感しました。会場に着いてから海外の選手たちがいるのを見て、緊張も感じました」

 

――初の世界水泳の感想をお願いします。

 「国際大会で泳ぐという経験は僕は初めてだったので、すごく緊張や不安もありました。現地に入って他の人たちのレースを見ていると、もうさらに緊張してしまって。僕が出た5キロの前に10キロに先輩たちが出ていて、先輩たちのレースを見て自分も頑張らなきゃなって思って、なんとか泳ぐことができました」

 

――振り返ってみて、反省点はどのようなところにありますか。

 「先頭に行こうとしていたので序盤から僕はスピードを結構上げていってたんですけど、世界のトップ選手と比べてまだまだ自分は遅くて、置いてかれてしまいました。なのでこれからスピードを伸ばしていかないといけないというのは反省の一つです。もう一つは海外の選手は結構当たりが強いので、そこに慣れていなかったということに反省しています」

 

――初めての福岡の海でしたが、泳いでいる感触はいかがでしたか。

 「僕らが試合に出る前に九州で豪雨があって、水質は直前まで厳しい状態でした。、僕は日本では館山くらいでしか泳いだことがなかったんですけど、波は比較的落ち着いていて水温もそこまで高くならなかったので結構気持ち良く泳げました。」

 

――暑さはいかがでしたか。

 「水温が30度になる予想で練習していて本番が28度か26度だったので予想よりは快適に泳げました」

 

――今後はどこを強化していきますか。

 「スピードを強化して、それに並行して当たりに負けない体作りをしていきたいです」

 

――これから競泳とOWSの両立的についてはどうお考えですか。

 「スピードを上げるという点でも、競泳の試合は切り離せません。OWSの世界のトップの人も競泳ではオリンピックなどですごい成績を残しています。自分もそうならなきゃいけないと思っているのでこれからも両立して頑張っていこうと思っています」

 

――競泳とOWSのインカレに向けて、意気込みと目標をお願いします。

 「OWSでは10キロと5キロに出ます。2時間や1時間のレースの中では何が起こるかも分からないので、日本の大会だからといって油断せず、てんぐにならずに、インカレのレースに対してはチャレンジャーみたいな立場で挑戦していきたいと思っています。競泳ではまだまだ二番手三番手くらいなので、少しでも決勝に残って明治大学の得点に貢献するのが目標です」

 

――ありがとうございました。

 

[上原朋子]


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