

(45)関東インカレ事後インタビュー⑫/清水海地、近藤岬、長田隼人
4日間にわたって行われた関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)。明大は13点を獲得し、目標の1部残留を達成した。今回はレース後の選手の声をお届けする。
第12回は清水海地(理工4=長野日大)、近藤岬(理工2=十日町)、長田隼人(商1=松山工)のインタビューです。
清水
男子1部1万メートルW決勝7位 41分14秒72
――コンディションはいかがでしたか。
「ゴールデンウィークで体調を崩してしまって、1週間くらい頭痛と呼吸のしづらさがありました。なので、練習が納得いくような流れでできなくて、急ピッチでこのレースに合わせたのでコンディション的には余裕がなかったです」
――収穫はありましたか。
「冬の期間にあまり練習できなかったり、直前にアクシデントがあったりで正直不安だらけのレースだったのですが、その中で自分の出せる力は出し切れたと思うのでそこは収穫だと思います」
――レース後半に何度かスパートをかけていましたが、どのような意図がありましたか。
「警告が1枚出ていてラスト勝負になると失格のリスクがありました。なので、ペースを揺さぶって勝負するしかないと思っていたので、スパートは何回かかけました」
――後輩2人のレースはどのように感じましたか。
「2人ともよくやってくれたと思います。1年生と2年生ということで経験がまだ少ないので、この1年間でしっかりと経験を積んで来年の関東インカレで活躍してほしいと思います」
――日本学生対校選手権(以下、全日本インカレ)までにどのようなことに取り組みますか。
「自分に集中するのは関東インカレまでと思っていて今後は卒業後に競技を続ける訳ではないので、チームになにか貢献できればという気持ちがあります。なので、自分の課題も解決しながらですが後輩たちにも目を向けてチームの底力が上がるようにしたいです」
――ありがとうございました。
近藤岬(理工2=十日町)
近藤
男子1部1万メートルW決勝10位 41分47秒27 自己ベスト
――レース振り返ってみていかがですか。
「本当は入賞したかったので、悔しいです」
――レースプランを教えてください。
「入賞圏内でレースを進めて、耐えて耐えて最後抜かすことができればと思っていたのですが、うまくいかなかったです」
――ご自身の力は出し切れましたか。
「今日のベストは出せたと思っています」
――順位とタイムについてはいかがですか。
「一応自己ベストなのですが、1年間やってきて1秒しか上がらなかったことは悔しいです。これからタイムを大幅に上げられるようにやっていきたいです」
――今後の意気込みをお願いします。
「全日本インカレで、40分台を出して、大幅に自己ベストを更新したいと思います」
――ありがとうございました。
長田隼人(商1=松山工)
長田
男子1部1万メートルW決勝14位 42分36秒62
――レースを振り返ってください。
「6000メートルまでは楽に行って6000メートル以降で力を発揮しようと考えていました。ですが、1万メートルという距離に体が対応できてないのか、6000メートル過ぎたくらいから体が急に動かなくなって離れてしまったことが反省点だと思います」
――今日のコンディションはいかがでしたか。
「しっかりと調子が上がってきていた状態でした」
――収穫はありましたか。
「1万メートルに対して体がまだ対応してないということが分かったので、改善していきたいです」
――レース後、フォームを確認してみていかがでしたか。
「注意や警告は受けていないのですが、動画で見た感じ固いと感じたのでそこは反省点だと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「全日本インカレがあるので頑張っていきたいです」
――ありがとうございました。
[萩原彩水、島田五貴、原田青空]
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(90)菅平合宿インタビュー③/吉川陽
競走 2023.09.24今年度も菅平にて行われた、長距離部門の3次合宿。そこには来たる駅伝シーズンへ向け、闘志を燃やす選手たちの姿があった。例年よりも厳しいと言わざるを得ないチーム状況は、選手一人一人の覚悟を変えた。紫紺のランナーたちは今、何を思うのか。最新の声をお届けする。 今回は吉川陽(営4=西脇工)のインタビューです。 ――菅平でのAチームは大学1年次以来です。 「2年目、3年目と行けない期間があって、それはやっぱり自分の実力不足とか、ちょっとさぼっていた部分というのがありました。ですが、大学3年生になって就職活動とかいろいろあったんですけど、その中で自分でできることを考えて練習した結果が今のある程度のチームで練習できていることだと思うんで、そこに関しては、自分のやってきたことは間違いじゃないかなと思ってます」 ――紋別合宿からAチームに合流しましたが、何か要因はありましたか。 「僕自身元々、妙高合宿が終わってからもBチームの予定だったんです。ですが体調が優れない選手や調子が合わない選手が出て、繰り上がりという形で、Aチームになりました。淡々とずっと練習できていて、いつも通りの力を出せたから上に上がれたっていうことだと思っています」 ――合宿の消化具合はいかがですか。 「一番大事とされている練習は思うようにできていなかったんでそこは反省する点があります。ですがそれ以外の練習に関しては、やっぱりある程度練習もできて、Aチームの雰囲気をしっかりと味わいながら、練習もしっかりできているので。完璧ってわけじゃないですけど、7割ぐらいですかね、消化できているかなと思います」 ――重要なウェーブ走があったと伺いました。 「それが大事な練習だったんですけど、前半の5キロの時点でちょっといっぱいいっぱいになってしまった部分がありました。そこから10キロのゆったりとしたところに付けたんですけど、やっぱり余裕がそこでなくなって、ウェーブ走の狙いである後半また上げるみたいなペース上げるってことができなかったんで、 そこに関してはやっぱり課題点があったかなと思います」 ――合宿で得られた収穫はありましたか。 「練習を引っ張るというか、ペースを作るというのはある程度できる自信はあります。今回の合宿でしっかりとそのペースを守る、ペースの安定さっていうのを求めることができたので、そこに関しては、単独走のときでも生きるんじゃないかなっていうふうに思ってます」 ――山本豪駅伝監督に代わって練習で変わった部分はありますか。 「豪さんに変わってからは『これをやればこういう結果が出るから』みたいな感じで陸上の練習に対して一つずつ意味を話してくれます。そういったところで、やっぱりきつくなったところでは、この練習はレースの中で何キロ地点に役に立つとか思いながら練習ができているので、そこに関してはやっぱり豪さんになって一番大きく変わりました」 ――結構ストイックな方ですか。 「ストイックな方なんですけど、しっかり選手一人一人のことを見ている監督でもあると思うので、そこに関しては私自身は結構信頼しています」 ――チームの中で勢いのある選手はいますか。 「馬場(勇一郎・政経4=中京大中京)ですね。やっぱり中距離から長距離に入ってきて、そこに関しては距離が異常に伸びるので練習の距離が結構苦しい部分もあると思うんですけど、いつも苦しみながらも練習に付いたりしてるので、そこに関しては馬場の勢いすごいなと思う日もありますし、チームにとっても『馬場さん頑張ってるから』となるので、そこに関しては勢いをつけてくれてるのは馬場かなって思ってます」 ――児玉真輝選手(文4=鎌倉学園)はいかがですか。 「走っている時もあったんですけど、ちょっと脚に不具合があった時もあるみたいで。ですが今はもう立ち上げ段階で、昨日も一緒に練習に合流しているので。ずっと1年生の頃からチームの先頭を走ってた児玉なので、そこに関しては不安材料ではなくてむしろプラスとして、ここにはいないけどBチームでしっかりとチームをまとめてくれてるんじゃないかなって思ってます」 ――4年生の代としての雰囲気はどんな感じですか。 「僕たちの代は正直結果が出せてない学年でした。今も実際出してるかって言ったら、やっぱり出せてない現状なんですけど、そんな中でも僕たちの代には、チームを盛り上げる力があると思っていて。やっぱりこの4年生が、きついときはきついけどチームでこなせるように指示を出したり、和むときはしっかり和ませたりというのをできているチームだと思うので、そこに関しては、僕たちの代しかできないやり方かなっていうふうに思ってます」 ――最後に駅伝シーズンに向けての意気込みを一言お願いします。 「箱根駅伝が夢で、小学校1年生から始めているので、これまで支えてくれたえ方々のためにもっていうのもありますし、自分の夢を叶えるためにも、やはり箱根駅伝に出走してチームに貢献して、シード権を獲得して最後は引退したいかなと僕は思うので。それが実現できるようにこれからも一生懸命取り組んでいきたいと思ってます」 ――ありがとうございました。 [菊地隼人]READ MORE -
(89)菅平合宿インタビュー②/斎藤拓海
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