(36)関東インカレ事後インタビュー③/宮川颯太、中谷颯汰、井上史隆
4日間にわたって行われた関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)。明大は13点を獲得し、目標の1部残留を達成した。今回はレース後の選手の声をお届けする。
第3回は宮川颯太(商4=富士市立)、中谷颯汰 (農1=相洋)、井上史隆(理工4=市立橘)のインタビューです。
宮川
男子1部400メートル予選3組6着 48秒35
男子1部400メートルH予選1組7着 53秒43
男子1部4×400メートルR予選1組8着 3分15秒69
――400メートルのレースプランを教えてください。
「前半はかなり追い風が吹いていたので攻めようと思っていました。しかし、上がってこなくてカーブの時に気が緩んでしまったのでもう少ししっかり走れば準決勝までいけたと思います」
――4×400メートルRのレースを振り返っていかがですか。
「いい感じで前半から入ったのですが、足が肉離れといいますか、ケガをしそうな感じでラストスパートをかけられなかったことが少し悔しいです」
――400メートルHでは1レーンでしたが、最初から前を追っていく感じだったのでしょうか。
「できれば外レーンが良かったです。やはり1レーンはハードルのカーブがきついので、そこが難点だとは分かってはいたのですが、そこに適応できなかったという点は反省すべきだと思います。また、前が全員速い選手だったので、その姿は参考程度に自分の走りだけは崩さないよう走りました」
――3日目を振り返って良かったところは何でしょうか。
「4×400メートルRの結果は悪かったのですが、チームとして一体感を作ることができて、みんなを信頼し合って走れたことはチームのまとまりという部分で良かったと思います。先輩、後輩が助け合う姿も関東インカレでよく見えたので、そこは来年度につながっていくと思います」
――4年生として意識されていることはありますか。
「やはりなじみやすく先輩、後輩はありますが、上下関係があまりないような雰囲気を作りたいと思っています。あまり関わりすぎず、適度に話を聞いたりアドバイスをしたりして、うまくコミュニケーションを取っていけたらとは考えていました」
――今後の目標や意気込みは何でしょうか。
「まだ日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)の標準記録を400メートル、400メートルH、4×400メートルRと切れていないのですが、いろいろな大会に出場してこの不完全燃焼をぶつけられるよう頑張っていきたいです」
――ありがとうございました。
中谷
男子1部4×400メートルR予選1組8着 3分15秒69
――今日のコンディションはいかがでしたか。
「アップの際はいつも通りでスピードが出ていると思っていたのですが、腰などを痛めていてあまり練習を積めていませんでした。そのため、最後の直線が自分は得意なのですが、そこで自分の強みを出せませんでした」
――初の関東インカレとなりました。
「緊張感のあるレースでその雰囲気に場慣れしていなくてのまれてしまいました」
――収穫はありましたか。
「今回で緊張感やスピード感を覚えられたので次は恐れず失敗しないようにしていきたいです」
――バトンパスを振り返っていかがでしたか。
「バトンパスは練習で先輩たちと割と合わせていたのでうまくできました」
――レースプランはありましたか。
「自分は2走で最初がセパレートなので先に突っ込んで先輩たちにつなぐことを意識していました」
――これからの意気込みをお願いします。
「強豪校と呼ばれる大学はあると思うのですが、そこに負けないよう練習をしっかり積んで勝負できるくらい頑張りたいです」
――ありがとうございました。
井上
男子1部走高跳決勝 記録なし
――試技を振り返っていかがですか。
「大きい大会に今年度あまり出場していなかったので、周りの選手に少し動揺してしまいました。アップや調整では自信はあったのですが、いざ試合が始まると少し弱気になってしまい普段の動きができなかったので悔いが残ります」
――試技の中でうまくいかなかった点はありますか。
「助走がやはり今年度ずっと合わないという課題が今回の試合でも出てしまいました。追い風が強く助走の歩数を合わせることができなかったので、そこが少し難しかったと思います」
――風との対応はどのような感じで変えていくのでしょうか。
「助走の歩数を足長で測っていくのですが、そのマーカーを1足ずらしたりして、調整していった感じです」
――最後の関東インカレでしたが、この4年間を振り返っていかがでしたか。
「関東インカレに3回出させてもらって1回も記録を残すことができなかったので、すごく悔しいです」
――今後の目標をお願いします。
「日本インカレの標準記録をまずしっかり切って出場することが目標です。中学、高校と全国大会に出場していたのですが、大学では1回も出ることができていないので、しっかり笑って終われるようにそこを目指して頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[覺前日向子、萩原彩水、原田青空]
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