

(4)戸上隼輔 試合後コメント/全農CUP 第4回パリ五輪日本代表選考会
平塚で行われた全農CUP第4回パリ五輪日本代表選考会。戸上隼輔(政経4=野田学園)は並みいる強敵を倒し全日本王者の貫禄を見せつけた。決勝では張本智和(智和企画)と激闘を繰り広げ、見事優勝。パリ五輪日本代表選考レースで2位浮上を果たした。今回は戸上の試合後のコメント全文をお届けする。
会場インタビュー
――今の気持ちを聞かせてください。
「本当に信じられないなという気持ちが一番強いです」
――張本選手とは全日本選手権以来の対戦となりました。戦ってどのように感じましたか。
「やっぱり日本を背負って立つ選手なので、本当に強いなと思いながら試合をしました」
――今回も大接戦となりましたが勝ち切りました。手応えをつかんだ部分はありますか。
「本当に僕は進化しているなというのを今大会実感できましたし、世界選手権も控えているので、もう一度世界選手権でメダルを取って帰ってきたいなと思います」
――パリ五輪選考ポイント100ポイント獲得となり、順位を上げました。この先はどのように戦っていきたいですか。
「今大会からポイントが2倍になって、今までより重圧いうとのが前よりあったんですけど、まずは自分のプレーを最大限に発揮できれば通用するという自信はあったので、今回優勝できて本当にほっとしています」
――今後目指す目標を教えてください。
「本当に世界で勝ちたいっていう思いが一番強いです。なので世界選手権、絶対シングルスでメダルを取って帰ってきます」
――会場にいる皆さんが元気になる一言をお願いします。
「いきます!元気ですかー!(笑)」
試合後のコメント
――張本選手との対戦は普段と違う気持ちで臨みますか。
「正直言って、相性は良いです。なので自信を持って、こちらがチャレンジャーという思いも他のどの選手とやる以上(にあります)。他の選手と対戦する以上に強い気持ちで臨めるというのが正直あるので、そういうのも重なってすごいやりやすいなと思っています」
――第1ゲームは0-8から始まりましたが、気持ちはいかがでしたか。
「今回フォアを積極的に攻められて、先手を取られてしまったなって感じでした。そこから徐々に追いつくとこまでいきそうで、それがあって徐々に自信も戻ってきて、最後諦めずにそのゲームを終えられたというのがすごい良かったのかなと思っています」
――チキータに回り込んでのミスもありましたが、どのように修正しましたか。
「序盤はミスもあって、大事なポイントになりそうだなと思った時にチキータにいくことに切り替えたんですけど、それでもやっぱりミスが多くなってしまったので、終盤にかけてストップレシーブをフォアからバックサイド、台を広く使う意識を持ってやりました」
――チキータ一発で決めるのではなく、そこからのドライブに切り替えたのですか。
「やっぱりストップストップになった時に、こっちも優勢になることが多かったので、ストップストップの展開でも悪くないなと思いました」
――ネットすれすれの台上ドライブ、どのような手応えを感じていますか。
「正直今回の試合は僕の中では全然駄目だったなと感じていて、本当にミスが多かったですし、本来だったらもう少し入れないといけないボールも全部打ちにいってしまって、まだまだ修正や改善する余地はあるなと思うので、世界選手権までにたくさん練習したいです。これが身に付けば絶対メダルを取れるくらいの技術になるなと感じています」
――具体的にどのような部分で進化を感じているのでしょうか。
「サーブレシーブ3球目4球目までのラリーに行くまでの過程のやり取りというのが、僕の中では負けたところはないなと思っています。なので、ラリーではなかなか点数は取れなかったんですけど、そこに行くまでの過程は僕が優勢だったのかなと思っています」
――何が足りなくて世界選手権の壁を破れないのだと思いますか。
「僕は世界で戦う時に、どうしても打球点ごと落ちてしまって、後手に回ることが多いので、今大会に向けて打球点の位置を高くして打てる体勢の練習だったり、体にも気を遣いながら、練習してきたのがすごい良かったのかなと(思います)」
――プロレス愛が全開でした。世界選手権でメダルを取って日本に帰ってきたら、誰の(ものまね)をやりたいとかありますか。
「棚橋選手でいきましょうか(笑)」
――コンディションや疲れはいかがですか。
「疲れは正直ありますね。昨日3試合全ての試合が我慢比べの試合で、精神的にも肉体的にも疲労は残っていたんですけど、そのようなことは言っていられないなというのを自分に言い聞かせながら挑みました」
――ご自身のバックの成長はいかがですか。
「良くなっているなと思うんですけど、今までが、例えば50点だったら60点くらいで、今後上がっていくためには、打球点を高くしてもっと上から打たないといけないっていうところを目指しています。それはイメージできているんですけど、まだ身に付いていないので世界選手権までには80、90点くらいまでに自己採点でいけるくらいにできたらなと思っています」
――フィジカル面の強化の手応えはいかがですか。
「回り込んで一撃で打てるくらいの、それを崩れずに打てるくらいのフィジカルはついてきたなと思うので、次はもっともっとフォアサイドの飛びつきってところを強化するために、ちょっと大きな動きができるようなフィジカルを目指したいなと思っています」
――体重は増えていますか。
「ここ最近64キロをキープしていて、ちょっとずつですけど海外遠征も増えてきて、なかなか増やすのは厳しいです」
――世界選手権に向けて増量しているのですか。
「自分のベストな体重が64〜65だと自分の中では思っているので、そこをキープできたらなと思っています」
――食事も意識して取っていますか。
「補食は大事だなと(思っています)。海外に行って痛感することが多くて、なかなか満腹で終えられる日は少ないので、補食をうまく使いながら海外でもベスト(な状態で)で挑めるように日本(にいる時)から意識しています」
――パリ五輪への思いを教えてください。
「日本がメダルを取るためには2番手が必要というのを自覚していて、その2番手に近いのは自分かなと思っているので、そのためにも国際大会でまずは結果を残して、とにかく早く、世界ランク15位以内を目指して頑張りたいなと思っています」
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(13)秋季リーグ戦後コメント 宇田幸矢
卓球 2023.09.21宇田幸矢(商4=大原学園)――秋季リーグ戦全体を振り返っていかがですか。 「僕自身だけを言えば、出場できなかったのでそこは仕方ないですがもう少しコンディションも良ければ、結果は良かったかもしれないですね。 悔しさはありますが、チームとしては頑張ったのかなって。前回負けている選手に勝っている人もいたので、そこの成長を見られたのは良かったのかなと思います」 ――今、腰の状態はいかがですか。 「試合は、本当は出場しない方がいいっていう話だったのですが、本当に最後だったので勝ち負けというよりかはまずはコートに立って勝つことが髙山さん(髙山幸信監督)は安心材料になるし『いてほしい』と言われました。大学にも監督にもお世話になっているので結果で一番恩返しできればいいのですが、まずは自分自身がいいコンディションではなかったので、まずは名前書いてもらって回ってきたらやれる範囲で頑張るということを意識してやりました。なので、試合前練習していて立つのが結構きついぐらい腰は痛くなっちゃっていました。 前半の1日の試合の前から違和感はあってマッサージしてもらっていたのですが、1日に実際に試合してそこでもう痛くなって悪化していって、試合ができなくて半分ぐらいしか出られなかったです」 ――関東学生リーグの雰囲気、特に明大の雰囲気はいかがですか。 「明治の応援はすごく良いのかなと思います。明治大学の応援はやはりみんなが優勝目指して応援してくれていますし、サポートもすごく良くて、そこは一緒に応援していても伝わってきます」 ――明大は2位という結果で終わりました。結果をどう受け止めていらっしゃいますか。 「やはり勝たないといけませんでしたが、一番強いなと思った日大が優勝して、そこに負けてしまったのでそこが優勝して当然だろうと思います」 ――日大戦はT.T彩たまでチームメートの小林選手との対戦でしたが、いかがでしたか。 「1年前ぐらいのインカレで負けているので、今回はさすがに2回は負けられないというところで、腰も痛い中でもちょっと無理をして戦いました。やっぱり彩たまのチームメートですし、やはり負けられないと思いながら、それでもプレッシャーを感じ過ぎず結構気楽に自分の中では戦えたので、いいプレーができたのかなと思います」 ――1日の中大戦後の取材で台上技術からの展開があまり良くないとおしゃっていたと思うのですが、そちらについてはいかがですか。 「悪くはなかったのかなと思うのですが、腰も痛かったのでいつもと待ち方とかも違いました。痛くてかばっていた部分もたくさんあったので、 少しいつもとは違う感覚と待ち方だったのですが、悪くはなかったです比較的。あと練習していなかったので、感覚はやはりなかったです。1日、2日から1週間は休んでいたので。リハビリしながらも練習を30分やると痛くなっちゃうというのが続いたりして、1週間ぐらいはやらなくて。リーグの3日前、2日前ぐらいからやり始めました。腰が良くなっても感覚がなければ試合にならないので、その両方を調整するのは難しかったです」 ――ダブルスは団体インカレから続いて松田歩真(商3=野田学園)選手とのペアでしたが、いかがでしたか。 「もう少し練習して試合をしたかったなというところに尽きますね。結構松田は練習をこなして自信をつけるタイプなのですが、やはりプレッシャーもある中での4番だと思うので、萎縮してしまうと結構ネガティブになってしまったりはありました。今回は僕自身も良くない状態でしたし、2人にとってあまり良くない状態での試合でした。なので結果も付いてきませんでした。でも監督と話してそれも込みで出場しているので、仕方ないのかなと思っています」 ――後輩にはどんなことを期待していますか。 「僕もそうですし戸上(隼輔・政経4=野田学園)あと宮川(昌大・情コミ4=野田学園)の3人、ずっと1年生の時から主力となっていた3人が抜けて、それでも団体インカレ優勝した時も手塚がラスト決めたりとか、やはり下級生も活躍していると思います。松田も今回負けなしで勝っていますし。力はすごくあると思うので、いろんな人から抜けたからどうだとか言われることもあると思いますが、結果は付いてきていると思うのでそこは自信持ってやってほしいです」 ――宇田選手や戸上選手がいない中で、チームを引っ張ってきた宮川選手にはどんな思いを持っていますか。 「昌大は小さい頃から本当に仲良くて、 小学校の時から仲良かったので大学一緒に入れたことはすごくうれしかったですし、僕と戸上がいない中でもチームを引っ張ってくれたのかなって思います。人がいいので後輩もすごく付いてきます。人柄の良さもそうですし、卓球に向き合う姿勢も全ての面でも後輩にいい刺激を与えたり。それで自然と後輩が付いていくいい流れがすごくあったのかなと思います。入学した時は龍崎さん(龍崎東寅選手・令3商卒=現・三井住友海上)とか上の選手が強かったので、昌大は出られるか出られないか分かりませんでした。ですが1年間で実力を上げて強くなって、今でも大学のトップを走っている選手なので、本当に頑張っているなと思います」 ――パリ五輪に向けて、意気込みや目標をお願いします。 「まずは腰やコンディションをまず整えること。2週間後にスターコンテンダーが控えているので、まずはそこに向けて世界ランクを上げられるようにしっかり勝てるようになっていくことと、やはり一番はパリオリンピック選考だと思うので、上位というか優勝を目指して頑張りたいです。全日本もパリオリンピック選考の2カ月後に控えていて、そこまでには技術力だったり、メンタル、あとはコンディションを全部整えていきたいです」 ――4年間の学生の大会を総括してもらえますか。 「学生の大会に出場する機会がやはり少なかったというのは正直あります。やはり髙山さんにもお世話になったりとか、大学もそうですし先輩がだんだん抜けていって、後輩が最近増えてきているので、(リーグ戦に)出られる時は出たいなという思いがだんだん自分の中で芽生えてきていました。それも髙山さんに、卓球部に恩返しをしたい気持ちもありました。練習とか諸々含めてすごく良かった大学生活だったのかなと。そのためだけに、今日とか昨日とか出られるコンディションじゃないですが、その思いだけで出場していました」 ――ありがとうございました。 [末吉祐貴]READ MORE -
(12)秋季リーグ戦後コメント 髙山幸信監督
卓球 2023.09.19髙山幸信監督――秋季リーグ戦全体を振り返ってみていかがですか。 「実力通りの試合もできたかなというところが多いです。やはり足りない部分があったので日大には負けたと思うのですが、それ以外の試合に関して言えば、実力を遺憾なく発揮してくれたのではないかなと」 ――4年生について思うことは何かありますか。 「宮川(昌大・情コミ4=野田学園)については、戸上(隼輔・政経4=野田学園)宇田(幸矢・商3=大原学園)がいない時期、ずっと遠征でいない時にチームの主力となって苦しい試合を何回も何回も勝って、チームを優勝に導いたり、上位に導いてくれて本当にこの4年間よく頑張ってくれたなと思います。本当に感謝の気持ちしかないです。宇田に関しても、日頃いないけれど今回のインカレ(全日本大学総合選手権・団体の部 以下、団体インカレ)やこのリーグ戦についても肩とか腰とか調子が悪い中でも『最後だから頑張ります』と快く自分から言ってくれたことは僕としてはそれだけでもうれしいですし、チームのみんなもありがたいっていう気持ちになって、一つのチームになれたかなと思います」 ――春季リーグ戦では宮川選手は飯村悠太(商1=野田学園)選手とダブルスを組んでいましたが、秋季リーグ戦では山本歩(商3=出雲北稜)選手と組んでいました。その意図は何でしょうか。 「春のリーグ戦で宮川と飯村を使おうと思ってみて、あと関東学生(選手権)も見てみて、 やはり攻撃的ではないなと。宮川は攻撃的だけれども、飯村の卓球は少し攻撃的ではない。そうすると先に攻められる機会が増えるので、もう少し攻撃的なペアということを考えたら、宮川山本に戻した方がいいのかなというところで戻しました。そういう意図で、内容も今回あの2人の試合良かったしそこはハマったかなと思います。 あの2人で全日本学生(全日本大学総合選手権・個人の部)も全日本(選手権)も今年は組むので、これからもうちょっとまた頑張れば全日本学生でも優勝狙えるのではないかなと期待をしています」 ――日大戦、特に7番の試合を振り返ってみていかがですか。 「ポイントとなったのは、やはり1ゲーム目でリード4、5本していてそこから逆転されたというのが一つかなと。向こうのキャプテンは何度も何度もラストに出て、多分勝ち負けを経験してきているのもあるかもしれないし、その中で少し櫻井(倭・情コミ2=鶴岡東)の方の余計なミスが目立ってしまって1ゲーム目を落としたというところがありました。櫻井がいいボール決めても、それをさらにいいボールで返されるだとか。そういった向こうのファインプレーもあって1ゲーム目取れなかったのが、あの勝負はそれで決まっちゃったかなという感じです。その中でも、よく追い付いて2―2の最後9―9までいったので、頑張りは評価できます。またまだ2年生なので、来年の主力にもならなければいけない存在でしょうし、そこは今後反省しながらやっていかないといけないかなという感じです」 ――今シーズンはリーグ戦と団体インカレで惜しくも優勝を逃しました。今季の振り返りをお願いします。 「団体インカレはやはり愛知工大が抜けていたかなと。頑張ったけど、ちょっと力が及びませんでした。ただ、この春と秋のリーグ戦については1本を取ることの難しさだったり、1本余計な自分たちがミスをしているから負けているわけであって、その一つのプレー、例えばサーブやレシーブ、チャンスボールであったり、そういったところでの余計なミスを一つでもなくしていかないといけないです。それをなくしていければ必ず勝つと思うので、そこが今うちに足りないところなのかなと思います。この秋リーグ終わってからはその1本のミスの仕方、得点の仕方であったり、 そういったところを大事に厳しく指導していこうかなと思っています。練習に取り組む姿勢であったり、私生活、人間性であったりというのは全然他の大学の学生にも負けていません。ただその1本に対する、勝負に対する考え方というのはやはり高校では教わってきてないと思うので、今まで卓球選手としても指導者としても経験して、やはりそこの1本の大切さということを何回も何回も繰り返し言っていかないといけないのかなと思っているので、それが浸透した時に初めてもう1ランク、2ランクもチーム力が上がっていくかなと今は思っています」 ――来年度はどんなチームにしていきたいですか。 「今回出ていたメンバープラス新入生が多分主力になると思うのですが、その中でレギュラー争いはやはり激化してくるでしょうし、もう一回部内の中での競争力を高めて、底上げをしていきたいです。日大に勝てないチャンスはないと思いますし、一人一人頑張って、その結果が勝ち負けにもつながってきます。優勝するだけのチームをつくり上げなければいけないと思っていますし、少しでも気を抜けば2部に落ちる可能性もあります。なので、危機感を一人一人も持ちながらやらないといけません。自分たちが勝つという意識をしっかり持たないと駄目だと思っているので、そういったチームにしたいと思います」 ――来シーズンのリーグ戦に向けて意気込みをお願いします。 「今年は3位、2位っていう結果だったので、来年はもう挑戦者なので、日大であったりというところに今度は勝つという気持ちで、来年はもう一回優勝目指してやりたいなと思います」 ――ありがとうございました。 [末吉祐貴]READ MORE -
(11)秋季リーグ戦事前インタビュー 宮川昌大×手塚崚馬
卓球 2023.08.31秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)が9月1日から開幕する。春季リーグ戦と全日本大学総合選手権・団体の部(以下、団体インカレ)では惜しくも優勝を逃している明大。秋リーグではその悔しさをバネに、優勝を目指し戦う。今回も開幕を目前に控えた選手たちに取材を行った。第3弾は、宮川昌大(情コミ4=野田学園)と手塚崚馬(政経3=明徳義塾)のインタビューをお届けする。(この取材は8月24日に行われたものです) ――開幕を目前に控えた現在の心境を教えてください。宮川(以下、宮):春3位、インカレ2位ってことで自分にとっては最後の年まだ優勝できてないので、秋リーグは優勝して最高の形で終わりたいなと思っています。手塚(以下、手):春リーグもインカレも両方とも優勝できるチャンスがあって負けてしまいました。明治大学は優勝できる力持ってると思うので持ってる力出し切れば優勝できると思ってるんで、一戦一戦みんなで全力で戦いたいなと思っています。 ――現在のコンディションはいかがですか。宮:コンディションはいい感じできていて、結構休みも取れましたし試合もずっとできていたのでコンディション的には秋リーグに向けてはすごくいい方向にいってると思っています。手:僕は逆に試合があんまなかったんですけど、その分この期間で課題とか克服できてきたのでそこを出したらいいのかなと思います。 ――ワールドユニバーシティゲームス(以下、ユニバーシアード)に参加して感じたことや得たことはありますか。宮:普段海外の選手と試合するっていう機会があまりなくて、海外の選手はすごく癖のあるボール打ってきて、やっぱり日本人とは違うなって実感しました。自分は全種目中国選手に負けたんですけど、対戦してみて中国選手の強さを改めて肌で感じることができました。中国選手に勝ちたいなっていう気持ちが試合をして出てきたのでまずは日本でトップにならないとそういう選手と試合できないので、日本で勝てるようにもっともっと頑張りたいなと思っています。 ――日本チームからはどんな刺激をもらいましたか。宮:私生活から意識の高い生活を全選手していて、そこは日本のトップ選手だなと感じました。いざ試合前の調整とか試合中のどんな相手でも勝つ姿勢っていうのが今回いたメンバー全員強い気持ちがあったので、自分もそれに負けじとどんな選手にも絶対勝つんだって姿勢をこれからの試合で見せれたらいいのかなと思っています。 ――団体インカレ後、チームに変化はありましたか。手:春リーグもインカレも優勝したいって気持ちで負けてしまったので、秋リーグに懸ける思いはめちゃくちゃ強いと思うので最後4年生を優勝させたいって気持ちもありますし自分もチームに貢献したいなって気持ちがあります。 ――手塚選手は来年度最高学年になりますが、4年生からはどのようなことを学んでいますか。手:責任というか、やっぱり私生活もそうですし練習中の姿勢というか後輩にお手本となる行動がとても大事だなと感じてますし、4年生はそういう風に見せてくれてたので少しでも僕もそういう風になりたいなと思います。 ――強化している点、意識している点を教えてください。宮:個人的にはインカレが終わってからユニバーシアードとか結構試合が続いてきたので、何かの技術を覚えたってのはないんですけど、インカレとか通して出た課題っていうのを練習してきました。秋リーグまでは時間があったので新しいことやってみたり新しいサーブを練習してみたりとか、ユニバーシアードの時に監督から色々アドバイスをもらってそういうアドバイスを自分の中で取り入れて練習してきました。手:インカレ終わって、インカレは出場回数少なかったんですけど、自分がチームに貢献したいなって気持ちがめちゃくちゃ強くなりました。ここ最近自分の中でも調子いいというか、いい感じになってきてるんで、一つの技術だけじゃなくて全体的に通してアップしてるなと感じてるので、それを発揮できるように頑張りたいなと思います。 ――宮川選手は団体インカレ後にサーブ、レシーブを強化したいとおっしゃっていましたが、いかがですか。宮:今回ユニバーシアードを通して、同じサーブだけでは通用しないっていうのも分かりましたし、いざ中国選手とやってレシーブも今まで日本人には通用してたレシーブなども中国選手には全然通用しなかったりとか、そういうのがありました。なのでもっとレシーブの精度っていうのは、今回はリーグ戦、関東という中ですけどもっと上いきたいってなった時にもっともっとレシーブの精度であったりとか種類、サーブもすごく今いろいろ試しているので、残り少ない時間できる限りのサーブ、レシーブの向上を目指してやっていきたいと思っています。 ――今回の秋リーグでライバル校はどこですか。宮:全部の大学強いので全部が勝負だと思ってるんですけど、やっぱり自分の中では日本大学が本当に勝負だなと思っていて、春は勝つことができましたけど全試合どっちに転んでもおかしくない試合が続いて、ぎりぎり勝つことができました。相手も自分たちに勝ちたいと思って練習してきてると思うので、自分たちはそれ以上に、強い選手たちばっかりなので受けるんじゃなくて向かっていって、その向かった先に結果がついてくると思うので、勝ちにこだわるってよりかはみんなで思いっきりできたらいいなと思っています。手:僕はどこの大学も強いと思っているので、チームとしては日大とか専修とかだと思うんですけど、僕からしたらどこの大学も強いと思ってるんで、僕が出る試合はチームに貢献するって気持ちでやりたいので、結構どの試合も勝負だなと思ってます。 ――ここに注目して見てほしい!という点はありますか。宮:自分はガッツあふれるプレーを見ていただけたらうれしいなと思います。やっぱりファンの方とか保護者の方とかいろんな方が、この関東学生リーグを見てくれますし、会場にもわざわざ足を運んでくれて応援してくれるファンの方もいるので、皆さんに勝っても負けても素晴らしいプレーを見せれるように頑張りたいなと思います。手:自分自身は全力で戦う姿を見てもらいたいっていうのもありますし、明治大学のチーム力とか全体的なところも見てもらいたいなと思います。 ――お互いの印象を教えてください。宮:卓球はすごく練習好きっていうか、普段一番最後まで残って練習しているところはよく見ますし、フリーの日とかも結構練習してるのでそういった面ではすごいなって思うところはあるんですけど、卓球を見ての通り色々変わってます(笑)。卓球もみんなとは違うプレースタイルというか、私生活もおもしろいところがたくさんあるので、自分の中ではチームのムードメーカー的存在だなと思っています。 ――もう少し具体的に教えてもらえますか。宮:癖が強いっていうんですかね(笑)。一個一個の癖が強いっていうか、何だろうな(笑)。表現は難しいんですけど一緒にいたらそういうとこは気づくと思います(笑)。例えば試合中の仕草とか結構おもしろいところあるので、そこはぜひ注目して見てもらいたいなと思います(笑)。 ――宮川選手の印象はいかがですか。手:宮川さんはチームの柱というか頼りになる先輩です。普段はめちゃめちゃお茶目なんでかわいいんですけど(笑)。試合になったらとても尊敬というか憧れる先輩なんで、そういう先輩になりたいなって気持ちがありますね。 ――個人、チームの目標を教えてください。宮:チームの目標としては優勝、最後の年ですし、最後のビックな団体戦ということで優勝して終わりたいです。個人的にはもちろん全勝で終えたいと思ってるので、個人的には全勝、チームは全勝優勝っていうのを目標に頑張っていきたいと思います。手:チームの目標は全勝優勝で、笑顔で終わりたいなと思います。自分としては毎回何回か負けてしまったりしてチームに迷惑掛けてるので、自分が出た試合は全部勝って貢献したいと思います。 ――最後に意気込みをお願いします。宮:春リーグ、インカレと優勝することができなかったので、秋リーグは絶対に優勝すること。あとは個人的には誰が相手でも全部勝って全勝優勝を目標に頑張っていきたいと思っています。手:明治大学全員で戦う気持ちで、受け身になるんじゃなくて向かっていく気持ちで最後は明治らしく終わりたいなと思います。 ――ありがとうございました。 [末吉祐貴]READ MORE