(46)関東インカレ事後インタビュー⑬/木村稜主将、尾﨑健斗駅伝主将
4日間にわたって行われた関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)。明大は13点を獲得し、目標の1部残留を達成した。今回はレース後の選手の声をお届けする。
第13回は木村稜主将(政経4=乙訓)、尾﨑健斗駅伝主将(商3=浜松商)のインタビューです。(この取材は5月11、17日に対面および電話で行われたものです)
木村稜
男子1部200メートル決勝8位 29秒44
――決勝で足を痛めていましたが、今の状態はいかがですか。
「自分もああいった経験が初めてだったので、まだ詳しくは分かってないのですがおそらく肉離れしたのかなという感じです。今日(5月17日)MRIを撮って調べるのでいろいろ分かると思います」
――足を痛めた後にレースをやめず、最後まで歩いてゴールした理由はありますか。
「肉離れ自体初めてだったので肉離れしたという感覚がなく、なんか足がおかしいなくらいの気持ちで歩きました。その中でもやはり決勝に残ったからには1点取っておきたいなという思いがあって歩きました」
――事前インタビューの時に関東インカレを日本選手権に向けたステップにしたいとの話がありましたが、日本選手権への出場は考えていますか。
「今日のMRIを見て全部詳しいことが分かると思うんですけど、今のところトレーナーさんと話し合っているのは全治2~3カ月かかるだろうと言われているので、もう自分は切り替えて日本選手権というよりは今年度の最後や来年度以降に走れるような体をつくっていきたいと考えています」
――短距離部門の活躍についてどのように受け止めていますか。
「比べたりするのはよくないと思うんですけど、昨年度は短距離としてもたくさん点数を取ることができました。今年度は結果だけ見ればちょっと物足りなかったのかなと思っています。それでも、今年度は下級生中心のチームで、みんな頑張ってくれたことは収穫だと思っているのでそれが次の目標につながってくれればと思います」
――今後はチームとしてどんな意識を共有して進んでいきたいですか。
「これからは対校戦よりも個人それぞれの記録を伸ばしていくという感じになると思います。自分は練習を一緒にできないと思うんですけど、走りを見て助言をしたりできたらいいのかなと考えていて、チーム全体で強くなろうという雰囲気を出していければと思っています」
――今後に向けてケガとどう向き合っていきたいと考えていますか。
「初めて大きく大会から離れることになると思います。その時間があるからこそ、今後ケガしないために体の小さなバランスなどを整えて今後強い体をつくって大会に出られればと思っています」
――ありがとうございました。
尾﨑健斗(商3=浜松商)
尾﨑
男子1万メートル決勝17位 29分14秒55
――レースを終えて今の気持ちはいかがですか。
「すごく悔しい思いが強くて、力不足を実感しています」
――想定していたレースプランはありますか。
「レースプランはその都度状況に応じて対応できればと思っていました。今回は前半から自分の中で速いペースで進めていましたが、集団の後ろから拾っていく感じになってしまってレースとしては悔しい結果になりました」
――体の動きや調子はいかがでしたか。
「練習自体はきちんとこなせていたので、28分台ぐらいのタイムを出したかったのですが、後半バテてしまいまだまだ力がないなというのを痛感しました」
――今大会の収穫や次につなげたい点はありますか。
「今日は世田谷競技会、法大競技会の時よりも状態は良かったのでそれはプラスに捉えたいです。やはり力不足という点を今回も再確認できたので現状を受け止めて、また残りの大会までの期間をしっかりやっていけたらと思います」
――主将になってからはどんなことをされていますか。
「僕はチームを変えようというよりはチームが練習しやすい環境づくりや、寮生活などの全体の統括をやっていて、競技面は佑樹さん(山本駅伝監督)にお任せしています。僕はチーム内の規律や、あいさつ、雰囲気づくりを徹底するように心がけています」
――全日本大学駅伝関東地区予選会(以下、全日本予選)に向けた意気込みをお願いします。
「全日本予選の通過は絶対なので、そこからいかに上位で走れるか、できることなら1番で通過したいです。今くすぶっている人もいますがしっかりと危機感を持ってやってもらい、チーム全体としては前向きにやれたらなと思っています」
――ありがとうございました。
[覺前日向子、松原輝]
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